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2026-02-10 14:38

【本要約】『コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之)|一生使える「仕事の基礎」がここにある

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こんにちは。『ゆる読カフェ』へようこそ。

忙しい毎日のスキマ時間に読める、本のおいしいとこだけお届けします。

目次

  • 今回紹介する本
  • 【音声要約】~耳で楽しむ10分読書~
  • 【結論】この本の「一番おいしいとこ」
  • 脳みそがパニックになる前に「結論から」話そう
  • 数字と事実は「最強の武器」になる
  • 完璧主義は捨てろ!「60点で速く出す」が正義
  • 悩む時間がもったいない! 作業前に「予想」を立てよう
  • 仕事の価値は「相手」が決める
  • まとめとおすすめの人
  • 【おまけ】編集後記

今回紹介する本

今回ご紹介するのは、どんな業界でも、そして15年後もずっと使える「仕事の基礎」をまとめたベストセラー、『コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之 著)です。

タイトルに「コンサル」と入っていますが、難しい専門用語の本ではありません。

「職業を問わず、社会人なら誰もが知っておきたい、仕事がスムーズになるコツ」だけを厳選して解説してくれる、いわば「社会人の攻略本」のような一冊なんです。

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【結論】この本の「一番おいしいとこ」

忙しいあなたのために、明日から使える「一番おいしいとこ」を5つに絞りました。

・話すときは「結論」から。これだけで相手のイライラはゼロになる。

・「数字」は世界共通語。感情ではなく事実で語れば、誰でも説得できる。

・完璧主義は捨てちゃおう。「60点の出来」で速く出すほうが褒められる。

・作業前に「予想(仮説)」を立てるだけで、仕事の速さは何倍にもなる。

・学生気分(消費者)を卒業し、相手の期待を超える「プロ(生産者)」になれ。

脳みそがパニックになる前に「結論から」話そう

上司や先輩から「あの件、どうなってる?」って急に聞かれたとき、ドキッとして言葉に詰まったことはありませんか。

「えっと、それはですね、A社から連絡がありまして、でも担当者が不在で…あ、その前にですね…」

なんて、起こった出来事を順番にダラダラ説明しちゃうこと、ありますよね。

私たち日本人は、どうしても「起承転結」で話すことに慣れてしまっています。

でも、忙しいビジネスの世界では、結論が見えない話を聞かされるのは、相手にとって苦痛以外のなにものでもありません。

そこで、この本で真っ先に紹介されている鉄則が、「結論から話す」ということなんです。

これをPREP法(プレップ法)といいます。

結論→理由→具体例→結論の順で話す型のことで、これさえ守れば誰でも論理的に話せるようになります。

たとえば、あなたがこの本を同僚におすすめするとしましょう。

「この本、すごく著者が有名で、書き方も面白くて…」と話し始めるのではなく、まずはこう言います。

「この本、めちゃくちゃ仕事の役に立つよ(結論)」

そのあとに、「なんでかっていうと、どんな仕事でも使える基礎しか書いてないからなんだ(理由)」と続けます。

これを普段の仕事、たとえば会議での報告や、ちょっとしたメールの返信に取り入れるだけで、コミュニケーションの手間が一気に減ります。

もし、急に質問されてパッと答えが出てこないときは、「少し考える時間をください」と言ってでも、頭の中で「結論」を整理してから口を開くクセをつけましょう。

それだけで、「お、こいつは頭の中が整理されているな」と信頼を勝ち取ることができますよ。

数字と事実は「最強の武器」になる

「なんとなく、こっちの方がいい気がするんですよね」

「一生懸命がんばったんですけど…」

こんなふうに、自分の「感覚」や「やる気」だけで仕事をしていませんか。

特に若手のうちや、新しい環境に入ったばかりの頃は、経験も実績もないため、自分の「感覚」だけでは誰も説得できません。

そこで最強の武器になるのが「数字と事実(ファクト)」なんです。

著者は新人の頃、自分よりはるかに年上で経験豊富なクライアント(お客さん)とお話しなければなりませんでした。

そんな時、唯一対等に渡り合える武器が「事実」、とくに「数字」だったそうです。数字は、誰にも動かせない事実だからです。

たとえば、「営業の効率が悪い気がします」と新人が言っても、「まだ経験もないお前に何がわかる」と思われておしまいです。

でも、

「データを集めてみたんですが、売上の8割を作っている大事なお客さんへの訪問回数が、全体のたった2割しかありませんでした」

と数字で示せばどうでしょう。

誰もぐうの音も出ませんよね。「じゃあ、どうしようか」と建設的な話し合いに進めます。

これは、海外の人と働くときや、世代が違う人と働くときにもすごく役立ちます。

「あうんの呼吸」とか「空気を読む」なんていうのは、通じないと思ったほうがいいです。でも、「論理」と「数字」は、国籍や年齢を問わず通じる共通言語になります。

「頑張ります」という熱意も大切ですが、まずは「事実」で土台を作ること。

誰かを説得したいなら、形容詞や副詞を削ぎ落として、一つでも多くの「数字」を会話に混ぜてみましょう。

完璧主義は捨てろ!「60点で速く出す」が正義

個人的に、この本の中で一番気が楽になったのがこの考え方です。

「時間をかけないといいものはできない」と思い込んでいませんか。

実はそれ、間違いかもしれないんです。

この本では、「美しく仕上げるために時間をかける」よりも、「汚くてもいいから素早く出す(Quick and Dirty)」ことが推奨されています。

「汚くてもいいから、とにかく速く出す」。これが仕事においては正義なんです。

たとえば、3日かけて100点の資料を作ろうとして、締め切りギリギリに提出したとします。

もしそこで上司に「あれ、方向性が全然違うよ」と言われたらどうなるでしょう。もう修正する時間がありません。これは大事故です。

それよりも、3時間で60点(あるいはもっとラフな状態)のものを、「ざっとこんな感じですか?」と見せてしまうんです。

そこで「ここはもっとこうして」とアドバイスをもらい、修正していく。このサイクルを何度も回すほうが、結果的に速く、質の高いものが出来上がります。

著者が紹介するエピソードで、一生懸命時間をかけて資料のデザインを整えていたら、「中身ができてないのに見た目なんて整えるな」と怒られた話があります。

これ、耳が痛い人も多いのではないでしょうか。

最初は手書きのメモレベルでもいいんです。「まずは大枠の方向性が合っているか」を確認するために、恥を捨てて未完成品をさらけ出しちゃいましょう。

完璧主義は、仕事のスピードを落とすだけでなく、やり直しで大惨事になるリスクを高める原因にもなります。

「とりあえず60点で出す勇気」、これを持てば仕事はもっと楽になりますよ。

悩む時間がもったいない! 作業前に「予想」を立てよう

調べ物をする時、いきなりGoogle検索を始めて、気づいたら関係ないネットサーフィンをしていた…なんてことはありませんか。

あるいは、目の前の膨大なデータを前にして、「これ、いつ終わるんだろう」と途方に暮れてしまうとか。

仕事が速い人は、作業を始める前に必ず「仮説(かせつ)」を持っています。

「はじめに仮説ありき」。これが、この本で紹介されている思考法の中でも、もっとも重要なものの一つです。

「仮説」なんていうと難しく聞こえますが、要するに「たぶんこうじゃないかな?」という「予想」のことです。

たとえば、旅行の計画を立てる時を想像してみてください。

「どこに行こうかな~」とゼロからガイドブックを全部読むのは大変ですよね。

「今回は3連休だから、近場の温泉か、あるいはサクッと行ける台湾あたりがいいんじゃないか?」と、ある程度の「当たり(予想)」をつけてから調べ始めると、調べる範囲が一気に絞られますよね。

ビジネスでも同じです。

「売上が落ちている原因を探れ」と言われた時、片っ端からデータを洗うのではなく、

「最近、ライバル店が安売りを始めたからではないか?」

「いや、若者の客層が減っているのではないか?」

と予想を立てるんです。

そして、その予想が正しいかどうかを確認するためにリサーチをするのです。これなら、調べるべきポイントがはっきりして、無駄な作業が激減します。

予想が間違っていてもいいんです。間違っていたら、「あ、この予想は違ったな」と修正すればいいだけ。

「まずは予想してから動く」。このワンクッションを入れるだけで、あなたの仕事は劇的に効率化しますよ。

仕事の価値は「相手」が決める

最後にご紹介するのは、仕事に対する向き合い方のお話です。

「こんなに頑張ったのに評価されない」

そう感じたことはありませんか。

それはもしかしたら、「学生気分」が抜けていないからかもしれません。

著者はこう言います。

学生は、お金を払ってサービスを受ける「消費者」です。だから「授業がつまらない」「もっとこうしてほしい」と文句を言っても許されます。

でも、社会人は、お金をもらって価値を提供する「生産者」です。立場が逆転しているんです。

生産者にとって一番大事なことは、「自分が何をやりたいか」ではありません。

「相手(お客さんや上司)が何を求めているか」なんです。

たとえば、上司が「ざっくりとした数字を知りたい」と思っているのに、あなたが「正確さが大事だ!」と思って、3日かけて完璧な表を作ったとします。

でも、上司からすれば、「そんなこと頼んでない。早く知りたかったのに」となってしまいます。

これでは、いくらあなたが頑張って徹夜をしたとしても、仕事の価値(バリュー)はゼロなんです。

厳しいようですが、ビジネスの世界では、「相手の期待に応えること」そして「相手の期待をちょっと超えること」これだけが、評価される基準になります。

自分がやりたいことや、自分のこだわりはいったん置いておいて、「相手はいま、何を期待しているんだろう?」と考えるクセをつけましょう。

それが「プロ」になるということです。

もし、相手の期待していることがわからなかったら、勝手に判断せずに聞いてしまえばいいんです。

「これって、スピード重視ですか? それとも正確さ重視ですか?」と。

それだけで、的外れな努力をして悲しい思いをすることがなくなりますよ。

まとめとおすすめの人

いかがでしたか。

今回は『コンサル一年目が学ぶこと』から、明日から使える仕事のコツをつまみ食いしました。

【まとめ】

結論から話す: 相手の脳みそのメモリを無駄遣いさせないためのマナーです。

事実と数字で語る: 「言い訳」や「感情」は捨てて、「動かぬ証拠」を武器にします。

Quick and Dirty: 完璧主義を捨てて、60点のラフ案を早く出して方向修正しましょう。

まずは予想(仮説)する: いきなり作業せず、「答えの当たり」をつけてから調べることで効率化します。

相手目線になる: 「頑張ったか」ではなく「相手が喜んだか」を基準にします。

【こんな人におすすめ】

若手ビジネスパーソン: 「仕事が遅い」「何が言いたいか分からない」と言われて悩んでいる人。

自己啓発書ジプシーの人: いろいろな本を読んだけど、結局何が大事なのか分からなくなっている人。

完璧主義で疲れがちな人: 仕事を抱え込んでしまい、メンタルケアが必要だと感じている人。

この本には他にも、「ロジックツリーの使い方」や「議事録の書き方」、「コミットメント力(約束を守る力)」など、社会人として知っておきたい全30のスキルが網羅されています。

どれも小手先のテクニックではなく、考え方の根っこから変えてくれるものばかりです。

【おまけ】編集後記

最後まで読んでくれてありがとうございます!

正直なところ、「コンサル」って聞くと、なんだか冷徹で、カタカナ語を乱用してマウント取ってくる…みたいなイメージ、ありませんでしたか?(笑)

でも、この本を読んでみて感じたのは、著者の大石さんが伝えているのは「冷たさ」ではなく、むしろ「相手への思いやり」なんだなということです。

「結論から話す」のも、「端的に話す」のも、結局は相手の時間を奪わないための配慮なんですよね。

そして、「Quick and Dirty」の話なんて、私みたいな「ちゃんとやらなきゃ病」の人間にとっては、救いの言葉のように響きました。

「あ、汚くてもいいんだ、早く出すほうが親切なんだ」って思うと、肩の荷が下りる気がします。

「プロフェッショナル」という言葉は厳しく聞こえますが、実は「迷いをなくしてシンプルに生きるための指針」なのかもしれません。

この本に書かれていることを少しずつ実践して、定時にサクッと帰れる「仕事の達人」を目指しちゃいましょう。

『ゆる読カフェ』で知識のつまみ食いをして、明日が、人生がちょっと楽になりますように。 もし今回の内容にビビッときて、もっと詳しく読みたくなったら、こちらから原本を覗いてみてください。

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サマリー

『コンサル一年目が学ぶこと』では、15年間使える仕事の基礎を学ぶことができ、特に効果的なコミュニケーション方法や非効率を避けるための考え方が紹介されています。この本を通じて、思考の癖を変えることが重要であると強調され、実践的なアドバイスが得られます。このエピソードでは、仕事の基礎について、特に新卒のコンサルタントが直面する課題を探ります。コミュニケーションの重要性や相手の期待に応えるプロ意識を養う方法が紹介されます。

仕事の基礎の重要性
こんにちは、ゆる読カフェへようこそ。忙しい毎日の隙間時間に読める、本のおいしいとこだけお届けします。
今日ご紹介するのは、どんな業界でも、そしてこれから先15年後もずっと使える、仕事の基礎をまとめたベストセラー
【コンサル一年目が学ぶこと】という一冊です。 著者は大石哲之さんです。
タイトルにコンサルという言葉が入っているので、もしかしたら自分には関係ないかなぁとか、なんだか難しそうだなぁと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でも安心してください。この本は、難しい専門用語が並ぶような堅苦しいビジネス書ではありません。
職業や職種を問わず、社会人なら誰もが知っておきたい、仕事がスムーズに進むコツだけを厳選して解説してくれている、
いわば全社会人のための攻略本のような存在なんです。 毎日仕事をしていると、なんでこんなに時間が足りないんだろうとか、
上司にうまく報告ができなくて落ち込むなぁなんてことありますよね。 この本には、そんな私たちが抱える日常的な悩みを、思考の癖を少し変えるだけで解決してくれるヒントが詰まっています。
今回のお話では、この本の中から、特に明日からの仕事ですぐに使えて、効果絶大なエッセンスを5つに絞ってご紹介します。
これを聞き終わる頃には、「あ、明日はこうやって仕事をしてみようかな。」と少し気持ちが楽になっているはずです。
コーヒーでも飲みながらリラックスして耳を傾けてみてくださいね。 それでは早速参りましょう。
効果的なコミュニケーション
まず一つ目のお話は、「脳みそがパニックになる前に結論から話そう。」というお話です。
皆さんは、上司や先輩から不意に、「あの件どうなってる?」と聞かれてドキッとして言葉に詰まった経験はありませんか?
焦ってしまって、「えっと、それはですね、実はA社から連絡がありまして、でも担当者が不在でして、
あ、その前にですね。」なんて起こった出来事を時系列順にダラダラと説明してしまう。 これ、やってしまいがちですよね。
私たち日本人はどうしても物語のように起承転結で話すことに慣れてしまっています。
でも、踏ん刻みで動いている忙しいビジネスの世界では、結論が見えない話を延々と聞かされるのは相手にとって苦痛以外の何者でもないんです。
そこで、この本で真っ先に紹介されている鉄則が、「結論から話す」ということなんです。 これを専門用語で、「プレップ法」と言います。
最初に結論、ポイントを言い、次に理由、リーズン、その後に具体例、エグザンプルを挙げ、最後にまた結論、ポイントで締めるという話し方の型のことです。
これさえ守れば、誰でも驚くほど論理的に話せるようになります。 例えば、あなたがこの本を同僚にお勧めする場面を想像してみてください。
この本すごく著者が有名で、書き方も面白くて、と話し始めるのではなく、まずはこう言い切ります。
この本、めちゃくちゃ仕事の役に立つよ、と、これが結論です。 その後に、何でかっていうと、どんな仕事でも使える基礎しか書いてないからなんだ、と理由を続けます。
これを普段の仕事、例えば会議での進捗報告や、ちょっとしたメールの返信に取り入れるだけで、コミュニケーションの手間が一気に減ります。
もし急に質問されて、パッと答えが出てこない時は、少し考える時間をください、と言ってでも、頭の中で結論を整理してから、口を開く癖をつけましょう。
それだけで、お、こいつは頭の中が整理されているな、と信頼を勝ち取ることができますよ。 続いて、2つ目のポイントは、数字と事実は最強の武器になる、というお話です。
仕事をしていると、つい、なんとなくこっちの方がいい気がするんですよね、とか、一生懸命頑張ったんですけど、といったふうに、自分の感覚ややる気を根拠にして話してしまいがちです。
でも、特に若手のうちや、新しい環境に入ったばかりの頃は、まだ経験も実績もありません。
そのため、残念ながら自分の感覚だけでは、上司やクライアントといった経験豊富な相手を説得することは難しいんです。
そこで、あなたの最強の味方になってくれるのが、数字と事実、いわゆるファクトです。
著者は新人の頃、自分よりはるかに年売れで経験豊富なクライアントと話さなければならず、大変苦労したそうです。
そんな時、唯一対等に渡り合える武器が事実、特に数字だったといいます。
なぜなら、数字は誰にも動かすことのできない客観的な事実だからです。
例えば、新人が栄養の効率が悪い気がするんですが、と提案しても、まだ経験もないお前に何がわかる、と思われておしまいです。
でも、データを集めてみたんですが、売上げの8割を作る大事なお客さんへの訪問回数が、全体のたった2割しかありませんでした、と具体的な数字で示せばどうでしょうか。
これには誰もグーの音も出ませんよね。
なるほど、それは問題だ、じゃあどうしようか、と建設的な話し合いに進むことができます。
これは海外の人と働く時や、世代が違う人と働く時にもすごく役立ちます。
あうんの心、とか、空気を読む、といった日本特有の察する価値観は通じないと思った方がいいでしょう。
でも、論理と数字は国籍や年齢を問わず通じる世界言語になります。
頑張ります、という熱意ももちろん大切ですが、まずは事実で土台を作ること。
誰かを説得したいなら、形容詞や副詞をそぎ落として、一つでも多くの数字を会話に混ぜれてみましょう。
それだけで、あなたの言葉の説得力は何倍にも増すはずですよ。
効率的な思考法
さて、三つ目のお話に移りましょう。
これは個人的に一番救われた考え方なのですが、完璧主義は捨てろ、60点で早く出すが正義、というお話です。
皆さんは、時間をかけないといいものができない、と思い込んでいませんか?
実は、それビジネスにおいては大きな間違いかもしれません。
この本では、美しく仕上げるために時間をかけるよりも、汚くてもいいから素早く出す。
英語で言うと、クイック&ダーティー、という姿勢が吹奏されています。
汚くてもいいからとにかく早く出す。
意外に聞こえますが、これが仕事においては正義なんです。
例えば、3日間で完璧な100点の授業を作ろうとして、締め切りギリギリに提出したとします。
もしそこで上司に、あれ?方向性が全然違うよ?と言われたらどうなるでしょうか?
もう修正する時間がありませんよね。これは大事故です。
それよりも、3時間で60点、あるいはもっとラフな状態のものを、ざっとこんな感じですか?と見せてしまうんです。
そこで、ここはもっとこうして、とアドバイスをもらって修正していく。
このサイクルを何度も回す方が、結果的に早く質の高いものが出来上がります。
著者が紹介するエピソードで、一生懸命時間をかけて、
資料のデザインやフォントを整えていたら、
中身が出来てないのに見た目なんて整えるな!と怒られた話があります。
これ、耳が痛い人も多いでしょうか?
最初は手書きのメモレベルでもいいんです。
まずは台枠の方向性が合っているかを確認するために、恥を捨てて未完成品をさらけ出しちゃいましょう。
完璧主義は時間を落とすだけでなく、やり直しで大惨事になるリスクを高める原因にもなります。
とりあえず60点で出す勇気、これを持てば仕事はもっと楽になりますし、
上司からも、「お、仕事が早いね!」と褒められるようになりますよ。
4つ目のポイントは、悩む時間がもったいない。
作業前に予想を立てようという話です。
調べ物をするとき、いきなりGoogle検索を始めて、気づいたら関係ないネットサーフィンをしていた、なんてことはありませんか?
あるいは、目の前の膨大なデータを前にして、「これいつ終わるんだろう?」と途方に暮れてしまうとか。
仕事が早い人は、作業を始める前に必ず仮説を持っています。
はじめに仮説ありき、これがこの本で紹介されている思考法の中でも最も重要なものの一つです。
仮説なんて言うと難しく聞こえますが、要するに、たぶんこうじゃないかな、という予想のことです。
この予想を立ててから動くのと、立てずに動くのでは効率が雲泥の差になります。
例えば、旅行の計画を立てるときを想像してみてください。
どこに行こうかな、とゼロからガイドブックを全部読むのは大変ですよね。
でも、今回は三連休だから、近場の温泉か、あるいはサクッと行ける台湾あたりがいいんじゃないか、と
ある程度の当たり、つまり予想をつけてから調べ始めるとどうでしょう。
調べる範囲が一気に絞られますよね。
ビジネスでも全く同じです。
仕事の基礎と効率化
売上が落ちている原因を探れ、と言われたとき、片っ端からデータを洗うのではなく、
最近ライバル店が安売りを始めたからではないか、
いや、若者の客層が減っているのではないか、といくつか予想を立てるんです。
そして、その予想が正しいかどうかを確認するためにリサーチをするのです。
これなら、調べるべきポイントがはっきりして、無駄な作業が激減します。
予想が間違っていてもいいんです。
間違っていたら、あ、この予想は違ったな、と修正すればいいだけ。
まずは予想してから動く。
このワンクッションを入れるだけで、あなたの仕事は劇的に効率化します。
ソフトバンクの孫正さんが速決できるのも、
常に頭の中にいくつもの予想を持っているからだそうですよ。
最後、5つ目のお話は、仕事の価値は相手が決める、というお話です。
一生懸命仕事をしたのに、こんなに頑張ったのに評価されない、と感じたことはありませんか。
それはもしかしたら、心のどこかに学生気分が残っているからかもしれません。
著者はこう言います。
学生はお金を払ってサービスを受ける消費者です。
だから、授業がつまらない、もっとこうしてほしい、と文句を言っても許されます。
でも、社会人は違います。
社会人は、お金をもらって価値を提供する生産者です。
立場が逆転しているんです。
生産者にとって一番大事なことは、自分が何をやりたいか、ではありません。
相手、つまりお客さんや上司が何を求めているか、なんです。
例えば、上司がざっくりとした数字を知りたいと思っているのに、
あなたが正確さが大事だと思って、3日かけて完璧な表を作ったとします。
でも、上司からすれば、そんなこと頼んでない、早く知りたかったのに、となってしまいますよね。
これでは、いくらあなたが頑張って徹夜をしたとしても、仕事の価値、バリューはゼロなんです。
厳しいようですが、ビジネスの世界では、相手の期待に応えること、
そして相手の期待をちょっと超えること、これだけが評価される基準になります。
自分がやりたいことや自分のこだわりは一旦置いておいて、
相手は今何を期待しているんだろう、と考える癖をつけましょう。
それがプロになるということです。
もし、相手の期待していることがわからなかったら、勝手に判断せずに聞いてしまえばいいんです。
これってスピード重視ですか?それとも正確さ重視ですか?
と、それだけで的外れな努力をして、悲しい思いをすることがなくなりますよ。
いかがでしたでしょうか。今回は、「コンサル1年目が学ぶこと」という本から、
明日から使える仕事のコツをつまみ食いしてご紹介しました。
最後に、今日のお話を振り返ってみましょう。
1つ目は、話すときは結論から話すこと。これで相手のストレスを減らします。
2つ目は、数字と事実を武器にすること。感情でなく事実で語れば、誰でも説得できます。
3つ目は、完璧主義を捨てて60点の出来で早く出すこと。
4つ目は、作業前に予想を立てて効率を上げること。
5つ目は、学生気分を卒業し相手の期待に応えるプロになること。この5つでした。
相手の期待に応える
正直なところ、コンサルって聞くと、なんだか冷徹でカタカナ語を濫用してマウントを取ってくるみたいなイメージを持っていた方もいるかもしれませんが、
この本を読んでみて私が感じたのは、著者の大石さんが伝えているのは冷たさではなく、むしろ相手への思いやりなんだなということです。
結論から話すのも、端的に話すのも、結局は相手の貴重な時間を奪わないための配慮なんですよね。
そして、クイック&ダーティー、つまり汚くてもいいから早く出す、という話なんて、私みたいなちゃんとやらなきゃ病の人間にとっては救いの言葉のように響きました。
あ、完璧じゃなくていいんだ、早く出す方が近接なんだ、って思うと肩の荷が下りる気がしませんか。
今日からできる小さなアクションとして、まずは明日のメール一本、あるいは会話の一つでいいので、結論から言うと、と切り出してみるのはいかがでしょうか。
たったそれだけで、あなたの印象は仕事ができる人へと変わっていくはずです。
ゆる読カフェで知識のアップデートをして、明日が人生がちょっと楽になりますように。
もし今回の内容にビビッときて、もっと詳しく論を見たくなったら、ぜひ本編も手に取ってみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう。
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