2024-05-18 34:14

#68 知ろうとするな

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久々にマジ哲学話

サマリー

番組の哲学研究メンバーは、グノーシス主義について話し始めます。グノーシス主義は善悪二元論を特徴とし、悪の神と正義の神の存在を主張しています。代表者であるプトレマイオスやアイオンについて具体的に説明しています。パトスを捨てたソフィア事件から創造神デミュールゴスの誕生までの物語を通じて、プトレマイオスは神を知ろうとすることの困難さを説明しています。ソフィアの事件を通じて、人間の物質世界の存在や霊的な側面についても言及され、最終的には人間の霊的な部分が神と結びつくことで安定がもたらされるという結論に至っています。ヘレニズムという時代に、ギリシャ哲学が発展し、新しい一つの価値観が出てきた中で、暇な時代の楽しさや、シンガポールの自給自足に関する話が紹介されます。

00:04
知ろうとするな、テツセカ。
グノーシス主義の特徴と代表者
この番組は、哲学を知りたい3人が、知らないながらも、知ろうとあがき続ける番組です。
ミソです。
モーです。
トモキです。
いやいやいやいや、あの、また1ヶ月ぶりぐらいに撮ってる次第なんですけど、
はい。
前回のね、やつ聞いて、ちょっとね、僕は思った、なんかもう、しゃらくせえことばっか言ってんなと。
何言ってんだこいつと。
言う感じです。
反省してるよ。
何言ってんだこいつと。
いや、僕ですよ、僕。
あ、そうか。
そう。
しゃらくさいってどういうこと?
えー、なんか知ったような口ばっか聞きやがってと。
何だこいつはと。
言う感じで思ったのと、こんなんじゃやっぱ人に絶望を与えるとかね、そんな、あの、嫌われるとかそんなできねえなと思って、
なんかもう今日はちょっともう下ネタばっかり喋ろうかなぐらいの感じですね。
いやいやいや。
そんな格好でいるんですけど。
青柳兄弟の人間をありがとうをやってるから大丈夫じゃないですか。
ちゃんと嫌われていくと思います。
あー、もうそれでね、あの、人間性がどんどんどんどんこう落ちていくみたいな。
そうそうそうそう。
あーなるほどなるほど。
いいバランスを取れてるっていう。
そういうことね。
それはあるね。
クレームしといたよ、私。
ありがとうございます。
はい、あの。
ガチのクレーム入れて。
はい、あの、クレームはあんま読んでないかもしれないけどお便りは読ませていただきましたので是非お楽しみにしていただければ。
いや、お便りなんかしてないけど。
ポストしただけですけど、質問者がトモキで、それを読むのがみそちゃんっていうのはちょっとなんか問題があるんじゃないかと思って。
そうね。
ちょっとね、もうさんの身に降りかかってくる可能性があるからね。
確かにね。
だから一応クレームしときました。
それはそうかもね。
ありがとうございます。
その杖を払っといたほうがいいかもしれない。
ありがとうございます。
で、今日は半年ぶりぐらいに本筋の哲学やろうとかっていう話聞いたんですけど。
そうそうそうそう。
ほんとたぶん5ヶ月ぶりぐらいだと思うんですけど。
前回何やったんだっけ?多分キリスト教の初期のキリスト教の話とかしてて。
そっからどこ行こうかなみたいな話してて。
アウグスティヌス行くかどうしようかみたいな話してたんですけど、結局グノーシス主義についてこの5ヶ月間ぐらいずっと3冊ぐらい本読んで勉強してたんですけど。
はい。
全然わかんないですよ。
もうね、5ヶ月前のことだからグノーシス主義ってどこでどうやって出てきたのかすら僕もモーさんもたぶん覚えてないんで。
わかんない。
そうだよね。
この前はなんかギリシャ哲学とクリスチャンがどうやって混ざってったかみたいな話だったような気がする。
そうねそうねそうねそうそうそうそう。でなんかそのユスティノスとかっていう人が出てきたりとか、そういう人たちはなんかこうグノーシス主義っていうのと戦ったりしてたんですけど、
ある意味その敵側というかその思想みたいなのも知りたいなっていうのはなんか常々思ってたんで、勉強してみたんですが。
わかんなかったんですけど、だからグノーシス主義とは何かみたいなのを本当はやりたかったんですけど、バクッと掴むことがやっぱちょっと難しかったんで。
まあなんか読んでる中でなんか、なんつうんだろうな、ちょっと印象が変わりすぎちゃった部分もあって、なんかどう捉えたらいいのかもよくわかんなくなってきて、
そういう同じ気持ちを皆さんに味わって欲しいなっていう。みんなで困惑してくださいって。
素人あがくことをみんなで共有するってことね。
そうですね、はいはい。
しかも今日のタイトルが素人するなですからね。
それがだからちょっとグノーシスの思想の一つでもあるんですけど、いきなりちょっと中身入っていくと、
グノーシス主義を代表する人っていうのが何人かいて、もちろんキリスト教の正統派みたいにちゃんとテキストが残ってる人たちがそもそも少ないし、
正統派の人たちが書いてるやつから抽出して、グノーシス主義に反論してる文献から、
たぶんグノーシス主義ってこういうこと言ってたんだろうな、みたいな感じで抽出してるっていうところもあるんで、
わかんない部分は多々あるっていうところなんですけど、その代表者が何人かいるんで、
そういうところを具体的に見ていって、こんな感じなんだっていうのをふわっと掴んでもらえればなぐらいの感じで思ってるというところですね。
すいません、これ何年ぐらいのことなんですか?
えっとね、だいたい今回語る人たちは全員2世紀半ばから後半ぐらいって言われてるんで、
西暦だと150年とか200年とか、そのぐらいの間に活躍した人と言われてる。
グノーシスは何?
グノーシスっていうのは一般的なギリシャ語だったらしいんですよ、もともとはね。
それこそ知ることみたいな意味合いもあったみたいなんですけど、
日本語を訳するときは覚えるに知る。
覚知って訳してるのが多いかな。他の訳もあるっぽいですけど。
グノーシスってなんだろうね、わかんないんですけど。
読んであげますよ。
降りてきて覚知、覚醒するみたいな、そんな感じっぽいんですけどね。
迷いを出して真理をつかむことだそうですよ、覚知は。
覚知ってそういう意味があるんだ、日本語にね。
アイオンとプレーローマの世界観
そういうことか。
初めて聞いた。
グノーシス主義の一般的なイメージはね、前も言ったかもしれないけど、
善悪二言論で、正義の神と悪の神がいて、みたいな。
肉体っていうのは悪いもので、霊みたいなものがいいものなんだよ、みたいな。
そういう感じなんですけど、
なんかね、必ずしもそうでもない。
もちろんその大筋はそうなんですけど、
それだけじゃないなっていうのも面白かったんで、聞いてくださいっていうところなんですが。
まず最初、ワレンティノス派っていう主流の派閥みたいなのがあって、
その中にも何人かいるんですけど、
ワレンティノス派のプトレマイオスっていう人を今回ちょっと紹介したいなと思っていて、
このプトレマイオスっていう人は、
なんていうのかな、
創造神話みたいなのをまた自分で考えてるんですよ。
コキ?
そうそうそうそう。
作家?
一応キリスト教、自分自身はワレンティノスも、
自分のことが一番キリスト教徒だと思ってるんですよ。
独自的。
で、吐いてるんですよ。
同人誌みたいなのを。
で、なんかね、グノシスの人たちは割とそれやりがちで。
多分、旧約聖書のストーリーとかがあんまり納得できないから、
自分たちで書いちゃおうみたいなところもあって。
で、書いてるんですが、この人が考えてる創造神話っていうのが、
まず初めに至高神っていう、最高の神ですね。
至る高い神って書いて至高神がいて、
一緒に女性的な存在のエンノイアっていう、
ギリシャ語でエンノイア、日本語だと思う念って書いて、
思念という存在がいました。
なんでいきなり二人いるのかはもうわかりません。
わかりませんが、いるんです。
いたそうなんですね。
そこから、その至高神と女性的な存在のエンノイアから、
順番にアイオンって呼ばれる神々が、アイオンって神々のことなんですけど、
流出してくって言うんですよね。
流出嫌い。
そうそうそう、流出使ってんだと思って、ちょっと感動したんですけど。
嫌いとかないでしょ。
わかりにくい。
いやいや、流出って書いてあったんで。
でもこれたぶん、シンプラトン主義のプロティノスが流出って言ってましたけど、
あれより100年くらい前の人ですから、このプトレマイオス。
だからたぶんこっちのほうが先だし、
プロティノスもなんらかこのグノーシス的な流出っていう概念とか、
もっと先にあったのかもしれないですけどね。
使われてたのかもしれないですけど、
なんかしら影響を受けてるんだろうなっていうのが伺えるっていうのも面白かったんですけど。
このアイオンっていう神々が流出してきます。
このアイオンっていうのも演技的には時代とか世代みたいな意味らしくて、
それが神々っていう意味になってるっていうことらしいんです。
日本のスーパーマーケットのチェーンのイオンとかありますけど、
あれもアイオンから取ってるらしいですよ。
そうなんだ。
永遠っていう意味もあるらしくて。
へー、そうなんだ。
そうそう、ここから取ってるらしいということなんですけど。
このアイオンという神々が流出してきて、
これもそれぞれ男女のペアでちょっとずつ流出してくるんですね。
全部で15ペア、合計30のアイオンが流出してきて、
この至高神とエンノイアと30のアイオンで、
プレーローマっていう神々の世界を形成するっていう世界観なんですよ。
なるほど。
至高神の知識への渇望と絶望
このプレーローマって、横文字が多くて全然入ってこないと思うんですけど、
プレーローマって別にローマ帝国とかと何にも関係なくて、
十万世界みたいな意味らしいんですね。
十万式、これもシンプルラトン主義っぽいですけど、
十万式って言う世界みたいなね。
なるほどね。
そうそうそう、いい意味。
だから新約聖書で言うところの神の国みたいな。
そんな感じの世界観。
ただこの30の神々、アイオンたちにも序列があって、
先に流出した神の方が偉いと。
ということで、最初に流出したのはヌース・エイチっていう神なんですね。
次がアレーテイヤー・シンリ。
次がロゴス・リセイみたいな感じで、
まあまあなんか偉いっぽいじゃないですか。
なるほどね。
最後に生まれてきたのがソフィアなんですよ。
ソフィアって知恵ですね。
ヌース・エイチとソフィア・知恵の違いが分かりにくいんですけど、
分かりにくいなって僕は思ったんですけど。
分かりにくいですね。
ヌース・エイチっていうのは本当に演出を見抜く力みたいなニュアンスで、
ここで言うソフィアは、知りたいと思う気持ちみたいな感じなんですよ。
なるほどね。
厳密には違うんですけど、そんな感じで。
ヌースだけが、最初に生まれたヌースだけが、
至高神を直接に見ることができるし、知ることができて、
他の29柱の神々、アイオンたちは、
至高神を見たいし知りたいとは思うけど、無理だっていう設定なんですね。
なるほど。
でも、やっぱり知りたくなっちゃいます。
どうしても最下位のソフィアとかは、
名前がそこに知りたい気持ちみたいなのが入っちゃってるんで、
知りたいんですよ。
その地を欲してしまうみたいな。
至高神を知りたくて知りたくて、
そこで近畿とされていたような、
本当はペアずつで生まれてくるんですけど、
ペアを別れて、至高神の元に行こうとするみたいなね。
探求をし始めて、そういうパトス、情熱に取り憑かれて、
どうにかしろうとするんですが、
ここ何があったかわからないですけど、
いざ知ろうとすると、
計り知れない偉大さに直面して驚愕して、
これは絶対に知ることができないんだっていう現実に突きつけられて、
それでも知りたいっていうパトスに取り憑かれていて、
ソフィア事件とプレーローマの外
その欲望との間に苦悶して、
人格崩壊みたいなのをし始めて、
神の国みたいなプレーローマから、
転落しかかってしまうというお話になっていて。
そこで他の神が、なんとか助けてくれたんですよ。
助けてくれて、我に帰ることができたんだけど、
その時に取り憑かれたパトス、情熱みたいなのを、
プレーローマの外に捨てたんですよね。
ソフィアが取り憑かれてたものをね。
もうソフィアみたいに至高神のことを知りたがって、
その転落しかかるみたいな。
そういうプレーローマが混乱するようなことがないように、
ヌースがね、唯一知ることができるヌースが、
新たな神、アイオンを流出するんですよ。
この新たな神の名前がキリストと精霊だったっていう。
ずっと意味わかんないんですけど。
このキリストっていうのはイレスのことじゃないんですよ。
キリストっていう名前のアイオン。
あくまで神なんだよみたいな感じのことを言っていて。
だからソフィアみたいな事件を起こさないように、
キリストと精霊がいろんな神々に教えてあげて、
素人しちゃダメなんだよ、そんな気は起こしちゃダメだよ、
みたいなことを悟してあげたりして。
わかんないんですけど、それに感謝した神々が一致団結して、
それぞれの持つ最も美しいものを持ち寄って一つにし、
完全なる美、プレーローマの星、イエスを流出したって書いてありました。
すっげえ同人誌だね。
すごいでしょ。そんな出方すんのイエスみたいな。
そうだね。
飽きちゃったの?
なにがなにが。
聖書に飽きちゃって、こういう話にしちゃう?みたいになったってこと?
多少それもあったかもしれないですけどね。
そんなお話がありつつ。
ソフィア事件の時にソフィアがプレーローマの外にパトスを捨てて、
ソフィア自身は助かったけど、
このソフィアが外に捨てたパトスからまた段階を経て、
創造神デミュールゴスみたいなのが生まれてきて、
やっぱりこの現象界、物質世界っていう、
後には人間たちが生まれてくるんだよっていうお話なんですよ。
ソフィアが取り憑かれて、そのパトスを外に捨てたから、
今のこの世界があるみたいな話なんですね。
なるほどね。
だからパトスに支配されるような、
混沌とした世界なんだよと、この世は。
それをどうしようもない世界だから、
完全なる美であるイエスと天使たちが救済しに行くみたいなストーリーで、
プレーローマの混乱と救済の物語
これも人間は作られる過程で物質的なものと魂的なものじゃなくて、
思考心に通ずる霊的なものも入れられていて、
この3つから出てきていると、物質魂と霊の3つからできているというような説明をしていて、
最後には人間の中の霊的なものが天使たちとペアになることによって、
肉体と魂が解放されてプレーローマに入り、再び安定がもたらされるみたいな話なんです。
こんな感じで、全然違うんですよ。
ごめん。これどこの人?
フトレマヨス。
アレクサンドリアか。
しかし結構コテコテのギリシャ的な感じの話だよね。
とりあえずいろんな神話を決めながったりさせたけど、
もともとの話としてはすごくギリシャ的な用語ばっかりだし、ギリシャ的な考え方だよね。
それぞれの神にギリシャ語の名前がついてるみたいな。
明らかに適当につけただろうみたいなやつもいるんだけど。
神話の神ってそういうのあるよね。
これだったらソフィアの方が偉いんじゃね?みたいな名前のやつとかね。
なるほどね。
言いたりするんですけど。
懐かしいね、アリストテレスのあだ名ね。
まあまあ、そんな感じで。
これをみんなが信じたってこと?
みんなが信じたまでは言ってないですけど、
それなりにはちゃんと政党派が反駁しなきゃいけないぐらいには流行ってたっていうことなんでしょうね。
だって別にどうでもよければわざわざ書物に書いて反駁しないじゃないですか。
結構優秀な同人作家だったわけだね、ペトルマイヨス君は。
まあそういえばそうなんですけど。
でも言ったらさ、知りたいという気持ちによって最悪というか悪いことが起こったんだみたいな。
神を知ろうとしても知ることなんてできないんだよっていうことを言ったそうじゃないですか。
ストーリー的にはね。ソフィアっていうその好奇心みたいなので劣情に駆られちゃって、
絶対無理だってって言われてることを知ろうとして足掻き続けちゃうみたいなことで、
なんかろくでもない結果になるみたいなことを言った。
まあまあこれもだから、後の進学論争とか哲学とかでもね、
繰り返し出てくる神の存在証明とかをやるわけじゃないですか。
神のことを知りたいと思ってそういうことをすると、まあ僕のことを誇らないよみたいなことを言ってるのか、
神っていうのはその知とか論理とかそういうので理解できるもんじゃないんだよみたいなことを言ってるんだろうなと。
逆に同時代のライバルであるユスティノスとかは、
逆にこうギリシャ的な哲学的な地によって神の論理みたいなのをある意味解明しようとしてたわけですが、
たぶんフトレマイアスはいやそうじゃないだろうと。
霊的な部分を通じて、つまり信仰心みたいなものによって、
もう信じるしかないんだよみたいなことを言ってるのかな。
言ってるんですか。
神の存在の不可能性と神秘主義の考え方
言ってるのかなっていう感じにちょっと汲み取ったっていうところがあるんですけど。
なるほどね。
それしかこう、人間が神を捉える術はないんだみたいなこと。
まあこれも同じようなこと、アウギスティノスとかも後に言ってるし、
あとさらに後ですけどね、12世紀ぐらいのと神学大全っていうのを表したトマス・アキナスなんかもね、
逆輸入されたアリストテレスの血を持って神についてめっちゃ考えて、
なんだっけ、現代、今日本語版で出てる神学大全って45冊分ぐらいあるんですけど、
それだけ言葉を尽くしても、最後、神についてわかんねえって腕を置いちゃうんですよ。
ええ?すげえな。
アキナスの沈黙だっけな、なんかそんなこと言われてるんですけど、
最後は結論付けずに、これについてはこうだろうみたいなことはずっと書いていくんですけど、
最後、ああもうちょっと無理だわみたいになって、腕を置くんですよね。
だからなんか、最後神については言葉で表すことは不可能だみたいな風になっていたっていうことを考えると、
まあプトレマイオスはそんなこと45冊書かなくてもわかりませんかみたいなことを、
もうこの物語としてね、残してるとも言えるかなみたいなことをちょっと思ったなっていう。
すごい。なんか言われたのかな、神様についてどうしてかって。
もうしょうがないからこうやって作ったんだよ、神様。別の神様。作り話をね、しょうがなくて、きっと。
まあそれもそうだし、まあちょっとね、次に紹介する人とかもそうなんですけど、
まあ同じように、全然違うストーリーなんですけどね、その人がまた創造神話を作ってくるんですけど、
なんていうのかな、彼らは彼らなりに筋の通った話をしてるつもりなわけですよ。
あの、いや旧約聖書とかの方がよっぽどダメでしょっていうか、新約聖書だってそうなんですけど、そもそも記述の矛盾とかあるんですよ。
新約聖書って、イエスが生まれた日とか、受難した日が違うとかね、が普通に同じ本の中に入ってるとか、
だし旧約聖書の創造神話だってなんか2本立てになってて、どっちみたいな感じも取れるし、
無理やりこう、だからユスティノスとかね、そういう人たちはギリシャ哲学を使って解釈をしていこうと頑張ったわけですけど、
いや別にそんなことしなくても、もうストーリー作り直しちゃおうぜみたいな筋の通った話で、論理的に説明しようよみたいな考えでやってたんじゃないかなっていうところもあるんですよね。
だからなんか意外とすごい神秘主義っていう風によく聞いてたから、神秘主義なんでしょっていう、
ただお祈りしてたら各地して神様と一緒になれるみたいなそんな話でしょって思ってたんですけど、
いや必ずしもそうじゃねえんだろうなとか思うと、
これどう捉えればいいんだみたいなので困惑してきたっていうところがあって、
それはそれで面白い本格だなっていう感じですかね。
面白い。
神秘主義って言われてたの?グノーシス主義は?
一般的な、普通の哲学の教科書とか、歴史の本とかを読むと、
グノーシス主義っていうのは神秘主義でキリスト教正統派と対立してたんだよぐらいの説明で終わっちゃうんですよ。
そもそもそういう本があんまりない。
面白い。
なんかいろんな人がジタバタするんだね。
だからさ、なんか面白いなと思って。
2世紀半ばとか、まだキリスト教の教義が完全に確立する前みたいな、
この時のみんないろいろ考えて、うごめいている感じが非常にいいなみたいな。
自由にみんな解釈して、分かりたいように分かってて、楽しんでたんだろうなっていう感じもするし。
楽しんでたの?
いや、分かんないけど。
新約聖書とかも、まだこの時完成してなくて、
なんか150年ぐらいに大体出揃うんですけど、
それがね、ちゃんと権威化されていくのって、もっとあと4世紀ぐらいの話らしいんですよ。
今回勉強してて、初めて知ったんですけど。
だから、まだまだ全然固まってないっていうところで、そういうやり取りをやっていて、
もう全然だからね、たまたま新約聖書が権威を持ったっていうところはあるけど、
もしかしたら逆だったのかもしれないみたいなこともあり得たのかなっていう感じがすると、面白いなと。
面白いね。哲学してるよね、なんか。
まあ、そうね。
そうそうそう。
そうなんですよね。これが本当、彼らなりのちゃんとした哲学なんだと思うんですよ。
ちゃんとこう、宇宙の成り立ちとか、今の科学者と同じようなアプローチをしていて、
手法が違えど、なんでこの世界ができたっていう話を筋を通して説明したいみたいなモチベーションがあったんだろうなっていう。
なんか素人を足掻き続けてる感じがしますし、
なんか初期のギリシャ哲学の雰囲気に戻ったなっていう感じが若干しなくもない。
そうそうそう。だからパンドラの箱みたいなさ、
開けちゃいけない、知っちゃいけないシリーズちょいちょいありますよね。
なんだっけ、オルフェウスだっけ、なんか振り向いちゃいけないとかね。
まあ、旧約聖書にもね、ノアのちんこ見ちゃいけないとかありましたけど。
あとなんかあれにも似てるなと思った、イカロスにも似てるなと思ったね。
イカロス、イカロス。
あれはイカロスの羽、廊下なんかで作った羽で空の上まで飛んでったら太陽の熱が。
近づきすぎてね。
なるほどね。
そうかもね、確かに。
なんかいろいろと、本当に類似性はあるんだけれども、なんかこう流れっていうのがあって、
古代ギリシャの哲学の雰囲気っていうのがまた戻ってきたなみたいな、そんな感じを僕はちょっと今聞いてて思ったし。
孟さんの司座でそういうふうに思った。
孟さんの司座ってどこにあったの?
いやいや、孟さんがなんかいろいろとね、ツッコミ入れてるのからなんかちょっとそんなふうに思いましたよ、僕。
知りたいのよ、何を言いたいのか、どうなってたのか、その頃が。
ヘレニズムと価値観の変化
なんかこの、そうっすよね。なんかこのヘレニズムというか、ちゃんと混ざってる感じがいいっすよね。
いいね。
めっちゃ混ざってたんだろうなっていう。で、覚えたての用語を使ってみてみたいなこともあったりしてるんじゃないかなみたいな。
なんかね、やっぱこうギリシャ哲学みたいなものっていうのが発展をしてきて、ある程度停滞してきたところにちょっと新しいね、
一つの価値観みたいなものが出てきて、その中でそれを固めようとするごちゃごちゃ感みたいなのがなんかとても面白い感じがしましたね。
そうなんすよね。
平和だった?この頃は。
そうなんすよ。
平和なんだ。
暇だったんだね。
パクスローマーナーですね。
あ、ご検定の時代?
はい。
そうなんすよ。
だからね。
これ最後の結論にしようと思ってたんすけど。
あ、ごめん。
いやいやいや。そうなんすよね。
だってそうじゃなかったらそんな暇だよね。
そうそうそうそう。
30人も考えてらんないしも。
そうそうそう。
いやだから結局そうだったんだろうなと思って。
暇でみんな楽しそうだねみたいな感じがね、すごい伝わってきたんすよね。
いいね。ここだけやっとく?ずっと。楽しいから。
平和な時代ね。素敵な時代で。
そう。
はい。じゃあ、次かな。
はい。そんな感じですかね。とりあえず、だから、
ワレンティノスハノプトレマイオスっていうのを今回紹介しましたということで、
あと2人ぐらいちょっと紹介して、っていう感じにしたいなと思ってます。
はい。承知しました。
はい。
もうさんがいっぱい一生懸命、
やばい。
記載のやつを、
忘れちゃった。
探してます。
探して、ちょっとなんか言ってて。
えー、なんか言ってる。
今日のご飯何食べました?
そうめんっすね、そうめん。
そうめん。
でも、はるか。
うちそうめん多いんすよ。
そうなんですか。なんで?
いや、なんで。
いや、まあ、なんか楽じゃないですか。
ああ、まあ楽だね。
楽だし、うまいし。
そのめんつゆにつけてくだけ。
そうそうそう。
いいですね。
何のひねりもないです。
いやいやいや、奥さんを楽にさせてあげよう感が伝わってきてとてもいいと思います。
いやいやいや、別に僕がリクエストしたとかでも全然ないし、
勝手に出てきたものを、僕には選択肢はないんで、食べるだけです。
優しいですね。はい、どうぞ大坂さん。
そうですか。
本田さんのところのそうめんですか。
それはね、そうではないんですけど。
あ、そうですか。
ごめんなさい、そんなことを言ってしまってね。
はい、じゃあ今日も最後までテツセカを聞きいただきありがとうございました。
テツセカはSpotify、Apple Podcastで配信しています。
この番組気に入っていただけましたら高評価ボタンを押していただけますととても嬉しいです。
お聞きのPodcastアプリで番組フォローいただけますと更新時に通知が届きます。
感想やご質問、みそちゃん、ともけいのファンレターも引き続きお待ちしています。
番組概要欄のGoogleフォームにご入力いただいたり、
Xでハッシュタグテツセカをつけてポストいただければ全力で探しに参ります。
今日の感想をいただく皆様、本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ももさんは今日何食べました?
今日はね、ほらもう忘れちゃった。
あ、さつまいも。
さつまいも、えー。
シンガポールに売ってるんですか?
そうですね、マレーシア産のもありますけど、
普通の日本のやつもどんどんドンキで買ってきます。
ドンキはあるんだ。
こっちには名前がどんどんドンキ。
あ、そうなんだ。
多分ドンキフォーテが商標取れなかったんじゃないかな。
あ、なるほどね。スペインの方になっちゃうから。
シンガポールの自給自足
多分ね。だから本物の名前がどんどんドンキ。
なるほど。
で、それ食べました。
話がマジでこうあれするんですけど、節約じゃない話するんですけど、
シンガポールって土地多分狭くて高いじゃないですか、
そんな中で少しだけでも畑とかある場所とかあるんですか?
あのね、工場みたいなのの中で、水耕栽培っていうの。
そういうの最近なんかよくやってるみたい。今研究もなんか国あげて。
だけど、農家さんは、農家さんは見たことないな。
うーん。まくってできなさそうだよね、そんな。
ねー。
なるほどね。
勉強になりました。ありがとうございます。全然哲学と関係ない話でしたけど。
でも、ほら自給自足とかしたいからさ、シンガポールも。
だからなるべくなんかこう、この小さな島の中でいろんなものを作ろうって言ってこう、
ほんと政府あげていろいろやってるみたいだよ、こそこそと。
そうですよね。安全保障にかかりますからね。
バイオニクとかさ、もう出てるよ。チキンのバイオニクとか。
なるほどね。工場で作れるからね。
シンガポールもでも面白いな。確かにそう考えた。
安全保障上、マレーシアとかとマジでガチで喧嘩したらシャレにならない。
それはやばいでしょ。
お水止められたりしてたからね、私がこっち来てたときは。
そうなんだ。
止めるぞ!みたいな感じで脅されるらしいよ。
そういうのありますよね。聞きますよね。
うんうんうん。
なるほどね。
そうだね。こっちでリアル収録したいね、そういう2人が来れば。
そうですね。
そうですね。
じゃあ行きましょう、トモキさん。彼ら行きましょう。
行きましょう行きましょう。奥さん連れて行きましょう。
それはちょっと考えさせてくださいね。
はい。じゃあ考えながら終わりましょうか。
はい。
じゃあありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
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