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2023-03-17 20:29

【詩吟ch】たった2文字の吟じ方で上手さが分かる5つの理由<後半:帰省>

帰省 / 狄仁傑
幾度か天涯 白雲を望む
今朝帰省して 双親に見ゆ
春秋富みて 朱顔在りと雖も
歳月憑る無くして 白髪新たなり
美味羹を調して 玉筍を呈し
佳殽饌に入って 氷鱗を鱠にす
人生百行 孝に如くは無し
此の志眷眷として 古人を慕う


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00:02
詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
もうすっかり春が近づいてきたというか、
もうほぼ春というか、夏に迫ってるんじゃないかなという温かさですね。
僕はというと、今日ようやくですね、生まれた娘にちなんだ木ですね。
木、ウッドですね。
それを奥さんと一緒に購入してきました。
本来は生まれたらすぐ一緒に木を買って、
それを育てていきたいなと思ってたんですけれど、
あっという間にですね、ドタバタと過ぎていって、
結局今に至るということです。
何を買ったかというと、夏みかんの木を買いました。
内にですね、夏に娘が生まれたのとですね、
名前に夏を入れたので、
あとは僕は、柿とかはやっぱり腐っちゃうし食べられちゃうし、
なんか嫌なんだよねというところで柿になりましたね。
あ、柿じゃない、みかんになりましたね。
で、夏っぽいから夏みかん。
これからどんな風に育っていって、
いつ頃実をつけてくれるのかなとか、
そういうことを思いながら、ちょっとニヤニヤしながら、
ようやく今日購入できたということで、
これからちゃんと植えて、
世話していかないといけないですね。
では、こんな雑談を置いておいて、
今日の本題に移りたいと思います。
今日はですね、たった2文字。
この2文字の吟じ方で、
詩吟の上手さがわかる理由と、
そういうような内容でお話ししていきたいと思います。
YouTube詩吟教室の方でいろいろ、
今のところ4名ですね。
3月から始めて4名の方にアドバイスさせていただいているんですけれども、
その中でもですね、僕がちょくちょく話しているところがありまして、
それが今回の内容になります。
この2文字。
2文字っていうのはどういうことかというと、
例えば富士山の詩吟ではですね、
一番最後の天ですね。
なんていうかな。
木は岩層、煙は白線にかかる東海の天とか、
こういう感じですね。
あとは時はこういだくのずにだいすのところではですね、
県とかですね、いろいろあるんですよ。
海南港であれば、はずとかですね。
神道館の詩では、先分けをしむとかですね。
03:00
こういう頭が高くて二音。
この2文字の言葉。
これってですね、ついつい適当にやっちゃいがちなんですけれども、
これ本当に難しいんですよ。
難しい。
これは僕も吟歴が本当に20年を過ぎてから、
ようやくわかってきたようなところがあると言っても過言ではないんですけれども、
この頭高の2文字の言葉、
ここをいかにちゃんと吟じれるかどうかがですね、
その人の吟のスキルを見る上でとても参考になるなと思いました。
なのでですね、逆を言えば、
ここをどれだけ丁寧にやるかでですね、
結構吟のスキルというものをぐんと上がるんじゃないかなと思いますので、
そういう視点でも聞いていただければと思います。
じゃあまあこれ、なんでそんなに大事なのかというところなんですけれども、
まずはですね、一番わかりやすいこととしては、
どれだけ詩文に丁寧に向き合っているのかがわかります。
やはり詩文いろいろとつらつらと流れていますけれども、
その中のたった2文字なんですね。
たった2文字。
たった2文字。
これをですね、もうさらっと流すようにやっちゃうのか、
それをものすごく丁寧にやるのかですね、
それはもうやはり吟を聞いていたらわかるんですね。
だからもうそもそも詩文に対するこの向き合っている姿勢、
丁寧さ、これが現れやすいかなというものがあります。
そして2つ目ですけれども、
これはですね、何にしようかな、アクセント。
アクセントの丁寧さがとてもわかりますね。
てん、てんであればてんですね。
東海のてんてんてん
このたった2文字。
しかもてんとかですね、んで終わるやつはもう一瞬で終わっちゃうんですよね。
とても短い間の言葉になるんですけれども、
この短い瞬間的な話を、言葉をちゃんとアクセントを表現できているのかどうか。
てんてんとやれているのか、てんてんてんというふうに適当にやっているのか。
このアクセントの丁寧さがまず見えてわかります。
そして3つ目は、このアクセントを丁寧にやっているかどうかはですね、
それすなわち音程の丁寧さにもつながってくるんですよ。
言葉の音程みたいなものなんです。
アクセントというものは言葉の音程みたいなもの。
それを雑にしているとですね、だんだんと自分全体の音程も上がってきたり下がってきたりしていって、
トータルで見るとなんか音がちょっと気持ち悪いなとか、そういうような影響になってしまいます。
そういう意味で音程の丁寧さにもつながるということがあります。
そして4つ目なんですけれども、4つ目はですね、これは言葉運びですね。
言葉運び、言葉のリズムと言った方が良いでしょうかね。
06:05
この東海の点、東海の点、これを点って言うとですね、本当に短くなっちゃうんで、東海の点、点っていう風に今このわずかな違いわかるか怪しいんですけれども、
すぐ他の言葉のテンポに比べてついつい簡単にもう短くなっちゃいがちなんですけど。
なのでそこをですね、他のと同じように同じようなテンポでキープできているのかどうかがわかるんですね。
東海の点ではなくてですね、東海の点、この違いわかりますかね。
こういう風に言葉運びもどれだけ意識できているのかなということがわかります。
そして5つ目、これがラストになるかなと思うんですけれども、お腹に力を込めているのかどうかがですね、これ本当にわかるんですよ。
お腹に力を込めているのか、腹式呼吸ができているのかどうかというのにもだいぶ近しいかなと思うんですけれども、
この言葉を言う時にですね、喉声だけで軽く済ませようとしているのか、それともですね、このお腹を使ってちゃんと重みのある表現をしようとしているのかがですね、この2文字に凝縮されるんですよ。
本当にそうなんですよ。どういうことかというと、適当にやろうとするとですね、東海の点、こんな感じですね。
これをお腹を使ってやるとですね、東海の点、わかりますかね。
すごくゆっくり言うとですね、まずしっかりと溜めるんですね。
溜めて、点のこの詩音ですね。Tですね、アルファベットのT。Tだけを先に出すんです。
てって言った後に、その後に母音のAですね。その母音のAを押し出すんですね。
という風にすると、言葉としても美しくなるし、この言葉運びも丁寧になるし、アクセントも表現できるということになるんですね。
それをやらないと、点という風にやると、言葉が相手にぶつけているようなデッドボールみたいな、そんな声質になってしまうんです。
そうならないために、だけれども、この頭高をしっかりと丁寧に表現するために、詩音だけを最初にしっかりと持ってくるんですね。
だけれども、詩音だけだと音にならないから、後から遅れてちょっと母音を押し出すような感じ。
で、その後にMですね。Mもしっかりと下がって言うと。
09:03
ゆっくりやるとこんな感じになるということです。
ということは、本当にお腹に力を込めないと、こういう表現ができないんですよ。
胸だけじゃなくて、本当にこういう表現力ができなくて。
なので、このたった二文字なんですけれども、これをいかにどのように吟じているかで、その人が今どのくらいのレベルなのか。
もしくは、詩音に対してどれだけ丁寧に向き合っているのかがわかる。
逆を言うと、これを丁寧にやれば、この人は本当にしっかりとされているんだなという高評価をいただくこと間違いなし。
そういうことになります。
なので、私の今やっている吟にこういう二文字あるわ、二文字の頭高のものあるわと思う方は、ここ結構難しいんですけれども、適当に済まさずに、ぜひぜひ今日言ったことを実践してみてください。
正直、今日言っている内容はだいぶレベルが高いと思います。中級者もしくは上級者向けみたいな、そういうレベルですね。
僕も先生に教わってから、言っていることはなんとなくわかるけれども、その違いを表現できるようになるまでは、10年くらいかかったような気もしなくもないんですね。
それほどに、今だからこそ言えるんですけど、当時は本当に難しかったなということなので、なかなか難しいかもしれませんが、参考になりましたならば幸いです。
では、後半行く前にですね、YouTube資吟教室の紹介をさせてください。
今、YouTubeの中で一つのコミュニティですね、YouTube資吟教室というものを月額990円で行っております。メンバーシップというものを制度を使ってやっているんですけれども、
今現在7名の方に参加してもらっていて、順にですね議員を私に録音したものを応募してもらって、それに対して僕がアドバイスをするという、そういう形をやっています。
それはですね、そのメンバー全員が聞くことができて、この議員に対してどういうアドバイスを僕がしているのかを聞いて、そういう勉強にもなりますし、ちゃんと皆さんコメントしてくださるんです。
いいところはいいとしっかりと褒めてくれるんですね。結構議員を続けていく上でもいいモチベーションになるのかなということで、気軽に楽しくでもしっかりと学び続けられる資吟教室。
月1000円もいかないやつなんで、引き続き参加していただければと思います。詳細は第214回のyoutube。
入り方については第216回を見ていただければわかるかなと思いますので、もしわからなければコメント欄で質問をください。
では後半一つ言じていきたいと思います。
今日はですね、たまたま目に留まったこちらの立詞ですね、一つ言じていきたいと思います。
敵人欠策、寄生ですね。家に帰る、実家に帰るという意味の寄生ですね。
まず詩文を読んでいきます。
12:00
いくたびか天外白雲を望む。根性寄生して双心にまみゆ。
春秋とみて主眼ありといえども、歳月夜亡くして白髪新たなり。
美味厚ものを聴して玉巡をていし。
過去せんに行って氷林を生すにす。
人生百興興に至句はなし。
この志謙謙として故人を死闘。
どのような意味かということですね。
いくたびも空の彼方の白雲を望んでは、父母の家はどのあたりかと思っていたけれども、
今朝幸いにも両親に会うことができた。
両親はとても元気で若々しい顔をしていたものの、歳月はどんどん過ぎ去って白髪が見えるのはどうすることもできない。
さてそこで自分の心を尽くして美味の厚ものを調理して、
昔後の妄想が母の好物の竹の子を冬の竹林に求めたように美味しい竹の子を差し上げ、
良い料理を整えて真の王将が凍った池から鯉を取って母に勧めたように、
寒中の鯉を生すにして勧めた。
人生百興は興に至句ものはない。
自分はそのことをいつも心に留めているが、
今日帰省したのを機会に昔の孔子妄想や王将を仕立て、それに習おうとするのである。
シンプルに言うとちゃんと帰省して両親に会ったと、いろいろと自分から振る舞ったということですね。
僕多分あんまり料理できないんでこんな風にできないと思うんですけれども、
2月に実家の方に西北陸の方に娘を連れてなんとか寄生したんで、
そういう意味でこの詩が目に留まったので言辞させていただきたいと思います。
それではお聴きください。
既成的人欠
幾度か天外
白雲を望む根性
既成して双心に
15:08
もみゆ春秋
とみて
衆願ありと
偈度も
歳月
夜なくして
白髪
新たなり
美味
厚者を聴して
玉人を停止
過去
仙に行って
狂輪を
生すぎす
人生
百興
好にしくはなし
この志
謙謙として
故人を
死と
18:05
いかがでしたでしょうか。
なんですかね、これは。
なんかすごいのどかですね。
名古屋かというか、のどかというか、のどかというのが一番しっくり来る漢詩でしたね。
あんまり見ないなと。
珍しい感じがしました。
普通はですね。
こういうのが悲しいんだとかですね。
もっとこうすればよかったとかですね。
結構劇場的な激しいもしくはとても悲しいとか
虚しいとかですね。
そういう気持ちが強めに出てくるイメージがやっぱり僕漢詩にはあるんですけれども。
なんかあのこれは本当に淡々と淡々と特に取り分けものすごく強調するところもなく
なんか和やかに
今日は親に会えたなぁ。
いろいろやってあげたなぁ。
こういうふうにこういう気持ちをやっぱこれからも大事にしていきたいなぁみたいな本当にですね。
なんかただの日常みたいな
そういうのを感じました。
銀汁ですね。
もしかしたらこれ聞いていてつまらないとか感じるかもしれないんですけれども。
僕としてはちょうど寄生したばっかりだったんですね。
なんか親に白髪が増えたとかですね。
シワが増えたとか顔は元気だけれどもやはりあのだんだん年はお互い取ってるなぁとかですね。
いろいろ感じるものがありました。
本当に僕の両親はもう70いってたり親はギリいってなかったりとかもうそこら辺なんですけれども。
80とかだったらもう本当に動けなくなったりとかやっぱりえなくもないんですね。
寄生するたびにあと何回寄生できるのかな。
こういう時にこういうことをちゃんと話しておかないとなとかですね。
いろいろ考えて寄生に臨むんですけれども。
まあでも娘をいかにもこの可愛さをですね。
親に見せてあげるっていうのもそれも大事なミッションだったんで。
まあ一つ達成したんですけど。
なんか本当にあのいろいろ考えさせられるなぁと。
なんか心がちょっとほっこりするような自分だったのかなと思います。
では今日はこんな感じですね。
明日も昨日はyoutube詩吟教室の限定配信だったんですけど。
明日も明日はですね。
引き続き詩吟チャンネルをやろうと思っておりますんで。
明日の配信も楽しみにしていてください。
では今日は以上となります。
詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
20:29

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