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くらぬきです。
中山です。
ザッソウラジオは、くらぬきと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いゲストにお呼びして、
雑な相談のザッソウをしながら、イルコ喋りしていくポッドキャストです。
今月のゲストは、本條晴一郎さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、第3回となりまして、第2回では雑な相談、本條さんからの雑な相談を受け付けつつ、
また密度の濃い、重要なキーワードがいっぱい出すぎて、もうすでに頭パンパンになりつつありますが、
雑な相談3つ最初いただくということで、1つは国際化に関する事例と国際化の話が1つ。
2つ目が教育というか、育成と教育が育成かみたいな話でしたかね。
もう1つが何でしたっけ、3つ目。
アカデミアと実践の距離が離れているという。
そうですね。そこに対して学長がこれはもう俺しかないんじゃないかという、久しぶりの引きで終わるという。
なかなかザッソウラジオは引きで終わることないんですけど、今回第2回引きで終わったので。
時間切れになっただけですけどね。
そこからスタートしたいなと思いますが。
さっきの話を聞きながら、第2回の話を聞きながら、
この欧米の人は蓄積型の知識につくのがうまいみたいなやつとかって、
西洋医学、東洋医学みたいな、さっき言語の話としてしてましたけど、
因果関係が直接的とか短い因果で解決をしようとするみたいなのが西洋医学っぽいなっていうのと、
東洋医学は肩凝ってるけど、足の裏のツボをどうたらこうたらみたいな感じですよね。
因果つっても複雑にいろいろ絡み合ってんだよみたいな感じの。
そういうOSとの違いがあって、
例えばくらぬきさんにしても青木さんにしても、
なんでこの施策を取ったのかみたいなやつって、
その全部とか考えたことが全部説明できないなみたいになるじゃないですか。
そんな単純な因果じゃないんだよな。
なんで映画をやったら売り上げが上がるのかみたいなやつとかって。
映画を見て商品を買う人が増えましたみたいな、そんな単純なやつじゃないですか。
なので簡単には言えないなってなるんですけど、
みんなが同じことを真似しても同じ結果にならないみたいなことが起こって、
でもそれはだってくらぬきさんだからできるんですよとかって言われると、
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でもちょっとイラッとするみたいなのがあります。
まやっとするよね。
ちゃんとやれば、
考えたよこっちはって。
自分しかできないってことは絶対ないんだけどなっていうのはありますよね。
で、僕が思ってたこととしては、
僕が楽天でやったことってみんなで集まっていろいろ試行錯誤して、
みんなでどうなったかをシェアし合うみたいな、
実践コミュニティみたいなものをやってきたっていう風に捉えると、
例えばAさんがこういうことをやったらうまくいきましたみたいな話をして、
それを聞いた人たちが真似してみようって言って、
真似をしてみて。
で、うまくいかない人がいっぱいいる中、
うまくいく人もそのうち現れたりとかするんですよね。
そうするとAさんとうまくいったBさんの同じところはどこなんだろうみたいな、
抽象化できる。
事例が2つになると抽象度が取れるようになるので、
それが3つになり4つになりみたいなところで抽象度を取っていくと、
言語化ができるみたいな。
でもその頃にはもう単純にこのボタンを押せばこうなるよみたいな話でもなくなってて、
人気って大事だねみたいな、そういうよくわからないやつとか、
お客さんとの距離感、絆大事だよねみたいな、
そういうフォーゼーションとしては使えないような感じになりがちっていう。
実践コミュニティって学長が今言ってたのって、
前回の話でいくなら文脈依存がめちゃくちゃあるってことだと思うんですね、現場に対しては。
アカデミアの世界と現場の世界でいったときに、
現場はやっぱり考えてる人たちは別にロジックとか考えてる人は、
現場を見て現場に合わせるようにやってきてるっていうことの、
そうするとめちゃくちゃ文脈がハイコンテキストだけど、文脈があるで、
学長がやったら多分場を作ることで、実践しててる人たちが集まるってことは、
文脈依存のままで受け取れる場を作ろうってことなんじゃないかなっていうか。
そうですね、その文脈プロセスもみんなお互いに何となく見える感じの関係性がコミュニティの中でできていくと。
だから、一回コーゼーションせず、形式侵入せず、そのまま文脈依存のあるまま発信し、
それをそのまま受け取り、で自分の文脈に取り込むみたいなことを直接やってんじゃないかなって。
あとはフレームワークとかキーワードみたいなものをみんなで使ってみます。
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それで事例がいっぱい、自分の事例と他の人たちの事例が見えます、比べることができます。
みんなの思考プロセスみたいなものも関係性が深まってくると、
どういうコンセプトでやってる店で、その店長さんの強みがこういうところでみたいなのとかがそこまで共有されてくると、
例えば自分ところでこのフレームワークでうまくいったのは、
他の人とは文脈違う自分がうまくいったみたいなのって、文脈依存ではあるけど、捨てることもしやすくなりますよね。
Aさんと自分ってこんな違いがあるのに、同じようなうまく生き方をしたみたいなやつって、
ってことはAさんと自分の違いは関係ないんだなみたいな。
そういう学びがだんだん深まっていく気がします。
なるほど。だから全然教育じゃないですよね、それはね。
学び合いですね。
学び合いですよね。
集団的試行錯誤コミュニティですね。
集団的っているかどうかわからないけど。
その中に、僕みたいに自分ではネットショップを運営してるわけではないけれども、
ちょっと抽象化とかキーワードとかフレームワークみたいなものを、
こういう言語化でどうすかみたいなのを的強み、強みかわかんないけど、
みたいな人がいると、ちょっとただネットショップの店長さん同士が集まって、
勉強会やってる感じと雰囲気が変わるんですよね。
なるほど。
だから店長さん同士でうまくいってる人の講演機構みたいな勉強会って、
結構いっぱいいろんなところにあるんですけど、
やっぱ抽象化がされないと学びの度合いみたいなのが薄そうというか、
ステージが違いすぎるから参考にならないなみたいなことが起こりやすい気がしてて。
確かに。
で、何が言いたかったかというと、そこにアカデミアの人が混ざってるみたいな座組で、
こうクリエーション、試行錯誤ができると良いのではって思って。
なるほど。中山さんの今のポジションが、
研究者的なことをやってますもんね。論文を書くっていう形で。
論文の書き方がわかんないんですけど。僕が覚えればいいのかな。
そのフォーマットさえ覚えたら、でもやってることは抽象化して、
その範例を見つけて、で、フレームワークにしてみたいなことだから、
あの、近しいことやってるんじゃないですか、もしかして。
そう、だからその、やっぱ経営学で感じる課題はやっぱそこで、
中山さんみたいな人が強くて、
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研究者は、なんかちょっとイマイチみたいな感じが若干あるんでしょうね。
で、なんかね、この学問のオーディエンスが研究者だっていうところにやっぱ一つの問題があって、
だから学術論文は、実験の方向けじゃなくて、
みんな知識の蓄積だって考えてるから、
研究者が研究者のために書くって、それで実装してる形になるんですよ。
で、そこで、そこのサイクルが実践のサイクルと閉じてしまっていて、
実践の側、実践の側ででも抽象化が必要だから、中山さんみたいな方がきちんと抽象化して実践を支えてるっていうのがあって、
で、こっちはこっちできちんとぐるぐる回ってると。
この2つのサイクルが、ちゃんとした大きな1つのサイクルになってないってところが多分大きな課題なんだろうなと思って。
そういうことさっきの大学院の学生で、実際にもう会社とか経営してる人が来ると、
次回までにはもう実践してみたみたいな話が出てくるっていうのが、
全員そういう人たちの集団でゼミとかやれると、
なるほど。
僕と同じ状況になる気がします。
なるほど。面白いですね。
しかも、ネットショップのいいところは、報道がすぐに起こしやすくて、
あまりお金かからずにアクションができて、
かつ、リアクションが返ってくるスピードも早いので、
直接お客さんとダイレクトにやってるから、
うまくいけば、うまくいった手応えがすぐ返ってくるし、
うまくいかなければ、うまくいかなかったっていう手応えがすぐに返ってくるので。
うん、なるほど。
はい。だから試行錯誤が早くできるんですよね。
実際にリアルなお店しかやってない人向けで、
同じプログラムをやってみたら、全然やっぱり手応えが違って、
例えばネットでメルマガを出すみたいなのって、
もうすぐ、それこそ講座を受けながら、
メルマガ使ってない人がグループワークで隣になった店長さんに、
楽天出店してるのにメルマガ使ってないのはアホちゃうって言われた瞬間にも、
今日帰って書きますみたいになるんですよ。もう帰っていいですかみたいな。
だけどリアルだと、DM作って出すみたいなことになると、
お金かかるし。
時間もコストもかかりますからね。
作るのにも時間かかるし、だから遅い。
なるほど、面白い。
あとはDM出した時に、手応えみたいなのが、
お客さんがそれを見て来店したみたいなのも時間かかるし、
っていう即時フィードバックがどれぐらいたくさん得られる環境かみたいなのが、
育成には大事だなって思ってます。
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リアルタイム性とトレーサビリティーは意思だとありますからね。
今中山さんのお話を伺ってて思ったのは、
企業の側の変化のスピードが速いなっていうのはすごい感じて、
そこはネットの面白さだし、
僕はインターネットって人類をデフォルト状態に戻す役割を果たしてると思ってるんですけど、
ネット以前は、マスマーケティングみたいな世界は、
人類のデフォルトから外れたことを、
遺伝性とかのためにやってたけど、
ネットのおかげで、個別対応もできるようになったし、
多くの人に対して個別対応した状況で、いろんなことができるから、
よりもともと人類が持ってた状況を、
多くの人とやりとりできるようになったっていうのが、
インターネットの良さだと。
私の思うインターネットはそうだと思ってて。
いいですね。
本当そう思います。
大量生産で大量配信、大量に届けるって、
効率性のためですからね。
人が増えたものに、いかに効率的にするかっていうので、
人間性を失っている部分はあったんだけど、
なんか面白いですね。
バーチャルの世界のほうが人間性を取り戻せる。
それこそ25年前って、前の回で言ったみたいに、
お客さんとの距離感を縮めなければ、
物など動かないみたいなところから始まっていて、
それがだんだん軌道に乗って、
EC市場みたいなのが出来上がってくると、
S字カーブで言うと成長期みたいなところに入ると、
マスマーケティングができるようになっていったんですよね。
最初の頃はマスマーケティングなんかしても
誰も反応しないから、
手間暇かけないといけなかったんですけど、
市場できてきて、マスマーケティング的に
プロモーションメニューを使って、
ガッと売り上げを伸ばすみたいなことができるように
なって、僕、暇になりました。
それが楽天の中で2003年だったんですけど、
メールマーケティングがだいぶマスマーケティング化
でいけるみたいな感じになって、
暇になったなって思ってたら、
ミッセル行ってこいって言われて、
暇じゃなくなってよかったなっていうことが起こったんですけど、
まさにそういう体験をしているので、
物事ってこういうふうに発展?
発展なんですかね。
発展なのかわからないですけど、進んでいくんだなっていうのはすごい。
マスマーケティングになると、
売り上げ伸びる額とかはすごい大きいんだけど、
やってる事例のクオリティみたいなことを考えたら、
全然25年前のほうがクオリティ高いなみたいな。
ザッポスすごいとか言ってるけど、
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いやそれ25年前にやってた人たちのほうが、
よりもっと濃厚なことやってたよみたいな。
だけど25年前の事例を紹介すると、
あいつ古いって言われる。
今はそんな時代じゃないよ。
第1回でずいぶん古い話を私は知ってしまいましたからね。
やっとそれに欧米が追いついてきたって話だったんですよね。
一周回って最先端だったって。
ただマスマーケティングのほうが、
論文書きやすいって言ったら、
抽象化とか抽象化しやすいんですよね。
そこに対する課題っていうのはやっぱ、
人類全体が抱えてると思ってて、
私何の研究者かって言われると、
結構ずっと長らく困ってたんですけど、
最近は腹をくくって、
自分の研究分野はサイバネティクスだっていう風にしてるんですけど、
サイバネティクスって、
サイニック理論とかでも出てくるんですけど、
どういう意味ですか?
サイバネティクスはカジトリの理論なんですよ。
カジトリを研究。
雑草ラジオでESGの話した時に、
ガバナンスとガバナーっていう話が出てきたと思うんですけど、
よく聞いてますね。
船とかに乗ってると、
船の舵はコントロールできるけど、
波はコントロールできないと。
コントロールできない状況に置かれた時に、
コントロールできる変数だけを操って、
いかに目的に達するかっていうことを研究するって分野が、
1950年をまたぐぐらいから始まってて、
これは情報理論と制御工学の合体としてできて、
その後それはAIの研究とかにつながっていって、
いわゆる理系の工学ってすごく成果を収めたので、
今サイバースペースみたいな言い方をすると、
工学的なイメージで語られることがすごく多いですね。
成功するのは、これは船の方が変化しないと、
制御ってやっぱりしやすくて、
つまり、何らかの目的に達するための理論を
数学的に考えようって話で、目的はあると。
目的固定だから状況はいろいろ変わっても、
勝ち取りの仕方を工夫すればいいっていう形で、
それでいろんな工学的なことが
数理的に書けるようになるんですけど、
これの問題は、自分がその時に変化したらどうなるんだと。
そうですね。
途中で目的地が変わったりとか、
波がいいからこういう勝ち取りの仕方してみようみたいに、
18:00
自分自身の価値観が変わるっていう風な方向に、
このサイバネティクスという分野が発展した時に、
みんな数学的に扱えなくなって、
哲学とかの方向に行ってしまうんですよ。
それでこの分野の発展っていうのは、
すごく止まってしまった形になってるんですけど、
だけどこの分野の研究は、
例えば心理療法とかでは、
今でいうナラティブアプローチっていうのに
つながるような話になってきてるし、
だから私がケアに注目してるのは、
勝ち取りをする側も変化するっていう状況を、
きちんと数学的に記述するっていうことが、
ちゃんとできるんじゃないかという風に思ってて、
そういうところまで理論ができると、
マスマーケティングではなくて、
初期の質の高い面白いことをやってた人たちが、
どういう観点でブランドを作っていったのかとか、
ケアとかも、先ほど中山さんがおっしゃったのが
すごい面白いなと思ってて、
東洋医学と西洋医学ってなるほどなと思ってて、
ケアに対峙されるのは、
ケアの倫理と正義の倫理っていうのが
対立関係で考えられるんですけど、
正義の倫理は普遍的な真実があるから
それに従って考えようって話で、
ケアの倫理の方は文脈依存性があるから、
自分たちの観察者の一員、当事者の一員として
ネットワークの中にいて、
ネットワークを活性化することで問題を解決しよう、
あるいは問題自体を消滅させようって考え方で、
こっちは正義の倫理で記述されるような物理学とかに比べて、
圧倒的に数学に落とすのが難しいんです。
そうですね。
これをうまくできないかっていうのが、
相談じゃなくて、私が今やりたいことを
喋っている感じになってしまいます。
今話し聞きながら、それこそカジトリみたいなやつって、
エフェクチュエーションでいうところのパイロットの
パイロットの原則のことで、
あれを数学的に言えたら、
エフェクチュエーションもっと学術的に
めっちゃ広まりそうですよね。
エフェクチュエーションを最初に提唱したサラス・パシーは、
サイバニクティックスの研究者かどうかっていうと
ちょっと微妙なんですけど、彼女も元々経営学じゃなくて、
統計と認知科学の研究者なんです。
彼女は成功したアントレプレナーを、
プロトコル分析っていう言い方をするんですけど、
どういう状況の時にどういうことを考えたかっていうことを
全部言葉に出してもらって記録することで、
21:03
フレームを抽出するっていうことをしたんですけど、
そういったもののメカニズムを、
より精緻な形で作るっていうのは、
今、人類に求められてることじゃないかなと思ってて、
だから、マスマーケティングとかのほうを
理論で説明する基盤はしっかりあるけど、
そこの以前の私にとっては面白い、
あるいは人類にとって私はデフォルトだと信じてるような、
ダイナミックなあり方のほうは、
確固とした理論によって支えられてないなっていうふうに思ってて、
そうですね。
エフェクチュエーションは、それを支えるための理論の
一つとして出てきてるし、
それが本当に説得力を持つ、
エフェクチュエーションはエフェクチュエーションであるんだけれども、
論文はきちんとコーセーションで書くことに成功してるんですよね。
そうですね。
まさに展開の話ですよね。
そこは彼女の研究室として優れてる部分がすごくあるんですけど、
そういう仕事ができるといいなと思いますね。
関わりたい。
できたらいいですね。
ヤッホーブルーイングの店長が、
僕がエフェクチュエーション面白いですっていう話をしたら、
最初ふーんって思って、
学長が考えた、また新しいイーワードなのかなぐらいに
思って聞き流してたんだけど、
その後ちゃんとアカデミックなやつだっていうことを知り、
ちゃんと見てみたら、
これめっちゃ自分の行動原理説明できるじゃんってなって、
今ハマってるんだよねみたいな状態になったんですけど、
倉瀬さんともエフェクチュエーション読んで、
これわかるよね。
でも自分たちが書くとただのビジネス書になります。
そうなんですよ。
自分とこれだけの会社の話書いてもしょうがないから、
それこそヤッホーさんとかソニックカーデンとかクラシコムとか、
エフェクチュエーションっぽい人たち、
それこそ実践コミュニティみたいなのがあり、
そこへ学長が入り、うまくファシリティとしながら、
アカデミアの世界で根性さんが入るみたいな場ができたら、
もしかしたら面白いのではっていう。
すぐやりましょう。
全部今町内会ですけど。
関係者も全部いる。
すぐ集まる。
足りないものない。
興味しか使ってはいけない。
集中の鳥で全部できる。
エフェクチュエーションは、
アカデミックな研究としてすごく成功してるっていうのがあって、
これは何でかというと、
今までのアントレプレナーシップ研究で、
24:02
解決できてなかった問題も解決してるんですよ。
どういうことですか。
これまでアントレプレナーシップって、
何でアントレプレナーが起業できるかって、
よく分かってなかったんですね。
何でかというと、
起業する人の心理とかを測定したりして、
例えば自己効率感が高い人が起業するのかなとか、
いろんな仮説があったんだけど、
これ全部一貫した結果が得られてないんですね。
個人の資質によるものではなさそうだ。
分かんない。
社会的なネットワークの位置づけによって
決まってるのかもしれないっていうふうに、
状況のほうで仮説を考えて、
アントレプレナーを分析しても、
やっぱり一貫した結果が得られてる。
そこでこのサラッサラスバシーは、
アントレプレナーシップっていうのは
心理に希釈されるものでも、
社会的状況に希釈されるものでもなくて、
身につけられる専門性だっていう捉え方をしたんですね。
日本語の翻訳だと熟達って訳させ方されてますけど、
専門性って言ったほうが、
学問的位置づけは多分分かりやすくて、
アントレプレナーシップをエキスパタイズ、
専門性であるって捉えた上で、
それがどういうふうに身についていくのかとか、
どういうふうに発揮されるのかっていうことを
きちんと解き明かしたっていうのが、
学問としてのエフェクチュエーションの論文の意義で、
心理でも環境でもなく、
教育可能あるいは身につけられる専門性であるんだっていうところが、
アカデミックな価値として彼女は提示したことなんですね。
だから、学者にとってもというか、
人類の知識の蓄積にとっても、
この部分は新しいっていうのと、
アントレプレナーみんなにとっても、
自分たちのやってることを説明できる、しっくりくるっていう、
両方にきちんと貢献したっていうのが、
エフェクチュエーションの素晴らしいところだなっていうふうに思ってて、
そういう研究ができる研究者とか、
あるいはそういうことを一緒にする実務課の人とかがたくさん増えてきて、
そういうことが国際的に発信できるようになったら、
前回の私が相談した話はすべて解決しそうな気がします。
解決できる。
やっぱりそれです。
あれ、なんかちょっと糸口見つかると、
見つかってきた気がするかもみたいな。
いや、なんかわかんないけど。
雑な相談の解決だけじゃなくて、
街の相談の解決。
ザソラジョらしからぬ。
のができたらちょっと面白いですね。
なんか、ちょっと新しい展開は、
これ、ザソラジョがいくつかプロジェクト生まれてるので、
今回もしかしたらプロジェクトが、
新しいプロジェクトが生まれるかも、
生まれないかもぐらいの感じで、
ザソラジョ的には終わりたいなと思いますが、
27:01
いやもうこれ十分、
10時間が来ているということで、
いやー、ありがとうございました。
ありがとうございます。
めちゃくちゃ面白い回でしたね、今回も。
毎回いつもあっという間ですけど、
今回もさらにあっという間に、
過ぎてしまったということで、
あのー、最後に。
スナさん置き去りかも。
いやいや、これ、それが一番いいよね。
僕ら的にはもう。
で、案外そういうのが一番喜ばれるって、
もう統計上分かっているので。
確かに。だんだん温まってきて、
お二人と話す方に夢中になって、
リスナーさんのことあんまり考えなくなっていった気がしますね。
でもリスナーさんたちは、
その方がいいなと思ってくれてるという、
数少ない統計データから分かれていること。
ですね。
ということで、最後に本庄さん。
学長とは長くお話しするのは初めてということと、
僕も真面目な話するのはここで初めてだったということで、
前三回通して何か感想をいただいて、
最後終わりたいなと思います。
いやもう、楽しかったことしか言いようがないですね。
さっそくいいですね。
最後は収録だってことを忘れて、
楽しかったという感じになってしまいました。
ありがとうございます。
いやー、ありがとうございました。
本当に最後、僕らも収録ちょっと忘れて喋り続けたっていうのがあったので、
いやいや、本当に楽しかったです。
ということで、今月のゲストは本庄誠一郎さんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
今回は密度濃かったですね。
それこそ、今までの雑草よラジオ、
全部聞いてるとなんとなく出てくる言葉がわかるけど。
背景の情報がいろいろつながっての今回でしたね。
いやー、面白かった。
本庄さんも収録前に全部聞いたって言ってくれていたので。
いやいや、もう細かい回のやつを。
全部盛りみたいな。
あのときの出てきたやつとかっていうのが。
ケアとキュアとかね。
ガバナンスとガバナーみたいな。
はいはい。
ということでエフェクチュエーションも。
ソース原理が出てこなかっただけまだ良かったな。
いやね、いやいや。
いやーでも、どうでしたか。
いやー、もうね、なんだろうな。
まずサービスベースケアっていう言葉が、
なんかより自分の中ではしっくりきた回だったなっていうか。
エフェクチュエーションとコーゼーションで、
その知識を体系化するか、そのまま文脈上受け取るかみたいな。
30:03
実はコーゼーションにした方が再現可能性はあるんだけど、
再現可能性のものになったものは、
サービスとしてはちょっと劣化するんじゃないって気がしてるんですよね。
つまりマニュアル化するってことに近いことだとしたら、
現場の話でいくなら。
例えばマニュアル化されたサービスを受けるって、
全国一律ファミリーレストランチェーンでのサービスって、
サービスはサービスなんだけど、
一定基準をクリアするだけで、
本当のサービスからちょっと劣化してる部分がある。
そのエフェクチュエルなものは、
よりサービスとしての質が実はいいんじゃないかっていうところが、
それこそそれをケアと呼ぶのかなみたいな感じはしていて、
より良いサービスってエフェクチュエルでかつ、
それを取り組むのがケアであるなみたいな感じになんとなく感じたし、
途中で言ってたソニックガーデンだったらこうしてる、
クラシックモードだったらこうしてるみたいなのが、
フレームワークにも構成書にもならないから、
割と面白いことができるみたいな。
っていうのもそこにも通じるなとかっていう、
いや今回ね、僕全然まとまりきらない感じですけど、
いっぱいインスピレーションもらった感じですけど、
学長はどうでした?
僕はもう、大入り本とパンダ本がみたいな、
そっからスタートしましたからね。
話から始まって、
1回目の時もちょっとだけ話したかもしれないけど、
僕ら実践、思考作語係じゃないですか。
それで、最近ここ数年、
研究者の人と接点が持てる機会が増えて、
例えば石川よしきさんだったり、
宇田川さんだったりとか、
本庄さんとかも、
あんたたちがやってるのはこういうことだよみたいなのを、
アカデミックな理論で教えてくれると、
こっちがめっちゃ学びが深まるというか、
言語化されるみたいな。
お前がやってきたことは結構イケてたぞ、
みたいなことを言ってもらえてるか、
みたいなのがあるじゃないですか。
だから25年前にみんなで思考作語をしてた人たちで集まって、
本庄さんの話を聞きながらというか、
ノッパーみたいなのを作ってみたいなって思いました。
実はアカデミア側も実践の方とのつながりがって言ってるから、
変な遠慮があるのかもしれないですね。
でも実践側からすると、
アカデミア側の人に教えてもらうというか、
君たちはこうだったって言ってもらうことって、
実はめちゃくちゃ嬉しいことなんですよね。
めっちゃたまごちですよ。
お客さんからのありがとうとはまた違ったたまごちがありますよね。
それはいいですね。
33:02
ソニックガーデンのことも誰か研究してくんねえかな。
してもらったらいいんじゃないですか。
やっぱみんなで実践コミュニティやりましょう。
実践コミュニティされると、
それやっててねって言ってもらえるといいですね。
ちょっと楽しみにしていきたいなと。
ソニックガーデンがやってることとかが、
たぶん最もさっき本庄さんが言ってた、
数字?数学で記述できるみたいなところに
最も近寄そうな気もしますけどね。
近そうな気もするっていうね。
どうなるかやりたいなって感じありますけどね。
またおかわり会。
おかわり会ね。
おかわり会か別の場所かで。
本庄さんと雑草をやりたい。
そうですね。ちょっと別途やりましょう。
やりましょう。
お声掛けかけましょう。
ぜひ。
ということで、雑草ラジオでは皆さんからのメッセージや質問・相談、
ご感想をお待ちしております。
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