1. よなおし堂・今週のフカボリ
  2. 2025/08/22 今年の甲子園を総括
2025-08-29 18:41

2025/08/22 今年の甲子園を総括

今週のフカボリは夏の甲子園について。西東京の日大三高と沖縄県の沖縄尚学の決勝が行われ、沖縄尚学が初優勝した。ただ、今年の甲子園は部員による暴力行為が発覚し、大会中に辞退した広陵高校の監督が交代する事態も起きた。大会の総括、そしてこの広陵高校の問題についてスポーツジャーナリストの小林信也さんにインタビューした。
Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices
00:00
つばきファクトリーの今夜だけウカレディオ
約1年ぶりの公開収録の開催が決定しました。タイトルは
今夜だけ超ウカレディオ3夜目
出演メンバーは、小野水穂、よふうるの、鳥ふうかの3人
2026年1月22日木曜日の夜、西新宿鳴る劇で2回開催します。
そして、公開収録の模様は動画でも配信予定です。
詳しくは、公式サイトやSNSをチェックしてください。
来場者プレゼントも準備して待ってますよ。
わあ、私も行きたい。
お楽しみに。
今週のフカボリ
今週の注目の出来事を振り返り、本音で深掘る今週のフカボリ
夏の甲子園は、昨日、西東京の西大3校と沖縄県の沖縄小学の決勝が
明日行われます。
公立高校の会心劇と言われた県立岐阜商業が
昨日、延長10回タイブレイクの末、西大3校に負けました。
西大3校は優勝した2011年以来、沖縄小学は夏は初の決勝進出ですが
昨日の西大3校と県立岐阜商業の戦いも素晴らしかったですね。
県立高校の大活躍ということで、スタンドもどちらかというと
岐阜商業の応援が大きくなっていた。
そんな中、西大3校の近藤くんは、
ああ、これかということで、相手の応援歌を自分が口ずさんでいたという。
口ぶれ動いていましたもんね。
そうですか。
いやー、あれはね、なんだろう。
一方、県立岐阜商業は岐阜商業で、やっぱりそのプレーそのプレー、その試合その試合で
ちゃんと主役が出ていて、生まれつき左手の指がなかったこの横山くんのプレーも
本当に素晴らしくて感動したし。
でも、そういうことを犯罪だなんて考えさせないし、そういう扱いもしていないという。
そのね、戦いってやっぱり甲子園だなあと思いましたが、
ただ一方では、もう今年の甲子園振り返るとこのニュースになるんでしょう。出来事になるんでしょう。
部員による暴力行為が発覚して、大会途中で辞退した高梁高校の監督が交代するということも発表されましたね。
高梁高校は、昨日野球部の中井監督、そして息子さんだったんですね。部長はね。
この両者を退任させることを発表しまして、新しい公認の監督はコーチがつくそうなんですね。
野球部全員にアンケートを実施して、暴力問題がないということを確認したと高校が言っています。
03:01
ですから、秋の県大会には新しい監督と新しい部長で出場するということを発表していますね。
高梁高校では今回の問題について、弁護士で構成される第三者委員会を設置して調査を開始するということなんですよね。
さあ、いろんな出し事、そしていろんな問題も抱えるこの高校野球ですけれども、専門家はどのように見ていたのでしょうか。話を聞いてみましょう。
スポーツジャーナリストの小林信也さんとつながっています。小林さん、こんにちは。
はい、こんにちは。
小林さん、まずは明るい話題というか、この県立岐阜商業の改新劇についてはどのように見ていました?
皆さん、美談作りが好きだなというふうに思いまして、すみません、こんなこと言って。
いやいや、そこは聞きましょう。
公立高校がハンディキャップがあると勝手に決めつけている、そういう美談作りなんですね。
なるほど。
岐阜商業というのは戦前から強い学校で、県立がなぜハンディがあるかというと、例えば監督の移動が、やっぱり最近ね、県立高校なんか激しいので長くいられないとかね。
強かったのにいい監督がもういなくなっちゃったとか、そういうことがあるんですが、岐阜商業の歴代監督を見ればわかります。
つい最近だって私学で甲子園を沸かした監督が、あれ、いつの間に岐阜省の監督に戻っちゃったの?みたいな、そういうチームなんですよ。
私立の先生に言わせると、全員特大生だから効率は羨ましいと。
皆さん私立は選手を引っ張ってきてみんな特大生だと思ってるけど、特大生ってやっぱりそんなに多くないんですよ。
優勝争うようなチームはかなりの人数が特大生で、事業料免除とか言ってますけど、今高校だってもう昇華が進んでるので、県立高校はみんなが特大生なわけですよ。
もし強い私学に行こうとすると、特大生じゃない限り入れてはもらえても事業料を払わなきゃいけない。
そうすると効率にいくよりよほど親御さんの負担が大きいわけですよね。
だからそういう意味では、むしろ効率でちゃんと野球ができる環境を整えてしまえば、効率の方がよほどチャンスはあるという言い方もできる。
これこそ美談的に報道されているのは、岐阜商業の選手はみんな岐阜県内の中学出身ということですけども、ここにも美談づくりになっちゃってるんですか?
私学の中にも、県外の子はあまり取らない、それで甲子園で活躍するという学校もいっぱいあります。
06:00
確かに県外から来るという学校が強いのも事実ですけれども、だから勝てないということではないですよね。
私たちがイメージする効率以上の戦略をもって高校野球に臨んでいるというふうに受け止めているわけですか?
そうですね。岐阜の場合は県全体でそういう取り組みをするとか、そういうこともやってらっしゃるんですよね。
さて、今回の高齢高校をめぐる一連の出来事、これについてはいかがですか?
僕はずっと30年くらい前から、高校野球にはこんな問題点がありますよって、おりるふりと言ってきたんですけど、なかなか取り上げてもらえない。
ここ最近は暑さの問題も本に書いたりしてますけれども、風策されるんですよね。
主に夏の場合でしたら、朝日新聞が主催ですし、NHKが全国放送を全試合やってますから、彼らは悪いことはあまり訴状にあげないんですよ。
その高校野球についてってことですか?
そうです。他の分野でもそういうことあるかもしれないけど、高校野球は特にそういう面があって、
例えば地方大会は20人で戦うのに、甲子園に行くと選手が15人になっちゃうけどどうして?みたいな話が数年前にあってね。
僕も随分これは言ってたんですけど、なかなか変わらない。
だから地方で優勝してみんな喜んでるんだけど、4,5人の親御さんと選手は、自分たちは削られるかもとかって思う。
このことをほとんどどのメディアも問題にしない。
コロナ禍の問題もあって、暑さ対策があって去年から20人ベンチに入れるようになったんですけど、
そうすると途端にNHKも朝日新聞も、今度から20人入れるようになりましたよ、みたいなことをすごく偉そうに言うんですけど、
それまでは全く問題にしない。
今回のことで言えば、高齢高校164人部員がいるって報道されてるんですけど、これもえ?って思いませんか?
ベンチに入れるのは20人ですよ。
他の選手たちは試合にも出られない。
そういう3年間を過ごして、もちろんそれを選んだのは選手たちだけれども、
なんとかしませんか?ってこれも僕ずっと叫んでるんですけども、
サッカーの場合だと、選手権は別ですけど、地域のリーグ戦を作って、4部とか5部まで作って、
とにかく全員がリーグ戦に出られるようにしよう、みたいな体制があるんですけど、
野球は練習試合でBの試合、Cの試合って最近は増えてきましたけども、
09:03
自分のところのユニフォームを着て試合に出るというチャンスがないまま卒業するっていうね。
こういうことも放置されたままなんですよね。
あくまで高校生の教育上にあるスポーツということを考えれば、機会に恵まれないというのは不均衡でもありますね。
そういうことをみんなで考えるのが普通だと思うんですが、
今回の交流の辞任、辞退直後の記者会見が象徴的なんですけど、
大会会長というのが朝日新聞の社長さんなんですよ。
大会副会長というのが日本高野連の会長さんなんです。
どっちが上なんですかって言ったら、新聞社の社長さんが主体なわけだから、
なんだこれ教育じゃなくて授業なんですねっていうふうに僕は感じるんですけど。
授業というのはビジネスってことですね。
そうですね。それでいて教育っていうもんだから、一貫性がないっていうところですよね。
そういう変なねじれ方はどうして起こっちゃってるんですか?
これはやっぱり長年皆さんが高校野球大好きだっていうね、愛されてるということがあるんでしょうけれども、
愛されてる一方で実はいろんな問題があるよということが隠されているから、
多くの人たちは素晴らしいよねって言うだけで終わってるんだと思うんですよ。
今回の問題も、暴力的な問題が去年一年でも1000件以上あったって高野連の会長さんが言ってらっしゃるんですけど、
1000件以上ってちょっと驚くべき数字ですよね。
ただ、なぜなくならないかといったら、やっぱり甲子園に出てくるような学校は選手を集めて厳しい指導をする、
そういうチームが甲子園に出る確率がやっぱり高いんですよね。
メリークリスマス。ちょっとご相談が。お宅のお子さんのプレゼントが難しくての。
そうなんですか?サンタさんすみません。
いいんじゃよ。ただパパとママにもらったプレゼントの方が嬉しかったって。
それは失礼しました。でもサンタさんのも喜んでましたよ。
うちは山田で買ったんですけどね。おもちゃとかいろいろあっていいですよ。
山田じゃと?子供のワクワクを山田電機に取られてたまるか。
でも今度行ってみよう。
そうするとやっぱり自分のところだけ新しいやり方をしようとかっていう風になりづらい。
そういうチームももちろん最近は増えてるんですけれども。
それはつまり甲子園を半分諦めることだよねみたいになってしまうので。
甲子園を目指している以上それはもうしょうがない。目をつぶろうみたいな。
これ指導する側だけじゃなくて、選手も親御さんも。
12:04
僕も中学野球の監督をやったことあるんですけども。
10年くらい前ですけども。
中にはうちの子は叩いても結構ですって言ってくる親御さんいるんですよ。
本当にいるんですよ。
やっぱり叩いた方が伸びると思ってらっしゃるんだろうし。
やっぱり結構そういう容認派はいるんですよね。
小林さんじゃあどうすればいいんでしょうか。
僕はまず夏の大会を本当に見直すっていう覚悟を皆さんで知ってほしいなとか。
暑さの対策も含めてね。
なんでこの時期なんですかって。
秋に移すとかね。
それからまあ選手権はトーナメントは仕方ないけど、
みんなが出られるようにリーグ戦の大会も増やしましょうとかね。
リーグ戦になるとちょっと危なっかしいなという子供でもチャンスをあげることができるじゃないですか。
トーナメントだと一回負けたら終わりなんで。
やっぱりちょっと力が足りないなとかミスがありがちだなと思う選手を監督は起用しにくいんですよね。
まあそういうこともあります。
あとは実はね高校野球って転校すると1年間試合に出られない。
らしいですね。
今回の被害にあった選手はいじめがあったって認められているので、
もし野球をしようとしたらできると思うんですが、
いじめを認定されないと1年間出られないっていう不思議な規則があるんですよ。
これはあの引き抜きを禁止するためのルールらしいんですけど。
ただ一般的に考えれば今ね学校が合わないとかって言って学校変わる子供たちは野球部に限らず多いでしょ。
そういう時代にちょっともう合わないルールをこうやればずっと保ち続けている。
そうするとどうなるかというと結局監督の言いなりになるしかないんですよ。
さっきもあのアンケートの結果全員がなかったということで出場って言ってましたけど、
これまあ事実はわかりませんけど茶番である可能性もあるわけですね。
だってみんな能力ありましたったらその途端に出られなくなってわかってるんですから。
部内の調査で本当にみんながね事実を言うのか、みんなで隠したら怖くないみたいな、
その体制が残念ながら今の高野連のシステムで許されているので、
この辺も高野連が覚悟を持って変える必要はあるのかなというふうに思いますよね。
この甲子園を取り巻くその大人の仕組みみたいなものが、
しっかりと本来あるべき姿を考えなきゃいけない、改善していかなきゃいけないということなんでしょうかね。
15:01
そうですね、それとやっぱり大人、これはすごい、僕はね、確かに面白いですよ。
僕もまあ少しは見ますから、今回も岐阜町と横浜の試合とかね、
本当にすごい試合をやってるなと思うんだけども、
ただやっぱりこの判定がありかな、みたいなことも随所にあって、
そういうことの改善もされてないんですよね。
だから大人たちが本当にもっと本気を持って子どものことを考えてあげるということと、
同時にこの時期、甲子園見たいよねという大人の人も一回ちょっと立ち止まって、
高校野球の選手たちを娯楽の主役にしたっていいのかな、このSNSの時代。
シェアを増やされれば一方で誹謗中傷の対象にもなる。
その辺も少しみんなで考える必要があるんじゃないかなと思いますね。
わかりました。ありがとうございました。
スポーツジャーナリストの小林信也さんでした。
高校野球の選手10代の子たちを娯楽の主役にしていいのかっていうことを言われちゃうと、
すごい重たく感じるんですけど、ただ一方で娯楽の主役という味方じゃない味方、
そこで戦ってきたっていうことは、一つの目標があるからみんな頑張れたってことでしょ。
僕ちょっと今今日、小林さんがおっしゃったことを、
今日新たなスタジオに入るから、新たともう一回ちょっと話してみたいなと思います。
深堀への感想もお待ちしています。
あなたは高校野球、甲子園についてどのようにお感じでしょうか。
思い出もあるかと思います。
それからね、ちょっと最近ではなんだか問題も起きています。
これに何らか懸念の気持ちもあると思います。
yo!rkbr.jp、yo!rkbr.jp、ファックスは0928448844、0928448844まで送ってください。
深堀はポッドキャストでも聞けるようになりました。
ぜひ世の大須堂今週の深堀で検索して、ポッドキャストでもお楽しみください。
今週の深堀でした。
椿ファクトリーの今夜だけウカレディオ
約1年ぶりの公開収録の開催が決定しました。
タイトルは
今夜だけ超ウカレディオ3夜目
出演メンバーは小野水穂、魚風梨乃、土井風華の3人
2026年1月22日木曜日の夜西新宿なる劇で2回開催します。
そして公開収録の模様は動画でも配信予定です。
詳しくは公式サイトやSNSをチェックしてください。
来場者プレゼントも準備して待ってますよ。
わー!私も行きたい!
お楽しみに!
18:41

コメント

スクロール