2025-01-08 1:35:46

epi137 さようなら、また会う日まで。裸のランナー別府浩司の旅立ち。（後編）

ishikawa hiromi

Host

2025年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、今年最初のエピソードのテーマは〝別れ〟です。新年早々少し切ない響きではありますが、これは希望に満ちた明るい別れのお話です。我らが九州が誇る“裸のランナー”こと別府浩司が、今年4月に日本を離れ、アフリカ・チュニジアへ旅立つことになりました。海外青年協力隊としての赴任で、期間は2年間。しかし、この男が本当に帰ってくるのかは誰にもわかりません（笑）。何せこのアフリカ行きも本能の赴くままにあっという間に決めてしまったほどですから。現地で新たな興味が見つかれば、そのまま戻らないなんてこともあり得ます。もしそうなれば、これが見納めになるかもしれません。

そんな別府浩司との〝今生の別れ〟をテーマに、イシカワとトモノウ。そして、別府をよく知るランナー仲間たちが集まり、彼への想いを語ってくれました。前編・後編の2エピソード、この男の裸を見られるのはこれが最後になるのかー！?それでは、ぜひお聴きください！

MC紹介：

石川博己（イシカワ） @rolleinar

九州のランニングメディア「7trails」主宰 @7trailsfun 。福岡市でデザイン会社「F_d（エフ・ディ）」を経営しており、天然パーマがトレードマーク。現在、左足首を負傷中ながらも、2025年には1月に「川崎雄哉カップ・上五島トレイル」、2月に「長崎ラウンドトレイル」「おきなわマラソン」への出場を予定。

友納理（トモノウさん） @s_tomono

7trailsメンバーで、走ることをこよなく愛するアラフィフランナー。福岡市で焙煎屋「Tomono coffee」 @tomono_coffee を営む一方、2025年には1月に「川崎雄哉カップ・上五島トレイル」、2月に「別府大分毎日マラソン」への出場を予定。

ゲスト：

別府浩司 @kj_hotsprings

1979年生まれ、福岡市出身。上司に誘われて駅伝を始めたことをきっかけにランニングを開始し、山を走るトレイルランニングの魅力に没頭。タイムや記録よりも山を走る時間そのものを楽しみ、「人生は短い」という考えから、ワクワクする瞬間を大切にしている。ヨガ、カレー、トレイルランを愛し、「よりヘルシーに、よりシンプルに、よりピースフルに」をモットーとしている。伝説的ランナー野本哲晃の「背振縦走ラン」に刺激を受け、後に自身も挑戦するようになった。2024年4月より海外青年協力隊としてアフリカ・チュニジアに2年間赴任予定。それまでの日本滞在期間は「終活」と題し、今しかできない体験や人との出会いを積極的に楽しんでいる。

小林誠治 @seiji.kobayashi.52

1977年生まれ、宮崎県高千穂出身。「長崎トレランパーティー」所属。三菱重工実業団時代、1999年の延岡西日本マラソン初出場で優勝（2時間12分7秒）という輝かしい記録を達成。現在はトレイルランニングを主戦場とし、「楽しく走る」をモットーにレースへ挑戦。2009年の別府大分毎日マラソンでは2時間10分38秒の自己ベストを記録している。トレイルレースでは、2023年UTMF（現Mt.FUJI 100）11位、2024年「阿蘇ボルケーノトレイル」1位などの成績を誇る。初心者向け練習会「コバ練 @koba_ren_running」を主催し、九州のトレランコミュニティの活性化にも尽力している。

鬼塚智徳 @oni80

1979年生まれ、福岡県うきは市出身。実業団ランナーとして活躍し、1999年の世界クロスカントリー日本代表に選出。2000年の全日本実業団ハーフマラソンでは3位入賞（1時間1分37秒）、2005年の別府大分毎日マラソンでは2時間12分48秒を記録。その後、2012年「平尾台トレイルランニングレース」で優勝し、以降もトレイルレースで数々の好成績を収めている。2021年「KOUMI100」では大会記録21時間53分37秒で優勝、2022年UTMF4位、2023年UTMFでは3位に入賞するなど、トップアスリートとして進化を続けている。THE NORTH FACE Athlete。

森本幸司 @mori23ko

1980年生まれ、熊本県出身。マラソンでは2014年「福岡国際マラソン」で2時間23分41秒を記録し、駅伝では「九州一周駅伝」に8年連続で熊本県代表として出場。2019年と2023年の「トレイル世界選手権」日本代表として国内外で活躍。2024年「アジア太平洋トレイルランニング選手権」では団体優勝に大きく貢献した。THE NORTH FACE Athleteとして競技活動を続ける一方、地元阿蘇周辺でアウトドアイベントの企画・運営に携わり、「阿蘇ボルケーノトレイル」のコースディレクターとしても活動。競技者としての実績に加え、地域活性化にも力を注いでいる。

土井陵 @doichin3

1981年生まれ。30歳でランニングを本格的に始め、最初のトレイルランレース（42km）で初優勝。その後、トレイルランニングの世界に没頭し、2014年のUTMFでは総合15位、日本人3位を獲得して注目を集める。2015年「ULTRA-TRAIL DU MONT-BLANC（UTMB）」初出場時には日本人最高位の11位で完走。2021年「トランスジャパンアルプスレース（TJAR）」初出場では悪天候で大会が中止となるまでトップを独走。2022年UTMF準優勝、同年のTJARでは4日17時間33分の大会新記録で優勝。2024年のTJARでも優勝を果たす。挑戦心を原動力に、トレイルランの魅力を広める活動にも積極的に取り組んでいる。THE NORTH FACE Athlete。

別府浩司とは2018年にヨーロッパ・アルプスを舞台にした3カ国7日間・約255kmに及ぶ過酷なトレイルランニングレース「GORE-TEX トランスアルパイン・ラン」にバディを組んで出場し、総合9位に輝くほか、プライベートでも親しい関係を築いている。

野本哲晃

1975年生まれ、福岡県在住。九州トレイル黎明期に「背振縦走ラン」を始め、周囲に大きな影響を与えたパイオニア的存在。別府浩司らがその挑戦に刺激を受けて後に続いたことで、「背振縦走ラン」は九州のランナーたちの象徴的な挑戦となった。現在もロードレースを中心に活動し、「マラソンで2時間35分を切れなければトレイルレースには出ない」と語る実力派。主な記録はマラソン2時間23分24秒、ハーフ1時間9分8秒、1500m4分11秒。「ヨロンマラソン」では大会記録（2時間29分20秒）を樹立し6度の優勝を誇る。トレイルレースでは「おんたけトレイル100km」2009年・2011年優勝、2010年2位。「OSJ八ヶ岳100km」2013年優勝、UTMF2013年11位、2014年7位（日本人トップ）など、多様なレースで確固たる実績を残している。

田中利章 @amaguri9648

1967年生まれ、佐賀県みやき町在住。2022年に陸上自衛隊を退官。穏やかな口調と親しみやすい人柄で仲間から「にいに」と呼ばれ、親しまれる実力派ランナー。55歳（2022年時点）ながらマラソンでサブスリーを達成し続け、ハーフマラソンでは1時間13分台、5000mでは15分台の記録を保持。別府浩司とは「高良練」と呼ばれる高良山の峠道を走る練習仲間であり、共に「カレー活」を楽しむ親しい関係でもある。ウルトラマラソンやトレイルランニングでも年代別で上位に入る成績を数多く収めており、幅広いカテゴリーで活躍を続けている。

＊別府さんが出演したエピソード

epi44 「もっとヘルシーでありたい。もっとシンプルでありたい。もっとピースフルでありたい」裸のランナー別府浩司。

epi50 「B to B by B ～ぼくらの七日間三考～」で感じた三つのこと。別府浩司さん。

epi99　毎年このメンバーで脊振縦走をするのが楽しみです。九州を代表するランナー小林誠治・別府浩司・鬼塚智徳・森本幸司のハナシ。

収録 : 2024年12月28日

#マラソン #トレイルランニング #7trailsラジオ練 #7trailsfun #7trails

このPodcastは、九州のランニングメディア「7trails（セブントレイルズ）」のメンバーが、日頃のランニングにまつわるローカルな話を配信しています。

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00:05

むっちゃ緊張するね。

めっちゃ緊張するんやけど、これ。

緊張しますよ。

緊張する、ちょっと。

オリンピック選手の中に、なんか本当、

市民ランナーがいるみたいな感じなんやけど。

じゃあ、いきますよ。

いきます、いきます。

ポッドキャスト、7trailsラジオ練。

このポッドキャストは、九州のランニングメディア

7trailsのメンバーが、日頃のランニングに

まつわるローカルの話をお届けしています。

こんにちは、石川です。

12月の28日、

桜坂の事務所よりお届けしているんですが、

この事務所、

結構な人数が今、いらっしゃってます。

この配信の前に、

別府さんの会が

配信されてると思うんですけど、

その第2部ということで、

別府さん、さようならということで、

別府さんの仲間が、

この事務所に集まってます。

すごい人数なんですけど、

早速、ちょっとご紹介、

先にしたいと思います。

まず、別府さん。

引き続き、別府です。よろしくお願いします。

今日のこの場を

コーディネートしていらっしゃる

小林生さん。

小林です。よろしくお願いします。

どう言いましょうか。

もうランダムでいいですか。

鬼塚さん。

鬼塚です。よろしくお願いします。

田中俊明さん。

田中です。よろしくお願いします。

今日、僕は初めてなんですけど、野本さん。

初めまして。野本と言います。よろしくお願いします。

そして、森本豪さんです。

森本さんです。

昨日、44歳になった森本です。

おめでとうございます。

そして、そして、なんと、

日本でも代表する

ランナーの土居隆さんです。

土居です。お願いします。

これね、先に別府さんとか

鬼さんとか登場してなかったら、

どっか近所の土居だから、

本物だと思わないんですよ。

モンセイだけだからですね。

という、

豪華なメンバーが

この事務所に集まってきて

いただいております。

まずは、乾杯した後、

それぞれの、

人数多いので、

MAX4人ぐらいに分かれて、

別府さんとのエピソードっていうのを

お聞きしたいと思っております。

まずはちょっと恒例ですけど、

乾杯としましょうか。

温度はやっぱり、

田中さんじゃないですか?

最年長。

では、

1,2,3でいいのかな?

いいですよ。

1,2,3

乾杯!

寝ますですからね。

皆さん、よろしくお願いします。

まず、トップバッターというか、

トップグループは、

03:00

森本恒さんと

鬼塚さん。

僕を含めて4人で、

別府さんの思い出話を、

僕を逆にお聞きしますという感じなんですけど、

話していきましょう。

お願いします。

まずね、今日も別府さんとの

思い出話をみんなに語っていただく

というコンセプトなんですけど、

そもそも別府さんとの出会いというところから、

逆に僕が聞きましょうか。

鬼さんは。

これあるときに。

鬼さん、今日結構喋ってくださいよ。

タイマーに出たときは、えぇ?

喋ってるんですよ。

前もなんか突っ込まれてましたね。

僕のときはだいたいもう、ですですですです

しか言わないんですけど。

ビールの力が入ってます。

別府くんの出会い、いつかな

と思ったときに、

2013年の

石梁トレイルが

初めて出会って、

そのときに、

トレイルランニング始めても、

レースとしても片手ぐらいしか

まだ走ってないときで、

スタート前に、

別府くんから声をかけてくれて、

で、そのときに、

びっくりしたのがシャツ着てたんですよね。

これ前、青木さんも言ってたんですけど、

自分そのとき陸上辞めて

まだ1年、2年のときで、

レースだったら乱パン、乱シャツとか

そういうスタイルが多かったので、

シャツ着て走る人がいるんだと。

カッコつけてるわけですよね。

それはすごい衝撃だったんですけど、

レースも、自分そのとき2位で、

で、別府くん3位

っていうのもあって、

話してたら同い年っていうのもあって、

で、その辺から最初の出会いでしたね。

シャツがまだ新しいっていうか、

そういうスタイルがなかった?

ちょうどパタゴニアとかも、

シャツランっていうのを全面に出してて、

トレイルランニングの

シャツとかがあったんですよ。

襟付きのシャツみたいなのが。

それを僕は着て走ってましたね。

そこがまず衝撃でしたね。

そのときお兄さんも、

シャツ着た奴に負けるわけにはいかないよって。

すごい目立つって言われるなと思って。

でも早かったし。

だからそこがすごい覚えてますね。

2013年?

13年の9月でしたね。

森本さんいかがですか?

僕も多分13年くらいじゃないかなと思うんですけど、

多分、

エビノ。

第一回のエビノのときに、

ベップさんはロングに出て、

僕はショートに出てて、

ロングとショートがすれ違うのが、

多分初めてあったような気がする。

そのときは、

GGRCのシャツ着てた?

着てましたね。

僕はもうショートのゴールまで何キロぐらいで、

ベップさんは多分、

今から半分過ぎて行くぞぐらいの感じで、

多分すれ違ったのが

初めてだった気がしますね。

あそこのあれでしょ?

みたいな声掛けをされて、

あそこのあれです。

みたいな感じだったのが、

多分初めてだったと思いますね。

2013年くらいなんですね。

その頃は、

06:00

ベップさんは真面目にじゃないけど、

大会は頑張って出てた?

出てました。

それなりに順位を気にして。

そうですね。

ベップさんがトレランのレースに

出てきて、

ベップさんがトレランのレースに

出始めっていつぐらいなんですか?

2010年。

結構早いですね。

一番最初は?

最初はクセンブの

草レース。

あと平和大の

第一回とか。

平和大の第一回も

走り始めたばっかりなんで、

ロングレースとか

走れないでしょって思ってたんですよ。

40キロとか無理でしょみたいな。

その感覚だとまだ。

第一回ショートで。

ういういしい時があったんですね。

そうなんですよ。

マラソンとかも全然走ったこともないし、

走るつもりもないですからね。

でもその頃って

みなさん、トレールランニングのレース

自体あんまりないでしょ?

誰が早いとか、

誰が表しつつ

あるかっていうぐらいの時代じゃないんですか?

もう大体見たらわかるんですか?

あいつとあいつが早いみたいな。

特に九州内は

どこの大会に

行ってもほとんど同じ顔なんです。

ただその時に

すでに山のレースとか走られてたのが

野本さん。

後ほど。

鉄人。

すごいですよ。

野人か。

すごい成績が

すごいなと思って。

野人。

野本さんがちょっと先に

始まったんですか?

ですよね。

もともと後ほど話に出る

セフリーも野本さんがもともと

野人が一人で行ってた

っていうところから始まって

始まって。

すごいですね。

2013年の時点で野本さんは

セフリー・ジュウソウも

2009年の時点で一人やってるんですよ。

全部は結局言えてないんですけど

チャレンジを2回もしてるんですよ。

2009年の時点で。

だから先駆的な

動きをしてますよね。

まだGPXもない時代にも。

マーキングもあんまりされてない。

セフリー・ジュウソウも

その時代を

一人でやられてる野人ですね。

後ほど楽しみですね。

2013年から出会ってからの

そこからの交流っていうのは

どんな感じで皆さん

交流していたわけですか?

大会で会うぐらいよね。

あるし、

後でセイジさんの

コバキャンとか。

でもベップさん

ビール飲まないし。

オニさんめちゃめちゃ飲むけど。

飲みの付き合いはできない?

飲まなくても全然平気。

全然いいです。

この後の用意もあれですけど

僕全然気にしないし

09:00

同じテンションでいけてると思ってるんで

問題ないです。

最初でも少し飲んでましたよね。

昔は全然飲んでました。

昔は使えるお金は

全部アルコールに消費されて

使えるものは全部アルコールです。

今飲みたいと思わない?

全然思わないですね。

すごいですね。

やめてるわけじゃなくて

もともとそんなにアルコールが好きじゃなくて

そのバーが好きなだけで

それで飲んでただけなんで

だから何のあれもなく

辞めれましたね。

飲まなくても平気になるもんね。

平気。

レースに戻していいですか?

お願いします。

ボンランナーとしては

すごいランナーさんばかりなので

色々聞いてみたいんですけど

2013年からレースに出て

みんな会うわけじゃないですか。

印象どうでした?

レースの走ってる印象?

僕らとか

皆さん全然

スタート地点にしか会えないじゃないですか。

全然走ってるのとか

見たことないんですよ。

どんな走りするんですか?

下りがすごい速い

印象があって

一緒に走っててもすごい

リズムがすごく

元々バスケやってたっていうのもあるし

設置のテンポとかがすごく

リズム良くて

そこの印象はすごいありますね。

お兄ちゃんがまさに

トレイル始めた頃は

下りがめちゃめちゃ遅くて

びっくりするぐらい遅いんですよ。

ロードとか登りとか

めちゃくちゃ速いんですよ。

走力がね。

逆に下りが遅すぎて

本当に

それわざと?って

セイジさんとか

だいたい同じぐらいの時期だったので

2人で結構

最初はみんなと一緒に行けるんですよ。

下りになると後方で

2人でキャッキャー

今めっちゃ速いですよ。

昔は本当に面白いぐらい

笑いが出てくるぐらい

トモノさんとゴチで張るぐらいですか?

トモノさんとか走り見たことないですけど

面白かったです。

やっぱりロードとか平坦走ってると

下りがすごい最初苦手で

どうやって克服したんですか?

いやもうほんとばかず

回数

それでも全然今も得意ではないんですけど

慣れなんでしょうね。

じゃあ下りが速いというイメージなんですね。

トモノさん一緒に走ることありますか?

レンジが違うイメージなんですけど

レースの距離

レースはあんまりないかもしれないですけど

クマがリバイバルトレイルの試走のときとか

結構長い時間一緒に走らせてもらったりとか

一緒に走らなくても

ベップさんのイメージで言うと

12:00

必ず帰ってくるというか

何があっても

進み続けるみたいな

メンタルがすごいなと思って

何回かは怪我してやめた

みたいな時もあったんですけど

必ず帰ってくるって感じですね。

やめますけど

やめた時はある?

前回のクマ側くらいかな

小台さんで一回ね

念座して

あの時は

もうね、やめざるを得ない

感じだった

いつも骨折してるイメージ

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