介護と感情の記録
人生はグラデーション!Life Design チャンネル。このチャンネルは、介護業界でエク20年間働く現役のケアマネージャー、私、やまとゆきが介護の話や、自身で作ったノート、Life Design Noteについてお話しさせていただくチャンネルです。
おはようございます。やまとゆきです。
今日は、Life Design Note解説5日目になります。
今日の見開きのページなんですけれども、ここ、私、本当にめちゃくちゃ気持ちを込めたり、力を込めたり、思いを込めたページになっております。
もちろん全部に込めてるんですけど、見開きで、私が思うあなたの良いところ、憧れるところ、伝えたことはないけどすごいと思っていること、あなたがくれた嬉しい思い出、そういう思い出を書くページを作っております。
ここのページにも書いてあるんですけれども、介護がいざ始まると日々が慌ただしくなって、時には悲しい気持ちになったり、やるせない気持ちになったり、怒りが出てきたり、そんな日々が多いです。
病気のせいで、今まで知っていた自分の親じゃなかったり、パートナーじゃなかったり、そういう姿を目の当たりにするということも少なくはありません。
私自身、親の介護というのは実際にしたことはありません。
私の母は、10年ほど前に他界しているんですけれども、病気が見つかって入院してそのままでした。
なので、在宅で親を見とるという経験をしたことがありません。
また、私自身の祖母もずっと在宅で生活をしていたんですけれども、母がメインで介護をしていたので、当時は全く気にも止めていませんでした。
結構、今思い返すと母は大変だったんじゃないのかなというふうに思っています。
で、実際に私がいろいろと対応させていただくご家庭、いろんなご家庭があります。
どのご家庭を見ても、やはり1ページ1ページいろんな大切な思い、辛い思い、悲しい思い、やるせない思い、怒り、大変さはあると思います。
ただ、そんな時に自分の両親のいいところだったりですとか、憧れているところ、ここがすごいなと思っていること、
伝えたことはないけれども、自分の中で思っている両親への気持ちっていうのはあると思います。
もちろんパートナーにも。
それを記録として書いておいて、もし介護が辛くなった時、衝突してしまう時、
そんな時にこのページを開いて、そうだった、私の親はこういう親だった、親である、パートナーはこういう人だ、というのを思い出す1つのページになってくれたらなと思います。
そしてここもう1つなんですけども、私の意図としては、私が思うあなたの良いところっていうところで、自分から見た親もしくはパートナーのいいところを書くっていう風にして、というニュアンスで作ったんですけれども、
思い出の共有と伝達
このライフデザインノートを実際に使ってくださったミニ子さんが、親から見た私ですね、親から見た山と雪の良いところっていうのを聞いて、それを書くっていうのをするっていう風におっしゃっていて、それもすごい素敵だなと思いました。
親には聞いたことないけど、今更ちょっと恥ずかしくて聞けないけど、こういうノートがあれば、いやだって聞けって書いてあるし、みたいな感じで聞くっていうのも1ついいんじゃないかなーなんて思っています。
そしてあなたがくれた嬉しい思い出、小さい頃の思い出でもいいと思います。
私は今でも覚えている思い出があります。母のことなんですけれども、私自身ちょっと視力が悪いというか、小学校1年生くらいからもう眼鏡みたいな感じだったんですよね。
プラスちょっと耳も悪くて、どちらも別に障害を持っているというわけではないんですけれども、やっぱり日常生活によっては不便さを感じているというところなんですけれども、そんな母は私とコミュニケーションをとるときに、私鼻がすごく良かったんですよ。
なので、小学校からの帰り道、パーッと帰っていくときに、台所から今日の晩御飯のメニューの匂いを当てるっていう、そんなことをしておりました。
パーッて帰ってきて、玄関開けてただいま。お母さん今日カレーでしょって言って、カレーの日は大体当たる。カレーシチューとか肉じゃがとか。その日は当たるんですけれども、何々って言って、全然当たらなかったときは、今でも覚えているんですよ。
クックドゥーのチンジャオロースを初めて使った日は私はわからなかった。
こんな感じでですね、嬉しい思い出。耳が聞こえにくい、目が見えにくい。そんな私でも、親は、あなたは鼻が良いから、こうやって親とコミュニケーションをとるっていう楽しさを、うちの母は教えてくれました。
そして、私がこうやって結構ポジティブな人間なのも、こういう母が、まあ別に、そこはそこ、でも一つ良いところがあるんだから、そこでやっていけばいいんじゃないとか、いろんなことを教えてくれました。
そして、まだ元気なんですけれども、父は、私たちが遊びたいって言ったら、どんだけ疲れて帰ってきても、絶対遊んでくれたんですよね。
今でも覚えているのが、4つ歯になって、大間さんごっこだって言って、私たちが背中に乗って振り落とされるまで、何回も何回も背中に乗せてくれたっていうこともすごく覚えています。
そんな嬉しい思い出、そしてそれは子供にも返してあげたいなと思っていますし、ここに残しておくことで、いろんなことがあった時に、そうだ私は母の父のこんなところが好きだった、こんなところが好きだっていうところを、自分自身で思い出すいいきっかけにもなるかなと思います。
何でもいいです。いろんなことを書いてみてください。ここは、自分と両親とをつなぐ素敵なページになると思っています。
それでは、ライフデザインノートを解説5日目。
今日は、私が思うあなたのいいところ、憧れるところ、すごいと思っているところ、嬉しい思い出、いろんなことを書いてみましょうというページの解説をさせていただきました。
ここのページは、実際に一人で書いてもいいと思うんですよね。やっぱり恥ずかしいという気持ちもあるだろうし、ゆっくり自分でこう考えて思い出したいということもあるだろうし。
だけど、親も実際にこういうページがあるからということで、親に対してこういうところ憧れているんだよねっていうのを伝えてみるのも一つの手かもしれません。
そんな時に、いや、実はこんなノートがあって、これ書けって書いてやるからさ、みたいな感じで鼻つきかけになってくれたら嬉しいなと思います。
内容等気になる方は、概要欄にベースのリンクを貼っておきますので、そちらで見れるようになっておりますので、よければそちらもご参考にしてみてください。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございます。
今日が皆さんにとって素晴らしい一日になりますように。
それではまた次回。