老衰の定義と高齢者の考察
Life Designチャンネル、このチャンネルは介護・福祉業界で約20年間働き、現役の就任系マネージャーである私、やまと ゆきが介護の話や、自身で作ったノート、Life Designノートのお話をさせていただくチャンネルです。
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おはようございます、やまと ゆきです。今日は11月30日、人生会議の日の第4弾になります。
昨日の、高齢の方とか、人はどこで亡くなられるのが多いのかというお話をさせていただいたんですけれども、
それのちょっと続きではないですけれども、関係があるお話になってくるかなと思います。
老衰って皆さんよく聞くと思うんですけれども、この老衰って一体何なんだろう?というお話を少しさせていただきたいと思います。
今日もちょっと人が亡くなるというお話が出てきます。
なので、そういったお話にちょっと今は触れたくないよっていう方は、こちらで放送を止めていただけたらと思います。
では始めていきます。皆さん、老衰って聞くとどんなイメージがありますか?
90代のおばあちゃんが眠るように亡くなっていた、それはもう老衰だったと思うとか、いろいろあると思うんですよ。
今言ったのが私の中の老衰のイメージですよね。
年を重ねていって、ご病気とかいろいろなことをされつつも、高齢になられて、天井全うされるっていうのが、
なんとなく皆さん、老衰のイメージだと思うんですけれども、では皆様、お一つ質問です。
70代でお亡くなりになられた方って、老衰って言わないんですかね?
ここの老衰の定義となります。
ただ、今からお話しさせていただくのは、医学的に老衰死っていうのはあるんですけれども、これはもうドクターの判断でそうなっているっていうところによるみたいなので、
こうなったからこうでこうです、これは老衰死ですっていうのはあんまりないみたいなので、ちょっとそれだけ念頭に入れてお話を聞いていただけたらいいかなと思うんですけれども、
老衰と言われているので、医学的には、高齢者で他に突起すべき明らかな病気や事故などの死因がない場合や、
自然に身体機能にある一定の低下が発生して、生命の維持が難しくなってお亡くなりになった場合などを老衰というふうにされているみたいです。
なので、亡くなる前に一定の治療をされていた、例えばうちの母の場合なんですけれども、大腸がんというものが見つかって、その大腸がんの治療をしていた間に、末期のがん、終末期のがんというふうには言われたけれども、
がんがやっぱり影響して亡くなったという時は、死亡診断書には大腸がんというふうに書かれていました。これは覚えています。
この老衰というところで、先ほどお伝えしましたように、70代の人って老衰に当たらないのかなんですけれども、ここで皆さん、高齢者の定義に戻ります。
日本国内では65歳以上を高齢者とみなします。ということは、70代の方でも老衰という言葉が使われても何らおかしくはないということになりますよね。
老衰と人口動態統計
なので、老衰死、老衰で亡くなるということは、ただ単に年齢だけを見るのではなく、自然な身体の衰え、それによって生命維持ができなくなって亡くなる、といったところを老衰ということになります。
そして、今回私がこれで何を言いたかったかと言いますと、令和5年の厚生労働省が発表している人口動態統計によりますと、亡くなられている方の順位があるんですけれども、
1位は、そう皆さんよくご存知ですね、悪性新生物、癌になります。そして2位が、心疾患。3位が、老衰となっております。
なので日本の中で、私が介護の勉強をしていた時って、学生の時とかね、1位が癌、悪性新生物。2位が脳、血管、障害。3位が心疾患。ごめんなさい、3位と2位が逆だったかもしれないですけれども、老衰ってそこまで上位じゃなかったと思うんですよ。
やっぱりね、ここ最近、皆さん、前回の平均寿命って平均余命のお話をさせてもらいましたけれども、やっぱり平均寿命、平均余命って何度も見てきているんですよね。
なので、自然な形で病気を治療する、積極的な治療をすることなく亡くなられている方っていうのも、やっぱり徐々に徐々に徐々に徐々に増えてきているっていうことになりますね。ご高齢で亡くなられている。
でもやっぱり、先ほどお伝えしたんですけれども、70代の方で亡くなる老衰死っていうのは、皆さんのイメージの中にありますでしょうか。
実際には、体がもう生命の維持をできなくなった状態っていうのが、その方の命の終わりの時になります。心臓が動かなくなった時とか、脳が指令を出さなくなった時とか。
それってね、正直年を重ねていれば、それはリスクは高くなってきます。だけど、いつ起こるかなんてわからないんですよね。
私は何名か70代で老衰というふうに死因を書かれて、死亡診断書を書かれた人の対応をさせていただいたことがあります。
その中の一組のご家族様ですね。
70代なのに老衰なんてありえないっていうふうにおっしゃられた方もいらっしゃいます。
そう思われるのは、この老衰という字が老いるという字が入っているからなのかもしれません。
でも人間は、おぎゃーっと生まれてその日から、同じ心臓、同じ手指、同じ足、目玉、口、鼻、細胞は生まれ変わるとして、骨、骨も大きくなる、いろいろするけども、臓器って同じものをずっと使ってるんですよ。
そしてそこが徐々にほころんでくる。
そうすると生命の維持が難しくなってくる。
だからそこに医療の手を加えて治療をする。
そして、それをしてでも、やはりどうしても生命の維持ができなくなった。
そのタイミングがその人の最後の時なんですよね。
心臓がいつ止まるかなんて誰にもわかりません。
私の心臓は40年間毎日毎日止まることなく動いてくれています。
だけどこれがいつ、その役目を終えて止まるのかは誰にもわかりません。
老衰という言葉から少し離れてしまうかもしれませんが、
人間の持っている臓器一つ一つ大切に使っていたとしても、いつか動かなくなる終わりは来ます。
それがいつであるのかは誰にもわからないんです。
年齢を重ねているから、長寿だから、まだまだ70代だから、まだまだ40代だから、そんなことでなくなるわけはない。
そんなことはありません。
だから大切な人とコミュニケーションの一環として、今からどうして過ごしていきたいのか、そんなことを11月30日人生会議の日に話してみませんか。
相手もあなたのお話を聞きたいかもしれません。
という感じでですね、今日は老衰という話と臓器の年齢、ずっと使ってきたというところですよね。
そんなお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきありがとうございます。
いつもいいねやコメント本当にありがとうございます。励みになっております。
今日が皆さんにとって素晴らしい一日になりますように。
それではまた次回。