2024-08-06 28:00

162【ゲスト: 神田大介さん⑤】新聞や報道はこれからどうなっていく?

spotify apple_podcasts youtube

これまで数週に渡り、朝日新聞ポッドキャストの神田大介さんをゲストに迎えしてお届けした山あり谷あり放送室ですが、今週が神田さんゲスト回最後のエピソードとなります。


山谷のポッドキャストなのに、すっかりMC役を神田さんにお任せしてしまっていた山ちゃん谷くん。今回はそんな会話からスタートします。次に、ずっと気になっていた質問を神田さんにしてみました。


『どんなきっかけで朝日新聞ポッドキャストを始めたのか?』『そもそも何で神田さんが抜擢されたのか?』等投げかけてみました。そして最後は、『新聞や報道は、今後どのように変わっていくのか?』という内容についても色々おしゃべりしてくれました。


新聞記者として長年現場で働いているからこその視点や考え方を、ぜひお聴きの皆さんもぜひ一緒に最後までお楽しみください。


それでは皆さん、今週も素敵な一週間を!




【朝日新聞ポッドキャスト】

今回ゲスト出演してくださった神田大介さんのポッドキャスト


◆ 『親モヤ』シリーズからはこちら↓

https://www.asahi.com/special/podcasts/?pgid=chichioya_moyamoya


◆ 『ニュースの現場』からはこちら↓

https://open.spotify.com/show/392h0MYfvMTndEVzf2cOvC?si=owC9XjFrQ7C07_ttnMV6rA&nd=1&dlsi=67c9a2eae393476f


◆ 神田大介さんのX(元Twitter)はこちら↓

https://x.com/kanda_daisuke




【番組へのお便り】

皆さまからのお便りドシドシお待ちしてます!収録中に読ませて頂いた方には、番組オリジナル山谷ステッカー(非売品)をプレゼントとしてお送りしてます。皆さまからの感想や応援メッセージが、本当に僕たちのポッドキャスト活動の支えになります。


◆ お便りはコチラから↓

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQHIyxRFs1D73GZVojXPQ2G5I2DwgnYeOkPjPDHrbgVTm8hA/viewform


【メールでお問い合わせの方】

◆ メールアドレスもございますので、お問い合わせの場合はコチラからお願いします↓

yamatanifm@gmail.com




【1話で二度楽しめる山谷FM】

ポッドキャスト最新エピソード公開後、山ちゃんがその回の感想や収録では語れなかった裏話を『山ちゃんの放送後記(今週の裏山)』としてnoteに書き綴ってます。聴いてもをかし。読んでもいとをかし。一話で二度楽しめる山あり谷あり放送室。エピソードを聴いた後にぜひ今週の裏山も合わせてお楽しみください。


◆ 『山ちゃんの放送後記』はこちらから無料で読めます↓

https://note.com/uske1928/




【山谷FMの公式グッズ屋さん】

『山あり谷あり放送室』公式グッズストアもございます!山谷グッズで番組の応援どうぞよろしくお願いします。


◆ 山谷FM公式グッズ屋さんはこちら↓

https://suzuri.jp/Yamatani_FM




【SNSのフォローもよろしくお願いします】

◆ 山谷FMのX(元Twitter)はこちら↓

https://twitter.com/yamatanifm


SNSでも応援よろしくお願いします。 #山あり谷あり放送室 をつけて投稿してくれたら、僕たちめちゃくちゃ喜びます!



【山ちゃんのプロフィール】

 都内の学校の先生兼ワークショップデザイナー。学校内外でアーティストや専門家、企業と連携した授業やワークショップを実践。子どもたちとともに創造する環境をつくりだす。


◆ Instagram

https://www.instagram.com/tottorie/


◆ note

https://note.com/uske1928/




【谷くんのプロフィール】 アメリカ在住新米パパ。クラフトビール探検家・とも蔵として著書やSNS、YouTubeなどでクラフトビール文化を発信する傍ら、写真家・グラフィックデザイナーとしても国際的に活動。


◆ Instagram

https://www.instagram.com/tomozobeer/


◆ website

https://www.tomotany.com/


◆ クラフトビールの様々な普及活動 ⁠⁠

https://linktr.ee/yamatanifm




【山谷放送部員のInfo】

◆ カバーアートをデザインしてくれたモモちゃんのX(元Twitter)はこちら↓

https://twitter.com/momolab_design?s=11&t=HuyHRoS1meG8VGeC0wQmjQ



00:02
こんにちは、山あり谷あり放送室です。この放送は異文化に暮らす父ふたりが話すポッドキャストです。
東京に暮らすYamaちゃんと、ロサンゼルスに暮らすTani君が、日米間の子育て、教育など日々起こる人生の山や谷を面白がりながらおしゃべりします。
さっきの回もあれですけど、多分今回もこうなりますけど、いきなり始まってますからね。
本当に心地よくなりすぎて、今4本ぐらい撮ってるのかな?
多分撮ったんじゃない?
回しも神田さんに任せちゃってるもんね。
今日、僕もだいぶほぐれてきたんで。
Tani君と朝日新聞本社に入る前に、一回Tani君と話そうと思って。
元気いる?スタンバイOK?っていうのを確認と、今日どうなるかなって。
僕らの番組なんだけどさ、神田さんってさ、MC最強じゃんみたいな。流れもさ、委ねていいのかな?
え、でも僕らの番組なんだよ。
それリアルに話してましたね。
あんまり出しゃばりたくないなと思いつつ、お二人の話を聞きたいな。
でもお二人の話を聞き出すためには、若干のMC的な役割もした方が良いかもと。
ありがとうございます。
僕ね、1個前2個前くらいから神田さんの回し楽って思いながら、心地よくなってましたね。
いやいや、本当にすみません。リスナーさんのね、皆さんは多分山ちゃんTani君の話聞きたいと思うんで。
いやいやいや、こういうエッセンスが大事だし、僕らも楽しいよね。
でもなんか僕はリスナーなんで、今回山ちゃんTani君のこういう話って、実はあんま聞いたことないなっていう気持ちがあって、すごい嬉しいですね。
確かに振られてハッとする、どうしようみたいな、そういえばそう考えたことなかったかなみたいな質問がありましたね。
あとなんか意識的に、これは僕逆に意識的に、このヤマタニであんまり教育の仕事みたいな話をしないようにしてて、
なので二人の時にあんまり話さない。
いやしようよ。
俺知らなかったよ。あえてそうだったのは知らなかったよ。
そうそう、なんかさ、前なんかさ、撮っててTani君に言われたのか自分で話すのかスイッチ入っちゃうんだよね。仕事モードみたいな。
教育の話になると山ちゃんほんと変わるよね。
そう、なんか思うとこあるしやってるし、そうなんか進まくりたくないのに。
いやそれはさ、とか結構前のめりになる自分が、ヤマタニではそれがないのが自分が居心地がいいのかなと思って。
この間僕ありがたいことに別番組のMCを依頼されて、そこもなんかゆったりありましょうみたいな。
ゆったり撮ったはずなんですけど、意気込んでるんですよやっぱりね。
03:02
そこはね。
ゆるっとこもって、でもこれは多分相手がTani君だからし、ありがたい環境だなと改めて思ったりする。
いやでもそれは本当に僕自身はやっぱりどうしてもね、肩ぶん回しちゃう方なんですよ。
それだけゲストとして出演させていただけるってことになると、あの話しようこの話しようみたいなことで。
だけどね、よくないなっていうふうに思っているのは、やっぱりヤマタニを聞いた時にこの肩の力の抜け具合。
謙遜しておっしゃるが、こっちの方が多分難しいんですよ。
そうかもしれないですね。
とはいえね、僕はスイッチが入った時のヤマタニの方が好きです。
ああ本当ですか。
恥ずかしい。
これ楽しいですよね。
ある種の例えで言うと、オタクが早口で喋っている時みたいな。
愛が炎見えるとかすごいですね。
僕ずっとオタクに憧れていることに気づいて、オタクかっこいいなと思う。
自分の中のオタク性がないなと思ったんですけど、誰かの友達に仕事オタクじゃんみたいな。
この話は妙に納得しちゃったな。
多分オタクっていうのは自分で気づいていないで、周りから見たらすごい突き進んでいる人とそんなことを言うんだよ。
自分には普通なのよ、ヤマタニは。
やっぱり新聞を読んでいても、教育面に一番目が行っちゃうもん。
そりゃそうでしょうね。
みたいなのって、どうしても吸い寄せられちゃうのって好きなのかなとか。
僕だって今日はダメだって思ってても、気づいたら家帰ってビールの缶開けてビール飲んでたりするからね。
それ言い訳でしょ。
これは浪費ではなくて僕研究ってことにしております。
勉強をしております。
なるほどね。
でもそれはあんまり他のこと言えないかも。
僕もポッドキャストの仕事してるんで、ポッドキャスト聞いてるのはこれ仕事だからって言ってますからね。
楽しいだけじゃないのっていう。
確かにね。
僕運良いことに奥さんも好きなんで、一緒になんで。
で、いつも二人の口癖が、これ倍になって帰ってくるから。
勉強勉強。
いいなあ、その感じ。
でもそれめっちゃ大事じゃん、そういうのって。
僕も本当それ昨日だ。
昨日なんかすごい気だるい高校生がいて。
どう?
だるい、寝たいとか言って。
いるいる。
今の僕の学校、面白いことに自分でマイプロジェクトをしなきゃいけないんですよ。
なんでお前さあ、とか言って。
睡眠の探求しようぜって言って。
おー。
ドドドと寝れるじゃんって。
いいですね。
ちょっと研究してきますって言って、横になれば、それプロジェクトだからって。
いいっすね、みたいな気の盛り上がって。
いいなあ、その先生。
俺その先生とやりたかったわあ。
でもね、何にも悪くないですもんね。
姿勢が居心地がいいかとか。
06:01
昼寝って気持ちいいのはなぜかとか。
これでも問いを立てられるぞ、みたいな。
そうです。
すごい、そういう気持ちって、社会人になって大人になっていくとどんどん薄れていくもんね。
ね、なんかね。
真面目に。
悪くないよねって思ったり。
そう。
なるほどね。
僕も本当趣味でクラフトビールの人みたいになっちゃってるけど、
なんか僕ね、ふとすごいストレスでやられた時があって、仕事で。
アメリカ来てから。
もう本当にもう嫌だ、みたいな。
毎日起きたらもうすごい憂鬱で。
仕事も行きたくないな、みたいな時で。
なんかほんとどんよりしてる時期に、
なんか家帰ってプシューって開けて、なんかビール飲んでる時に、
いや、俺この時間めっちゃ幸せだなって思って。
で、もうほんと日々で言うとほんと一瞬じゃない。
でもこの一瞬の時間で、ここが金めっちゃ稼げたら面白いなって思って。
なんかそんななんか変なアイディアから、ちょっとブログから始めたっていうね。
いやーでもそれがね、楽しく生きるコツなのかもしれないな。
いやそう、結局どんだけ金があったって楽しくなかったら何の意味もないですもんね。
ねー。
わかりますね。
なんか金澤さんもどっかで語られてるかもしれないですけど、
その記者っていうそのね、一般的なそのなりわいから音声っていうのは、
なんか起点があったり自分の関心があったりしたんですか?
それはね、取締役にやれって言われたからです。
やれって言われたんですか?
そうです。
本当にその取締役ね、勝手にいなくなりやがりましたけど。
だから5年ぐらい前にそれやれっていうふうに言われて、
僕はね、イランは楽しかったですけども、
もう一箇所ぐらいは海外で特配にできるもんだと思ったんですよ。
やっぱそれがやりたくてこの会社入ってるんで。
で、頑張ったんですよ。
東京に戻ってからも国際ニュースが全然読まれてないから何とかしろって言われて、
その数字を上げたりするの頑張ったんです。
もう一箇所いけるだろうって思ったら、突然ね、
ポッドキャストやるって言われて、
おいと、俺のキャリアをどう考えてんだと。
え?っていうふうに思ったんですけど、
まあまあ、もちろん今やっててね、
すごい面白い仕事だと思いますし、
そもそもポッドキャストをツールにして、
やっぱり僕は報道っていう仕事を広げていきたいと思ってるんで、
それでいいんですけれども、
まあやっぱ何ですか、人生ってそんなもんですよね。
誰かが決めてきやがんなと思って。
思えばずっとそうなんだ。
僕はこういう暗い話じゃなくて聞いてほしいんですけど、
父親が8歳で死んでるんですよ。
こういうのとかも別に起きると思ってないじゃないですか。
そういうことでいろんなことって変わっていくし、
そこに抗うばっかりでは窮屈だなって。
そこでいろいろ発見とかもあるわけですから。
ポッドキャストもこんなに面白いと思わなかったですから。
すごいですね。
そのやれって言った方は、
やっぱり喋るときの場の取り回しの上手さとかを、
見てたり聞いたりしたからなんですか。
ああ言います。
09:00
ゼロではないんですけど、というよりは、
僕が記事でさっき言った国際ニュースが読まれないのどうするかって話の中で、
やってたのが、
例えばね、ブラジルに特派員がいて、
ベネズエラっていう国に取材に行ったんです。
ベネズエラは今本当に経済が破綻していて、
みんな貧困、飢餓で、
お母さんが自分の食べるものを我慢して赤ちゃんにご飯を与える、
そのためにゴミを漁るみたいな、
そういう人もいるようなひどい暮らしになってます。
で、そのルポを書いたんですよね。
そのルポ自体もすごい面白かったし、
たくさんの人に読んでいただいたんですけど、
ただもっと知りたいなと思って。
そもそもお前どうやってベネズエラに入ったんだよと。
で、そうすると聞くとやっぱりビザ取るのも大変だったし、
それから空港が、
ベネズエラの首都はカラカスっていうところなんですけど、
空港に行くまでに山一つ越えないと行けないんです。
首都からね。
ってことは逆にそいつは空港に着いたら、
山一つ越えないと首都に入れないわけですよ。
で、行く道に山賊がいるんですって。
山賊。
漫画の世界だもん。
すごい漫画。
で、そもそも空港ってセキュリティコントロールない。
要するに他の国に行くときはパスポートコントロール抜けていくわけですけれども、
安全なはずじゃないですか。
まずそこに強盗がいると。
で、空港を出るとそこにタクシーとかいるんですけど、
そいつらも全員強盗なんですよね。
だから自分で運転手は手配しないといけないし、
で、山道を走っていくとブロックが置いてあって、
そこで切り入ってブレーキをかけると、
わーって山賊が出てくると。
それを飼いくぐってベネズエラの首都まで行くんですけど、
カラガスに行けば行ったで、
そこには軍服とか警察服とかを着ていない、
私の兵って書いてある士兵部隊がいて、
で、そいつらが例えば民衆がデモを起こそうとしたりすると、
ダダダダーンとマシンガンを撃って、
デモを追い散らすっていうわけですよ。
政権に立てつかないように。
もうまさに漫画の北斗の拳みたいな世界だっていうわけですよね。
これめっちゃおもろいじゃないですか。
ただそういう話をみんな書けと、
編集工期みたいなのを書けって言ってもみんな書かないんですよ。
というのはやっぱ記者って誰でも、
次に起きることに備える、
あるいは今起きていることを書くんですよね。
だから前に取材したことをもう一回書くってことに関しては、
あんまり興味がないんですよ。
しゃあないんで僕が特配に電話突っ込んで、
ブラジルに電話突っ込んで、
その時どうだったんだどうだったんだって聞いて、
僕が記事を書いたんですよね。
そしたら最初のルポの4倍ぐらい数字が出て、
ここ面白いじゃんというのを知らないうちに取締役が目つけていて、
結局その電話突っ込んで話聞くが、
今のポッドキャストの原型。
なるほど。
面白い。
被っちゃった。
12:02
でもそういう新しいポッドキャストっていうプラットフォームで、
そういうふうに続けているうちに、
それが大きいツールとなったら、
好きなことやらせてくれそうですよね。
これめっちゃポッドキャストやってると、
いろいろ気づかされることが多いですね。
例えば一つ言うと、
やっぱり今、記事ってインターネットでどれぐらい読まれるのかっていうのがすごく大事なんですよ。
だからそれでいわゆるページビューとか閲覧回数ですね。
この記事はどれだけ読まれたかとかっていう数字全部出てくるんで、
社員は基本的にそれを見られますから、
自分が今回書いた記事はどれぐらいの人が読んでくれたのか。
これ調べるのはちゃんと、
それで読まれなかったとしたらどうしてかっていうのを考えるのは大事なことだと思うんですが、
それをばっかり気にしちゃうっていう人も出てくるわけですよ。
気にしなくていいよって言われてもそれは気になりますもんね。
それってしかしちょっと不健全なところもあって、
新聞記者ってこれが伝えるべきニュースだと思ったことを伝えるっていうのは何より大事なところあるわけですよ。
それは世間の皆様はまだ価値に気づいていないこともそこはあるわけですよね。
ところがそういうのって数字が伸びなかったりするわけですよ。
結構今みんな悩んでるっていうのは見ていたんですけれども、
ポッドキャストってニュースの現場からどんな番組を出してもだいたい同じ再生回数になるんですよ。
これ不思議で記事だとやっぱりタイトルを見てこれ読みたいなって思ったらクリックされるみたいなのがあったり、
魅力的な写真がついてるからクリックするみたいなのがあるんですけど、
ポッドキャストは変わんないんですね。
なんでかっていうのを考えると、別に統計調査があるわけではないけど、
私の完全な推測なんですけど、朝日新聞ポッドキャストとかニュースの現場からのリスナーさんがついてる。
だからどんな番組を聞くかって、例えば見てると1週間毎日配信してるんですけども、
1週間のうち3本聞きますとかそういう聞き方をしてるんですよね。
要はそれぞれに興味のあるものを聞いてるんだけれども、
それが鳴らされるとだいたい同じ数字になると。朝ポキを聞きますっていう人がついてくれてる。
これって実は新聞ってもともとそうなんですよね。
新聞って30ページとかの新聞がお家に届くと。
そこには全然自分の興味のない話がいっぱい載ってるんだけれども、とりあえずパッケージとしてくるわけですよね。
成人に興味のある人が経済に興味なかったとしても経済面もあるし、
一面のニュースって経済だったり時にはスポーツだったりいろいろじゃないですか。
そこなんですよね。つまり自分に興味のないものを読むっていうことがやっぱり大事だった。
それって今まさにエコーチェンバーと言いますけれども、
自分の興味のあることは無限に深く情報が取れるし、
っていうかスマホが勝手に押し出してきますよね。
15:04
僕もドラクエウォークってゲームが好きなんで、
スマホを開けばもうだいたいドラクエウォークで新しい武器が出ましたみたいな感じで全部出るんですよ。
知ってるよって思ってるんですけど。
だけどそうじゃない自分に興味のないニュースに接するのは難しい。
新聞もでも実は設定、記事がSNSとかで一本一本バラバラに出ていっちゃうようになっちゃって、
ヤフーニュースとかで。そういうことが見えなくなってたなと。
自分に興味のないものに近づいていただく手段っていうのを提供しなきゃいけないとかっていうのは、
ポッドキャストであってこっちだったわって気づきましたね。
なるほどね。
今その話を受けて思ったのが、例えば今YouTubeとかが主流になってきて、
でもテレビでもまだ広告打つ大手会社とかいっぱいあるじゃないですか。
なんでかって言ったらYouTube確かにアルゴリズムとかすごいし、
テレビには全くないテクノロジーを搭載してるけど、
唯一テレビにしかないのがあるって言ってて、それがザッピング機能っていう。
要は僕らの子供の時とかリモコンをパチパチパチってやって、
夜中とか真っ暗で家族寝ててパチパチやって、
別に見たくもないけどなんか気になるからちょっとやってみようみたいな。
AIのアルゴリズムで広告やるのって完全に狙いにいってるっていうか、
ここに魚いるから網投げようじゃなくて、こっちから来てくれるみたいな、
そういうザッピング機能がテレビにしかないから、
そこはYouTubeがいくら進化しても勝てないって言ってましたね。
どんどんどんどんみんながタコツボ化して、小宇宙。
人間関係もすごいちっちゃいコミュニティがたくさんあるっていう感じになってて、
横のつながりがすごい乏しくなってると思うんですよ。
だけどそれ超やばいなと。
バス停で玉坂一緒になった人みたいな人とも会話が取り結べた方が平和だと思うんですよ。
そういうネタを提供できるのは多分新聞とか。
みんなが知っておいた方がいい。
紅麹の話とかみんなが知っておいた方がいいみたいなことを、
これですよっていうふうに提供する。
だから情報を伝えるというよりは、
人と人との会話とか関係性を結ぶツールとして、
新聞とか報道があるなっていうふうに思ってるんですよ。
なるほどね。
これはね、ポッドキャストやってなかったらあんま考えてなかったかも。
めちゃめちゃいいですね。
なるほど。
なるほどね。
僕も結局ものづくりとか、
あと芸術っていう領域が自分の教育分野の中でも中心なんですけど、
結構今の話は似てて、
それをやりたいわけじゃないんですよね。
それを媒介として人がコミュニケーションを取る、
それを一個のツールにしてほしいっていうところがあって、
その危機感の裏側には同じ思いがあったなと思って、
コミュニティのタコツボか、
そこの横関係の無さっていうのは本当にすごく僕も嫌だし、
18:01
そこを飛び越えた瞬間に立ち会えるのが、
結構僕も最近喜びで、
そういった環境仕掛けを作っていきたいんだなって、
なんか今、自覚しました、改めて。
改めて本当に今の子たちは迷子になりやすいですよね。
もう選択肢が多すぎるし。
自分がやっている環境でも、
例えばある子が絵を描いたりすると、
その隣で大人がエンジニアリングをやったりとか、
ちょっと先にお母さんがソーイングをやったりとか、
そうするとやっぱり興味があれって、
物が何をやっているかっていうのが、
その人の飴がオープンになると、
刺激は受けやすいなと思ってて、
それが仕事とかクリエイティブもパソコンでできちゃうと、
パソコンで何かやっているのが分かっても、
何をやっているのか分からないですよね。
そういう人がやっていることが、
本当にもっともっとオープンになって、
コミュニケーションのきっかけになればいいなと思ったりしてます。
真面目な話になっちゃった。
もう一つだけ喋っていいですか。
マジで全然ポッドキャストやらないと分からなかったのは、
書き言葉と話し言葉って全く違うんだなってことですね。
僕は本当に20年以上ずっと記事ばっか書いてきたわけですよ。
つまり書き言葉の人間だったんですけども、
話し言葉って書き言葉を喋るってことじゃないんですよね。
ここで今お二人と話してることとかっていうのも、
文章として立ち上げたら多分あんま面白くないんですよ。
これって点検は漫才で、
漫才ってM-1で優勝するようなネタだとしても、
字に書き起こしたら大切に面白くない。
だけどそのやりとりとか熱量とか空気感とか間とか、
そういうのがあるじゃないですか。
一つは今しかし話をしようって言っても、
中年の男性に多いなと僕思ってるんですけど、
書き言葉を読み上げることしかできない人が
すげえ増えてるなと思ってるんですよ。
仕事上の立場としては話せるんだけれども、
会議の資料みたいなことを言い出すっていうのがいるなと。
飲み会なんかに行ったとしても、
自分の仕事の愚痴みたいなことしか言えない。
もっと今日こんなことがあったみたいな、
普通のおしゃべりができないっていう。
だから話し言葉をもっと重視した方がいいだろうと。
もう一つはこれ新聞社もまさにそうなんですけど、
たくさんの人に伝わる言葉は書き言葉より話し言葉ですよ。
だって書き言葉は我々もやってきたじゃないですか。
国語の授業で漢字の百字練習とか、
あと国語のテストって全部書き言葉で、
ここに書いてある文章の登場人物が
何を考えて思ったのかを答えなさいとか、
この四字語のそれは何を指していますかとかって、
全部書き言葉の読解ですよね。
21:00
書き言葉は難しいんですよね。
だから点数がつくんですよね。
100点満点とか5段階の通知表とか。
話し言葉には通知表がないじゃないですか。
大体のことって喋ったら、
まあわかるし聞けるんですよね。
これってちょっとなんか、
書き言葉にこだわってきたのヤバくないっていう。
新聞記事なんて難しくって、
僕だって読みたくないなっていうのいっぱいあるんですよ。
だけど話って聞けるんですよね。
僕も子供の時から活字結構ダメで、
本当に活字恐怖症じゃないけど、
全然活字読まずに過ごしてきたんですよ。
意識して読み始めたのは高校卒業後とかそんな感じで、
あんまり読んでなくて、
新聞とか見せても全然入ってこないんですよね。
時事ニュースとか。
そうだと思いますよ。
たとえばテレビで池上明さんのとか聞くと、
めちゃくちゃ楽しくて、
のめり込むようにずっと見せたりとか。
そういうことですよね。
そうだとしたら、タニックみたいな人に対して、
本当はニュースって面白いのに、
その面白さを俺たちが既存してたわけですよね。
テキストにすることによって。
だったら伝え方もっと広くてよくない。
タイパー求めてる人には見出しだけ読めば
大体の意味がわかるというのは大事なんですけど、
ただそんな人ばっかりじゃないもんねと。
マスコミはマスコミュニケーションなんだから、
世界のあまねく人に知ってほしいんだったら、
同じことも当然やらなきゃダメですよ。
いやーめっちゃ面白いぞこれ。
初めてそういう感覚で聞きましたけど、
そう考えると新聞とホットキャストって
めっちゃ相性がいいですね。
そこに自覚的になったのがやってからですね。
なるほどね。
僕ちょっとこれ、神田さんに伝えたかったことがあって、
僕ね、朝ポキのオヤモヤシリーズ、
最新話から何本か聞かせていただいたんですけど、
冒頭で神田さんがタイトルコールするじゃないですか。
最初何言ってんのか全然わからなくて、
オヤモヤシリーズのタイトルコールが
オヤモヤとか言って、
あれもね、やっぱり昭和のテレビっぽく、
北野たけしのUnbelievableみたいな感じで、
最初何言ってんだろうと思って、
10本目ぐらいで、これね、最新話から古い方に行くと、
はっきり言ってるんですよ。
川原たかはしのオヤモヤとか言って、
最近ちょっとリスニング力が足らなかったしね。
いやいやいや、でもそうかもしれませんね。
タイトルコールは僕本当に好きですね。
昔のテレビを思い出すような。
三宅悠次郎みたいな。
そうそうそう、あ、モノマネした。
夜を引っ張れですよね。
なんかそういう感覚とかっていうのもね、
24:02
大事にしたいなっていうところがありますね。
そっか、それで狙って最初ね、
初回は本から入っていただきましたからね。
いやいや、狙ったことないですけど。
あれにいつもね、なんかこれ面白いなと思って。
いやでもここでね、言いたいのはね、
谷くんの編集にかける熱量の高さとか、
ポッドキャストへの愛。
すごいなっていつも思ってますよ。
谷谷谷くん。
ありがとうございます、本当に普段褒められることは全くないので。
僕本当にポッドキャストすっげー聞いてるんですよ、いろんなのを。
ああいう編集の仕方を取り入れるのって、
相当手間がかかるだろうなと思ってるんですけどね。
僕も我ながら、自画自賛じゃないですけど、
いいテンプレート作りだしたなって感じがしますね。
焚き火パチパチ音にボケのところでっていう。
でもなんか僕、谷くんに編集お願いしてるんですけど、
最初はどうしようって僕もやったりとかしたんですけど、
ちゃんとこだわってくれるんですよね。
音のやっぱりこれは聞き取りにくいとか、
ちょっとした口のクチャっていう音とかも、
すごく沼じゃないですか、編集も。
そうですよね。
手抜きすればいくらでも早く出せるのに、
すごくそこをこだわる谷くんにいつも感謝をしてます。
ありがとうございます。
最近20分くらいのエピソードが多いですけど、
20分だと僕だいたい編集は4時間はかけますね。
すごいですよ。
これね、すごいかけてますよ。
すいませんね、今回もうすでに2時間10分撮ってるんで、
その倍率で完了すると、
結構これは1ヶ月くらいかかるんじゃないかっていう。
これまた聞くの楽しみですね。
どこで動物たちの声が入ってるのか。
あれのセンスが早く上がってきますので、よろしく。
妻が聞いて何と言うのか。
ピューさんが何と言うのか楽しみですね。
これを踏まえてまたピューさんと話したいな。
ちょっとちょっと。
また夫婦で来てくださった。
すごいね、ほんとね。
私も初めてです。
それもこれも第1号で気づいた谷くんのファインプレイのところの縁なんで。
それがまさにポッドキャストの愛ですよね。
すぐ分かりました。
いやーでも本当あっという間に
10時から始めて現在時刻12時20分
途切れることなく喋り続けましたね。
たぶん倍ぐらい喋れますけど、
そろそろ締めないと次の収録が始まっちゃうので。
申し訳ありません。
いやー面白かった。
神田さんと実際に居酒屋とかで話したら面白くて。
お酒あったら足つきなそう。
またぜひ谷くんが戻って来られた時には
ご一緒しましょうね。
27:00
よろしくお願いします。
僕もホワイトハウスに行きたいです。
いつでも来てください。
これからホワイトハウス出ようって思いますよ。
ずいぶん行ってくれたなっていうね。
彼の中では相当空間になってる。
ホワイトハウスもこんな風に段ボール箱とか積み上がってんの?
貴重な機会本当にありがとうございました。
本当にありがとうございました。
僕は本当にこんな環境にお邪魔させてもらって。
ぜひまた今後ともよろしくお願いします。
お聞きの皆様もお付き合いいただきありがとうございました。
きっと楽しんでいただけだろうと信じて。
神田さん本当に改めてありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、閉じたいと思います。また来週。
28:00

コメント

スクロール