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2022-06-01 39:26

005 - 大学のトイレで悔しくて泣いて (クマの先生, スカーレット)

別の研究室の「クマの先生」を招いてのゲスト回です。学生ナビゲーターはアベンジャーズの女性ヒーロー「ブラック・ウィドウ」を研究する4年生のスカーレットさん。カナダの大学院留学を目指すスカーレットさんに対して、アメリカ留学を経てキャリアを築いたクマの先生はなんてコメントする? 留学先を選ぶコツは? アメリカの大学生が真面目なのはなぜ? 英語を話せるようになるには? ロシア人の3歳児に言われた衝撃的な一言は? など。最後には彼女の涙腺が決壊する熱いトークです。今回は頂いているお便りを紹介できませんでしたが、次回すべてご紹介します。番組宛のメッセージを https://marshmallow-qa.com/zemigokko から送ってもらえると、みんなで喜びます。

参考文献

映画『ブラック・ウィドウ』(2021)

https://eiga.com/movie/92166/

スカーレット・オハラ

https://ja.wikipedia.org/wiki/スカーレット・オハラ

スカーレット・ヨハンソン

https://eiga.com/person/42155/

00:01
はい、みなさんこんにちは。ゼミごっこの時間です。
今日は、スカーレットとゲストで
はい、私、先生です。
お願いします。
よろしく。
なんかいつもは、たぶんみんなご存知の、ゼミの先生とゼミ生でやるっていう感じでやらせてもらってるんですけど、
今日は、私の単なるバガママで、推しの先生と喋らせてくれっていう風に交渉しまして。
すごい。
めっちゃ光栄です。
嬉しいです。光栄って言ってもらえて光栄です。
ありがとう、本当に。
本当に。すいません、推しです。
スカーレットさんね。
そうです。
見かけがさ、スカーレットって感じ。
嬉しい。
あれでしょ?スカーレット大原でしょ?
スカーレットヨハンソンの方が。
そっちですか。
そっちです。
失礼しました。
大学初ポッドキャスト、ゼミごっこをお送りします。
ごめん、ちょっと僕から言っていい?
あなたなんでさ、僕が推しなの?そこから気になる?
そうですね。
すごい気になる。
すごい、全然悪口って捉えないでほしいんですけど、私、なんだろう、人と違うことをしてる人がすごい好き。
違うことね。
エキセントリックな感じがすごい好きで、たぶん一番初めに、この先生すごいなって思ったのが、
たぶん、うちの学部では結構有名な話なんですけど、
なんかの授業で、クマの格好をしてきたことあったじゃないですか。
そんなことあったっけ?
ありましたよ。
京都区の上に登って、クマの実演をするみたいな。
あ、そう。
それ、あなたの記憶違いだわ。
登って、覚えてるよね、みんな。
それ、クマの真似はしていません。
なんでしたっけ、あれ。
それは、クマに襲われたときに、こういうポーズを取ったほうがいいよっていう人です。
そうですね。失礼いたしました。記憶違いです。
っていうのを、結構、正直、うちの学部は、わりかし真面目な先生が結構多いじゃないですか、私のイメージは。
の中で、それをパーンってやったのが、すごい印象的で、
なんか、まず最初はそこから、え、面白い先生いるって思ってて、
その後に、たぶん海外研修の授業を、私たぶんクマのイメージだけで、たぶん、取ってて、
でも、なんか、先生の経歴みたいなやつ、後で詳しく話していただこうかなって思ってるんですけど、
終わった?
その経歴を聞いたときに、なんか、なんだろう、すごい、正直周りの人、日本の学生が通るようなルートではないじゃないですか、結構。
確かに。
その中で、自分がやりたいことを、やって、親とかも交渉して、
03:00
本当にそのまま、ちゃんとやりたいように生き抜いたっていうと、なんかもう死んじゃったみたいだけど、
なんか、そのやりきっている姿を見て、え、すごいかっこいいなって思っちゃって。
ありがとう。
すいません、ただのなんか、ほんと恥ずかしい。
もう、それはね、すごい僕にとっては褒め言葉です。
え、よかったです。ほんとに推しです。
ありがとうございます。
ゼミごっこ。
もしかして、留学したいとか思ってる?
あ、そうです。私は今、ちょっとカナダの大学院を目指してて、
でも、それがなんでかっていうと、きっかけがたぶん3つぐらいあったんですけど、
最初に、ほんとに、この大学に入ったときは、ちょっと詳しくはあんまり言いたくないけど、
まあ、絶望で溢れてたんですよ。結構。精神的にも何もうまくいかなくて、ガッてなってる状態で、
たぶん、みんなご存知のゼミの先生の授業を受けたときに、
そこで、たぶん海外の文化に初めて興味を持ったんです。今まで全然興味なかったのに。
で、そこで、あ、この科目面白いなってなって、
で、たぶんその後に先生の授業を受けて、あ、そういう生き方があるんだって思ったときに、
なんか、そうやって自分らしく生きてるの素敵だな、そっか、海外ってイメージがあるんだって思ってて、
まあでも、そのときは別に、卒業後は普通に就活すると思ってたんです。
ただ、コロナがあったじゃないですか。
そうなんです。で、半年留学に行くっていう話が2回中止になったんです。
で、その2回まで中止されると、もう何が何でも行きたいわけですよ、こっちとしては。
でも正直、こっから行くんだったら、単なる語学留学で終わっちゃうのってすごいもったいないなって思っちゃって。
それだったら、実際に20年間日本で住んでるから、海外の文化を知りつつ、英語で学びたい、みたいな。
そういう考えとかも、やっぱそっち行ってみないと絶対わかんないと思ったんで、行きたいなと思って、今この進路にいます。
で、カナダで何を勉強したいと思ってるの?大学院に行くってこと?
そうです。今のデミでやってる、その研究は、ポピュラーカルチャーとか、やっぱそういう系の文化系にすごい興味があって、
結構カナダって、日本にいるとわからない価値観もあるだろうし、やっぱここにいると自分はマジョリティだけど、
そのカナダに行ったら、日本人の女性っていうマイノリティになるわけじゃないですか。
やっぱそういうのって、行かないと味わえないなって思ったし、その感覚を知らずに、一生を追いたくないって思っちゃって。
なるほど。今、卒業研究をやっていて、その延長線上でやってみたい。
あ、そうです。ブラックウィドウっていうアベジャーズの人がいるんですけど、その人が女性のロシア人っていうことで、
06:08
結局、マーベルの作品がアメリカ社会の話なんで、そこの中でロシア人っていうのは、やっぱ冷戦とかそういう色々な文化的背景があって、やっぱりマイノリティだし、
それを見たときに、結構そこに女性とかマイノリティとしての生きづらさみたいなのが、すごい現れてるなって思ったんで、
そういうところを詳しく研究していきたいなって思って、今やってますね。
で、あなたが留学予定のカナダの大学名も決まってる?
今、すごい調べてて。
あ、そうなんだ。
調べていくと、なんかコースによっては、フェミニズムに焦点を当てたものもあれば、エスニシティ、ヒューマニティみたいな色々あって、
現段階で、自分が本当にどれを詳しくやりたいのかっていうのが、やっぱあんま決まってなくて。
とりあえず今は、調べて、調べてって感じですかね。
先生は、なんでアメリカだったんですか?
やっぱアメリカって、カナダもそうなんだけど、すごく留学しやすいんだよね。
外国人が留学を考えるときに、最も広い、広く門戸を開いている国が、やっぱアメリカなんじゃないかな。
だから自然と、アメリカの大学っていうふうに思ってたかな、やっぱりね。
あと、すごくアウトドアが好きだったので、アウトドアが好き放題できそうな国であり、また地域ということで、
僕はアメリカの西部になるんだけど、ロッキー山脈の近くにあるコロラド州っていうところに行ったんだけどね、最初ね。
そういう意味では、でも一応僕は行った大学、僕は大学院からじゃなくて、
学部から入ったんだけど、野生生物学みたいなのをやりたかったので、そういうので、すごくいいプログラムのある大学を選んだんだよね。
カナダもあると思うけど、大学ランキングっていうのをね、見ることができて、アメリカの大学ランキングって全部学部別なんだよね。
ある分野について、トップ10とかっていう、そういうのが並んでるんだけど、僕はそのランキングを見て、ここだったらかなりいいんじゃないかと思って、行った。
だから、あなたもそういう選び方もあると思うよ。
09:03
そうですよね、確かに。
分野を決めて、ここはきっと、ランキングってすごく教授陣の豊富さとか、学生の満足度とか、キャンパスの過ごしやすさとか、すごいいろんなものを総合的に出してると思うから。
確かに。
いいな。
だから、なんでアメリカかっていうと、かなりそういう楽しみを追求するために。
いいですね、ここで学問があって、要ないあたりが好きです。
まあね、学問は二の次だったね。
学生として第二の人生を歩み始めたんだけど、まず最初にやったのが、サークル活動で、スキーのさ、コロラド州ってむちゃくちゃいっぱい有名なスキー場があるのね。
えー、そうなんだ。
ベイルとかブレッケンリッジとかって、結構みんなよく知ってるスキー場とかなんだけど、スティームボートスプリングスとか、結構マイナーなのも。
とにかく3000m級の山が合計1000個あるんですよ、コロラド州って。
すごい。
だからスキー場だらけなんだね。もうそれ知ってたから、行く前から。
もともとスキーに馴染みはあったんですか?
もともとスキー大好きで、スキー場のロッジでバイトしてたしね、ずっと。日本でスキー場で、スキー場のロッジで居候って言うんだけどさ、ご飯だけ食べさせてもらって、リフト券をもらって、で、時間があったらスキーができるっていうね。
いいポジションですよね、とても。
そういうのが、今もあるけどね。
そうなんですね。
そういうのやってたんだよね。
それで、あとはカヌーね、川下り。
はいはいはい。
川下りすごい好きで、日本の学生時代の時からね。
だから、川下りができそうな、コロラド州ってすごい沢山川があって、ラフティングがさ、有名なのよ。
ボートでね。
はいはいはい。
激流を下るみたいなやつ。
はいはいはい。
とかね。だからね、そういうことができそうな場所に行きたかった。
そうか。
あなたもカナダ留学したら、どうするの?アパートを住んだりするの?それともホームステイしてみたいとこ思ってる?
でも、正直一人暮らししたい。
そうなんだ。
今はもう一人暮らししてるんですけど、ホームステイももちろん楽しいと思うんです。
それも多分、経験として数ヶ月やってみようとかにはなると思うんですけど、
最終的にどっちかというと、私住み着きたいんですよ、カナダに。
なるほど。行く前から。
もうすでに住み着きたい。
なるほど。
そうです。だから、一人暮らしで、一人で暮らしたい。
12:08
僕はね、結構寮が好きで、最初ね、ずっと寮に住んでたんだよね。
で、多分カナダの大学って、アメリカの大学と共通点たくさんあって、同じシステムだと思うんだけど、
大学の一年生って、基本全員寮に強制的に住まわせられちゃうのね。
なんかそのイメージあります。
そう。だから、キャンパスにも寮が隣立してるのね。
で、たくさんティーネイジャーが寮に住んでて、すごくうるさいのよ。
で、英語をね、やっぱりルームメイトから学ぶ機会っていうのも、やっぱり寮ならではだよね。
で、寮の食堂でご飯も一緒に食べて、そういう寝食共にするみたいな経験っていうのは、留学生にとっては、僕はなかなか捨てがたいかなと。
そういう意味では、一人暮らしは一回もしてないね。アメリカに出た時にね。
なんか、私好きなシットコムがあって、
好きな何?
シットコム。
何それ?
アメリカのコメディドラマみたいな、あるじゃないですか。
なんて言えばいいんだろう?シットコム。
で、なんかビッグバンセオリーっていう、なんか結構有名なシットコムがあるんですけど、
なんかそれで、なんかその、まあ、それもなんかシェアハウスみたいな感じ?
その人を探してて、ある日、男の子が来て、そっから話が始まるって感じなんですけど、
なんかその、なんだろう、そこに学生たちが集まって、でワイワイなんかいろんな話をするみたいな、
なんかそういうのを結構なんか、そのドラマとか見てると、なんかすごい楽しそうだなって思うし、
なんて言うんだろうな。
でもやっぱなんか、自分がやっぱ、この4年間一人暮らししちゃってきてるから、
なんかそういう、なんだろう、家族でもないし、一人でもない、なんか他の人と生活するっていうのも、
なんか普通に楽しそうだなって思います。
まあ、オーソドックスなね、こうやり方も最初はいいかもしんないね。
で、その後で、ちょっと次の生活の仕方を考えるみたいなね。
ゼミごっこ
ちなみに、その学生時代の中で、結構困ったなってことありました、そのアメリカの大学の中で。
アメリカで?困ったこと?
いや、そりゃいくらでもあるね。
やっぱ一番大変だったのは勉強だね。
とにかく、ある授業、ある科目なんかだと、もう先生がしゃべるのがすんごい早くて、
15:01
それで、ノートを取るのもすごい大変。
で、少しは番書してくれるんだけど、追いつかないんだよね。
全部録音してたんだけど、聞いてもわかんないんだよね、これが、なかなか自分で。
で、仕方ないから、それをアメリカ人の友達に、もう一回その部分を聞いてもらって助けてもらったりとか、
あるいは一緒のクラス取ってたアメリカ人の友達に、ちょっとノートを見せてもらったりとか、助けてもらったりとかってしたけど、
実はそれだけじゃなくて、読みこなさなきゃいけないテキストの量とかっていうのはすごく多いんだよね。
なんか読みました、そういうの。
毎週毎週、いろんな科目について、それぞれ何十ページとかっていう、そういうリーディングアサイメントっていうのが出るんだけど、
それをこなすっていうのはすごく大変。で、それを元にして、その小テストってね、クイズってよく言うんだけど、
アメリカの大学って、50分授業が多いのね。
あ、短いんですね。
50分が週に3回とか、そういうやり方なんだよね。
だから、例えば、月、水、金と授業があって、週に3回だから、そういう小テストがあるとかね。
そうすると、気が抜けないんだよね。
そうですよね。
週に1回の授業とかで、小テストがあるとかだと、1週間勉強するとかね、余裕があるかもしれないけどね。
で、図書館に行って、いろいろ調べ物もしなきゃいけないとか、とにかくね、学校の授業についていくっていうのが、一番大変だったね。
それは僕は、学部のときだけじゃなくて、修士のときもそうね、マスターの大学院に入ってからも、
カナダもこれ一緒だと思うけど、学部とほとんど変わんないから、授業の内容、スタイルとか。
講義に出て、で、試験がしっかりあって、で、なんていうのかな、そうか、スカーレットさんは日本の大学院を知らないので、
そうですよね、知らないです。
ちょっと、説明しづらいとこあんだけど、日本の大学院っていうのは、どっちかというと、研究主体なのね。
つまり、自分のテーマが決まってて、で、指導教員との助言を得ながら、研究を進めていく。
アメリカの場合は、それもやるんだけど、大学院の授業で、しっかりいい成績をとっていくっていうことが、同時にすごく求められちゃうのね。
だから、もう本当に、あのなんだろうね、研究とかだけじゃダメなんだよね。
18:08
授業をちゃんと受けて、っていうことになるので、しかもかなり、もともと専門性を学部である程度身につけてから、当然大学院に進学していくわけなので、
大学院の授業っていうのは、ちょっとレベルも高いんだよね。
だから、そういう中で、大学院の授業は結構ハードです。
まあ、そうですよね。そのイメージはとてもあります。
イメージがあれば大丈夫です。
なんか、よく日本人近面って言うじゃないですか。あれは絶対嘘やろって思ってて。
なんか、やっぱり全然、大学とか大学院ってなった時に、やっぱり向こうの学生とかの方が、学業に対してめちゃめちゃ真摯に向き合ってるイメージ?
アメリカの大学生って、結構バカもいるんだけど、それはね、平均って見ると、なんか日本の大学生の方がお利口さんなんだよね。どう考えても。
アメリカってかなりエクストリームなところがあって、むちゃくちゃ勉強の出来る子もいれば、こいつ何言ってんの?言ってること全くわかんないみたいな。
とんでもないね、子もいたりすんだよね。
で、アメリカの大学のやっぱり教室の雰囲気って、日本の大学と全然違ってて、すごいまずみんな真面目。
それで、何百人もいるような教室とかでも、寝てる人がいない。一人もいない。しゃべってる人もいない。全員がものすごく真剣に授業を受けてて、それですごく積極的に発言する。
先生が何か質問ありますか?って聞いて、これ手が上がらない授業なんて一個もない。もうすごいポンポンポンポン手が上がる。で、みんな何の躊躇もなく、いろいろとうとうとしゃべる。しかも学生が、とうとうとしゃべる。質問する。
もうまるでね、聞いてるとね、どっちが先生なのか分かんないぐらい、もう長々と学生が持論を述べて、しかも18、19の子だよ。が述べて、で、先生がそれに答えるっていう場面とかって結構あるんだけど、最初僕結構面食らったのね。
で、なんでアメリカの大学ってこんなに真面目な子がたくさんいるんだろうって。で、しばらくして分かったのが、実は真面目な子しか大学に残らないっていうことなんだよね。
21:09
っていうのは聞いたことあるかもしれないけど、アメリカの大学って、ちょっと僕の統計が間違ってるかもしれないけど、ストレートに卒業する学生の割合って、たしか6割いくかいかないかぐらいなんだよね。
で、なんでそうなるかって言うと、結局大学に入ったけど、お金が続かなくなったとかね。学費がね、もう最初親の援助もらってたけど、うまくもらえなくなったとか、大学を辞めちゃう人がすごく多いんだよね。
ただ、日本と違うのは、辞めた後でまた戻ってくるんだよね。結果的に教室にいるのは、大学に来て教室に行くっていうことに意味があると。この授業を受けることが自分にとって意味があるっていうふうに思ってる人しか残ってないんだよ、結局。
だから、どうでもいい。別にこの勉強そんな、なんていうのかな、入学したからしょうがないからこの授業行くんだ、これ単位必要だからもうしょうがないから行くんだとかっていうような子は、ものすごくかなり少数派なんだよね。
結果として、そういうクラスの雰囲気になっていくっていうことなんだよね。だから、寝てる子っていうのがいない理由っていうのは、当然といえば当然で、寝てる暇なんかがあるぐらいだったら、もう働いたほうがいいわけだよ。
そうですよね。確かに。そんだけ高い学費払うんだったら、やりたいことやりたいですよね。
そういうことなんだよ。だから旅に出る子もいれば、もちろんね、アルバイトじゃなくて、人生経験を積むっていうね、そういう旅に出たり、海外で働いたり、ボランティアしたり、いろんな経験を積んで、また大学に戻ってくるっていう、そういう必ずしもトラディショナルな大学生ではない、そういうのをノントラディショナルっていうふうに呼ばれてるんだけど、
そういう大学生っていうのが、アメリカにしろカナダにしろ、たくさんいて、そういう人なんかとはやっぱり僕は寮でも出会って、僕が20代だった頃に、40代とか50代とかのおじさんおばさんとか普通にいるわけなんだよね。そこが日本と大きな違いなんだよね。
だから大学で学ぶことって一体何かっていうことをすごく考えさせられる。
特に留学生って限られた期間を念頭において過ごしてるから、かなり密度の濃い大学での学びを求めていくと思うので、そういう意味でアメリカの大学っていうのは、カナダの大学もそうだと思うけど、周りが真面目な子ばっかり。
24:01
そういう中で勉強できるっていうのは、大変だけどやりがいがあると思う。
そうですよね。
頑張ってね、じゃあね。
頑張ります。
ゼミごっこ
さっきさ、スカーレットさんがさ、ロシア人の話してくれたときに、僕一個思い出した、僕のアメリカでのね、すごいその留学生生活、初期の頃のね、エピソードがあって。
授業でもこれ喋ったこと、喋ることあるんだけどさ、最初ほんと僕、拙い英語力しかなかったので、あるときね、友達になったロシア人留学生の一家の家に招待されて遊びに行ったときに、そこにいた3歳のロシア人の女の子ね。
で、彼女が持ってた絵本を見て、それスノービューティーかなんかだったんだけど、広げて、それで読んであげたら、むちゃくちゃびっくりされたもんね。
で、何びっくりされたかっていうと、こんな、なんかこう幼稚園児以下ぐらいしか喋れないね、なんか、あの謎の東洋人が、いきなりそのスノービューティーを開いて、とうとうとそれを読み始めて、上手にね、しかもね、読み始めて。
彼女はさ、まだ字が読めないからほとんどね、3歳ぐらいだから。だからさ、だけど彼女は英語は上手なのよ。もう実はアメリカに来て、そのずっと周りにね、アメリカ人の友達とかがいて、その保育園かなんか通ってて、もうその、喋るほうは達者なのよね。むしろ親のロシア人のお父さんお母さんより上手なんだよね、喋るほうはさ。
幼児語だけど。
そうですね。
だから僕がさ、もう、その、そうやって絵本を読んで、もう、彼女が最初言った言葉が、マム、ヒーキャンリー。すごいでしょ。彼は、字が読めるのよ、びっくりって言って。
すごいね、それは、なんていうかね、もう情けないやら、自分がね、もうその、一体自分はどんな人間なんだってね、もう見られてんだっていう。
海外に、海外を体験すると、もう自分のね、語学力の不甲斐なさを痛感するんだよね。で、帰ってくると、ちょっとその痛みすぐ忘れちゃう。長続きしない、あんまりね。でまた行くと、ああやっぱ勉強しなきゃ、気になるんだよね。それを繰り返す。
27:02
でも、今私、大学院に行くために、アイエルツ、トーフルと似たような感じなんですけど、アイエルツの勉強をずっとしてるんです。で、やっぱり多分、日本の教育の影響があって、リーディングとかリスニングは全然あんまり行くじゃないんです。
でも、スピーキングぱっぱらぱ、ほんとに。で、今、うちの学校内に、アイエルツの試験官の資格を持ってる人がいて、その人に勉強をお願いしてるんですけど、もうなんだろう、15分喋るだけですごい冷や汗がすごい。もうなんか、喋れないし、なんだろう。
結局ね、いつか喋れるようになるんだけど、何が必要かっていうと、喋りたいことがあるってことが必要なんだよね。
モチベーションみたいな。
違う違う違う。喋りたい内容。何かを喋りたい。つまり、何かを人に伝えたいわけだよ。相手に伝えたい。
伝えたいことがない状態では、絶対喋れるようにならないです。
それ深いな、確かに。何かよく言うじゃないですか、何か外国人の彼氏を作ると、何かすごい上達するその言語だ、みたいな言うじゃないですか。
たぶんそういうことですよね、きっと。
あると思うね。やっぱりその、自分のことを相手に伝える。で、相手のことをやっぱり理解する。理解した上で返すっていう、そういうキャッチボールをするわけだよね、会話って。
だからその時に、やっぱりその、自分は何を発信したいのかっていう、明確なものっていうのを持つっていうことだよね、やっぱりね。
それがない限り、普段日本語で喋ってても同じだと思うんだけど、言葉って出てこないわけで、伝えたいものがあって初めて言葉って出てくるので、英語も同じだよね。
そう言っちゃうと、あなたには伝えたいものがないんだけど。
いや、言いはないですね。
ことになりかかっちゃうんだけど。
だから、やっぱりね、英語で喋るときに、何だろうね、英語を喋れるようになりたいんだって考えるのが間違ってて。
伝えたいって思いが先なんですよね、たぶん。
もちろんもちろん。
相手、だからそれは、僕なんかも未だにそんなに英語がすごく上手って自分では思ってないけど、ただ相手によってはすごく上手に喋れることがあるんだよね、と自分で思う。
あ、この人相手だと、なんかすごくスムースに、いろんな変化を持たせた英語表現ができちゃって、あ、俺ってすごいなとか。
ところがさ、そうじゃない相手、やっぱ結局、あんま話が弾まないようなタイプの人が相手だと、途端に質誤症に陥っちゃう。
30:07
そうなると、あ、俺ってダメだなって思ったりする。
英語の練習じゃないんだよ、やっぱそれは。
そうですね、確かに。
そうそう、そのね、コミュニケーションっていうことだと思うので。
それは考えてこなかった、そうですね。
だからまあ、興味を持ってくれない人が相手だと、たぶんあんまり話してもね。
確かに。
だけど、例えば相手がゼミの先生とかだったら、それは興味持ってくれるはずなので、それはすらすらと英語が出てくるはずですよ。
だからゼミの先生とはもうずっと英語でやり取りをしたほうがいいと思います。
ああ、まあそうです。
そうだな、確かに。
うちの学部の中で、一個上の先輩、今年の9月からイギリスの大学院に行く人がいらっしゃるんですよ、その先輩で。
すごいね。
本当にすごいんですよ。
その先輩とうちの先生もすごい仲良かったんですけど、
なんか話してたときに、一番初めの英語力を聞いたんですよ、そのトイックのスコアで。
めっちゃくちゃ低くて。
でも、私はもうそれから今の状態のぺらぺらになるまで、私はすごい努力したと思ってたんです。
だから、すごい努力したんですよねっていうふうに聞いたら、
え、全然、普通に楽しくて喋ってたら、知らない間に喋れるようになってたって言ってて。
だから、そういうことだなって思ったんです。
え、その人は日本にいた間にってこと?
そうです。もう全然語学留学とかせずに、海外旅行ぐらいはあるけど、語学留学とか結局コロナで行けなかったんですよね。
それでまあ、ひたすら日本でうちの学部のネイティブスピーカーと喋ったり、普通にオンラインとかでいろいろ喋って、
もう完全に独学で英語がぺらぺらになってて。
すごいね。
本当にすごい。
海外で暮らすとさ、いろんな国から、
例えばアメリカで暮らすと、いろんな国から留学に来てる、留学しに来てる学生がいて、
それぞれすごく特徴のある英語を喋るわけだよね。
はいはいはい。
で、失礼ながらさ、この英語よく通じるなとかさ、思うことがあって、
それで後でこっそりアメリカ人の友達に、ねえねえねえ、彼の英語ってわかりにくくない?とかって聞いたりすることあるんだけど、
そんなことないって言うんだよね。
僕から聞いてる、僕からはすごく大変そうな、たどたどしさが半端ないっていうような感じのね、話も、
そういう英語しかできないなと思っても、やっぱりその熱意?喋る熱意っていうかね、
33:09
とにかく伝えたいことっていうのは、やっぱりその単語を並べたらある程度出てくるんだよね、それはね。
そうそう。だからね、あんまりね、いい子ちゃんにならずに、もうとにかくどっちかっていうと、熱意を全面的に出して、
はいはいはい。
喋りたいことを伝えたいことを喋るっていうことのほうが、やっぱり先にくるんだなと。そっちが大事なんだなっていうふうに思うね。
いいこと聞いたな、すごい今日は。
だから自信持って。
はい、自信持てるように頑張ります。
いやー、もう自信持ったほうがいいよ、ほんとにほんとに。
先生はあれじゃないですか、最初アメリカの大学に行くときに、TOEFLを受けるってなって、TOEFLの勉強はどうやって勉強したんですか?
大学で書き講習とかもいろいろあって、そういうのも受けたりとか、とにかく英語の勉強、あとラジオ英会話とかね。
はいはいはい。
そういう、いろいろやってたね。
へー、そうなんだ。
だから僕は、できるだけお金をかけずに、でも本当の苦労はその後始まって、さっきもちょっと言った、授業が難しくてっていうね、内容が難しいっていうのもあったし、科目によっては。
それから、テストのスコアが思うように取れないっていうのがあったりとか。
で、成績が思わしくないと、先生に呼ばれて、ちょっと面談みたいなのを受けるっていうのが。
で、それは科目ごとにやるんだよね。
あ、一個ずつでやったり。
そうそうそうそう。ある科目について、担当の先生が、ちょっとずっとロースコアの学生がいると、呼び出すんだよね。
親切ですね、すごい。
ある意味ね、そう。
で、僕それで呼び出されたことがあって、それで先生の研究室で、まあどうしたんだ、みたいなことを聞かれて言われて。
いや、どうしたもこうしたもとにかくすごく難しいんだ、みたいな話をして。
それで、まあとにかく頑張んないと大変なことになるぞ、みたいな。
っていうか、なんだろう、どういうふうに頑張ればいいのか。
例えば、アシスタントみたいなのをしてくれる、チューター制度みたいなのもあるので、そういうチューターに頼って勉強したりしたほうがいいしとか、いろんなアドバイスをくれて。
36:04
で、先生の部屋を出て、それでトイレに入って泣いた。
でも泣きますよ、それなんか。
悔しくてね、とにかく。
でもそれはね、やっぱり今思えばね、ものすごい貴重な体験だったんだよね。
確かに。
まあでも、そういう悔しさっていうのは、バネにするっていうことが大事なのかなと。
そうですね、挫折の経験って結構大事ですよね。
勉強の上での挫折って、少なくとも、僕は日本の大学で大学生だったときはなかったんだよ。
だけど、アメリカでそれが起きた。
なので、ぜひね、苦労してください。
してきますか。
留学したら。
話たくさん聞けてよかったです。
苦労なしだとは全然思ってないし、この先いろんな苦労があるんだろうなって思ってたけど、それでも経験者の言葉が全て重い。
重かったかもしれない。
より大変さは分かったんですけど、その分もっと頑張ろうって思いました。
よかった。
必ず苦労しますよ。みんな苦労するから。
そうですよね。
苦労の種類とかレベルは違うと思うんだけど、だから僕は本当に海外に留学するっていう気持ちはね、すごく大事にしてほしいし、みんなにそういう経験をすごくしてほしいなって。
若干ルイスンジンってくれる。
本当に話聞けてよかったです。
ありがとう、今日呼んでくださって。
もうちょっと断られるんじゃないかと最初ずっとうちのゼミの先生に無理ってお願いしてよかったです、本当に。
よかったです。
今回はお便りの方を紹介できなかったんですけど、引き続きお便り募集してますので、いただいてるお便りはまた次回紹介させてもらうので、ぜひぜひ引き続き募集してますのでよろしくお願いします。
また機会があったら呼んでください。
もちろん呼ばせてください。
今日僕話した話は多分100分の1くらいしか話してないから。
じゃああと99回ポッドキャスト撮りますね。
39:04
どうもありがとう。
ありがとうございました。
じゃあね。
39:26

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