アウグスティヌスと恥
悪さをするのが少ないと恥ずかしい、テツセカ。
この番組は、哲学を知りたい3人が知らないながらも知ろう大学番組です。ミソです。
モアです。
トモキです。
何言ってんの?
いやいやいや、アウグスティヌスのセリフです。恥ずかしかったらしいです。
あれだよね、そんな、千何百年経ってんのに、そういう変な言葉が残ってるってすごい話だね。
そうなんだよね。これ自分で書いてるからさ、それがすごいなっていうとこっすよね。
確かにね。文字の力ってすごいね。
それもそうだしね。だから、アウグスティヌスの生涯をね、やりたいわけですけど。
今の言葉も含めて、主に告白というね、著作の中に。
アウグスティヌスが、昔こんなことしちゃったんすよーみたいなことを、神に語りかけてるっていうスタイルの著作なんですけど。
先主みたいな、なんかそういう感じのね。
ちょっと待って、すごいっすよねとか言ってても、私からすればお二人も相当いろいろ話しちゃってるんですよ、ポッドキャストで。
告白的なね。
どこに告白してるんだか知んないですけど。
我が主に。
頼んでもいないのに話しちゃってるっていうの、いろいろあると思うんで、似てると思いますよ。
なるほどね。
大丈夫よ、だから。
何に対して告白してんだと。
それはあるよね。
あるよね。なんか話すことで気が楽になる。
話すことで心が開放的になる。
そうそうそうそうそう。
そういうことだ。
気持ちがわかるね、じゃあ彼の。
そう。
いや、もうさんもやってみたらどうすか。
もう恥ずかしいこと、恥、晒してるわよ、もうほんと十分に。
まあまあもうさんも十分ね、いろいろ。
十分晒してますよ。
話していただいてんじゃないですか。
話してはないけど恥を晒してるわよ、ほんとに。
いやいやいや、恥ではないけど。
ということで、アーグスティヌスが生まれたところからひたすら追うというのを単純にやりたいというだけなんですけど。
幼少期の教育
その生涯が激動でシンプルに面白いということなので。
このアーグスティヌスは354年のローマ帝国内の北アフリカのヌミディアのあたりで生まれたと。
ヌミディアのなんだっけな。タガステという街ですね。
で生まれたんですね。
アーグスティヌスが幼い頃のこのタガステの街とかはかなり平和だったみたいで。
もうすでにこの頃はガリアとかイタリアにはゲルマン人が侵入してきていたけど、まだここまでは来てなかったというようなところもあったんですね。
イタリアつっても限定的だったと思うし、ガリアは結構入ってきてたっぽいけどっていう感じですね。
アーグスティヌスの親父さんはそのタガステの街の参事会員っていう地方議員みたいな人だったみたいですね。
ただ地方議員つっても普通に町内会役員みたいなニュアンスだったのかもしれないですけど。
別に。
町内会役員。
分かんないけどね。名誉職みたいな感じだったんじゃないかなっていう。
裕福な方ではなかったみたいですね。
ただ結構教育熱心で。
アーグスティヌスはやっぱり幼い頃から結構頭良かったんで、期待をかけて家の財産をはたいてでも立派な人間にしたいって教育を与えたりとか。
そんな感じで頑張るような人だった。
お母さんはカトリックの熱心な信者だったんですね。
お父さんは信者じゃなかった。お母さんだけが信者だった。お父さんは死の直前に戒心したりするんですけど。
そんな感じで。
このお母さんの影響がやっぱりめちゃくちゃでかいというところなんですね。
幼い頃からお母さんにいろいろ言われたりはしていた。
ただあんま聞かなかったけどみたいな。
そんな感じだったんですね。
7歳ぐらいで読み書き計算などの初等教育を受け始める。小学校みたいなところに行き始めるんですけど。
ローマ詩人はだいたいこの時代こんな感じで7歳ぐらいから始めてたみたいですね。
どの町にもある広場の一角で先生から教えてもらうみたいな。
で、ノートはローバンでできたノート。
ロー。
ロー。ローの板ですね。
筆記用具は鉄の筆で、それでガリガリ書くみたいな。
削るんだね。
そうそうそう。だからそんなに盤書を写すとかそういうのはなかなかできないので、基本やっぱ暗唱が多かったみたいですね。
書くよりも記憶で唱えるみたいな。そんな感じだったみたいですね。
そんな感じにだったんですけど、アウグスティヌスは告白の本の中でも、これ何やらされてるんだろうなみたいな感じだったらしくて。
その読み書きっていうのが何の役に立つのかわかんねえなみたいな。そんな感じだったらしいですね。
なるほどね。
単純に嫌いだったっぽくて。怠けてたら先生から無知で打たれてとか。
基本的に自頭はいいんだけど勉強は嫌いみたいな。そういう押し付けられるの嫌いみたいなタイプで。さっきのユリアヌスみたいな感じで。
その中でも学校の勉強で唯一好きだったのがラテン語の授業だったらしいですね。
これはなぜならウェルギリウスのアイネイスが大好きで、そのアイネイスは当時はみんな暗唱させられてたらしいんですけど、
これは全然苦じゃなくて、その物語に夢中になって。ローマ建国史みたいな話なんですけどアイネイスって。それに夢中になっていて。
こういう物語系が好きで、勉強サボっては演劇見に行って、また無知に打たれるみたいな。そういうのを繰り返していた。
そんな小学生時代みたいな。
小学生なんだよ。
小学生。すごいよね。
アイネイスね、懐かしいですね。
そうですね。
ディードを懐かしいですね。
そうね、ミンセカの中でもね。
ミンセカにね。
やったやつなんですけど。
でも、ラテン語のウェルギリウスが書いたアイネイスは好きだったんだけど、ギリシャ文学?ギリシャ語で書かれた文学っていうのが好きになれなかったんですよ。
この時代のローマで使われてた言語っていうのは何?アフリカ属種もギリシャ語が使われてたってこと?
ギリシャ語は使われてないんですけど、基本、方言みたいなのは多分各地で話されていた言葉とは別に、基本的に読み書きはラテン語。それに加えて一般教養としてギリシャ語みたいな。そういうニュアンスですね。
ギリシャ語も教え込まれるんですけど、そもそもギリシャ語はあんま覚えられなかったらしいのと、
あとやっぱり物語に入っていけなかったらしいんですよ。やっぱり強制されて覚えさせられたっていうのもそうだし、
肝炎を犯しまくる身だらなゼウスの話とか何がすごいのかさっぱりわからんみたいな感じだったらしい。
だからこの頃はまだ体操関連あったんだねみたいな。次第にクズになっていくんですけど。この頃はちゃんとゼウスにそういう感情あったんだみたいな。
いう感じで。ウェルギリウスにはガチハマりしたけど、ホメロスとかには全然ピンとこねえなみたいな。そんな感じだったらしいですね。
でも、やっぱり記憶力とかはいい方で、すごいやっぱり口が達者だったらしいんですね。
なんかそういうのもあって、なんだかんだで小学生時代、小学生じゃないけど、幼い頃の学生時代は終えて、
13歳頃に25キロほど南の方のマダウラという町に留学的な感じで行くんですよ。
それだけ家の期待を背負ってたし、多分一定程度勉強もできたんだと。嫌いだったけど、できちゃうみたいなタイプだったんだと思うんですよね。
マダウラでは結構ちゃんと真面目に勉強して、ラテン語とか習字学、弁論術みたいなのとかを学んでいって。
やっぱラテン語とかすごい得意だったし、親の期待も受けて留学で、俺すげえじゃんみたいな感じにだんだん承認欲求というか、
そういうのも満たされてきて、いい感じだったと思うんですよね。結構やる気満々で勉強してたんだと思うんですよ、この頃。
でもやっぱ実家がそんな裕福じゃないんで、留学資金が底を尽きるんですよ。それで実家のタガステに戻らなきゃいけなくなった。
だから得意なことをノリノリでやってたのが、外敵要因で諦めなきゃいけなくなるみたいな。これがかなり挫折経験になってしまって、堕落が始まっていくというね。
仲間たちとの悪さ
堕落か。たまねえ。 マダウラ 本人がそう書いてますね。
そして実家に戻ったのは15歳ですよ。もう性欲が絶頂の頃。その時性欲の茨が私の頭上に生い茂ったって書いてありました。
素敵な表現でですね。 マダウラ 私にはそれを根こそぎにする手立てはなかった。
マダウラ ごめん、ほんとそれを言うためだけにやってんのこれ。 そう。表現おもろくねえみたいな。 マダウラ おもろいね。確かに。
真面目に書いてるんですよ。バカにしちゃいけないですけど、すげえなあみたいな。
なんかね、わかんない。トモキ先生の言い方の問題かもしれないけど、今までのいろいろな表現を断片的に聞いてる感じ、
これ本人が後で読み返したら恥ずかしくてしょうがないんじゃないかみたいな、そんな感じで。
そうだよね。まさかね、こんな2000年後ぐらいにこんな極東の国で話されてると思わないよね。
マダウラ まあまあまあね、でも15ですからね。仕方ないっすよ。しかも勉強でいけるかもみたいな、
ちょっとアイデンティティを確立しつつあったときに、それをある意味取り上げられ、目標を失ってしまい、
なんかね、やっぱお母さんはね、やっぱちょっとこれまずいなみたいなことはちょっと見抜いてたっぽくて、
お母さんからは、なんかそういうのはダメよみたいな、肝炎を犯してはいけませんよみたいなことをすごい言われてたんですよ。
特に人妻はダメよって言われてたらしいんですけど。 また人妻で。
マダウラ 当時のアグスティヌスにとっては、そう言われれば言われるほど興味が湧き、むしろ母の言葉に従うのがめめしいことだ、恥ずかしいことだと思われたって言ってましたね。
で、ちゃんと人妻行きます。
いいね。
マダウラ まあそんな感じでね、堕落していくアグスティヌスは。
だからこの時ですよ、この時にアグスティヌスと同じぐらいの年の仲間たちと悪さをするのが流行っていって、悪さをするのが少ないと恥ずかしいと思ってしまうような時期になっていき、
自分がやった乱暴浪跡みたいなのを鼻にかけて、仲間うちでね、それが収穫であればあるほどますます得意になって話すのをお互い話してはキャッキャするみたいな。
私もそんな真似をしたっていう風にね、言ってましたけど、いやなんかめちゃくちゃヤンキー文化あるあるみたいな話だなーみたいな。
なんか僕もなんかちょっと近しいような環境に、ここまでじゃないけど、いたので、なんかわからんではないなみたいな気はするんですよね。
告白の始まり
ごめん、これ書いたのは、本人書いたのは15歳じゃないでしょ?いつ思い返して書いてるって。
そうですね、思い返してずっと後になってから、あの時は俺はこんなことをしてしまって、神様すいませんっていう、そういうことですね。
そうだね。
お二人ももしそういうことがあったらどんどん言っていただいて大丈夫ですよ、大人なんだから。
そうね、ポッドキャストでじゃあ撮りますか、告白。
まあまあ、ある意味懺悔ですよね、これ。
そうですね。しかしなんか、ルソーと言い、あれだね、ちょっと変なことをやりがちだね。
まあまあ。
人妻狙いがちだね。
人妻狙いがち。そう言われるほどね、人妻狙っちゃうっていうね。
まあ乗る人妻もあんまりよろしくないよね、とは思いつつも。
まあまあね。だからやっぱりそうやって、仲間うちの中で、なんだろうな、悪いことをしてないと仲間から言われるわけですよ。
お前ビビってんのかみたいな。
大事な。
そう、ますます悪事を重ねて、悪友どもに対抗できるような悪事がないときは、私はやりもしない悪事をやったと偽ったみたいな。
だからそうやって、悪いことをしなければしないほどバカにされ、純潔であればあるほど舐められるみたいな、そういう場所で生きていたというか。
まさに告白というね。
梨泥棒事件のエピソード
あとは印象的なエピソードというか、有名なエピソードがあるんですけど、梨泥棒事件っていうのがあるんですね。
梨泥棒事件。
武道園の近くにめっちゃ梨がなってる木があったんだそうなんですね。その梨の実は、別にそんなうまそうとかではなかった。
うまそうではなかったんだけど、とにかくその梨の木を揺さぶって、盗んだと。その梨をね。
そのために真夜中にそれをやったらしいんですけど、それを買っ払って、自分たちはそれを別に食べるわけではなくて、豚に投げつけるみたいな遊びをして。
それ自体が楽しかったのもあるだろうし、やっぱり盗んじゃいけないというのを、禁じられれば禁じられるほどそれに興味を持つし、
盗み、梨自体は別にどうでもよかったと。興味がなかったんだけど、盗みとその罪にこそ興味があったんだみたいなエピソードがあったりとかね、するわけですよ。
でもそういうのあるだろうね。
ダメと言われるとしたくなるみたいなのを後で考えたわけでしょ。
いやそうだと思うよ。
だから、なんかマチュが飛び出していくのとかもなんか近しいものを感じますよ。
あ、自覚っすね。
そうそうそうそう。
だからなんかそういうおっぱいパブに行っちゃい、行かないほうがいいって言われてるのに、やっぱり行ってる自分に酔うみたいな。
まあね。
ありますよね。
なんかあんのかもしれないよね。わざわざ言わないでいいもんね。
言わなくていいのに言うなと言われると言っちゃうみたいな。
それにちゃんとアグスティヌスは向き合ってるから偉いですね。
確かに。
なんかあるよね。
そういうこう実際悪いことをした、でその悪いことをしてる時も変な脳内物質で楽しいんだけど、それ後でそれを悪自慢するのが楽しいみたいな。
そうそうそうそういやだからそれまさになんかアグスティヌスも似たようなこと言ってて。
いやなんかねその告白の中でやっぱ一応こう神に対して謝ってる体なんですけど、いやでもねこの時めっちゃ楽しかったんすよ神様みたいなことを書いてたりとか。
こういうのもそれなりになんかねなんか非常に低級だけどめっちゃ低級だけどそれなりの善がそこには実はあるんじゃないですかねみたいな。
友情とかねその快楽とかもそうだしある一定の善あるんちゃいますとかっていうことを言ってたりとかして。
カルタ号での生活
なるほどね。
あーまあそうねみたいなね。
快楽が善だって言ったっていうの。
まあ快楽も善の一種だよねっていうまあその低級だけどっていうそのなんかランクみたいのがあるんでしょうねアグスティヌスの中ではね。
まあまあまあみたいなね。
これはやっぱり奥様に聞いていただいていろいろまあまああのトモキがやっていることについてはこういういろいろねあの理由があるということを分かっていただける回になりそうですね。
いやいやいや別に僕がなんかさ告白してるわけじゃないので。
いやだからなんかもう聞こえてくるのがもう実は僕はみたいな。
いやいやいやそういうことじゃないです。
あのね教養をね教養番組としてねやっているわけで。
でもあれはもうさんはないですかなんかそうやっちゃいけないけどやってしまったことの告白とかないですか。
だから前昔懺悔したわけよあの番組で。
ほら懺悔する。
新型オトナイルウイルス。
新型オトナイルウイルスでしたのよ。
すごいもう本当にもう本当になんていうの清水の舞台から落ちる。
落ちるじゃない。
飛び降りる。
飛び降りる。
勢いでやったのになんか鼻で笑われちゃったんだよね。
ぐちさんとあゆみさんで。
あゆみさんじゃないよ。
コマさんね。
コマさんかそれ。
この程度の懺悔じゃいけないかって思った。
なるほどね。
何言ったんですか。
だからもっと頑張った方がいいと思ったんだけど、
あのなんか私高校生またここでこんな恥を晒されるんだけど、
高校生の時にガムを食べたらガムの包み紙を埋まるから、
電車の電車の椅子。
はいはいはい。
入れてたらその時に付き合ってた彼氏に何やってんの?
こうやって掴まれて手をね。
えっ何やってんの?とか言われて、
えっなんかちょっとこう入れてみただけですけど。
超怒られて。
本当になんかの電車の人とか掃除とか大変だと思ってごめんなさいって言ったら、
鼻で笑われた。
めっちゃ悪いよね。
めっちゃ悪いよねそんなことやっちゃう。
悪いっすね悪いっすね。
いい感じに悪いな。
悪いよね。
でそれその日から私のバッグとか持ってるバッグの中にはゴミが全部入ってるようになったんだけど。
なるほどね。
それでゴミだらけのなんかバッグになっちゃって大変なんだけど、
だからそれを懺悔しましたけど、
そういうのは別に誰かと誰かに見せびらかそうと思ってやったんじゃなくて、
本当に悪者でした。
本当ごめんなさい。形が悪くて。
あーなるほど。
めちゃくちゃいい経験になってるってことね。
いやいいっすねいいっすね。
その後そういうことしなくなったんだから。
確かにね。
でもみんなもやったことない?そんなこと。
ないないない。
えひどいよねじゃあ。
隙間に入れたことないね。
でもあそこの隙間に入ってるゴミとか結構昔あったよ。
今はなんかそういうの作りじゃなくなったからない気がする。
そういうもんみたいなね。
あ、今は違う?え?違うのか。
違うかもね。
多分あんな感じではなくなってると思う。
あんな隙間はなくなってる。
あ、そうか。でもひどい人だよね。なんか本当に今思うと。
それなのに、ふってなんか鼻で割られた時に、
あ、大した悪じゃなかったとかちょっと思っちゃったのは良くないね。
もっと悪で痛かったって感じか。
のかもしれないね。怖いねそれ。
でもやっぱそういう感覚ってありますよね人間だと。
あるんだろうね。
何なんだろうね本当にね。
そっちに行けなかった自分みたいな。
そうそうそう、そういうことだろうね。
シャドウだな。
あーそうだね。不良の子を憧れるみたいな子。
不良って今言っちゃいけないのかもしれない。
いやまさにそうでしょ。
ちょっとグレてる系あの頃に言ったら、憧れるのと一緒ってことか。
まあそういうことでしょうね。
失礼しました。
まあまあ。
この話だけでご飯3倍くらい食えそう。
いや本当なんですよね。
ちょっとやめよ。
これだけでいけますね。
まあこれはこれでちょっとまた別にね、なんかやってもいいかもしれないですけど。
それぞれの告白的なね。
そうですね。次回やる次回。
これアウグスティヌスは何回まで続くのこれ。
まあ2回までの予定なんですけど、これで終わるかなっていう感じがして。
あーOKOK。
まあえーっとそうですね。
だからまあそんなね悪さばっかりしていた私の心は奈落に落ち込んでいたというようなことを言いながら、
そんなヤンキー集団にいて実家でダラダラしていたアウグスティヌスの生活も、実はねこれわずか1年ちょいなんですよ。
そんな長くはない。
えーともう16歳になると、実家はやっぱ金が尽きちゃってたんで金出せなかったんですけど、
地元のタガステの金持ちになんか命懸けられるようになって、なんでなのかとか特に書いてないんですけど、
パトロンとして金出すからお前カルタ号で勉強してこいって送り出してもらえるんですね。
やっぱまあ悪さばっかりしてたけど、やっぱその中に頭の良さとか見るべきところみたいなのが、
パトロン的には見抜く何かがあったんだと思うんですけど、そうやってカルタ号に送り出してもらえたと。
でまあ親父さんはねこのぐらいで亡くなっちゃうんですよ。カルタ号に送り出したぐらいで。16歳ぐらいでね。
カルタ号ですから当時はねまあローマとかミラノに並ぶぐらいの最先端都市だったんだそうなんですね。
大都市に田舎から出てきた若者みたいな状況になっていて、アーグスティヌスは希望を胸に膨らませて、
あのね一回挫折した勉強がまたできるというふうに張り切っていったわけですよ。あんな地だらけな生活とはおさらばだと。
でまあやっぱカルタ号の学校でもちゃんと勉強頑張って主席だったんだそうですね。
だけど同時に愛と感濃と肉欲に溺れていくことになる。
いろんな女性と年頃になりつつ、この時期にある女性と同棲したんですよ。
しかも子供まで作った。これは18歳ぐらいかな。
おそらくこの女性は身分の低い女性だった可能性が高いそうで、名前すら出てこないんですよね告白の中にね。
結婚もしてなかった。
でもまあ一応その告白の中ではめちゃくちゃ愛していたふうのことは書いてありました。
アウグスティーヌスの青春
彼女なしでの人生は耐えられないとかっていうふうに言ってたんですけど、その他に他の女性とかにも結構手を出してたんですけど。
しかも最終的にはその女性をアーグスティーヌスは捨てることにはなるんですが、それはちょっと後ほどという感じで。
そんな性欲につかりながらアーグスティーヌスなんですが、この学校の中でも不良仲間みたいなのがいて、
悪さとかもそれなりにはしてたんだと思いますけど、その不良仲間がやる侵入性に対するいじめとかが許せなかったんだそうなんですね。
やっぱなんかそういううちに秘めたる正義感みたいなのがあって、なんか不良たちはお前もやれよみたいな、何ビビってんだよ的な煽りをしてくるわけですよ。
でもアーグスティーヌスはやりたくない、自分の信念として。なんかそれは違うと思ってるけどうまく言葉にできないみたいな。
そういうもどかしさがあって、そこで不良たちに対抗するために、ちゃんと俺弁論文を学ばないとこれやべえなみたいなふうに思って、キケロを読むんですよ。
ここでキケロを読むんですよ。
キケロのホルテンシウスっていう哲学のすすめ的な著作なんですけど、なんかキケロを手に取る理由が不良どもに舐められないためみたいな。
こいつらに何か言いまかしてやりてみたいな。だけどこのキケロとの出会いで人生変わるというか、まさに哲学に目覚めてしまって、なんか今までの虚しい行為が突然つまらないものとなり、信じられないほど興奮して知恵の不滅に憧れたみたいなことを言っていて。
だから本当は弁論とか口先、言葉を飾り立てるっていうのを目的として読んだんだけど、そのキケロが語っている中身がすげえなみたいなふうに、口先の話じゃなくてその内容にめっちゃ胸を打たれたらしいんですね。
だからそんな感じでだんだん悪みたいな罪とかよりも知恵を求めるようになっていくアウグスティヌスみたいな感じになっていくんですけど。
信仰との出会い
なるほどね。
まあその知識欲を満たすためにね。そんな中の一冊に聖書があったんですよ。ついに聖書を手に取るがつまらなかった。いやキケロのがすごくねってなるっていう。これの何がありがたいのかわからんのですけどみたいなふうになったらしいんですね。
これはラテン語訳が当時のものは今一つだったみたいなのも理由としてはあるっぽいんですけど。
なんかあれでしょ。さっきのディオクレティアヌスのときの白外の話でさ、聖書も台形だってなかったって言ってるけど、まだだってそれから時間たってないでしょこのときだってさ。
でも多分もうこのときにはできてるはず。だから一般的な聖書ってギリシャ語で書かれてるんですよ。それをラテン語に無理矢理訳したんだけど、なんか言い回しがなーみたいな。ちょっとダサくねみたいな。
でもやっぱこう知識力が止まらないので、もっとなんかないのかと。湧き上がるこの欲求を満たしてくれるものはっつって、そこで出会ったのがマニ教だったんですよ。
マニー。
ここでマニ教に出会ってですね。
マニー。嘘だと言ってよマニー。
マニーか。
そうマニ教で、マニ教に入っていくことになるんですけど、19歳から28歳ぐらいの間、9年間ぐらい結局マニ教にはまることになるんですね。
長いね結構。
そう、ちゃんとはまるんです。まあでもちゃんとでもないんだけど、まあはまるんですよ。
やっぱなんかこう動機としてはやっぱね、そのねマニ教会で言った通り完璧な宗教なので、完璧に見えたし。
なるほどね。
親友との別れ
やっぱなんかこうなんつーのかな。マニ教ってこう詩的なわけですよ。すごい歌とかね詩みたいな感じで、すごい洗練されてて、
いや超かっけえみたいな。キリスト教出せないみたいな。
だからあのマニ教の神話、父ツルバーンがいて、悪のアフレマンがいてとか、最初の人間オフルマズドとか、なんかああいう神話とかもすごい最新の科学のように思えたんだそうなんですね。
で、そのマニ教の、別に聖職者になったわけじゃないので、普通の一般信徒みたいな感じなので、聖職者はメロンを一般食べなきゃいけなかったじゃないですか。
だけど、一般信徒の方は聖職者にメロンを捧げなきゃいけなかったんだそうなんですよ。聖職者にひたすらメロンを贈るっていう生活を続けてたらしいです。
面白い。
メロン捧げ生活をしていたと。
まあいうのをね、カルタ語でもちろんいろんな勉強とかもやりながらマニ教にハマりつつ、女性とも遊びつつ、みたいな感じでカルタ語の勉学を一旦終えて、二十歳の時に一旦地元に戻るんですよ。
たぶんこの時ね、同棲してる女性も子どもも一緒に地元に戻ったんだと思うんですけど、なんかお母さんとなんかこの時揉めたりとかもしてるんですよね。
なんか、なんなのその女はみたいな感じになったりしてたみたいなんですけど。
ちょっとまって、この人ってさ、皇帝になった人だよね。
いや、なってないなってない。
アウグストですね。
あ、そうか。違うね。
ジェニウスですね、この人。
全然皇帝とかじゃないし、一司教って感じですよ。本当にキリスト教のね。別に教皇とかでもないしね。
地元に戻って、文法学とかを教えて、政経を立てたらしいんですね。また教えることができたと。
地元で先生になったということで。
先生しながらもやっぱやんちゃはしつつ、この頃親友もいて、一緒にやんちゃしたりとかいろいろするような仲間もいたらしいですね。
この頃のやんちゃがどんなやんちゃだったかは書いてないんですけど、かなりこの友達とは仲良かったという無二の友がいたと。
だけど、この親友をアウグスティヌスがマニ教に誘って回収させたりとかもしたらしいんですけど。
ほんとこの親友と遊んでるときがめっちゃ楽しかったみたいで、どんな老後の楽しみより楽しかったなみたいなことを書いてたりとかするんですが。
なるほど。
ある日この親友が熱病にかかってしまって、助からないんじゃないかくらい弱ってしまったときに、この親友が急にキリスト教の洗礼を受けたんですよ。
するとその親友は奇跡的に復活したみたいなことがあって。
すげーじゃん。
アウグスティヌス的には復活したっていうのは嬉しかっただろうし。
回帰祝い的な感じで行ったときに、テレ隠し的なニュアンスもあるんでしょうけど、親友がキリスト教に回収したっていうことをからかいに行こうとしたんだそうなんですね。
お前マサラキリスト教帝みたいな必死神みたいな。神にすがりすぎやろお前みたいな。そういうニュアンスだったんだと思うんですけど。
精神がぼんやりしてるときに気の迷いから洗礼受けちゃったんでしょうみたいな感じで突っ込もうとしたんですけど。
そう言ったらしいんですよ。そう言ったら、その親友はアウグスティヌスに対して、友達でいたいなら二度とそういうこと言うなクソがみたいな感じで返してきて、マジレスしてくるみたいな。
アウグスティヌスもいやマジかみたいな。そういう感じっていう風にね。
ムッとなる気持ちを抑えながら、彼もまだ完全に回復してないだろうから、全開したら思う存分これについて議論しようというふうに思ってたんだそうなんですね。
そしたらその数日後、アウグスティヌスがいない間にその友人が再び熱を出して亡くなってしまうということが起きて、これアウグスティヌスめちゃくちゃ落ち込むんですよ。
そりゃそうだよな。
もうほんとこの世の終わりじゃないかくらいへこんでて。もちろん変につっかかって、それが最後の言葉になっちゃったのも嫌だっただろうし、
なんなんだよみたいな気持ちもあっただろうし、もうなかなか立ち直れなくて、ほんとこの地元にいたらずっとその友人のことを思い出しちゃって、ダメになるなみたいなふうに思って、タガステから逃げるように再びカルタゴへ行くと。
悲しい話やなー。
という感じなんですが、それはちょっと次回という感じで。だから次回がカルタゴからいろんなところへ行くんですけどね、点々と。
とにかくこの親友を失った経験というか、直前にその親友がなぜキリスト教に回収したんだっていう経験が、アウグスティヌスにとってはショックだったし。
なんで今さらキリスト教みたいなのが結局親友と議論することもできないままなくなっていって、ずっと心の中でもモヤモヤを渦巻くことになっていく。
それでもすぐに改心するわけじゃなくて、ずっとモヤモヤを抱えながらめちゃくちゃ右翼曲折を経るんですけど、という感じですね。
なるほどね。とりあえずトウキ先生はドブちゃんを大事にしてね。
あいつほんと突然死にかねないですからね。すぐ体調悪くなるんで。だいたい咳してるみたいな感じなんですよ。
結構マッチョな良い体してるけどね。
まあ確かに。鍛えてはいますよね。
誕生日聞いたら双子なんじゃないかと思っちゃったよね。近くてね。
まあ誕生日は近いですね。
近いね。同じ歳で怪しいね。まあいいですけど。
はい、じゃあ今日は終わりでいいのかな。
はい。
今日も最後までテツセカをお聞きいただきありがとうございました。
Spotify、Apple Podcasts、Listenで配信しています。
番組を気に入っていただけましたらお聞きのアプリで番組フォローや高評価ボタンを押していただけると嬉しいです。
感想、ファンレターお待ちしています。
番組概要欄のGoogleフォームにご入力いただくか、ハッシュタグテツセカをつけてつぶやいてください。
いつも感想いただく皆様本当にありがとうございます。
ありがとうございます。
人生を変えた一冊ってあるよね。
確かにね。
アグスティヌスにとってはフルテンシュースだったわけですけれども。
まおさんなんかありますか人生を変えた一冊。
誰かに変えられたのかな。
だって落ちぶれてないから。
なるほどね。
そんな悪に染まってないからね。
なるほどね。
皆さんはどうですか。
意外とそう言われてわかんねえな。
でも大井龍馬かもしれないな。
大井龍馬って何?
漫画。
龍馬の?
小山優先生という漫画家さんと武田哲也さんが組んで書いた坂本龍馬の漫画ですね。
漫画じゃんそれ。
いやいやでも名作なんですよ結構。
そうなんだ。
何?何龍馬?
大井龍馬。
結構感動的な話ですよ。
この前坂本龍馬がいいって言ってたもんね。
うん。
じゃあみそちゃんは?
僕もでも同じ時代ね。
燃えよけんっていう柴梁太郎の漫画ですね。
誰のことを書いてるの?
男の子と女の子の好みの違い
新選組副長のひじかた俊夫のが主人公の作品で、
僕はでも人生変わったなって思うもんですね。
なるほど。
やっぱロマンティックなんだよねお二人はねきっとね。
そういう意味ね。
あえて言うならねっていうその歴史が好きになったきっかけとかはそうかもなみたいな感じかな。
やっぱ男の子って英雄に憧れますよね。
そうだね。
英雄に憧れがち。
これはしょうがないね。
そうか、英雄に憧れがちってあんまりわかってなかった。
ほんとこの歳になるまで。
男性が。
そこってでもやっぱ男性と女性での好みの差っていうところの結構大きい部分だよなと思いますよね。
女性でやっぱり英雄に憧れるみたいなのってあんまり聞かないというか。
なんか英雄でもでもさみたいななんかどうせさみたいなさ。
まあまあね。
見ちゃうからじゃない。
女性が目線で。
なんか子供の時とかの男の子と女の子の好みの差みたいなところから結構延長線上じゃないですかそういうのって。
若い時ってことね。
やっぱ男の子はかっこいいものヒーローとかに憧れるじゃないですか。
女の子はやっぱりかわいいものとかそういうものに憧れるし。
綺麗、綺麗とかね。
なんなんだろうねあれね。
結構早い段階からなんか絵描いたりだとかそういう芸術的なところに触れる子の方が女の子の場合は多いかなって気はするしね。
もうなんか思春期ぐらいになってようやくその辺に手出し始めて伸びていくみたいなのあるけど。
なんか女の子に比べると手出す割合は少ないその辺で。
そうかな。
いやでも英雄に憧れるっていうのは私とかからすると若い時から考えても、
物語に没頭しがちっていうのは男の子の方が多かったよね。
もしかしたらだけど。
なるほどね。
そういうのを見てなんかちょっと子供っぽいなと思ったっていうのを思い出すよね。
中学校の時とかもすごい何かに夢中になるのとか。
バカにされてた。
バカにされてたの?
なんか女子からね。
でもごめんね、そういう暗い思い出を。
でもあれだな、やっぱこう歴史上の人物でかっこいいみたいな感じでどうしてもやっぱ男の世界になっちゃうから、
男にとってはそこで共感しやすいみたいな感じの部分が大きいんだろうね。
まあそうでしょうね。
しかもまあだいたい男が書いてるから。
そうだよね。
なおさらね。
あ、そうか。
女の子だってプリキュアとかが流行ってるのを見るとさ、かっこいいのだって好きなわけじゃん。
そうだよね。
あれがないっていうだけかもしんないね、そういうのを投影できるみたいなのがね。
共感と物語への没頭
すみません。
ありがとうございました。
ごめんね。
とりあえずそんな感じで終わります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。