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2024-04-13 08:45

増刷用の紙を選ぶ、など

写真に写っている本は『真鶴生活景』。神奈川県真鶴町にある泊まれる出版社・真鶴出版が刊行しています。絵描きの山田将志さんが、真鶴で暮らす中で描いた風景をまとめたカレンダーの絵たちを再編した作品集です。

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こんばんは、よはく舎の小林えみです。
今日は本当にあったかい日で、お休みの日にこういう風にきれいに晴れたの、
久しぶりなんじゃないかなっていう気がするんですけれども、
皆さんもお出かけになられたりしましたでしょうか。
私は、土日は最近マルジナリア書店、朝10時から開けているので、
朝だいたい6時半くらいに起きたかな。
そこから洗濯をしたりとか、掃除をしたりとか、一通り家事をしてから、
マルジナリア書店に来て、お店を開けながら仕事をしていました。
今日は書店の方は、少し棚の入れ替えを始めたら、
あれもこれもやりたくなってしまって、結構入れ替えました。
入れ替えたり整理したりしていると、スペースができてきて、
あと300冊ぐらいは仕入れたいななんてお客さんにお話ししたら、
300冊も入るんですかっていう風に言われたんですけれども、
入るのは入るんですよね。
ただ、なるべくマルジナリア書店の棚はぎゅうぎゅうに詰めないようにはしているので、
どのぐらい実際入れようかは迷っているんですけれども、
ゴールデンウィークが控えていまして、
ゴールデンウィークの時には新しく本を仕入れるっていうことができないので、
取材さんが閉まっておりますので、その前にはたんまり入れないとなと思っていますので、
やっぱり300ぐらい入るかななんて考えたりしていました。
予約者の出版社の方の仕事としては、1個ちょっと増冊の手配をしていまして、
紙がですね、前まで使っていたものが品切れになっていたので、
ずっと代替の紙を探していたんですけれども、
ちょっともういい加減決めないと増冊自体が止まっちゃっていたので、その手配をしました。
本当はですね、紙の見本帳がちゃんとあるところとかに行って、
触りながら確かめたりしたかったんですけれども、
どのみちすごく特殊な紙を使いたいってよりかは、
今度は無くならない紙がいいなという汎用性がある紙っていうことで言えば、
主要な目柄のことは大体は把握できているので、
それを自分であれかなこれかなとか、これの金量、
紙ってその重さで大きさを測っているんですね。
ただその大きさによって重さが違ったり、厚さによって違ったりするので、
重さイコール厚さでもないので、金量で紙の目柄は見るんですけれども、
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紙の厚さは紙厚っていう、また別な基準で見るっていう、
いくつか数字を比較しながら見なきゃいけなくて、少しコツがいるんですけれども、
その紙の厚さと金量なんかを見比べたりしながら、
あと質感ですね、思い出しながら選んでいまして、
最終的に決めて、えいやと手配をしました。
紙はですね、本当にだんだん種類が減ってきていまして、
私が前に使っていた紙っていうのも特殊な紙ではないんですね。
ただ、いくつか色の種類があって、目当てで使っていた色が切れちゃったんです。
ちょっとクリームがかった色のものを使っていたんですけれども、
それが廃止になって、白っぽい色の紙しかなくなったので、
同じ質感の白っぽい紙を使うのか、
他の少しクリームがかった紙を探すのかっていうところで迷って色々探していたんですね。
紙っていうのは本当に利用が減少していまして、
これは本が読まれないみたいな話では全然ないんですね。
ちょっと違って、放送紙だとか色んなものも含めてやっぱり紙って作っているんですけれども、
これが今日経新聞の2024年1月22日のニュースで、
紙、板紙の内樹3年連続減、24年見通し、梱包用途が停滞というふうにあります。
梱包材としての用途が減っているということが大きなこととして取り上げられているんですね。
ただ、そうやって工場の稼働率だとか、
あとは書籍自体も実際紙も利用が減っているわけですから、
そんなこんなで減っている中で工場をどういうふうにやりくりしていくのかということなどから、
なるべく種類を絞って、絞ったものをたくさん作っていくとか、
そういう工夫をされているんじゃないかなと思います。
こちらとしてはですね、やっぱりいろんな紙があるに越したことはなくて、
それぞれの本にあった紙を選びたいなとは思っているんですけれども、
これはなかなかちょっと書籍業界だけではいかんともしがたいところもありまして、
そういった中で我々はやりくりしていかなきゃなというふうに思っています。
あとその種類が減っているだけじゃなくてね、値段もすごく上がっているので、
その中からもう本当にいろんなお財布のやりくりですとか計算をしています。
でも紙に限らず食べ物だとかいろんなものが今日本は値上がりをしていますので、
紙もですし、印刷するときにその印刷所の方で金属の板とか使っている、
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その金属の板だって値上がりがしているわけなので、
印刷費が値上がりするっていうふうな形で、本当にいろんなところの値上がりっていうのを、
本もシビアに考えながら今は作らなきゃいけないときになっています。
なんですけども、今日もお客様とお話をしていまして、
やっぱり紙ってある程度の時点が決定してアーカイブ性があるところもすごくいいよねっていう話をしていまして、
例えばウェブも書き換わっていくことでどんどん更新されていく良さもあるんですけれども、
例えば20年前との時点との何か比較をしたいっていうときに上書きされていると、
実は昔のデータがわかんなくなっちゃうだとか、
ウェブサイトも、例えば30年前とかに作られたウェブサイトって、
もう今のウェブの企画からだとほとんど見られなくなったり、
プロの方とかはデータの発掘とかできるのかもしれないんですけども、
やっぱり我々も30年前の本とかでも今でも私が気軽に見れたりするっていうのは、
紙っていうものさえ大事にしていれば、
そうやって30年後の未来に届くっていう意味だとか、
30年前時点の情報っていうのがその時点のものとして届くっていう、
この紙のアーカイブ力というのかな、パッケージ力みたいなものっていうのは、
あんまり紙だけが偉いみたいなアナログ進行をしたいっていうよりかは、
実際にそういう利便性があるよねっていう意味で、
そういうメリットもあったりするものですので、
何でもデジタルにすればいいということではなくて、
紙の良さみたいなところは見ながら守っていきたいなと思っています。
今日もまだマルジナリア書店の本の整理が残っているので、
その本の整理をしつつ、
あと次の本の準備なんかもしていきたいと思っています。
今時点、録音時点で7時58分ですね。
あと2、3時間ぐらいは、
ご集中力を保って仕事をしたいなと思っているところです。
それでは今日も皆さん、どんな1日でしたでしょうか。
お休み楽しめたんであればとても嬉しいなと思います。
お休みに永期を養いながら、
楽しく生活を楽しんでいければいいなと思っています。
今日も明日も生き延びていきましょう。
小林恵美でした。
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