1. Zero Topic - ゼロトピック -
  2. #176 The backyard of 10X’s S..
2021-07-29 15:37

#176 The backyard of 10X’s SeriesB round / Why only follow-on

先日発表したシリーズBでの資金調達の裏側について、なぜ既存投資家のフォローオンのみだったのか、これから何に対してリソースをあてていくのかについてお話しました。より詳細については7/30に行われる経営陣オープンオフィスや、8/4以降の各ポジションのオープンオフィスでお話できればと思っているので、ぜひご関心ある方はご応募ください!

応募フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf2A51u8O4GJc9c4r6f0Vxhj_smpYW3IT6wzOjHxDGNIsOWAA/viewform

00:00
はい、おはようございます、ゼロトピックです。
今日はですね、昨日、7月28日に10XでのシリーズBの資金調達のラウンドについてプレスリリースを出しました。
その件についてお話ししようかなと思っています。
まずその調達の今回、発表させていただいた内容なんですけども、
15億円を既存投資家であるDCM Venturesと、あとはAnriという、この2つのファンドからフォローオンのみで出していただきました、という内容になっています。
今回の調達資金の使徒なんですけども、大きく3つかなというふうに考えています。
1つ目が、あふれる事業機会にしっかり対応できる強い組織を作っていこうと思っています。
そのあふれる事業機会というところが結構1個ポイントかなと思っていて、
この資金調達のリリースと同時に、もう1つ、カルチャーデックという会社の状況、事業の状況、文化、そういったものをひとまとめにしたスライドを公開しているんですが、
公開というか更新ですね、更新しているんですが、その中に弊社のパイプラインの状況をアップデートしたんですね。
我々VizDevという組織が6名ほどいるんですけども、その6名では到底さばききれないほどの巨大な事業機会を現在いただいている状態になっていて、
これに対してプロダクト事業、そしてコーポレット、あらゆる面から対応ができる組織に、本当に短い間にトランスフォームしなきゃいけないなという、
そういうチャレンジをする必要があると、市場的に求められている、そんな状態になっています。
なので、現行の30名程度というところから、予想1年半、来年の末ぐらいまでで100名程度の組織に一気に急拡大をしていく、
そもそも必要性があるというのをボトムアップで認識しています。このためにいただいた資金を使っていきたいと。
2つ目が非連続なサプライチェーンの構築というところで、まさにカルチャーデックの中でも詳細を書かせていただいていたんですけども、
我々が位置しているオンラインのグロッサリーの事業というのは、ボトネックが明確にサプライチェーン構築なんですよね。
それは小売さん側にかなり非連続なコンピテンシーを求めるとか、そこに対して我々はソフトウェア、プロダクトを提供する、
あるいはオペレーションの設計を提供するんですけども、オペレーションそのものというのが、どうしてもその両者の間にあるボールで、
小売さんに担当していただくことが多いです。なんですけど、これさらも我々はしっかりとボールを拾い上げて、
より高速に、より強いサプライチェーンを早く構築できる環境を作っていくというのが、
急務になっていくかなと思っていて、そこに対するチャレンジをしていきたいと思っています。
ここに対してHow、メソッドみたいなところは、まさに今探索中ではあるんですけども、
03:00
例えば海外だと、ギグワーカーとかマイクロフルフィルセンターみたいな形で、一定答えみたいなものが出てきています。
ただこれら日本の特殊な環境、あるいは東京とか地方とか、そういう切り分けをしていった時に、
何が合う合わないっていうのはかなりセンシティブなイシューなんですよね。
そこに対して我々が、今日本全国にパートナーシップが広がっていっているので、
全体の解像度の中で最適解、ステアラーとして何を持つべきかっていうのをまさに検討していきたい。
そこにR&D的に資金も含めてリソースを投下していきたいと思っています。
最後がM&A含めた強固なファイナンス、FP&Aの体制をつくっていうところですね。
速度を上げていきたいっていう意味で、
やっぱり我々が目指す未来にアラインしたプロダクトだったりチームをM&Aさせていただくっていう機会ももちろん狙っていきたいんですけども、
第一はそれができるコンピテンシーとか、それを評価できるコンピテンシーを会社の中に作るっていうことだと思っていますよね。
どういうことかというと、FP&Aでしっかりプランニングができる財務プラン、事業計画、そういったものがすべて一つなぎになっていて、
日々のアクションが財務的な可視化がすぐできる。
あとは投資対効果がすぐ分かる。
そういった状況をまずはしっかり作り切る。
その上で何にどこまで投資してどの程度で回収できるのかっていうのが、
あらゆる売収については必要になってくるので、そういった評価ができる状態を作ったり、
あるいは我々がやる新規事業とM&AがA to Aで比較対象になることもあると思うので、
どっちがいいのか、そういった判断が、より意思決定がしやすくなるという環境を作っていきたい。
そういったよりコーポレートというか、フィナンシャルな体制を作っていくというところに投資をしていこうという、
大きくこの3つを調達指揮の使徒として掲げています。
というのがざっくりとした調達のさまりですね。
世界のポッドキャストなので、あまり公に書かなかったことで、
個人的に思っていることとか、どういうことがあったというのを、
少し軽く話せればいいなと思っていて、
ひとつこの調達の中で、あまり多くの人は触れていなかった、
Twitterとかですごいいろんな方に取り上げていただいたんですけど、
触れられていなかったんですけども、結構我々的には大きいポイントだなと思っていることがあります。
それは何かというと、今回のこの結構大きめの資金調達のラウンドを既存投資家だけでまとめたというところです。
この背景どういうことがあるかというのを、少しお話しできればいいかなというふうに思っています。
じゃあ何でフォローオンだけなのか。
Why only follow on? みたいな部分なんですけど、
一つは既存投資家は我々の事業、あるいは組織の価値というものを極めて高く評価していただけた、
あるいは早く、もしくは正しく理解いただけたというところが、やっぱり最も大きい部分かなと思っています。
昨今ですね、いろんなスタートアップが資金調達、エクイティでは調達をしていて、
06:06
その時に投資家の名前がずらっと並ぶっていうのは、いろんな方々が目にされていると思うんですけど、
もちろん新しい投資家を迎えていくっていうのは、それはそれで大変なことだと思います。
一から積み上げてきた事業とか組織の価値というものを、しっかり伝達して評価していただいて、
お互いの理解が合意できるポイントを探していくっていう調整をするっていうのが、すごい重要なポイントなんですけれども、
ラウンドを重ねていくと、やっぱり伝えるべきポイントっていうのは、結構膨らんだり、あるいはシャープになっている会社もあると思うんですけど、
いろいろ言えることっていうのは増えるんですよね。評価できるポイントも増えていくっていうのが、情報開示も含め進んでいくので、
ラウンドが進むほど情報が多くなっていくという中で、もちろん新規の方々を募って、
新しいボードメンバーとか株主としての価値を発揮していただくっていうのは、もちろん良いんですけども、やっぱり速度が落ちちゃうんですよね。
適切なライトタイミングで創業者のリソースを使わずに調達するっていう意味で言うと、かなり時間はかかる方向になると思っています。
その時間を投資するだけの価値はものすごいあるとは思っているんですけど、今回について言うと、まずDCMさんから僕らはタームシートに近いオファーを先にもらっているんですよね。
10Xの可能性を信じています。このぐらいのデカいラウンドをやった方がいいし、そのために長期でどう戦っていくのか一緒にディスカッションしましょうみたいな形でオファーをもらっていて、
まずそれがきっかけになっているっていうのが結構多かったです。
イコール我々の価値を信じてくれたり、すでに理解していただいているっていうところからタームをいただいているっていうのが結構大きいかなと思っています。
プラス、やっぱりDCMさんもアンジュさんもそうなんですけど、ディープポケットがあるんですよね。
もともとそれを意識してこの前までのラウンドっていうのを組んでいたんですけど、大きなフォローをしっかり乗ってくれる会社さんに、会社というかファンドさんに入ってもらいたいっていうのが、
僕のVCラウンドを初めてやった時からの一貫した思想で、それにはまる形で今回我々が大きく羽ばたくタイミングでしっかり乗ってこれるディープポケットがあったっていうのはすごくありがたい。
両者とも大きいファンドを運営されているっていうところが大きかったかなと思っています。
もう一つ、我々、ありがたいことに新規で我々に投資したいっていう投資家の方々からかなりの数のお問い合わせをいただきはしたんですけども、
そのほとんどについてはお断りをさせていただいたっていう形になっています。
その背景としてはその次のラウンドを見据えた時に既存投資家から強くフォローされているっていうのがものすごいいいシグナルになるなっていうふうに理解できたっていうのがあるんですね。
09:10
当時はそこは分からなかったんですよね。
このラウンドをオープンする前はその価値っていうのは正直まだ個人的には理解はできていなかった部分なんですけども、
今回ラウンド組みにあたってその次のラウンド等も含めて考えるっていうので、
海外の機関投資家の方とかをご紹介いただきたいしながら一定数お話しさせていただきました。
その中には今回のラウンドで是非っていうお話もあったんですけども、
彼ら要はクロスオーバーの投資家の方々とかとお話しする中で、
やっぱりそのREVCがその大きなファンドに持ち替えながらしっかりフォローしていくっていうところは、
本当にやっぱ上場でも上場人とかにでも米国とかですとかなり大きな期待株であるっていう、
信用が醸成されるっていうお話を一人だけではなくて複数の方から伺ったんですよね。
なのでそういう意味でも我々の信頼をより強固にしてくれるっていう株式市場ですね。
意味で既存の投資家の方にしっかり持ってもらうっていうのは、
ものすごいポジティブだなというふうに捉えて既存投資家に絞らせていただいたっていうところがあります。
イコール我々どういう上場を目指すかっていうのとセットになってくるかなと思っていて、
そこも今回いろいろ議論したんですね。
それこそ落する方式と今では呼ばれたり、プレイドさんがやられた方式とかみたいな形で、
上場の仕方っていうのはテクニカルにいくつかあります。
ただ日本の上場のIPOのマーケットっていうのを考えたときに、
どうしても今スタートアップがIPO自体がアメリカとかと比べると小粒、
数百億円ぐらいのバリエーションのレンジで上場するっていうケースがどうしても多くて、
そうなってくるとそのうちの数パーセントとか十数パーセントだけが流動性を持つってなると、
かなりチケットサイズとして小っちゃい、要は流動性があまり出ないっていうところが日本の市場の難しいところ。
これらがいわゆるIPOポップとかにつながっていたりします。
この問題について、
本質的にどうすればいいのかっていうのは結構答えは見えているかなと思っていて、
一つはやっぱり大きな上場をしっかり目指していくってところだなと思っています。
僕らとしてもやっぱりその大きい上場っていうのを目指していこうっていうのが今回原決まりも決まりましたし、
そこから逆算して今回のラウンドはどう設計すればいいかっていうのを考えると、
要はディープポケットを持っている既存投資家にしっかりフォローしてもらうのが良いのではないかという、
そういう話になりました。
12:00
あとは少し小さな話なんですけど、小さな話ではないかんですけど、
DCMさんっていうのは、
彼らの中では内部的な整理としてファンドが2つ大きくてあって、
1個はシリーズA手前、シードとかもっとアーリーな状態に投資していくファンド。
あとはそこから上がっていった時に、クロスフェーズに入っていった時に、
しっかり数十億円レンジのチケットが切れるホームファンドみたいなのがあって、
今回についてはホームファンドの方から我々としても初めて入れていただいています。
なのでやっとDCMのポートフォーヤーの中でもしっかり意味のある存在になれたのかなっていう風には思っていますね。
だいぶ内々な話なので、お客様とかにはあまり通ずるものではないんですけど。
という形で、今回ラウンド組にあたってなぜ既存投資家だったのかっていうところについては、
こういった背景がありましたっていうのがあります。
特に鋭いというか、各社CFOと言いますか、
ヤプリの角田さんとか後は五条の片田さんみたいなところについては、
まさにその点にすごく絞ってコメントいただいてたりしたので、
さすがというかよく見てらっしゃるなというふうに思った次第です。
この後ろ側とか、より中継側、要はGEOとしてどう攻めていくんだっけみたいなところの方が会社としてはすごく重要だと思っていて、
そこについてもしっかり練り上げたものを作って会社の中にも公開してますし、
今回カルチャーデックにもかなりセキュララに掲載させていただきました。
パイプラインの話、後は顧客のリテンションとかアープの話、後はサプライチェーンにかなり投資していくという、
正直我々の戦略そのものがすべてベロッと裸になっているような状態だなと思ってますが、
よくこれを作ったのも後公開したのも自分なんですけど、
社内でも一瞬ぐらいは議論になるんですよね。こんな出して大丈夫かなみたいな。
なんですけど、個人的にはあまり意味がないというか、
現時点での戦略なんていつバレてもいいというか、
要は我々非連続に変わっていく存在なので、何が正解か分からない前提でやっていて、
その中で速度で勝負していこうとしていると。
速度とか品質で勝負しようとしていると。
でなると、この時点の戦略なんかいくら隠しても意味がなくて、
むしろそれをオープンにコミュニケーションすることで、
その魅力で人を引きつけていくとか、投資家を引きつけていくってことの方が大いに価値があるだろうし、
あるいはこういったタムの拡大可能性とか、
成長可能性についてしっかりと外部にコミュニケーションしていくっていうのは、
IPを見せると必須のコンピテンシーなので、
そこに対しても早期早期に対処していって、
会社として外部に対していいコミュニケーションが全体として取れる状態を作っていこうという、
そちらを優先している結果になっています。
なのでだいぶ盛大になっているんですけど、
その辺りについて、
15:00
明日ですね、金曜日、
オープンオフィスという形で経営人3名で話す機会があったり、
それ以降もポジションごとにグロースとかプロダクトとか、
各チームに落とし込んだときに、
どういうビジョン、ビューでやっていくのかみたいなのは、
オープンオフィスのような場で話していきたいなと思っているので、
ぜひご関心ある方、
リンクを貼っておくので、そこからご応募いただけると嬉しいなと思っています。
はい、という形で、
だいぶ気が引き締まる、
今日この頃なんですが、
頑張っていこうと思うので、
ぜひゼルトPを聞いていただいている方にも、
応援していただけると嬉しいなと思っています。
はい、それでは。
15:37

コメント

スクロール