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はい、みなさんこんにちは。 やすあっと衰退国のサバイバー魂がお送りするすすめマイウェイラジオ。
今日は2024年2月の29日。 ウルドシですね。ということは、そう、
オリンピック、なんかあの、量産の中に出てくる、4年に一度、
オリンピックイヤーだけに出てくるキャラクターがいたかと思うんですが、 ふとそのストーリーを思い出し、あ、そういや、オリンピックじゃん、パリじゃん、ということを思い出しちゃいました。
なんか年なんですかね。なんか年から年中、というか、結構頻繁にオリンピックやっているような気にさえなっているやすです。
今日は2月の最後の日、木曜日です。
明日から3月、年度末月の始まりでもありますし、
2024年、いつの間にかもう2ヶ月終わっちゃうんですね。 正直びっくりします。怒涛だったなぁという気持ちもありつつ、
年末年始のまったりとしたお休み、空気が正直恋しくなってきている、そんなアラフォー。
まあ娘もいますのでね、あまりそういったことも言えないんですけれども、正直お父ちゃんちょっと疲れたなぁ今週は、ということで、
そんなことばかりも言っていられませんし、また改めてマイケル・ポーターの競争戦略勉強を進めれればと思っております。
ということで本日はですね、エッセンシャル版マイケル・ポーターの競争戦略解説の5日目ですね。
第4章、価値創造戦略の核という副タイトルとなっております。
なお、著者はジョアン・マグレッタ。本日からの第4章はですね、これまで始まっていた第1部から切り替わりまして第2部となります。
第2部はですね、優れた戦略の条件というのをマイケル・ポーターさんが提示してくれます。
これまではその戦略、優れた戦略とは何かを語るためのフレームワークですとか分析ですとか状況を整えるための章立てだったわけです。
はい、では今日からですね、なのでちょっとようやく我々一般人にも興味が湧いてくるような内容となっております。
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では優れた戦略の条件、果たして何なのでしょうかということで、5つ挙げられているうちの今回の第4章ではですね、条件の1と2が提示される形となっております。
これなんで1つの章で2つをいきなり取り上げられるのかというとですね、この条件1と2がどうも表裏一体というところを強調したいということだそうです。
はい、ではその第1の条件と第2の条件が何かと申しますと、その前にそうですね、せっかくなのでこの5つの条件を先に提示させていただきます。
5つの条件ですね、これあの企業の戦略にもそうですし、個人が労働市場、もしくは個人事業主の方がですね、今自分が戦っていらっしゃる市場においてどういったポジションを築いていくのか、
どういった戦略を取っていくのかを考えると非常に参考になりますので、ぜひ覚えておいていただければと思います。
では第1の条件から第5の条件まで言いつつ、まず1つ目、特徴ある価値提案。
2つ目、特別に調整されたバリューチェーン。
3つ目、ライバル企業とは異なるトレードオフ。
4つ目、バリューチェーン全体の適合性。
5つ目、長期にわたる継続性。
まあ、言葉だけをね続けて言われるとちょっと難しそうな感じかと思うんですが、これ一つ一つ見ていくと、なるほどなとわかりやすい内容となっておりますので、早速第1と第2の条件見ていければと思います。
はい、では戦略の第1条件、特徴ある価値提案。
これはですね、ポーターさんも非常にわかりやすいと言ってます。
で、ただここで注意を促しているのはですね、非常にわかりやすいため、これさえクリアしていれば優れた戦略を持てると考えてしまう経営者が多いと注意を促しております。
つまりですね、特徴的な価値提案をやるだけでは足りないんだよっていうことを言ってらっしゃいますね。
で、なぜそうなのかというと、これが第2の条件と関わっているんですけれども、特徴的な価値提案をするためにはバリューチェーン全章で提案されたらですね、
仕入れたものからお客様へお渡しする最終商品になるまで自社の中でやる業務の行動の連なりをバリューチェーンと言うんですけれども、
このバリューチェーンをですね、その特徴ある価値提案をするためには独自の特別に調整されたバリューチェーンを行わなければ実現できないですよというのが、
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ポーターさんの主張となります。そのため、第1の条件、特徴ある価値提案と第2の条件、特別に調整されたバリューチェーンは表裏一体の条件となっているということです。
続いてですね、ポーターさんはこの第1の条件、価値提案についてもう少しお話をされております。
価値提案とはですね、戦略を作る中で社外の顧客、つまり需要サイドに目を向ける要素であると、そしてこれに対してバリューチェーンは社内の業務に焦点を当てる。
そうですね、企業の中での活動に焦点を当てるというわけですからね。なので、これは事業の外側と内側、それぞれを一つにまとめるという統合的な側面もありますよということもおっしゃっています。
よく言うあれですね、プロダクトアウトとマーケットイン。よく製品を作る時ですとか、新しい商品を開発する時とかに使われる言葉なんですけれども、この両ともを同時に行って相互で調整していく。これが必要だとマイケルポーターさんはこの競争戦略の中でもおっしゃっているわけです。
この表裏一体の価値提案と独自のバリューチェーンの必要性、重要性を説明するためにポーターさんは事例をいくつか紹介しているんですけど、その中の一つですね、自動車保険会社のプログレッシブの例を少し紹介させていただければと思います。
こちらの保険会社は業界で敬遠されがちな顧客を対象に戦略を練ったということです。その業界で敬遠されがちな顧客が何かと言いますと、いわゆる標準外のドライバー、事故を起こして保険を請求する確率が高いドライバーを対象とすることで、30年近くにわたって発展を続けてきたということです。
この事故を起こす確率が高いというのは、事故を起こして保険を請求する確率が高いドライバーというのを、例えばオートバイ保有者や飲酒運転歴のある自動車ドライバーと括弧で説明されてあります。
こういった標準外の顧客は選択の余地があまりないため、交渉力が弱い、つまり価格をより高価格で提案することができるということですね。
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さて、ここまでは普通に考えればそうだよねというところなんですけれども、これが価値提案の部分ですね。
では、それをどうやったら実現できるのか、それができないから他の保険者会社ではそれらの顧客層に対して商売を行っていないということですので、ではどうやったのか。
ここで特別に調整されたバリューチェーンの説明となるわけです。
ここでですね、プログレッシブはまずリスクの評価法を見直したということです。
自己確率をより正確に予測するためにですね、細かい指標を用いて巨大なデータベースを構築。
そしてそのデータを元にライバル保険会社にとっては悪質ドライバーでしかないような集団層の中から、実はリスクの低い人たちがいるというのを選び出したということですね。
例えばな、として挙げられているのが、飲酒運転違反者の中でも子供がいる人たちは成反率が最も低かったということや、
オートバイ運転者のうち40歳以上のハーレーダビットソンですね、所有者はバイクに乗る頻度が低かった。
こういったような情報を元にですね、プログレッシブは一般的にはリスクが高いと見られる顧客に対しても利益が上がるような価格を設定して商売を行ったと。
これだけに関わらずですね、これだとまだ一部ですので、さらに事故の発生確率が高いことを考慮して、
事故が起きてからのコストを最小限に抑える努力も行っております。
これが何かというと、支払請求に早く応じれば応じるほど、実はコストの低減になるというのがあるそうです。
早く支払えばですね、訴訟を起こされる回数も減るということだそうです。
これはもう保険業界独自の業界監修なのか、そういったもんだという話だと思うんですけれども。
このプログレッシブはそれを実現するためにいくつかの方法を実現。
その中でも特徴的なのが、例えばと書かれているのが、ラップトップパソコンですね。
思ったは査定人が会社の車で事故現場に急行して、その場でコギッて振り出すということもやっていたそうです。
これまではですね、そんな観光はこの業界にはなかったということで、
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こういった様々な独自のバリューチェーンの調整を行うことによって、
普段の普通の保険会社では対処できないような顧客層へ有利な価格提案を込めて、
サービスを売ることができることにたどり着いているという、そういった事例となっております。
ここまでですね、優れた戦略の第一と第二の条件、特徴ある価値提案、
そして特別に調整されたバリューチェーンについて理解いただけたかなと思います。
それでは明日はライバル企業とは異なるトレードオフについて読み進めていければと思います。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
また明日も少しだけお気張りで。