価値観の重要性
人生はグラデーション!Life Designチャンネル。このチャンネルは介護業界で約20年、電液系マネージャーの私、やまと ゆきが介護のお話や、自身で作ったノート、Life Design Noteのお話をさせていただくチャンネルです。
おはようございます。やまと ゆきです。
今日はLife Design Note解説6日目、最終日になります。
最終日の今日は、あなたと私の価値観というページになります。
ここは私、絶対にここは入れたい。これだけは入れたいという気持ちでですね、結構思い入れの強いページになっております。
ここにも書いてあるんですけれども、親子でもパートナーでも私たちは全くの別の人間なんです。
いろんな価値観を持っています。親だから、子供だから、同じというわけではありません。
一番一緒にいて心地の良い距離感というのが、介護だったり、もしくはパートナーシップだったり、そういうのですごく大切になってくると思います。
ここをしっかりと、私とあなたは違うっていう、ここの線引きをしてほしいなと思っていました。
やっぱり日本っていうのは、誰が介護をするのかっていうと、女性が担っていることがものすごく多いです。
一番が女性の配偶者、二番が娘、三番が長男の嫁とか息子の嫁とかなんですよね。
1、2、3、全部、全部、ぜーんぶ女性。
これに関して何かを思うというよりも、女性の方が平均寿命が長くて、今は労働介護をしている家庭も多いから、男性の方が平均寿命と健康寿命が短いからっていうのももちろんあるんですけれども、
ただ、パートナーシップ、ご結婚している中だったら、余計に全くの他人同士が結婚をして生活をして、何十年一緒に過ごして、育ってきた環境も全く違うお互いが介護というものをする、されるということなんですよね。
ここって本当に価値観の違いが出てきます。
一緒に住んでたとしても、親に、そういう価値観の親に育てられたとしても、自分の価値観とあなたの価値観は違う。
だから、あなたはこう思うけど、私はこう思うから、この時は私の価値観を大切にさせてもらいます。
この時はあなたの価値観を優先して私は対応しますっていうのを、しっかりと目に見える形で残しておくっていうのが本当に大切です。
具体的な価値観の例
介護は子供がしなければいけない。介護は女性がしなければいけない。そんな時代ではもうとっこの昔にありません。そもそもそういうものでは全くありません。
いろんなしがらみがもちろんあると思います。そしていろんな家族の形があるから、一概に全てがNOというわけでは私もありません。
ただ、あなたの人生はあなたの人生です。なので、あなたがあなたらしく生きるためにもしっかりとここの価値観っていうものを残しておいてほしいと思います。
ということで質問項目なんですけれども、まず一つ目は食事なんですかね。私が思う食事。
例えば、私はどちらかというと食事は栄養をとるためのものだと思っていますっていう人がいると思います。
だけど、あなたは食事というのは家族みんなでとるもんだ。家族の断乱の時間なんだって思ってたとします。
ここで一つのこだわりのポイントが分かれてますよね。
美味しいものをみんなで食べたいという人と、美味しいものは一人で静かに食べたいという人もいると思います。
そして、食にはあまりこだわらないという人。いやいや、食事は一生かけて食べていく大切なものだから、3食しっかり美味しいものが食べたい。
胃老という措置になったとしてもそれは構わない。口から食べれないのであればもうそこはもう諦めて、そのままの人生を全うする。
食事一つだけでもこれだけの価値観が違ってきます。
なのでそこは自分はこう思っているけど相手はこう思っている。
じゃあ食事という面ではやっぱり相手のことを尊重させようというところもあると思います。
自分の価値観と相手の価値観が違う。何回でも言います。本当に違います。
そして住まい。
もしかしたら住まいに関しては今は1戸建てに住んでいるけれども、別にゆくゆくはある意味平屋であるマンションに住みたいと思っている、便利なマンションに住みたいと思っている人もいるかもしれません。
いやいや住み慣れた環境が一番、この地域が好きだから私はこの家に住み続けたいの何歳になってもと思っている方もいらっしゃると思います。
住まいを変えることが全然問題なくできる人、住まいを変えることに対してものすごく不安を感じている人、地域も、そして住む場所も、そういう場所を選んでいくということが今後出てくる可能性はあります。
自宅を出て施設に行くという可能性もあるかもしれません。
それはじゃあこの地域だったらいいのかとかそういう話とかも、実際にこれはダイレクトに聞くというよりも、私はこう思って、私の中の価値観はこうだけどあなたはどうっていうふうに聞いてみるのもいいかもしれません。
次、環境ですね。これはさっきの住まいと被るところがあるんですけれども、自分が、私の田舎っていうのはすごく偏僻な山奥なんですよね。それでも年をとってもそこで生活をしたいという人はやっぱりいらっしゃいます。
父がどう思っているかというのは私も今の時点では確認をしていないのでわからないんですけれども、いやもうその偏僻な場所じゃなくて環境の整っているところに行きたいというかもしれません。
お金。お金を何に使うのが大切だと思っているっていうことも価値観によって違ってきますよね。
お金を食べ物に使うのが好きな人。美味しいものを食べることに使うことが好きな人。遊ぶことに使うのが好きな人。学ぶことに使うのが好きな人。誰かに贈り物をするのが好きな人。
ただお金が溜まっているという状況を見ているのが好きな人。そんないろんなことが好きな人。お金に対してもあります。
じゃあお金を何に使うのか。自分の日常の生活が良くなるために、例えばですけど、本当にこれは例えばの話になるんですけれども、掃除機をずっとかけるのがやっぱりしんどいから自分の日常生活が良くなるためにちょっと根を張るけれどルンバを買おうよっていう人も中にはいると思います。
いやいや私はルンバにお金をかけるんじゃなくて、もっと違う残るものにお金をかけたいとか、洗濯は全然自分でやるから洗濯機にお金をかけたくないの、そうやったら炊飯器にお金をかけたいのっていう人もいるかもしれませんよね。
そういうどこにお金を使うことが大切に思っているのかっていう価値観も自分と相手は違う。私は美味しいご飯が食べたいから炊飯器良いものを買えばいいのにって思ってるけど、いやいやそんなことにルンバが欲しいんだ、ルンバなんて別にいらないじゃないっていうことを起こすんではなくて価値観が違うっていうところを受け取りにしておくこと。
あとはイベントですね。お祝いごとをすることが好きっていうのと別にそんなことは何もこだわらないっていうお家もありますよね。
家族。物理的にも精神的にも家族とどんな距離感でいたいか、ここ本当に大切です。ずっと近くに住んでいてほしいっていう家庭もありますよね。特に娘さんに近くに住んでいてほしいっていう家庭は私が対応している中では結構多いなと思います。
でも娘はそうじゃなかったりとか、娘たるもの近くにいるもんだっていうふうに思っているお高齢の男性の方は多かったりします。
ただ自分はそうじゃないっていうところをですね、きっちりと線を引いておくこと。そしてここは聞けるか聞けないかっていうのは分かれてくると思います。
最後の過ごし方。苦しい思いをしたくない。それは皆さん一緒だと思います。
ちょっとぐらい不便があっても自宅で過ごしたい。家族に迷惑をかけるから病院で最後を迎えたい。施設で最後を迎えたい。いろんな方がいらっしゃると思います。
ここは自分は、親はやっぱりずっとこの家で住んできたから最後までこの家で住みたいと思っているだろうな。で、ことを運んでいくと、実は両親は
いやいや別にこの家にそんなにあれはないからもうこの家売ってしまって自分が快適に過ごせる施設に入りたいと思っているかもしれません。もちろんその逆もしかる。
なのでここは話してみないとやっぱりわからないです。価値観というものはいろんな物事で形成されていきます。
ライフデザインノートの活用
もちろんどれがいい、あれがいい、これが間違っている、それは間違っていないなんてことは一切ありません。
ただこの価値観が違っていたりすれ違っていたりすると少ししんどくなってくるパターンも多いです。
なのでこの価値観というのはですね、しっかりと目に見える形で置いておくというのが大切です。
そのために私はこのページを作りました。
私がどう思っているか、あなたがどうして欲しいか、そしてその中間地点はどこなのか、折り合いはつけられるのはどこなのか。
介護をするということは、相手のニーズをすべて聞けばいいという話では全くありません。
自分たちには自分たちの生活があります。
なのでどこまでどういう折り合いをつけるのか、そこがすごく大切になります。
そういった意味でも、このページというのは時間がかかってもいいと思います。書けなくてもいいと思います。一番最後になってもいいと思う。
だけどしっかりと自分の意見は書いておいてください。それが一つの指針になるからです。
という感じでですね、6日間連続でライフデザインノートの解説をさせていただきました。
もしこの6日間の放送を聞いて、ライフデザインノートにご興味が出た方、ベースのページで一度中身を見ていただけると嬉しく思います。
また質問なんかもしありましたら、レターですとかコメント欄でどんどんお寄せください。お答えできる範囲でお答えさせていただければと思います。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございます。
今日が皆さんにとって素晴らしい1日になりますように。それではまた次回。