2024-09-09 29:26

Lap10 スポーツラジアルタイヤADVAN A052の使い方- ゲストは松田次生さん

今回のエピソードは前回からの続きになります。ヨコハマのスポーツラジアルタイヤADVAN A052の使い方についてお話いたします。


<ゲスト>

松田 次生(レーシングドライバー)


<メインパーソナリティ>

勝又 智也(モータースポーツMC)


<トークテーマ>

ADVAN A052が活躍できる場面

おすすめするのはこんな人

ADVAN A052の強みを活かすためのセッティング

タイヤの肌(タイヤ表面)をみてわかること

プロドライバーと一般ドライバーのタイヤの減り方の違い

サーキット走行での適正な空気圧についての考え方

SUPER GT・KONDO RACINGへの移籍について


<番組情報>

この番組はクルマ好きの皆様に向けたタイヤにまつわる情報をお届けするポッドキャスト番組です。

普段何気なく使っている車のタイヤは、実は命をも預かる重要な役割を担っています。 そんなタイヤについて、タイヤの専門家やプロのレーシングドライバーをお迎えし、有益な情報からマニアックなタイヤ情報までタイヤにまつわるお話を展開していきます。


<番組 X>

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ヨコハマタイヤ

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横浜ゴム株式会社

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サマリー

本エピソードでは、松田次生さんがゲストとして登場し、ヨコハマタイヤの次世代ストリートスポーツラジアルタイヤADVAN A052の特徴や使用方法について詳しく語ります。サーキットでのタイム向上を目指すドライバーにとってのメリットについても紹介されます。ポッドキャストでは、タイヤの空気圧管理や運転テクニックがサーキット走行においてどれほど重要であるかが語られ、特にADVAN A052におけるブレーキ性能や操縦方法についても触れられています。松田次生さんの経験から実践的なアドバイスが提供され、横浜タイヤのADVAN A052の使い方や効果について詳しく解説しています。レースシーズン中の期待や運転技術の向上に向けた考えも共有されています。

ADVAN A052の特徴と利点
きくタイヤ タイヤにまつわるエトセトラ
こんにちは、桂田智也です。この番組は、車の走りを支えるタイヤの秘密について、ヨコハマタイヤの提供でお送りいたします。
本エピソードは前回からの続きです。今回もヨコハマタイヤの次世代ストリートスポーツラジアルタイヤ
ADVAN A052について詳しくお話をお聞きします。どうぞよろしくお願いします。
それでは本日のゲストをご紹介いたします。レーシングドライバーの松田次生さんです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さて、松田さんは2回連続の登場になりますが、お聞きいただいている方は初めて松田さんの声を聞く方もいらっしゃると思いますので、
知らない人いますか?
改めてとなりますが、自己紹介をお願いします。
今シーズンスーパーGTはですね、リアライズコーポレーションアドバンZ24号車をドライブします。監督は近藤監督です。
大丈夫ですか?これで。
伝わったかな?
伝わったんじゃないですかね。僕よりも近藤さんの方がね、近藤監督の方が有名だと思うんで。
そうですね。レーシングドライバーとしても有名ですけど、電車好き?
電車も好きです。飛行機も好きだし、乗り物系全般大好きです。
いつからその乗り物いっぱい好きになっちゃったの?
子供の頃からじゃないですかね。もう言えない車種はなかったですよ。
逆に。
車のことにはとてつもなく詳しいから、車が履いているタイヤのことは何でも聞いても大丈夫ですね。
何でも聞いてください。
大丈夫ですね。
タブが出ました。
というわけでですね、前回はレーシングドライバーの松田さん、平手さんの愛車の話をお聞きしました。
そして横浜タイヤの次世代ストリートスポーツラジアルタイヤアドバンA052の特徴についてお話をいただきました。
本当に幅広いお話がありましたけれども。
今回はですね、さらに松田さんならではのA052の使い方特徴、その辺りを掘り下げて聞いてみたいと思いますけれども。
サーキット利用の具体例
まずはA052が活躍できる場面、シーン。
これ前回の収録でもちょっとありましたけど、やはりA052をこれから購入しようと思っている方はどういうシチュエーションの時はこのタイヤがいいよっていうのをちょっと教えていただきたいんですか。
やっぱりサーキットでラップタイムを出したいっていう方がメインになってくると思いますし。
でもそれだけじゃないと思うんですよね。
その上にSタイヤとかいろいろあると思うんですけど。
オールマイティによってサーキットは6割ぐらい、街中4割ぐらいっていうイメージの僕はタイヤじゃないかなと思って購入して。
でもその中でもやっぱりタイムを求められるラジアルタイヤだなっていうのは感じてますけどね。
なるほど、そういうことですね。
これちなみにアドバンスサーキットエクスペリエンスっていう横浜タイヤさんが主催のイベントがありましたけれども。
これやっぱりA052ユーザーは基本自分の家からA052を履いてサーキットに来て走って帰れるタイヤって思っていいですか?
そうですね。僕は実際それを実践してるんで。
逆にこの前の富士で行われた、富士と岡山で行われたアドバンスサーキットエクスペリエンスでも。
岡山は逆にちょっと遠いんで運んでいただきましたけど。
確かにね。
でも近場のサーキット、富士とか袖ヶ浦とか東京から三重まで行ったりとかっていうのは結構A052をそのまま履いてアタックしてまた移動してみたいな感じのことはやってますよね。
なるほどね。
ちなみにA052をお勧めする人、いわゆるサーキットで使うっていうお話はありましたけど。
サーキットでどういうことを目的とした方がこのA052を履いたらいいと思います?
まずはスキルアップしたいって方とスキルアップとともにタイムを出したいっていうためのタイヤだと僕は思いますけどね。
なるほどね。
尖ったというよりはどちらかというと幅広く本当に様々な方をカバーするようなタイヤってイメージでいいですかね。
それを裏付けるのはなぜかっていうとやっぱりそのタイヤの減り方がやっぱり穏やかなんですよね。
例えば某タイヤとかの話を聞くとやっぱり一発はバーンって出るんですよ。
だけどそこから落ち込みがすごい急激にあったりとか、あとタイヤのライフがものすごく短いっていうのが結構あるんですけど。
A052なんかはやっぱりそのとてつもないタイムを求めるんだったらやっぱりSタイヤとかになるんですけど。
僕の中では本当にその辺に近いタイムを結構求める新品の時は求められるんでそれを使うんですけどそこからだいたいコンマ2,3秒落ち。
コースでもよりますけどコンマ2,3秒落ちで結構安定してくれるっていうのがA052のいい特徴でもあるし。
そこまで大きく下がらないことによってドライビングを自分のドライビングスキルアップするためにやっぱり素人ってプロと違って同じように走らないわけじゃないですか。
この週うまくいったな、この週失敗したなっていうのが継続できるっていうのがA052のいいところっていうのはありますけどね。
空気圧管理の重要性
実際にコーチとして教えてる方にねA052を履いてもらうと本当にその車の挙動がしっかりわかっていいレッスンになるんだみたいな話が前回もありましたけど。
やっぱりそういう。
そうですね。やっぱりタイヤって皆さんね走って走るだけじゃなくてタイヤ肌ってすごくね車の状況。
タイヤ肌出ましたね。松田五六。
そうなんですよ。タイヤ肌がとにかくドライビングのドライビングさせ方あとセッティングの出し方っていうのをタイヤで見ることによってわかるんです。
だからそれってスーパーGTも例えば僕がいつもスポーツ走行で走る時もそうだし、例えば今スーパーフォーミュラーアンバサダーやっててちょっと車が決まらないなっていう時にタイヤを見た時にこういうタイヤの肌をしてるからちょっと違うんだなみたいな。
なるほど。これね多分皆さんにとってわかりやすく言うと走り終わった後のタイヤの表面を見るとその車のセットアップドライバーの走らせ方がタイヤの表面に答えがあるってことですね。
そういうことです。
なるほど。
だから例えば僕なんか今ロータスカップの人何人か教えてる部分があるんですけどやっぱりプロは4輪綺麗に減るんです。
おー4つのタイヤがね。
4つのタイヤが。
コーナーはちゃんと曲がってても4つ綺麗に減るんだ。
減るんです。だけどやっぱりまだ走り慣れてない人とかちょっとブレーキを突っ込みすぎちゃう人とかっていうのはどうしてもフロントタイヤが減っちゃうんです。
なるほどね。
荷重移動がなかなかできなくてハンドルで依存して曲がっちゃう人がいるんですよね。
そうなるとフロントタイヤの角がベロンってめくれちゃってそっからタイヤの摩耗が進行しちゃってでもリアタイヤは全然減ってないみたいな。
そういう結構例があるんですよね。
だからとにかくこうまんべんなく減らすためにどう乗ったらいいかっていうのを僕は結構レクチャーして。
最近上手い人はだいぶ4輪うまく使えるようになってきてるっていうのもありますけども。
とにかくそのタイヤを見ることによって自分の車のセッティングだったりドライビングっていうのが一発でわかります。
なるほど。そういう意味で言うとA052はそのタイヤ肌のその表面を見やすいタイヤなんですか?
見やすいですね。
ドライバーがこういうふうに走ってるっていうのはそのタイヤ肌A052のタイヤ肌を見るとわかりやすい。
それだけ扱いやすいニュートラルなタイヤだからグリップ力はあるけどニュートラルなタイヤだからよりコーチとして教えやすい。
教えやすいタイヤでもありますね。
なるほど。
ちなみにじゃあ今度はまたさらに踏み込んでいきますけど前回も少しお話をさせていただいた空気圧の話があるじゃないですか。
そうですね。ありましたね。
この空気圧は逆にこのA052をより強くうまく使うためには松浦さんのこだわりって何かありますか?
これは結構皆さんいろいろ下げればいいんでしょうとか空気圧なんかよく聞かれるんですけどどれぐらいがいいですかね聞くんですけどまず僕は車種を聞くんですよ。
なるほど。
車種なぜ聞くかというと車重によって全然違うじゃないですか。
例えば僕の三四郎のZ34は車重がだいたい1500ぐらいあるんですけど1500に対してロータスは1100ぐらいじゃないですか。
じゃあ同じタイヤないやつだとどうなるかって分かりますよね。
そうですね。
ロータスぐらいの低い内圧。ロータスって結構低めの内圧でだいたい冷管で1.7ぐらいでコースによってはちょっと前後するんですけどそれぐらいで行くんですけどただ三四郎はその内圧で行くとちょっとやっぱり重いんで構造がちょっと動いちゃうんですよ。
タイヤがこう寄れてしまうというか。
だから内圧が低いときに本当のゴムのピークをうまく出せないんでタイムを狙いに行くときは少しちょっと高めにするんですよ。
例えば1.8とかぐらいにしてタイヤの倒ませ方っていうのを変えるんで。
だから一番僕の中で大事にしてるのはアタックして帰ってきた時の温かんないやつ。
なるほど。アタックして帰ってきてすぐに測った時のタイヤが温まった状態での空気圧ですね。
空気って基本的に温度で膨張するので空気圧は上がるんですよね。
レーシングカーみたいに僕らがやってるレースカーは窒素入れてるんで普通の空気と比べると温度の上がり方っていうか内圧の上がり方の変化っていうのは少ないんですけど。
さすがに窒素まで入れろとは言えないんで。
僕も普通の空気コンプレッサーでギュンってやってる空気入れてるんで窒素は入れてないんですけど。
その分の上がり幅を見て冷感で言うとそれぐらい低めで走ることがあるんですよ。
ただ走り終わった時に僕の基準としてはA052の良いところはロータスだったらやっぱり2.1。
でサンシュローだったら2.2。
3の時もあるんですけどコースによっては。
大体そこが美味しいところかなっていう。
自分の中に基準があるわけですね。
だけどその時に最低内圧は気温によっても変わるんで。
さっき言った低い内圧で合わせてても、例えば冬走った時に全然2.0までいかないとか2.1までいかないっていう時はやっぱりちょっと構造が動いてるっていう感じがあるんで。
ちょっと上げなきゃいけないねとかっていう。
だから温感内圧っていうのを結構大事にしてもらった方が。
タイヤが温まった時の内圧でデータを収集しておいた方がいいよってことですね。
そういうことですね。
ちなみにさらに僕空気圧のことでちょっと松田さんに突っ込んだ質問していいですか。
いいですよいいですよ。
逆にその一番いいその車にとって一番いい空気圧を探るために一回コースインして走るじゃないですか。
はい走りますね。
そしたら例えばフロントが滑るとか要は逆に後ろのタイヤがドリフト状態テールスライドしてしまうとかいろんな車の挙動ってあるじゃないですか。
ありますね。
何を感じた時に空気圧を上げるのか下げるのかっていうのは。
逆に言えそのずるってこう行っちゃった時。
滑る時ですね。
滑る時ですね。その時って二通りあると思うんですよ。
例えば張りすぎて滑る時。
もう空気圧がパンパンでタイヤのグリップがもしなくなってしまって。
パンパンの時っていうのは抜け方が急激になります。パコン。
突然ですね。
突然抜けちゃう。
突然起きるんですね。
タイヤ内圧の管理
だけど内圧が低くて滑る時っていうのはもう侵入からジュワーって滑っちゃう時が内圧低い時なんでそこは二通りあると思います。
だからジュワーって滑る時はちょっとヨレって滑ってるな急激に出る時じゃなくてリアが止まらないな初めからブレーキして止まらないなっていう時はちょっと張ります。
なるほど。
結構周回重ねてくるとタイヤの内圧パンパンになるじゃないですか。
ありますね。
そうなるとパンってリアがスパッて抜けたりとかするんでその時は一回帰って内圧チェックすると2.4まで上がってたみたいなそういう感じでちょっと内圧を落としたりとかします。
でもそれは自分の車にとってそのA052の空気圧がこれが一番良くてこれが一番フィーリングが良いっていうところを持ってなきゃダメですね。
そうですそうです。
まず自分の基準がねダメでしょこれ。
そうなんです。だから逆に言うとまず車重ですよね。
自分が乗ってる車重が車の車重重さっていうのもまず感じなきゃいけないし。
軽い車だったらその重い車と同じにしたら全然内圧がね上がってこないっていう可能性もあるし。
その辺は結構使い分けないといけないっていうのはあるありますよね。
なるほど。
じゃあ次さらにまた今度運転のテクニック言っていいですか。
運転のテクニックですか。
運転テクニックあります?
運転テクニックねあんまり。
僕ね結構ねこれねサーキット走る人って僕の用語で言うと猿走りってよく言うんですけど猿走りする人が結構多いんですよ。
どういうこと猿走り?
猿走りって例えばスポーツ走行始まって30分間全開でずっと走ってる人です。
なるほどね。
あります。
だけど例えば僕らでもタイム出しに行くときって例えば1回出して1回クールダウン入れてもう1発行くっていうのがあるんですよ。
それをずっと同じように走っちゃうと内圧もどんどん上がってくるしそうなるとゴムもどんどん速く減ってくるわけじゃないですか。
だから一番大事なのは結局30分間猿走りしてでも始めしかタイム出ませんでしたってそれはそうなりますよね。
だって一般車の車ってもちろんね温度もどんどん上がってくるんで。
そうすると僕らも重い車例えば三四郎で走り続けたら始めと最後で多分2,3秒ぐらいはラップタイムが変わってくるんで。
でもそれを維持するためにはとにかくアタックしてクールダウンしてアタックしてクールダウンしてっていうのが一番車にも優しいしタイヤにも優しいんで。
それをちょっとやっぱり継続してやってほしいかなっていうのがある。
なるほどまずはちゃんとプランニングをして走ると。
そうですそうです。
与えられた20分間スポーツ走行はもったいないけどぐるぐるぐるぐる走るんじゃなくて。
そうそうそうそう。
ちゃんと3周走ったらまた例えばピットに戻って空気圧を測る余裕があってもいいですね。
それがもういいと思います。
それぐらい余裕があるといいですし。
あとやっぱり自分の車を大切にするためには温度管理っていうのもすごく大事なんですよ。
どの温度。
全部です。
水温油温。
あとまあ乗ってたブレーキですよね。
そこが例えば猿走りしてるともうだいたい僕らでも120度超えるとやっぱりそのエンジンの性能も落ちてくるし、
エンジンのメタルがいったりとかトラブルの元になったりとかいろいろあるので。
とにかくやっぱりいいコンディションで走るためには車も最適な温度にしておかなきゃいけないっていうのがあるんで。
だから逆に言うとドライビングテクニックってよりもスポーツ走行を走る上で僕は猿走りはあんまりしない方がいいっていうのはお勧めしたいと思います。
ってことはわかりやすく言うとまずちゃんとエンジンの適正な水温油温というものをわかった上で、
まずは車が大丈夫だと一番元気のいいところをちゃんと理解をしてそこからタイヤにちゃんと移りなさいよって順番があるんですね。
順番があります。
あとはまあブレーキですよね。
いいこと言うブレーキね。
ブレーキは本当に命にかかる問題なんで、とにかくペダルのフィーリングが変わってきた時になんか深いなって思ったらとにかくブレーキは異常だと思わないといけないので。
だからそういったところもサーキットを走るっていうのはやっぱりドライビングも大事なんですけど、そういうところも気にしないといいタイムが出せないっていうのがあるので。
例えば30分間ずっとサルバッシリして最後の最後にタイムが出ることっていうのはまずあり得ない。
それがもしあるんであれば多分乗り方がだんだん良くなってきてるっていうのと、始めのスタートが結構遅かったっていうのもあるかもしれないんで。
だいたい僕今のタイプですね。最後の方でタイムが出ちゃう。
タイムが出ちゃうんですよね。
まだまだちょっと足りてない部分ね。
今話を聞きながら俺足りてないなと思いながら聞いてましたけど。
だから逆にとにかく一発アタックしてクールダウンしてそれを何回か繰り返していけば、ここちょっと失敗したいなっていうのがあって。
今だとデジスパイスとか簡単にラップダイブのデータローガン出せるやつとかもあるんで、その辺のタイムを見て自分で想像して、
今このコーナーちょっと行き過ぎて加速鈍ったな、アクセル踏んポイントずれたなとかっていうのを結構自分で感じ取ることができれば大きいですし。
あと一つ僕のポイントとして教えられるとしたら、コーナーの出口の脱出速度っていうのを見といた方がいいと思います。
アクセル踏んでいたときにコーナーの出口でそこで2キロ3キロ変わると富士スピードで言ったらストレートスピード全然変わってきますからね。
それもイコールタイムにつながりますからね。
だからとにかくコーナーの脱出の自分のスピードを常にチェックする方がいいと思います。
なるほどね。
突っ込みすぎたら絶対その分加速を鈍りますからね。
でも最終的にやはりその今松田さんの話を聞いていると、そのA052のグリップ力、そのA052の良さをしっかり出すのはやっぱりまずは空気圧管理が絶対重要なんですね。
絶対重要だし、あとはサル走りしないってことですね。
グリップ力とブレーキ性能
なるほどね。ちゃんとプランを立てて走るってことはね。
そうです。
なるほど。
でも改めて言うならそのアドバンA052の強みをね、うまく活かして走らせるとすれば、走るってまずブレーキがあるじゃないですか。
はい、ブレーキあります。
そのA052を装着した場合のブレーキで気をつけなきゃいけないところとか、逆に強みがあるとか。
逆に強みはブレーキは本当によく止まってくれるんですよね。
だからブレーキはよく止まってくれるんで、強みはそこは大きいと思います。
ただ自分が行けると思っちゃって突っ込みすぎちゃうっていう。
性能に甘えてしまう。
甘えちゃって行きすぎちゃうっていうのがあるんで。
そこはさっき言ってた出口のスピードを見ることによって、ちょっとアクセル踏むポイント遅れちゃったから出口のスピード落ちちゃったなっていうのを確認することが大事だと思います。
なるほどね。
あとは先ほどねちょっとおっしゃってましたけど、その立ち上がりの速度を見るって話があったじゃないですか。
立ち上がりを重視して走らせるためにこのA052の使い方って、どこでアクセル入れるといいとかそういうのってあったりするんですか?
自分が気をつけてるところが。
どんなタイヤもそうですけど、打角を切ったままアクセル踏むとやっぱりリア滑っちゃいますよね。
なるほど。ハンドルを大きく切ったままアクセルを踏んでいくとってことですね。
だからクリッピングポイントまではとにかくいっぱいハンドル切ってもいいと思うんですよ。
で、クリッピングポイント過ぎるぐらいからステアリング車の向きを変えて、ハンドルを戻しながらアクセル踏めばトラクションのかかりってすごくいいんですよ。
だけど突っ込みすぎちゃうと結局止まりきれないんで、クリッピングポイントつけないってことがあるじゃないですか。
だけどそれがしっかりと止まることができてて、クリッピングポイントのところで向きを変えてれば早くアクセル踏めるんで。
とにかくステアリングを戻しながらアクセルを踏むってことがこのタイヤのさらにトラクションをうまくかけるコツだと思います。
なるほど。でもね、松田さんの話を聞いてて僕が今思ったのは、このA052というタイヤの素性が良ければ素直だからこそ、
ブレーキを踏んだ時のステアリングの反応だったりとか、クリッピングポイントを過ぎた時のステアリングからくる安定感っていうのかな、
そういうのがあるからこそ安心してアクセルを踏めるっていうのがなんとなく伝わってきた。
そうなんですよ。だからそこをね、甘えてもダメですからね。甘えてもダメですからね。
良いタイヤなんですけど甘えすぎちゃって行きすぎちゃうと結局タイムロスになるんで、やっぱりセオリーはセオリーでしっかりちゃんとすることによって、
そのタイヤの良いところって活かせられると思うので。
そうですね。あとは空気圧に関してはちゃんと規定の空気圧の中で、そのアドバンA052の良いところを探ってくださいねっていうことですよね。
あとはサーキット走り終わったら、やっぱりその低いなやつだと冷管が2キロ切っちゃう。
またさらにね、低くなっちゃうから。
そう、切って低くなっちゃうんで、変える時は僕なんかは1.56くらいに合わせて空気を張って変えてるんで、
よくね、それをしないで変えちゃう人がいるんで、それは結構危険なんで。
そうですね。
それはもう絶対やってほしい。マストでやってほしい。
ちゃんとタイヤを冷やした状態でもう一度規定の空気圧に入れて走ってくださいねってことですね。
はい。
ありがとうございます。これね、多分今リストの皆さんはね、本当に参考になったと思います。
さあ、というわけでね、次ですけれども、松田さんと横浜タイヤの関係性。
はい。
ズブズブですね。
ズブズブですね。
ズブズブですか。まだ1年経ってないですけど。
でもスーパーGTで今シーズン、コンドレーシングに積極して横浜タイヤを履くことになったと思うんですけど、履いた時の最初のイメージってどうでした?
グリップはやっぱり高いなと思いましたね。だからグリップ性能のゴムの材質っていうのはすごく良いものあるなと思ってたんで、
あとはやっぱり構造との合わせ込みっていうのをしっかりとちゃんとできればすごく良いタイヤになるなっていうのは感じてるんで、
そこの合わせ込みっていうのはね、本当にやっぱり難しいんで、特にコンパウンドよりも構造の部分っていうのはかなり、
さっき言ったね、タイヤのなんやつじゃないんですけど、スーパーGTはもう本当何トンもかかる荷重で走んなきゃいけないんで、
その中でコーナリング性能でタイヤの構造もたわむんでね、あんまり無理できないっていうのもあるんですけど、
でもそこの良いところを見つけられれば僕は必ず強いタイヤができると信じてます。
今シーズン予選の方式が変わって、かなり横浜タイヤとしては苦戦を強いられてますけど、後半戦いけそうですか?
そうですね、今タイヤもオートポリスとSUGOでテストをしてますけども、結構見えてきてる部分があるので、
ADVAN A052の特徴と期待
僕は結構期待はしてますし、そこからはさらに進んだものっていうのを来年もうちょっとできればいいかなと思ってるので、
僕の中ではやっぱり今年だけじゃなくて、2年3年続けてこのプロセスをしっかりとやっていければ、
いいものができてくるんじゃないかなっていうのがすごくありますね。
なんかね僕すごい思うんですよ、去年はね19号車が本当に予選が早くて、
で決勝でどうしても最初のところがタイヤが温まらない場面とかあったじゃないですか。
で今シーズンはまた今度決勝に強いタイヤを作ろうと思って、いろいろ試行錯誤している結果が現在であって、今発展途上じゃないですか。
だからこれからの横浜タイヤの方向性をしっかり決めていくのは松田さんですよ。
そうですね、すごいプレッシャーです本当に。
でもねその中でね結構これが原因じゃないかなっていうのはね結構見えてきてるんで、
そこは本当開発の人とねいい形に今なってきてるんで、
そこをあとはしっかりと開発の人と合わせ込むことが大事だと思うんで、
それまでゆっくりと待っていただいて、
僕もね25勝したいんで、GT最多伸ばしたいんで、横浜さんで25勝できればね、そんな嬉しいことはないんで。
25勝したらもう次は監督でいいね。
いやいやいや30勝もできますよ、そうなったらもう横浜さんにね。
横浜タイヤよくなったらもう5勝すぐできちゃうから。
ですよね、もう30勝すぐいっちゃうんで、30勝したら監督になってもいいかな。
なるほどね、皆さん聞きました?30勝になったら監督になります。
なので横浜タイヤさんもぜひ協力をお願いします。
あとあの最後これスーパーフォーミュラでね、キッズコムチームKCMGで今シーズンからアンバサダー。
はいやってます。
これだって去年まで監督で今シーズンからアンバサダーでしょ?
そうです。
仕事の内容ってなんか変わるんですか?
まあ今まで監督っていうと全体見てたんですけど、ちょっとやっぱり全体見るのもね、結構大変なんで。
やっぱり僕の強みとしてはもうちょっと中に入って、2台をどうしたら強く持っていけるかっていう部分で、
今SFGOってあるじゃないですか。SFGOを今6台くらい7台くらい並べてiPadで。
それで練習走行とかね、その予選とか決勝の各チームの情報を結構ドライバーに。
だからこういうの欲しい、ああいうの欲しいって言われたら自分でこうした方がいいっていうのを結構言ったりとかしてます。
なるほど。現場職人ですからね、松田さんはね。
そうですね。
どっちかというとそういう方がね、あったかもしれないですね。
逆に現場の方が僕はね、結構自分で車をいじったりとかするのが好きなんで。
そう思う。
だから逆にね、スーパーフォーミュラーでもやっぱりね、まだちょっとKCMG、カムイ君もそうですけど。
今年からニーレイ君も入ってますけど、とにかくね、あのチームで優勝したいっていうのがあるんで。
フォーミュラーのね、ドライバーとしてのチャンピオンと優勝は何回もしてるんですけど。
やっぱりちょっと降りてからのサポートとしての優勝っていうのはないんで。
そうね、まだないね。
だからそこをね、ちょっと早く実践したいなと。
そうですね。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
はい。
さて、これでね収録は以上となってしまいますが、松田さん、本日収録いかがでしたか?
いいんですか?こんな真面目な話ばっかりで。
いや、だいぶ真面目じゃない。たまには真面目でいいんじゃない?
たまには真面目でいい。
前回が平田さんがいたんだね。
まあでもね、僕自身もね、すごくこう、なかなかね、聞かれても言えないこととか結構あったんですけど。
今日はね、結構僕が三四郎とかね、ロータスでやってきたことを結構洗いざらい喋ってるんで、ぜひね、ちょっとトライしてもらいたいなっていうのもありますし。
まあ僕も結構隠さず、XとかYouTubeとかに自分の車載動画とかも載っけてるんで、ぜひそういうのもチェックしてもらえると嬉しいかなと思いました。
まあね、今シーズンまだまだレース残ってますんで、ぜひ30勝目指して。
30勝目指していきますね。
サポート側としての優勝をね、ぜひ実現させていただきたいと思いますんで。
はい。
よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今回はレーシングドライバーの松田辻雄さんにお越しいただき、横浜タイヤの次世代ストリートスポーツラジアルタイヤ、アドバンA052の使い方についてお話をいただきました。
松田さんのですね、本当に車好きによる車好きのうまい解説をね、皆様にお聞きいただきまして、A052の良さ、使い方をね、十分に知っていただけたと思います。
松田次生のレースへの情熱
ぜひですね、このA052、本当にね、その車の良さをしっかりと伝えてくれる、教えてくれるタイヤですから、皆さんもね、チャンスがあったらぜひ履いていただきたいと思います。
さて、次回はまた素晴らしいゲストを準備しておりますので、皆さんぜひお楽しみいただきたいと思います。
それでは次回のエピソードでお会いしましょう。
お相手は勝又智也でした。
さようなら。
29:26

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