1. ゆるゆる数学エッセンス
  2. 番外#01-上がる平均年収、でも..
2025-02-13 15:50

番外#01-上がる平均年収、でもアンハッピー?!【シンプソンのパラドックス】

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今回は、数値を鵜呑みにしちゃいけないよねーといった話を、経済っぽいネタでお話ししております📈


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サマリー

このエピソードでは、平均年収の上昇と人々の幸福感の関係について語られ、シンプソンのパラドックスを通じてその矛盾が探られています。経済と数学を交えながら、現実の状況がどのように影響を与えているのかが考察されています。平均年収が上昇している一方で、一部の高所得者が減少し、全体の生活満足度が低下しているシンプソンのパラドックスについて議論されています。この矛盾を通じて、経済データの読み取り方や定義の重要性について考察がなされています。

経済の興味とパラドックス
スピーカー 2
数学ナビゲーターしみと、理系出身、文系就職のゆとです。
スピーカー 1
ゆるゆる数学エッセンス始まりました。
スピーカー 2
お願いします。お久しぶりでございます。
お久しぶりです。
スピーカー 1
久しぶりだね。
スピーカー 2
久々すぎる収録でございますが、
スピーカー 1
ですね。
スピーカー 2
何をもっての収録なのか。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
お久しぶりでございます。
スピーカー 1
今回はですね、私が日本の経済というものにですね、ちょっと興味が湧いてしまいまして、
スピーカー 2
規模がでかい。
スピーカー 1
ね、私たちちょうど30歳ぐらいですけど、
はい。
この30年間、失われた30年と言われてますが、
スピーカー 2
ずっと失われちゃってるよね。
スピーカー 1
で、何がね、失われてるんだろうとかね。
スピーカー 2
バブル崩壊後生まれ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
バブルとかね、なんか景気とかもね、言葉は知っててもね、円高円安とか、
でもなんかどういうことなのって、ちょっとこうね、わからないなーって思う人とかもいたりとか、
自分もそうなんですけど、
スピーカー 2
なんかそれを、
スピーカー 1
わかるようでね、わからなくて、
それをなんか数学っぽい考え方、この後なんかね、一個数学のネタをやって、
なんかその話を今の経済とかで似たように考えると、
こういうことみたいなのをね、やっていきたいんですけど。
スピーカー 2
俺も全く、なんだろう、経済ってあんま興味持てなくて、
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
それがね、いや、数学入り口だと、もしかしたら興味持てるかもと思って、
いや、今日は期待しておりましたよ。
スピーカー 1
そう言ってくれると嬉しいですね。
ちょっとね、試しだったりするので、
うん。
コメントとかをね、いただけると。
スピーカー 2
経済×数学的なね。
スピーカー 1
そうそう。
今までもね、なんかビジネス×数学はね、
私たちがサラリーマンでもあるので、
はい。
こうね、普段の仕事に照らし合わせるとこうかもね、みたいなことをたまにやってきましたが、
うん。
これを今回は経済というね、ちょっとなんか大きい感じのやつでね、
経済。
考えていけたらいいなと思ってます。
難しそう。
そう、難しそうだから、
まあゆるゆるね、ゆるゆる数らしくやっていければと思います。
スピーカー 2
お願いします。
スピーカー 1
はい、じゃあ今回はですね、平均年収のパラドックス。
シンプソンのパラドックスの具体例
スピーカー 2
パラドックス。
スピーカー 1
そう、パラドックス。
スピーカー 2
矛盾でございますね。
スピーカー 1
矛盾ですね、矛盾。
何が矛盾なんだ。
平均年収が矛盾してるんですよ。
スピーカー 2
平均年収が矛盾。
スピーカー 1
ちょっとよくわかんないですね。
スピーカー 2
全くわかんないな。
スピーカー 1
全くわからないんですが、これ一応これを見つけた人というか、
これがなんか数学の人なのか経済の人なのかはわからないんですが、
スピーカー 2
この矛盾を突き止めた人みたいな。
スピーカー 1
そう、これシンプソンさん。
シンプソンもパラドックスと言われておりまして、
シンプソン。
これね、なんかどういうことかっていうと、
どういうこと?
まあなんかどういうこと?
なんかこう、この人が言ってること?
スピーカー 2
はい、言ってみるか。
スピーカー 1
で、なんかこう、よくニュースとかで、
みんなの平均年収、平均年収が、
高所得者層の平均年収が去年と比べて上がりました。
やったぜ。
やった。
で、低所得者層の平均年収も上がりました。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ので、景気が上向いてますね。
やった、みたいなニュースが。
スピーカー 2
景気が上向いてる、その場合は。
スピーカー 1
景気が上向いてるというか、なんかこうみんなのね、
給料が上がっててなんかこう、ハッピーな、
ハッピーな感じですね。
スピーカー 2
みんなハッピーっぽい感じ。
スピーカー 1
っぽい感じしますよね。
スピーカー 2
上がってんだもんね、どっちなのか。
スピーカー 1
上がってるっぽい。
で、これが本当なの?っていうのが、
このシンプソンさんのパラドックスという。
スピーカー 2
本当なの?っていうのは、みんなハッピーなの?
スピーカー 1
そうそうそうそう。
だから、本当にみんな上がってるんじゃっけっていう。
スピーカー 2
本当に上がってる。
上がってるけど、物価がそれ以上に上がってるからハッピーじゃないとか、
スピーカー 1
そういう相対的な話ともまた違う。
ちょっと難しい話を持ち出してきましたね。
持ち出してきました。
もうちょい簡単だと思う、簡単な話だと思います。
じゃあ、これをね、分かるために、
日本には4人しかいないとします。
日本。
スピーカー 2
分かるために。
スピーカー 1
うん。もうだからなんか、いっぱいいたら大変じゃん。
イメージつきにくいから、
もう極端な例を、これ結構数学的ですね。
何か考えるときに、
無限にするとかゼロにするとか、
一つだけにするとか。
これ数学的なんですけど、
スピーカー 2
数えられる数にね、とりあえず。
スピーカー 1
日本人を4人にして、
で、真ん中の、真ん中なのか分かんないですけど、
とりあえず500万円ってやつを真ん中にして、
これよりも高い人が高所得者層。
はいはい。
これより低い人が低所得者層とします。
いったんね。
いったんね。
で、じゃあ去年、去年ね。
去年の年収が、4人いますよ。
今から4人の年収が、
Aさん、1番もらって、去年。
スピーカー 2
去年と今年で比較というか。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
で、去年と今年で、
低所得者層も高所得者層も平均年収が上がったよっていうニュースがあったわけですね。
じゃあみんなの本当にハッピーになっているのかっていうやつなんですけど、
じゃあ今から4人の年収を考えていくんですが、
Aさん、1番稼いでいるAさん。
じゃあ1400万円稼いでいるとします。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
超稼いでますね。
スピーカー 2
サラリーマンだったらね。
スピーカー 1
500万円が真ん中だからね、すごい。
3倍近く。
で、じゃあBさんが600万円稼いでいるとします。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
一応高所得者層ですね。
スピーカー 2
ギリ上。
スピーカー 1
じゃあCさんが300万円だとします。
うんうん。
で、Dさんが200万円だとします。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
Aさんが1400、Bさんが600、Cさんが300、Dさんが200。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そうすると、AさんとBさんが高所得者層ですね。
そうね。
500万超えてますね。
スピーカー 2
はい、500万円以上の方ね。
スピーカー 1
この人たちの平均年収は2人しかいないけど、足して2ではと。
スピーカー 2
あ、1400足す600割る2で1000か。
スピーカー 1
そう、1000万円ですね。
1000万円。
去年1000万円でした。
で、低所得者層がCさんが300万円。
スピーカー 2
300足す200割る2。
スピーカー 1
そう。
だから。
スピーカー 2
250。
スピーカー 1
250万円ですね、去年。
スピーカー 2
はい、1000と250。
スピーカー 1
で、これがですね。
例えば、もう実はね、全員の年収が翌年20%下がったとします。
下がった。
全員20%下げると何が起こるか。
はいはい。
ですね。
Aさんは圧倒的にもらってるんで、20%下がってもですね、1400万円から280万円引くと。
スピーカー 2
1220?
スピーカー 1
1120かな。
スピーカー 2
あ、1120か。
スピーカー 1
だね、1120万円ですね。
ですと。
はい。
で、Bさんは600万円から20%下がると。
スピーカー 2
688、480万。
あ、そういうことか。
その境目が変わる。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
480万円になるんですよ。
で、Cさんは300万円から20%下がると。
スピーカー 2
240万。
スピーカー 1
240万。
スピーカー 2
324。
スピーカー 1
イエス。
で、Dさんがもともと200万円だったのは。
スピーカー 2
186、160万。
スピーカー 1
160万円になりますと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
この時に、まずBさんがね、高所得者層から低所得者層に下がっちゃった。
下がっちゃいましたね。
シンプソンのパラドックス
スピーカー 1
なので高所得者層はもうAさんしかいないんですけど、なので平均年収はAさんの年収ですが。
スピーカー 2
1180だっけな、1120だっけ?
スピーカー 1
そう、1120万。
スピーカー 2
めっちゃ上がった。
スピーカー 1
去年の平均年収は?
1000。
1000万。120万円も上がってるんですよ。
スピーカー 2
景気上がってるようにちょっと聞こえますが。
スピーカー 1
確かにね。
そんなことないね、Aさん。Aさんの給料下がってますからね、2割。
で、低所得者層はですね、Bさんが低所得者層に入ったことで、
480万たす240万たす160万を3で割るんですが。
スピーカー 2
はい、追いついてないが上がるんでしょう。
スピーカー 1
いくつだ?300、400、800、80万円を4で3かで割ると。
スピーカー 2
300弱。
スピーカー 1
そう、300万弱になるんですよ。
上がってますね。
去年は250万だったので上がってるんですよ。
つまりですね、平均で言うと上も下も平均が上がってると言われてるのに、景気が上がってるっぽいニュースを言ってるのに、実は全員がアンハッピーになっているという。
経済データの理解
スピーカー 2
っていうね。
スピーカー 1
これがあれですね、シンプルさんのパラドックスというやつです。
スピーカー 2
なるほど。
そもそも最初の、これもう余談というか、それるんだけどさ、高所得者層と低所得者層の定義をさ、今例だと金額でやったじゃん。
俺なんか初め聞いたとき、そもそもそれを上位20%と下位20%とかそういう割合とかでやるのかなと思ったから、定義の問題もだいぶあるね、このパラドックス。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
計算の方法とかもだいぶ変わってくるし。
スピーカー 1
そうなんですよ。なので、経済話とかを理解するときに、この定義とかを知らない、なんとなくの感じで聞くと、最初多分このリスナーさんも我々も自然にこう聞くとね、低所得者層も高所得者層も対昨年で平均年収がアップしましたとか聞くと、
良さげに聞こえるじゃん。でも定義とかを知ると、実はそうじゃないのかもって分かったりとか、そのイメージを具体にするときに極端な例をね、4人しかいないととか、
あと具体的に数字を入れてみて、今わかりやすく話しましたけど、そういうふうに考えていくと、ちょっとね、なんか経済ってこういうことなんじゃないって分かったり、でもなんか最初にユットさん言ってたみたいに、
相対的にとかね、いろんなことを複雑なことを言うとやっぱり難しいのかなとかね、なんかそんなことをね、いろんなことを考えていきながら、なんか今の日本のね、何が失われたのかとか、これから我々は取り戻していけるのだろうかとかね、なんかそんなことを緩く考えられるといいかなと思ってるという感じです。
どうですか、このパラドックス。
スピーカー 2
定義って大切だなというか、さっき言ったような高所得者層とかをそもそもパーセンテージで切ったら変わってくるし、なんだ、物価とかによって、年によって、金額で定義するにしても年によって変わりそうだし、その500万に当たる何かがとか。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
定義って大切だなというか、なんかデータ分析とかと一緒だね。
ああ、確かに。
鵜呑みにしちゃいけませんというか。
スピーカー 1
理系的ですね、確かに。
確かに、これだって上位20%と下位20%だけ話をしたとしても、そうすると5人いると話が多分分かりやすくて、5人いると1人ずつが該当するから。
はいはい。
その人たち2人がちょっと上がったとしても、間の3人がなんかめちゃくちゃカクンって下がってたらなんかこう、
ね、っていう極端なこと言うとそうだよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
みたいなこととか、それもなんかその定義だと、でもね、なんかニュースでね、高所得者層と低所得者層って言われると、え、自分めっちゃ下がってるんやけどみたいな。
スピーカー 2
うんうんうん。
なるほどね。
スピーカー 1
なんかそれがなんでそう言われてるの?なんか自分だけなんだろうかとかね、そういうことに気づけたりとかするのかもしれないなと思ったりとかしますね。
はい、1話目ね、これこれだけ。
スピーカー 2
めっちゃサクッと。
スピーカー 1
そう。
なんかこの後、経済的なやつとかでやっていきたいシリーズをちょっと頭出しというかしておくと、
なんか一つはね、この失われた30年間というか、なんかこのバブルからこの30年間なんかどういうことが起きたの的なことをね、なんか話したりとかしたいなと。
スピーカー 2
それを数学絡めてというか、あれ数学?
スピーカー 1
なんか起きたことを今みたいになんか極端、極端に捉えてみるとこういうことかなみたいなのを。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
なんかこうなんとなくわかるけど、こうわからないところをちょっと具体的っぽい、っぽい感じにね、する努力をしてみるみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい、なるほど。我々の育った時代を。
そうそうそうそう。
スピーカー 1
とか、そうですね、なんかそれに関わるところで言うと、たぶん円高、円安みたいな相場って言うかな?景気って言うかな?
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
とかもね、なんかわかるようでわかんないような気がするんで。
スピーカー 2
はい、わかりません。
スピーカー 1
それもなんかね、考えてみたりとかしてみたいなと思ってます。
本当はね、なんかその先にこの後の将来でね、こういうことが待ってるから、こういう経済になるんじゃね?みたいなところを話せたらいいなと思ってるんですけど、結構ね、妄想、幻想かもしれないんでね。
スピーカー 2
いや、妄想トークは面白いんじゃないですか?聞きながら考えるにも面白いし、たぶん。
スピーカー 1
これはもう聞きながらその場でっていう感じでと思ってます。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
まとめでいいんですかね?
スピーカー 2
はい、ということで、この番組ではお便りをいつも募集しております。
概要欄にお便り本も貼っておきますので、あとはSpotifyだとコメント機能もありますので、どしどしお声をお寄せください。
スピーカー 1
お願いします。
スピーカー 2
あとはあれですね、SpotifyやApple Podcast、星5ポチッとの評価をぜひお願いします。
スピーカー 1
お願いします。
スピーカー 2
今回もお聞きいただきありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。さよなら。
スピーカー 2
さよなら。
15:50

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