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  2. #60 BizDev人材の価値
2020-06-28 17:14

#60 BizDev人材の価値

元メルカリBizDev小野さんと話してて思ったこと。

価値 = EV成長率 / 事業開発の人の数

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はい、おはようございます。
ゼロトピックの第60回目で、もう60回も続いてるんですね。
はい、ということで今日は、ビズデブって言われるような、事業開発って言われるような人の仕事の価値みたいなのって、
どのとこなんだっけみたいなのとか、その辺を話したいなと思ってます。
で、先に僕らの会社はめちゃめちゃビズデブ募集してるんで、これ聞いて気になった方は是非、というのが初めにあるんですけど、
そもそもビズデブってなんやねんみたいなのが、結構定義がまちまちだったりするなと思ってるんですよね。
で、例えばプロダクトがあって、それを売るみたいなのも、事業開発って世の中的に呼ばれてたりもします。
それはなんだろうな、ちょっと例えばカスタマイズの要件が入ったりとか、
あと、それによって何らかのデプロイを必要とするみたいな形の時に、セールスなんだけど事業開発って呼ばれてるみたいなケースがあるかなと思ってて、
でも僕はあんまりそういうものではないかなと思ってて、事業開発って基本的には第三者のステイクスホルダーを同じ方向にアラインさせながら、
双方にとって非連続な事業に消化するみたいなのが、あえて事業開発っていう飛び地のポジションの価値だと思っていて、
正直これができる人ってそんなに多くないなっていうのは、多くないというか機械がそもそもなかったり、
あとはそういう人って機械は与えられるものじゃなくて作る人がやるので、そういうマインドの人がそんな多くないのかなみたいなのをちょっと思ってます。
あとできる人は起業しちゃうしね。
事業開発というか事業を作る人の価値って何で測れるかみたいなのをちょっと考えたんですけど、事業価値ってなかなか換算しにくいんですよ。
結果的に事業の価値って企業価値に換算されるんですよ。
将来の期待値をうまく込めて算出されるEV、エンタープライズバリューかな、企業価値の、
例えばその人がいた期間での成長率をそれに関わった人数で割ると、その人が果たした役割とか価値みたいなのはめちゃめちゃ荒い計算方法ですけど、
出せるんじゃないかなみたいな。
それを見るとその人がその事業成長させたり作れる人のなかどうかっていうのは、
すごいざっくりですけどわかるかなっていうふうに思ってます。
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もちろん企業価値なんで、例えば事業が2個あって1個はめっちゃ沈んでて1個はめっちゃ上がってて、
結果として10年間企業価値変わってませんみたいなケースもいっぱいあると思うんですよね。
その時にどっち側をやってた人の中で、結構ざっくり違うんですけど、そこまで言うとあまりもうわかんないんで、
かなと思ってます。
なんでその事業の転換で新しい方を大きく成長させたり生み出したっていう人が、
本当にやっぱり事業開発として価値が高い人だと思っています。
やっぱり事業価値ってどうやって生まれるかって言うと、僕基本的にはワンイシューだと思ってるんですよね。
というかワンイシューじゃないものってうまくいかないというか、
例えばイギリスのEUだったりとか大阪都構想とか、
あと小泉前総理大臣の時代の郵政解散みたいな、
ああいう人たちって批判とか前例がないことに対して、
ものすごいワンイシュー掲げて実際にやり切るっていうのが今までやったこと。
それが正ところか不ところかっていうのは政治のレイヤーだと難しいかなと思うんですけど、
基本的にはやっぱり大きいことをやる時ってワンイシューだなっていう風に思ってます。
なんで僕らもいろいろ中でアイディアとかはあると思うんですよ。
例えば広告をやりましょうとか、広告業界を変えましょうとか、
やりようはたくさんあるかなと思ってるんですけど、
そういうのって全部無駄だと思ってて絶対うまくいかない。
どれもうまくいかないと思って、基本的にはワンイシュー。
僕が見つけたワンイシューっていうので、
いわゆるネットスーパーっていうマーケットを社会のインフラにしていくような事業を今手がけてるわけで、
ゆえに本当にユーザーの皆さんには申し訳ないなと思いつつ、
TABERRYっていう創業のプロダクトは先日クローズさせていただいたんですけど、
クローズしたというかクローズ発表させていただいた形ですね。
本当にお世話になった方には感謝しきれないというか、
いつかまた何かしらの形で恩返しできると思うので、
それはちょっとお時間くださいっていうところなんだけど、
ちょっと戻るとワンイシューだと思うんですよね。
ワンイシュー、常にワンイシュー。
巨大なイシューを一個。
他のものには脇目を振らないというか、
あるいはそのイシューの中に含まれるものだけをやるっていう、
大きなイシューなので多くを含むと思ってて、
そういうワンイシューをちゃんと見つけてきて、
上手い形でアラインして、
第三者を巻き込んでやり切って、
事業価値を作って企業価値を成長させる人みたいなのが、
事業開発の価値なのかなと思ってます。
うちに三菱商事出身者が2人いるので、
いつも礼儀出して申し訳ないですけど、
例えば三菱商事って5年前と今で見たときに、
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企業価値って成長率ってほぼゼロかちょいマイナスぐらいなんですよ。
ずっと同じぐらいの金額感で、
もちろん波はあったんですけど、5年間の中で。
資源高で上がった時もあるし、下がった時もあると。
ただその5年間の間も、
おそらく事業ポートフリーは変われど、
捨てれたものもあるし、
捨てれなかったものの方が多いっていう風に個人的には思ってます。
私そこで事業を生み出した、ゼロから何かを生み出したっていう事例は、
少なくともソフトウェアが絡むようなレイヤーでは、
ほぼゼロなんじゃないかなって思っています。
どちらかというと、そこの三菱商事にいる方々のバリューって、
既存の大きい事業回してきたっていうところが今なんじゃないかな。
これは正直、僕がマルベニって会社にいた時も変わらなくて、
やっぱり大手にいると、基本的には誰かがワンイシューで頑張って
ぶち上げてきた事業を回すっていう役割をしてきた。
その中でいくつかの不確実性のコントロールとかあったかもしれないですけど、
やっぱり成功した事業をゼロからそこの期間で作った人っていうのは
あんまりいないのかなっていう風に思います。
他方で、いたらちょっとごめんなさい。教えてください。
他方で、メルカリみたいな会社、全職なのであれなんですけど、
この5年間で見たら成長率半端ないんですよね。
多分時価総額ベースで言うと、2015年の頃っていくらぐらいですかね。
100億円とかシリーズBだったぐらいですかね。
2014年の10月とかは確かシリーズBだったんで、
その時に100億ぐらいつけてたはずなんで、ポストで。
だとして、たぶん2020年の今現在で4000億とかなんで、
30倍とかに成長してるはず。
そうするとやっぱりそこの事業開発というか、
もちろんワンプロダクトというか、いくつかプロダクトあると思うんですけど、
基本的にはメルカリっていうプラットフォームの上でプロダクトがあるっていう感じなので、
あれを作ったっていうのは本物の事業開発というか、
なんじゃないかなっていうふうに思ってます。
ちなみにお断りしとくと、僕メルカリ何もやってないです。
何もやってなくて、僕は自分自身としては、
あの会社に対してはノーバリューだったと思ってます。
なんか申し訳ないですけど。
ノーバリューでした。
メルカリの中にはすごいタレントがいっぱいいたんですよ。
昨日ちょっと久々にお会いした元メルカリで事業開発の小野さんっていう方がいて、
結構いろんなメディアにも出てて有名な方なんですけど、
メルカリ自体は結構オンラインでトランザクションが完結するようなプロダクト。
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少し発想とかはありますけど、
基本的にはオンライン上で商品探して、
購入して、決済まで完了して、
あとは送るなり受け取るっていうのがその後ろに付加価値としてくっついてるって感じなので、
プロダクト自体が事業のモデルをほとんど規定してるとは思うんですけど、
その中でやっぱりフリクションっていっぱいあって、
例えばさっきの送るっていうタイミングで、
どういう箱で送ったらいいか分かんないとか、送料事前に分かんないとか、
そういう形で売る側の不安だったり、フリクションがいっぱいあったんですよね。
そこに小野さんが確か2014年くらいに入社されて、
一番事業開発で手がけられてきたのが、
発送のフリクション、商品を送るってところのフリクションを取り除くっていう形で、
売り手は売りやすくなる。
売り手が売りやすくなると、あれはツーサイドプラットフォームなんで、
やっぱり売りやすいと商品が出やすくて買いやすくなる。
欲しいものが見つかるっていう流れなので、
トップラインに向けようするし、
あるいはコストサイドで、
配送とかにかかってるコスト、ユーザーさんのコストを下げてあげるっていうところにも寄与するし、
コストってのは金額的な分もそうなんですけど、手間ですね。
っていうので、コンビニから配送できるようになったり、
ヤマトと提携して箱ができたりとか、
この箱で送るといくらで?みたいな、
そういうフリマならではのペンよといった事業開発が生まれてると思うんですよね。
基本的にはあらゆるフリマアプリとかが、
このオノさんの道の上を走っているなと思ってて、
特価型のものもそうですし、
ラクマさんとかも同じように、
一度コンビニとかに事業開発されると、
同じようなサービスが同じように入りやすいっていうところがあって、
素晴らしい仕事をされたんじゃないかなと思ってます。
もちろんオノさんの中では満足してないなっていうのは、
やっぱりやれることやりたいことはいっぱいあったけど、
その中でもうまく出せたものが今世の中にあるっていう感じで。
これって先ほどの事業開発の価値っていう意味では、
EVの成長率に対する人数の割合で言うと、
オノさんのチームってものすごい少なかったんで、
すごいバリューを出してるなと思ったんですよね。
今うちのPR手伝ってもらってるリッチャーとかはPRの面でそういうことをやってて、
これも確実に事業価値とか企業価値に効いているので、
成長していた企業にいる人って、
やっぱり成長ドライブするような能力を持ってるんですよね。
決して大きな企業に入ったからといって、
何かを成長させる力が身につくかっていうと、
やっぱり必ずしもそうではないかなっていうふうに最近、
こういう人たちを見てて思うところで、
逆のサイドから来る、
オールドインダストリーからスタートアップに来る人たちって、
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ものすごいアンラーンとラーニングが改めて必要じゃないかなっていうのを感じてるところです。
ちょうどその事業開発で、
赤城くんっていう三菱商事から来たビズデブと、
一応ファイナンスメインで見てもらってる山田さんっていうカワラエルから来た人にも、
事業開発で少し触ってもらってるんですけど、
得意な部分はあるんですよ。
例えば契約書きっちりするとか、
コミュニケーションのラインきっちり保つとか、
そこは三菱商事ならではというか、
運用のところできっちり鍛え上げられてる。
ミスがない。
それは素晴らしいと思うんですけど、
成長って結局速度との、
速度あたりの成長が一番大事なので、
単位時間あたりの成長がどれだけ大きいかというのが重要。
事業にとっては。
極めて短い単位時間の中で、
どれだけ大きい成長を作れるかってなると、
まだまだそこの1週の見極めというか、
どうやってそこの1週に見つけるかとか、
フォーカスするかとか、
不確実性コントロールできるかみたいなところだと、
2人ともスキルとして、
経験として今まで、
全くではないと思うんですけど、
ほとんどない状態から来てるので、
そこが一番今苦しそうというか、
頑張ってやってもらわなきゃいけないなみたいな感じで、
ふんわり見てます。
あんまりこれに対して、
ネガティブとかではなくて、
今後人材って交わっていかなきゃいけないと思っているし、
僕らもそういう交点で仕事をしてるので、
そこの間で仕事していくのが、
事業開発になっていくとした時に、
行き来する上でのフリクションって、
どうなるのかなっていうのを考えたら、
ちょっと今回みたいなことを思いつきましたっていう話ですね。
あと、
なんだっけな、もう1個言おうと思ったんだけど、
逆だ、スタートアップ側から、
大企業に行くみたいな流れがある時の、
フリクションポイント、
キッチンにメールかけるかみたいなのがあるとは思うんだけど、
それやっぱり実は難しくないというか、
コモディティーなんで戦う場所じゃないかなっていう気はしています。
今これから起きていくパラダイムシフトの中で、
逆の動きってそんなに必要ないんじゃないかなっていうのが、
思っていることでもあります。
大きい会社さんって、
いろんな会社さんがうちにコンタクトしてくるんですけど、
まずビジネスモデルというか、事業のモデルがあって、
プロダクトはサブですみたいな。
組織図とかと同じような位置づけのサブとして扱われてるんですけど、
今後起きることって逆だと思ってて、
売り場だったり、人が触るものだったり何かを実行する場所って、
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デジタルになっていくので、
デジタルの上の価値、顧客価値をどんだけ最大化するかっていうデザインが初めにあって、
つまりプロダクトデザインが初めにあって、
それを例えば長期で運営していくためにキャッシュフローどうすればいいか、
そのためにビジネスモデルどうすればいいかとか、
組織はどうしたらいいかっていう、
そちらがサブセットになっていくというか、
うちの会社とかはそういう考えで経営してるんですけど、
なんで主従が本当に逆転すると思うんですよね。
オールドインダストリート、我々みたいなスタートアップの考え方で。
どんどんオールドインダストリート側に
主従の逆転を促していくというのがほぼDXだと思っているので、
スタートアップ側からエンタープライズに行くというよりは、
エンタープライズの方々が
こちら側のパラダイムシフトに乗っかってもらうという考え方を変えてもらったり、
アンランしたり勉強してもらうという必要があると思っていて、
そこをどうやるかみたいなのは結構ありそうだなというのは思いますね。
正直これについての個人の結論は、
教えても教えられるもんじゃないので、
学べみたいなところが強いと思うので、
結構年齢って重要だなっていう、
学べない年齢ってあるんで、
学べない年齢というか、
多くの人が学びが遅くなっていく、
年齢の位置みたいなのがある気がしているので、
若くてスポンジみたいなときに、
いかに脳をガツンとできるかみたいなのが、
大事じゃないかなみたいな、
ちょっと濃くな話ですけど。
僕とかも年をとっていくので、
常に自分にとって正だったものを捨てられるかというのは、
これまでもそうだったんですけど、
今もかなり意識してやっていかないとなと思っております。
ということで、
だいぶ話されましたけど、
ビズデブの話しました。
それでは。
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