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スピーカー 1
数学ナビゲーターしみと、理系出身、文系就職のゆとです。ゆるゆる数学エッセンス始まりました。よろしくお願いします。お願いします。
スピーカー 2
引き続き、経済×数学的な、そうです。今回は、前回ね、最後にチュラッと言いましたが、我々が、我々世代が、30前半の世代が、
どうやら、失われ続けたと言われる30年は、何を失われたのかということですね。何を失ったのか。
失われた30年なんてさ、ずっと、言葉では聞いたことあるけど、全く分かってなかったからね。
いやー、でもね、分かってないんですけどね。分かってない。しみ様もまだ分かってはいない。
スピーカー 1
分かってないんですけど、どうやら、なんかバブルが崩壊したと言われて以降、日本のGDPなるものが下がっていってる。
スピーカー 2
GDP。国内総生産的なものが。国内総生産。素人でございますよ、私は。
スピーカー 1
とにかく、経済が低迷したよって言われているんですけれども。この30年。この30年間。
スピーカー 2
そもそも、それまでの時代とかで言うと、高度経済成長期みたいな。60年代ぐらいとか?60、70?
電化製品とか、車とか。サンシオン人気3C?
ガンガン作って、それがね、日本だけじゃなくて、海外にね、どんどんどんどんめちゃめちゃ売れてた時代。家電とか車とかね、大丈夫ですね。
スピーカー 1
もう超高品質で、もともと売れまくってました。海外に売れる。
そうすると、輸出がどんどんできて、とにかく日本が海外からもね、お金はもらえるので、会社がどんどん儲かります。
で、儲かっていくと、もっといっぱい作れば作るだけ売れるので、もっと作りたくなります。
そうすると、人もどんどん給料が上がっていって、設備も投資して、そうするともっといっぱい作れるようになって、
そしたらもっと売れて、生産能力が上がって、そうすると、いっぱいお金持ってるから、お金もいっぱい使って、
お金がね、回ってるイメージが多分、回りやすいというか、回りやすい感じ。
スピーカー 2
お金が外から入って、中で増えて循環してるみたいなノリ?
スピーカー 1
中では増えてるのかな?
中で増えてるから、外から入ってきたの増えて、それがクルクル。
スピーカー 2
そうすると、中に増えてるから、出しやすくなるというか。
スピーカー 1
そうそう、だから日本の会社が、日本人と日本人でやってるのと比べて、外から入ってくる分、それが投資に使えて、それが人にも使えて、設備にも使えて、
で、さらにそうすると入ってくるみたいな時代がありましたと。
スピーカー 2
個人の消費も増えてみたいなね。
スピーカー 1
で、銀行とかはどんどんお金を回した方がいいから、金利を下げて、お金をどんどんどんどんバンバン貸していって、
そうするとお金持ちたちが土地買おうとかいって、どんどん土地の値段が上がって、
そのお金が循環すればするほど、いっぱいお金がゲットできる。
で、物は高くても売れちゃうから、物価も上がっていく。
スピーカー 2
どんどん上がると。
スピーカー 1
その結果土地も上がっていく。
で、
スピーカー 2
土地の価値。
スピーカー 1
土地の価値が上がりすぎていくから、
さらに上がるんじゃないかと思って、
銀行からお金借りて土地を借りまくったりしていく。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
と、それがなんて弾けたかとかは一旦こうね、また、
スピーカー 2
置いておいて。
スピーカー 1
別話。置いておいて。
まあ、そうね、無限にうまくいくものではなく、うまくいかなくなっていってから、失われる時代に。
スピーカー 2
はい、90年代から。
スピーカー 1
突入をしていく。
スピーカー 2
失われたと。
スピーカー 1
いくと。
うん。
で、
スピーカー 2
何が失われたのか。
スピーカー 1
何が失われたのかなんですけれども、
そもそもね、今のお話ってこう、
何だろう、
なんか日本っていう国を一つの会社だと、例えば、
数学部までは一つのみたいにね、固定します。
スピーカー 2
国ほどでかくなく。
スピーカー 1
もう日本人全員がもう一個の日本株式会社に勤めているとします。
しましょうと。
それが利益を上げていれば多分経済としてはプラスになっているから、国民社員に還元ができますね。
だから給料を上げられますね。
マイナスになっていると給料を下げなきゃいけないかもしれませんね、みたいな感じになったときに、
会社とか基本的には売り上げがあります。
これは売り上げがあって、そこから費用を抜くと、
費用っていうか、原価っていうんですかね、外部費用みたいなものを抜くと、
スピーカー 2
売り上げを上げるために使った価格というか、使った分のお金だよね。
スピーカー 1
で、これを一人当たりの生産性っていうのが、
一人一人の日本国の人が、日本株式会社の社員一人がどれぐらい価値を生んでるの、みたいなので言うと、
スピーカー 2
一人分ね、一人当たり。
全体の売り上げマイナス費用っていうのを、社員数っていうのかな、国民の数でもいいですけど、人数×時間単位で言うと、労働時間の時間。
単位時間当たりの利益というか、生産力というか。
スピーカー 1
これが、ざっくり言うと、付加価値労働生産性って言うんです。
スピーカー 2
付加価値労働生産性って言うんです。
単位時間当たりの、どんぐらい付加価値を生むかみたいな話ですね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
で、もともとのバブル時代とかで言うと、まずもう売り上げがもうとにかくどんどんどんどんどんどんどん上がっていきますと。
だって海外で売れるからね。
どんどんどんどん上がっていって、作るための費用が一定決まっているとすると。
スピーカー 2
うんうん、一個当たりあんま変わんないと。
スピーカー 1
だからそうすると、一人当たりの生産性自体はめちゃくちゃ高いわけです。
売り上げが上がるから高いという感じなわけですね。
スピーカー 2
そうなの?
スピーカー 1
ああ。
スピーカー 2
逆にめっちゃ雑に言うと、その分人が増えてるから、一人当たりはそんな変わんないのかなとか。
スピーカー 1
ああ、そういうことか、そういうことか。確かに。
スピーカー 2
わからんけど。
スピーカー 1
ああ、当時、いいですね。
それで言うと、人口がどうなってるか、今の結構大事で。
人口がどうなってるかによって、結構左右しますよね。
働く人がめちゃくちゃ増えてたら、売り上げ上がってても、取り分減っちゃうから微妙じゃんみたいな話ありますと。
当時はね、それを上回るぐらい売り上げが上がってたんだなーってイメージしてもらえればOKですよ。
スピーカー 2
ああ、そういうこと?
スピーカー 1
当時はね。
いや、同じめっちゃ雑に考えると、2倍作って売ってたら、トータル2倍人がいるだとさ。
そう、変わらない。
変わらないじゃん。
スピーカー 2
でもそうはならず、ちょっと効率化しつつ売り上げが上がったみたいなノリなのかな。
スピーカー 1
多分当時で言うと、日本のものづくりの力みたいなのがすごい強かったことで、高くしても売れるから価値があったんですよ。
価値もあったし、トヨタ式生産方式じゃないけど、めっちゃ効率化していくみたいなのがね。
スピーカー 2
ああ、なるほど。
なんか繋がってきた。
これをですね、今の付加価値とかの話、90年代ぐらいから、ガーファとかアメリカのIT系の企業とかが世界のトップにだんだん、要はインターネットの時代になっていったわけです。
スピーカー 1
90年代後半ぐらいから生まれ出しましたね。
インターネットの世界はですね、費用もものづくりと比べると安そうですし、人もね、いっぱいいるかっていうとコンピューターだからね、少なくてもいいわけですね。
一部の人が作っても、ものづくりだとなんか細かいじゃないですか。
スピーカー 2
さっき俺が言った、なんか車とかだとさ、比例的な人手が必要になってきそうなイメージも。
スピーカー 1
あ、そうそうそうそう。
スピーカー 2
ITだとちょっとは増えていくけど、そんなことないよねっていうのは確かにありますね。
スピーカー 1
なので結構、世界的にはちょうどね、その失われる時代で言うと、IT化をガンガン進めていくことで働く人を減らして、費用も減らして、効率化することでめちゃめちゃ利益を上げようみたいな感じになっていったわけですね。
アメリカはこれをめちゃくちゃ進めていったわけですよ。
スピーカー 2
そうだね、2000年前後ぐらいから。
スピーカー 1
で、めちゃくちゃ経済としては伸びたと言われている、世界のトップの会社はアメリカになっていったわけですね、この30年ぐらいで。