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2021-08-13 18:22

#179 BizDev of Platform company

プラットフォーム企業におけるBizDevの役割や難しさ、そして自分とBizDevの初めての出会いについて話しました。

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おはようございます Zerotopicです
今日はプラットフォーム企業のビズデブというポジション
これがどういうことを求められているとか 何が難しいとか
あとは自分自身がプラットフォーム企業のビズデブみたいなものと初めて触れた時の話をしたいなと思っています
僕の個人的な初めの経験なんですけど 僕は結構キャリアがすごいめちゃくちゃというか変わってまして
なんか一社目マルベニっていう商社に入った後 1年で辞めて
そのRCFっていう東北の東日本大震災の復興支援をやるNPOに入ったんですよね
その時10人ぐらいで
たまたまなんですけど RCFのプロジェクトの中でGoogleからファンドレイズをする機会があって
Googleからお金をお預かりして あとはその社内のいわゆる20%ルールみたいなものの中で
Googleの社員のリソースを集めて そのリソースを使ってGoogleの復興支援の事業を立ち上げていくという形なので
コーディネーターみたいな形で Googleの社内に席を作らせてもらって
会社の中の人とも自由にメールで こういうクライテリアの人いないかなって探して
コンタクト取ってとか ハブになるような人から紹介してもらって
そういう人のパワーを集めて 東北に対してどういう事業を展開していけばいいかを考えて
その時はGoogleマップとか あとはそれ以外のプロダクトを使って
復興支援に資するようなプロジェクトを 次々と立ち上げるみたいな事をやってたんですよね
なのである種Googleの社内に置いてもらって 可愛がってもらったみたいなのが1年半くらい経験であります
その時に初めて 自分自身もビジネスデブって事は全然知らなかったし
それこそ前職があまりテックとは関係ない会社だったので プロダクトとかテクノロジーがある会社
当然Googleなのでプラットフォームがある会社で そのプラットフォームの事業をどうやって展開していくか
みたいなことに関わったのは それが初めてだったんですよね
で 僕はある種アリューというか その中でも復興支援みたいな文脈だったんですけど
それを手伝ってくださる方は 本職としてはバリバリそういう仕事をしてる人が多くて
その時に出会ったのが 例えば今だとNianticっていうポケモンGOですね
あれを展開している会社の VP of ProductのKawai Keiichiさん
Keroさんって呼んでるんですけど Keroさんとか あとGoogle Map
彼はGoogle Mapの元々プロダクトマネージャーで
彼とタッグを組んでたビジネスデブの 村井節人さんっていう方がいらっしゃって
その2名だったりと一緒にお仕事させてもらったり あと飲み会の席で
「山本 お前はこういう仕事をしてみないか」みたいな感じで
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結構お誘いいただいたりとか いろいろ訓導いただくっていう機会がありました
なのでその時に初めて村井さんとか あとはKeroさん自身も
ビジネスデブ的な立ち回りを すごくしたりすることもあったので
を通じてなんとなくプラットフォーム企業における ビジネスデブみたいな役割の人と触れたりしたっていうのが
僕の初めての接点です
村井さん当時はGoogleマップのコンテンツパートナーシップの 拡大みたいなのをやられてて
その延長がイングレスとかポケモンGOっていうゲームが 例えば伊東園と組んで
街中に自動販売機がポータルになっていくとか あとはマクドナルドと組んで
ポータルになって そこの集客支援しつつ そこに人が大量に集まるみたいな
仕組みを作ったりとか プラットフォームを使って
誰かの事業に資する形を作ったり その形が見えてきた延長で
プラットフォームに対して必要な機能要件等を フィードバックかけていくっていうのが
なんとなく僕がその時見てたビジネスデブっていうものの あり方なんだろうなって思ったんですよね
それに近いような仕事もさせてもらって 例えばなんですけど
Googleマップの横のプロダクトに ストリートビューっていうのがあって
今もあるんですけど 見えるやつですね 道とか写真で見えて
360度見渡せるカメラがついた車で いろんな道を走ってその様子を撮影して
地図上でバーチャルな旅ができるみたいな プロダクトなんですけど
あれを使って福島県の波山町っていう 玄海エリアにストリートビューの車を走らせて
360度撮って発信するっていう アイデアがあったんですよね
そのために必要なのは当然 玄海区域なので
福岡町とか国 あるいは福島県 あるいは波山町っていう
そういったステックスホルダーから しっかりとした許可を取ったり
あとは当然被爆のレベルが人体に影響を及ぼさない範囲に コントロールするために
防護服規定とかどういう手続きでっていう
そこをしっかりと まず行政側をしっかり抑えて 交渉をして
かつこれにはどういう価値があるかっていうのを 紙くらいで説明すると
他方でGoogle側はそこのロジスティックス回しながら
時系列で東北の沿岸部の様子がどうなったのかっていうのを 追いかけられるようにしようっていうのを
同時にプロジェクトで走らせていて
そこはPMであるケアルさんとかも すごい動いてくれたりとか
例えば地震によって沿岸部の海域線っていうんですかね
あれがどのぐらい動いたかとか そこのストリートビューの様子が
例えば3月10日と3月11日でどう変わったのかみたいなのが 動的に見えるように可視化するっていうプロジェクトをやったんですよね
なんでGoogle側の社内調整もあって
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そこを繋いで一つ3.11によって 福島県浪江町がどう変わったのかとか
今誰も入れない今どうなってるんだっけっていうのを 世界に対して発信して
こういうことを風化させないとか あとは忘れないようにするとか
あるいはそこに住んでた人たちが 今自分たちの街どうなってるんだろうっていうことに対して
思いを馳せられるようにするとか そういう意思を解くためのプロジェクトをやったんですよね
それが僕が直接めちゃくちゃやったってわけじゃないですけど
うちのRCFっていうチームでやった 結構大きい仕事だったなと思っていて
そういう仕事の仕方とか あとイノベーショントークって言って
これはなんか自分が本当 ゼロから立ち上げまでずっとやってたんですけど
遠くの6万社ぐらいかな 流されてしまった 津波に流されてしまったとかもあって
6万社ぐらい廃業されているんですよね
そういう中小事業の方々でさらに廃業はしてなくても めちゃくちゃ困ってるっていうケースに対して
まさにその20%のパワーを持ってる Googleの人たちをマッチングして
リモートで当時はハングアウトかな 今のGoogle Meet使って
ハングアウトでなんかコンサルティングをしたりとか
あとは時にはその反則費をGoogleから持ち出して アドバース使って
例えば釜石っていう岩手県の沿岸分野で ホタテを作られている漁師の方
ホタテを養殖されている漁師の方の すごい美味しいホタテがあるんですけど
それをリスティング広告で直接売るみたいな
ECを立ち上げてリスティングで直接売るみたいな プロジェクトをやったりしてました
本当にベースとかスターズがまだない状態だったんで
そのECサイト作るようなツールも自分たちが引っ張ってきて
ECを自分たち作って広告アドバース回して
当然プロがいるんでSEOとかSEMって言われるような領域を
Googleのメンバーに手伝ってもらいながらやって
そういう人たちをエンパワーするとか
それは本当ごく一部なんですけど
そういうところまで至らないにしろ何かしらのヘルプをしていくっていうのを
マッチングするっていうプラットフォームを作ったりして
さらにそれをレバレッジかけるために
Yahoo!さんと提携したりとか
GoogleとYahoo!がかなりすごい話だと思うんですけど
あと当時どこだったかな
復興庁からスポンサードというか
復興庁がこのプロジェクト応援してますみたいなので
ロゴ載せさせてもらったりとか
そういうビジネスデボをしたりしましたね
というのが自分の初めての経験です
今Stellarやっていて
その間というかTENXに至るまではその後はビジネスデボはほとんどなかったんですけど
その間はずっとプロダクトに没頭してて
どうやってプロダクト作れるようになるかとか
プロダクト作る上でどういうチームを作っていけばいいのかとか
そういうことに没頭してたのが
その次の3、4年くらいかなという感じですね
なので僕のキャリアとしては
実はビジネスデボ先だったかもしれない
ビジネスデボがあってプロダクトが
マルビーの時はファイナンスとか
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コーポレート的な要素、リスクマネジメントとかもやってたんで
そういうこともあって
会社を経営していく上で
ハウの部分のパーツは
なんだかんだ変なキャリアだったんですけど
それ揃えていったのかなみたいなのを
振り返ると思いますね
で、プラットフォーム企業
というかプラットフォームのビジネスデボって
じゃあどういうものかなっていうのを
今改めてステラとかもやる中で
振り返って考えたり
あとはチームが増えていく中で
そこのマインドセットを揃えていく必要があるなと思って
ちょっと言語化を試みてみてますと
2つかなと思って
1つはプラットフォームの価値に対して
スケールとかレバレッジをもたらすっていうのが
ビジネスデボの役割
例えばプラットフォームに対して
何か1つのフィーチャーが追加されて
例えばなんだろうな
お客さんが商品を買えるようにする
みたいな機能があるとして
その機能が追加されたときに
それをエンドとエンドで届けるときに
1対1で売っていくみたいな
それを100回積み上げるっていうのが
いわゆるセールス的なモデルだと思うんですけど
そうじゃなくて
1つのビジネスデボをしたら
それがいきなり100になるとか1000になるとか
機能とかプラットフォームの価値自体に
非連続なレバレッジをもたらすっていうのが
何か1つビジネスデボがしやすい
できることかなと思ってます
僕らでいうとネットスーパー立ち上げる
っていうところに対してする
フォールプロダクトを用意していて
これがあるだけで
自分たちネットスーパー事業をやるだけだと
それを使っている会社は1つだと思うんですけど
我々はVizDevでさまざまな会社の中期経営計画とか
あとはデジタル上でのオンラインの戦略みたいなところに
しっかり入り込んでいって
そのインプリを手伝うものとして
このStellaを展開できるようになると
それが車数でいうと1車2車3車で
セールス的な感じに見えるかもしれないですけど
例えばライフさんに入ると
日本一のスーパーマーケットなんで
ものすごい大きなレバレッジがかかるみたいな形で
そのリターン幅っていうのはすごく大きくなる
リターンっていうのはお金的な意味もあるんですけど
そのプラットフォームの価値
提供している価値の幅がやっぱり
使う人が大きいほど大きくなるので
リターンが大きいなっていう
そういう状態が作れる
それがVizDevあってならではのものかなと思ってます
もう1つがプラットフォーム自体に
強いフィードバックをかけて
自分の価値を上げていくっていう役割かなと思ってます
どういうことかっていうとVizDevって
様々なネットワークを作っていて
例えば内的にもプロダクトとかグロースとかコーポレートとか
当然ネットワークがあって
ただ外に対しても一番大きいネットワークを持つんですよね
例えばそれは我々だったら小売企業だけではなくて
その周辺にいるメーカーとか配送業者とか
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庫内ベンダーとかいろんな会社さんと
緻密にネットワークを作っていって
大きいサイロをでかくしていくんですよね
それを通じて我々というか
社会とか産業っていうのがどこに向かっていくのかに対して
すごく大きなインプットをいただけるんですよ
そのインプットを持った上で
社会どう進むのかとか市場性とか
それに対してプラットフォームのポジショニングって
どんどん変わっていったり
プラットフォームが提供する価値と
そうでないものの境界線があるとしたら
それをどこのベクトルに広げていくかってことに対して
ものすごい精度の高い資座を持てるようになるはずなんですよね
それに対してそれをプロダクトとかプラットフォームとか
あるいはコーポレートとしての会社のあり方みたいなものに対して
フィードバックかけて
時には非連続大胆で痛みがある変化を求めていくってことが
まずは役割になってるなっていうふうに思うんですよね
むしろビジネスディベンツがそれをやらなかったら
いつかはレガシー化してしまうというか
プロダクトも今のお客さんのニーズで答えてるけど
将来のニーズには答えられないとか
将来のニーズが見えてるのに
それに対する対処の優先度を遅らせてしまって
結果ピボットが遅れたりとか動きが遅くなってしまうとか
そういった状況を招き得る
それを防いだり
会社の成長を牽引するっていう意味での
ビジネスディベンツの役割は
フィードバックをかけて
資産の価値を上げていく方向性を示していく
っていうところにあるのかなというふうに思っています
あとは日々のインプリみたいなプロダクトって
一つの機能を追加するのに
やっぱり行動的な設計とか
あとはプロダクト的な設計
デザイン的な設計みたいな
いろんなものを加味して
やっぱり一つを練り上げていくじゃないですか
そういう一歩一歩の動きと
なんかVizDevが作っていかなきゃいけない
将来に対しての資産のあるべき姿との
ギャップが大きいほど
そこのコミュニケーションだったりとか
擦り合わせってやっぱ難易度が上がっていくと思うんですよね
だからそれを引き受け切る
コミュニケーション能力みたいなものが
やっぱすごい大前提のベースに
敷かれていくのかなというふうに思っています
こういう2つの役割
レバレッジとフィードバックっていう
2つの役割を担っていくにあたっては
やっぱ難しいこともあるなと思っていて
1つはパートナーシップとか
周りのネットワークのサイロンの中から出てくる
ワンツーみたいなこうありたいとか
そういうものをそのまま
プロダクトとか会社の中に持ち込んで
フィードバックしていたら
正直ただのご用意期になったりとか
会社にインプットの量がバラバラと
強度も優先度も分からない状態に入ってくるので
かなりネガティブが大きくなってしまう
っていうことを懸念しています
ゆえにすごい中小度の高いというか
その資産性というものに対する感度の高さみたいなものが
VizDevには求められる
こればっかりは解像度とかもそうなんですけど
めちゃくちゃ言い方悪いんですけど
センスは必要だなってふうに思ってます
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そういうセンスを持っている方こそ
なんかより飛躍的なVizDevがしやすいなっていうのは
見てて思う部分ではあります
ゆえにすごい難しいことなんですよね
それが1個
プラットフォーム企業ならではVizDevが求められることかな
で難しさかなと
もう1つはある種さっきのセールスみたいな要件というか
プラットフォームを売りに行くという側面は絶対にあるんですよね
なんですけど全てじゃなくて
やっぱこのさっきのサイロ化したインプットの中から
どういうプラットフォームに今後なっていくと
我々って世の中全体に資する最大公約数を見つけられるんだっけっていう
そこに答えをつい見出し続けなきゃいけないんですよね
ある種忙しさでそういうことって
やらなくてもいい状態にはなりやすいんですけど
VizDevがそのを止めちゃうと会社としては
社会との接点の最先端にVizDevっていうのがいるので
状況は分からなくなる
例えばキングダムってマガナと
シンっていう国がいろんな国7カ国と戦争をやってますよね
その戦争の時に前線に立っている将軍たちから
ちょっと中央に対して使者を送って
状況がどういう状況なのかってことを伝えないと
フロントに対してどういう兵隊を供給したりとか
資金を授けたりとか新しいリソースを人を送ったりとか
そういうことができなくなっていくと
っていう意味でもフロントワーカーとしての
すごい大きい役割っていうのを持ってるなと思っています
なんでそれを得て敏感に察知して伝達できるとか
そういうものを受け続けられる
バッファーみたいなものも重要かなと思ってます
そういう形でフィードバックをかけていく
バッファーを持てることで
ある種のプロダクトが常に正しい展望を持てるようになるとか
次の施策とかストラテジーが間違わないとか
そういう役割になっていると思っていて
この辺りについては正直そういう機会を
たくさん世の中で経験することって
そこまで多くないかなと思っているので
すごく難しい部分だと思っていて
テイクとしても難しいから個人の力で頑張ろうではなくて
それをどうやって型に落としていったら
経験がない方でもうまくケッチアップしながら
個々の可能性を開花していけるかってところに
今すごく興味があって
採用もそうなんですけども
カタカトか今みたいな役割を果たしきる
追求しきるチームを作っていきたいなっていうのは
今の僕の強い関心事です
採用についてはめちゃくちゃすごい
めちゃくちゃすごいというかすごい頑張っていて
あらゆる情報発信はどんどんしていきたいなと思っているので
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ぜひこれ聞いた方でこういうとこ気になるなみたいな質問があれば
気軽に私でも会社に対して直接でも
あるいはオープンオフィス等でも構わないので
いただけると嬉しいなと思っています
今回はこんなところで
プラットフォーム企業のVizDevについてお話をしました
ありがとうございました
18:22

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