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こんにちは、ゼロトピック、訳してゼロトピです。
今回は、僕が書いたブログで全く読まれなかったブログを勝手に紹介します。
そのタイトルが、「格差を生み出しているのは私たち自身?」というタイトルで、
ある本について読んだ感想とかを書いた本です。
その本のタイトルは、「父が娘に語る美しく深く壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話。」
という、すごい長いタイトルなんですけど、
このタイトルの来ている地さとは裏腹で、
すごい経済について極めてわかりやすく書かれた本です。
最近、僕はこういう教養本をすごく読むようになったんですけど、
それに一個きっかけがあって、
昨年亡くなられた滝本さんという、
兄弟の客院教授をやられていた元マッキンゼの方がいらっしゃるんですけど、
その彼の本を読んだ中に、
その、勉強すべきって何かと、
それは教養であるというふうに書かれていたんですね。
リベラルアーツを学びなさいと。
要はそういうものがないと、何かの事象が起きたときに、
自分の経験からしかものを考えられなくなる。
リベラルアーツ、要は人類の歴史とか、
コンテキストですね。
あらゆる物事のコンテキストをいろんな角度から理解するためのアートとか、
そういうことを知識として知っておくだけで、
自分の考えの洗練度を変えることができるっていうのを読んで、
なるほど、自分には教養が全然足りないし、
このまま会社を経営していても、
それはきっと壁にぶつかるだろう。
それは自分の頭で考え続けていても、
結局そんなに素晴らしいIQを持っているわけでもないので、限界が来る。
けれど、世界の人がどう考えたのか、
この結果どういう行動をとって、
結果はどうだったのか、良かったのか悪かったのか、
長期的にどうだった、短期的にどうだった、
そういうものを知識として持っておくだけで、
メタ認知に効くなと思ったんですね。
そういう意味で歴史を知らないのは恥だと思うようになって、
歴史とか経済とか、そういうものの教養を
しっかり身につけていくことが必要だなと内省をし、今に至ると。
その中で、今年読んだ本の中で、
トップ3に入る本だなと思いました。
ちなみにトップ1、ベストはサピエンス全史。
2位が銃、表現金、鉄。
3位が父が娘に語る経済の話。
4位もハガリさんというサピエンス全史を書いた方が書かれている
21 Lessonsみたいな感じで、
基本的に全部過去とか未来について語ったものになります。
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この本についてなんですけど、
この本はギリシャ危機っていうのがあったと思うんですけど、
その当時、2009年ぐらいかなに、
ギリシャの財務大臣を務めたヤニス・パルファキス氏が書かれた本で、
現在はアテネ大学で経済の教授を務めてらっしゃるんですけど、
彼には娘さんがいたんですね。
ただ、ギリシャの財務大臣をやっている間、
あとは今も含めて、
基本的にはオーストラリアで長期間離れ離れに娘さんを暮らしていたと。
彼の娘が幼少期の頃に彼にあげかけた質問があったんです。
その問いに対して、
自分も娘も納得するような答えが出せなかったっていうのが、
この本の背景になります。
その問いっていうのが、
なぜ人にはこんな格差があるの?っていう小さい娘さんからの問いかけだったんですね。
本書っていうのは、そんな娘さんに向けて経済の本質を伝えて、
自分の言葉で経済を語れるようになってほしいっていう願いから書かれた、
そういう愛にあふれた本ですと。
本書のポイントを僕がまとめると、
ポイントっていうのは格差なんですよね。
格差がなぜ生まれたのかっていう構造的歴史的な背景を、
経済の発祥まで遡って理解するっていうのが、
この本のポイントになります。
実は、先ほど挙げた10秒現金鉄、
ジャレッド・ダイヤモンドさんが書いた10秒現金鉄っていう本も、
サピエンス全史っていう本も、
両方とも本のスタートが同じなんです。
要は格差ってなぜ生まれたのかっていう点を、
10秒現金鉄は地理の観点から地理学者が書かれています。
サピエンス全史っていうのは、歴史学者さんが、
人間の歴史の始まりまで遡って書かれています。
この本は経済のプロが書いていますっていうので、
すごい3人の専門家が、
それぞれの専門性の観点から、
格差について解き明かすっていうのを、
試みた3冊になっているので、
この3つの本は繋がってるんですよ。
ヤニス氏の結論、この本の著者の結論は、
格差への解決方法っていうのは、
全てを民主化すること以外にないですというふうに書かれています。
今の時代っていうのは、
一部の権力者が技術とか機械を保有して、
要はガーファーとか資産を独占する。
これによって実は格差っていうのは、
資本主義の中で拡大し続けてるっていうのがリアリティです。
止めるもののみがますます富む社会であり、
基本的にはこれらが促進されていく。
これを商品化社会と呼んでるんですけど、
そうじゃなくて全ての人に技術とか機械を開放して、
要はオープンソースにして、
さらに国民が自分で考えて、自分の意見を表明して、
格差をなくす方向へ進む民主的な社会を選ぶ。
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民主化、民主主義。
こういう二つが今ぶつかり合って攻めき合っているのが、
今の社会でどちらかを選ぶのかっていうのは、
我々に委ねられている。
これによって未来っていうのは大きく変わるだろうと。
それを選ぶのは彼の娘であり、
僕とか、今これを聞いてくださっている皆さんもそうですよ。
そういう本になってます。
ちょっと戻って、さっきの2冊との共通項って何かみたいな話に戻ると、
専門性が違う3人が同じ観点。
格差とは何で?みたいな。
どうやって解決するの?っていうテーマについて語った本なんですけど、
この3つの専門性から格差をレビューしたときに、
結論、生まれている背景みたいなのは同じだっていうのが、
僕にとっては大きな驚きだったんですよね。
そのポイント1個目。
格差っていうのは、人間の賢さとか、
生まれ持った遺伝子によって生まれているのではないっていうことですね。
格差が生まれている要因っていうのは、
地理であるというのが一つ衝撃的なポイントです。
2つ目。格差を埋めるためには、極論として経済を認識化する必要がある。
これまさにヤニスさんの主張なんですが、
サピエンス全史のハラリさんも同じことを言っております。
3つ目。
現代の機械とか技術っていうのは、基本的に格差を拡大している。
これが3つ目です。
特に3つ目。
本来技術とか機械って、
資生の人々の幸せを大きくするため。
要は毎日20分かけて井戸まで水汲まないとダメだったところに、
村に井戸引いたら、みんな1分で水取れるよって楽になりましたみたいな。
そういうふうに資生の人々の格差を埋めたり、
幸福になるために技術とか社会って生まれて、
アプリケートされて、適用されて、
世の中を豊かにしていくものだと信じられて使われてきたはずなんですけど、
この3つ目の指摘ってそれと真逆ですよね。
これをやってる限りは絶対に格差ってなくならないよって言ってらっしゃるんですよね。
っていうのは技術とか機械とかがあまりに高度になってしまって、
特定の人以外は今理解ができない状況。
故にほとんどの人は関心が持てないんですよ。
日本だと今AIとか、まあAI、AIですね。
バイオテクノロジー、AIをひたすらいろんなメディアが言ってますけど、
その後ろ側がどうなってるかって誰も分かんない。
分かんないというか理解しようとすらしてないですよね。
アルゴリズムとディープラフィングみたいな、
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機械って考えることができる人って本当に少ないはずで、
故に分かんないから無関心になっていく。
故に無関心の人たちから、
そういう人たち、無関心の人たちでも技術を使えるようにしましょうっていうサービスを生み出している。
ガーファン、若い世代だったらファイヤーベースとかまさにその典型だなと思うんですけど、
それが基本的に大きな収益の柱の厳選になったりして、
搾取の構造になっていくと。
でもそれを良しとしてきたのは我々自身だよねっていう指摘があります。
こういうのを目につけて、僕は自分自身の許容なさを恥じるばかりか、
より学びを深めたり、経済のあるべき姿ってこうだよね。
だから自分は行動しなきゃなっていうのを結構考え直す機会になったなと思っています。
あと去年の1月、2019年の1月に、
友人の上杉くんっていうのが翻訳したファクトフルネスっていう本があるんですけど、
この本の中だと世界的な貧困は改善されてるっていうことがデータをもとに書かれてるんですね。
だけどこの格差っていうものが指しているものでどちらかというと、
極めて少数の人々が世界の富のほとんどを握っていて、
それ以外の人たちはと全く別の存在になってますよっていう、
そういう意味での格差を指していて、
決して下の人たち、今貧困ってレベルがあるんですけど、
貧困のレベルが低い人たちが上に上がってないという話ではないっていうのは、
ちょっと注意書きしておきたいなと思っています。
なんでGoogleとか神になっちゃうよねみたいな、
なんかそんな話ですね。
っていうのについて書かれた本で、
ちょっと長いし難解な部分もいくつかあるんですけど、
基本的には娘さんに語りかけるように書かれているので、
ものすごい読みやすい話です。
実はその本の様についても、
自分のブログの中で紹介している、
各章のさまったようなものを紹介しているので、
ぜひちょっとこのポッドキャストを聞いて、
気になった方は読んでみてほしいなと思います。
一緒にぜひ教養というか、
これについては経済だし、
僕らが生きていく世の中ってどうしていくべきなのか、
その時に自分にあった立場の時にどう振る舞えばいいのか、
僕なら自分の今の10Xという会社を経営している中で、
10Xって格差を埋めるためにどういうアクションができるのかとか、
その中で僕らが食っていく、
飯を食っていったり、
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仕事しているみんなが幸せになったりするには、
どうしたらいいのかっていうのを結構常々考えていて、
会社の中も格差が埋まれやすいエコシステムだと思うので、
創業者である僕と、
例えば20番目に入ってくるAさんと間で、
格差なく同じものを見て、
まっすぐに進んでいくにはどうしたらいいのか、
みたいなのを考えるいいきっかけになるかなと思っていますので、
ぜひお勧めです。
その他、今コロナショックの話もあって、
重病原菌鉄とかまさにドストライクなテーマを使っている
章もあるので、
今日お勧めした3冊はぜひ読んでみてもらいたいなと思います。
というところで、
今回のゼロトピックは、
格差を生み出しているのは私たち自身じゃないかっていう、
自分のブログについて、
ポッドキャストであえて解説するという試みを行いました。
それでは気に入ってくれた方は、
フィードバックなどいただけるとうれしいです。
それではまたね。バイバイ。