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「幽霊たち/ポール・オースター」を読む
2026-07-01 24:07

「幽霊たち/ポール・オースター」を読む

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話者:コーノ、ポー


ポール・オースターのニューヨーク3部作、2作目「幽霊たち」を読んだ感想を話しています。ネタバレしています。

#zattoh #海外文学 #読書 #本

感想

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サマリー

このエピソードでは、コーノとポーがポール・オースターの小説「幽霊たち」について語り合っています。二人は、カフカやアベコーを思わせるような、現実から乖離していく物語の展開や、主人公の行動が制限されているような感覚が、夢を見ているような小説だと評しています。特に、登場人物が色の名前で呼ばれたり、出来事が現実離れしていく様子がカフカ的だと感じています。 物語の骨格は私立探偵ブルーがブラックを監視する依頼ですが、ブラックの日常に変化がなく、ブルーの心理描写や妄想が中心に進んでいく点が特徴です。また、作中に登場する「ウォールデン 森の生活」やホーソンの「ウェイクフィールド」といった実在の作品が、物語のテーマや登場人物の心理と深く結びついている点についても考察しています。終盤では、依頼主のホワイトが実はブラックであり、ブルーの監視記録を元に小説を書いていたというメタフィクション的な構造が明かされます。 ニューヨークという舞台設定についても触れられており、ブルックリンブリッジなどの観光地が登場するものの、物語自体はニューヨークでなくても成立しそうな普遍性を持っているとも指摘しています。最後に、ポール・オースターの他の作品や、彼がラジオ番組で募集した実話を集めた「ナショナルストーリープロジェクト」にも言及し、作家の世界観への興味を深めています。

「幽霊たち」の概要とカフカ的要素
コーノ
今日は、ポール・オースターの、「幽霊たち」っていう本を読んだ感想をしゃべります。
いつもどおり、ガンガンネタバレはしている。 結構、これネタバレ要素がある小説ですよね。
そうですね。 うすうすわかるようなとこもあるけど、途中で、そういう話なんで、内容知りたくない人は、先に読んだほうがいいですね。
新庁舎の本で読みました、新庁文庫で。 この本自体は、1986年、原文、原文とか原著は書かれています。
ただ、本の舞台は1947年ですから、結構前のが舞台、2005ぐらいが舞台だったかもしれない。
あらすじを読みます。これが新庁文庫の裏に書いてあるあらすじですけど、
私立探偵ブルーは奇妙な依頼を受けた。変装した男ホワイトからブラックを見張るようにと、真向かいの部屋からブルーは見張り続ける。
だがブラックの日常に何の変化もない。彼はただ毎日何かを書き読んでいるだけなのだ。
ブルーは空想の世界にさまよう。ブラックの正体やホワイトの目的を推理して、次第に不安と焦燥と疑惑に駆られるブルー。
80年代アメリカ文学の代表的作品っていう、そういう紹介ですね。
poe
これ、僕めっちゃカフカっぽいなと思いました。 私もカフカっぽいなと思いました。
コーノ
結構言われてるっぽいですね。カフカとかアベコーっぽいみたいな。
解説とか読んだらこういうふうに書かれたんですけど。
poe
そういう意味で私、好みの小説でしたね。
コーノ
そうですね。前回、ガラスの街とかのほうが村上春樹っぽいとか思いましたけど、
今回はほんま夢見てるみたいな小説だったんで。
コーノ
僕は、結構ネタバレっぽいんですけど、審判のエンディングが反対みたいな感じ。
エンディング?
コーノ
審判、カフカの審判っていう小説だったじゃないですか。
カフカの審判は、これもカフカの審判のネタバレなんですけど、最後殺されるじゃないですか。
でも最後、殴り返して終わるみたいな感じになるんで。殴って終わるみたいな。
で、逃げていくみたいな感じなんで。
だから、審判のラストが反対版みたいな、そういう感じかなって思いましたね。
poe
そうですね。カフカっぽいっていうのは、なんていうか、この作品って1947年2月3日から始まるっていうのと、
舞台はニューヨークっていうので、そこは具体的な設定があるんですけど、
それ以降は人物は色の名前だし、だんだん現実から乖離していく感じとか、
読者の目からすると妙に適応している主人公の雰囲気とか、その辺はすごいカフカっぽいですね。
コーノ
だから、こうすればいいのにみたいなこと全然やらないんですもんね、みんな。
だから、その行動がすごい制限されてる感じっていうのが、やっぱり夢っぽいなって思った。
なんで彼女に会わへんのとか、意味わからなかったですもんね、ずっと。
poe
なんか前提がずれてる世界の常識みたいな。
コーノ
思い通り動けないみたいな。
poe
作品の長さも150ページぐらいかな。
コーノ
結構短かったですね、これ。
poe
短かくて、133ページか。
その短さも良かったかな。
こういう話だとこれぐらいの長さがすごい読みやすいし、
結構解説が充実してましたね。
poe
解説2つはありませんでした?
コーノ
ありましたありました。
あと、役者跡書きと解説があって、解説は面白かったですね。
この2つ目の三浦雅史っていう人の解説なんかを、あらすじで全部言ってくれてるって感じですかね。
poe
そうですね、綺麗にまとまってくれてますね。
コーノ
なるほど、こういうことやったんやって。
本読んでるときは、やっぱり追っかけてるんで、ストーリーを。
その通してどんな話あったみたいなのは、すごい簡潔にまとまってたなと思って。
いまいち読んでも読み終えても、解説で言ってたような書くことの不安がどうとかっていうのはちょっと分からなかったですけど、
コーノ
でもなんか普通にこの話に入っていく感じは面白かったですね。
物語の構造と登場人物の心理
コーノ
キャッチーなテーマやけどっていうのは、たぶんガラスの街も一緒やったんですけど、全然何も起こらないっていうのはね。
探偵が一人の人をずっと追いかけるみたいな。
poe
そう、ブルーっていう私立探偵がホワイトっていう人から依頼を受けて、ブラックの監視をするっていうのが話の骨格なんですけど、
基本的にブラックが全然動かなくて、じっとそれを向かいのマンションから観察してるっていう話だから、全然動きは少ないんですよね。
コーノ
家でずっと何か書いてる、家か何か分かんないですけど、アパートから書いたからずっと何か書いてる、机に向かって何か書いてるみたいな。
それを毎日見るとき、それがしかもだんだん飽きてきて、もうたぶん何してるっていうのが分かるってパターンを知りすぎてしまって、どうせ家にいるから映画見に行ったりとかするんですよね。
poe
なんかもうブラックを自分のように感じてて、絶対今はいるっていうその確信ができてくるんですよね。
コーノ
ずっと見てなくても平気みたいな。
なんか報告書を送ったら返事がないからちょっと不安になったりとか、何もコメントがないのが。
poe
何もないなりに読みやすいし面白いっていうのは何でしょうね。
コーノ
すごい心理描写みたいなのがすごいありますね。
poe
心ってのはブルーの。
コーノ
ブルーの。
poe
なんか面白いですよね。的確だし。
コーノ
心理描写あるけど、こんなこと考えるの?みたいな感じはすごい走るじゃないですか。
勝手にどんどん考えていくとか想像していくというか、思い込みみたいなのがすごい膨らんでいってしまうみたいなのがあって、こうなんじゃないか、こうなんじゃないかみたいなのを勝手にすごい妄想を膨らましていくけど、
なんかそこまで考えへんなと思いながら、結構しかもそれが外れるというか、自分の勝手な妄想だったみたいなのがいっぱいあったんで。
poe
妄想よりもっと単純な話で、色から連想するものをずっと描きつらねるところありません?
コーノ
はいはい、生円ですよね。
poe
あれも良かったですね。本当に自分が思いついたことをダラダラダラダラ描くっていうところも笑っちゃいましたけど。
コーノ
色いっぱい出てきましたか。レッドマン事件とかグレー事件、グレーはグリーンに変わっていたとか。
剣士館ゴールド、色いっぱい出てきました。バーテンのレッドで、バイシュンフバイオレとか。
poe
役者あとがきでも描いてましたけど、総話が多いんですよね。ちょっとした小話みたいな。で、それもなんかこう繋がってる感じもするし。
コーノ
うん、そうっすね。
poe
その辺のなんか塩梅をすごい上手だなって思って。
コーノ
繋がってる感じもあるし、全然なんか適当に挟んでる感じもあるんですよね。ウォールデン、ソロの森の生活の話、やたら出てくるじゃないですか。
poe
はいはい。
これとか、なんか。
poe
なんかね、ウォールデンは何回か出てきますよね。一回じゃない。孤独とか、そういうことなのかな。
呼んでて腹立って投げ捨てるんですよね。何も面白くないみたいな感じでね。
コーノ
ヒントがあるんじゃないか。ウォールデン、森の生活を、ソロの本をブラックが勝って読んでるみたいなのを双眼教科なんかで発見して、
あそこに何かヒントがあるんじゃないかみたいな感じで。自分もなんか勝って読んでみるけど、なんか面白くないみたいな。
poe
なんかね、私ちょっとね、うまく理解できなかったんですけど、そのソロの話で言うと、なんか63ページにウォールデン、森の生活を読んでるブルーがこう、面白くないなみたいな感じで読んでるシーンがあって、
ここで、「だがブルーは気づいていない。もし彼がこの本が要求している通りの精神で、それを読むだけの忍耐を見出したなら、彼の人生全体が変わり始めるはずだということを、少しずつ少しずつ自分の置かれた状況に対する理解を深めていき、やがては完全な理解に到達するはずだというと、
ブラックについてホワイトについて、この仕事について、彼に関わるあらゆるものについて全てを把握するに至るだろうということ、っていうのがこう書かれてて、なんかもうこのウォールデンの話がこの作品のキーカのような描写があるんですけど、ちょっとよくわからなかったんですよね。
コーノ
僕はでも、この森の生活の内容をあんまり知らないというか、ほとんど覚えてないんで、そうなんかなって思うだけですけどね。
poe
森の生活はあいまいに覚えてるだけだけど、森の中で孤独に静かに生活することを描いてるんですよね。
コーノ
結局なんかね、短い期間だけなんですよ、あれ。
poe
あ、そうなんですか。
コーノ
で、戻ってくるんですよね。
poe
ただここは、なんかどういうことなのかなと思いながら。
コーノ
あ、なんかそのネタバレがあるんかなみたいな感じかなと思ったんですけどね。
この文章通りだと読んだらわかるみたいな。
コーノ
こういう実際の作品っていうのが結構出てきましたね。
poe
実際の作品で一番印象深かったのは、森の生活じゃなくて、ブラックと喋るホーソンのウェイクフィールドっていう小説の話出てくるじゃないですか。
コーノ
はい、結構後の方ですよね。
poe
89ページなんですけど、ブラックが話す内容だと、ウェイクフィールドっていう男がいて、ある日、妻が一緒に暮らしてるんですけど、出かけるんですよね。
出かけたらなぜか、そのまま家の近くのアパートに住みついて、何十年もそこに暮らして、妻の様子を見てるみたいな。
で、何十年が経った後になぜか唐突に家に帰るっていう、めっちゃ怖いなと思って。
あらすじを読んだだけで、なんかゾッとしたし、めっちゃ面白そうな小説だなと思って。
コーノ
これあったんですか、実際。
poe
実際あります。これは後で読まなあかんと思って、すごい記憶に残りましたね。
これ、まあそれも結構、離れたところでずっと見てるみたいなことで、ブルーとブラックの関係にも繋がってる。
コーノ
葬式みたいなのがあるんですよね、自分の。
poe
そうそう。
コーノ
これ、そうですね、そのまんまなんですよね、この幽霊たちの内容と結構。
で、それを言ってくるってことは、こいつ何か終わってるんじゃないかみたいな、そういう匂わせのための、なんかさしてきた話じゃないですか。
poe
そうですね。
お前わかってるよな、この俺とお前の状況みたいな。
コーノ
そうそう。だから見られてんの気づいてるやろ、みたいな。
実在作品の引用とメタフィクション構造
poe
ちょっと脱線しますけど、このウェイクフィールドって面白そうだなと思って調べてたんですよ。
そしたら、なんか別のアルゼンシンの作家がウェイクフィールドの妻っていう小説を書いてて。
コーノ
えー、あーそっちも。
poe
妻目線の話。
で、それがウェイクフィールドとウェイクフィールドの妻を合わせた形で本が出てるんですよ。
コーノ
学本みたいな。
poe
学本みたいな形で出てるんですって、日本語版でも。
コーノ
えー。
poe
ちょっとそれは読まない思って気にしてます。
コーノ
ほんまにね、意図がわからないですね。
poe
これとかめっちゃでも株価の審判に出てくる置き手のもんってあるじゃないですか。
コーノ
うんうん、ありますね。
poe
そんな感じにそこに出てるなって思って。
コーノ
ずっと待ってるやつね。
poe
あの感じとすごい通ずるなと思いましたね。
コーノ
だからリアリズムではないんですよね、もう完全にこの辺は。
poe
リアルじゃないけど、すごい実装に迫ってくる感じが株価っぽいなと思いましたね。
コーノ
僕はあの、映画も気になりましたね。
過去を逃れて、これも実際にある。
poe
そうですね、これも実際にある映画でしたね。
コーノ
なんかこの、やたら役者の名前を見っちゃうのが見っちゃうのが。
poe
うんうん、そうでしたね。
この映画のブルーの反則書かれてて、
poe
一旦何かが起きてしまえば、それは永久に起こり続けるのだっていうのがあって、
これもなんか匂わせというか、この作品のトーンをなんかこう抽象的に言ってるのかなみたいな。
コーノ
そうですね。
poe
なんか繋がってるように感じる。
そんなのすごい多いですよね。
その、氷に閉じ込められた父親を見た息子が、
自分と同じ存在のように感じてしまうとか。
コーノ
若いままなんですね、事件のやつ。
poe
その辺はやっぱり、なんていうか、塩梅がすごい上手でしたね。
コーノ
しかもだから、これは事件はちょっとわかんないです。
創作かもしれないですけど、映画とか小説はもうやっぱり拾ってきて取り込んでるって感じですよね。
実際にある作品を自分の小説の中に取り入れて、
主人公と連想させてるっていう感じですもんね。
そんな現実とリンクさせてるのに全然現実感ない話なんですけど。
物語の転換点と終盤の展開
コーノ
割と序盤からブラックに本屋で接近したりとかするんですけど、
結構この中盤で事件というか、転換点があったじゃないですか。
ミセス・ブルー。
ここから多分ちょっと風向きが変わっていったと思うんですけど、
ミセス・ブルーってずっと読んでるんですよね、自分の彼女のこと。
将来の妻みたいな感じで。
そうなるんやって思いながら読むじゃないですか。
これ将来の妻っていうから、この本を書いた時点では、
もう結婚してる奥さんで、この時はまだ彼女っていう意味なのかなと思って、
確定した未来のことを言ってるのかなと思ったら、
普通に振られるんですよね。
ミセス・ブルーはミセス・ブルーじゃなくなったみたいな感じ。
poe
でも1年ぐらい会わずにもう仕事に疲れたようになってるわけでしょ。
それはそうなるし。
コーノ
人出なしみたいな。
人出なしって言われるみたいな。
コーノ
すごい怒られる。
poe
でもなんかもうその辺で後戻りできないところに行っちゃってる感じしますよね。
コーノ
もうね、破綻してますからね、性格が。
で、そっからブラックに接近しようっていう、接触しようってなるんですよね。
この辺はちょっとね、だんだんこう笑えてくるんですけどね。
ホームレスとか無理するとか。
poe
ブラックともう相席してお酒飲むじゃないですか。
で、ブラックがブラック&ホワイトをオン・ザ・ロープで注文して、
これはもうゲーム回収の合図だろうという。
コーノ
なんかそこまでやっといても結構引っ張るんですけどね、まだ。
poe
そうそう。お互いね、最後の尻尾はまた出し切らないところがね。
コーノ
結局そうなんかいみたいな感じなんだよね。最後。
poe
ゴールドの話あるじゃないですか。
刑事で迷宮入りした事件をずっと最後、自分が死ぬまで追いかけ続けた男みたいな。
で、なんかそこで、なんかブルーは最初の方にブラックを監視する、割と初期の段階でそれを読んでて。
そうですね。
poe
で、なんかゴールドが未解決事件をずっと追い続けたっていうところで、少年が亡くなるっていう事件だったんですけど、
そういうことがある世界が許すことができなかったんだろうみたいなことを書いてるんですけど、
poe
なんかその取り憑かれたようなブルーを見てると、なんかゴールドのこの振る舞いっていうのも、
そういう正義感とか、なんかこう世の中を許したくないみたいなそういう感じじゃなくて、
なんか別の何かしらの取り憑かれたものがあるんじゃないかなっていう気がして。
後戻りできないんじゃないかな。
poe
うん。なんかそういう意味ではブルーの思ってることと多分違って、ブルーと似たような状況だったのかなとか。
コーノ
うーん。そのままだって死んでしまうんですもんね。
poe
そうですね。
コーノ
未解決のまま、20年追いかけてとか。
poe
なんかでもこうずっと人を見てるうちにその対象と自分が受け合うとか、
相手の感覚は自分の感覚のように感じるみたいな話って、なんかまあわかる気もするし、
なんかこう具体的に自分の経験でテラストあるかなみたいなのを考えてたんですよ。
コーノ
いや僕はもう完全にブログとかポッドキャストです。
poe
そうですよね。私もね、ブログが近いかなと思いました。
特にブログかなと思ったんですよ。
コーノ
心情を結構ね、書くことが多いから、その人の気持ちがわかったような気持ちになるとか、
ちょっと同調したりするとこがあるんですよ。
poe
特にポッドキャストも、まあポッドキャストは声だけど、ブログって文字だけで、
まあその信頼感覚ないのをスクリーン越しに文字だけで見てるけど、
poe
なんとなくこう境遇が違ってもちょっと似てるところを読み取ると、なんかその人とちょっとつながるような気持ちになるし、
なんかそういうのが自分の経験だと近いかなと思いましたね。
コーノ
そうですね。それが小説やとやっぱり物語になってしまうし、
エッセイやとちゃんと商品というか出来上がったものになってしまうから、
そこまでこうそのままじゃないですよね、個人の。
だからブログぐらいが一番近いかなと思いました。文章やったら。
日記はね、違う内容が多すぎるんで、その日常の話が。
poe
そうですね。なんか孤独の話とか、ちょっとこう体調よくないとか、なんかそういうちょっとネガティブだったり、
ぽろっと普段は言わないような話を見るとつながる感覚があるかな。
特にずっとこう定点的に見てる人のブログっていうのは。
ニューヨークという舞台と三部作
コーノ
最後はほんまに畳みかけてブラックに会いに行くじゃないですか。
poe
はい。
コーノ
ブラシのセールスマンって何なんだろうね。
poe
なんかね、なんかおかしいですよね、そういう。
コーノ
すごいしかも真面目にセールスやるんですよね。
ちゃんと売れるっていうのは。
poe
ブラックを、なんか当時の時代的にはそんなにおかしくないかもしれないですけど、
セールスマン着て普通に部屋に入れて。
コーノ
歯ブラシは欲しかったみたいな。
poe
最後鍵かっこつかずに会話が続くシーンとかも、
コーノ
どっちがどっちか分からない。
poe
クライマックス感って、そうですね、どっちがどっちか分かんなくなってくるようなのは。
コーノ
これまあ整理すると、その依頼してたホワイトがブラック本になったってことでしょうね。
そうですね。
コーノ
で、自分が小説を書くためにそれを見張っておいてくれみたいな、そういうことですよね。
poe
そうですね。
自分が誰かに見られてるって感覚が欲しかったっていうことでしょう。
コーノ
しかも書いてる内容がそのブルーのことで書かれてる。
その報告書を元に小説を書いてたってことですよね。
で、その作品がもうこの幽霊たちっていう。
poe
かなり入り組んだというか。
コーノ
メタ小説みたいな。
poe
なんでブルーに依頼したんですかね、リョウ。
コーノ
リョウ。
poe
ブラウン、師匠であるブラウンと繋がってたのかな。
コーノ
なんかまあその辺は。
poe
そんなに重要なところじゃないですよ。
コーノ
分からないですけど。
結局だってこのブルーも自分ですからね。
poe
うん。
言ってしまえば。
コーノ
だからなんかそれが中盤ぐらいから、なんかそういう感じなんかなって思うけど、
なかなかそれを明らかにしないまま、こうおっかなりっくんで何回もこう接触したり。
poe
そうですね。
コーノ
別になんかその真相が読書としても気になるって感じではないんですよね。
全然。
ブルーの挙動が面白いっていう感じなんで。
また会いに行くんやみたいなね。
ブルックリンブリッジが最初の方にちょっと出てくるじゃないですか。
poe
そうですね。
コーノ
ブルックリンブリッジはニューヨークで僕は一番分かりやすい観光地は、
このブルックリンブリッジとセントラルパークが普通に入れる。
poe
そうですね。
とこで、まあよかったですね。
poe
私はセントラルパークは行ったけど、このブルックリンなところは知らない。
コーノ
なんか歩いて橋渡れるとこやったんで、他の橋はなんか車だけとかが多かったんですけど、
ここはなんか歩いて渡れて。
結構、あれでも歩いて行けるってことはそんなに長くない橋なんですか。
コーノ
まあまあそんなあのセントホーム橋とかあんなんじゃないです。
普通にちょっと歩いて渡れますね。
poe
ニューヨークなあ。
コーノ
なんか行ったら割と気軽に行けるけど、観光地っぽいとこでしたね。
なんかその、この本の中で、ここ幽霊たちの中でも出てきますけど、
いわゆるアメリカ、ニューヨークのマンハッタン島の摩天楼シルエットみたいなのが見えるんで、
橋から、ブルックリンブリッジから。
コーノ
なんかそんなんとかも写真映えとかもするし、結構あの観光で行く人多いですよ。
なんかそういうのも思い出したりしてましたね。
ガラスの街もそうでしたけど、ニューヨーク感はそんなんないんですけどね。
なんか読んでても。
poe
まあ、そうかな、ブルックリンバッシーなんとこれぐらいか。
コーノ
爪とか全然出てくるんですけど。
poe
確かに食事のシーンもそんなになかったし、街歩きも追跡してるぐらいで。
コーノ
すごい近いところはね、ずっと回って映画館行ったりとかはしてますけど。
poe
なんかブルックリンバッシーのシーンがなければ別にニューヨークじゃなくても成立しそうな話でしたよね。
コーノ
その辺は僕は多分わんわん分かってない。
ニューヨークでないとあかんとこみたいなのがもしあるんやったら。
poe
そもそもこのホールオースターがコロンビア大学に行ったから、
そういうなんでしょうね。
舞台にしてるだけみたいな。
poe
思い入れというか描きやすいんでしょうね、イメージしやすくて。
コーノ
ライムギ畑とかめっちゃニューヨーク感あるんで。
poe
そうですね。
コーノ
街を舞台にしてるだけでも雰囲気がすごいあるけど、
あればすごいどっちかっていうとリアリズム小説に近いんで、幻想感がないからっていうのはあるかもしれませんけど。
poe
ニューヨーク三部作、三つ目が。
ポール・オースターの他の作品とプロジェクト
コーノ
鍵のかかった部屋か、三部作のもう一つは。
poe
そのちょっとしたカラス知事だけでも面白そうでしたもん。
失踪した友人の小説を観光した後にその名を利用して新たな小説を発表しても誰も怪しまないだろうということに気づく。
これだけでちょっと面白そうだし。
poe
私はニューヨーク三部作の今二つ目読んで、あとムーンパレスを読んで今のところ三つ読みましたけど、
全部面白かったし、かなり合う気がしますね。
なんか最近めっちゃ分厚い本出てません?ホールオースターの小説で。
なんかあった気がしますね。
poe
数字だけの小説。
コーノ
あ、これか。
poe
4、3、2、1。
解説を、役者の解説もそうですけど、めっちゃ熱量高いなと思いましたね。
コーノ
好きすぎやろうと思った。
poe
特に柴田茂之はね、すごい全部選んでるし。
ホールオースターの小説ではないんですけど、ナショナルストーリープロジェクトっていう本が出てて、
ホールオースターがラジオ番組のパーソナリティしてたのかな。
全米のいろんな人からのちょっとした話みたいなのを募って、それをまとめた本があるんですよ。
それも生活史じゃないですけど、そういうノリなのかなと思って。
これも気になりますね。
コーノ
トゥルーテイルズオブアメリカンライフ2001。
poe
なんかアメリカの資生の人々の声は聞けるのかなみたいな。面白そう。
24:07

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