私はどっちかっていうと、商業的なことの方が多いんですけどね。
これ今ふと思ったんですけど、もしA子さんが生まれ変わったらイラストレーターになります?
生まれ変わったらか。そうですね。でももう私得意なことは、絵描いたりとかしかないかもしれない。
いやいや、十分じゃないですか、絵描けるって。
そうですね、一人でコツコツとやることの方が好きかもしれないので、チームに入って、みんなでいろいろやるっていうよりは、絵ユーミックは?
どうなんだろう、建築師はやってないでしょうね。
あ、そうなんですか。確実にやってないですね。
何に?
何だろう、でもきっと、私あれなんですよ、建築の仕事より雑談の方が得意だったんですよね。お客さんとの打ち合わせよりも。
でもそこから生まれる重要なことがいっぱいありますよね。
住宅設計なので、お客さんと初対面であって、どんだけ向こうに心を開いてもらうかって、本音を言ってもらうかってのってあるじゃないですか。
それって多分、イラストの商業のベースでも一緒だと思うんですけど、やっぱりクライアントさんがいて、そこの意思疎通がどんだけ早めに取れるかが重要だったりとかすると思うんで。
そうですね。だから今お店の、いや会社のロゴを作ることも多いんですけど、普通のロゴというよりはイラストが主体になった、
結構そういうパッと見て、お客さんが覚えて、そのお店を覚えてくれるような感じで作ってるイラストなんですけど、
そうですね。だから、何の話してこうなってたんだっけ。
生まれ変わってもイラストデータになりたいかっていうところの延長線上に今終わった。
だから、そうだそうだ、わかった。なので、お客さんとまず話さなきゃって、ユミくんと一緒なんだけど、
必ず、県内だったらお会いして、ヒアリングっていうのをさせていただいて、どういうお店にしたいかとか、お店のコンセプトや、どういう思いで起業なさったのかとか、そういうのを聞きますね。
お好みとか、あとその方の雰囲気を見るっていうのが重要で、お会いしてね。
お会いして、なんかこういう方なんだっていうのを自分の中にちょっと入れて書いたりはしてますね。
県外の方だとやっぱりお電話とかになっちゃう場合もあるんですけど、必ずお話しして、いろいろ自分が聞きたいことを聞いて、
だから私が書くというよりも、かなりヒアリングで深いところまで聞いて、好みを聞いて、一緒に作り上げるみたいな感じで書いてると思います。
その方がやっぱり出来上がったものに対してね、すごく一緒に作ったっていう気持ちを持ってもらえる方が嬉しいんで、
お任せしますというよりは、なんかこういろいろ聞いて、答えていただけるところを答えていただいてっていう感じかな。
結構そのやり取りっていうのは何回か、その方によっても違うかもしれないですけど、何回か会ったりとかするのに回数重ねるんですか?
会うのは一度ですね。
一回だけ。
また聞きたいこととかあったらお電話したりするんですけど、その1回のミーティングで出して、どちらかに方向性を決めていただいて、その一つに決まった方をちょっと深掘りしていく感じですね。
もうちょっとこここういう風にしたい、色をこういう風にしようかっていう感じで話したりとか。
好きなお色も伺ったりとか。
でもすごいやっぱりスタートに関わるわけですよね。
携わらせていただくわけですよね。
それはすごいエネルギーを入れて、みんな目がキラキラってしてて、今から始まるっていう感じが。
それも経験されてますしね、その前にね、ご自身も。
そうなんですよ。
だから、その大変さとか、自分お店をやった時の気持ちがあるので、すごいよくわかって、すごい応援したくなっちゃって毎回。
めちゃくちゃ生きてますね、温度でのお店の経験が。
そうですね。そういう経験させてもらったから、こういう仕事が今できていて。
やっぱりそのお店のお客さんになってくださる方が、私のロゴを見てくださって、またその中の方がどこどこのお店で見ましたと言って、また私もお店をやりたいと思いますという感じで繋がっていくというか。
それで次に。
そうですそうです。
次のお仕事にまた繋がっていったりとかしているの。
いいですね。
強烈な営業とかそういうのをあんまりやった覚えはない。
インスタはやってるんですけども、見てくださった方がまたどこどこのお店見たんですけどっていう感じでご連絡くださった人が多いですね。
多分インスタとかフェイスブックもたまに私も繋がらせていただいているので見るんですけど、何ていうのかな、強いアピール感がないからいいんですよね。
そうなんですかね。
どうやってやればいいのか。
何だろうな、何もしなくてそのままでいい感じですね。だからお仕事になってるんじゃないかなと思うんですよね。
なんか営業営業してない感じがすごくいいんですよね。
でももうちょっとイラストのページだけはイラストで作れたらいいんですけど、その中にお店とかも入ってきちゃってるからちょっと変えなきゃっていうところもあるんですけど、それを含めて自分なのかなというか。
でもちょっとそれはちゃんとやんなきゃなとの課題です。
本当にインスタはもっとちゃんとやんなきゃっていうのは。
ゆみくんちゃんとやってるもんね。
どうなんでしょうか。ちゃんとやってるのかどうかわかんないですけど。
私はゲストがいるので、ゲストの案内をするために。
でもすごい時間かかりますね。
それぞれ入れればね。
なんかさっさとできればいいんですけど、なんか時間かかっちゃうから。
でも結果的にはそれがお仕事になってるんだったらいいんじゃないですか。丁寧にやってるんじゃないですかね。
写真も素敵ですもん、いつも。
でもなんかこう、すごい後の方ですから。
もう終わった話ですよ。だいぶ経ってからしか上げられなくて。
でもイラストって残るからいいですよね。時間がちょっと経ってても。
残る仕事だから。
見てください。
イラストの感じが、なんか女性が出てくるイメージがあるっていうか、なんて言うんですかね。
なんかもう子供の頃から、子供の頃はお姫様をずっと描いてて、毎回服が違うだけの。
だいたい女の人なんですか。
女の人描いてたんですよ。
それ今もそうってことですか。
今もそうなんですよ。
男性の絵のイラストを見た覚えがあんまりなくて。
よく代理店の仕事やってた時はファミリーを描いたりとか、カップルを描いたりとか、そういうのはあったので描いてたんですけど、
やっぱり女性の方が圧倒的に描き慣れているというか。
そこって何かあるんですかね。
なんかね、洋服を描くのが好きなんですよ。
男の人よりも、女の人よりもバリエーションありますよね。洋服のデザイン的なものなんですよ。
画家とか好きな人たちの服が素敵な人が好きなんですよ。描いてある服が。
そうなんですね。
そうなんですよ。藤田嗣治とか、洋服がね、あの人自分で服も作るってリシップしてたから、洋服のディテールがすごく細かく描いてあって、そういう人が好きですね。
洋服のデザイナーになりたいとは思ったことないんですか?
そっちはちょっと違うんですか?また。
そうですね。多分すごい興味はあるんですよ。だからコレクションとか見るのも大好きなんですけど、
でもやっぱりそれで作るっていうよりは、絵に描く方が好きなのかな。なんか不思議ですね。
でもなんか自分の好きを知ってますね。
そっかそっか。でも本当に女性ばっかり描いてた気がします。
あと、タッチがやっぱり柔らかいですよね。
そうですかね。
クライアントさんって女性の方が多いんですか?そういうわけではない?
女性ですね。
女性が好みそうなイラストが多いですよね。
なんか本当に何でも描けるようにならなきゃって思ってた時期もあったんですけど、
でも需要があるところに自分の仕事があるなって思ってて、
なんか求められるものを描いていくっていうと、どんどんそうなっていった気がしますね。
でももっと最近は、私が描いたものの感じで、この感じの女性でっていうリクエストが多いですね。
それってやっぱり、A子さんに頼みたいっていうお客さんが増えてるってことですよね。
そうなのかな。でもそうだったら嬉しいかな。
でもやっぱりみんなが同じようになってしまってはいけないので、
その人なりの個性を見つけていかなければっていうふうに思ってます。
そうですね。そのお店でカラーがあるわけですよね。
やっぱり課題かな。
毎回の課題ってことですよね。クライアントさんが変われば。
そうですね。なんかありがたいですね。
絵を描くっていうのは、私は絵が得意なわけじゃないのであれですけど、
感覚的にスラスラって描けちゃうものなのか、すごくねってねって、
思考で描けるのかちょっとわかんないですけど、どんな感じなんですかね。
全く感覚ですね。
もう完全に右脳の世界と思った方がいいですか。
いろんな絵を描く人いろいろいると思うけど、
私の場合だけ、自分の場合でいうと、私は感覚で、
もうちょっと感覚じゃない部分でもいろいろやれたらなとも思うんですけど、
結局自分の個性だもんね、それが。そうなってるかな。
じゃあ感覚で自然に手が動くっていうような感じなんですかね。
手が動く。
多分そこまで考えなくても描けてるってことですね、じゃあね。
手が動く、そうですね。でもやっぱりね、一つのものを描くのにすごいたくさん描きますよ。
そうなんですか。
で、結果一番最初に描いたのがいいなって思うこともあるんだけど。
何十枚とか描いていくんですか。
やっぱりいっぱい描きます。その中からふってこれだなっていうのは選びますけど、いっぱい描きます。
それでも完全に集中して一気に何枚も描いちゃうんですか。
一気に何枚も描くし、でも次の日の朝見たら全然ダメだって思うこともあって。
意外に置いたりとか、時間ちょっと置いて後から見たら、いいとか悪いとか自分の中でパッて思ったりとかしますよね。
逆感性が出るのかな。でも文章もそうじゃないですか。
そうですね。
あれって思う時あるし。
深夜にググって描いてて、朝見たらハラっていうのとかもあるし、絵もそんな感じかな。
どんだけ時間かけても描けない時もあるし、不思議なんですよね、あれって自分の調子によって。
でもだいぶつかめてきましたけども、何年もやってんで。
でも同じですよね、文章描く時もきっとそうですよね。
そうですよね。
シュッと出てくる時もあれば。
なんか邪心があると私は描けなくなるかな。何かコントロールしようと思った時ほど描けないですね。
確かに。
相手に対しての何かコントロール描きようと思っちゃうともうダメですね。
なるほど、なるほど。
例えばSNSとかホームページとかで文章を書くとき大体そうですね。何かオファーするときもそうですけど、そこはいらないんだろうなと思うかな。
そうだね、本当そうですね。いかに自分をフラットに持ってやるかっていうのも大事かもしれない。
でもやっぱり感動したり、素敵なものを見た後とかはやりたくなりますけどね。
そういう時間はやっぱり大事なんでしょうね、その瞬間とか時間が。
そうですね、アウトプットが続くとどっかで何か入れないと。
そうですね、インプットしないとね。
そのインプットするものって、A子さんでいうとどういうことが多いんですか。
別に絵に限らず、すごい刺激を受けるような展覧会に行ったりとか、動物からとか、何だろう。
あとはお花の支援だったり、生活の中にあるものだったりもするし、全くそれとはかけ離れているものだったりとか、何か一辺倒じゃないですね、考えてみると。
いろんなところから、いろんなインスピレーションをもらったりとかしてるってことですかね。
本当に年々お店なんかやってると、お客さんとか友達とかすごく助けてもらうこと多いんですね。
自分たちだけじゃ全くいろいろできてなくて、本当にそういうありがたい気持ちに触れたりとか、
だから具体的に形のないいろんなものをもらったりすると、そういう具体的じゃないけど、多分そういうのも絵に出たりするんじゃないかなって勝手に思ってるんですけどね、どうかな。
それはかなり影響あるんじゃないですか。物とかそういうことじゃない、その人の思いとか、いろんな何かの感動とかをもらうっていうのって、やっぱりすごい絵にも反映される気がしますけどね。
本当に一人じゃ全く何にも成立できなかったことがいっぱいあるので、まだ全然できてないけど、将来的にやりたいとしたらそういうことで何か形にして、
自分の作ったものでまた誰かがちょっとホッとしたりとか、そういう気持ちになってもらえたらどんなにいいだろうと思いますね。自分がもらったものに対して直接返せなかったりするけど、どういうふうにしたらそういうのができるんだろうなーって最近よく思います。
でもなんか今の話聞いてた時に思ったんですけど、すでにそれできてるとかできるできないじゃないんですけど、そうされてるんじゃないですかって思っちゃったんですけど。まだそういうふうにはできてない気がするけど、わかんないね。
自分じゃないからわかんないから、誰かがちょっとでもそういうふうに思ってもらえたら、それは本当に自分にとって一番嬉しいかな。きれいごととかじゃなくて。でも大切にされてるところなんだなと思いましたね。
あまりにも本当にみんなに助けてもらいすぎてるので、いろいろ。助けてもらいましょうよ。助けられればいいんじゃないかなって。本当にそうで、本当に思いますね。
こんなに手伝ってくれるの?とか、そういうのをいっぱいお見せをすることによって味わえたというか、そうじゃなかった。でもわかんない。ティームワークで会社に勤めてお仕事してる人もそういう経験するんだろうなと思うけど、私はたまたまこういう自営という仕事をすることになったので、そういうふうに感じるかな。
年取ったのかな?
同い年ですから。でも今からですよ。今からですよ。私たち今からだと思いますけど、まだまだ。
この先っていうのはお店も継続してやっていかれると思いますし、イラストの仕事もずっと続けていくっていう感じですかね。
そうですね。オーダーしてくださる方がいる限りは、なんか続けていきたいなと思います。
最初の頃にもお話出てきましたけど、ご主人、私の聞いた先生でもありますが、お世話になっておりますけど、前その愛知県タイムでお話ししていただいたときに、すごいポジティブで前向きな人だっていうふうにおっしゃってたんですけど。
すごいポジティブだと思う。
そのなんですかね、英語さんとは違うタイプの感じなんですかね。
でも基本、似てる。かいさんみたいな超ポジティブではないですけど、こんな話したらあれですけど、こういう仕事、楽観主義者じゃないとできないと思って。
何年か後がっていうことばっかり心配してると、本当に日にいっぱい長いっちゃうから、なんとかなるさぐらいな感じでいかないと、お互いにその部分では合ってるのかなと。なかなか難しいですよね。
お仕事にしていくって。
そうですよね。あんまり先のことを考えると、不安要素ばっかりが出てくるような脳の仕組みらしいですからね。
今、今、今で、今をしっかりやっていくっていうのが、未来につながるっていうことを聞きますけど。
確かにそれに越したことはないと思うけど、なんか備えあれば売りますね。でもね、なんかやっぱり現状、あんまり先のことを考えすぎて怖がってても、そしたらもう今の状態も不安ですもんね。
この先、お子さんもどんどん減ってくしとか、音楽ってどうなんだろうとか。YouTubeでいろんなレッスンを上げてて。
実際に対面でやりたいっていう人がどんだけいるのか、あと何年後どうなんだろうとか、いろいろ考えたらキリがない。
何年経ってもやっぱりあった先生から教えてもらいたいっていう人もいるだろうし、全くね、どんな風になるかわかんないですね。
私はご主人のKaiさんに3年ちょっとギターのレッスンを受けてますけど、本当にKaiさん、いつも褒めて、励まして褒めて、褒めて、褒めて、褒めて、やっていただけるので、何とか私も続けられてますけど。
でもね、Kaiさんね、別にすごい心にもないことをあんまり褒めたりとかっていうわけじゃなく、あとなんか私が言うのもすごく変なんですけど、Kaiさん教えるの上手かなって思って。
本当に上手いと思ってたし。わかりやすいですもん。
そうなんですよ。
そうなんですね、本当に。
私もたまにギター教えてもらうんですけど、なんかね、待てる。すごく待てるんですよ。
そうかもしれない。尚且つ教え方が本当にわかりやすいです。
だから、全然イライラしないんで、本当に待ってくれる、理解するのも根気よく説明してくれるし。
それっていうのは、生徒だったら根気よくってあるかもしれないですけど、奥様とか身内に対して教える時も根気よくっていうのは本当に根気よくなんですよね。
身内だと感情的になっちゃったりする場合ってあるじゃないですか、よく。
私の方が案外家族なんで、先生というふうにできなくて、ちょっと休憩みたいにすぐなっちゃうから、私がちょっとダメなんですけど、すっごい根気よいですね。
だから先生向いてるなと思う。
すごい今のお話で思い出したのが、私が本当にレッスンを始めた頃に、私のタイプがどういうタイプの人間かっていうのは早めにすぐに察知されて、
伊藤さんは、サノートのどっちも使ってるから、感覚だけじゃなくて理論、両方を伝えたほうがいいと思ってって言われたんですよ。
その通りなんですよ。どっちもあったほうが私の場合はいいんですね。
感覚だけの人もいるじゃないですか。理論から言ったほうがいい人もいるじゃないですか。両方あったほうがいいんで、それを本当に最初の頃に言われたときに、すごいって思いましたもんね。
私は本当に感覚だけなんで、またそれっぽい教え方。
そういうことなんですよね。感覚の人には感覚の方を集中して教えたりされてるんでしょうね。
すごいわかりやすいですもん、私。
身内だから言ってるわけでもなんでもなくって。
すごい根気強く。だから教えるの向いてるなぁと思って見てますけど。
そうですね。わかりやすいですし、本当に。
今、左手のギターを押さえるね、ここの部分に力が入っててこうだっていろいろ説明してくれるんですよ。なるほどって思いながら。
それはそういって言えばユーミックはずっと生かしてやってくれるって思う。
たぶんそういう、やっぱりさっき言ったようにタイプによって説明の仕方を変えてるんだろうなと思って。
ところが、なかなか練習してこない生徒ですけど、本当に根気強く教えていただいてますけどね。
でも忙しいのにすごいですよね。本当にそういう楽器触る時間。
目標を次から次に立てて何とかやってますけど。
でもやっぱり音楽やってるっていいですよね。
何だろう、本当にタンバリンでもいいけど、何か音を奏でたりとかする時間があるっていうのは、やっぱり彩りが出ますよね、人生にね。
特にギターは一人でも弾いたりできる。
そうですよね。
弾けないよりは弾けた方がやっぱり広がりますよね。