オノゴロ島に降り立ったイザナキ、イザナミの2神は、天御柱(アメノミハシラ)の周りを回って出会い直すことにします。
サマリー
古事記のエピソードでは、イザナキノミコトとイザナミノミコトの二神が出会い、愛を誓う場面が描かれています。柱を囲んでお互いに巡り合い、心を通わせる重要な瞬間が特徴的です。
イザナキとイザナミの出会い
吉村ジョナサンの高校古典講義。このポッドキャストは、高校で勉強するような日本の古典文学を読んでいく文化系ポッドキャストです。
今回も古事記を読んでまいります。ここではイザナキ・イザナミの二人の神様が、天から下ってきまして、そしてそこにある柱があるんですね。
で、その柱のところに来ましたよというところでございます。では今回の場面を読んでまいりましょう。
ここに、イザナキノミコトノリタマイシク。
しからば、あとなとこの雨の見柱を行きめぐりあいて、
ミトノマグワイセンとノリタマイキ。
かくちぎりてすなわちノリタマイシク。
なは右よりめぐりあえ。
あは左よりめぐりあわん。
とノリタマイテ、ちぎりおえてめぐりたもうときに。
イザナミノミコトまず、
アナニヤシエオトコウとノリタマイ。
のちにイザナキノミコト、
アナニヤシエオトメオとノリタマイキ。
オノモオノモノリタマイおえてのちに、
そのイモニノリタマイシク。
オミナサキダチイエルハフサワズとノリタマイキ。
ここに、イザナキノミコトノリタマイシク。
まずそこで、イザナキノミコト、男性心のほうですね。
男性心のほうがこう言いました。
しからば、あとなと。
それであれば、あ、あというのが私のことです。
と、なというのがあなたのことですね。
私とあなたとこの雨の三柱を行きめぐりあえて、
この雨の三柱、柱を行きめぐりあえて、
そのまわりをまわって、
そして二人が出会い直して、
身とのまぐわいせんと。
お互いにまぐわいをしましょう、というわけなんですね。
まぐわいっていうことだから、
二人ともそこで一緒になりましょう、というわけですね。
とノリタマイキとおっしゃった。
かくちぎりて、そう約束して、すなわちノリタマイシク。
そこで改めて言うわけですね。
なは右よりめぐりあえ、あは左よりめぐりあわ。
あなたは右からまわっていきなさい。
私は左からまわっていきますよ、
って言うんですね。とノリタマイて、
ちぎり終えてめぐりたもうときに約束をして、
そしてそれぞれがまわっていくわけですね。
愛の誓いと予感
柱があって、まわってわざわざいくっていうくらいだから、
もしかしたら結構太い柱なのかもしれません。
もしくはそこまで太くなくても、
そのまわりをゆっくりまわるのかもしれませんね。
で、そのまわりをまわって、
イザナキノミコト、男性心ですね。
男性心は左側からまわっていく。
イザナミノミコト、女性心が右側からまわっていくっていうことです。
で、そしてそれぞれが別方向から柱のまわりをまわって、
そしてめぐりあいました。
そうしたら、イザナミノミコト、まずアナニヤシエオトコウと乗りたまい。
まわっていって、まずイザナミノミコト、女性心のほうがですね、
そこでアナニヤシエオトコウと言うわけですね。
アナニヤシっていうのは何かしら相手を褒めたたえるような、
そんな感じのセリフなんでしょう。
要するに素晴らしい男性ですね、素敵な男性ですね、
なんていう内容じゃないかと思われます。
と乗りたまいと、まず女性心であるイザナミノミコトが言います。
のちにイザナキノミコト、その後に今度は男性心イザナキノミコトが、
アナニヤシエオトメオと乗りたまいき。
先ほどのセリフで言う男のところが乙女になってるんですね。
まあ要するに素敵な女性ですね、という意味でしょうか。
最初に女性心イザナミノミコトがアナニヤシエオトコウと言い、
次に男性心であるイザナキノミコトがアナニヤシエオトメオと言ったわけです。
オノもオノも乗りたまい終えてのちに、
それぞれがそうやって言い終わった後に、
そのイモに乗りたまいしく、
イザナキノミコトがイザナミノミコトに対して言ったわけですね。
そのイモ、イモというのは妹と書きますが、
ここでは恋人のこととかパートナーのことなんかを妹と言ったりするんですね。
そのイモに乗りたまいしくということは、
これイザナキノミコトがイザナミノミコト、男性心が女性心に対してこう言います。
オミナサキダチイエルハフサワズ。
女性が先だって言ったのは良くなかったんじゃないかとそこで言います。
さあその予感はどうなるのでしょうか。
そのあたりは続きをまたお楽しみください。
それでは最後に本文をもう一度読みましょう。
ここにイザナキノミコト乗りたまいしく、
しからはあとなと、この雨の見柱を行きめぐりあいて、
各ちぎりて、すなわち乗りたまいしく、
イザナミノミコトまず、
後にイザナキノミコト、
オノモオノモ乗りたまい終えて後に、
原文の出典は門川ソフィア文庫ビギナーズクラシックス日本の古典古事記でした。
ご案内は吉村ジョナさんがお送りしました。
08:01
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