私とセスコは、こっちのアメリカ公開初日に見に行ってきて、
杉本さんは、まだ上映してるのかな、今の時点で日本では。
どうなんだろうね、ギリギリやってるかやってないか。
ギリギリなんだよね、だからちょっと後半のほうなんだと思うに、杉本さんは見に行って来たみたいなんだけれども、
率直な感想はどうでした?
すごい感情的な映画ですね。
一番素敵なところは、たぶんアートだな。
特に、バックグラウンドが印象的だし、
町会さんが出てくるから、それにすごかったと思いました。
町会さんっていうのはね、秋田が誇ると私は思ってるけど、
秋田が誇る出羽の富士と呼ばれる、きれいな形の山なんだよね。
山がとも誇るんでしょ?
山形も誇ってるね。
またがってるからね。
あのね、やっぱね、町会町っていう名前がついてるところの人からすると、
うちらの山っていう意識は強いけど、でも実際そういうことはないんだよね。
山形にもまたがってる。
そうだね、私も始まって2分くらいで涙出てきたから、これ。
もう泣けてきた泣けてきた。
もう原作を行く前に読んだので、こんな話が来るだろうっていうのは分かってたから、
ましてなんか、ううううって、いろんな感情があったんだけど、
同居っていうのもあるし、
それを、また秋田県出身、同居の人が書いた、作ったものを、
遠く離れたロサンゼルスの映画館で、日本語を話さない人たちの中で見るっていうこの感覚。
もうね、親戚のおばちゃん化してるから、私。
会ったことない。
会ったことない。会ったことないのに、もう親近感すごい湧いてる。
120%くらい湧いてたから、もうね、頑張ったね、みたいな。
そこか。
そういう感情が、ちょっと個人的にはね、多かったかな。
でさ、出てくんじゃん、やっぱそういう景色が。
秋田の田舎の田んぼの景色とかさ、四季折々の町会さんの雰囲気とか、
なんかもう、やばいね、これと思って。
でもそこを、秋田要素を除いたとしても、これは素晴らしい作品だったと思うんですけれども、
簡単にちょっと紹介すると、ルックパックは全143ページからなる長編の読み切りです。
で、小学校4年生の藤野と京本ですね。
で、京本は不登校の女の子なんだけども、2人が漫画を描いていく物語になってます。
杉本さんは、私よりも共通点が多いわけでしょ。
何が?
同居なだけじゃなくて、ほら。
ほら、やっぱり漫画を描く人としてさ。
いやー、もうそれ多くて、そんな一緒だなって思ったことないですよ。
でもほら、似てるじゃんね。物語でもほら、女の子で、で、漫画をほら、描いて、やったるぜみたいなさ、そういうのをほら。
やったるぜって、でももう小学校4年生とかじゃないから、ただのおばさんがほんとに。
そんなわけないでしょ。
杉本さんはいつから漫画描き始めたわけ?
え、たぶんちゃんと、漫画って、でもさ、こんな4コマをさ、学年新聞に載せるとかっていうのは、全然もうやったこともないから、それってどういう感じなんだろうみたいな。
クラスでも、私ちょっとうまいから、いけるんじゃんみたいな、そういう感覚じゃない。
4年生だから、そんなに深くまでは考えてないよね。
でも、みんな楽しみにしてるっていうか、ほら、来た来た来たって読んでるわけじゃない。
なんか、あれはほんとに自分のプライドっていうか、あるよね。
それでほら、自分よりも絵がうまい人が出たっていう、あの衝撃。
あれはほんとに、まずあそこが面白いよね。
あの絵が面白い。
ああいう経験は、杉本さんは何歳ぐらいからしたことある?
え、どの経験?
あたしよりもうまい人がいるの?みたいな。
それは変な話っていうか、やっぱり、あ、そうか。
あたし、高校生に入った時、美術部に入ったんですけど、絵は好きだったんで絶対。
で、中学校は美術部なかったんで、高校に入ったら絶対美術部入ろうと思って。
入ったら、驚異的にうまい人がいて、そういうことを驚愕して、やる気を失いましたよね。
だから、すごい努力してるじゃん。
あの藤野が、あの後さ、ガーンってなってからの、あれが素晴らしいと思ったよね、ちゃんと。
あれはね、あの気持ちはすごいわかる。
素晴らしいと思った。
競争心っていうかさ、ああいう気持ちすっごい。
あたしも同じだから。
そうです。
すごい、それは素晴らしい。
別に喧嘩とか売られてるわけじゃないんだけど、買ってやるみたいな。
素晴らしいね。
わかるわ。
でも、頑張っても頑張っても、なんかこう追いつけてない。
結局さ、なんか辞めちゃうっていうか、そういうシーンもあったりはしたけどね。
漫画を、原作を読んだときに、最初私は英語で全部読んで、
オンライン行くと、一部だけ日本語で読めるわけ。
それも、ちょっとは読んだんだけどさ、
日本語も英語の原作も、どちらも鉛は全然入ってなかったわけ。
だけど、映画館行ってみたら、お、ちょっと話してるじゃんっていうのがあって、
まあ、もちろんみんながわかりやすいような方言で喋られてたから、
そこまでこう、なんだろう、誰も知らないような言葉を使うじいちゃんばあちゃんレベルの方言ではなかったけど、
でも、それが入ってたのは、私的にはすごく嬉しかったです。
個人的な感想としては。
で、あと原作見て思ったのは、事件が起こるじゃない?
あの事件が起こったときに、結構な人数の人が亡くなってて、
日本でこういう大人数が亡くなる事件って、あまりないよなと思って、
アメリカだったらさ、結構悲しいんだけど、
襲撃っていうかね、銃でね、銃で撃たれて死ぬっていうのは、
悲しいんだけど、日常茶飯事で聞くわけ。
だから、また起きたか、また起きたか、みたいな感じなんだけど、
日本はそういうのは結構ないから。
で、考えたときに、やっぱり京都アニメーションのことがパッて思い浮かんで、
何かしらこう、関連はあるのかな、どうなるのかなっていうところもあるんだけど、
実際に藤本先生は、モデルになった美大東北芸術工科大学に通われてたということなんですよね。
話の中でルックバック、タイトルのルックバックがいろんな形で出てきてると思うのね。
で、それをちょっと話し合っていきたいと思うんだけど、
シスコの中のルックバックはどんなルックバックだったと思う?
そうだね、僕は英語で読んだこともあった、漫画を読んだこともあったし、
たぶん、俺の中で一番大きいなのは、人生を振り返ること、振り返ってみること。
今までどういう人生を送ってきたのかと、何のために取り組んでるのかとか、
どうして漫画を書いてるのかを振り返ってみるっていう意味のルックバックが一番大きかったと思った。
杉本さんはどんなルックバックを見つけました?
そうだね、振り返って、やっぱり何で書いてるかっていう振り返り。
背中だもんね、よく見えてるシーンがなんていうの、映画でよく書いてるシーン。
背中が印象的なので、やっぱり後ろを常に何かを意識しながら、
向かってるのは前だと思うんですけど、それがそれぞれ何なのかっていうのかなって思いながら、
しすこさんは読んだときは、漫画読んだときは英語?
英語で読んだな。
確かに、少年ジャンプのアップに、ワンショットが出た頃に、すぐ英語に翻訳して出てきたと思うので、
たぶん最初のときに読んだんじゃないかなって思う。
私もね、見たときにルックバック、藤野が京本に対して、私の背中見て、それぞれ採用的なことを言ってたんじゃない?
私はその印象が強かったんだけど、しすこに聞いたら、ルックバックにそういう英語としてね、ニュアンスはないって。
英語はさ、プレポジションズ多いからさ。
toとか?
yeah, like at。
日本語でどうやって言えばいいのかは知らなかったけど。
前置詞?
前置詞かな。
そういうのがいっぱい必要あるから、もし、私の背中を見てっていう意味だったら、look at my back が必要なんだから、
ルックバックだけだと、背中、背中じゃなくて、後ろを見るか、自分の過去を振り返って見るのかのどっちかにあたる。
私の背中を見るっていう意味は、わからないことはないけど、文法的じゃないから、一般の人はそういう意味だとは思わないし、
英語をしゃべる人はね。
英語をしゃべる人は、たぶんそれにあたるとは思ってないかもしれない。
でも、日本人的にはあれだよね、背中を見て育てっていう。
なんかちょっと妄想して、いろんなものとつなげたい気持ちは確かにあるね。
やっぱり背景とか、背景も見てっていう。
うん、確かに確かに。
それも英語で言ったら、なんて言うんだ?
だから、けっこう違うので、そういう意味もあると思うんだけど、
英語をしゃべる人には、言われるまではわからないかもしれない。
ちゃんと伝えるには、そこまで行ったほうがいいっていうか。
そうだな、わかる人はわかるかもしれないけど、
普通に背景のことは、たぶん思わない。
俺だけかもしれないね。
他の人はわかってるかもしれないんだけど、
俺はそういうことを全然気づかなかった、最初に読んだとき。
なるほどね。
あとはね、京本と藤野が、どっか都会的なところに行って、
どこだかわからないけど、楽しそうにしてて、
藤野が京本の手を引っ張っていくシーンとかも、やっぱ後ろだよね。
背中見てとか、後ろのほうに行ってとか、そういうシーンとか、
あとは、私が思ったのは、一番最初のほうのシーンでした。
京本の来てる、どんぶくにサインしてもらうっていう。
めちゃくちゃ大きく書いてある。
そうそう。
どんぶくって、東北だけだと思ったよね、たぶん。方言だよね、これね。
どうなんだろう、あれなんて言うの?
あれなんて言うんだろう、標準語で。
英語だったら、たぶん、普通のジャケットとかになると思うけど。
かっこいい、あれがジャケットなんだ。
俺があれ見たら、何なんだろう、重いハッピーかなって思ったけど。
ちょっとね、厚手のハッピーね。
横手のさ、鎌倉館に行ったときに来たでしょ。
あったあったな。
すごい分厚いさ、厚手のやつ。
あれは、冬の寒いときにね、秋田の人が来たり、東北の人も来ると思うけど。
今はちょっと珍しいけどね。
そうそう、それもなんか出てきたのが可愛かったなと思った。
確かにね。
今、あんまりどんぶく着る人いないんじゃないかな。
いないと思う。あれ見るほうが珍しいと思う。
そうだよね、そうだと思う。
鎌倉祭りだと着ると、なんか祭りと関係あるの、どんぶく。
冬の祭りのときには着るんだけど、普通に温めるためには着ないとか?
昔はたぶん、家寒かったから、あれを着て生活してたと思う。
たぶん、おばあちゃん世代とかね。
俺の中だと、ハッピーは祭りのときにしか着ないものだから、
どんぶくも同じようなものじゃないかなって思ったけど。
形が似てるからね。
服の作り的には似てるけど、あれは本当に寒いときに着込むものだから。
なるほど、勉強がかかった。
あれを今着る人は少ない。
たぶん今はさ、薄手のジャケット、それでもあったかいやつとかあるから、そういうの着ちゃうけど、
昔は着てたし、それを着ることで、鎌倉祭りとかで雰囲気を出したりとか。
寒いところなんだなっていうのは伝わるよね。
そうそうそう、感じかな。
あともうひとつ、ルックバック。
私が気づいたルックバックは、最後の4コマのタイトルもルックバックだったなっていう。
あー、そうだね。
いろんなルックバック、もしかしたらもっと隠れてるかもしれないんだけど、
私たちがこう思うのは、こんな感じかな。
アメリカの場合で言えば、おそらくチェーンソーマンの影響が大きくて、見に来た人が多いとは思うのよね。
私とシスコが見に行ったときも、私たちは初日に行って、けっこうまあまあ人がいて、
世代も40、50代ぐらいもいたかな、どうだろうな、わりと若めの人たち。
うちの生徒もいたな。
私たちの生徒の中で一番チェーンソーマンが大好きな子は、全家族、家族全員と一緒に来たんだ。
妹も、お父さん、お母さんも。
それはすごかったと思った。
チェーンソーマンについてもちょっと今度聞きたいけど、今回学んだルックバックだからすごい気になる。
アメリカの人たちって、けっこう表現豊かで、映画見てても、笑うところはしっかり笑うとか、泣くところはしっかり泣くとか、
そういうのがけっこうあるから、最初のほうなんかみんなハッハッハッハみたいな感じだよね。
4コマのところ?
4コマのところ。けっこう笑いとれるところは、全部みんな笑ってたよね。
笑ってた。
笑ってた。すごいウケてると思った。
どこでウケたか、すごい気になる。一緒に見たい。
最初の藤野が先生に、「えぇ、京本さん、書いてもいいけど、大変なんですよ。」みたいな感じ。そういうところでも笑ってたよね。
軟弱者にできますかねっていうところ。
そうそうそうそう。
ちゃんと用紙を押さえてみんな笑ってて、でも一番最後のほうはみんな、
そうそうそう、しくしく泣いてたな。
けっこう泣いてたよね。
泣いてたな。
うちらももちろん、私はもうなんか、声出さないように。
出さなかったの?
なんか、出したらなんか、うわぁって出てきそうな感じになったから、
もう押さえて押さえて、シスコに話しかけられるだけで、たぶん私もうダメだなと思った。
映画館に出てからも泣いたもんね。
そう、映画館に出て、道の中でめっちゃ泣いてた。
止まらなかった。やっと泣ける。
なんかこう、ホームシックじゃないんだけど、似たような感覚に陥って、
めっちゃなんか、私の生まれたところってこんな綺麗なとこだったんだ。
そういうところもね。
そう、すごいやっぱり風景がね、あの綺麗だなって、
この風景、この田んぼに水が張ってる風景とか、
刈り取りの時期とか、冬の時期とか、
ちゃんとその、やっぱり、なんだろう、記憶の中に残ってる風景が、
バンバンバンバン出てきたのが、やっぱりあれだったなと思って。
ただし、町会さんに関して言えば、やっぱりね、
うちらの方から見た町会さんの方が綺麗だったと思うけど。
あのね、やっぱりその山の方向がね、見る角度からじゃ全然違うからね。
ですね。
ちょっとね、やっぱり山形寄りのね、てか言ったらあれだけど。
たぶんあれじゃない?資料とかで参考にしたの山形側なんじゃない?
出身がね、藤本先生は三ヶ穂市出身だけど、
三ヶ穂から見てもあんな感じじゃね?違うかな?
三ヶ穂から見ると、あんまり激しい球じゃなくて、
こうね、なだらかな。
そんな感じがした。
やっぱりこれ三ヶ穂は、山形から見る角度もあったとは思うけど、
三ヶ穂から見る角度が一番多かった。
まゆたちの自慢だと思うのもあるんだけど、
同時にやっぱり町会町から見ると、もうちょっと富士山ぽく見えるから、
これがなぜ出羽富士っていう名前がついたのは、
たぶん町会の方から見てると、そんな感じがするから。
三ヶ穂側から見ると、あんまり富士山には見えないっていう感じで、
それでも綺麗なんだけどな。
もちろん綺麗ですけれども。
ちなみにですね、この藤本先生が生まれた三ヶ穂町では、大変なことが起きていて、
チェーンソーマンの時からそうだと思うんだけれども、
たぶん藤本先生みたいな感じで町おこしみたいな感じになって、
ルックパックが出てからは、ルックパックの聖地巡礼地図を作成したみたい。
三ヶ穂市が。
なので、そこに行って、出てくる本屋さんとか。
本屋さんとかね。
本屋さんは大きかったと思った。
田んぼとか。田んぼはたぶん他のとこ行って飽きてるって思う。
まあね、ここかなみたいな。
どっちでこれかなみたいな。
それこそね、山とかね、そういうのを見て、聖地巡礼することができるみたいです。
なるほどね。
さっき、隠れてるルックパックっていう話をしたんだけど、
私の中では隠れてる秋田みたいなのが結構いっぱいあって、
舞台はね、山形なんだよね。
だけれども、いろんなところに秋田要素が含まれてて、
私は気づかなかったんだけど、
シスコ曰く、最初の4コマ漫画、地球に通してくるところに、
何か星って書いてたって、日本地図の。
ほんと?
だと思うけど、
もう一回見ないとわからない。
間違ったら恥ずかしいけど、勝手にそう思った可能性もあるような感じがする。
私が気づいたのは、2人が電車乗ってるところに広告が貼ってあって、
そこに秋田舞の広告が貼ってあったりとか、
あとは最後のフラッシュバックのシーンで、
フラッシュバックかな?
関東祭りのパンフレットを持ってるとかさ。
だから、俺が思ったのは、都会に行って、遊ぼうって思ったシーンは、
秋田市なんじゃないかなって自分が思った。
私、秋田市よりは都会だなと思った。
山形さんは思ったでしょ?
そうなのよ。秋田にしては都会すぎる。
人が居すぎるから、これ秋田だね。
東京か、でも東京で日帰りで行けないからなと思って。
秋田は人を避けるくらいになったら。
ちょっと仙台か、仙台か、やっぱり山形かな?みたいな感じ。
山形市ね。
で、しすこが気づいたイースターエッグっていうか、ところがあって、
私は気づかなかったんだけど、
携帯?携帯電話で、
富士山が今日ごとにメールアドレスを教えるシーンがあるんだけど、そこね、説明する?
いいよ。
メールアドレスの最初の部分は、わからなかったけど、
最後は、
Dmail.comだから、ひょっとしたらこれ、スタインズゲートにつながりがあるんじゃないかって。
スタインズゲートの中でね、Dメールを送るっていうシーンがいっぱいあって、
それ、Dmailっていうのは、すごいキーワードなんだよね、スタインズゲートの中で。
Dmailを送ると、過去が変わるから、
そっちも、なんていうか、もう一つの異世界のフジノとキョモトが会ってるシーンだから、
そのDmailで、また過去が変わったんじゃないかって。
そっかそっかそっか。
それだったらまたちょっとね、いいね、夢があって。
それは、本当にそういう意味であったのか、たまたまただ単純にDだったのかわからないけど、
意味あると思う。
英語でさ、Gをひっくり返すとDになったりするから、
Pは一番似てるけど、DもGのひっくり返したもんだから、
別に意味もないかもしれないけど、俺はそう信じたい。
私もそう信じたい。きっとそれだよ。
それはね、原作には書いてなかったんだよね。
そう。
じゃあ、後から見たのかもね。
後から見たのかもね。
それ本当に意図的にやってたら、すごい本当、気づいた人はハッてなるよね。
でもなんか制作にね、スタインズゲートの制作に関わった人とかいたら面白いよね。
なんか入れたかもしれないし。
いいね。
もちろんね、セスコと私スタインズゲート、今も見てるからね。
ゼロね。
ゼロ。ゆっくりと。
すごい素晴らしいとか思ったけど。
杉本さんが見に行った時は、多分終わりの方、劇場で公開するのは終わりの方だと思うんだけど、
お客さんはどんな感じでした?
私ともう一人の方、二人だけで見ました。
もう一人の方は全く知らない人ですけど。
珍しいよね、そういうのもね、結構。
でもこっち結構あるんだよ。
俺もモーター屋あるある。
田舎の映画館あるあるだよね。
そうかそうか。
杉本さんが見に行った時は何か特別なものをもらったみたい。
そう、来場者特典まだあって言ったら変だけど、
これなんか多分複製っていうかね、色紙に似せた厚紙に、
これ制作の藤本先生が書いてて、
監督さん?あれ?ごめんなさいね、全然わかんなかった。
そうそうそうそう。
名前が書いてあって、周りに。
周りにいるのは誰だ?京本?
京本がいっぱいいる。
はいはい、見てるってことでいいんだよね。
見てるね、書いてるところをね。
これはちょっといいものもらった。
上手かったよ。
アメリカだったね。
映画自体は1時間弱で、映画としては短い方なんだけれども、
こっちで、アメリカで見た時は映画終わった後に、
そのディレクターの方のお話とかが入ってたんだけど、
日本も入ってた?
いやもうすぐ終わったね。
あ、そうなんだ。
それはアメリカだけか。
アメリカだけか。
それこそ特典かも。
それが特典なのか。
終わってもう直で、ディレクターの人が解説するっていうのが何分くらいあったんだろう?
30分くらいあったかな?
そんなに?
そんなにあったな。
結構長かったって思ったな。
長くて、プラス声優を務めたメイン、俳優さん2人のインタビューも含めてとか、
ちょっと長すぎるかなって私は思ったんだけど。
少なくても20分だったと思う。
もしかすると、アメリカの一般の映画は1時間半とか、
短くても1時間半だから、
これだけだと、他の客さんがなぜそんなに短かったのか聞かれるかもしれないから、
これも入れとこうって、ちょっとそんな感じもした。
でもまあ、それなくても見て成立するっていうか、みんなわかる感じだよね。
そうだね。
あってもよく、私はそういうの知りたい、グーグルしたいタイプだからいいんだけど、
でもちょっと長すぎたかなって思った。
本当?
でもどういうこと言ったんだろう?
もうすごい解説してたよね。
一番いいことは、監督さんもこの漫画はすごい漫画っぽい漫画だから、
これをアニメーションにする甲斐があるのかっていう話もしてて、
それは結構よかったと思った。
俺もルックバックを読んで、これが映画になるって言って初耳したときは、
なんで?ってちょっと思った。
これはあんまりアニメーションにしてもうまくいくのかって心配してた。
実際に映画を見たら、やっぱり作る甲斐あったって思ったし、
監督も同じ疑問があって、
どこがアニメーションにしたときは注目してほしかったのかを説明したら、
やっぱりそれだったっては思ったな。
監督さんはちなみに東北の方、たしか福島だったかな。
で、音楽もすごいよかったと思うんだよね。
特に最後の方の盛り上げ方とか、すごい音楽が聞いてくる。
この音楽を担当したのが、はるか中村さんっていう方で、
この人は青森の方なんだよね。
東北の映画だな。
ほんとだね。東北祭りだね。
東北祭り。
そうなんですよ。素晴らしいと思って。
他にももしかしたらね、スタッフさんとかで東北の方もいるかもしれないけれども、
遠いところで見てると、すごい応援したくなっちゃうね。
たしかにね。
話は尽きないんですけれども、ここで終わりにしたいと思います。