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2023-03-27 16:35

【詩吟ch】大丈夫!詩吟でビブラートやしゃくりを焦って身につけなくて良い理由

春日家に帰る / 正岡子規
車に乗り馬に騎りて 早に帰り来る
一たび双親に謁すれば 喜び自ずから催す
処々に鶯啼き 春海に似たり
故園の芳樹 吾を待ちて開く


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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
もう本当に早いもので、3月が終わりそうですね。
私はというと、育休が終わるのがあともう半月ぐらいに迫っていてですね。
あと奥さんもちょっと仕事が始まったんで、今日はですね、僕一人で奥さんが仕事に行ったのを見送って、娘を一緒に一日面倒見るというミッションをこなしておりました。
まあ今回で3日目、3回目になるんで、だいぶ慣れてはきたんですけれど。
いやー本当にですね、自分の時間が持てるかというと、なかなか持てないなというのは、本当に正直なところです。
離乳食をあげて、すきを見て洗い物をして、ちょっとミルクをあげてですね。
で、うとうとしたのかな?とか思ったら急に泣き始めて、あやしてるうちにまた次の離乳食が始まるみたいな。
そしてうんちとかもですね、いっぱいやるしみたいな。
いやー本当に大変なんですけれど。
まあとはいえ、2人で過ごしている時間というのも、まあ本当にかけがえのないものだなというふうに感じております。
いやー子育ては大変ですね。
では今日の本題に移りたいと思うんですけれども、先日ですね、ビブラートはこういうふうにやらないと、オンとオフを切り替えられないとダメですよという話をしたんですけれども。
まあ今回はそれに関連した話ですね。
いやいや、そもそもビブラートができないんですというコメントもいただいたんですね。
今度はそちらの方に、前回は中級者向けの内容だったんですけれども、今回は本当に初心者向けにですね、ビブラートとかしゃくりですね。
こういったものは焦って身に付けようとしなくても全く問題ないんですよということをですね、今日は熱弁したいと思います。
まああの、詩吟やっているとですね、他の先生とか大会で上手い人の吟を聞いたりするとですね、やはりビブラートとしゃくりですね、ここの2つが自分も早くやれるようになりたいなと思うわけです。
まあビブラートはわかりますよね。
こういうちょっとした喉の揺らしみたいな問題ですし、しゃくりっていうのは、
今日ちょっと喉の調子悪いんですけど、この一瞬裏入ったりするような、こういうやつをしゃくりと言います。
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こういうのをですね、もっと自分もできるようになりたい、そしてたくさん銀に取り入れたいとかですね、そう思っちゃうんですよ。
僕はもうまさに、まさにそれでした。
ただですね、今両方ともできるようになった、今振り返ってみるとですね、当時から先生から言われていたことではあるんですけれども、本当に焦って身につける必要は全くないなというのが本当本音です。
今日はですね、なぜそんなことを言うのか、それを3つの理由でですね、話していきたいと思います。
まず一つ目なんですけれども、このしゃくりとかですね、ビブラートというものは、今学ぶ必要はないんですよ。
死銀というものは骨組みがあって、それの後に肉付けを行って、よりその死上表現がされた素晴らしい銀が出来上がるわけなんですけれども、
このビブラートとかしゃくりというものは肉付けの方に入るものですね。
どちらかというと、いかにこの死上の表現をもっと豊かにするかというとこに割り当てられます。
そして骨組みというのは発音発生音程アクセントですね。
やはりですね、どんな銀も骨組みがしっかりしていないと聞けたもんじゃないんですよ。
どれだけ感情がこもっていてもですね、その人が音程を外しまくっていたらもう台無しなわけなんですよ。
どんだけ感情がこもっていたとしてもですね、そもそも滑舌が悪くて発音が悪くて何を言ってるのかわからなかったら意味がないんですよ。
伝わらないんですね。なのでやはり基礎というべきか土台というべきか、そういうものがこの骨組みにあたるわけです。
ここをしっかりせずにですね、この肉付けの部分でビブラートとかしゃくりの方をやろうとすると、銀として崩壊してしまうということがあります。
さらに言うとですね、このビブラートとかできなかったとしてもですね、他にもこの市場表現する手段はあるんですよ。
言葉運びとか間合いとか緩急強弱といったものですね。こういうもので十分市場表現はもう十二分にできますんで本当に焦る必要は全くないということですね。
そして二つ目はですね、銀が歪みやすくなるということです。
この骨組みをしっかりとできていない状態でビブラートをやろうとかですね、しゃくりをやろうとするとですね、例えばビブラートを入れると音程がずれやすくなるんですよ。
まず発声として力強いまっすぐとした血に足のついたようなちゃんとした声をですね、それを出せていないうちにビブラートで揺らそうとするとですね、あれ基準はどこなんだっけというふうにあの元となる音がマイオンになってしまうんですね。
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だからそこができていないうちにビブラートをやろうとすると良くない。これあのしゃくりにおいても同じでですね、しゃくりをやろうとするとそこで音が小さくずれてしまって最終的に大きなずれになってしまうということもあります。
あとあのこの発声が鍛えられていないうちにですね、このしゃくりみたいなやつをやろうとするとですね、本当に裏返っただけのしゃくりってすごくかっこ悪いタイプのしゃくりができてしまうんですよ。
これ前に確か第何回か忘れたんですけどその話もしたことあるんですが本当にあのしゃくりにはかっこいいしゃくりとかっこ悪いしゃくりがあってですね、基礎ができていないとかっこ悪いしゃくりになってむしろ死韻においてはマイナス要素にしかならないということがあります。
こういった理由でですね、この銀が歪みやすくなるということがあります。
そして3つ目の理由なんですけれども、いずれできるようになると。これが3つ目の理由ですね。
今ここでですね、こういうふうに喉を動かしてとか、しゃくりの売れ方も過去に話したことはあるっちゃあるんですけれども、本当にですね、いずれできるようになるんですよ。
この骨組みをしっかりとやっていればですね、ビブラートもしゃくりもできるようになる。
例えばですね、このビブラートっていうのは声が張り詰めた一本の糸みたいにイメージしてもらえるといいんですけれども、しっかりと押し出して張ったような糸を張るような感じで。
張った後にちょっと緩めると自然とですね、揺れていくと。張ったからその後に緩めたことによって音が揺れる、糸が揺れるみたいな。
そんな感じで自然と声が揺れ始めたりします。
しゃくりにおいてもですね、これもただ裏返すんじゃなくて、先に力強くガッツリ押してですね、しかもその後に音の変化をもっと急激に強調して音の変化を変えようとするとですね、その流れでしゃくりというものができるようになっていきます。
本当にそんなものなんですよ。
声を張るっていうのはですね、本音組の上の発声を鍛える上でやるべきことですし、音の変化をですね、急激にカクカクさせるっていうのも、音程を刻んだりアクセントを丁寧にする上でもですね、大事になっていく。
つまりやるべきことになってきます。
だからそこをしっかりと歩んだ先に、ビブラートとかしゃくりというものはある程度自然にできるようになっていきます。
09:03
僕はというとですね、小学校から始めたんで大人の人からすると参考にならないかもしれないんですけれども、10歳から始めてビブラートに興味を持ったのは15歳ぐらいですね。
興味を持ったんですけれども、先生からやめとけやめとけとかと言われながら、ビブラートを結局やり始めたりしゃくりをやったのは18歳とか。
そんぐらいですね、結構先生からもやめろ、今入れるんじゃない、むしろそれをやらないような技をしなさいということを結構口すっぱく言われたもんで、そんな感じになっていきました。
本当にやろうと思ったらですね、見よう見まね、聞きゅう聞きまねでできるっちゃできるんですけれども、本当にこればっかりは真似しない方がいいです。
カラオケの大会でですね、カラオケ大会というかカラオケの採点モードとかあるじゃないですか、それでしゃくりとかやれると点数が上がっていくじゃないですか、そういうもんではないんですよ。
詩銀に別にたくさんしゃくりを入れたからといって点数が上がる、詩銀として価値が上がるなんてことはないんですね。
ビブラートも同じで、ビブラートが入っているから銀が素晴らしいというわけじゃないんです。
それ以外にまずやるべき、骨組みがあって、肉付けのためにも緩急強弱、間合い言葉運びとかですね、本当にやれることがあるんで、そこをしっかりとやっていくうちにですね、より自然な形で血に足をついた形でビブラートとかしゃくりができるようになっていくということです。
本当についついやりたくなるんですよ。変化がわかりやすいですからね。
だけれども、本当に焦らなくていいですよという思いを強く込めて、今日はこういう話をさせていただきました。参考になりましたならば幸いです。
ではですね、後半一つ吟じていきたいと思います。
今日吟じるのはですね、マサオカ式が作られた、春日家に帰るというものです。
ちょうど春の日ですし、マサオカ式が作ったんだというのをですね、たまたまこの詩文を見つけたので、こちらを吟じていきたいと思います。
ではまず詩文からですね。
車に乗り、馬に乗りて、つとに帰り来たる。
ひとたび草心にえすすれば、よろこびおのずからもようす。
諸々にうぐいす泣き、春海ににたり。
公園のほうじ、われを待ちてひらく。
待ちて、待ちてかな?
待ちて、待ちてひらくですね。
車に乗り、馬に乗りて。
どういう意味かというとですね。
汽車に乗って、また馬車にまたがって、急いで家に帰ってきた。
12:05
ひとたび良心にお会いすれば、よろこびがわきあがる。
あちこちでうぐいすが泣き、春は蝶草のようだ。
故郷に花香る木々は、私を待って花を咲かせた。
本当にあの、この春の季節にですね、寄生したんですね。
で、もううぐいすも桜の花も私を待っているということで、
なかなかシンプル、シンプルな、まあ意味はわかりやすいですし、
色鮮やかだし、なんか結構ドラマっぽいなという感じがしました。
言葉が多いんでですね、間延びしない程度に丁寧に言字でいくのが大事なのかなと思います。
それでは、こちら言字でいきたいと思います。
旬日、家に帰る、政岡式。
車に乗り、馬に乗りて、
都に帰り来たるひとたび、
送信にえすれば、喜びおのずからの様子、
聴書にういすなき、
春海にいたり、
小苑の子児、
我を待ちて、
15:00
ひろく。
いかがでしたでしょうか。
結構あの、なんかメッセージがストレートな感じがしてですね、
本当に吟じているというよりは、演じている、演じている、
なんかあの、ドラマを撮影しているみたいな、なんかそんな感じがしました。
車に乗り、馬に乗りて、都に帰り来たる、
もうあの、早くですね、帰りたくて仕方がないみたいな、なんかそんな感じがしますね。
で、もう両親にも会えて、いやー嬉しいなぁと、
で、もううぐいすがもう、チュンチュンじゃないですかね、
泣いて、春がもう本当に海のようだということですね。
で、桜の木が私をもう待って開いていると、咲き誇っているということで、
本当にあの、なんかワンシーン、ドラマのシーンみたいな、
なんかそんな感じがして、新鮮な、新鮮な感じでしたね。
そんな感じですかね。
ということで、今日はこんな感じにしたいと思います。
本当にいつも応援してくださってありがとうございます。
普段コメントしていない方もですね、一文でもいいのでコメントしていただけたらとても嬉しいです。
詩吟に関する悩みや相談もたいあたりで全部回答していきますので、お待ちしております。
では今日は以上となります。
詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
16:35

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