受管の作品はあんたが話したほうが面白いと。
その制作背景の話とか、もっともっと聞きたいからポッドキャストやってみてよって言われたんですよ。
もう具体的にポッドキャストっていう。
ポッドキャスト以上とか言われてなくて、ポッドキャストやんなよってめちゃめちゃ言われてたの、周りから。
で、数年ぐらい言われてたんじゃないかな。
で、言われてて、妻にも言われていて、そう、もう私に話してくれんなと。勝手に話す場所決めてくれつって。
で、じゃあまあやってみようかなと思った時に、そう、周りで夏夜ちゃんがいいなと思って、声掛けをしたって感じです。
なるほど。で、最初聞き始めた時に、ポッドキャストの壺をなんでこんなにしょっぱなから分かってんのかなっていうのを思ったんですけど。
分かってない分かってない。
でもナチュラルにしても出来すぎなくらい、ポッドキャストらしい始まり方したので、
なんかもっと他の活動をプロフェッショナルにやられてる方って、そちらのマナーとか、
なんか例えばですけど、講演会だったりとか、人前で話すの慣れてたりすると、
そういう癖みたいなものをポッドキャストに持ってきちゃう人多いんですけど、
なんか全然、もうポッドキャストに最初からなってると思って。
なんででしょうね。なんだろう。
あの、リサーチとかってされたんですか?
リサーチはした、したっす。そう、えっとね、言うて真面目なので、私も彼女も。
やるからにはある程度、自己満なんだけどどこまで言っても、とりあえずリサーチはした。
で、当時ポッドキャストチャートのトップ200ぐらいは、とりあえず全部わーって舐めて、
芸人さんとか英会話とかみたいなものは全部省いて、個人の、特にインフルエンサーなんだろうけど、
いわゆる芸能人、著名人ではない方々だけに絞って、我々のテーブル作って、
で、中は正直あんま聞いてないんだけど、冒頭1分ぐらいだけずつ聞いて、
はいはい、こんな感じかっつって。
だったら我々はこんな感じでいったらええんちゃうかっていうのは最初にやったけど、
言うて、でも本当にやってみようぐらいの感じ。本当に。
とはいえ、最初の1、2回までは、やっぱりこういうのをやろうとする方みたいなものが匂ってたんですよ。
話し方とか、声色とか、距離感とか含めて。でももう3回目ぐらいから、もうほぼ今。
あ、そうかも。
なってて。
あ、でもそうかもそうかも。1回目は単純に恥ずかしかったです。
当時はね。
そういうのがあった?
あったあったあった。あと何話していいかもわからんし、曲何使おうかとかも決まって、
何も決まってなくて、とりあえず話してみようだったんですけど、
確かにたぶん、めちくろさんが言うポッドキャストらしさが、もし我々における距離感が近い感じ?聞いてて。
そういう意味で言うと、そうですね、まさに聞き役、なんていうの、聞き手か、聞き役じゃないね。
聞き役に回ってほしかったというか、聞き手に回ってほしかった。
だったのがもういい感じ。
一瞬で崩れ去り、会話になり。
言い方喋れますから。
で、なんですけど、その番組の魅力っていうのは多分今日の枠の中で話せるとは思えないくらいいっぱいあるんですけど、
今日はもう特に音について話したいので、
これ本当にお世辞抜きで、今のポッドキャスト、あまたあるポッドキャストの中で音質っていう意味で、
本当トップレベルですげえなって驚いたのが、最初のファーストインプレッションに含まれる。
ちょっとそこをかなり聞きたい。
それはもう、私です。
それは私です。
99%。
そこも感どころのどころすごいなと思ったのが、いわゆる音声の録音物とするとラジオ、録音じゃないか。
音声を発信しているものとしてはラジオっていうベンチマークがあると思うんですけど、
100-100の音ってラジオ的じゃ全然ないんですよね。
ちょっとそこについて少しテクニカルな話で入りたいんですけど、
一番最初に100-100を収録するときに音としてこだわったというか、気をつけた部分ってどこから入りました?
いくつかあって、マイク機材選びと、いわゆるミックスといわれている編集、音作りかのところと話し方と全部あって、
機材選びで言うと、まず一旦めちゃめちゃポータブルなこと。
最初夏代ちゃんの家でやるっていう話だった。
最近も私の家なんですが、とりあえず持ち運びが簡単であること、でも音はいいこと。
最初はとにかくどっちかというとクオリティの高い音で録ろうと思ったので、
しっかりしたいわゆるボーカル録り用のマイクを持っていってやったんですね。
今シュアのMV7で今日は話してますが、こういうダイナミックじゃなくてコンデンサーマイクと呼ばれている、
より解像の高い音を録れる機材を使って録りました。
問題は夏代ちゃんがめっちゃ離れるんですよ。
マイクから。
めっちゃ離れたり近くなったりすっごい差が大きくて、
そうするとコンデンサーだとあまりにもピークを超えたりしていたので、
これはアカンなやつでダイナミックに変えたりしてたんですが、
とにかくちゃんと配信者向けとか関係なく、私は低音が大事なので、
低音をしっかり録れるマイクを使おうっていう感じが機材選び。
シュアの最近も普通に7B使ってるんですが、
7Bはダイナミックとしてちょっと動いてもそんなに差が生まれないという意味でもいいが、
要は思考性が広いっていう言い方ですかね。
単一思考として、単一の中でも結構丸っぽい単一思考なので、
我々のような多動の人間にはすごくいいのが一つと、
それだったら別に他でもいっぱいいいマイクあるんだが、
今使ってるのはとにかく低音がしっかり録れるから、
レガシーで言えばマイケルジャクソンが使ってたとか、
昔でいうとそういうポップスの音楽界でもよく使われてきたマイクなので、
個人的に最初は別に配信用というよりは、
私はボーカル用のマイクとしての認識が強くて、それを使ったが機材選び。
ちなみにオーディオインターフェースは、
オーディエントのID8M2かなを使っています。
オーディオインターフェース自体の特徴って個性のあるタイプなんですか?
個性はありますね。
マイクプリとしては結構アナログ回路としては癖が強くて、
傾向としてはどっちに触れていく感じ?
傾向としては綺麗ではないですね。
宇多田ヒカルが使ってるような綺麗な感じというよりはロックな感じ。
なのでボーカルの中でも中低音が強くなりやすい。
超高音が出るというよりは中高音と中低音がミッドですね。
ハイミッドとローミッドが普通のミッドというよりはその2つがちょっと分かれて
強めにフラットにベタッとついてくる感じのやつですオーディエントは。
まさにさっき僕が言ったラジオ的な音作りの話なんですけど、
ラジオってそれこそ低域をカットしていくんですよね。
そうなんですよね。
中域の伝わる声の部分だけを持ち上がるように
マイクも含めて全部セッティングしているので
いわゆる今受管さんが言った低域の部分みたいなものって
いらないとすら思っている。
要はさっきの言い方だと情報として伝えるためのメディアなので
その情報として一番伝わりやすい帯域に特化して作ってる。
だから僕今受管さんが言ってるように低域に痺れたんですけど
今まで声をボーカル以外のこういう収録物の中で
特に音声メディアの中で低域みたいなものに
明らかに作り手がフォーカスした音作りって聞いたことがなかったので
驚いたんです。
なぜ低域をって思ったんですか?
まず2人の声のキャラクターってことが強いかなと思ったんですけど
それも関係ありますか?
それもあります。
それはおっしゃる通りで
夏代ちゃんも女性としては周波数帯域が結構低いところに特徴がある人なので
そういう意味で言うと夏代ちゃんに声かけた理由の一つもそれです。