経済の興味とパラドックス
数学ナビゲーターしみと、理系出身、文系就職のゆとです。
ゆるゆる数学エッセンス始まりました。
お願いします。お久しぶりでございます。
お久しぶりです。
久しぶりだね。
久々すぎる収録でございますが、
ですね。
何をもっての収録なのか。
そうですね。
お久しぶりでございます。
今回はですね、私が日本の経済というものにですね、ちょっと興味が湧いてしまいまして、
規模がでかい。
ね、私たちちょうど30歳ぐらいですけど、
はい。
この30年間、失われた30年と言われてますが、
ずっと失われちゃってるよね。
で、何がね、失われてるんだろうとかね。
バブル崩壊後生まれ。
そうそうそうそう。
バブルとかね、なんか景気とかもね、言葉は知っててもね、円高円安とか、
でもなんかどういうことなのって、ちょっとこうね、わからないなーって思う人とかもいたりとか、
自分もそうなんですけど、
なんかそれを、
わかるようでね、わからなくて、
それをなんか数学っぽい考え方、この後なんかね、一個数学のネタをやって、
なんかその話を今の経済とかで似たように考えると、
こういうことみたいなのをね、やっていきたいんですけど。
俺も全く、なんだろう、経済ってあんま興味持てなくて、
そうだね。
それがね、いや、数学入り口だと、もしかしたら興味持てるかもと思って、
いや、今日は期待しておりましたよ。
そう言ってくれると嬉しいですね。
ちょっとね、試しだったりするので、
うん。
コメントとかをね、いただけると。
経済×数学的なね。
そうそう。
今までもね、なんかビジネス×数学はね、
私たちがサラリーマンでもあるので、
はい。
こうね、普段の仕事に照らし合わせるとこうかもね、みたいなことをたまにやってきましたが、
うん。
これを今回は経済というね、ちょっとなんか大きい感じのやつでね、
経済。
考えていけたらいいなと思ってます。
難しそう。
そう、難しそうだから、
まあゆるゆるね、ゆるゆる数らしくやっていければと思います。
お願いします。
はい、じゃあ今回はですね、平均年収のパラドックス。
シンプソンのパラドックスの具体例
パラドックス。
そう、パラドックス。
矛盾でございますね。
矛盾ですね、矛盾。
何が矛盾なんだ。
平均年収が矛盾してるんですよ。
平均年収が矛盾。
ちょっとよくわかんないですね。
全くわかんないな。
全くわからないんですが、これ一応これを見つけた人というか、
これがなんか数学の人なのか経済の人なのかはわからないんですが、
この矛盾を突き止めた人みたいな。
そう、これシンプソンさん。
シンプソンもパラドックスと言われておりまして、
シンプソン。
これね、なんかどういうことかっていうと、
どういうこと?
まあなんかどういうこと?
なんかこう、この人が言ってること?
はい、言ってみるか。
で、なんかこう、よくニュースとかで、
みんなの平均年収、平均年収が、
高所得者層の平均年収が去年と比べて上がりました。
やったぜ。
やった。
で、低所得者層の平均年収も上がりました。
はい。
ので、景気が上向いてますね。
やった、みたいなニュースが。
景気が上向いてる、その場合は。
景気が上向いてるというか、なんかこうみんなのね、
給料が上がっててなんかこう、ハッピーな、
ハッピーな感じですね。
みんなハッピーっぽい感じ。
っぽい感じしますよね。
上がってんだもんね、どっちなのか。
上がってるっぽい。
で、これが本当なの?っていうのが、
このシンプソンさんのパラドックスという。
本当なの?っていうのは、みんなハッピーなの?
そうそうそうそう。
だから、本当にみんな上がってるんじゃっけっていう。
本当に上がってる。
上がってるけど、物価がそれ以上に上がってるからハッピーじゃないとか、
そういう相対的な話ともまた違う。
ちょっと難しい話を持ち出してきましたね。
持ち出してきました。
もうちょい簡単だと思う、簡単な話だと思います。
じゃあ、これをね、分かるために、
日本には4人しかいないとします。
日本。
分かるために。
うん。もうだからなんか、いっぱいいたら大変じゃん。
イメージつきにくいから、
もう極端な例を、これ結構数学的ですね。
何か考えるときに、
無限にするとかゼロにするとか、
一つだけにするとか。
これ数学的なんですけど、
数えられる数にね、とりあえず。
日本人を4人にして、
で、真ん中の、真ん中なのか分かんないですけど、
とりあえず500万円ってやつを真ん中にして、
これよりも高い人が高所得者層。
はいはい。
これより低い人が低所得者層とします。
いったんね。
いったんね。
で、じゃあ去年、去年ね。
去年の年収が、4人いますよ。
今から4人の年収が、
Aさん、1番もらって、去年。
去年と今年で比較というか。
そうそうそうそう。
で、去年と今年で、
低所得者層も高所得者層も平均年収が上がったよっていうニュースがあったわけですね。
じゃあみんなの本当にハッピーになっているのかっていうやつなんですけど、
じゃあ今から4人の年収を考えていくんですが、
Aさん、1番稼いでいるAさん。
じゃあ1400万円稼いでいるとします。
はい。
超稼いでますね。
サラリーマンだったらね。
500万円が真ん中だからね、すごい。
3倍近く。
で、じゃあBさんが600万円稼いでいるとします。
はいはい。
一応高所得者層ですね。
ギリ上。
じゃあCさんが300万円だとします。
うんうん。
で、Dさんが200万円だとします。
はい。
Aさんが1400、Bさんが600、Cさんが300、Dさんが200。
はい。
そうすると、AさんとBさんが高所得者層ですね。
そうね。
500万超えてますね。
はい、500万円以上の方ね。
この人たちの平均年収は2人しかいないけど、足して2ではと。
あ、1400足す600割る2で1000か。
そう、1000万円ですね。
1000万円。
去年1000万円でした。
で、低所得者層がCさんが300万円。
300足す200割る2。
そう。
だから。
250。
250万円ですね、去年。
はい、1000と250。
で、これがですね。
例えば、もう実はね、全員の年収が翌年20%下がったとします。
下がった。
全員20%下げると何が起こるか。
はいはい。
ですね。
Aさんは圧倒的にもらってるんで、20%下がってもですね、1400万円から280万円引くと。
1220?
1120かな。
あ、1120か。
だね、1120万円ですね。
ですと。
はい。
で、Bさんは600万円から20%下がると。
688、480万。
あ、そういうことか。
その境目が変わる。
そうそうそうそう。
480万円になるんですよ。
で、Cさんは300万円から20%下がると。
240万。
240万。
324。
イエス。
で、Dさんがもともと200万円だったのは。
186、160万。
160万円になりますと。
はい。
この時に、まずBさんがね、高所得者層から低所得者層に下がっちゃった。
下がっちゃいましたね。
シンプソンのパラドックス
なので高所得者層はもうAさんしかいないんですけど、なので平均年収はAさんの年収ですが。
1180だっけな、1120だっけ?
そう、1120万。
めっちゃ上がった。
去年の平均年収は?
1000。
1000万。120万円も上がってるんですよ。
景気上がってるようにちょっと聞こえますが。
確かにね。
そんなことないね、Aさん。Aさんの給料下がってますからね、2割。
で、低所得者層はですね、Bさんが低所得者層に入ったことで、
480万たす240万たす160万を3で割るんですが。
はい、追いついてないが上がるんでしょう。
いくつだ?300、400、800、80万円を4で3かで割ると。
300弱。
そう、300万弱になるんですよ。
上がってますね。
去年は250万だったので上がってるんですよ。
つまりですね、平均で言うと上も下も平均が上がってると言われてるのに、景気が上がってるっぽいニュースを言ってるのに、実は全員がアンハッピーになっているという。
経済データの理解
っていうね。
これがあれですね、シンプルさんのパラドックスというやつです。
なるほど。
そもそも最初の、これもう余談というか、それるんだけどさ、高所得者層と低所得者層の定義をさ、今例だと金額でやったじゃん。
俺なんか初め聞いたとき、そもそもそれを上位20%と下位20%とかそういう割合とかでやるのかなと思ったから、定義の問題もだいぶあるね、このパラドックス。
いいですね。
計算の方法とかもだいぶ変わってくるし。
そうなんですよ。なので、経済話とかを理解するときに、この定義とかを知らない、なんとなくの感じで聞くと、最初多分このリスナーさんも我々も自然にこう聞くとね、低所得者層も高所得者層も対昨年で平均年収がアップしましたとか聞くと、
良さげに聞こえるじゃん。でも定義とかを知ると、実はそうじゃないのかもって分かったりとか、そのイメージを具体にするときに極端な例をね、4人しかいないととか、
あと具体的に数字を入れてみて、今わかりやすく話しましたけど、そういうふうに考えていくと、ちょっとね、なんか経済ってこういうことなんじゃないって分かったり、でもなんか最初にユットさん言ってたみたいに、
相対的にとかね、いろんなことを複雑なことを言うとやっぱり難しいのかなとかね、なんかそんなことをね、いろんなことを考えていきながら、なんか今の日本のね、何が失われたのかとか、これから我々は取り戻していけるのだろうかとかね、なんかそんなことを緩く考えられるといいかなと思ってるという感じです。
どうですか、このパラドックス。
定義って大切だなというか、さっき言ったような高所得者層とかをそもそもパーセンテージで切ったら変わってくるし、なんだ、物価とかによって、年によって、金額で定義するにしても年によって変わりそうだし、その500万に当たる何かがとか。
確かに。
定義って大切だなというか、なんかデータ分析とかと一緒だね。
ああ、確かに。
鵜呑みにしちゃいけませんというか。
理系的ですね、確かに。
確かに、これだって上位20%と下位20%だけ話をしたとしても、そうすると5人いると話が多分分かりやすくて、5人いると1人ずつが該当するから。
はいはい。
その人たち2人がちょっと上がったとしても、間の3人がなんかめちゃくちゃカクンって下がってたらなんかこう、
ね、っていう極端なこと言うとそうだよね。
そうだね。
みたいなこととか、それもなんかその定義だと、でもね、なんかニュースでね、高所得者層と低所得者層って言われると、え、自分めっちゃ下がってるんやけどみたいな。
うんうんうん。
なるほどね。
なんかそれがなんでそう言われてるの?なんか自分だけなんだろうかとかね、そういうことに気づけたりとかするのかもしれないなと思ったりとかしますね。
はい、1話目ね、これこれだけ。
めっちゃサクッと。
そう。
なんかこの後、経済的なやつとかでやっていきたいシリーズをちょっと頭出しというかしておくと、
なんか一つはね、この失われた30年間というか、なんかこのバブルからこの30年間なんかどういうことが起きたの的なことをね、なんか話したりとかしたいなと。
それを数学絡めてというか、あれ数学?
なんか起きたことを今みたいになんか極端、極端に捉えてみるとこういうことかなみたいなのを。
なるほどね。
なんかこうなんとなくわかるけど、こうわからないところをちょっと具体的っぽい、っぽい感じにね、する努力をしてみるみたいな。
はいはいはい、なるほど。我々の育った時代を。
そうそうそうそう。
とか、そうですね、なんかそれに関わるところで言うと、たぶん円高、円安みたいな相場って言うかな?景気って言うかな?
うんうん。
とかもね、なんかわかるようでわかんないような気がするんで。
はい、わかりません。
それもなんかね、考えてみたりとかしてみたいなと思ってます。
本当はね、なんかその先にこの後の将来でね、こういうことが待ってるから、こういう経済になるんじゃね?みたいなところを話せたらいいなと思ってるんですけど、結構ね、妄想、幻想かもしれないんでね。
いや、妄想トークは面白いんじゃないですか?聞きながら考えるにも面白いし、たぶん。
これはもう聞きながらその場でっていう感じでと思ってます。
はい、お願いします。
まとめでいいんですかね?
はい、ということで、この番組ではお便りをいつも募集しております。
概要欄にお便り本も貼っておきますので、あとはSpotifyだとコメント機能もありますので、どしどしお声をお寄せください。
お願いします。
あとはあれですね、SpotifyやApple Podcast、星5ポチッとの評価をぜひお願いします。
お願いします。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。さよなら。
さよなら。