お互い何かをやりながら。
バタバタと。
バタバタとしてる時で顔合わせする感じがしたもんね。
フルート奏者ということで、愛知機体Mの時にも演奏していただきましたけど、
今日もお持ちいただいてますが、木製のフルートを吹かれるということで。
かっこいいですね。
かっこいいですね。フルートっていうのはシルバーのイメージだと思うんですけど。
シルバー持ってきてますけど出しますね。
あ、そうですか。持ってきていただけるの?
持ってきてます。これが私が木製に出会う前に使っていたシルバーのフルートなんですね。
大きさ的には同じぐらいなんですね。
そうですね。長さは一緒なんですけど、よく見とか分厚さというか。
そうですね。太さが違うんですね。木製フルートのほうが太いんですかね。
そうですね。内径は一緒なんですけれども、缶の厚みが薄いと割れちゃう。
かなり肉厚になっている。
それで木製のほうがちょっと太いということなんですね。
そうですね。
木製のフルートは黒色なんですけど、本体が。これは色んな色があるというわけではないんですか。
木の材質によって結構色が変わったりしますね。
そういうことですか。
明るい茶色のやつがあったりとか、ピンクアイボリーとか可愛らしい色のやつがあったりとか。
木製フルートは材質としては何なんですか。
グラナヒラというアフリカンブラックウッドと呼ばれるらしいです。
そうなんですね。ブラックウッドということで黒色なんですか。
そうですね。そんな感じです。固くて結構密度のあるというか。いい音がするというので。
基本的に多くの木製でできている楽器はグラナヒラで作られています。
そうなんですか。
クラリネットとかオーボエとか全部グラナヒラでできています。
そういうことなんですね。適した材質だからなんですね。
そうですね。一番かどうかわかりませんけれども、一般的に使われるという感じです。
ただ最近木材の加工技術が上がったのかもしれないですね。
いろんな材質のフルートが木製が出てくるようになってきて。
本当に僕もモパネという木材のフルートがありまして、
すっごいいい音がして買い替えようかなみたいなぐらいにすごい音がするのがあって。
そうなんですね。
材質によってもやっぱり音って全然違うんだなっていう。
それはいい音鳴らしたいですもんね。
そうなんですよね。
でも結構金額のことは言われないですけど、お高い感じがしますけど。
そうです。
それなりに。
それなりにですね。
大体国産のシルバー、ソウギン製が大体100。
そんなにするの?
びっくりした。
ぐらいなんですね。
そうなんですか。
最近ちょっと価格が上がってきておりまして、どんどん上がってはいるんですけど。
今までどうやら100、超えました20とか130とかするんじゃってはいるんですけども、
木製、国産の木製はそんなに変わらないです。
実は。
そうなんですね。
割とリーズナブルに買える。
リーズナブルではないですけど。
楽器業界的には非常に。
金とか今すごいですからね。
価格が。
そうですね。
金の相場自体も上がってますけれども。
まさかそんな話が出てくるとは思いませんでした。
28歳くらいですか?
28ですよ。
28ですよね。
僕の記憶では本当に一番最後にある金の相場が9000円とかだいぶ前なんですけど、
気づいたら2万みたいな。
今すごい上がってますもんね。
金のフルトもざっくり2倍になるっていうので。
なんで今相場も結構変わるので、カタログに金額が載せれないメーカーがあったりとか。
そうなんですね。
聞いてくださいって。
オープン価格になる。
聞けない。聞くに聞けない。
そうですよね。怖くて。
そうなんですよ。なってたりするものなんですね。
そうなんですね。
僕の木製はちょっと輸入もんなんで、若干高めでは。
そうなんですね。
そうなんです。アメリカから来ておりますので、なかなか新品だと手が出しにくい。
そうなんですね。
手だったりします。
今日頃フルートでのライブ活動もされてると思うんですけど、
どうですかね。木製フルートに合わせてなのかちょっと分かんないですけど、
ショクワチみたいな音がするじゃないですか。
でも見た目の服装もちょっと着物っぽいものを着られたりとかっていって、
なかなかそういうフルート奏者ってほんといないと思うんですよね。
そうですね。あんまりがっつりそういうことをやる人はいない。あんまりいないですね。
日本の中で一人もしかして。森川さん一人じゃないの?もしかして。
だと嬉しいですけどね。
かけたことはちょっとないですけど。
ちゃんとそういうショクワチっぽい音で古典の曲をやるって人はやっぱり少ないのかな。
他にいるかどうか分かりませんけれども、
一応奏法として、フルートの特殊奏法と呼ばれるもので、
息多めにしましょうって指示があったりすると、
ショクワチっぽい音にはなったりする。
現代曲だと結構出てきたりすることもあります。
フルートの技術の向上によっていろんな音が出せるようになってきて、
奏者が求める音をどんどん出せるようになってきたりとか。
そうなんですか。進化してるんですね。そういう部分も。
そうなんですよ。鳴らしやすくなってきたりするので。
あとは、やっぱり同じことの繰り返しもっと古典、年もやっぱりフルートっていうのが続いてきて、
やることがなくなってきたというか。
やることがなくなってきた。
奏者をやっぱり出すために、そういう飛び道具的な奏法を出すっていうのが最近の曲だとたまにあったりするので、
そういう場では、ムラ息と呼ばれるショクワチっぽい息の音が多い音っていうのは使われたりはしますけれども、
あんまり古典としてちゃんとやるって人はいないのかなと思ってます。
そうなんですね。
初めて見られた方は森川さんのショクワチっぽい音をフルートで吹くっていうのは結構衝撃なんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね。よくフルートってこんなことできるんだねとか。
フルートらしさがあんまりないものにはなるので。
でもフルートだっていうところがやっぱりすごい他にないとこだなと思うんですけど。
この前も神戸でフルートコンベンションっていう2年に1回のフルートのお祭りみたいなのがあったんですけども、
そこでちょっと演奏させてもらって、フルートじゃないというか、常識を変えられましたみたいなことを言っていただけて、
嬉しい限りではありますけど、こんなこともできるんだっていう。
僕ショクワチもちょいちょい吹いてはいますけれども。
ショクワチも吹かれるんですよね。
そこからフルートでもやれるなっていうところに繋がったのはあれですけれども。
ショクワチめちゃむずいんですよね。
そうなんですか。
腹立つぐらい難しいんですよ。
腹立つぐらい。
全然。
フルートと比べても全然難しくない?
いやもう圧倒的に難しくて。
そうなんですか。私もちょっとショクワチ自身実際に見たことないなって今気づいたんですけど。
思ってこれなかった。
あれって縦笛みたいな穴が開いてる状態なんですか?
穴が5個だけ開いてます。
小学校とかに習う縦笛ってリコーダー?
あれって何個ありましたっけ?
あれは細かく数えると1,2,3,4,5,6,7,8,9,10個かな?
多分。
だからショクワチよりはあるんですよね。
そうですね。
それでいろいろな音階を作るわけですよね、ショクワチももちろん。
特に難しいところってどういうところが難しいんですか?
例えばフルートに比べると。
まず単純に良い音が鳴らしにくいっていうのがまずそもそも。
楽器自体が。
そうなんですよ。絶対もっと良い音が鳴る構造ってあると思うんですけど。
やっぱりそうすると良い音が出ないっていう。
鳴らしにくいのが良いわけではないと思うんですけれども。
伝統ある構造、本当に日本、もととどれば中国から来たものが原型ではあるんですけれども。
本当に語り継がれている構造っていうものは今でも継いでいくために形はあまり変わらず来ている部分もある。
あまり進化させないようにしてるんですね、多分。
おそらく。
おそらくね。
もっと鳴らしやすくすることはできると思うんですけれども。
聞いてみないと本当にわからないですね。
すぐできるような話じゃない気がしました。
私はフルートも尺八もやったことはないですけど、
本当にリコーダーくらいしかやったことはないですけど。
流すのも簡単ですよ、フルートは。
息をまっすぐ吹いてもらうだけで鳴ってくれますから。
まっすぐ吹いていいところに歌舞伎を持ってきたら鳴るだけ。
サックスとか結構難しいところじゃないですか。
音を出したり、最初初心者が。
ちょっと体力はいりそうですけどね。
サックスはでも一番簡単。
そうなんですか。
半楽器の中では怒られるかもしれないですけど。
一般的に言われている。
リコーダーの方がもちろん簡単なんですけども、
いわゆる吹奏楽で使うみたいな、
フルート、クラリネット、サックスとか大声、ファゴットとかに比べると
サックスが一番簡単とは言われています。
大声は難しいって言いますよね。
サックスは難しいですね。ギネスに登録されていたはずです。
難しい楽器で。
そうですよね。
大声とフルートっていうのは鳴ってますけど。
この番組も大声奏者の方がインタビューを受けていただいたので、
本当にその時色々調べたらすごく難しいなって書いてあったから、
それをすごく上手に吹かれているので。
本当に素晴らしいですね。
森川さんのこの今の木製のフルートの演奏もそうですけど、
やっぱり裏ではかなりの練習量を添えての今なんだなっていうのを見ると思いますけどね。
そんな難しいですとか苦労してますなんて聞かせてもどうしようもない。
それはもちろんね。そんな話しないですもんね。
聞きたくないですから。
コンサートのMCでそこはいらないですもんね。
今難しいことやってるんですよみたいな。いらない。
いらないですもんね。
そうですね。改めて繋いでインタビューさせていただくと本当そういうことなんだなと思ってますね。
ぜひチャレンジしてもらえるといいなと。
聞いてらっしゃる方。びっくりした。私は困る。
もうこれ以上いろいろできないと思ったけど。
聞いてらっしゃる方でね。もしかしたらね。
そうですね。興味があればぜひチャレンジしてみてください。
そうですね。
ちょっとお話変わりましたけど。
2025年夏に海外にいろいろ行かれたってことで。
そのあたりの話を今日お聞きしたいなと思ってたんですけど。
国としてはヨーロッパでフランスとドイツ。
それからアメリカでニューヨークとカナダに行かれたってことで。
期間としてはどのくらいの期間行かれたんですか?
丸々2ヶ月くらい。
2ヶ月を4カ国。
これって目的があってもなくても別にいいですけど。
どういうイメージを持って日本から飛び出したんですか?
元々はカナダでジャパンフェスというイベントが開催されることがあって。
そこで出演をしたくて。
それに合わせていろいろ予定を組んで。
カナダのジャパンフェスが8月の中頃にあったんですね。
日本だと黄金くらいにあったんですけれども。
それに合わせて元々行こうと計画していて。
ジャパンフェス出れなくなっちゃったんですけれども。
それに合わせて旅しながらフルート吹いていこうというところで決まりまして。
あとフランスでもちょうど音楽のイベントがあってですね。
月始の日6月21日ですね。
毎年フェテデラウジークという音楽の日というイベントがありまして。
そこでちょっと演奏させてもらうためにちょっとパリにはそれに合わせて。
パリはそれ目的にまず。
そうですね。やっぱり演奏したかった。
それこそその尺八フルートでこんなことできるんだよっていう。
やっぱりそのヨーロッパ本場じゃないですけどやっぱり楽器。
あなたの見ているそのフルートと呼ばれる。
あなたの知っている楽器でこんな音が出るんですよっていうのがどこまで受けるんだろう。
チャレンジしに行ったっていう感じですね。
でフランスパリでそのイベントに参加させていただいて。
どんな反響でした?
演奏場所は路上だったんですけども結構人は集まってくれて。
言語がね結構厳しかったので。
フランス語が。
なんて言ってるか分からんところもほぼほぼだったんですけども。
おそらくいいと言ってもらってるんだろうなっていう結構皆様すごい感動されて。
そうな表情。表情しか分からないですけど。
でも表情で分かりますよね。言葉が分からなくても。
だって怒ってんのか笑ってんのか喜んでると分かりますもんね。
でも反響としてはちょっと手応えあったって感じかな。
やっぱりそんなことできるんだねっていうので喜んでもらえたかなっていうのはありましたね。
そこで何曲ぐらい吹かれたの?
4曲かな。
全部無伴奏の。伴奏なしフルート1本だったので。
尺八っぽいものを中心に。
曲としては尺八で吹くようなやつを曲名としては選曲された?
そうですね。古典の作品を。
それはかなりの衝撃じゃないですか。フランスの方も。
やっぱりこの日本独特の間の取り方というかテンポがないので。
西洋になかなかそういうテンポがない曲っていうのは存在しないと言われていまして。
そういう独特な文化を楽しんでもらえたんじゃないかなと思っております。
そうなんですね。今今回パリに行かれたかと思うんですけど。
ちょっといろんなところに吹きに行っていただきたいです。
私は泣くわけがないですけど。
海外にいろんな国に向いて披露してほしいなって思ったんですけど。
そうですね。できるといいなと思うんですけれども。
これがパリであった出来事なんですけど。
演奏中、やっぱり自分の海外で演奏してる動画が欲しかったので録画してたんですよ。
ただ一人で行ったもんで、誰にお願いするとかではなくて。
三脚立てて置いといたんですね。
そうなんですか。
演奏後になくなってました。
そうですよね。日本は結構まだ安全だと思うけど。
怖い国やなって。
だいたいの確率でなくなる気がしますけどね。
早々に旅始まった最初の土地でなくなったので。
だいぶメンタルが。
そうですよね。それショックですよね。いろんな面でね。
そうなんですよ。せっかくいい演奏していい評判で自分なりにもいいものができたなと思ったんですけど。
全部なくなるっていう。びっくりしましたね。
そのあたりはもし今度また海外に行くときにちょっと考えていったほうがいいですね。
そうなんですよ。
自分一人でも何か工夫して演奏がとれるようにね。
そうなんですよ。なんかこう鎖で繋いどくみたいな。