1. 上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」
  2. #47 忘れられない教師の言葉..
2024-05-11 31:02

#47 忘れられない教師の言葉ありますか

【今回の内容】 静岡県東部の小学生は「富士山が見える方が北」って言われる / 基本的に学校の先生嫌い / やりたいこととやるべきこと / canなこととcan't stopなこと / 堀江敏幸さんは「小説家」と名乗らない / やりたいことをやる過程において、うるせー周りを黙らすためにすることを人は努力と呼ぶ / 的外れな説教ってあるよね / 180cmくらいある山の仙人みたいな先生の思い出 / 新人の熱血体育教師が闇落ち鵜飼さんに言ったひとこと / 「本当のことを言う=優しいってことじゃないんだよ」 / 「優しい嘘」ってなに? / ナナロク社村井さんの優しい嘘


【出演者】

歌人・エッセイスト 上坂あゆ美

京都の僧侶 鵜飼ヨシキ


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サマリー

上坂さんは、小学校の時の担任に言われた言葉を忘れることができません。また、うかいさんは大学の先生からの言葉に感銘を受けています。話は、教師の言葉を通じて自分のやりたいことややるべきことを見つけることについて展開されます。そして、努力が必要なので、いかなる場合も努力することが重要だと思います。人生はそういうものだと感じます。また、本について話し、優しい嘘についてのエピソードも共有しました。

00:08
上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな
上坂さん、うかいさん、こんにちは。ももんがと言います。
お二人は印象に残っている教員、もしくは教員の言葉ってありますか。
小学校時代の言葉
私は小学校の時の担任に言われた、お前、物分かりだけはいいな、という言葉を忘れられません。
なぜこう言われたかその経緯は忘れてしまいましたが、
でもその後に出会う高校の担任から、大人にもしょうもない奴はたくさんいる、みたいなことを言われて、
小学校の担任に言われた言葉はダメージにはならなくなりました。
ということで、ももんがさんありがとうございます。
先生の言葉ってなんかありますよね。
ありますね、残りますよね。
あと幼い時はやっぱ先生は正義だっていう思い込みがあるから。
ああ、確かに。
大人やしな。
全然こういう文脈じゃないんですけど、
静岡県東部に住んでいる小学生は、東西南北を教える時間の時に、
富士山が見える方が北だよって先生に言われるんですよ。
で、確かに静岡県東部の人からすると常に富士山がある方が北なんですけども、
確かにね。
私はこれを、え、一生出るなってこと?って思って。
お前はこの地元で生き地元で死んで行けということ?って思いまして。
で、それを単価にしましたね。
富士山が見えるのが北という教師、見える範囲に閉じ込められてという単価に勝手にしましたけど。
先生の発言。
でもこれね、結構ね、静岡県の人からね、共感の声がね、来てます。
何なんですか?富士山が見えるのが北って。
なんか、東西南北の概念を教える気ありますか?
確かにな。
そう、それってさ、数学の答えを教えてるだけで法定式は教えてないじゃないですか。
確かに。
いや、何なんですか?本当に。
怒ってらっしゃる。
怒ってますよ。東京からしたら富士山は北じゃないし見えないから。
確かに。
でも静岡県はどこにいても富士山が見えるから、なんか言うんですけどね。
へー、面白いな。
そうなんですよ。北極性ぐらいだったらまだ汎用性があるんですけども。
おしゃれでもないしな、なんか。
おしゃれじゃないしね、そう。めっちゃ覚えてるな、あれ。なんか呪いのように。
うかりさん、何かありますか?
大学の先生からの言葉
僕ね、なんかいい話になっちゃうかもしれないですけど。
いいじゃんか。
割と成長してから、基本的に学校の人たちは嫌いなんですよ。
わかります。
俺たちは反体制の人間。
そうそうそうそう。
教育というものをやだら考える割に教師というものが嫌い。
なので、小学校、中学校って印象に残ってる先生はいたけど、
言葉はあまり覚えてなくて、
僕一回大学を辞めた後に今卒業した大学に入ったんですよ。
その辞めた前の大学は、京都だったらわかるかもしれないですけど、
大谷大学っていう仏教系の大学なんですよね。
ほとんど行かなくて、2年になる前に辞めたんですけど、
ちょっとだけ世話になってる先生がいて、
その先生に、僕辞めますわって言った時に、
そんな感じかなって思ってたみたいに言われて、
その時に言われた、今後やりたいこととやるべきことが出てくるから、
今自分が何かをしようとする時に、
そのどっちかを考えた方がいいぞって言われたんですよ。
で、その時は、は?とか思ってたんですよ。
もう学校なんて行きたくないし、もう辞めたねみたいな気持ちやってんけど、
なんかね、その言葉を定期的に思い出していて、
今これをやろうとしてるけど、これは本当にやるべきことなんかなみたいな。
大体やりたいことっていうのが若い時は出てくるんですよ。
でも、やるべきことっていうのはピンと来てなかったんですよね。
20歳を過ぎ、30歳を過ぎしてて、
だんだんやるべきことがわかってきたんですよ。
実家継ぐとかも含めて。
これがやるべきことかなるんですけど、
次には、やりたいことってなんやろってなってくるんですよ。
そっちの方がむずいよね。
そう。で、歳とってくると、だんだんやりたいことっていうのが、
なんかやらされてるとか、やるべきやからやってると思ってるけど、
これほんまに俺やりたいことなんかなみたいな。
っていうので、逆に次はやりたいことってなんやろってなるんですよ。
で、それが時々合致するんですよ。
これやりたかったし、やるべきなんやみたいな。
っていうのが、思った時にその先生のことが思い出すんですよ。
なるほど。
で、後輩とか悩んでる人にも、僕はそれを言うようにしてます。
めっちゃ面白かった。
いいね。
さすがやわ。さすが仏教の浄土真宗の先生でした。
前さ、友達が聞いた話でって言われたんだけど、
物事の中には、自分がキャンなこととキャントなことがある。
あ、間違えた。
キャンなこととキャントストップなことがある。
つまり、キャンっていうのはできることね、自分が。
で、キャントストップっていうのは、できるできないに関わらず止められないことね。
っていうのがありまして、
その人はできるだけキャントストップを増やしていきたい。
っていう話をされていたらしく、それは友達からまた撃ちました。
会社の仕事がキャントストップな人もいると思うんだけど、
会社の仕事って教えてもらったらある程度はできるじゃないですか。
で、できるし周りから求められるから、
自分はこれだみたいな感じでやり続ける人が多いんだけれども、
それってキャンなだけでキャントストップじゃないですよね。
会社の仕事じゃなくても、ある程度自分が得意だったりできちゃうことってあってさ。
そういうのってキャンだし評価がついてきやすいからみんなやりがちなんだけど、
それよりはキャントストップ増やした方が人生楽しくね、みたいな考え方で。
なるほど。
それめっちゃいいなって思ったんだよね。
分かる分かる。
なんか結構勇気出るというか。
私はタンカーでデビューしたんですけど、
タンカーを作ることがどれくらいキャントストップなのかまだ自分には分からなくて、
自分の中でキャントストップなのは、
人生の中で気づいたことや考えたことを世の中に発信するってことが多分キャントストップなんですよ。
だからその手段が多分タンカーでも文章でもこういうラジオでも何でもいいんだなぁとか思って。
なるほど。
だからそれが結構ね、ポッドキャストをやるモチベの一個にもなってるな。
もっと発信、コンスタントに発信するためにどうしたらいいかなって。
喋った方がね、書くよりは早いから自分のキャントストップなものが増えるなと思って。
結構意思決定の時にね、そういうことを基準にしたりしている。
確かになんか植坂さんとこのポッドキャストのことを収録以外で喋る時に、
ルールとかは全然ないんですけど、
なんかこれやめようかこれやっとこうかみたいな基準って、
なんかそこにある気がしていて。
なんかそれをやってしまうと仕事になっちゃうよねとか。
そうね。
そう、なんかそれってある種のキャントストップにいるために、
なんかどうすればいいかみたいな軸になってた気がする。
いや本当そうですね。
やらされてるとね、なんか嫌になっちゃうし。
嫌なのよそれは。
キャントストップをできるだけ永続させたいという気持ちですね。
分かるわ。
思い出したのが、昔堀江俊之さんっていう小説家の人がやって、
むっちゃいい小説家さん、みんなをめっちゃ呼んで、おすすめやから。
みんな呼んで。
雪国とその周辺とかが。
芥川賞かな、取ったのかなそれで。
小説家さんのトークイベントに行った時に、
小説家って名乗らはらないんですよ。
インタビューする人が、なんでなんですかって聞かれたら、
小説家って名乗るのは、もう何をしていてもどこにいても、
絶対に小説を書くだろうな俺って思った人が多分名乗れると思うんですって言われて。
あーなるほど、小説を書くのがキャントストップの人が名乗れることなんだ。
で、僕は多分そうじゃないから作家って呼んでますって。
はいはいはい。
っていう人の小説がむちゃくちゃいいのよ。
かっけー。
むちゃくちゃかっこいいのよ。
そうかでもさ、その人の理論で言えば、
小説じゃなくても物を書くことはキャントストップだから作家を名乗っているんだね。
うんうんうん。
いやでもそれもそれで十分かっこいいけどな、すごいな。
いやかっこいい。でもそれで近いものを今ちょっと聞きながら思ったりもした。
うーん、なるほどね。
やりたいこととやるべきこと
ある種の思考の動き方みたいなところで作家と呼べるみたいな。
うんうん。
私もいい話していいですか?
あらあら、どうぞもちろん。
もはや自分が聞いた話でもないし、知らない先生の言葉なんですけど。
おー。
なんか前、友達と話してたら、
僕の高校時代の先生がこういうことを言っていてっていう話を教えてくれて、
はい。
なんだっけな、卒業式のスピーチかなんかの時に、
その先生が、君たちは基本的にやりたいことだけをやればいいです、みたいな。
うんうんうん。
で、なんでもいいし、もうやりたいことをやめる理由なんてないですし、
なんでもやっちゃってください、みたいな。
うん。
ただ、やりたいことをやろうとした時に、周りの大人がなんやかんや言ってくるでしょうと。
うん。
まあ、合ってるものもあれば間違ってるものもあるだろうけど、
はい。
その周りの大人を黙らすためにすることを、人は努力と呼びます、みたいな。
うー。
うー。
うー。
ひゅーってした。
ね。
うん、かっこいい。
だから、たぶんそれが勉強だったり、試験の結果だったり、資格を取ることだったり、
なんか、自分でお金を稼ぐ手段を身につけることだったりするんだろうけれども、
うん。
やりたくないけど、大人を黙らすためにやることが努力で、
うん。
だから、つまりその人の理論で言えば、やりたいことをやるのは努力ではないということなんだよね。
なるほど、なるほど。
そう。それは努力ではなくて、うるせえ奴を黙らすためにやることが努力で、
うーん。
そう。だから、努力も必要ですよ、みたいな話だったと思うんですよ。
ちょっと私、細かい部分が全然違うかもしれないんですけど、
うんうん。
たぶん趣旨はそういうことで、
うんうん。
いや、マジでそうだなと思ったの。
いやー、むっちゃ納得できる、今の。
わかる。本当にわかる。
うん。
だから、やみくまに努力しろってのは違うんだよね。
うんうんうん。
学校でのエピソード
うるせえ奴を黙らすために努力が必要なので、
いかなる場合も努力しろって話じゃないな、人生はっていうのはすごい思いますよ。
そうね、そうね。
うん。
意味のある努力というか。
そうそうそうそう。
いや、いい言葉だなと思ったんですよね。
かっこいい。かっこいい。
そう。
え、もうなんか持っておきたいからさ、
なんかさ、本かなんかにしてほしいんだけど、
ググってもさ、当然出てこないからさ。
え、なんかありそう。
ね、なんかどっかになんかないかなと思って、
結構ググったんだけどなくて、
ちょっとその友達にもう一回聞いてみます?
その方が書いてる本ないかとかなんか聞いてみますけど。
なんかシンプルになんか本にしてほしいんだけど、誰かに。
そうそうそうそう。
壁に貼りてえよと思って。
あーわかるわかる。
ね。
いや、素晴らしいよと思って。
うん。
そうね、いい話じゃない言葉で覚えてることとかもあったりするな。
全然あるよ。
うん。
あー。
いまだにそれも忘れられる変話やねんけど。
うん。
僕は中学生の時です。
うん。
もうすごいヤンチャー。
うん。
ヤンチャーって言っても別に悪いことはしてないですよ。
うん。
多分。
うん。
ヤンチャーって時に、
まぁ悪友たちが、
うん。
なんかむちゃくちゃちっちゃい、なんかちょっとエッチな、
写真の載ってる本やったか何やったか忘れたんすけど、
持ってきてたんすよ。
むちゃくちゃちっちゃいエッチな本があるんですか?
そう、なんかポケットティッシュくらいのサイズの。
マジっすか?
あれ何やったんやろ、あれ何やったかは覚えてないですけど。
見たことない半径じゃない?
まぁまだなんて言うんでしょう、インターネットのない時代なんで。
ええ。
まぁあったんですね。
そういうのもあったりして。
うん。
で、まぁそういうのを学校に持ってくるみたいな日常さん話やったんすよ。
うん。
それをなんかトイレでみんなで見るんすよ。
うん。
男子が10人くらいトイレに行って見るんすよそれを。
はい。
で、体育教師にバレて。
はい。
で、お前ら何見てるんやみたいな。
うん。
先生にバレて、1人ずつ教室に呼び出されるんすよ。
不思議なルールと悪いこと
はい。
で、僕も別にそこまで名識のある先生ではないけど顔は知ってる怖い先生みたいな。
うん。
に、教室に連れ出されて、お前らわかるか?みたいな。
うん。
で、まぁ多分時代が時代なんで縛られたりするんかなって思ってたんすよね。
うん。
そしたら、とつとつとお前らこういうのは悪い人たちが見るものやねんぞって言われて。
ははは。
ははは。
は?って思ってて。
ははは。
どういう意味だろう。
ははは。
こういうのを見る奴らは全員悪いことをしてるんやみたいな。
え?著作権に違反してたのかな。
いや、違う違う違う。
シンプルにそういうもの。
えっちなものを見る奴はってこと?
そうそうそうそう。
お?お?
で、なんかそういうのをずっととつとつと言われて。
で、なんかはいはいみたいな言って。
でもなんかちょっと体育教師がそれを言うのが意外やって。
だね。
なんやろうなって思ったんやけど、そっから20年たって、あの嘘はなんやったんやろうって思って。
なんかすごい不可解だね。
そうそうそうそう。
え?ま、幼稚園生とか小学生に言うならまだわかるけど、その完全な嘘としてね。
言うならまだわかるけど、中3に言う嘘じゃないんやろ。
そうそうそうそう。
何の時間?って言う。
え、その体育教師は性愛を憎んでいたのかな。
ははは。
本当に思ってたんじゃない?
ははは。
ほんまにそういう人やった?
セックスとかするやつはマジで悪いやつだって本気で思ったかもしんない。
それはそれでまた闇深い話になる。
いやいやいや、怖いよなんか。
ははは。
どうすればいいかわからへんかったんやろな。
え、なんかさ、そういうさ、的外れな説教ってあるよね。
あるある。むちゃある。
そこじゃなくない?っていうその。
なんかこっちも、こっちもモヤっとして終わるしみたいな。
だから多分その話で言うべきは、
あれだよね、その学校にいらんもん持ってきちゃダメだよみたいな話だったらわかるよね。
それはわかる。
先生の意外な一面
いやでもいいな、それは残るね記憶に。
あの景色俺いまだに忘れられへん。
しょうもないこともあったな。
学校のルールって結構謎じゃないですか。
謎ですね。
結構高速とかいろんなものが1から10まで謎は謎なんですけど、
なんか私ね、なんだっけな、
キリーツレ着性液みたいなときとか、
あれなんだろう、朝礼かなんかのときに、中学生1年生とかのときに、
リップクリーム塗ってたんですよね。
で、リップクリームを塗ること自体は禁止されていなくて持ち込みも。
なんかそれを、あ授業が始まっちゃうなと思って、
キリーツみたいなときに塗りながら立ったらなんか怒られたのよ。
みんなの前で、上坂それは後にしなさいみたいな。
今やるのは違うでしょみたいな。
当然そうでしょみたいな感じで言われて、
私は何が悪いのか全然わかんなくて、
誰の気分も害してないと思うし、
別に授業を中断させたわけでもなく、
なぜ今リップクリームを塗ってはいけないのかがわかんなかったんだよね。
でもなんかさ、先生ってそういうこと教えてくれないじゃんね。
なんで悪いかって。
いやなんか今のエピソードはすごいなんか、
なんでなんていう気持ちもすごいあるし、
でもそういうことで怒るよね、あいつらっていう気持ちもすごいあって。
なんかすごい不思議ななんか、不思議なノスタルジーに落ちてた。
そういうことの連続じゃなかった?学生時代って。
連続やった、ほんまに。
それ中学校ってだっけ?
それ中1とかだったかな。
中1くらいからそういうのがやたら増えるのよね。
増える謎ルールが。
こっちもちょっとだけなんか賢くなってるわけじゃないけど、
なんかわかってきてるんやろうな。
世の中のことがね。
あと高校の時にさ、私数学苦手だったんですけど、
授業中寝てる時あったのね。
なんか授業中たまにさ、別に悪ぶってるわけでもなく、
どうしてもスイマに勝てない瞬間とかってあったじゃないですか。
ログオフみたいな感じで落ちちゃうことがあって。
寝てる時あったんすけど、
そしたら高校生の時になんかね、
白髪をボンって感じで生やした、
なんか見た目180センチくらいある山男みたいな先生がいたの。
白髪の。
で、ひげも白髪でさ。
なんかすげーでかい先生いてさ、
仙人みたいな何かしらの。
いるよね仙人、学校の仙人。
学校の仙人たまにいるじゃん。
なんかそういう人が数学教師だったの。
で、私がちょいちょい寝てるから、
その仙人に目をつけられてて、
答えるたびになんか、
上坂寝れなってすげーでかい声で言うの。
でさ、
勝つ。
言われんのよ。
で、3回に2回は寝てたんだけど、
3回に1回はマジで寝てなかったの。
はい。
そう。
だから私そういう時は、
先生今寝てない、今寝てないって言ってて、
いやマジで、マジで今寝てないみたいな。
言ってたら、
え、でも絶対お前今目閉じてたぞ。
お前瞬きが遅いのかって言われたの。
何その謎のシチュエーション。
先生すごいさ、
上坂寝るなって言った時、
絶対確信を持って言ってきて、
でも3回に1回はマジで寝てなかったから、
なんか、
あれ以来私は人より瞬きが遅いのかなって思いながら、
思いながら生きてるんですけど、
そこに帰着する。
はい。事実はちょっと分からないんですよね。
なんかめっちゃ悪いこととかもしたなって思ったな。
何したの?
めっちゃ性格悪い話だと思うんですよ。
これ僕がね。
うん。
僕高校からやむんですよ。
はい。
やみ落ちするんですよ。
はい。
高校私立の高校やって、
割と雰囲気が今までと違ったんですよね。
で、多分あれは新人の体育の先生。
うん。
ちょっと黒く焼けた肌に単髪で、
多分サッカー好き。
すごい典型的な体育教師。
そう。で、なんか上手く喋れない人だ。
まだ上手く喋れてなかった人で、
うん。
こうある種のその新卒感もあるみたいな。
あ、若い先生なんだ。
そう、むちゃ若い。
20代前半の人だった。
うん。
ちょっとこう熱血タイプだったと思うんですよ。
うん。
みんなになんか文章書いてもらいますみたいな。
一番最初の授業で。
うん。
君たちの悩みとか考えてることを、
ここに書いて欲しいんですみたいな。
おー。
おー。
で、それに対して僕もコメント書くのでみたいになって。
いるね、そういう人。
そう。で、割と愛されてる先生やったと思うんですよ。
うんうん。
なんかそのいじりがいがあるっていう、含めて。
うん。
でも、僕まあ病み始めてるんで、
友達もいひんし。
うんうん。
なんかもうそれをそのまま書いてあったんですよ。
うん。
自分の病んでる部分とか。
ある種の人間不死みたいなの始まってるときに。
うん。
それを書いたら、
なんか学期末でそのコメントが返ってくるんですけど。
うん。
なんか、
一行だけ僕もそういうときあります?って書いてあった。
どっちだろうな。
そうそうそうそう。
どっちだよって。
どっちだろうな、これは。
マジで意外とそういう病みを抱えてた先生なのか。
で、言葉を選んで選んでそうなったのか。
か。
または、1ミリもわかんなくて、
なんて書いていいかわからないから、
一行で済ましたか。
そう。
どっちだ。
あの一行があったから、あの先生のこと、
本についてのエピソード
俺たぶん一生忘れへん。
でもなんかさ、その、
事前情報からするとさ、
うん。
そんなくよくよすんなって、
とかって言ってきそうじゃんか。
いや、そうなんすよ。
うん。
で、そこで、
僕もそういうときあります?ってめっちゃなんかいいね。
いいでしょ。
うん。
そういう人にもそういうときが本当にあるんだとしたら。
そう。
で、ちょっと僕も書いてるときやっぱりその先生、
憎んではいいひんけど、
ちょっとなんか困らしたのみたいな気持ちはあったんやと思うんすよね。
ま、あるよね。
その、お前にはわかんねえだろっていうさ。
そうそうそうそう。
だからそのコメント見て、
あ、ごめんって思った。
うん。
あ、なんかごめん。
でもそう考えると、
当時のうかい少年にとってはベストアンサーだったかもしれないね。
いや、かもしれない。
うん。
うまいかも。
そう。
あれはなかなか、
今ではもうベテラン先生になってることを祈ります。
うん、そうだよね。
うん。
いや、でもなんかいい人っぽいな。
いい人やと思う。
うん。
うん。
今やったら全然仲良くできると思う。
確かに。
うん。
わあ、いい話。
先生じゃないんですけど、
新卒で入った会社の上司に言われたのが、
うん。
上坂、本当のことを言うってことは、
優しいってことじゃないんだよ。
って言われた。
嘘をつくっていう優しさも、
この世にはあるんだよ。
って言われて、私は、
そうなんですか?って言った。
早そうな答え。
知らなかったんだもん。
その時は、何だ、衝撃やったの?
うん。
ああ。
え、でもなんかドラマとかで見たことあるかも、とは思った。
はいはいはいはい。
なんか世の中ではそうらしいけど、
実際その、ついた方がいい嘘の手触りが分かんなくて、
うん。
え、あれドラマじゃなくて、マジでそうなんですか?って多分思ってた。
嘘つかない本当のことを全部言うのがいいことだと思ってたからね。
ああ。
うん。
なんかそこって面白いよね。
それだけでもまた話広がりしたいけど。
うん。
なんかそれって、いつみんな気づいてんねんって話で。
いや本当に本当に。
うん。
いつ気づいたんですか?みなさん。
優しい嘘について
案外高校とか大学で、自然と身につける技なのか。
うん。
俺もでも覚えがないな。
いまだに私、できないもんね。優しい嘘。
できた時ないかも。
そうね、刺すもんね。いつも。
だから、上司の言葉とか社会生活の中で、
あ、言わない方がいいってことはあるんだな、は分かってきて。
うんうん。
最近は、思ってるけど言わないことはあるけど、
なんかそことさ、やっぱり優しい嘘の間に大きな隔たりがあるじゃん。
優しい嘘って難しいよね。
そう、わかんねえんだよなと思ってさ。
優しい嘘俺もついてない気がするな。
うーん。
できてない気がする。
これぐらいかなって思ったら、なんかプチって潰れるとギャルチになる。
そうだよね。
そっておいたはずやろ。
うーん。
なんかツイッターに書いたんすけど、
うん。
この間76社の村井さんっていう代表の方とご飯して、
76社って本当に本に迫押しをしまくるじゃないですか。
しますね。
めちゃめちゃ想定綺麗じゃないですか。
うーん、かっこいい。
本当にすごい異常な金のかけ方の本が多くてですね、素晴らしいんですけれども、
でも迫押しって本来よっぽど大量部数とかじゃないとできないんですよ。
なんでかっていうと金がめっちゃかかるので。
はいはいはい。
でも76社さんは結構部数にかかわらず迫を押しまくるで有名なんですね。
うーん、言われてみる。
気軽に押しまくるんですよ。
別に76社さんがそんなお金持ちだからできるとかいう話でもなくて、
多分ものすごい努力をしながら迫を押し続けている会社なんですが、
村井さんとご飯した後ここは私がって言って払おうとされてて、
で私がいやいやいや払います払いますみたいな。
そのお金で村井さんはちょっとより多くの本に美しい迫を押してください。
私払いますからって言ったの。
そしたら村井さんがいやもうね迫を押しすぎて押すとこないんですよって言って。
なんなん?迫ってそんな言のがある?笑
でなんか払って行かれたのよ。全部。
はいはいはい。
今のは村井さんが私にご馳走してくださるための優しい嘘なんですけど、それこそなんですけど、
村井さんが言うとマジでそうかもってちょっと一瞬思っちゃって。
もう押すとこないのかもって思って。
でもそれはヒントになるかもね。
優しい嘘ついてる側は嘘ってわかってるけど、
もし聞く側をいい意味で惑わせるっていうか。
それはなんか面白い優しい嘘よね。
そう。
まあでも村井さんもギャグだっていう前提では言ってらっしゃるんだけどね。
もっともっと気づかせない嘘もあるじゃないですか。優しい嘘ね。
いやーでも今の返しはかなりオシャレだなって私は思ったんですよね。
確かにね。
おごるためのギャグというか嘘というか。
オシャレだなと思いましたね。
ナナロイクシャツ作ってるだけの人間よ。
いやマジでそうなんですよ。
村井さんは本に狂っている奇特な方で。
もうフリークなんです本の。
確かに確かに。
そういう利益とか関係なく自分の好きなものにしか頭にない人とかの
そういうのを見ると結構勇気もらえますね。
確かに。
上坂亜佑美の私より先に丁寧に暮らすなではリスナーの方からの
トークテーマのご提案ご質問ご相談などお待ちしております。
投稿の際はぜひラジオネームをつけて送ってください。
送り先はポッドキャストの説明文に載ってあるURLまでお願いします。
また感想などはハッシュタグよりすなでポストいただけると
常に私と岡井さんが巡回しておりますのでよろしくお願いいたします。
31:02

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