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2025-08-29 14:41

2025/08/15 戦後80年、映画『野火』の監督と平和を考える

今週のフカボリは戦後80年ということで、第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、空腹と孤独と灼熱の中はてしない原野を彷徨う日本兵を描いた映画「野火」の監督・そして主演の塚本晋也さんにインタビュー。「戦争とは」「平和とは」、映画製作の中で何を感じ、悲劇を繰り返さないために何が必要なのか一緒に考えた。
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今週のフカボリ
今週の注目の出来事を振り返り、本音で深掘る、今週のフカボリ
今日、8月15日は、第二次世界大戦の終戦から、80年の日です。
テレビや新聞、我々ラジオ、そしてSNS、いろんな人が、いろんな場所で、平和を考える発信をしていますが、今この時も戦争は起きています。
戦争を経験した方の話を直接聞けるという機会も、これからどんどん減っていくわけです。
戦争の記憶をどのようにとどめ、平和を願う思いをどのように発信するのか、問われていると思います。
SNSで、戦争や平和について発信している人も多いから、最近、若者や子どもたちも、そこについて考えるきっかけになっているはずなんですが。
そして、私ども先週、お世話になりました、北九州市小倉北区の映画館、小倉昭和館では、8月23日土曜日から29日金曜日に、市川根監督ののびと、それからこれからお話を聞きます、塚本信也監督ののび、これを同時上映されるということなんですね。
この映画のびは、大岡昭平さんの小説を映画化したもので、1959年に市川根監督が、そして2015年に塚本信也監督が、自ら主演を務めて作られています。
この第二次世界大戦中のフィリピン・レーテ島での戦い、戦争の現実が描かれた作品なんですね。
今日は塚本信也監督にズームをつないで、作品を通して感じた戦争について、そしてこれからどのように平和への思いを発信していきたいか、お話を聞きたいと思います。
映画監督で俳優の塚本信也さんです。塚本さん、こんにちは。
よろしくお願いします。
監督、私たち二人とも作品のびを拝見させていただきましたが、本当に胸が詰まるようなシーンが最初から終わりまでで、戦争というものは人が人で亡くなってしまうんだなという印象を受ける作品でした。
監督はこれを制作するにあたっては、やっぱり戦争の経験者にも取材したと伺っています。
どのようなお話が聞けましたか?
もともとは塚本信也さんの原作を読んだだけでも、映画のイメージってくっきり浮かんだんですけど、
作ろうと思った時に、実際にフィリピンの戦争に行かれた方がまだご存命でしたので、その方の話をぜひ伺っておきたいと思って取材を始めたということですね。
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それは映画以上に精算な話が多くてですね、かなり要素は映画の中に入っているんですけど、映画にするにあたってはこれでもかなり緩和して入れたという感じでございます。
そうですか。これは例えば、戦争映画がたくさんありますが、どこかでその精算さを描くために、どこか明るいシーンとか、日常のシーンとかあったりするじゃないですか。ほとんどそれなかったですね。
自分としてはですね、軍からも見放されて、病院からも見放されて、一人で非常に殷算な状態ではあるんですけど、一人の死ぬまでの自由を手に入れてフィリピンの自然の中をゆっくり歩いているあたりが、自分としてはややゆっくりした幸せなシーンであったつもりでございます。
それがすみません、監督。僕の受け止め方としては、フィリピンの自然、あそこが自然がきれいに描かれていることで、逆にさらに悲惨な部分が際立ってきましたんですけど。
そうですね、もともとそれが狙いというか、初めてこの小説を読んだ時からやりたかったのはそこの部分で、大岡祥平さんの小説にあるフィリピンのとにかく美しい自然、それとそこでなぜか人間だけが茶色の泥んこになって、なぜこんなくだらないと言っていいんでしょうか、ことをしているっていうこの対比がとにかく残ってたんで、非常にお金のない映画ではあったんですけど、フィリピンの大自然を描くっていうのは第一プライオリティだったんですね。
ああ、そこですか。小説もある、それから市川昆監督の伸びもある中で、塚本監督が自分で作りたいと思ったのはどういう凍結家だったんですか。
これはですね、実は市川昆さんの映画僕大好きで、高校生の時に名画座で見てですね、かなり影響を受けるぐらい大好きだったんですけど、一方でその大岡祥平さんの小説の伸びっていうのはそれと全然別で、小説を読んで自分の頭の中にすごくたくさんのイメージが浮かんだのが、市川昆さんの映画とちょっと違くてですね、かなり全然違くて、
違うことは置いときながらも、その大岡祥平さんの小説を自分なりに追体験したいっていう、もちろん本当の戦争には行きたくないんですけど、映画を作ることでその小説世界に近づきたいっていう気持ちが強くあって、その思いがですね、
10代の時にその本を最初読んでから、20代で始まって30代で企画を考えて、なかなかやっぱり難しくて、40代では具体的にこう作るための散々いろいろやるんですけど、まあ難しくて最終的には50代過ぎてからやっとできる感じになりました。
しかし、演じている間に苦しくなりませんでしたか?
今、追体験という言葉を監督使いになりましたけど、主演としてあの経験をされたわけですよね。
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映画作りは結構土木建築作業のようにですね、あるビジョンをありながらも具体的に作る作業は、実際の戦争体験をしていくっていうのとはまた異なるんですけど、ただ具体的に言うと痩せてなきゃいけないっていうことがあって、
それでお腹が空いてると。そしてお金がない映画なのでスタッフとキャストが相当少なくて、スタッフキャスト両方を雇えないのでスタッフの人にキャストもやってもらうために、男性のスタッフで痩せられる人を募集したんで、みんなお腹ぺこぺこで作業するわけなんですけど、お腹が非常に空いてて、具体的に力なかったっていうのが一番苦しかったところですよね。
いや見ていると、今までのハリウッド映画の戦争映画と、現実にその日本人が霊帝島に行ってその描かれる映画でも見ていて本当に怖かったんですけれども、これどんな人に見てほしいと思って制作されたんですか。
作ってるときはとにかく多くの人にっていうふうに思ってて、映画を上映したときは割と大川翔平さんの原作ファンの割と高齢の年配の男性が多かったんですけど、上映したのが戦後70年という年もあって、その年は結構色々難しい問題のある年で、日本が具体的に戦争に近づいていくための法案などをどんどん可決していくような年であったので、問題意識を持ったいろんなお客さんが見に来てくれて、
具体的にはお子さんとお母さんとか、中学生のお孫さんとおばあちゃんとか、どんどん若いお客さんも見に来てくれて、自分としてはいろんな層に見てもらいたいんですけど、特には若い人に、これからの時代をやっていかなきゃいけない若い人に見てもらって、戦争の実感というのを肌で感じてもらいたいというのがありますね。
話の原がもう学校からなくなっているみたいな話も聞いていると、やっぱりこういう映画とかで、人の気持ちに対して、この戦争のことを風化させない必要ってあると思うんですけど、監督はどのようにお考えですか。
いや本当に実は自分は父母とか祖父母から戦争の話は一切聞かなかったんですね。たぶん話したくなかったってことがあると思うんですけど、その代わりにでもなぜこういうふうに戦争が嫌だという気持ちが植え付けられるようになったかというと、やっぱり裸足の原とか、こののびとか、そういう創作物からだったんで、その裸足の原が見れないように図書室から撤去するって、恐ろしい出来事というふうに自分は受け止めて、
なるべく若いうちにというか子供であってもいいと思うんですけど、お子さんのうちにトラウマ的になることをいい形で、いいトラウマって自分呼んでるんですけど、いいトラウマでそのトラウマを感じてもらうと、ずっとこの肌感覚で戦争って嫌だなと思っていると、大人になった時に戦争を感覚的に肌合い的に遠ざけるということが起こると思うんですけど、
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そういうものを見ないでいくと、今度本当の戦争に不良に近づいていって、今度はいいトラウマじゃなくて本当の恐ろしい現実のトラウマを感じてしまうことになるのは、どうしても避けたいという気持ちが強くありますね。
そんな監督のお考えの中でも、やっぱり今世界を見渡すとこの瞬間も戦争が続いていて、そういった戦争の情勢に対して監督はどのような危惧感をお感じになってますか。
そうなんです。ここが非常に恐ろしいなと思ってるところなんですけど、この映画を公開した戦後70年って、僕は日本が戦争に近づいてるんじゃないかっていう恐怖だったんですけど、
それから10年経って戦後80年になると、今度世界がまるでそこが抜けたように戦争が起こっているっていうことで、
おそらく日本の人も理屈で考えると、じゃあもうこれいつ攻めてくれるかわかんないじゃん、そのときにやるときやらなきゃしょうがないんじゃないのっていうふうに自然と思ってしまうかもしれないことが非常に恐ろしくて、
そのときにやっぱり良いトラウマというか、戦争の恐ろしさっていうのは肌合いで自分たち、実際に戦争に行くのは戦争を決めるほうの人じゃなくて、自分たち民衆なわけですんで、
あくまでも民衆レベルの目線で映画を描いて、その肌合いでいかに戦争が恐ろしいかっていうことを作って感じていただくことが、今もうどうしても大事かなというふうに思って自分は作っている感じでございます。
そんな思いで作られた監督の作品、受け取る私たちはやっぱりこれからその受け取った気持ちをどのように行動に起こしていくかみたいなものが課題だなというふうに感じました。
そのへんいかがですか。
そうですね。僕自体も政治の難しいことがよくわからないんですけど、
ただとにかく肌合いで戦争に近づきたくない、そのためにはどうしたらいいのっていうのは皆さんここで考えていただくとして、
大前提で頭でやるときはやらなきゃな、だって国守らなきゃみたいなふうに簡単になるんじゃなくて、
肌合いでも避けるためにはどうしたらいいんだっていうことを肌合いで感じて考えてもらうふうになっていただきたいなというのが願いっていう感じでしょうかね。
わかりました。ありがとうございました。
どうもありがとうございます。
映画監督で俳優の塚本真也さんに伺いました。
確かに肌合いとおっしゃいましたけれども、映画で一人の兵士、上官、極限の中で殴られたりするわけですよね。
非常に非人間的な命令をする。戦っているのはその舞台の中での戦いでないのに、もう何と戦っているのかがわからないような、そういう正常じゃない時間ですね。
だからやっぱりこう、人が人で亡くなっていく状況、つまりそういう極限の状況になったときに、我々がきちんと頭と理性を使って物事も判断できない状況なんだろうなというのを一番感じたじゃないですか。
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そうですよね。本当に映画を見ていただければ、自分があの場所に身を置けるかどうかということで考えることが私は大事だと思いました。
つかもとしんや監督が自ら主演を務めた映画のび、そして市川根監督ののびが、来週の土曜日、8月23日から29日まで、北九州市小倉北区の小倉昭和館で同時上映されます。
そして23日は、つかもとしんや監督とリモートをつなぎまして、黒田聖太郎さんとの対談も予定されているということです。
チケットや上映スケジュールなど、詳しくは小倉昭和館までお問い合わせください。電話番号を申し上げておきますね。0936002923、0936002923番です。
ぜひこれは映画館で皆さんご覧になってください。それとこの間の世直し堂のイベントをやった後だから言うわけなんですけど、ディリー・フランキーさんがやっぱりここでもすごいお仕事をしてましたね。
この深掘りはポッドキャストでも聞くことができます。ぜひ世直し堂今週の深掘りで検索して、ポッドキャストでもお楽しみください。
今週の深掘りでした。
スワイプファクトリーの今夜だけ浮かれてよ!約1年ぶりの公開収録!今夜だけ超浮かれてよ!3、4名開催決定!
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