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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
仕事が今週は5日間もあるんですね。ただ僕ももう少しで育休に入るんで、必死に引き継ぎやっちゃいないとなーと思っております。
では、今日の本題ですけれども、youtubeの方で質問をいただきました。
マヤさん、いつもありがとうございます。今回の質問なんですけれども、伴奏選びに悩んでいるということですね。
なので、今回お話しする内容は伴奏の選び方、詩吟の伴奏の選び方という内容かな。話していきたいと思っております。
詩吟の伴奏、大会によってはですね、やはり伴奏ありで出ることは多いと思います。
そうですね、僕も出てきた大会の中で、やっぱり6割7割ぐらいは伴奏ありですね。
まあまあ、伴奏のない世界も全然楽しいんですけれども、大会でってなると結構自分の音を探すの難しいんですよね。
なので伴奏ありの方がやっぱり安心だなと思いますが、この伴奏の選び方、僕が実際にどういう風に選んでいるのかということをお話しさせていただきます。
必ずしもこれが正解だと言い切るほどのものではないんですけれども、参考になれば幸いです。
僕はですね、詩吟の先生からこれ使えないよっていう風に言われることもあります。
まあその場合はですね、よほどのことがない限りはそれに従いますが、さすがにもう20年ぐらいやってると自分である程度まず選ばないといけなくなってくるんですね。
自分で、例えばサンシャイン社でしたっけ?福音のCDアルバムがあって、その中から20曲、30曲ぐらい聴いてですね、さらさらっと出だしとかを聴いて、
まずこれから自分が吟じる吟に対して雰囲気が合っているかどうか、これでまずざっと洗い出しをしますね。
もうものすごく力強い吟なのに、最初からもうなんか色鮮やかな、線の細いような雰囲気のやつはもうその時点でアウトですね。
むしろ静かな、静けさが大事な吟なところなのに、最初からボンボンボンボンみたいな風に入ってくるのはもうその時点でNGですね。
そんな風に、まずあの雰囲気が合っているかどうか、そこでまず足切りをしていきます。
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そしてその次ですけれども、その次がですね、出だしと転句ですね。
吟じ始めと転句、ここがやりやすいかどうかを考えます。リズムが合っているかどうかということになるのかな。
ただまあ、伴奏にありリズムというよりはですね、なんか結構独特な間合いで入ってくるんですけれども、これから自分が入るところに直前にチャララランと入ってくるのであればだいぶやりやすいんですね。
逆にスーポンって感じのやつはもうものすごく難しいんですよ。
そこは自分のレベルに合わせてというところもありますし、やはりこれから有相な弦をやっていくぞという時にジャンジャンジャンジャンチャララランみたいな感じで入るとすごくやりやすいわけですね。
なのでこの出だしのところもあります。
転句のところですね。一番転句の入り、これ出だしと同じ考え方ですけれども、
エツザン合わせたりというところもそこもですね、この入るタイミング、直前にポンという音があればそれもわかりやすいですし、直前に自分がちょうど息を吸うようなタイミング前にちょうど合致するような感じになっているかですね。
で考えるかな。むしろそれは軽く吟じてみてわかることなんですけれども、嫌なのはですね、嫌なのは自分が入りたいのにそこの入りたくないところにポンっていう音が入っていたり、嫌いな音がすごい合わない不協和音的な音が混じっていたりとか、そういうものを省きますね。
これはバシッと合うものが選べればいいですけれども、そうじゃない場合でも、ここにこのポンって音が入るとすごく吟じづらいんだよなっていうのがあればそれは省きますね。
だいたいはまあそれですね。それで2、30曲ある中からまあ1つ2つぐらいまでもうそれで決まっていきます。
だからまあ雰囲気の中時点でだいたい5曲ぐらいに絞られていって、そこで細かいところ出だしと転句のところを見ていって1、2曲に絞られると。
2曲ぐらい残ってしまったらそれこそ他の人に聞いてもらってどっちが合うと思うみたいな感じで意見をもらうという感じにしております。
どうでしょうか。参考になったらいいんですけれども、まあそうですね。
まあ伴奏選びというのも自分がこの詞をどういうふうに吟じたいかっていうのがやはりあのどういうふうに捉えていてどういうふうに吟じたいかこれがないとそれに合った伴奏なのかどうかということが考えにくくなってしまうので。
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例えばこの弁清祝祝ですけれどもこれもですね前半から力強く行進するかのように弁清というふうにやるのか逆に静けさを出したい。弁清というふうにこの静けさを出したいのかですね。
それだけでもやっぱりあの選ぶ伴奏が違ってきますのでまず自分の意思が気持ち捉え方があってそれから伴奏選びということに。
どうしてももうこれ以上決められないんですっていうところで先生に意見をもらうということがいいんじゃないかなと思います。
やはり先にあの自分なりに考えて別に間違って言ってもいいんですけれど自分なりに考えて意見を持ってその上で先生に意見をこうてみる。
そうすればですねなんかだんだん考えがステップアップしていくと思いますのでぜひぜひまあやってみてください。
こんなところかな。いかがでしたでしょうか参考になりましたら幸いです。
よしでは後半一つ吟じていきたいと思います。
もう9月がもうそろそろ終わってしまうんですよ。
なのでもう早く早くあの9月のお月様の9月15夜のお月様的な吟をですねどんどんどんどん吟じていかなきゃというよくわからない焦りがありましてこちら吟じていきます。
藤田彤子作夜座。夜に座ると書いて夜座ですね。
一輪の明月単身を照らす。
秋風がさーっと吹き渡るとその度に木々の葉に置くこの小さな梅雨ですね薄露が滴り落ちて霊気を覚えさせる。
自分はこの優秀の身となって一人ここに座っている座しているんですけれども真夜中はいよいよ本当に静かである。
ただ月のみがこの幽虚を訪ねて自分の曇りない真心を照らし出して慰めてくれるのである。
これはですねもうお月さま綺麗だなぁではなくてこの静けさの中で月を味わう楽しむ感じ取るそういうような静かな静かな漢詩じゃないかなと思います。
こういうのはですねもうバンバンバンバンっていう伴奏じゃちょっとはダメなんですね。
もう静かにさーっぽんみたいなそういうような多分伴奏がきっといいんじゃないかなと思います。
では吟じていきましょう。
矢沢 藤田 透子
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玉露淡々
万民に従る
独座参考
天地静かなり
一輪の明月
丹心を照らす
いかがでしたでしょうか。
いやーこれはまあちょっと難しいですね。静けさはそれなりに出せたような気はするんですけれどこれはちょっと難しかったですね。
金符さつさつさつさつですね。さつさつがまず難しいし。
軍印をこれも難しいなぁ。
独座参考天地一輪の明月
丹心をこれも難しいな。
軍印を丹心をこのなんか出だしと最後の大事な大揺りでこういう難しいのをやめてほしいですね。
独座参考とかですねなんか結構気持ちが映えるんですけれども
静かな銀はですねできるだけ栗を入れないように声が裏返るようなあれは入れないようにちょっと意識してみました。
金符さつさつでちょっと入れてしまったんでやべっと思って消したんですけれども
そういうふうにまああの何度も何度も
なんか派手な感じにするとやっぱそれは違ってくるんですよね。
ただ難しいのは天地静かなり。天地静かなりでそこで僕が静かに銀じてしまっていいものかということですね。
ここは本当に悩みどころだなぁと思います。
しっかりと銀じながら静けさを伝える。
これのなんかやっぱりこういうのを考えていくのが詩人の面白さなんじゃないかなとか思ったりしています。
ではでは今日はだいたいこんなところですね。
引き続きコメントリクエストお質問何でもいいのでむしろ本当に質問いただければものすごく助かります。
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じゃあこんなところですね。詩人の魅力を発信する詩人チャンネル今日は以上です。
どうもありがとうございましたバイバイ