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こんばんは。今日は寒い中、クリスマスの星巡りですね。お越しいただきまして、どうもありがとうございます。
今は夜の7時ですね。 天気に恵まれて、満面の星空見えております。
今日はですね、皆さんに寒い時こそ、クリスマスこそ、星を見るのにぴったりの時期だっていう話と、
あと、皆さん気になっている明るい星、あの星なんだ、といったお話をさせていただきたいと思っております。
少しのお時間、お付き合いよろしくお願いします。 まず明るく見えている星、あれなんだってお話ですが、
ちょっと皆さん気づかれている頭の上の方ですね、一番明るい星、あの星が木星になります。
木星の明るさはマイナス2等級ほどあるので、今見えている星の中、明るいお月さんを除くとしてですね、
一番明るい星がこの木星になりますね。 結構聞かれるのが、何で木星ってわかるのって言われるんですか、星いっぱいあるのにって言われるんですが、
これね皆さんにちょっとねコツをお教えしたいと思いますが、 2つほどありますね。まず一つは明るいということ。
この木星以外にも、土星、火星、金星なんて明るい星あるんですけど、まず明るい星は木星じゃないかと疑っていただいて大丈夫です。
そしてですね、もう一個大きなコツとしてはですね、 木星じーっと見てください、あの明るい星ですね。
じーっと見て気づかれる方いると鋭いですが、 瞬かないという秘密があるんですね。
じーっと見てると多分、絶対瞬かないですから、じーっと同じ光で光り続けます。 あれ、星って瞬かないんだっけって思われる方いらっしゃるかもしれないですが、
そこの木星からですね、太陽が昇ってくる方、東の方にちょっと視線を移していただければと思います。
はい、ちょっと頭上げる角度が楽になったと思いますが、 この東の空に目につく星は、蝶々のような、リボンのような形ですね。
砂時計のような、横にしたような形、つづみ星、太鼓みたいな形とも言いますが、 これは今西洋だとオリオン座という星になりますね。
オリオン座の明るい星ですね。 左下と右上、特に明るい星なんですけど、じーっと見てみてください。
結構瞬くんですよね、チカチカと。 瞬かないという方いらっしゃったら、ちょっと目の調子が悪いかもしれないですが、
こちら普通の星って瞬くんですけど、惑星は瞬かない特徴がある。 これなんでかというとですね、惑星ってめっちゃ近所なんですね。
お隣さんから懐中電灯照らされたら別に瞬かないように、 例えば似たような星だと太陽とか月なんて瞬くなんて言いませんよね。
これはすごい近い、ご近所で光ってる星なので瞬かない。 逆に他の星ですね、すごい遠くですね。
何十兆キロとかものすごい遠くにある細い光なんですね。 なので地球の大気で揺らめいてチカチカと瞬くといったような違いが普通の星と惑星にはあります。
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だからこの木星というのはご近所さんの星ですね。 1週間の曜日の星と思ってもらえばだいたい一緒ですね。
日曜日の太陽、月曜日の月、火曜日の火星、水星、木星、金星、土星ですね。
この辺は地球のお隣というかご近所さんなんで、瞬かずに光っている星。 冬の時期ですね、今一番最初に現れるのも木星ですし、
もうずっと見えてますね。 冬の一番星は木星と思ってもらえればと思います。
次にお話しするのは、クリスマスこそこの星星座を見てほしいという星が、今度は太陽が沈む方向ですね。
西の方を見ていただければと思います。 まだこの夜7時ぐらいだとギリギリ見えている明るい星3つ分かりますかね。
1,2,3個、ちょっとつぶれた三角形みたいな形になるんですけど、この明るい星3つというのが夏の大三角になりますね。
ベガ、アルタイル、デネブですね。
この3つのうちの2つの星っていうのが七夕の星ですね。 一番右側の北側の明るい星のベガ、これが織姫星。
そして地平線上の左側の星、それがアルタイルで、これはケンギュウ星になりますね。
ヒコ星の星になります。 今日特にお話したいのはこの残ったもう1個ですね。
残ったもう1個っていうのが、暗いところだと真ん中に天の川がバーッと流れて綺麗なんですけど、
夏の大三角の七夕がちょうど仲間外れの1つの星ですね。 これがデネブという星になりまして、
この星が特徴的な形をしていて、その明るい1つの下に下っていただくと、横に3つ並んでいる星がつなげることができると思います。
それとお尻の星ですね。つないでもう1個ですね。 最初のデネブとその3つの星の真ん中つないでちょっと延長伸ばしていくとポツッと伝うことができると思います。
バッテンの1個長くした形ですね。 このバッテンが日本だと十文字星、そのままですね。
十の文字のような形をした十文字星と言われたり、 あと何か特徴的なのだと、
よく言われるとトンボ星なんて言われたりしますね。 星座よりだとよく有名なのは白鳥座になりますね。
これほどのデネブが白鳥座のお尻で、十字架で先っちょ伸びたところが白鳥のくちばしになるアルビレオという、
望遠鏡を覗くときれいな二重星なんですが、この十字架の形ですね。
これが今は100年ぐらい前の取り決めで白鳥座という名前になっております。
この星がなぜクレバスにぴったりかというと、まさに300年、400年ほど前の星座絵のシラーさんという方が、
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キリスト教星図というものを描いて、この十字架がまさにそのキリスト座という名前で星座絵になっていました。
ちょうどクリスマスの時期に東雲東の方を見るとキリスト様がどんといらっしゃるというような考え方があって、
キリスト教の方は結構今でも信仰この十字架をされている方がいらっしゃって、
ノースクロス、北十字なんて名前がついたりしますね。
昔にこの星図を重ねていて、その星図の話をすると他にもこの十字架をキリストに見立てて、
そして神道十二星座、大石座、双子座、ヤギ座などですね、
あれをキリストの十二使徒、部下、弟子に例えて一人一人当てはめていくという、
星座が全部キリスト教の主要人物ですね。
面白いのはその十字架がキリスト様で、先ほどですね、また視界をグーッと動かしていただいて、
東の空にあったオリオン座、特徴的な砂時計の形。
この砂時計がキリストさんの育ての親ですね、聖ヨセフさんだった。
聖ヨセフを重ねてヨセフ座だったっていう、
もう冬のクリスマスの夜空はキリスト教の主要な人物のオンパレードって感じですね。
あとは大天使さんとかいらっしゃいますが、マリオさんはちょっと見つけられなかったですが、
星空いっぱいに広がるキリスト教の人たちというような星座絵が昔流行ったものにありました。
なのでこのキリスト教の十字架ですね。
冬時期、多分クリスマスの時期、今も昔も変わらずこれを見て、
キリスト様と思われたんじゃないのかなとちょっと私の想像ではありますが、
きっとそうだったんだろうなぁなんて思いますので、
クリスマスの夜にこそこの星を見るというのはぴったりじゃないのかなぁなんて思っています。
日本的な話だと、このキリスト教の十字架、結構やっぱり祈りの星として伝えられていて、
有名な話だと宮沢賢治の銀河鉄道の夜ですね。
あの話も、友人を川で亡くしてしまったジョワンニが、
その友達と銀河鉄道で会うっていうお話ですが、
あのお話の始まりもこの白鳥座の北十字から始まって天の川を辿っていって、
最後には南の十字架、サーズアンドクロスまで旅をするっていうお話なので、
宮沢賢治さんもいろんな宗教詳しい方だったので、
そういったキリスト教の考えとかを持ってこの白鳥座ですね、眺めてたのかなと思います。
宮沢賢治さんはこの白鳥座の先っちょ、くちばしのアルビレオですね。
これも好きでアルビレオ観測所、望遠鏡で覗いてたみたいな記録も残っておりますね。
昔、絵や建物とかですね、昔ながらのものを見るのもいいですが、
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星空はですね、身近なもので昔に思いを馳せることができるものがすぐそばにあるので、
たまにはクレスマス時期とか集まって皆さんで星を見上げてみてはいかがでしょうか。
今日の星のお話はこんなところですね。
木星は瞬くよ、瞬かないよっていう話だったり、
あとはキリスト教のキリスト様その時代が十字架に星座になってたよなんてお話ですね。
ぜひ覚えてまた星を見上げていただければと思います。
今日クリスマスやはり寒いですね。
暖かくしてお帰りください。
私温かいのおすすめはですね、ローソンのホットミルクですね。
ローソンは牛乳屋さんから始まったお店なんですけど、
ホットミルク130円で買えて温かいんですよ。
グラニュー糖1本溶かして飲むとホカホカとすると思うので、
それでもいいですし、暖房を利かせて温かくしてね、
帰っていいクリスマスの夜をお過ごしいただければと思います。
クリスマスの星巡り、これにて終わらせていただきます。
今日はお越しいただきありがとうございました。
ありがとうございました。