ボードゲームづくりの紹介
絶望カフカの何者かになりたいラジオ、この番組は元アスリートのカフカが、日々の絶望と些細なヒントをお送りするラジオです。
さて今回はですね、高橋新平さんが書かれた【ボードゲームづくり入門】という本についてお話をしていきたいと思います。
こちらの本が、イワナミ書店から出ていて、ジュニスターというシリーズ、イワナミジュニアスタートブックスというシリーズから出ておりまして、
ジュニア向け、つまり子供向けの本にはなっています。
が、大人が読んでも非常に面白い本なんじゃないかなと個人的には思っていますし、
いわゆるボードゲームづくりをする過程を描いた本なんですけれども、
これ、非常に気づきが多い本だなというふうにも思っているので、今回はご紹介していきたいと思います。
まず、著者の新平さんはですね、ボードゲームづくりは人生の探求だっていうふうにまずおっしゃってるんですよね。
これどういうことかっていうと、ボードゲームを作る過程において自分自身を探求しないといいものは作れないっていうふうに言ってるんですよね。
これあの、新平さんがよくボイスでおっしゃっているアイデアと企画の話だなっていうふうに思っています。
アイデアっていうのは、いわゆるブレスト的にいろんな案をどんどん上げていく、そして企画というのはそれを形にするためにブラッシュアップしていくっていうことなんですが、
このアイデアを出す過程において、つまりボードゲームをどうやって作ろうかっていろいろ悩む過程っていうのは自分自身を探求する過程そのものなんですよね。
そこを形にしてゲームにしていくので、当然企画っていったところは重要になってくると。
この本ではそのボードゲーム作りのアイデアの部分と企画の部分が書かれています。
今回はそのアイデアの部分、自己探求の部分を話していきたいと思います。
前置き長くなったんですが、ちょっと自己探求してみたいなっていう方ぜひお聞きください。
実はこの本を手に取った理由がもう一つありまして、
それが実は高橋新平さんが講師を務めるフライヤーブックキャンプという講座を僕が受講しているからなんですね。
その講座というのがカードゲーム作りといった内容になっています。
ボードゲームではなくてカードゲームですね。
その参考になるかなと思ってこの本を手に取った次第です。
実際読んでみるとめちゃくちゃ面白かったですね。
新平さんがボードゲーム作りは人生の探求だって言っていた理由がこの本を通してよく理解できた気がします。
ゲームを作るっていう過程、ちょっと僕にはあまり想像ができていなくて、でも何かワクワクするような気持ちがあったんですが、
皆さん例えば夏休みの自由研究を思い出していただければと思うんですけれども、
あれって何も課題が、条件が設定されていないじゃないですか。
条件といえば8月31日までに完成させるですよね。
同じようにカードゲームを作るにあたっても基本的には紙を使う、それ以外は使わない、それしか条件がないわけです。
その中でいざどうやって作ろうかなって思った時に、僕はちょっと企画有意で、
なんとなくこれがあったら面白そうだなっていうものがあったんですよね。
それっていうのは、自分の強みを発見するようなカードゲーム。
で、それを作ろうかなと思ってネットで調べてみたら、そんなのいっぱいあるわけですよね。
すでに先人がいろんなアイディアをもう形にしていると。
で、その時に僕は自分が作ろうとしたものすでにあるじゃんって思って困ったわけです。
改めてそのアイディアの部分からしっかり練っていかなければ、自分のカードゲームというのは作れないなってことを自覚したんですよね。
そしてこの本に書かれている枠が非常に参考になるなぁと思ったので、それを紹介していきたいなと思います。
まずその2ステップあるんですけど、
1ステップ目が自分の強み弱みのマップを書いてみようっていうワークですね。
例えば僕でいうと強みに該当するのはランニングとか、あとはスポーツ心理学とか、あと筋トレとかですね。
で、弱みの方でいうと雑談とかデザインとか会計とかアイディアとかですね。
これを2つに分けると。
2ステップ目がこの強みと弱みをさらに2つに分けるというワークになっています。
どうやって分けるかというと、これから向上させていきたいものと、もうこのまま向上させなくていいと思うものですね。
そうやって分けると4つの窓ができますよね。
その2×2のマトレックス図になると。
その時にゲーム作りになるのは、向上させたい方にある弱みと強みの部分っていう風に新平さんはおっしゃっているんですよね。
つまりもう向上させなくていい弱みと強みは本当にやりたいことではない。
ゲームにする必要がないっていうふうにもおっしゃっています。
これで言うと僕の、ランニングの競技力向上の部分はもう向上させなくてもいいかなと思っているんですが、
ランニングの楽しみ方みたいなところは向上させたいと思っていますし、
デザインとか会計みたいなところは、これ以上はあんまり向上させなくてもいいかなっていうふうに今は考えているんですよね。
副業とか雑談とかおしゃべりとかアイディアみたいなのは、弱みだけど向上させたいなーって思っている部分です。
そうやって考えると、ゲームになるということを考えたときに、この弱みの部分をゲームにするんだったら、
その弱みを克服しようとするためにいろんな情報を集めて、その形にしていって、最後企画にしてゲームにしていく。
その過程が自己探求になっているっていうふうに新平さんはおっしゃっているんですよね。
これが非常に面白いなって思いました。
カードゲームの制作過程
新平さんは、遊んでいるとイライラしなくなるというアンガーマネジメントゲームを作られているんですが、
新平さん自身がイライラしやすい性格だったそうなんですね。
でもそれがゲームに生かされて試行錯誤して作られた過程を経てイライラしなくなったっていうふうにこの本でも書かれています。
そういうふうに考えると、このゲームを作る過程によって自分を探求して、自分の弱みを克服したり、
自分の強みをさらに育てていったりっていう、その過程がめちゃくちゃ面白いなっていうふうに思ったんですよね。
いやーだからそういうふうに考えると、大人になってからカードゲーム、もしくはボードゲームを作る過程っていうのは何か自己発見、自己探求に繋がる良いワークになりますよね。
そして僕自身は冒頭言った通りですね、フライヤーブックキャンプの講座を受けているわけです。
今、Day1が終わって、これからDay2、Day3、Day4と続きながらカードゲームを作っていくわけなんですけれども、
じゃあ今現時点でどんなアイディアがあるかというのも、ちょっとプロセスエコノミー的にお話をしていくとですね。
現時点ではやっぱりおしゃべりとか雑談みたいなところを向上させたいみたいな気持ちがあって、それをどうにかゲームにできないかなっていうふうに思っています。
かつですね、僕ってこの絶望っていうふうに言ってるんですけど、何か絶望の中でユーモアを見つけるみたいなところに小説とか物語にすごくいいなって思う部分があるんですよね。
だから、絶望をユーモアの力で何か切り抜けていくみたいなところをおしゃべりや雑談で何かゲームにできたらいいかなって今のところは漠然とそんなふうに考えています。
このゲームを作る過程で、もしかしたら僕の弱みが克服できたり、また違った形になったりしたらいいなーなんていうふうに考えています。
皆さんも、もしよかったら何かゲームを作るという過程で自己探求できるかもしれませんので、何か機会があったらこの本を手に取ってみられてください。
というわけで今回は以上になります。最後までお聞きくださりありがとうございました。ではまた。