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こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
伊藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、居心地の良い場という意味になります。
この番組では、居心地の良い場とは何かということをテーマに、あなたらしくいられるちょうどいい場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を活かして自由に生きること、そして日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
小山卓治の音楽活動
伊藤由美子のCozy Space第218回。
2020年12月のゲストは、シンガーソングライターの小山卓治さんです。
小山卓治さんのインタビューは、第218回から第221回の4回に分けてお届けします。
1回目のインタビューは、ジョイントライブのことや、学生時代によく聴いていた音楽のことなどお話ししていただいています。
では早速、小山卓治さんのお話をお聞きください。
はい、小山さん、今日はですね、愛知機タイムのラジオ番組の収録ということで、こちらの方まで来ていただいて。
はい、また来ちゃいました。
その後、ポッドキャストのインタビューも受けていただけるということで、
今、2023年の6月で配信しているんですよ、前回。
それから2回目ということで、インタビューを受けていただきたいと思います。よろしくお願いします。
去年の2023年の時から、去年ちょうど40周年だったと思うんですよね。デビューして40周年という節目だったと思うんですけど、
それから今ですね、収録しているのが、2024年の11月になったばっかりに収録しているんですけど、その間は1年半ぐらいあったと思うんですよ。
そうですね。
音楽活動どうでした?
去年の3月で40周年だったので、40周年でバンドライブのタイトルをして、40th Anniversary Liveっていうタイトルをつけて、
全国が少し回って、結構去年もたくさん回って、いろんなところで歌ったことができたんですね。
それで、去年の11月にDARIAっていうアルバムを3枚目のアルバムを出して、今度は今年に入って、DARIA TOURっていうタイトルでまた全国いろいろ回って、
今年ももうそれぞれ終わりなんだけど、今年も結構いろんなところで歌って回っていましたね。
なんかジョイントライブも多かったイメージがあるんですけど。
ジョイントライブの魅力
そうですね。ジョイントで、例えば海外の松井さんとか、いろんな人とのジョイントも比較してる人がいたりとかして、東京でやったり名古屋でやったり、いろんなところでジョイントライブもありましたね。
出会いも多い1年でしたね。
新しい人の出会いってことですね。
そうですね。
松井さんだと大山さんよりも年上の方だと思うんですけど、大山さんよりも若いミュージシャンの方ともやってらっしゃいましたよね。
そうですね。その振り幅結構広くて。
松井さん、カイバンドなんて、僕は高校時代に結構教師で聞いてたくちのオリジナルメンバーの方なので、
一緒にやれるのはすごい光栄だったりとか。
あとそうですね、若いミュージシャン、スインガーとの共演は、それはそれのまた別の意味で、すごいいろんな刺激を受けたりとかして楽しかったですね。
なんかワンマンとは違うね、価格反応っていうのが起こるのかなと思うんですけど。
ワンマンはワンマンでね、お客さんは僕の歌だけを楽しんでくれるんだけど、
ジョイントライブっていうのはまた別の意味で、ちょっと優しい真剣勝負みたいなところがあって、
優しい真剣勝負なんですね。
お互いのことを知らない、それぞれのお客さんが集まってくれるから、知らないお客さんに歌を聴いてもらうと、緊張感とか高揚感とか楽しめるのもあるし、
最後に二人でジョイントして、そのジョイントの価格反応みたいなのもお客さんが楽しんでくれるっていうところがあるから、
ジョイントライブっていうのはまた別の意味ですごく楽しいんだし、緊張感のある中でも高揚感があって、すごい楽しいですね。
この前私ちょっと行けなかったんですけど、高橋健さんともなんか久しぶりにやってましたよね。
そう、久しぶりでしたね。健さんとはもう昔、もう10年以上、15年くらい前なのかな。
しょっちゅう一緒に。
今、カイバンドのメンバーの田中石雄さんとかと3,4人で車で回ったりとか、健さんとは当時もうほんとクソらへんみたいな感じで、もう散々ライブやったんで、しばらくいいやと思ったんだけど、
今回久しぶりに主催者の方が来てくれて、久しぶりにやったんだけど、やっぱり会うとね、大山みたいな感じで。
健さんと大山さんのこと呼び捨てですよね。
大山さんとかたくじさんとかたくじっていうのは聞くんですけど、大山っていう人って数少ないイメージがあるんですか?
そうね、そうかもしれないよね。
すごい印象的なんですよね。健さんが大山って言われるのって。
健さんはね、もう一緒にやるのすごい楽しいんだけど、絶対MCで俺のこといじるんですよ。
私それが見たいんだけど。
すごい人の恥ずかしいところをついポロって言っちゃうんだ、あいつ。
あ、そうですか。それを見てる人は面白いと思いますよ。
大爆笑ですからね。
うーん、だって健さん面白いもんね、話が。
なんだこの爆笑はとか、後ろのツボ見ながらあれ面白いなって笑ってるんだけど。
いや、だけどなんか大山さんがいじられてるっていうのは、ファンの人からしてみたらとっても面白いと思いますよ。
そうかもしれないですね。
なんかそう、なさそうじゃないですか。
若いミュージシャンからいじるってことはまず大山さんに対してできないと思うんですけど。
健さんだからこそね、いじれるんじゃないかっていう。
なんかね、愛あるいじりをね。
愛あるね。
いつも受けてますよ。
そうなんですね。私も見に行きたかったですけど、本当に機会があればもうね、またね。
たぶんまた来年くらい一緒にやるんじゃないかな。
そうなんですね。
楽しみですね。
その時にね、健さんが大山さんをいじってるMCがぜひ楽しみに来に行くと思いますけど。
楽しみに。
面白いですもん。私もね、愛知期待もね、ラジオ番組に2回ね、来ていただいて。
この前もね、公開録音で健さん出ててもらいましたけど、本当に面白いなと思って。
あっち向いてこいで負けたのにビール飲んでたっていう。
そうそう、本当にそうですよ。健さんは。
どうですか?
健さんね、首が痛いから曲げる方向がもう決まってんだよ。こっち曲がらないんだよって言ってて。
面白い。
そっか、じゃあ健さんまた来てもらったら、同じ方向に矢印向ければ勝てるんだって思ったんですけど。
なんかお茶目だなと思ってるんですけど。
今回はもう私、勝ちましたよ。
ああ、もうね、愛知期待もね、私の番組あっち向いてこいでね。
そう。俺7勝1敗だっけ?8勝1敗?
いや、7勝1敗ですね。
負ける気がしないもん。もういいや。
1回しか勝ってないの、私って。
そうそう、一投最初にね。一投最初に負けたけど、そっからあとはちょっと気合い入れたんだよ。
そんなに気合い。いや、もう気合い入れるなよ。
絶対負けた。絶対負けないと思って。
え、それは負けず嫌いなんですか?
なんかね、これに関してはね。
これに関して?あっち向いてこいだけじゃなくて、負けず嫌いってことはないんですか?
そうかもしれないけど、このままあっち向いてこいよってなんかもう、絶対勝とうと思ってね。
え、なんでそんなに別にそんなに真剣になるようなコーナーじゃないと思うんですけど。
一番力入ってますよ、本当に。
本当にそうだね。
なんかそれが印象的でして、とっても。
そういえば他の人が出演する番組見たらみんななんか割と軽い気持ちでやってるけど、
そんなに気合い入れてやるやつは他にいない?
あんまりいないかな。え、あっち向いてこいってどうだったっけ?ぐらいの感じですよ、みんな。
そんなに二次用的にやらないんで、大人になって。
やらないですよ。
だって大山さん最初は、この番組はあっち向いてこいことになってますからって言ったら、え?とか言ってましたよ。
固まってましたよ。やるの?みたいな。
そうそう。その時負けちゃったから、なんか悔しくて。
絶対負かねえって。
いやいや、もうなんかね、ちょっとね、ライブの話からあっち向いてこいの話になっちゃいましたけど。
でもそのさっきね、話戻すと、順位とライブとかって言って、優しい、真剣勝負感。
そういう時間を過ごすっていうのは、日常普通に暮らしてたらないじゃないですか。
ないですよね。
その中、刺激があるっていうか。
うん、刺激がありますね、やっぱり。
今後もオファーが来たら、できるだけ挑もうと思ってますか?
うん、ぜひぜひ。
いろんな提案くれれば、長谷さんと一緒、真剣勝負楽しみたいですね。
そうなんですね。
ちょうどね、さっきも会話の松井さんの話が出たと思いますけど、来年も、もうすでに。
そう。
2月に。
決まってるんですよ。
2月の8日。
西本昭との共演
そう、その時は松井さんプラスピアニストの西本昭さんが千葉トリオでも一緒にやったし、2人でのライブもやったし、
西本さんも参加して3人だから、また違う感覚があるのがきっと生まれると思いますね。
うーん、そうですよね。
だから松井さんすごいいつもにこやかなイメージで、明るくていいなと思うんですけど、
西本さんは西本さんで、柔らかい感じ?
そうですね。
優しい柔らかい感じがするんですけど。
ピアノも、うちも激しいのですごい激しく弾けるけど、すごいしなやかなピアノを弾いてくれますね。
私、西本さんに以前お会いした時に、西本さんのピアノを聴いた時に、あれ?西本さん一人で弾いてるよね?と思ったんですよ。
一人で弾いてるのに、一人じゃないぐらいの後ろにバックに壮大なスケール感のある音を鳴らす人だなと思って、
西本さんが直接それをお伝えしました。
西本さん、素晴らしい音の広がりが。
印象としてはすごくそうなんですよ。
本当にそれを素直に受け取っていただいて、嬉しいですっておっしゃっていただいたんですけど、
素晴らしいピアニストでもあるし、
プロデューサーも以前からやられてて、
大崎由加学くんのアイラビューのイントロとピアノはまさに西本さんが。
誰もが知ってるんじゃないかっていう。
だってそれだけじゃなくて、本当に西本さんを忘れちゃうぐらいいっぱいやってるんで、
もう本当に、佐野本春さんのバンドのツアーメンバーでもあったし、
海岸堂もそうですよね?
そうだね。
あと浜田翔子さんとかもそうですね。
音楽キャリアの紹介
本当にいろんな方のレコーディングやツアーに参加されていて。
知る人と知る、知ってる人はものすごく知ってるみたいな。
そういうピアニストですよね。
そうですよね。
だから本当にしっとりした曲もそうだし、さっきの吐き締めのも素晴らしい演奏されるなと思って。
本当楽しみですよね。
松内さんと西本さんと大山さんっていう。
どうなるんだろう。
でも楽しいライブになることは間違いないと思いますけど。
松内さんMCがすごい自由だから。
確かに。
いつもお酒飲みながらライブやってるみたいな。
自由人ですよね。
元気ですよね、松内さん。
元気だね。70歳、今年だから好奇だったんだよね。
すごいですね。
でも本当にライブやった後でもまた飲んでて、元気だなと思ったけど、
でも今って70って言っても皆さんお若いですよね。
お若いですよね、確かに。
人生100年時代になってますから、知らないうちに。
でもいつの間にかバリバリで元気そういう先輩がたくさんいるから、
僕も頑張らなきゃって気持ちになりますね。
励みになりますよね、やっぱりそういう先輩方がね。
先輩が自分がまだ子供の頃に聴いてた、
子供の頃っていうか高校生ぐらいで聴いてた人たちが
いまだに元気っていうのは本当に励みになりますね。
その頃に聴いてた、例えば高校時代だと今だとね、
カイバンドの場面がありましたけど、
他に日本の音楽だとどういったものを聴かれてたんです?
まあチョークさんももちろん聴いてましたしね。
その後では佐野本春さんとか、
佐野さんは僕よりもちょっと年上ぐらいの時代ですけども、
私過ぎた頃かな、聴いてましたね。
ロック系なんですかね、やっぱり聴いてた。
そうですね、ロック系ですね、やっぱり。
洋楽は前ね、やっぱりお話を伺った時に、
ジョン・レノンとブルース・スプリングスティーンと。
ボブ・ディランとかね。
ボブ・ディラン。
それはもう外れないですよね。
そのあたりはいっぱい聴いてたかと思うんですけど、
他には洋楽だとどういう方は聴かれてたんですか?
デビュー前とか高校時代とか学生時代は。
そうだなあ。
同時代というよりもやっぱりなんかこう、
少し前の、例えばCCRとか、
イーグルスとか割とリアルタイムかな。
イーグルス。
その辺の70年代の頭くらい、
僕がちょうど中学入った頃、
ヒットチャートに入らしてた人たち。
で、やっぱり未だに現役の人たちもたくさんいますからね。
その辺で聴いてましたね。
それってオイマさんとお兄さんいらっしゃると思うんですけど、
お兄さんの影響とかあったんです?
そうですね、それもあるし、
中学入った頃からね、
当時はラジオがあって音楽を吸収する時代でしたから、
今とだから全然違いますね。
僕もAmazonプライムで毎日聴いてますけど、
当時はやっぱりラジオから流れるその一曲に痺れたりとか、
そういう出会いがたくさんありましたね。
そうですよね。
そういう時代ですよね。
ラジオをまた録音するみたいな。
録音してましたね、確かに。
知ってましたよね。
エアチェックって言ってましたもんね。
カセットテープに。
あとテレビ。
テレビだとカセットレコーダー近づけて撮るみたいな。
今だと考えられないですよね。
今は本当に簡単に音源が手に入る時代だったりとか、
無料でYouTubeとかバンバン上がってますから、
全然時代が違いますよね。
大山さんは1983年にデビューされてるから、
まだレコードの時代じゃないですか。
やっぱりそういった音楽を吸収するっていったら、
テレビかラジオかっていう視聴者の方はそういう時代で、
芸能人は遠く離れた存在みたいな、
特に時代だったと思うんですけど、
その中でデビューしてって、
これは面白かったなっていうことを。
面白かったな。
デビューする前は別の世界の人だったわけじゃないですか。
当時聴いてたロック系の人たちとかは、
音楽活動するプロフェッショナルの人たちだったわけで、
そこに自分が飛び込んで、
同じ世界に立つっていうことが最初はすごく新鮮でね。
デビュー当時よく、
最初にイベントとかで一緒になった時には、
学園にご挨拶にしに行ったりとか、
よくそういうことがあってね。
当時ARBとデビューしてすぐの頃かな、
初めて一緒になって、
もちろん僕が最初に出番なんだけど、
学園に挨拶に行こうと思って、
学園のドアトントンと開いて、
ひたしまながらドア開けた瞬間に、
学園の空気が凍りついてた。
それはメンバー間の何か、
嫌な感じ?
凍りついてて、
開けた瞬間にやべ!と思ったんだけど、
一応ご挨拶して、
今日ご一緒させていただきます、
デビューした岡山拓哉です。
当時のボーカリストの方が、
君が岡山くんか、
まぁ座りにしちゃえ。
博多弁でやった時に、
いや、ご挨拶だけ。
まぁ座りにしちゃえ。
はい!
その空気の中に。
怖かった。
その時にスニックで田中一郎さんが、
それを見てクスクス笑ってたらしいんですよ。
そうなんですね。
後でその話聞いて、
ちょっとみんなが終わってしまったりとか、
そういうことがあったりとか、
後に登場しましたね。
いろんな人と一緒にやってとか。
まず何よりも、
RCサックス社の同じ事務所に入って、
そうですよね。
RC大好きだったので、
そうなんですね。
当時、東急では武道館会やってたんだけど、
そういう時期ですか。
川本ではまだ600万円くらいのショーホールでやってた時代でした。
そのショーホールがもう、
爆発するくらいのエネルギーでやって、
お客さんも爆発してるし、
僕はその真ん中にいて、
とんでもない盛り上がってた。
デビューすることが決まったら同じ事務所だった。
だから、なんか痺れましたね。
夢じゃないかって思うくらいの感じですよね。
まさかって感じじゃないですか。
それがね、なかなか最初は新鮮でしたね。
ちょっと特別感のあるエピソードだったと思うんですけど、
逆にこれなじめなかったなっていうことって、
あると思うんですよ。
今までと違う世界に行くわけ。
次回は、デビュー当時なじめなかったことや、
アルバム制作の裏側などお話ししていただきます。
音楽の時代背景
番組をまた聞きたいなと思っていただいた方は、
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この番組は音楽事務所ロイスタープロダクションの提供でお送りしました。
それでは次回もお楽しみに。
伊藤絵美子でした。