こんにちは、番組ナビゲーターの伊藤由美子です。
伊藤由美子のCozy Spaceへようこそ。
Cozy Spaceとは、日本語に訳すと、居心地の良い場という意味になります。
この番組では、居心地の良い場とは何かということをテーマに、あなたらしくいられるちょうどいい場所を見つけるためのラジオ番組です。
毎回素敵な方々にインタビューさせていただき、ついつい夢中になってしまうことや、個性を活かして自由に生きること、そして日々気持ちよくいられるヒントなどをお伝えしていけたらと思っています。
伊藤由美子のCozy Space第185回、2024年4月のゲストは、JAZZボーカリスト&ピアニストの森谷ワカさんです。
森谷ワカさんのインタビューは、第184回から第187回までの4回に分けてお届けしています。
2回目のインタビューは、声のコンプレックスについてや、音楽との向き合い方などのお話をしていただいています。
では、早速森谷ワカさんのお話をお聞きください。
でも、声のコンプレックスはすごいわかります、私。
それも同じなんです、その方と。
どういうふうに言われたかは別ですけど、私も小学校の高学年の時に、クラスで本読みを当てられて、先生に。
本も持ってるから、下をちょっと向いてたんですよ。それで私は普通に読んだんですよ。
そうしたら、同じクラスにいた幼馴染の女の子が、なんか怒ったように聞こえてたよって言われたんですよ。
それを実はずっと引きずってたんですよ。自分の心の中にずっとあったんですよ。
だから、私自分の声に結構コンプレックスがあって、なぜかラジオをやることになって。
でも、ちょっとやらないといけない気がしたのでやってましたけど、本当に最初からちょっとそういったコンプレックスを持ちつつやっていって。
でも何かこう、人ってやり続けると、ある時、あれ?意外に私の声悪くないなって思った時が来たんですよ、これ。
声の出し方とか、自分の中で習得していくんですよね、ずっとやり続けると。
それで、割越いいところもあるじゃんって、自分で自分を認められた時が出てきたんですよ、やっとようやく。
だから、その方の気持ちはすごいわかりますね、私。
だから、私はさっき言いましたけど、その子はそう思っても、他の人は思ってない。
そうなんですよ。
本当そうなんですよ。
私はその生徒さんの声って全然、いや、むしろ個性的で、めちゃめちゃいいじゃんって思ったんですよ。
自分だったら、それ持ってたら、もう逆にそれ使うなって。
武器だなっていうぐらいね。
みんながそう思ってるみたいな、全然そんなことないんですけど、
結構それ言ってあげると、すごいほっとするっていうか、今までちょっと苦しかったけど、
それで言ってもらいたいって言って。好みですからね、全て。
それは何が原因っていうのはなかなかわかんないんですか。
原因はわかんないです。
いまだにわかんないってことなんですね。
何かストレスがあるとかそういうことに関係するんですか。
ほとんど関係ないんじゃなくて、もともとの声帯の状態。
声帯のジストニアみたいなやつが無関係に詰まっちゃうっていうか。
詰まるっていう言い方がいいのかな。
そうするとね、その後も声楽家っていうことだから歌うっていうことをよくされると思うんですけど。
結構そうすると大変じゃないですか。
そうですね。裏声でやってるときはないんですよ。
その病気時代が出てて。
その後ですよね。
私はでもさっき言ってみたミュージカルいろんな曲歌いたかったんで。
クラシックに行きたいっていう気持ちはほとんどなくって。
そうすると地声でやっぱり歌うじゃないですか。
歌も歌いにくい感じもしたし。
なんかこれ嫌だなってずっと思って。
何回か大阪の病院に通って先生と相談したりする。
そしたらそういう病名がついて。
本人があんまり気になるようになったらもう手術してもいいんじゃないみたいな感じ。
手術したら回復したっていう感じなんですか。
なんかその詰まってた感じ。
手術してる途中で声出すのがあるんですよ。
一回声出してみてください。
めっちゃ楽んでたんですよ声が。
みなさんこんな楽んでてるの声出すの。
だって比べようがないですもんね自分の中でしかわからない。
ちょっとアーって言ってみてくださいって言った時に。
みんなこんなに声を出すのに。
ストレスを感じなくて声を出せるんだと思った。
こんな軽く声出せるんだと思ったんですよ。
だから自分がおかしかったなと思ったんですよ。
じゃあ手術がうまくいってそこからも声を出すのは。
そうですね。その代わり裏声とかが逆にちょっと不利になるので。
せよくは諦めようとそれも捨てて。
先生もあんまりロックみたいなゴリゴリのものってボリューム出にくいので。
私がジャズやってるってことでいいんじゃないっていろいろ相談しつつ手術したんです。
あんまりためらいはなかったですけどね。
でも結局以前よりも楽に声が出せるっていう。
そうですね自分の中ではすごいストレスなくなりましたね。
そうですよね。だって日常的に声が出しにくいってすごいストレスですね。
そっちの方が詰まる感じがもっと嫌だったので。
そうですよね。きっと。
人よりも声帯が強く閉じちゃうっていう病気やしですね。
そうなんですか。
あんまり意識なくキュッと閉じちゃうので。
喉が詰まる感じって。
私はだいぶ軽い方なんです先生にも。
言ってましたけどもっとひどい人もいるので。
そうなんですね。
でももう2012年の12年前。
前の声忘れたって言ってますね。親は。
もうちょっと声自体も変わるんですか?
違いますよ。
今すごいハッキリでかっこいい声じゃないですか。
でもなんか元々そんなギンギンで可愛いっていうよりはちょっと低めだったんですね。
高い声も出なかったっていうか。
そこはあんまり変わってないです。
でも違うんですね。
違いますねやっぱり。
さっきちょっとお話で声にはコンプレックス持ってないっておっしゃって。
今の自分の声ってどう思います?
好きですよ今は。
私も好きですけど。
嬉しい。
本当に。
なんか前よりは全然。前は釣れればちょっと苦しいっていう。
そっちの方がちょっとね。
そっちの方があったんで。
どういう風になっても受け入れようと思ってたんで。
分かんないです。
分かんないですよね。スーツした後の声が。
だからこれからどうなっていくのかもあんまり分かんないし。
でも決めたんでそれでいきますって感じ。
その決めたんでっていろいろ悩まないタイプです?
そうっすね。あんまり直感っていうか。
こっちに行きたいと思ってこっちに行くっていう感じですよ。
もうその時の自分の直感を信じて。
そうですね。
一緒ですね。
一緒っぽいですね。
笑ってる。笑ってるけど。一緒です。
なんなんと年齢を重ねていくと経験値が人生経験が深まると悩む時間は短くなりますよね。
そうっすね。
あれ前からですかね。もしかしたら。
あれ今ちょっとすごいうわそうですっていう言葉をちょっと。
前からそんなですか。
しょうがないですからね。あまりごちゃごちゃごちゃごちゃ悩んで。
確かにね。悩んだところで解決してないですもんね。
そうなんですよ。
結局何かのアクションを起こさない限りは自分の頭の中でどうだこうだってやってても何の状況も変わらないですもんね。
ゆめ子さんなんかもうまさしくパッとそっちに行く人じゃないですか。
ごめんなさい。年齢を重ねていくごとに本当に直感型がもう。
こういう仕事もしてないですよね。すぐ何かやるみたいな。
そうですね。遅くはないですね。でもほら時間は有限なんで。若さんとかもスポンサー早いじゃないですか。
できるだけ見たら返すっていう状態で。
そうですよね。時間は有限なんで。
そうなんですよ。
本当に悩んでる場合じゃないっていう時が。
意外ともうやっちゃった方が早いみたいな。
そうなんですよね。
ゴチャゴチャゴチャゴチャ言ってる前にとりあえず一回で、それで失敗する時もありますけど。
いやありますよ。私もよくあるんですけど。
いやありますあります。
今までそれで何とかなってるんで。
そうですね。
何とかなるかなって感じ。
最終的にはそこですよね。結局。本当にそう思いますよ。
とりあえずやってみて、あと調整していくみたいな細かいところは。
あとは誰か得意な人にそこごめんをおろしてみたいな。
あんまり何でもできると思ってないんで、頼るって感じですよね。
昔からそうですか。
それね、私逆なんですよ。
全部自分でやらないといけないと思ってたタイプなんですよ。
そこはちょっと違うんですけど。
すごい素晴らしいと思ってて、今しぎいて。
なんか悪いかな頼むと。って思ってたんですよ。
違うんですよ。
その得意な人のやるべきことを私が取っちゃってるってことだなって気づいたんですよ。
何でも自分でやるってことは。
だから違うんだなって。
時間かかるじゃないですか。不得意なこともあるんで。
それ違うんだってようやく少しずつ学んできたので。
基本的には苦手なこと一切やりたくないし。
いやもうね、潔いてそんなほうがね、人生お得な気がしますよ。
できないって言って。
いや、できないって言えるってことは素晴らしいと私は思ってます。