学級の子どもたち、そしてわが子に願う、「自尊感情」の高まり。
しかし、それを願う先生、そして、親の中で、自ら「自尊感情」が高いと言い切れる人は多くありません。
もちろん、私だってそうでした。
小学校低学年の道徳教材に「ぼく」というものがあります。
主題としては、「生命尊重」や「自尊感情」です。
主人公「ぼく」の好きなものは、家族やペット、友達など。
本当にいろいろあるけれど、でも、一番好きなものは「ぼく」。
「ぼく」がいるから、いろいろなものを好きになれる。
「ぼく」がいなかったら、ぼくは何も好きになれない。
だから、ぼくは「ぼく」が一番好きなんだ。
というものです。
訳もわからず授業した若手の私。
自尊感情の低かった私は、ぼくが「ぼく」を好きだと言い切れる気持ちも、たくさんの「好き」がある気持ちもわかりませんでした。
そのため、授業は
「おかあさんが好き!
何でも買ってくれるもん!」
「おばあちゃんが好き!
だっておこづかいくれるから。」
「私のおばあちゃんもくれる。」
のように、「自尊感情」の育みとは全くちがう方向に…
(しかも、研究授業だったのは、ナイショです。)
そんな授業からもわかるように、「自尊感情」の低かった私は、
〆切は守れない。
教室はぐちゃぐちゃ。
デスクもぐちゃぐちゃ。
帰って寝るだけの部屋は荒れ放題。
そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて…
もちろんクラスも荒れて…
今思い返しても、悲惨な毎日でした。
そんな日々の中で、自尊感情は低くなるばかり。
それでも、必死に教師として経験を重ね、中堅に差し掛かろうとしていた頃、妊娠し、そして出産。育休も取得しました。
育休終了後、自分が一番若手だった職員室に初めて中堅として戻ることになりました。
久しぶりに職員室に入ったあの日。
「若手」だった私は消し去られ、「中堅」としての役割を求められていることをひしひしと感じたのです。
家庭やわが子のことで精一杯だった。
仕事に復帰するだけでも、怖くてたまらなかった。
それなのに、それ以上の役割を求められるなんて。
元々、低かった自尊感情が、どん底まで落ちたことを覚えています。
仕事と育児、家事の狭間に立たされ、何もかもがうまく回らない私は、そのイライラやモヤモヤを息子や夫にぶつけていました。
私は、もう限界でした。
泣きそうな顔で業務に取り組んでいたあの日。
ふと目に入ってきた道徳の教材「ぼく」。
若手の頃の、あの授業を思い出しました。
ぼくは「ぼく」のことが好きだった。
「好きなもの」をはっきり言える、そんな「ぼく」が好きだった。
初めて、「ぼく」の気持ちがわかった瞬間でした。
そして、
今、私はどんな顔をしているのだろう。
私は「私」を好きだと言い切る自信なんてない。
きっとそれは、ぼくみたいに「好きなもの」を言えないからだろう。
「あれ、じゃ、私が好きなもの」って一体なんだろう?
もしかしたら、人生で初めてかもしれません。
私は、自分と向き合う覚悟をきめました。
私が「好き」なもの。
言い換えると、それは私が「大切にしたいもの」。
何時間も、何日も、何十日もかけて考えました。
私が、好きなのは、
・我が子と、家族と過ごす時間
・お気に入りのボールペン
・国語の授業をすること
・スッキリとしたシンプルな部屋
・1人でゆっくりコーヒーを飲むこと
そう、私は我が子や家族を大切にしたい!
自分だって大切にしたいんだ!
仕事だって、全部が嫌いなわけじゃないんだ!
「変わりたい」
私は、自分の周りを整えることにしました。
あの日、あの時、道徳教材「ぼく」を見つけられたように。
私の「好きなもの」を忘れることがないように。
「大切なもの」に囲まれた生活ができるように。
「大切なもの」が、大切じゃないものに埋もれてしまわないように。
整えたのは、「物」。
その結果、
「時間」も「仕事」も「人」も「考え方」も、全てが整っていきました。
私にとって、「不要なものを手放す」ことで、自分の「好きなもの」「大切にしたいもの」がはっきりしました。
道徳教材「ぼく」が教えてくれました。
自信をもって「好きなもの」を言えるから、自分自身を好きになれます。
そう、「自尊感情」が高まるのです。
ママ先生は、トイレに行く時間もないくらい多忙です。
クラスの子たちやわが子が優先になり、自分を蔑ろにしがちです。
自尊感情=「自分自身を価値あるものとして尊重する」
そんな「自尊感情」をママ自身が大切にすることは、「仕事の満足度やパフォーマンス、人間関係の質、心身の健康など、人生のあらゆる側面に影響を及ぼす」のです。
あなたがあなた自身を大切にする、
つまり、あなたにとって不要なものを整理し、好きなものに囲まれ、自分が好きだと思えることが、仕事も家族も大切にして楽しく人生を歩むことにつながります。
よく、「片付けが人生を変える」と言われます。
大げさではなく、本当にそうなのです。
片付けによって、あなたの自尊感情は高まります。
その影響はあなた自身だけでなく、周囲に伝播していきます。
##ワーママ
#ママ先生
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/65aba812d47b013105e836a9
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
コメント
似ているエピソード
タイトル・AI要約・文字起こしの話題をもとにおすすめしています。
-
#216 自己肯定感を高めるための第一歩
あじさい先生|ママ先生の整えラジオ
同じ番組の関連エピソード
夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし · Mrs. GREEN APPLE
-
#200 片付けることと、自己肯定感
あじさい先生|ママ先生の整えラジオ
同じ番組の関連エピソード
夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし
-
#205 私(ママ)のご機嫌が、家族の幸せになる!
あじさい先生|ママ先生の整えラジオ
同じ番組の関連エピソード
子どもの学び・親の関わり方 · 夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし
-
#220 モチベーションに振り回されない自分でいる
あじさい先生|ママ先生の整えラジオ
同じ番組の関連エピソード
片付け・手放す暮らし
-
#235 自分に価値がないわけじゃない。第3の場所で自分を守る。
あじさい先生|ママ先生の整えラジオ
同じ番組の関連エピソード
仕事がうまくいかない…そんな時って、自分には全く価値がないように感じてしまうことがあります。 そんな時に助けられたのが、第...
-
愛のままにわがままに僕は僕だけを傷つけない Ep.3
自分にやさしくする™︎ラジオ
夫婦・パートナーシップ
-
#47 ポジティブな環境に自分を置いてみる
私だもの。|ママの本音を言葉にするラジオ
夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし · 子どもの学び・親の関わり方 · 人との関わりと時間の使い方
-
#104 母が自分を大切にしていないのがつらかったのかも
自分と暮らしを大切にするラジオ
子どもの学び・親の関わり方 · 夫婦・パートナーシップ
-
#139 家事、育児、仕事…やれるなら全部やりたいよ
自分と暮らしを大切にするラジオ
子どもの学び・親の関わり方 · 親の働き方・学校との関係 · 夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし
-
#51 「自分の内側を全出ししてみました」
日常を素敵にする心地よい暮らし方
夫婦・パートナーシップ · 片付け・手放す暮らし