1. 屋根裏ラジオ
  2. #35「「全部作家に見えた」が..
2026-02-12 1:07:49

#35「「全部作家に見えた」が一番落ち込む」

星の王子さまの稽古/台本の素読み/作家のルーツと表現/俳優の本人性/バラバラさ=怪奇!YesどんぐりRPGが理想/マイズナー

このポッドキャストは劇団「屋根裏ハイツ」のメンバーたちが、演劇2割:それ以外8割ぐらいの気持ちで、いろいろなテーマについてだらだら喋るポッドキャストです。隔週更新を目指しています。

X(Twitter) https://twitter.com/Yaneura_Heights

サマリー

今回の屋根裏ラジオは、劇団屋根裏ハイツのメンバーが近況や演劇について語る回です。トムさんは現在、佐藤信さん演出の「星の王子さま」の稽古に参加しており、週4日の稽古と他の仕事との両立に不安を感じつつも、稽古自体は順調に進んでいる様子を語ります。コロナ禍を経て仕事が増え、忙しくなった近年の状況についても触れ、特に移動の多さや体力の消耗について共感し合います。 後半では、俳優の「本人性」や作家のルーツと表現の関係性について深く掘り下げます。濱口竜介監督のワークショップ手法や、俳優が自身のバックグラウンドを背負って演じることの是非について議論。作家本人が出演する舞台で、他の俳優が引き立て役に見えてしまうことへの懸念や、俳優個人の個性が際立つことの良し悪しについて考察します。最終的には、演劇における「マイズナーテクニック」に触れ、俳優が自身の反応や状態を正直に表現することの重要性について語り、次回の稽古での実践を約束して締めくくります。

新年の抱負と近況報告
みなさん、こんにちは。劇団屋根裏ハイツのポッドキャスト、屋根裏ラジオ第35回をお送りします。
屋根裏ハイツ
このポッドキャストは、演劇2割、それ以外8割ぐらいの気持ちで、いろいろなテーマについてだらだら喋るポッドキャストです。
はい。
トム(中村)
どういうことね。
記念すべき。
屋根裏ハイツ
記念すべき第35回。
トム(中村)
2本撮りです。
屋根裏ハイツ
直後。
トム(中村)
直後。
屋根裏ハイツ
2分ぐらいしか空いてない。
2分ぐらいしか空いてないと思うんですけど、シャープ34が終わってから。
トム(中村)
衝撃的に雑談しかしなかったもんね。
屋根裏ハイツ
そうですね。
思ったより、やっぱりマナーについては盛り上がってます。
怒りが。
瞬間的に怒りが。
村長
思うところあり。
トム(中村)
思うところが。
屋根裏ハイツ
そういうものに反発して生きてきた人生だった。
いいんですよ。
トム(中村)
また続いちゃった。
区切ったんだからね。
村長
区切ったのに。
屋根裏ハイツ
6年のね、ほぼ一発目ということで。
一発目の収録ということでね。
去年のことはもう忘れていいと思うんで。
今もう、今今年始まって何してますかとか。
トム(中村)
なんか今年楽しみなことありますかとか。
屋根裏ハイツ
そういう話をしたいですね。
トム(中村)
未来の。
屋根裏ハイツ
トムさんは今何してますか。
トム(中村)
今。
屋根裏ハイツ
1月18日ですけど今。
トム(中村)
今ちょうどあの星の王子さまという、
佐藤信、黒テントの佐藤信さんの演出で、
大木美奈さんという俳優さんが出ている一人芝居の再演。
2年前にやったのかな。
屋根裏ハイツ
もう2年前か。
トム(中村)
2年前の一人芝居。
屋根裏ハイツ
もう年が明けてるからね。
トム(中村)
の再演の稽古が始まっておりますね。
結構さ、でもさ、久しぶりなのよ。
週4日とかなんだけど稽古が。
村長
え、すごいね。
トム(中村)
マジでさ。
僕は演出補佐みたいなさ。
基本全部の稽古場に行って、
記録を取ったり、
あとはまあなんか、結構口出ししていいよみたいな感じなので。
ここ足したらどうすかとか。
なんかそういう言いたいことを言うみたいな感じのポジションなんですけど。
この週4稽古がね、
去年の結構、
ノークという団体にもいるわけですけど、
ノークもバタバタ、わりと仕事があって。
多分このポッドキャストがいつ出るかわかんないですけど、
出る頃にはオープンになってると思うんですけど、
フリーペーパーを作ってたりしてて。
それの作業とか。
結構なんか去年忙しかったんですよ。
トム(中村)
で、この忙しさと、
週4稽古が両立できるのかっていうのを、
とても今不安の中にいますね。
村長
進んでるけど。
トム(中村)
そうそうそう、やってるけどなんか。
この、なんかやっぱ屋根裏でさ、公演ちゃんとやったのさ。
未来が立ってるのリハか。
でも基本やっぱ屋根裏って夜稽古だもんな。
でも週3。
村長
未来が立ってる?
トム(中村)
未来が立ってる。
村長
え、『すみつくす』の後ね?
トム(中村)
後が未来が立ってる。
あ。
俺も分かるから屋根裏、
それ、あれ出てないもんね、未来が立ってるは。
村長
出てないんす。
未来が立ってるは結構週2ぐらい。
トム(中村)
2、3、3ぐらいか。
村長
3ぐらい。
トム(中村)
2か3ぐらいか。
でもやっぱなんか3日連続で稽古するとかって結構なんか。
村長
避けてる?
トム(中村)
あ、まぁそうだよね、今我々は避けてるよね。
村長
積極的に避けてる。
トム(中村)
3日やってもいいことがないみたいな、世界観で。
屋根裏ハイツ
期間自体をこう、長めにちゃんと取ってやってるっていう方向ですよね、最近はね。
トム(中村)
でまぁ、一人芝居だから1回の稽古時間はね、3時間とか。
短いね、結構。で、パッと早く終わったりもするし。
村長
うん。
トム(中村)
だけど、そうね。
それとこの稽古場通う感じと普段の生活が両立。
大丈夫かな、みたいな気持ちが今ちょっとだけあるんですけど。
あとなんかでもね、すごい面白くて。
屋根裏ハイツ
住まわせてもらうしかないじゃない?
トム(中村)
あ、横浜にね。
村長
うん。
トム(中村)
あ、でもね、なんか多分、あそこ一応布団がある。
村長
あるもんね。
トム(中村)
だからまぁ、交渉次第では全然。
屋根裏ハイツ
移動とかが大変なんじゃないですか。
トム(中村)
な、何が?
屋根裏ハイツ
あ、移動。
トム(中村)
あ、移動ね。移動はね、大変。遠いもん、横浜ってば。
屋根裏ハイツ
行かなきゃできないもん、それ。普通に何だってこの話。
トム(中村)
やっぱね、演劇の稽古ってね、行かないとダメなんだよね。
屋根裏ハイツ
演劇はもちろんそうだけどさ、のんくんのフリーペーパーの編集とかはさ、やっぱ。
トム(中村)
あ、そうですね。
屋根裏ハイツ
行かなくてもいいんだったら、あ、なんか普通に往復に暮らしちゃえばいいじゃん。
トム(中村)
あ、まぁ確かにね。相対的にはだから、事務所に出勤してる回数減ってるね。
で、あの、やってるよ。だからオンラインで作業とか。
まぁ往復に暮らしちゃうもん、ありではありだけどね。
まぁちょっとまだいいかな。もうちょい近づいてからにしようかな。
村長
そうそう。
でも、稽古毎日。
トム(中村)
週4で行ってる?
村長
やれる。
トム(中村)
あ、やれる?やれるっていうか。
でもその分。
村長
稽古自体は別にね、やれるんで。
トム(中村)
あ、行けるし。
村長
その分。
トム(中村)
あ、そうね。そうそう、行ってる行ってる、稽古。
そうね。
え、何の話?あ、そう、稽古自体の話とかもしようかなと思ったけど、なんかその生活のこと考えだし。
すごい。
村長
なんかその稽古の話になるのかなって思ったら、なんか。
トム(中村)
しゃべりだしたら生活の話になった。
村長
みんな、あ、でもやっぱりなんか世間話ですけど、なんか忙しくなりましたよね、やっぱりっていう社会的に。
いつと比べて?
屋根裏ハイツ
いや、コロナの時って。
トム(中村)
やっぱコロナだったよね。
コロナの時ってさ、ちゃんと仕事なかったよね。
屋根裏ハイツ
いや全然。
トム(中村)
そう。
屋根裏ハイツ
やっぱ仕事なかったよ。
トム(中村)
コロナって仕事なかったよね。
屋根裏ハイツ
全然なかったよ。
「星の王子さま」の稽古と生活の両立
トム(中村)
なんか暇じゃねえんだよな、全然、この2年ぐらい。
屋根裏ハイツ
もうこのポッドキャストはそれこそ2023年に始めてるから、まあ終わった直後ぐらいだけどさ。
トム(中村)
はあはあはあ、あれ『すみつくす』の前だっけ?
屋根裏ハイツ
前、前。
トム(中村)
前だよね。木の先からお送りしようとして失敗したりしてたもんな。
屋根裏ハイツ
そうそう。
村長
失敗した。
屋根裏ハイツ
だからあれですら緊急事態宣言開けて。
トム(中村)
そうだよね、5月だもんね、2020年からだけどね。
うんうん。
屋根裏ハイツ
やっぱりね、最近忙しいんですよ。
なんかみんな、まあ村岡も含めてですけど。
トム(中村)
村岡も忙しそう。
屋根裏ハイツ
普通に、メンバーの活動も含めてですけど、みんな忙しくなってるよっていう気はします。
トム(中村)
なってるね。
村長
でもなんかだから、いろいろやりたくなってる気もするけど、できるようになったから。
ああ、そうだね。
私は忙しくなってるというよりは忙しくしちゃってる感じは強いかも。
トム(中村)
はいはいはいはいはいはい。
屋根裏ハイツ
そうですか。
トム(中村)
まあでもそうね。
でも僕はこう、会社勤めではないからさ、
コアタイムみたいなのが、まあでもコアタイムみたいなのが、
無理矢理設けて、そこでちゃんと働くようにしないと。
で、仕事しないから、仕事をするためにそうするみたいなのが、しばらく。
あ、てかその、去年とかは割とそういう感じだったんだけど、
今年に入ってはもうだからなんか、
てかその稽古が同率で始まると、その時間はさ、仕事ができない。
うん。
でもまあ別に、
村長
そうなんだよ。
トム(中村)
家帰って夜、仕事とかってしないから、遅いし。
村長
うん。
トム(中村)
だから、なんかだから本当にカフェで2時間だけやろうとか、
なんかそういう隙間を見つけないといけないんだとか、
結構冷静に考えるようになってきた。
そういうのなんか普通に、今まであんま考えてなかったなっていうか、
間に合わないみたいなことがなんか、普通に。
終わらないのだが、みたいなことが結構、
最近は、最近はありますね。
屋根裏ハイツ
社会、社会化されてきてますね。
トム(中村)
社会化されてきてるね、こんなチャランポランでやってるはずなんですけどね。
なんかおかしいなって。
屋根裏ハイツ
アーティストも。
トム(中村)
うん。
屋根裏ハイツ
なんかおかしい。
なんかおかしい。
トム(中村)
すげえ働いてねえみたいな。
34ですけどさ。
34。
34。
村長
確かになんか、
トム(中村)
働いてんの?みたいな。
別に金はね、別にそんなないんですけど、ずっと。
働いてんの?みたいな。
不思議な気持ちですね。
やっぱ本当にコロナって止まってたんだね、ちゃんと時間がね。
屋根裏ハイツ
終わってましたよ。
トム(中村)
最近なんか、
どうぞ。
村長
どうぞ。
どうぞ。
私はその、仕事がさ、
生活するための仕事がさ、肉体労働というか、
肉体をどこかに動く、職場に自分を連れていかないとできない仕事をしてるからさ。
でさ、稽古とかもやるとさ、
稽古もさ、自分の体を持っていかないといけないじゃない。
そうするとなんか、
体休まる時間ってどこにあるだろうってすごい思って。
トム(中村)
いや本当にそうだよね、なんか。
村長
なんか、体ってなんで一つしかないんだろうね。
トム(中村)
あと東京はやっぱ電車移動がえぐいよな。
電車の移動が本当に体力を削っていくよね。
村長
これはそうだね。
なんかさ。
屋根裏ハイツ
それってなんか、固く挟んで黙ってるみたいなことではないですか?
前からそう思ってましたか?
トム(中村)
電車?
村長
でも。
屋根裏ハイツ
電車とかさ、どこかにいないといけないということの大変さ。
トム(中村)
まあ、確かにコロナはでかいかもね。
一回動かなくていい世界を知ったっていうのはあるかもしれない。
村長
それはあるかも。
でも電車のことについては、東京来てからだよね。
村長
なんでこっちってさ、そんなに移動しなきゃ生活できないんだろうって思う。
トム(中村)
わかるわかる。
村長
もっと小さい規模でさ、生活できるじゃんって思うんだけど。
トム(中村)
できないよね。
村長
できないんだよね。なんでこんな西から東に行かなきゃいけない。
トム(中村)
そうなんだよね。東京はそうなんだよね。東京がね、まじで広いんだよね。
移動が本当に、交通が整備されてるあまりさ。
移動ができちゃうからね。まじで。
村長
移動ができちゃうから移動ができる前提の生活を求められてしまう。
トム(中村)
嫌だしね。春風舎とか行きたくないもんね。僕の住んでる家に。
地理によるけどさ。
結構許せないのがさ、直線距離は結構近いのに、乗り合わせの関係上倍ぐらいかかるみたいなエリア。
僕の住んでる家にいると町田とかもそうなんだけど。町田とか結構一番許せない。縦方向超近いのに。
新宿まで行って恋するみたいな。
舐めとんのかって気持ちになる。
それはあれですかね。
そうなんだよな。
村長
押し付け。
トム(中村)
移動ね。
僕高校時代まで東京にいたけど、僕自身は結構移動が短い生活圏で生きれてたからね。
そこでずっと慣れてたらまた違うんだろうけどね。
学校通うのがデフォルトで電車めっちゃ乗ってた高校時代とかだったらまた多少あるんでしょうけど。
そうですかね。
村長
そっか、そうだったけど。
トム(中村)
大学電車通い?
村長
うん、電車通い。
電車降りてからもバスとか乗らないと片道ソフォー30分越え。
トム(中村)
行くの嫌いだったもんな、学院大。
村長
すごい嫌いだった。
トム(中村)
嫌だったもんな。
村長
できる限り行かない方法探ってた。
トム(中村)
学生は無理だよ。
俺らはさ、公園見に行くぐらいしかさ、行かないからさ。
宮城大とかも最悪と思ってた。
村長
宮城大ね、大変。
トム(中村)
ローカルトーク。
村長
いかん、ローカルの話。
トム(中村)
ローカルトーク最悪だったよね、宮城大とか。
屋根裏ハイツ
宮城大とか一回しか行ったことない。
原付きで行ったわ。
トム(中村)
あ、原付き。
村長
景色がとてもいいんだよね。
トム(中村)
宮城大?
そうか、あの謎ニュータウンみたいな。
村長
バスからの景色。
トム(中村)
謎ニュータウンみたいなとこ。
メルヘンだよね、あの辺のニュータウンというか。
村長
うん。
トム(中村)
あれ何コンセプトなんみたいなとこだよね、宮城大の場合って。
村長
コンセプト。
トム(中村)
何年代の、なんかでも流行ったんだろうな、あの建築法。
なんか、あれか。
そうっすね。
村長
そう。
トム(中村)
もうすぐ稽古の話しなくていいかな。
俳優の「本人性」と作家のルーツ
村長
なんか、稽古の話、言いしなくていいんですか。
トム(中村)
なんか、してもいい。
なんか、でも、きとり芝居なんですよね。きとり芝居で。
人形劇で。
人形が、その王子様の人形がいて、
あと、星巡りのさ、星々にさ、いろんな大人がいるじゃないですか。
知ってる?星の王子様。
村長
星の王子様大好きですよ。
屋根裏ハイツ
うっすら、うっすら知ってる。
トム(中村)
村岡大好きそうだよね。
村長
私って大好きそうだよね、星の王子様。
トム(中村)
うん、好きそう。
村長
ありがとう。
屋根裏ハイツ
最新が漫☆画太郎の、ちょっと漫☆画太郎にうまがきされてるんで。
トム(中村)
漫☆画太郎の読んだことないけど、どうなんだろう。
屋根裏ハイツ
漫☆画太郎の星の王子さん、めっちゃ面白いよ。
トム(中村)
大丈夫?出てくる?狐とか。
屋根裏ハイツ
確かに出てくる。
いや、出てきたはず。
超面白いよ。
どのぐらい忠実なのかちょっと忘れるぐらいインパクトが強いから。
原作のことはちょっと忘れてるんですけど、漫☆画太郎の星の王子さんのせいで。
トム(中村)
じゃあ読んでみよう。
すごいでもシンプルに、結構ちゃんと星を巡って、薔薇をとかやって、それを全部一人でやるからさ。
地球に降り立った後に人間を探しに山に登るシーンがあるんですけど。
山に登って山彦が返事をするみたいな。
おーいって言うとおーいって返ってくるみたいな。
でも王子様は人間の世界のことを知らないから声が返ってくるっていうことが、
山彦の仕組みを知らないから誰かがいるってことだと思って何回かトライするんだけど、声ばっかり返ってきて、
おかしな星だなみたいなシーンがあるんですね。
トム(中村)
おかしな星だな、まともに喋ってくる人がいないみたいな。
そのまともに喋ってくる人がいないみたいなセリフって結構悲しいじゃないですか。
悲しいというか悲しげじゃないですか。王子的には。
なんか普段の自分の演出だとしたら、
そういう読みが声にちゃんと反映されてるかみたいなことを考えながらさ。
もっと悲しくとかは絶対言わないけど、こここういう状況ですよねみたいな擦り合わせながら、
声を出してもらいにいくみたいなことを多分してるなと思うんだけど。
なんかでも、今山彦のシーンをやるとき、結構なんか色々体を動かして、
結構所狭しと動き回るシーンになってるんだけど。
それは結構それで疲れるっていうか、
結構ハードに動いた後に、おかしな星だなっていうところを、
今日大木さんが言った言い方がもう完全に、
なんやこれ!みたいな。
おかしな星だなマジで!みたいな感じで言ってて。
それめっちゃ成立してんの。
なんなの?みたいなのが。
村長
そこまでが。
トム(中村)
そうそう、でもそれって多分普段の自分の稽古場では、
多分その体の状態に行かないだろうなと思って。
もしやってたときに、
おかしな星だなってボソッと言う方に多分さ、行きそう。
村長
そっちに合わせる。
トム(中村)
でも別になんやこれ!でも成立するんだよねっていうのがすごいやっぱ。
それは別になんやこれ!って言えとは言ってないのよ、
まことさんも別に。
結果そうなってるっていう、その状況の結果。
で、それはしかも多分、なんていうの。
これはなんか面白い、佐藤まこと演出面白いとこなんですけど、
それでオッケーが出るわけじゃないというか、
オッケーはオッケーなんだけど、別にそれ本番でやなくていいのね。
だから本番でそのなんやこれ!ってなるかはわかんない。
しっとりになるかもしれない。
村長
なるほど。
トム(中村)
けどそれはどっちでも成り立ってるからいいのよ。
村長
成り立てばいい?
トム(中村)
成り立てばいい。
もちろん多分範囲とか限度はあるけど、きっと。
大外しとかもきっともしかしたらあるから、
それはそうじゃないほうがいいとかはあるかもしれないけど、
基本そういうノートがなくて、
基本はその状況に反応してどう出るかみたいな。
でもなんかそういう言い方の可能性を探っていくみたいなことが、
つまりもっと身体で喋るみたいなことなのかもしれないんですけど、
なんかその可能性を、それこそ外スケープとか、
あとは新作初読リーディングで大田博さんとかがいてさ、
あと僕の書いた戯曲のおしゃべりを大田博さんと森脇幸樹くんがやってくれたじゃないですか。
2日目ね。
村長
はい。
トム(中村)
結構なんかさ、新作初読リーディングっていうのは稽古1回もしないので、
台本を俳優が所属でどう読むかみたいな。
で、僕も書きたての台本だから稽古もしてないんだけど、
結構なんかかまし、変なかましとさ、いろいろ盛り込みまくってたじゃん。
その結果もたらされる読みみたいなのが起こるっていうかさ、
そういうことの方にもっと信じてもいいんだろうなみたいなのを最近思っているという話。
もちろんそれにもよしよしっていうかさ、
結局バランス取るために読みを丁寧にしていくみたいな作業をしちゃうとは思うんだけど、
村長
うん。
トム(中村)
なんかその、なにこれってなっていいみたいなことを維持した状態で稽古したいなみたいなのを最近思ったりしてますねっていう。
濱口竜介監督の手法と演劇
屋根裏ハイツ
今の聞いてて最近、最近でもないけど思ってるのはさ、
なんか結構影響は受けてるけどさ、濱口竜介の本読みの仕方みたいな、
強みをするみたいな方法があるじゃないですか。
結構なんかみんな、あれも影響受けたのかな。
濱口竜介に影響受けてるけど、あの本読みに影響受けてる子はともかくとして、
あれがなんか、ある種いいものとして認識されてた時があった気がするんですけど、
私はなんか、あれって映画の方法でしかないなって、やっぱ今思っていて。
それを本番で、じゃあ本番では感情の末でやってみましょうっていうのでいいのが取れたら、
それをフィルムだから、それこそ映像化できるじゃないですか。
その1回が良ければいいんだからさ。1回いいのが取れた。よし、これをじゃあ本番で使えますっていう。
それができるからやれることであって、演劇みたいに、
その10回公演ある時の方法ではやっぱりないんじゃないかっていうことを最近非常に思うんですよね。
っていうことを今聞いてて思いました。
その中身体とかにやっぱ演劇はちょっと、そういう色々試すしかないんじゃないか、演劇の傾向っていうことを今聞いてて思いました。
トム(中村)
なんかね、まことさんもね、セリフ覚えはね、点も丸も全部抜いて覚えるのかな。
とにかく丸、とにかくザーって縦書きで、こんなの言っていいのかな?いいよね。
わかんないけどね。知らない。
僕らのあれで言うとさ、
そんな秘伝のタレってことじゃない?
えっと、え?
塚本って塚本の名前で活動してるよね。
塚本恵理子がさ、あの懐かしい名前を出しましたけど。
屋根裏ハイツ
キュウ、キュウ、キュウやね、裏ハイツメンバーは。
トム(中村)
座・高円寺のアカデミーに通ってたじゃん。
屋根裏ハイツ
そういう事件ありましたね。
トム(中村)
そのときにたぶんセリフ覚え、塚本も同じこと言ってたと思うけど、縦書きで全部筆記して。
村長
してた。
トム(中村)
してたよね。筆記して、点も丸もつけずにたぶん覚える。
点も丸もなのかな。とにかくそれはニュアンスとか込めないで。
ニュアンスとか込めないっていうか、とにかく覚える。
で、区切れ目とかもつけないで覚えるみたいな。
で、それを大岸さんもやってて。
その上で暴れ回るみたいな。
暴れ回るための本、セリフ覚えなんかなとは見ながら思って。
でもたぶん僕みたいな会話劇には向いてないよね、たぶんその覚え方。
村長
え、でも私もそれで覚えてるよ。
トム(中村)
ほんと?
村長
覚えるときは。覚えるときは点丸抜いて、ただ覚えるときはね。
トム(中村)
そうなんだ。
え、でもなんかわけわかんないくらい細かい合図っちがあるじゃん。
屋根裏ハイツ
うん。
トム(中村)
当社、当社って。
村長
はい。
弊社。
屋根裏ハイツ
弊劇団。
村長
あ、でも、そこはもう読まないと覚えられないから稽古場で覚える。
トム(中村)
ああ、そうだよね。さとしんが家で覚えられませんって言ってたらそこは覚えてて。
村長
そこは覚えられない。
しかもこっちが話し手じゃないと。
トム(中村)
あ、聞き手が。
村長
聞き手が。聞く側強めのところはもうその場で覚えるしかないから稽古場で覚えてる。
トム(中村)
なるほどなるほど。
エピソードトークとかそういうやつは?
村長
一旦文字だけバーって覚えての方がやるかも。
書かないけど。ただ音読する。
トム(中村)
でも浜口さんのはさ、それをみんなで読む場でやるってことだもんね。
だからたぶんそのセリフ覚えとはまた違う。
村長
うん。なんか覚える作業とはまた違う目的はある。
トム(中村)
俺もでもなんかたぶんさ、一回ぐらいやってみようと思ったけどさ、なんかあんま上手くいかなかったんだよな。
ちょっと鍛錬が、回数が足りてないような気もするけど。
屋根裏ハイツ
僕としてはなんか演劇の方法じゃないんじゃねって思う。
トム(中村)
なんか今聞いてるとそう思うけど。
当時もなんかやろうとして、なんか1回2回ぐらいやろうとした気がするけど。
なんかもっとフラットになっちゃって嫌だなって思ったんだよな。
フラットに読むになっちゃうと、棒読みってそういうことじゃないんじゃないかみたいな。
特に器用な俳優さんだと棒に読んでくれちゃうよね。
なんか技術があるっていうか。
村長
棒に読む技術?あれも技術?
トム(中村)
普通に読むとちゃんといろいろ乗っけてくれるんだけど、
フラットに読んでくださいって言うと、フラットをちゃんとやってくれる人って言うじゃん。
フラットを表現してくれる人。
でもたぶん浜口さんのあれってそういう狙いじゃないじゃん。知らんけど。
知らんけどな。
知らんけど。
そうね。だから。
何かでもそうだよな。
屋根裏ハイツ
少なくとも演技…
村長
大根さん。
屋根裏ハイツ
すごい行儀の悪い言い方をすると、
僕としては欲求不満にさせてるだけなんじゃないという、そこまで言うかって感じですけど、
俳優をね、稽古の段階では欲求不満にさせておいて、
じゃあロケ、映画だったらちゃんと舞台がありますと。ロケで移動しますと。
木もいっぱいありますね。鳥とかも飛んでますねみたいな。
そういう時に開放されて、奇跡のようなカットが一回撮れればそれでいいっていう。
すごい刹那的な演出方法なんじゃないかっていうことですね。
それはある意味、稽古場で作ったものをその場に持ってくっていうことじゃないことを実現するために、
やっぱり稽古場では常にフラットで、あとはもうその場で開かれてくださいみたいなことをするための方法でしかないやっていうことを最近は思う。
そんな方法があるんやって当時は思ったけど、今はなんか演劇の方法じゃない気がしますねっていう。
演劇を活かせることはもちろんあるかもしれないですけど、なんか所有の条件が違いすぎるなとは思いますね。
トム(中村)
ためて開放ね。映画の場合はね。
屋根裏ハイツ
ちょっとはその側面絶対あるでしょっていう。
トム(中村)
あるんじゃない?
屋根裏ハイツ
ないとは言わせねえぞっていう気がするんですよ。
トム(中村)
ガチガチに決めるとは言いつつさ、みたいな。
なんかでも、織田さんの演出とかと悪魔合体した感じもない?ニュアンス抜きとさ。
村長
世界的な。
トム(中村)
織田さんののはやっぱり今の青年団のノホーズな感じが私はすごい好きですけどね。
もはや演出ではない。あれなんかやっぱテンション上がるんだよな、見てて。
なんかいいよな。
なんかむちゃくちゃ。
屋根裏ハイツ
今結構そのね、いろんな人がいろんな人のままいるみたいな感じってことですか?
トム(中村)
いやなんか、本当に博覧会みたいな。
「バラバラさ」の肯定と作家主義
トム(中村)
でもちょっと2年前。
屋根裏ハイツ
俳優博覧会。
トム(中村)
そうそう、豊川では見てないから。
最近の作品見てないからさ、あれなんだけど。
いいよね、なんかあれは結構好意的に見てるんだけど、すごいテンションが上がる。
もちろんなんか、ノイズと思えばノイズなんよね、それは。
演技体がさ、バラバラであること。
でも人間なんて、演技体バラバラだもんな。
屋根裏ハイツ
喋り方、僕も最近はそう思ってますけど、演技体とかじゃないもんね、現実ってみたいな。
バラバラが当然だからさ、そうじゃんっていう。
ズートピアじゃんみたいな。
ズートピアじゃん、世界ってっていうさ。
ワンチャンランドじゃねえんだよみたいなことですよね。ワンチャンしかいねえみたいなことじゃねえじゃん。
それはそう思いますね。
それが出てこないことが芸術として、自分たちはワンチャンランドですっていうことが、
自分たちの作品の表現として、そういう世界を描きたいんですって言うんだったら、
それはそうですかとしか言いようがないけど、世界ってワンチャンランドですよねって言われると、
ふざけんなって思っちゃいますよねっていう感じがしますね。
そこ割り切ってますかみたいな。
悲しい時に悲しい顔する人間もいますよみたいな。
そういう人はいない作品を作るんですねみたいなことはちょっと思いますね。
あえて逆バリをすると。
悲しい時に悲しいって顔しちゃダメなんだよみたいな。
いわゆる織田さんのいうこととしては言うんですけど、
あなたの作品の世界の人はそうなんですねとは言えちゃうかなとは思う。
トム(中村)
泣きたいなら泣けよという。
それでもあるからね。
屋根裏ハイツ
好みではありますよねって思います。
トム(中村)
あと最近さ、これはちょっと好み方でいいんだっけみたいな気持ちになったっていう話なんですけど。
僕トニ・モリスン好きじゃないですか。
僕は、あれでもやった、ウカ・エスケープでもやったんですけど。
トニ・モリスンって黒人女性作家でさ、アメリカのね。
ビラブドって奴隷制から南北戦争を経て、ちょっと後みたいな世界の舞台の話なんですけど。
僕がトニ・モリスンが好きなのは、ある意味ヒップホップみたいな見方をしてて。
つまり自分のルーツ、黒人であり女性であるというルーツを、
あんな風に、そして100年200年の歴史に接続しながら語れる。
トム(中村)
その語りっぷりマジかっけえみたいな。
あとラップとかだとさ、やっぱ自分のルーツ、バックグラウンドと今の状況みたいなのを組み合わせて表彰するみたいな。
それに対してかっこいいって思うみたいな感覚みたいなのってあるじゃないですか。
で、この間、3日前ぐらいかな。
トム(中村)
あと例えば、それで有名とかを見たりして、この間、年末に。
で、あと、有名は…ちょっと待って。
あと果てとチークっていうのを初めて見たんだけど。
トム(中村)
果てとチークは作家の増美さんも出演してて、
あと劇団員の河村さんも出てて。
で、結構ちゃんと自分たちで表明してることも含めて。
で、バックグラウンドってわけじゃないけど、この人が書いてるこのテキストだから超かっこいいみたいな気持ちになって見てたのね。
で、それって演劇…なんていうの?
ラップなら、小説なら手銘が背負ってるから、すごいわかるぜみたいな。
あと去年のいい返事とかもそうかな。
自分が背負ってるものの立場からやってるみたいなのを、そういうものとして見ちゃうっていうさ。
それってどうなんだっけみたいな。
でも結構かっこいいと思って、そういうのを。
果てとチークとかはすごいめっちゃかっこいいし、すごい面白かったと思って見ていたんですけど。
なんかそういう…あってんだっけ?あってんだっけってこともないんだけど、
どの口が…これ誰が言ってんだろうって思うような感激体験があったりして。
なんか好み方ってなんか…いいの?っていうかなんか…
ある意味貧乏にもなってないみたいな私みたいな気持ちになってますね。
村長
なんかね、割り切った方がいいということもあるもんね。
割り切るというか。
本人のバックグラウンドとは分けないといけないよねっていう時もありますよね。
トム(中村)
分けなきゃいけない。
村長
それを例えば俳優に背負わせるとかっていう時はやっぱり見る側もそこは分けてみてくれよって思う。
トム(中村)
自分は別に…自分は…
村長
いやでもなんか難しい。
トム(中村)
そう、なんかその時に俳優ってどう…俳優とはみたいな。
俳優ってその時どうなってるみたいな、こう見てる時に。
村長
見てる時に?
トム(中村)
見てる…観客が…
そういう作品を?
そう、なんか俳優越しにそれを見るって何なのかなーみたいな気持ちになったりする。
でも全ての作品にじゃないけどね、全然。
今日見てきたマドマシンとかどんどん。
そういう見方は全然しなかったけど。
村長
作品による?
トム(中村)
作品にもよるけど。
だんだんもっとそういう見方するようになってるなーみたいな気はするな。
最近ね。
村長
そういうのが多くなってるってことなのかね。
なんかそういうその本人性というか。
屋根裏ハイツ
多くはなってる気は。
トム(中村)
多くなってる?
屋根裏ハイツ
多くはなってる…絶対数本当に多いかはちょっと分かんないけど、
体感としては多くなってるような気はしますけどね。
トム(中村)
なんかそれこそリアリティショーとかの影響じゃないか。
そういうものの見方を我々もするようになっているという気もするけどね。
なんか切り離せないというか。
屋根裏ハイツ
人とかはね、やっぱ自分で描かなきゃ意味がないみたいな世界でしょうから。
それはなんか当然ですよね。
そのバックグラウンドが乗ってきちゃう。
てか乗ってないと何?っていうことになっちゃうっていう。
トム(中村)
その問題意識でやってる人たち、作品に対してはそうやってみるよね。
屋根裏ハイツ
パケットチークとかね、増美さんが本人出てるとかがあるだろう。
トム(中村)
だからそれがすごい。
マイズナーテクニックと俳優の反応
屋根裏ハイツ
あるだろうからさらにこうね。
出ちゃうならもういいんじゃないかなっていう。
村長
本人が言う。
屋根裏ハイツ
出ちゃうものはそう見るのはしょうがない気がしますよね。
トム(中村)
やっぱ河村さんも結構背負ってるというか、
果てとチークの言葉を背負ってる感じがするというかさ。
それはなんか全然知らないんだけど、
本人として全然知り合いじゃないからさ。
屋根裏ハイツ
勝手に背負ってるように見える。
トム(中村)
いい返事を見た時に、この人果てとチークの人なんだって勝手に思ったんよ。
あと同じことをいい返事の俳優さんにも思ったんだけど。
まあいいや。
でも本人も出てるし、
あとは感激のしおりとかに演出の言葉とかあるじゃん。
そういうのも読みつつ見たから、読んだ上で見たから、
そういうのがちゃんと表明になってて。
屋根裏ハイツ
作家本人がやってていいっていうのもあれだけど、
じゃあ他の俳優も他の俳優の本人性が出てた方がいいかというと、
そういうことじゃない気がしますよね。
それは作品という、やっぱり作家主義の究極の見方っていう感じはするよなっていう。
それがいいことでもあるし、両面ある気はするけどな。
作家主義に見ること。
トム(中村)
テキストがどうかっていうのはすごく見ちゃうから、私は。
言葉が良ければいいし、結構。
村長
結構そのとき、他の俳優を見て背負ってるなって思う話の方が私は興味あるけど、
何を背負ってるんだろうなみたいな。
トム(中村)
ね、わかんない。
他の劇団の作品出てたときでしょ。
村長
そうそうそう。
トム(中村)
言ってた。
別に果てへの証拠を背負ってるなとは思わなかったけど、
そのときは果てどっちか見たことないからね、しかもそもそも。
増美さんとその前に一回会って喋ってて、
あと勝手に何となく劇曲をチラッと読んだりしたことがあるぐらいだけど。
屋根裏ハイツ
この劇団の人なんだっていう感じがした。
トム(中村)
そうそうそうそう。
屋根裏ハイツ
背負ってる。
トム(中村)
いい意味だよ、結構。浮いてたとかじゃない。全然。
なんかおもろいことだと思ってるんですけど。
おもろいっていい意味だと思って喋ってるんですけど、ずっと。
あと野島さんとかも出てたけど、野島さんはずっと野島さんだったし、
でも果てどっちいくね。
でもすごい、もちろん作品の…
もちろんすごく作品がめっちゃ良かったっていうね。
あと川澄さん?川澄さんだっけ?青年団の。
みんな良かったんですけど、当たり前に俳優。
なんかでもそういうのあるよね、体が。
それは劇団を背負うっていうだけじゃなくて、
多分その人の個人性みたいなものが絶対出てはいるじゃないですか。
演劇、俳優からも。
屋根裏ハイツ
ありますね。
トム(中村)
出てはいるよね、絶対。
屋根裏ハイツ
俳優の本人性が出すぎるのが良くないとも言えるけど、
でも出てないとダメでもあるからな。
トム(中村)
なんかあの、さっきの全員バラバラなの最高みたいなさ。
最近の青年団すごいおもろいみたいな。
屋根裏ハイツ
はいはい。
トム(中村)
それもなんか近いと思うんだけど。
屋根裏ハイツ
あれかな。
最近活動そんなしてないけど、やっぱイエスどんぐりRPGみたいな。
トム(中村)
怪奇!YESどんぐりRPGね。
ちょっと滑舟してしまいましたね。
屋根裏ハイツ
回帰イエス。
トム(中村)
イエスの部分がちょっと。
屋根裏ハイツ
あれは僕。
イエスの部分。
そうですね、回帰ダブルパチンコ。
パチンコの開発中だからね。
あれすごい好きだった。
あれが理想だなとは私は思った。
あの人たちを見た時。
トム(中村)
分かる分かる。
屋根裏ハイツ
あれ超いいんだよなみたいな。
バラバラじゃんみたいな。
トム(中村)
結構感動すらするよね、M1を見たとこ。
村長
そう。
屋根裏ハイツ
感動したんだよな。
僕はあれがすごい好きなんだ。
だからやっぱり嫌だなって思うのは引き立て役みたいになっちゃうってことだと思うんだけど。
作家本人が出ちゃう芝居において、
他の俳優がその作家の引き立て役みたいに見えたら、
それが一番失敗だろうなって思う。
と、やっぱりその俳優の個人性も
同じぐらい出てていいんだろうなって思うんだよね。
トム(中村)
絶対そうだよね。
思い出したわ。
一番結構落ち込む感想は、
全部中村に見えたって言われるのすごく落ち込むからね。
村長
落ち込むみたいな。
トム(中村)
感想としては、
舞台の登場人物全部トムに見えましたって言われたら、
うるせえ、みたいな。
あれムカつくんだよな。
結構1位だな、ムカつく。
屋根裏ハイツ
ムカつくこと?
ムカつくことだね。
トム(中村)
ナイトオンアースの戯曲審査で最後残った時にさ、
こんなんもう、
これただの恨み事だよ。
これは全員男性3人のおしゃべりにしか見えないねとか言われて、
はぁ?みたいな。
思い出したね、最後の方ね。
審査が白熱して、最後の方。
最後の方、そんなこと言いながら。
最後の方言い腐れようってなんか、
はぁ?って気持ちになってましたね。
見てもねえのに。
まあいいんですけどね。
村長
なんか、全然話変わるけど、
星の王子さまの稽古の話から通じてずっと、
結構思ってるのが、
マイズナーじゃんって私は結構思って。
トム(中村)
あなたは今マイズナーをね、長らくやってますからね。
村長
私はマイズナーを長らくやってる。
本人性の話とかも含めて、
マイズナーじゃんってずっと思って聞いてたけど、
俳優の個人と、
芝居は別校であるけど、
その反応とか、
怒ってることは本当である、
みたいな状態のことを、
ずっと話してる気がしてて、
マイズナー、
濱口隆介で、
イタリア式本読みだよね、
たぶんその、
母読みのやつっていうのが、
イタリア式本読みは映像向けだとしたら、
演劇はマイズナーじゃないって、
私は思いましたって話でした。
トム(中村)
マイズナーはなんなの?
どうやんの?
村長
でもさ、マイズナーも一番最初はさ、
何にも、
感情だとか、
欲望だとかをつけずに、
目に映ったものを、
繰り返し、
お互いに、
一対一になって繰り返す、
単語を繰り返すっていうワークをやるのが、
リピテーションの一番最初。
トム(中村)
一対一で?
単語を繰り返す?
村長
一対一で向き合って、
例えばその、
メガネが見えたら、
メガネ、メガネ、メガネ、メガネ。
ただ繰り返すだけ。
そこに、
何も、
何も込めないっていうか。
トム(中村)
うん。
村長
っていうところから、
スタートするから。
それ、
でもそこから、
だから何かその、
生まれてくるものを、
が何なのかを、
知るみたいな。
トム(中村)
それ自分の体の状態みたいなことを、
体の状態っていうか、
体がどう反応するのかを、
理解していくプロセスとして、
棒で読むというか、
そのニュアンスの、
込めずに単語を、
目に映る単語を発語していく。
村長
うん。
トム(中村)
それは、
他者、
すごいもう普通にやり方聞いてるけど。
他者、他人、
他の人、
相手の体とか、
その相手に関する情報のみなんですか?
言っていいのは。
マイズナーテクニックの発展と応用
村長
最初はそう、
何なら最初は全然もっと関係ない、
トマトとか。
トム(中村)
それは目に映ってなくていい?
思いついたこと?
村長
映ってなくていい。
思いついたこととかでよかった。
ちょっとなんかいろいろ多分あるんでしょうけど。
トム(中村)
あーそうね、その、
マイズナーから、
村長
うん、マイズナー。
トム(中村)
マイズナーから、本人から習ってるわけじゃないからね。
村長
ないからね。
いろんな、
あの、
実際いろんなあれがある、
手法があるんでしょうけど、
みたいなとか。
で、だからその、
なんか、
考えて、
考えて、
何かを載せるってことをやめましょう、
みたいなこと。
トム(中村)
はいはいはい。
村長
その、
えっと、
山彦、
同じ言葉しか書いておかなくて、
変な手だなーってなる。
その、
戯曲を読解して、
こういうふうに出したほうがいいんだ、
って出すのじゃなくて、
そのときの自分の状態で出てくるもの、
のほうが面白いよね、
みたいな。
トム(中村)
うんうんうんうん。
そうなの、そうなの。
村長
こと?
トム(中村)
あ、そうそう、でも、
村長
でももちろん、
トム(中村)
そのためにはでもね、
やっぱ読めてなきゃいけないんだよね。
村長
そうなんだね。
で、なんか、
それはあくまでその、
俳優の土台としての基礎。
うんうん。
俳優としてそういう状態が理想である、
っていうだけで、
じゃあその作品として、
それを成り立たせるには、
読解も必要だし、
ここでこういうふうに、
こういう、
こういうふうに見えたほうがいい、
みたいなのはもちろんある。
トム(中村)
うんうんうん。
村長
けど、
なんか、そうなってしまったときに、
そうなってしまうことを、
あの、隠さないというか、
トム(中村)
抑えないというか、
こう動かされてしまったりするときのことですね。
村長
うんうん。
みたいな状態を作るのに、
マイズがすごく良いと思ってて、
トム(中村)
うんうんうん。
村長
それじゃないかなって思った。
トム(中村)
その単語を言い合うのは、
どう発展していくんですか、その後。
何が起こるんですか。
村長
その後。
トム(中村)
起こるっていうのは、
どうなっていく。
村長
なんか、
ちょっとそのリピテーション自体、
私は最近やれてないから、
記憶違いもあるかもしれないんだけど、
全然全然。
そこから、
相手の情報を言っていく。
例えば、あなたは髪が長い。
トム(中村)
はぁはぁはぁ。
村長
あなたは髪が長いって言ったら、
言われた方は、私は髪が長い。
あなたは髪が長い、私は髪が長い。
で、発展していく。
なんか、
とか、なんかその、
手が震えているとか、手が震えている。
その目に見えるものを言っていく。
で、それを受けて、
えっと、
例えばその、
髪が長いと言われたことに対して、
ムカつくこともあるじゃないですか。
トム(中村)
はいはい。
いやそう。
嫌だなって思った、なんか。
嫌。
見た目を、そんな言われた絵。
村長
嫌だなってなったら、
なんか、
それを言っていい。
なんか、ムカつくみたいなことを言う。
トム(中村)
ムカつくって言っていいの?
言葉で言っていいの?
村長
ムカつくって言っていい。
に発展していくと。
トム(中村)
私は髪が長い。
ムカつくってこと。
村長
ムカつくって、
ムカつくって言われて、
ムカつく、え?
みたいになるみたいな、なんかその。
で、その、
何か、
動いたときに言葉を変えるみたいな。
それに合わせて。
ことになっていく。
トム(中村)
髪が長くて綺麗ですね、みたいな。
なんていうの?
うん。
あれ、そこがポジティブなことに可能性もあるのか。
村長
もある。
そのポジティブに受け止めてたら、
嬉しいになったっていいし。
トム(中村)
それでも感情に結びついていくんだね、そういう。
うん。
村長
結構そうか。
トム(中村)
それって、
見た目からしか出発しないのかな?
なんかもっと、
あんないのかな?
村長
多分、なんかその客観性みたいなところ。
客観性っていうか、なんかその、
何だろうね、え?
例えば何があんの?
トム(中村)
分かんない、分かんない。
なんか、
僕はやっぱすごい文化…
村長
相手のことじゃなくたっけ?
トム(中村)
あ、そっか。
え、選挙クソだ、みたいな。
村長
ってことなのかな?
トム(中村)
どういうこと?
村長
それは思想じゃないから。
トム(中村)
一手で怒りにいけるけど、全然。
怒りっていうか戸惑い?
そう。
なんか、
村長
戸惑い。
トム(中村)
どうした?みたいな。
どうした、日本?みたいな。
村長
うん。
トム(中村)
思想じゃなくない?
これ反応だけどな、絶対。
解散に対する。
まあいいや。
明日言うんでしょうけど。
それは今混ぜっかえした。
今混ぜっかえした。
これは完全に混ぜっかえしたけど。
見た目、
まあ何でもいいのか。
客観性とある情報から始めていくこと。
だからそれは文脈とか文位からはずれて、
とは関係ないよってことだよね。
村長
うん。
トム(中村)
そのコンテクストは一旦排除しようっていう練習なんだろうな。
村長
そう。
俳優の「本人性」への不安と向き合い方
トム(中村)
分かりました。
村長
だから、
結構最初に、
社会的、
社会的、
なんだ、
なんて言うんだこれ。
なんて言ってたっけ。
社会的な部分。
稽古部行くまでは、
社会生活を送っている体で行くじゃないですか。
一旦その社会性はなくして取り組むっていうのが、
ルールというか、
お約束した上でやってる、その誘惑を。
トム(中村)
誘惑?
村長
ん?というルール。
トム(中村)
あ、ルール。
みんな共通して、
誘惑か。なるほど。
村長
と誘惑で、
みんなでそこを了解した上で取り組んでいるから。
トム(中村)
なるほどな。
なるほどな。
村長
うん。
本当だったら、
そんなこと言われて怒るなんて、
みたいになったりもするじゃないですか、人間って。
こんなことで怒ったりとかって思っちゃうけど、
一旦そこは怒ったんだったら怒ったって言った方がいい。
泣いてる人見て、
楽しくなったら楽しくなったって言っていい?
トム(中村)
なんかすごい、でもやっぱ、
僕はコンテクスト人間というか、
文章人間だから、
多分僕がそのワークをすることは、
あ、するっていうのは参加することはできるけど、
自分の演出の選択肢には全くわからないから、
なんか、
なって思ったり今してました。
でも、なるほどなと思いました。
でもさっきの話に戻ると、
自分個人が生きている上での社会性みたいなものは、
もう外せないような気が勝手にしているけど、
そういえばでも演劇の現場というのは、
そういうのを一旦取り払ってとか、
よく言ってたけど、それは、
現代においてどのように更新されてるんだろうっていうのは、
気になるな。
でももちろん、
例えば、
芸劇で見たやつ忘れちゃった。
屋根裏ハイツ
ウェザリング。
トム(中村)
ウェザリングとかの稽古はどういう風に取ってんだろうとか、
今ちょっと思う。
社会性を外してっていうことの危うさも、
たくさん知ってるわけじゃないですか、我々は。
村長
それは稽古場においてみたいな気はするけどね。
トム(中村)
そうそうそうそう。
でも稽古場においても、
どのように更新され、
言い方とか更新されてるんだろうなっていうさ。
ありのままで立てよみたいなことは、
もう言わないわけじゃないですか。
演出家とか。
お前のありのままが見たいんだみたいな。
服を脱がせるみたいなさ。
そういう気持ち悪い話もいっぱいあるわけじゃないですか。
聞いたことがあるだけですけど、
現場にいたことはないんですけど。
もちろんそれとは天地とか別の話だと思うけど。
でもなんか、意味はわかるよ。
武装を解除してさ。
自分の身体という。
僕は自分の身体というメディアをどう自覚するかみたいな。
自分の入れ物をどう自覚するかみたいな話。
がすごい上手い俳優というか、
自分のことわかってる俳優。
それは自分の見せ方がわかってるっていう意味でもちろんあるけど、
自分の身体のメディアとしての自覚がめっちゃある。
俳優がすごいいい俳優だなと。
好きな俳優ってみんなそうだなと思う。
みたいな意味での武装解除みたいなのはわかる?
わかります。
村長
わかる。
屋根裏ハイツ
リピテーションぐらいは普通に次回定期稽古でやってみよう。
トム(中村)
お願いします。
村長
どうなんですかね。
トム(中村)
知りたいよね。
村長
どうなんですかね。
教えるあれじゃないですからね。
どうなんですかねって。
トム(中村)
こうやるんだよってやって教えてください。
屋根裏ハイツ
教えてくれなくていいんですよ。
トム(中村)
ルールを知りたいです。
村長
何をやったかをシェアだね。
シェア。
屋根裏ハイツ
例えばこういう風にやる。
トム(中村)
それをちゃんと人に伝えようとしたら、
もうちょっと自分でも考えるからいいと思うよ。
なんか普通に。
屋根裏ハイツ
別にその、
教わったことが正しいことだとは別に思わないから。
トム(中村)
こっちも。
村長
そうね。
屋根裏ハイツ
言ってること全てだと思わないから。
トム(中村)
普通にやってみたいと思いました。
村長
やりましょうそしたら。
屋根裏ハイツ
やったほうが何か得られそうだね。
トム(中村)
想像できてないもんまだだって。
できてはいるよ。
できているけど何かどうなるのか自分で。
村長
やってみましょう。
トム(中村)
次回リピテーションやっているはずです我々は。
それいつ、ちょっとしばらく先に。
屋根裏ハイツ
リピテーション後の。
トム(中村)
リピテーション後の。
屋根裏ハイツ
リピテーション体験後の私たち。
村長
リピテーションとも名乗らないでほしいねちょっと。
違うからきっと。
名乗っちゃ良くない。
トム(中村)
だって僕ら岡田斗司夫のアクションコーナーで
10年パクリ続けて自分たちのものに勝手にしてるからさ。
そういうもんだと思うよ。
俺流リピテーションでいいと思いますけど。
村長
俺流で。
できるか。
やってみましょうね。
トム(中村)
やってみましょう。
村長
社会性の話をしてたのは、
俳優の本人性って言った時に
俳優のバックグラウンドは別個で考えてくれよってすごい思うっていうだけ。
トム(中村)
それはワークショップにおいて?
全ての上演において?
村長
上演において。
作家本人が立つことで本人性が見えてそれがいいっていうことが
いいんだけど
割り切ってた方がいい
ということも
忘れたくないよねっていうだけ。
トム(中村)
そうだね。
そういう表明の仕方が俳優はできないからね。
形式上。
村長
形式上ね。
トム(中村)
人のセリフ読まされってわけじゃん。
基本的には。
村長
うん。
結構それ考えてるっていうか、そこで私は結構不安になることが多いなと思って。
トム(中村)
背負わされてないってこと?
村長
背負わされてないっていう。
屋根裏ハイツ
私個人がどういう人間なのかを見られてるみたいなのが嫌だっていうことですかね。
村長
そうそう。見られてるんじゃないかって思ってしまう自分が嫌だみたいなこと。
トム(中村)
そうね。
屋根裏ハイツ
私自身のことを知ろうとしないでくださいみたいな。
この演技を通してみたいな。
村長
相手への要求というか、ただ自分がそれで不安になってることが
嫌だなって思っちゃう。
なんでだろうね。
別にどう思われ…
トム(中村)
舞台に立たない自分のことを考えれば嫌だよ。
だし、舞台に立ってても嫌だなんて思うんじゃない?普通に。
バックグラウンドと勝手に紐付けられて見るのなんて。
嫌よね。
村長
嫌だよ。
トム(中村)
そう見ないしね、普通は。
そうは見ないね。
村長
そうか。
トム(中村)
そうは見ないようにしてる気はするね。
村長
俳優であれば。
トム(中村)
えーね、なんでなんだろう。でもかっこいいとは思ったんだよ。
それはまあ、松井さんがデートオールとかもあるけど。
その見方、言語化がまだうまくできないなと思って。
危ういは危うい。
なーって思ってるんですけど。
自分の作品もそうだろうしなーみたいな。
まあまあ。
村長
まあまあ。
トム(中村)
そうなんですよね。
村長
って感じですかね。
じゃあまた次回。
トム(中村)
リピテーション。
リピテーションするかも。
リピテーションでも結構しばらく先だね、リピテーションやるとしたら。
村長
ね、結構春になりそうだ。
トム(中村)
その前に撮ってるかもしれないな、ポッドキャンスの1回。
村長
撮ってそうな気がするね。
トム(中村)
まだリピテーション。
撮る気でいいよ。
屋根裏ハイツ
経験。
村長
長くなっちゃった。
屋根裏ハイツ
長くなっちゃったけど。
ドラマ「冬のなんかさ、春のなんか」の感想
屋根裏ハイツ
ちょっと冬のなんかさ、春のなんかへの話は別にいいです。
トム(中村)
見ようかな。
村長
私も見ようかなと思いました。
屋根裏ハイツ
1話ぐらい見てもいいと思うし、なんか賛否両論みたいな感じの評判も見るんですけど、
まあ第1話ですよ。
トム(中村)
まあね、10話ぐらい続くからね。
村長
連続ドラマってだいたいチューニングの時間だからね。
トム(中村)
そうなんだよね、第1話が最高なことってあんまないよね。
村長
3話ぐらいまでチューニングする。
屋根裏ハイツ
もうちょい待ったらっていう感じでした。
いろいろ言いたくなる気持ちはわかるけど、もうちょい待てよみたいな。
でもなんか面白いですよ。
なんかすごい1話だけ見てなんか短編映画みたいな充実度があったので。
それ自体も上質は上質なので。
トム(中村)
あとなんかドラマでは見ないぐらい長回ししてるみたいな。
屋根裏ハイツ
めっちゃ回る。
会話劇って感じ。
トム(中村)
今泉さんだもんね、でも。
今泉さんの映画だと思えば普通。
そうそう、普通にあれをテレビ尺でやってるっていう。
屋根裏ハイツ
すごいみたいな。
4人しか出てこないみたいな。
トム(中村)
ないな、そんなドラマない。
屋根裏ハイツ
基本2人が喋ってるシーンが2パターンあるだけみたいな。
すごいと思いますよ。
トム(中村)
じゃあ見てみよう。
村長
はい。
トム(中村)
以上でした。さよなら。
村長
35回でした。
トム(中村)
ありがとうございました。
01:07:49

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