1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #188 児童書しか読めない人に..
2026-02-02 44:01

#188 児童書しか読めない人におすすめの本を紹介する話

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【今回の内容】自分を傷つけない児童書しか読めない / エドワード・ゴーリーは? / 経年や状態で変わる本の好み / 重い話が好きな人と軽い話が好きな人に二文化 / 10代のときって何であんなに過激な作品好きだったんだろう / 平山夢明『独白するユニバーサル横メルカトル』/ 『ドグラ・マグラ』をヴィレバンで買う / 藤原新也『メメント・モリ』/ 丸尾末広、古屋兎丸 / 自己啓発本は『情熱大陸』だと思って読む / 『花束みたいな恋をした』問題 / 短歌集はいいぞ!! / 好きな歌集発表ドラゴン / 伊舎堂仁『感電しかけた話』/ 抱きしめたいって気持ちと殴りたいって気持ちが両方ある / 柴田葵『母の愛、僕のラブ』/ジョージ・サンダース『短くて恐ろしいフィルの時代』
【出演者】
🔴東京の歌人 上坂あゆ美 https://x.com/aymuesk
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サマリー

このエピソードでは、傷つけない本としての自動書の魅力や、読書を通じた心の成長について語られています。また、重い話が受け入れられない個人の経験に基づく読書の好みの変化にも触れられています。ポッドキャストでは、純文学や自己啓発本について考察し、読者が求めるストーリーや現代の心情を探ります。さらに、短歌や特定の歌集を通じて、様々な形の愛や人間の矛盾を表現することの重要性が語られています。このエピソードでは、児童書を愛する読者におすすめの本が紹介されており、特にバーミアンの歌やジョージ・ソンダースの作品に焦点を当て、文学の楽しみ方が提案されています。

自動書の魅力
上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」 次のお便りです。
ラジオネーム お二人のおすすめする本を教えてください。
こんばんは、悩みの相談をさせてください。
傷つきたくなさすぎて、本が読めません。
正確に言うと、私を傷つけない本、自動書しか読めません。
自動書ならなぜ読めるのかというと、非常に読み心地がよく、
子供を読書対象とするため、主人公が精神的な成長をするストーリーが多く、
ラストに差し込んでくる何かしらの光が、自分を肯定してくれるように温かく包んでくれます。
その温かさに依存し、それ以外のものを需要するのに抵抗を覚えるようになりました。
例えば、普通の、子供を読書対象として意識していない小説を読むと、
底抜けの悪人、クソみたいな現実のエッセンスを感じた瞬間、本をどこかに追いやってしまいたくなります。
一度、何とかしないとと思い、自己啓発本を買いに書店に行ったことがありました。
本を手に取った瞬間、「好きを仕事にするっすか?」という自分の声が頭から離れなくなり、結局本は書いていません。
悩みの本質は、自分が生きている現実に満足できず、そんな自分をよちよちしてくれる、などべを飼いやさる、四、五十代と同じなのだろうと思います。
別に、このままでも死ぬことはないのでしょうが、自分が共感できるもの以外を拒絶するおじさんになって、世界中のありとあらゆるものから見捨てられる気がしてなりません。
現状打開の第一歩として、何かおすすめの本があれば教えていただけないでしょうか。
おすすめされた本というお題目があれば、なんとか読める気がするのです。どうぞよろしくお願いします。
PS、会社の同期からよりすなを教えてもらい、それからいつも楽しみにしています。
現実と読書の関係
同期は、うかいさんのお父さんがかわいいと言っていました。かわいいのですか?
ということで、お便りありがとうございます。
うかいさんのお父さんは、よりすなのYouTubeチャンネルで公開している、8月にやったライブ配信に登場いただいております。
かわいいかどうかはご自身で判断されてください。
かわいいのですか?って息子に聞かれても困るよね。
怖いよ。かわいいと思ってても怖いし。
でも、かわいげのある方だよね。
よう言われはるね。
かわいらしいなとは思いますけどね。
ご自身で判断いただければと思うんですが。
メインのお話に行きましょう。
自分を傷つけない本しか読めないということなんですけど、
この人さ、クソみたいな現実のエッセンスを感じた瞬間、本をどこかに追いやりたくなるってことなんですけど。
なんかこれって本当に逃避したいってことなのかな、みたいなのがあって。
読書と心の状態
なんでかって言うと、よりすなのはいつも楽しみにしてるって言ってて。
こんなクソみたいな現実のエッセンスしかない番組を?っていう疑問がめっちゃあって。
だから現実を見たくないとかでもないのかな。
それともなんかよりすなの言い方だったらいけるみたいなことなのか。
または本じゃなくて、こういう風にラジオとか映画ならいけるみたいな。
それはありそうよね。
メディアの問題なのかなとか思うんだけど。
あとは、自分をよちよちしてくれるラノベを飼いやさる四五十代と同じなのだろうと思います。
すごい偏見。
急にどうした?
そんな人はいたのか?
なんかいたのかな?なんかご存知のみたいに言ってるけど。
ご存知あの人です。
でもあれかな、私が前、異世界転生物が人気なのって、みんなこの現実から逃げたいからだよねみたいな話を一回したからかもしれないね。
強くてニューゲーム系?
そうそう。で、今の鬱屈した人生が嫌だから、なんとなく転生願望みたいなものが我々の中にうっすらあり、そこをついたのが転生系だよねって話だったんですけど。
ありましたよね。
そればっか読んでる四五十代の話はしてないと思います。
そんな悪評みたいな。
多分その人こそ一番スコーナーかみたいな。
いや、そうだよ。福祉が必要だよ。
あとなんか転生物好きな人はいるけど、そればっか読んでるわけでもないと思うんだよね。
今日はこれ読みたいとか、今日はこれ読みたいみたいなのを、みんなこううっすら入り混ざって接種している状態が多いと思うんですよね。
だからこの人がある特定ジャンルしか読めないっていうのは、確かに何かのトラウマなのか問題がありそうではあるよね。
ちょっと特例よね、だいぶ。
だいぶ特殊だなって思う。
だから面白いなって思って撮ったんですけど。
自動書もえぐいのあるけどね。
自動書って俺実はあんまり読んだことなくてな。
結構刺さるものもある。
全然ある。
自動書の定義ってどこからかなっていうのもあるけど、
あれかな、長靴下のピッピみたいなこと?
自動書?
そういうイメージある。エルマーの冒険とか。
だから絵本以上小説未満みたいなこと?
小説も少しは含むんかな。
長靴下のピッピとかめっちゃ長いからな。
読んで。
ミハイルエンデのモモとか。
自動書って言われてるね。
自動書かな。
定義ちょっとどこまでかわかんないんですけど。
エドワードゴーリーの絵本とかえぐいからね。
あれはもはや自動じゃないよね。
そうそうそうそう。
あれこそさ、クソみたいな現実と底抜けの悪人が出てくるじゃん。
お腹痛くなるあれ。
いやほんと、私好きなんですけどね。
大好きなんだけどね。
わかるわかる。
そうか。
何が嫌なんだろうな。
この人が描いてる底抜けな悪人クソみたいな現実のエッセンスっていうのは本人はちょっとしんどいと言っている。
でもなんかこれってさ、状態によるなぁとは思うんですよ。
最近周りでよく聞く話として、
10代の頃はファンタジーとかフィクションの小説をいっぱい読んでたのに、
20代後半30代40代になってきた時に、なんか最近エッセーばっか読んでるみたいな人がいて、
そういうのって、たぶん子供の頃は現実って自分の力でどうにもならないと思ってたけど、
現実って意外とこういう風に考えたら変えれるのかもとか、
自分の動きでもっと人生は良くできるのかもみたいな手応えが出てくるのが大体20代中盤からじゃないですか。
ってなった時にエッセーってファンタジーとか小説よりは現実の話なので、
この人こう考えてるんだみたいなのが知りたいみたいな、
そういう成長による変化みたいなのって読書の好みめっちゃあるなとか。
思いますね。
思うし、なんか世相もめっちゃあって、
なんか最近ね、重い話読めない人めっちゃ増えてるなと思う。
てか重い話が好きな人と軽い話が好きな人に二極化してるというか。
でなんかめっちゃ漫画好きの友達がいたんだけど、
会うたびに今面白い漫画あるみたいな話をしてる子がいたんだけど、
ある時、最近もう軽いのしか受け付けなくてみたいな。
その子が言う軽いのっていうのは、キララ系。
漫画タイムキララ。
漫画タイムキララ系。
可愛いキャラクターが日常のほわほわした会話をする系とか、
4コマとかね。
4コマとか、なんか軽めのお話しか受け付けないんだみたいなことを言ってて、
その子その時めちゃくちゃハードワークで追われてたんだよね。
だから人間、余裕がないと重い物語を受け止められない心の状態とかもあって、
なんか結構そういう風に好きなジャンルって状態によって変わってくんだろうなとは思うんですけど、
あるよね。
今日はこういう話を読みたいみたいな。
確かにね、なんか僕漫画小説好きやけど、
最近特に漫画はね、ドヘビーなのはちょっと減ってきたかも。
あ、そう。
なんていうか、ドヘビーよりかはエンタメよりでもちょっとギミックによったというか。
物の方が読むかな。
と言っても、人から言ったらそれヘビーやんって言われるかもしれないけど。
ヘビーそうだな、岡井さんの好きな。
マジで、10代後半とか20代前半って、ほんまどうしようもないものばっかり読んでて。
でもわかるよ。
なんかさ、10代の時ってさ、過激であればあるほどいいみたいな感覚があったんだよね。
なんかエログロだったりとか。
マジで読んでたわ、そういうの。
どっぷり使ってた。
あの、平野ゆめやきさんのメルカトル…なんだっけ?
ちょっと待って。
平山ゆめやきさん。
ごめんなさい、お名前間違えちゃったかも。
なんかあれめっちゃ流行んなかった?1回。
あったよね。
あ、平山ゆめやきさんが。
平山ゆめやきさんの…
なんとかする。
独白するユニバーサル横メルカトルっていう短編集がめっちゃ流行った時があったんですよ。
私が中学生ぐらいかな。
あった、どれも読んだわ。
読んだよね。
あれもさ、めっちゃグロいし、結構精算な話なんですけど、
なんか10代ってああいうのに心を動かされましたよね。
ありましたね。
他に何か思い出深い本ある?
やっぱり文学少年としてはドグラマグラかな。
ドグラマグラね。みんな1回通るからね。
絶対ビレバンで買うね。
そうそう、ビレバンで買うんだ、ドグラマグラを。
これがサブカルのルートですよ、もう。
もうメインストリート、サブカルのメインがドグラマグラですよね。
ちゃかぽこちゃかぽこですよ。
もうそうですよね。
いや、この気持ち忘れてたな、最近。
あるよね。
サブカルっていうのもな、
今もあるんだけれども、
俺はビレッジバンガードに足向けて寝れへんところがあって、
やっぱあそこで別世界やと思われるものを教えてくれたというか。
そうなんだよね。
地方にもありましたし、
ビレッジバンガードは普通の本屋さんでは売ってないようなマイナーな漫画や小説があって、
すごいワクワクしたよね。
あったな。
あったな。
あそこの奥の方の棚にいろいろ並んでるね。
それこそね、完全自殺マニュアルもその傾向ですよね。
完全自殺マニュアルという一世を風靡した本が昔ありまして、
いろんな自殺のやり方が載っているんですけれども、
ああいうのって減ったかもね。
減った減った。
あれもなかった?写真集のメメント?
メメント森か。
そうそうそうそう。
これ?
藤原真也さんのメメント森って、これもビレッジバンガードにあったイメージがすごい強い。
インドの写真集なんですけど、写真とともに一言、
それ藤原さんのことなのかな?が書いてあるんですけど、
これすごいビレッジバンガード集すごいする。
そうですか。
そう思うとここで育ったね。
育ちましたよ、本当に。
ブックオフと蔦谷とビレッジバンガードで育ったなって思いますよね。
今の30代、40代前半、ここで培われたね。
培われましたね。
なんかすごい露悪的なの好きだったんだよな、10代の頃。
それこそ、たぶん平山ゆめやきさんほどみんなが読んでたわけじゃないんだけど、
丸尾星博とか、
はいはいはい、ガロ系ね。
ガロ系、でもやっぱ美大生の中で丸尾星博あたりのってすごい神みたいな感じがあって、
あの少女椿とかめっちゃ読んでたな。
懐かしい。
あったよね。
あとそこからなんか古谷修丸に行く。
あ、もう系譜ですね。
そうそう。
ライチ光クラブ。
ライチとか今も人気あるから。
映画化もしたし。
面白い。
やっぱ古谷修丸は、
でもあれもうちょっとギャグめいてるからね。
一番最初の本すごいキツかったよね。
ガーデンやったっけな。
あ、でも初期エグいよね。
大体の漫画家が初期エグいのよ。
で、みんなだんだん丸くなってくる。
だって藍苗も初期エグかったからね。
そういうことなんだと思う。みんな若い時って尖ってんの。
そう。
女王鉢とかもな。
女王鉢最初すごいよ。
だからもうクレーターってそうなんだよ。
最初結構アングラーだったり、
ロワーク趣味に行くところがやっぱあって、
そっから花開くかどうかっていうね、とこですよね。
そう考えると、
ドグラマグラの夢の旧作ってずっとあれやからすごいな。
すごい。
まれにそういう人がいるのよ。
特に明治大正、昭和時代のそういう作家ってやばいよな。
どれ読んでもそうだしな。
でもなんか現代だと、
あそこまで、その辺ぐらいまでロワークなのって、
なんかあんまり伝説になりづらくなってるなとは思って、
それよりはメインストリームで流行るエンタメが、
なんていうの、悲劇に寄ってきてる?
確かにね。
例えばさ、うちらが平山ゆめやきさんだったり、
ドグラマグラを読んでた時代っていうのは、
メインストリームが、
現代の読みたいもの
わかりやすく言えばワンピースとか、
オレンジレンジとかだったわけですよね。
で、今はメインストリームが鬼滅だったり、
進撃だったり、呪術だったりするから、
もうそっちが暗いから、
アングラがあんまり成り立たなくなってるというか、
逆に今の時代だと、
あそこまで暗い話とか救いのない話を受け付けない人も増えてる。
それはあの時代よりさらに不景気が加速して、
フィクションとして見れないと思う、今は。
バンドで言うとニルバーナがメジャーで一番みたいな時代。
そうかも、そうかも。
やっぱあんなグランジなんて重たくて暗いはずやのに、
やっぱみんなニルバーナのTシャツを着るみたいなの、
未だにあるやん。
ありますね。
そういう時代だよな。
だから、あの時代のメインストリームに迎合できなかった人々の楽園としての、
そういうアングラカルチャーの暗さみたいなものがあって、
今はやっぱメインが暗いんで、
なんかあんまり、
アングラとメインの境目が曖昧になってるっていうのもあるけどね、成立しない。
むしろサブカルの方がなんかノーテンチやったりするもんね。
するする。
うん、わかるわかる。
なんか不条理系とか減ったもんね、ほんと。
減った。
そうだよね。
今、人々が求めてるストーリーって何なんだろうな。
エンタメ協会のことはあんまりよくわかってないねんな。
僕もどうしても小説ってさ、
読むことになったら純文学寄りになっちゃうから。
私も。
純文学って相変わらず、
なんて言うやろな。
僕のイメージでは、
このお二人のさんが言うところの、
底抜けの悪人って言うやるかは、
悪人の内情というか、
例えば詐欺をする人であっても、悪いことをする人であっても、
その人のもうちょっと多面性を見せるみたいなものな気はしてしまうんだよね。
うん、わかるよ。
あと、悪人をたらしめた理由とか。
だから、ジョーカーみたいな話です。
マジで理由のない悪人ってあんまりいないよね、純文学ではね。
でも、そういうのも読みたくないってことなのかもしれないけど、
だいたいさ、純文学に出てくる悪人ってさ、
クソみたいな現実でそうなってるから。
クソみたいな現実しかない。
だから、やっぱりそのエッセンス嫌ですみたいなことかもしれないね。
でもね、さっきも言った通り、
人間って今読みたいものが、自分のその時のモードとか、
社会情勢とかで変わってくる生き物なので、
お二人のさんが永遠にこのまま自動書だけってわけではないとは思うんだよな。
ある時急に読めるようになったりとか、
それはもしかして自分のプライベートや仕事に変化があった時かもしれないけど、
今なんかちょっと余裕ないんじゃないかな、そもそも。
本を読む前の問題として。
短歌の魅力
なんかすごいでかい悩み事とかがあるんじゃない?
疲れてるってなる。
疲れてるんだと思うよ。
だってこの人、自己啓発本買いに行った後になんか冷笑してるもんね、自分で。
月を仕事にするっすかって。
めっちゃWの草が生えてる文章が。
いや、お前が買いに行ったんだろっていう話。
すごいよ。やっぱ人は疲れてると冷笑に走ってしまう。
だから自己啓発って、何だろうな。
読んだことあるけど、影響を受けたことはないかも。
まあ、いい自己啓発と悪い自己啓発本があると思うけど、
私はそんなにメインでは読まないけどね。
応援ソングだと思ってる、俺。
ファイト!戦う!君の歌を。
ある程度のところで自分の悪い部分を見つけながら、
でもお前も頑張ったらいけるんやでみたいなのが、自分にとってのいい自己啓発なんじゃないか。
具体的な手法とかじゃない世界の気がするよね。
私はね、偉人伝だと思って読んでる。
なんか自己啓発本に書かれてる、僕はこうやったらうまくいったみたいなって、
だいたい再現性の低い辞書なのね。
ケースによるけど、もちろん万人に当てはまる本もあると思うけど、
いや、お前はそれでうまくいったかもしれないけどさって思うことが結構多くて、
だからあれは、手塚治虫がなぜ成功したかみたいなのを読む気持ちで読むとイライラしない。
あ、なるほどみたいな。情熱大陸だと思って読めばいい、みたいな。
やる気が出たりすることもあるし、みたいな感じですけど。
姿勢がやっぱりそうなると。その本が持つ姿勢に共感するかどうかって。
そうだね。スタンスとか語り口とかでだいぶ変わるけどね。
でもほら、サブカルと自己啓発はさ、坂本雄二の花束みたいな恋をしたの見た?
見てない。
っていう映画があって、あれは簡単に言うと、もともとはそれこそビレバン好きみたいな
サブカルチャーが好きで付き合った2人のうち男性の方が転職をきっかけに
自己啓発本しか読まなくなって、家で延々パズドラをするようになって
いつしか2人はお別れをするっていう話なんですけど。
もうあれはね、もうだからこのサブカル好きがうっすら持っていた
自己啓発本キモくね?みたいなのに対するすごい答えの出し方なんですよ。
そんな話ないよ。
マジでそういう、本当にそういう話?
その解像度がえぐいっていう感じなんですけどね。
これは花束問題なので、我々カルチャー好きとしてはやっぱり
不要意にそうやって自己啓発を下に見るのも良くないなという感じではあります。
っていうかもう擦られすぎてるから、その感じ。
っていうのもありますけど、自分には自己啓発本とかめっちゃあればめっちゃいいと思うけどね。
何だろうな、おすすめ本ですか?
やっぱりこの人が言うように、さっき植坂さんが言った
例えばこういうラジオを聞くのがラジオというか
こういうポッドキャストの話がクソみたいな内容でも
クソみたいな内容っていうね。
頑張ってやってるんだから。
クソみたいな現実を語る内容でも授業できるってことは
それの一つ、現実やからっていう軸で考えた時に
ノンフィクションとか一つあるよね。
ノンフィクションやからあかん、小説やから言ってるわけでもないから。
ノンフィクションものを行くかどうかってとこだよな。
なんか、どういうルートで行くかだよね。
クソみたいな現実100%の本をうちらのおすすめってことで無理やり読んでもらって
無理やり念能力を使えるようにするみたいな
証拠をこじ開けるルートで行くか
天空闘技場のゴンとキルア方式で行くか
または順当に図紙のように段階を追っていくとすれば
まずちょっと最後に何かしらの光がある自動書ではないものから始めて
だんだんだんだん行くっていうのもありますよね。
私のおすすめは
老人ホームで死ぬほどモテたいっていう本がありまして
なんだそれは。
載ってくれるの?
私のデビュー作なんですけど
これはそれを読めっていうわけではなく
私こういう状態の人にすごく短歌をおすすめしたい。
短歌ってかなりフィクションとノンフィクションのバランスに優れてると思うし
基本31文字で作られているので
大体の空白、書かれてない部分は自分の想像で埋めるんですよ。
だから悪人だと見ることもできるし善人だと見ることもできるぐらいの幅があるので
あなたが読みたいように読めるっていうのが短歌のかなりいいところなんですね。
自分の状態によって刺さる歌とかも全然違ってくるんですよ。
同じ人が選んでも。
自動書も物によるけど文字少なかったり
絵本とかだとそれで想像させたりっていうことを狙ってるから
近いところで言うと歌集かなりいいんじゃないかなと思っていまして
特定の歌集について
ただ私の書いた老人ホームで死ぬほどモテたいっていう歌集は
かなりクソみたいな現実の話しかしてませんので
私が書いたからばっかりなので
最後に何かしらの光はあるけど
私はクソみたいな現実を経た人が何かしらの光に到達する話が大好きだから
安心の生産試合
もうそれしか書いてない。それしか書いてないんだけど
私の寄り砂が大丈夫だったら
私の本を読んでいただくってのもありますし
せっかくなんで
普段私単価の話を全くしないので寄り砂で
好きな歌集発表ドラゴンになってみようかな
めっちゃあるから難しいんだけど
私がずっと好きなのは
イシャドウさんっていう歌人がいます
今多分単調の歌集だと2冊ぐらい出されてると思うんだけど
イシャドウひとしさんがね
2冊目の寒伝しかけた話っていう歌集がすごくすごく好きですね
寒伝しかけた話
私はクソみたいな現実に向き合う話が好きだから
イシャドウさんの作風も比較的そうなんですけど
やっぱり単価って飛躍がないんですよね
好きな歌たくさんあるんだけど
中でもめちゃくちゃ好きなのが
ゴキブリが来ないやつとゴキブリが食べるのを置く
愛してるから
っていう単価があります
それから
イシャドウさんの作風も
イシャドウさんの作曲も
イシャドウさんの作曲も
っていう単価があります
これ
どう?うかいさん
めっちゃ好きなのよ
ゴキブリが来ないやつとゴキブリが食べるのを置く
愛してるから
これつまり
ゴキブリよけの包産団子みたいなやつあるじゃないですか
あれとゴキブリが餌として
毒が回って死ぬような
ゴキブリ駆除のための団子もあるじゃないですか
それの両方を置く
なぜなら愛しているからっていう歌なんですけど
なんていうか
愛の手触りって
こういう感じあるみたいな
わかります?
一方じゃないって感じ
ここで言うゴキブリが来ないやつとゴキブリが食べるやつは
両方
ゴキブリを撃退するものではあるのだが
愛しいとか愛みたいなものって
いろんな形があるけど
一つには
かなり恋に近い愛っていうのかな
っていうのは
抱きしめたいって気持ちと
殴りたいって気持ちが両方ある状態だと思うんですよ
恋に近い愛っていうの
だからなんかすごい
この歌の
ゴキブリが来ないやつと食べるのを置く感じの矛盾っていうか
でも人間ってこういう矛盾がいっぱいある生き物で
その人間がやる行為としての愛しているみたいな
この手触りをこんなに短い文字で言えるのかみたいなこととかが
めちゃくちゃ好きなんですね
イシャドウさん他にも
くすっとしちゃうような歌とか
いろんな名歌がありますので
口語単価で読みやすいと思うんで
ぜひ読んでほしい
好きなのめちゃくちゃいっぱい
あるんですけど
どうしよう
もう一個
どっから行こう
どっから行こうかな
もう一個か
柴田葵さんの母の愛僕のラブという歌集
偶然二冊とも書士官官房になってしまった
PRじゃありません
柴田葵さんの作品ものすごい好きなんですけど
ちょっと何種か弾こうかな
母の愛僕のラブ
母の愛僕のラブっていう歌集がありまして
ちょっと待ってね
なんかこの歌集は
なんか光がないわけではないのだが
結構そのクソみたいな現実的なものに
向き合う姿勢とかを感じさせてくれる本で
なんかむやみに突破する挑戦するでもなく
諦めるでもない手触りみたいなことを
すごく教えてくれるなと思うんで
例えばで歌弾きますと
いくつか好きな歌があるんだが
有名な歌で行くと
バーミアンの桃パッカンと割れる夜
あなたを殴れば定員が来る
バーミアンの桃パッカンと割れる夜
あなたを殴れば定員が来る
この歌単体で言うと
バーミアンのロゴの桃って割れてないんですよ
なんですけど
あれがパッカンと割れた夜に
あなたを殴りそして定員が来る
でそのパッカンと割れるって何かっていうと
多分この人の人生にとって
本当はバーミアンの桃は割れていないのだが
すごくそのような
エポックメイキング的な
記念的な瞬間なんだろうねそれが
それの象徴性を立たせるために
バーミアンの桃パッカンと割れる夜
みたいな言い方をしているんだと思うんですけど
あなたを殴れば定員が来るっていう
でこの1首だけ読むと
主体が加害者であるように読めるじゃない
あなたを殴ってるから
なんだけどタンカって連作ってものがあるんですね
今言った1首の歌が
バーミアンの歌の解釈
10首とか20首とか30首
連なったものが連作って言うんですけど
本で読むとそれらの連作が
ひとまとまりに乗ってるんですよ
で大体の連作って連作を通じて
何かしらの物語になっている
小説とかに比べたら
起承転結とかっていう話ではないんだが
何かしらの物語が推察できる仕組みになっているのが
連作っていう形なんです
で今のバーミアンの歌で言うと
これだけ読むと主体が加害者みたいなんだけど
連作全体で読むと
あなたつまりここで言う恋人的な関係の人から
主体が暴力を受けているような表現が
読み取れるんです連作で読むと
そういうのが続いた日々の中で
バーミアンの桃がパッカンと割れた夜に
あなたを殴ったみたいな歌なんですよ
味わい方が全然変わってくるじゃないですか
これは私の読みなので
いろんな読み方があると思うんですけど
楽しみ方の例としてちょっと紹介しました
しかも定員ってことは外っていうことでもありみたいなね
そうですおそらくバーミアンなんだと思います
柴田さんはこういう現実の手触りみたいなものとか
まだ言葉になってない言葉みたいなのを
すくい取るのがめちゃくちゃ上手いなって私は思ってるんですけど
それと同列に柴田さんの素晴らしいところで
ちょっと私が言いたいのが
ギャグ戦が高すぎるっていうことなんですね
他の好きな歌を紹介しますと
私がこの人ギャグ戦やばいって思ったのが
あの友は私の心に生きていて実際小田原でも生きている
あの友は私の心に生きていて実際小田原でも生きている
生きてるんかいって
あとこれギャグ戦じゃないんですけど
マーガリンも含めてバターと言うじゃんか
マーガリンも含めてバターと言うじゃんか
みたいに私を恋人という
マーガリンも含めてバターと言うじゃんか
みたいに私を恋人という
こういう関係ありますよね
素晴らしい
これは結構初読で分かる歌だと思う
良さが、意味が、みんなに
バーミアンとかは読み込まないと良さが分からないと思うんだけど
こういう風にぱっと見で分かる歌もいくつかあるし
なんか本全体を通じて
自分のアイデンティティを持って
どうやって紳士に生きるかみたいな
骨太なテーマがありつつも
結構言葉遣いが軽やかで
私がめっちゃ歌として好きだったのは
おでんしかも大根として生きていく
私は私の熱源になる
おでんしかも大根として生きていく
私は私の熱源になる
おでんしかもってすごくない?
しかもだよみたいな
私は私の熱源になるっていう言い方も
自分の人生を自分の力で切り開こうとするみたいなのを感じるし
この歌のちょっと後に入ってるのが
プリキュアになるなら私はキュアおでん
熱いハートのキュアおでんだよっていう歌があって
熱いハートのキュアおでんだよっていう歌があって
おでん好きやな
おでんしかもだからね
熱いハートのキュアおでんだよ
素晴らしいですね
キュアおでんはさ
熱々でさ
祈りなんだろうね主体にとっての
本当はプリキュアじゃないおでんじゃないこと知ってるけど
おでんみたいに
ちゃんとプリキュアみたいに
立ち向かえる人になりたいみたいな祈りなのかな
とか思いながら読みましたが
めっちゃいい本なんですよ
石堂さんも柴田さんもめちゃくちゃ現代の歌人で
今も作品制作を続けてらっしゃる歌人で
もっと古いのとか近代のとかいいのいっぱいあるんだけど
終わんないんで
知りたい人は
こういう歌手はありますかって
言ってください
私もそんなに
幅広く知ってるわけじゃないですが
レコメンドしますので教えてください
でも本当にこの相談者のお二人さんに
歌手をお勧めしたいです
すいません長くなりました
楽しかった
ジョージ・ソンダースの作品紹介
早口になってた
本当にいい本なんだもの
僕もじゃあ一冊
お願いしますよ
お二人のだからね
なんとなくいろいろ想像してたんですけど
小説やったら海外の方がいいかなって若干思うんですよ
日本って分かりすぎるじゃないですか
分かりすぎますね
この時代のこれかとかこの事件が
この部分を持ってくるか
分かりやすすぎるんで
僕結構海外文学好きで
海外文学の良さって
ある種の分からなさと
その分からないところに突っ込んでいく気持ち
みたいなところが割と好きなんですよ
その中で一つ
これ結構短くてそれでも面白いんですけど
短くて恐ろしいフィルの時代
ジョージ・ソンダース
アメリカの作家
結構今この人が
アメリカの小説作家志望の一番の憧れの
憧れられている人みたいに言われてるらしくて
ちょっと昔で言うとマイジョー・オートラみたいな
確かにね
ある種の文体の独特な
特性と
カリスマなんだね
物語の作り方みたいなのを言うんだけど
そこは一回文学方面の話なんで置いといて
結構この恐ろしくして
短くて恐ろしいフィルの時代は
偶和なんですよ
おもちゃなんか文房具なんか
ちっちゃいものみたいな奴らの話なんですよ
だけど実は内容としては結構
現実の大きい問題について語ってるみたいな
なるほどね
ただなんかこの人変で
ギャグだったりするんですよ
これはギャグなのかみたいな
その結果こうなんのみたいな
なんかとか
ある種不条理と言っていいかもしれない
シュールと言っていいかもしれないけど
謎のギャグみたいなのがあって
それにハマりだせば止まらなくなるんですよね
わー面白そう
これってオムニバス短編集?
長編なんだね
中編と言っていいか長編と言っていいか
短くてって言ってるもんね
そうそうそうそう
川手文庫から出てて
そんなに分厚くもない小説なんですけれども
私も読もう
これはねおもろいよ
いいねー
一応テーマとしては毒災
だからすごいこう
今の時代にも合ってるっちゃ合ってるし
社会的な感じ
だけど偶和なんだよね
そう偶和やし
脳が喜ぶ感じが
めっちゃいいじゃん
確かに自動書と大人向け小説の間の
かなり一番いい段階かも
そうそうそうそう
だから僕はこれをおすすめします
いいですね
というわけで
お二人のおすすめする本を教えてくださいさん
参考になりましたでしょうか
皆さんも他にこの本もいいよとかあったら
コメントで教えてあげてください
じゃあね
44:01

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