小説と著者の紹介
ポーさん
あれ、私に馬もやりませんかって言ってきたぐらいで、河野さんは水のほとりを読み終わったんですか?
コーノ
もう、そん時は、これ全部読んで、これも読んでました。この解説もって。
ポーさん
ちょうど私は、あの時期はほとりを読み終えたぐらいで、どこからそう言おうかなって、ちょっと迷ってましたね。
コーノ
そうですね。で、僕、この水のほとり読んだ時も、この順番に読んだんですよ。
もうちょっとまだ時間あるから、先に。
ポーさん
どういう順番なんですか、これ。
男と女の子で、血統で最後水のほとりなんですよ。
はいはい。
コーノ
で、水のほとり、一番内容薄いんですよ。この中で。ページも短いし。
ポーさん
はい。
コーノ
で、あってないような話なんで。
この、これがちょっと強すぎて、男と女の子が150ページもあるし、内容しっかりわかりやすく書いてるし。
この印象が強すぎて、あ、これ面白いなと思って読んでて、だから、解説読んで、さらに、あ、こういうことがあったんかっていう、広がっていきましたね。
で、なんかその、吉木潤之介自身はなんか、そういう、なんやろ、売春婦とかの話をよく書いてるって。
ポーさん
あー。
コーノ
で、この、なんかね、この男と女の子の主人公というか、その女の子も、芸能界でやっていくために、なんかめっちゃ整形をするんですよ。
そういうのを、こうどんどんテレビの向こう側で見ていくとか、けっこうなんか悲しい話でね。
ポーさん
へー。
うん。
吉木敵っていうやつなんですかね。
コーノ
そういうとこなのかな。
ポーさん
なんか、あの、そういうやっぱどっつかず離れずの関係って、やっぱそういう恋愛だと、まあそういう売春婦とか女の子とのつかず離れずみたいな話になりがちですよね。
そうですね。
コーノ
それの好みって言うと、ちょっとなぁ、どうかなって思ってたんですけど。
まあ、なんでしょうね、成就しようがないみたいな感じなんですよね。
だから、そもそもこの時点では、吉木敵も無職やったし、結婚して養っていくなんてまずできないんじゃなくて、相手は10代の女の子で、夢があって。
夢があるというか、ちょっとどん底みたいな状態で、でも目標があってみたいな、それをかげながら応援することしかできひんみたいな、そういう状況で。
でも相手は、1回歌でテレビ出るけど、そっからどんどん落ちぶれていってるみたいな、それを眺めてるのはちょっと悲しいみたいな。
ポーさん
うんうんうん。
コーノ
あとは僕はそんなに話すことはないんですけど、最近読んだ本がもうこれになったんで。
ポーさん
ああ、そっかそっか。
コーノ
あとこと女の子を全部読んだのと、買った本も吉木敵のんですけど。
ポーさん
紅葉家族も。
紅葉家族とその背景
コーノ
あ、そうそうですね。これも買ったんですけど。これはたまたま売ってたんで、中古屋で売ってたんで、買おうと思って。
ポーさん
文学ばっかりですね。
コーノ
そうですね。
小島信夫の紅葉家族と吉木潤之介の原色の街、衆舞。
この衆舞っていうやつが双葉賞の小作かな。
ポーさん
そうですね。
コーノ
これは今、いっぱい読んでるやつですけど。
ポーさん
台所の音。エッセイですか?
コーノ
いや、小説です。紅葉家の台所の音ってやつ。これもたまたま売ってたんで、買っただけなんですけど。
これはちょっと読みましたね。
ポーさん
面白いですか?
コーノ
紅葉家は読んだことあります?
ポーさん
ないです。
コーノ
初めてで、全然、なんか女の人っていうことぐらいしか知らんかったけど、紅葉路藩の娘。
ポーさん
そうですね。
コーノ
それも知らなくて、ずっと紅葉路藩の世話をしてたとか、家の世話かなんかをしてた。
ポーさん
紅葉路藩も読んだことないですけどね。
コーノ
紅葉路藩は、もう偽古文みたいな、そういう文章でしたね。
ポーさん
なんか読んだんですか?
コーノ
五重の塔が多分有名だと思うんですけど、五重の塔だけちょっとだけ読んだことがあって、あまりにも読めない文体で、古文調なんで。
ポーさん
それはいつ頃読んだ?
コーノ
高校か大学の時です。
ポーさん
へぇー。また五重の塔、全然読んだことないな。
コーノ
なんかこの夏目漱石とかの一個前の世代じゃないですか、紅葉路藩と文豪3人ぐらいいたらしいですよ、同時。
ポーさん
森鴎外とかですか?
コーノ
いやもう世代がもっと前なんで、森鴎外の時は多分夏目漱石と同じ世代なんですけど、ほんまでもその辺は全然通ってないというか知らんなあと思って。
ポーさん
わかんないですね。
コーノ
尾崎紅葉と共に紅露時代と呼ばれる時代を築いた。
へぇー。
尾崎紅葉もね、読んだことないし。
ポーさん
でもやっぱり、まだ昔の夏目漱石ほど読みやすくないんじゃないですか。
コーノ
特にそうですね、紅葉路藩は文体が読みにくいと難しいし。
アガサ・クリスティの作品
ポーさん
いや、尾崎紅葉も。
コーノ
尾崎紅葉ってどんな、名前しか知らんから。
ポーさん
そうですね。読んだことないな、どれも。
金色夜叉。
コーノ
あ、金色夜叉。
ポーさん
なんか受験とか、なんかそういう勉強で覚えただけですね。
コーノ
そう、正岡四喜とかも多分同じ世代ですね。
ポーさん
じゃあその紅葉藩を読んだきっかけは何なんですか?
コーノ
これはあの、映画のパーフェクト・デイズに出てくるんですよ。
主人公の名前忘れましたけど、古本屋で見つけて買うっていうね。
ポーさん
百書工事が見つけるんですか。
コーノ
そうそうそう。
へぇー。
で、古本屋のおばちゃんに、尾崎藩はもっと評価されていいんだよと言われる。
へぇー。
読んでなかったなと思って、その時に。
ポーさん
じゃあまだ読み出したくらいってことですかね。
そうですね。これ短編集なんで、1個か2個は読んだなっていうぐらいですね、短編は。
コーノ
でも家庭の話こいつ、やっぱりこの時代の女の人のテーマにしてると。
NHKとかの番組に出てた時の映像とかが、NHKのウェブページとかにも残ってて、
自分の体験したことしか書けへんみたいなことを言ってたって。
で、自分の経験に基づいて、そういう情景を描いたりしたある。
からすごいほんまに、家の中みたいな感じの話。
私もじゃあちょっと読んだな。
ポーさん
はい。
紹介して。
私はあの、アガサ・クリスティの春にして君を離れを読みました。
この読書会でも読んでもいいかなと思ってたんですけど、
ちょっともう自分で読んじゃったんですけどね。
アガサ・クリスティって読んだことあります?
ないです。
私はね、初めてなんですけど、アガサ・クリスティってまず女性なんですよ。
私それもあんまりちょっとよくわかってなかった。
コーノ
僕も知らなかったです。
ポーさん
女性なんですよね。
で、これはね、結構面白かったです、まず。
ミステリーじゃないですか?
なんかね、これミステリーじゃなかったんですよ。
そうなんですか。
なんかね、ロマンチックサスペンスって書いてますけど、
別にサスペンスの要素もないのかな。
ざっくりちょっとあらすじ話させてもらうと、
主人公が、時代背景は第二次世界大戦が始まる直前ぐらい、
ナチスが出てきたぐらいの話なんですけど、
それはそんなに話の中心ではないんですけど、
時代としてはそれぐらいの時期の話。
で、主人公は裕福な家の奥さんなんですよ。
イギリスに住んでて、
子供がバグダットにいて、体調崩したからっていうのでお見舞いに行くんですね。
で、当時だからすごい時間かけて汽車に乗って行くんですよ。
で、お見舞いも終わって、汽車で帰る途中が話のメインなんですね。
もう冒頭からそんな感じなんですよ。
で、汽車がちょっと天気悪くてしばらく来ないみたいな状況で、
で、3、4日ぐらい駅、田舎の駅の近くのホテルにいなきゃいけないみたいな、
することもないみたいな、そういう状況で、
で、そういう時に人ってやることないし、読む本もないっていうので、
いろいろ自分の人生を振り返るっていうのが話のメインなんですけど、
この人は自分がすごい子供のため、夫のために自分がすごいやれることをやったっていう自負をすごい持ってるんですよ。
で、子供も夫も自分に感謝してるっていう、すごい自負は強いんですけど、
なんかちょっとしたきっかけで、あれ、自分がやってたことって間違ってたんじゃないかみたいな疑念が起きるんですよね。
それはいろんなちょっとした仕草から浮かんでくるような疑問なんですけど、
そういういろんなエピソードが思い出されてくるんですけど、
確かにこの人は自分がやってあげたいと思ってることを相手が望んでるっていう風に結構決めつけがちなタイプで、
子供の友達を自分が選んだり、子供の仕事も選ぶし、夫の仕事も夫がやりたいって言ってたことをやめ、
そんなのダメよとか言ってこうしなさいみたいな、結構なそういう決めつけるタイプなんですね。
で、それは当時は全然それがいいと思ってたけど、それが間違ってたんじゃないかっていう疑惑がどんどんどんどん膨らんでいって、
で、ちょっと自分の中で自分の価値観が崩壊しそうになるんですよ。
で、早くもう家に帰りたい帰りたいみたいな話を話して苦しんで、最後家に帰った時にどうなるかっていう、そういう話なんですけど、
なんかね、何が面白かったっていうと、やっぱり思い出したシーンの、
明らかにこの奥さんの自分勝手なというか、自分本位な振る舞いに子供も夫もちょっと呆れてるような、その感じがちょっと面白かったですね。
特に夫はもうちょっと諦めてるというか、もう長年の夫婦だし、奥さんのそういう割と自分のいいと思ったことを押し付けてくる感じに、
くたびれていながらも、まあでも長年の夫婦だから、まあもちろん愛してるし、でも長年自分が本当にしたいと思ってたことを妻に全然認めてもらえなかったみたいな寂しさもあるみたいな、
そういうシーンが至る所に出てきて、結構私は夫の振る舞いが面白かったですね。
だからなんかこう、特に誰かが死んでとか、サスペンス的な要素なくて、アガサ・クリスティーの代表作なのかわからないんですけど、これは結構その…
コーノ
え、なんでそれは読むことになったんですか。
ポーさん
これ何でかな。これ多分ファさんがね、お勧めしてたと思うんですよ。
コーノ
へー。
ポーさん
確かそうです。それで私の読みたい本リストに。 珍しいですね。
違ったかな。間違ってるかもしれないですけど、誰かがお勧めしてたのを気になって読んだだけですね。
コーノ
タイトルが良かったかな。 新しくないですよね。
ポーさん
そうですね。別に昔からある本なんじゃないですか。2004年に文化されてますけど。
コーノ
めっちゃ古いわけじゃないと。
ディスクガイドの魅力
ポーさん
タイトルの春にして君を離れっていうのがかっこいいなと思ってたんで、いつか読もうかなと思ってて。
たまたま読む本が決まってない時期だったんで、選んだっていうだけなんですけど、これ結構面白いですよ。
コーノ
そんな、そういう人って一生気づかへんのによ。
ポーさん
まあそうですよね。
コーノ
そんなことあんのかなって。
ポーさん
だからもしかしたらそういう、同じような年齢の女性が読むと、そういうタイプの奥さんと同じタイプの人が読むと、結構不安になるかもしれないですね。
それか自分は全然関係ないっていうふうに思っちゃうかもしれないですけど、
なかなか男が読んで、どっちが読んだ方が面白いのか。女性が書いた小説って言われると、なるほどなと思いましたね。
確かに女性ならではの視点かもしれない人がいましたけど。
コーノ
気づく人いんのかなって聞いて思いましたね。
ポーさん
そうですね、それはわからない。
でもその思い出すエピソードの一つ一つが面白いですよ。
コーノ
うーん、なるほど。もう読んだ本はないんですけど。
買った本とか。
そうですね、またディスクガイドなんですけど。
ディスクガイド。
ポーさん
これずっと僕気になってて。
コーノ
そうなんですか。
珍しいディスクガイドが。
割と最近の本なんですけど、ソ連ファンク共産グルーブディスクガイドっていうので。
ポーさん
ディスクガイドってそれ新しい本なんですか。
コーノ
新しいです、2022年。
ポーさん
ディスクガイドって結構盛んに出てるジャンルなんですかね。
コーノ
そうですね、でも年に何冊かは出てますけど、いろんな人が書いてるんで。
これでも書くんめっちゃ大変なんですよ、これ多分作ろうと思ったら。
データめっちゃあるし、ジャケットの写真もあるし、ラベルの見方とかもすごいちゃんと書いてて。
で、このアルバム1冊ごとの解説をめっちゃ書いてるんで。
ポーさん
めっちゃ小さいですね。
コーノ
これはもちろん聞いてなあかんし、経緯何年制作のとか、どういう経緯でとか内容とか全部書いてて。
なんか1個1個読んでも、どう違うのっていうのはわかりにくいっていうか難しいんですけど、
ポーさん
それ書く方はもっとしんどいやろなって思いますけどね。
どういう人が書いた本なんですか。
コーノ
山中明さんっていう人なんですけど、ディスクユニオンのライター、レコードバイヤー、リサーチャー。
ユニオンで働いた人でしょうね。
ポーさん
ソ連ファンクってか、全部ソ連時代に出たレコードってことですよね。
コーノ
これはそうです。これ載ってるやつは。
でも、特定の聞きやすい。
ソ連時代のレコードっていっぱいあるんですけど、種類が。
でも、ジャズとかが結構多いんですけど、今の音楽的な流行りやったりとか観点で聞いても、
全然乗れるというか、楽しめるジャンルをソ連ファンクっていうのにくくって、
で、そのソ連ファンクに該当しそうなやつばっかりを、アーティストとアルバムとっていうのを載せてるって感じですね。
で、なんかそのソ連時代のレコードって全部検閲入るじゃないですか。
だから出てる会社全部同じメロディアっていう会社から出てるんですよ。
レコードは全部メロディア製なんですよね。
でもラベルの種類が違ったりするんですけど、
でもそのアーティストはソビエト連邦のいろんな国からリトアニアやったりとか、
ウクライナやったりとか、モスクワやったりとか、
いろんなところからいろんな音楽が集まってきて、
で、一箇所の検閲を通って発売してた。
ポーさん
特別、ソ連時代の音楽が豊かだとかそういうことなんですか。
コーノ
普通だと思うんですけど、ただこの60年代、70年代、80年代って、
世界中がほんまにいろんな音楽が生まれて溢れててのあった時代に、
その閉じてたソ連で何が起こってたかみたいな、
そういう西側諸国の音楽を取り入れつつも、出せない部分を削られててとか、
それがすごい独特で面白いっていう感じですね。
で、僕らはね、ことは分からないんで、実は音楽だけ聴いてるんですけど、
音楽だけ聴いたら、全然聴けるなっていう感じですね。
面白いとは思うし、やっぱちょっと違うなとも思うんですけど、
でも音楽としてはいいなと思いますね。
ポーさん
あれですか、Apple MusicとかSpotifyあるんですか。
コーノ
あります。全然あります。プレイリストもあります。
これやったら、例えば、これソライファンクって、
この編集した人、著者の人が作った言葉なんですけど、
英語圏やったら、ソビエット・グルーブって出てきますね。
レッドファンクとか言われてますね、ソビエット・グルーブと。
結構僕はいいなと思って、実際レコードはね、全然日本には入ってきてないんで買えないんですけど、
曲自体はネットで聴けるし、割と面白いといいなと思いました。
これとかも結構好きな感じ。
これはYouTubeのソビエット・グルーブっていうプレイリストに60曲入ってるんですよ。
いろんな該当する曲が。これを順番に聴いてても全然面白いです。
普通に流し聞きできるいいやつばっかりが、行けたら一番いいんですけどね、ソビエット圏。
旧ソ連で全然、もう今ロシア圏じゃないとこいっぱいあるんで、
そういうとこやったら、行ったら買えるかもしれないですけどね、レコード。
ポーさん
一緒に見せてもらっていいですか。
星マークがついてますね。すすめとかですか?
あーそうでしょうね、評価とか。
ディスクガイド、ディスクガイドってすごいいっぱいありますね。
コーノ
僕は知りたいっていうのもあるし、興味があって。
去年とかやったかな、ユーゴファンクみたいな、ユーゴスラビア時代の音楽のコンピレーションアルバムみたいなのが一回出てて、復刻で。
その時に、買おうか買わないかって思った時に、視聴して、あんまり良さがわからなかったんですよね。
で、買わなかったんですけど、ちょっと失敗したなと思って。今全然もう売ってないんで。
その返協音楽はやっぱり面白いですよね。
ポーさん
でもこれはディスクユニオンに、ディスクユニオンこういうものを売ってるコーナーがあるんですかね。
日本では売られてなかったっていうのは、でも中古品でディスクユニオンではシールで売ってるってことですか。
コーノ
シールって言ったら、どう言ったんですかね、出回ってるやつが多分売られてると思います。
ユニオンに売却した人のやつが売ってたりはすると思うんですけど、
もともとソ連に、シールに行ってた業者が一応日本にもあって、専門店みたいなとこがあるらしいんですよ。
ロシアのレコードばっかり扱ってる。
ポーさん
そういうとこから流れてきてるやつとかはユニオンにもあるんじゃないですか。
東京行ったらいいんじゃないですか、ディスクユニオン行くの。
コーノ
ディスクユニオンにあるやつは別にネットで買えるんですけど。
ポーさん
そうですけど。
コーノ
むしろその専門店みたいなとこは。
ポーさん
そうですね。
コーノ
行ったら面白いかもしれないですけど、何店っぽくあるって書いてあるのかな。
でも日本で買ったら高いんでね。
行くほうが高いんですか、一応。
そんな、それぐらいです。
横浜フリューゲルスの歴史
ポーさん
これは横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのかっていうノンフィクションなんですけど、
横浜フリューゲルスっていうのは昔Jリーグにあったクラブで、知ってます?横浜フリューゲルスって。
コーノ
なんか2個ありましたよね、横浜の。
ポーさん
そうそう、横浜マリノスと横浜フリューゲルスっていうのがJリーグにあって、今はフリューゲルスなくなっちゃったんですよ。
今なんでなくなったのかっていうことを明らかにした本なんですけど、
そもそも横浜マリノスは残ってるけど、今は横浜Fマリノスっていう名前で、そのFってフリューゲルスなんですって。
コーノ
いるって。
ポーさん
つまり合併したんですよ。
合併して、でも名前にマリノスのフリューゲルスはFしか残ってないし、力関係はそれで結構わかるんですけど、
そもそも私確かに横浜Fマリノスってもう何の疑問もなく地面で覚えてましたけど、まさかあのFがフリューゲルスのFだったのかっていう驚きがまず一つあったのと、
ちょっとね、この本もたまたま本屋で見つけてちょっと調べてたんですけど、マスコットがこんなキャラだったんですよ。
コーノ
おー。
ポーさん
なんか私。
コーノ
全日空じゃなかったっしょけど。
ポーさん
そうそうそう、全日空なんですよ。で、私確かにこんなキャラいたなっていう懐かしさもあって、ちょっと読んでみようと思って。
マスコットが富丸っていう。
コーノ
そんな日本の名前だったの。
ポーさん
多分これ何なのかな、これは文化なのかな、ムササミか。だから多分全日空の飛行機っぽいイメージなのかなと思うんですけど、
なんかその懐かしさで、そういえばそんなクラブあったなっていうので、読んだ本なんですけどね。
消滅した理由ってのはすごいシンプルで、親会社の全日空の方の財政的な問題でクラブ存続できないっていう結論なんですけど、
消滅した理由ってのはそういう話だったんですけど、このノンフィクションはフリューゲルスができる全身のクラブからずっとこう、
結構戦後の日本のサッカーのどういうふうに浸透していったかみたいな、そういう歴史から結構扱ってて、
割と知らない話も多かったし、そもそもフリューゲルスになる前は横浜のただの市民クラブだったのが、
全日空の方にちょっとスポンサーがついてっていう、全日空としてはイメージアップもあってサッカー人気だしみたいなところで、
全日空が絡んできて、お金出してる方のパワーが強くなってきて、全日空の方に力が強くなってきたけど、お金が財政的に厳しいから潰れちゃったみたいな、
割とそういう、もともと市民クラブとして愛されていたところが企業の都合で潰れてしまったっていうところで、
コーノ
クラブとは誰のものかみたいな、そういうテーマで読めたんで、結構これも面白かったですね。
名前いっぱい変わってますもんね。
ポーさん
そうですね。
コーノ
日本のサッカーチーム、野球も一緒ですけど。
ポーさん
そうですね。
コーノ
スポンサー変わって。
ポーさん
スタジアムの名前も変わるし。
コーノ
場所も変わるし。
サッカーとスポンサーの関係
ポーさん
神戸も、神戸もビッセル神戸っていうクラブも、ユニフォーム変わりましたからね、楽天に、親会社っていうのかな、スポンサーが変わって。
そういうやっぱりクラブとお金出すところの関係っていうのが結構気になってて。
具体的に言うと私はスペインのバルセロナを応援してますけど、あそこもクラブと運営の関係っていうのが、そこそこ問題がたまに起きるんですよ。
いずれ他の企業が入ってくるのかみたいな、クラブとしての今の形では続かないんじゃないかみたいな話は結構出てきてて、
そういう問題意識もあったんで、これ気になって読んだっていう、そんな経緯でこの本を読みましたね。
だから、その消滅した理由はそんなにさっき言ったように、特にひねったような話はないんですけど、ひねってない分残酷だというか、本当にお金の関係で亡くなってしまうっていう。
コーノ
他にもね、そもそもなんで横浜二つやったんだろうね。
ポーさん
そうですね。
コーノ
他のチームも全然亡くなってるとかないんですか?
ポーさん
Jリーグで亡くなったのってないんじゃないかな。
コーノ
名前が変わってるだけってことか。
ポーさん
そうですね。どんどん増えてますしね。
コーノ
スポンサーの方がどんどん変わっていってるでしょうしね。
ポーさん
でも全日空フルーゲルスってなんで知ってたんですか?そんな有名な話だったの。
コーノ
チーム名が確か全日空って入ってた気がするね。
ポーさん
横浜フルーゲルスになる前はなんか入ってましたよ。
全日空なんちゃらかんちゃらみたいな。
Jリーグできる前の日本のサッカーの歴史を知りたいっていう人にもいいと思いますし、
誰にお勧めしていいか。
コーノ
スポーツファンですかね。
ポーさん
そうですね。スポーツ、自分のお勧めクラブが。
コーノ
野球とかでもいますからね。知識を知りたい、情報を知りたいっていう人は。
ポーさん
そうですね。応援してるクラブがあったり、球団がある人は読むと面白いと思います。
ホラー文化の探求
コーノ
読んでたのとかはその辺かな。
ポーさん
ブルータスは?
コーノ
これは僕全然読んでないですけど。
ポーさん
それね、店頭でありましたよ、私は。
コーノ
なんかちょっと気になって。
ポーさん
ブルータスの怖いものを見たさ、特集後。
コーノ
割とクレイジージャーニーに出てる人が載ってて、
この田中俊幸っていう人が一回出てはったんですけど、クレイジージャーニーに。
呪物コレクター、呪いのグッズみたいなのを。
ポーさん
なんか前テレビで見たかも。
コーノ
集めてる人なんですけど、クレイジージャーニーでは呪いのグッズを買いにタイまで行って、
40万とか出したり、グッズ買うのに。
すごい部屋の中に、ほんまに呪物であふれかえてる。
その人が書いてるっていうか、呪物載ってるんですけど。
ポーさん
それで見たのかもしれない。
なんか自分が引き取ってあげてるみたいな、そういう気持ちで集めてるんですよね。
コーノ
でも買ってるやつもある。自分で買いに行ってるやつも。
一応怪談誌をやったんだな。
YouTubeのチャンネルがあるから見たことあるんですけど、そういう怪談とか一切してなくて。
ポーさん
そうなんですか。
コーノ
山登ってるだけみたいな。
ポーさん
本業じゃないところのコンテンツだし。
コーノ
そうですね。YouTubeはそうでしたね。
もっと怪談が見れるのかなと思った。
ポーさん
怪談ね。
その特集はホラー映画以外にも怖いものっていう、もっと広い括りなんですか。
コーノ
これはそうですね。それぞれ。
ブルータス大体こういう特集あるとき、いろんな人が一言書いてるぐらいの感じなんですけど。
私は何が怖いみたいな。ちょっともうバックナンバー。
ポーさん
怖いものって言うと、ちょっと前に映画でエスターっていう映画の続編のエスター2みたいなのを見ましたね。
コーノ
女の子のやつですか。
見たことないんですけど。
ポーさん
全然女の子のやつじゃないですか。
コーノ
あれはネタバレになっちゃうから言わないですけど、あれは怖かったですよ。
ホラー映画なんか僕なんとも思わないんで。
ポーさん
怖くないってことですか。
コーノ
怖くはないですね。
結構好きで見る、でもホラー映画はあんま見えへんかな。
実録モノみたいなやつの方が好きでよく見るんですけど。
最近というか、もうここ数年YouTubeのぞぞぞっていうYouTubeチャンネルがあって、
すごい界隈で有名なやつで廃墟に入っていくみたいなそういうやつなんですけど。
実録ってそういうことか。
そうですね。それは結構なんか面白くてずっと見てるんですけど、
ほんまになんか月に1本とかしかもともと上がってなくて、
最近はもう市販機に1本ぐらいしか上がらないですけど。
ポーさん
行くとこもなくなってくるんじゃないですか。
コーノ
今もう日本全国行ってるんですよ。
この間タイとか行ってましたね。
もう行くとこなくなったんか知らんけど。
すごい機材もいっぱいやし、録画とかも大変やし、編集とかも多分めっちゃ大変やから、
多分めっちゃ時間かかるんやと思うんですけど、
でもなんかそのYouTubeアップロードされたらもう何十万再生すぐ行くんですよ。
1時間とかで。
めっちゃファンがいて、それは結構見てますね。
もう5年ぐらい前から怖いですか?
怖いっちゃ怖いけどっていう、そこまで現実の話なんで何も起こらない。
ポーさん
そうですね。ドラマチックなことはね。
コーノ
なんとなく怖いぐらいで終わるっていう感じじゃないですかね。
ポーさん
でもそれがそんな人気になるってことは、
あれですか、言ってる人が話上手とか怖がり方が面白いとかですか?
コーノ
編集ですね。編集がめちゃめちゃ上手いです。ビデオの。
で、そのYouTubeやってるメンバーというかスタッフの人らは、
もともとそういうホラービデオ、実力系のホラービデオのファンの人が、
多分真似したくてやってるって感じですね。
だから僕は本当にやっと脳炎ビデオっていうのをシリーズずっと見てたんですけど、
昔中学生ぐらいの時からレンタルでやってて、今100とか超えてるのかな。
で、たまに。
ポーさん
100ってすごいですね。
コーノ
100超えてんのは、なんかアトロクでたまに本能特集ってのがあって、
その回とかめっちゃ面白いんですけど、
なんか子供、中学生って言っても子供なんで、
当時ってまだインターネットもない時代で、
これ本物なんじゃないかっていうのをみんなこう思いながら見るっていう、
牧歌的な時代だったんですよ。
自分が中学生やしっていうのもあるし。
で、なんかその、
ポーさん
もしかしたらっていう期待が。
コーノ
一応そういう構成なんですよ、ビデオ自体が。
これをレンタルで見てた人の家に来たから、
なんかその、浮上が来たみたいな。
なんかその、あそこのレンタルビデオ屋行ったら、
これがずっと貸し出し所になってて帰ってこないから、
その借りてる人の家に行くとか、そういう取材をしたりとか。
なんか凝ってるんですよね、設定というか。
で、なんかレイバイ氏を呼んでくる回とかもありましたけど、
これは本物なんじゃないかって思わせるやり方というか。
それがよかったですね。
フェイクドキュメンタリーっていう、今ジャーナルになりましたけど、
ポーさん
なるほどね。
コーノ
ブレアウィッチプロジェクトとかが流行った時も、
一番最初は、見た人はこれ本物なんじゃないかって思わせるっていうのがすごいっていう、
面白いっていう、そういう切り口だったと思いますね。
ポーさん
なるほどね。
今も続いてるシリーズなんですよね。
今続いてます。
Amazonとか、Amazonプライムとか、そういうサブスク系で。
コーノ
サブスクはあんのかな?
ポーさん
じゃなかったら、どこでみんな手に入れる?
コーノ
BVDとして。
サブスクは僕は見たことない。
ポーさん
でも、ディスクにしないと信憑性がないのかな?
コーノ
なんか、アトロクで特集とかしてる人は、
誰だっけ、こいでさん。
ミュージシャン。
知らない、知らない。
忘れましたけど、
もうファンとして出てきてプレゼンをするんですけど、
本能の特集会とかをやるんですけど、
見てる人そんなにいんのかなと思って、話は面白いから聞いてるんですよ。
元々見てたんで、でも途中でも見なくなってるんで、
けどその人はずっと見続けてて、
劇場版とかあって、この監督のシーズンがあって、
この監督が帰ってきたみたいなとか、
その制作スタッフの入れ替わりとかまですごい音楽出てて、
ベースボールベアーです。
ポーさん
ベースボールベアー。
あの人。
コーノ
めっちゃ好きらしくて。
ポーさん
怖いもので言うと話を無駄に広げちゃいますけど、
昔リングってあったじゃないですか。
あれの映画で私は見ましたけど、
なんか小説もありますよね。
ありますね。
小説版って。
原作が多分。
原作が小説ですけど、読んだことあります?
コーノ
ないです。
ポーさん
あれ面白いのかなって、ちょっとたまに気になるんですよ。
つまりその怖い小説って読んだことがなくて、
どうなのかなって思うんですけど。
コーノ
いっぱいありますもんね。
ホラー小説みたいなの。
ポーさん
リングたまにね、読もうかなって思うけど、
読んでないものの一つですね。
コーノ
リングは別にでもなんか、
もうちょっとなんか怖いって、
リングが気になるのか怖い小説みたいな。
ポーさん
とりあえずリング読もうかなって思いますね。
影響あるホラー作品
コーノ
そうですか。
リングはどうなんですかね。
まあ映画とはちょっと結末とか違うとかいうのはね、聞くんで。
単体で読んでも。
面白いですね。
すごいやっぱね、時代性がね、
強いとは思いますかね。
ポーさん
まあね、今読んでる白いカツいうとね。
コーノ
もう貞子がどうとか言われてもね、
怖くないじゃないですかね。
ポーさん
そうですね。
コーノ
あんだけこう、なんかマスコットというか愛好になってしまう。
ポーさん
そっか、93年に文庫が出てますね。
20年以上前か。
20年じゃないか。
30年。
コーノ
そうですね。
ポーさん
すごいな。
ホラー映画のレビュー
コーノ
リングは、僕は映画館では見てないですけど、
あの、普通にビデオかDVDかで初めて見て、
一回見た後に、あ、こういう感じかと思って、
当時中学生、小学生か93年だったら。
じゃあそれ小説か。
映画は多分中学生の時だったんですよ。
で、家に友達読んで、みんなで見てたんですけど、
リングってビビらせ映画じゃないですか。
ポーさん
怖いって言われるとびっくりするんですよね。
コーノ
なんかこう、ボタンとか、声、でかい声出したりとか、びっくりさせる映画だったから、
ポーさん
あ、来るなってところでめっちゃ音量上げて。
コーノ
うわっ!ってなって。
ポーさん
なんで音量上げたんだよ。
なんか楽しんでましたね。
コーノ
それやりましたね。2回目やったから。
ポーさん
びっくりするんですよね、あいのって。
コーノ
映画館は特に静かなとこで急に音でかなるから、
リングに関しては、ちょっとやっぱ当時はすごい斬新やったんで、
テレビから出てくるとか、あとなんか変な音がするとか。
ポーさん
意図しない音みたいな音ですか。
コーノ
電話取ったときに変な音がするとか、
ああいうのは怖いなと思いましたよね、当時。
でも、ハリウッド版は見たことないです。
ポーさん
確かに。
コーノ
ハリウッド版は怖いと多分思えへんやろうなと思って。
ポーさん
そうですね、ハリウッド版は見たことないなと。
コーノ
でも面白い、怖いっていうよりは普通に面白いなと思って、
ホラーのドラマとか見たりしてましたね。
割と最近って言っても5年ぐらい前ですけど、
それは話が面白かったです。
ポーさん
何のドラマですか。
コーノ
ホンティングヒルハウスとか、そんなタイトルだと思うんですけど、
ネトリクスで。
ポーさん
ヒルハウスですかね。
コーノ
なんかヒルハウスシリーズみたいなのが3つぐらいあるんですけど、
それはドラマとして面白かったですね。
あとは別に怖いって言うわけじゃなかったけど、
ネトリクスで呪怨呪いの家っていうのがあって、
それも一応見ましたね。
これは2020年。
これはね、怖いっていうか、
グロいっていう感じでしたね。
気持ち悪いって、
心理的なグロさってあるじゃないですか。
そういうやつだったなと。
ポーさん
呪怨ってあの、白面の男の子が出てくるやつですよね。
コーノ
青い顔した。
ポーさん
でもちょっとアイコンになっちゃって。
あれはでもね、当時見ても笑うと思う。
これは映画、これはドラマ。
コーノ
ホーティング・オブ・ヒルハウス一緒だよね。
面白そうだね。
ネトリツで見たんですけど、めっちゃ評価も高くて、これは。
ポーさん
4.1。
これ全部繋がってるんですか?
10話ぐらいありますけど。
コーノ
子供の時に住んだ洋館みたいなとこに、大人になってからもう一回行くって話なんですけど。
子供の時のいろいろあった体験みたいなのを思い出しながら、
洋館に住んでた兄弟がみんな不幸になってて、
あの家が原因なんじゃないかって言って、もう一回家に帰るって話なんですよ。
確かその兄弟みんな順番に死んでいくみたいに備えとるんですけど。
ポーさん
怖いのは一人で見るんですか?
コーノ
そうですね、僕は一人で見ますね。
奥さんすぎじゃないんですよ。
ポーさん
何が面白いのか分からなくて。
ハラハラするのが面白いんじゃないですか。
そういうのがあんまり求めてないっていう感じです。
ホラーはね、好みって言いますよね。
苦手な人は全然見ないんですよ。
そうですね。
見るときは一人ですね、ホラー。
コーノ
奥さん、うちの奥さんはそういうスリルとかに一切楽しみを感じない人。
でもジェットコースターとかは好きやけど、そういうなんかホラー的なやつとかは、
ストレスに感じる人はどっちかっていうと。
ポーさん
まあ普通はね、怖いものそうですよね。
それが多分変に転じて快感になっちゃってるから、そう感じるのは正しいと思いますよ。
コーノ
僕もだからそういう真面目に見んでいいから多分楽しめると思うんですけどね。