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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrushUpです。 さあ山根さん、今日のテーマは何でしょう。
今日は、北九州空港の滑走路延長が、どんだけすごい効果があるのか、というのをお話ししたいと思います。
2500メートルの現行のこの距離から、 3000メートル、500メートル伸ばします。これ3月30日ですね、先週の木曜日に国が、
北九州空港の滑走路延長、2023年度に新規事業としてやりますよ!決まり! ということをついに発表してくれたので、
2027年の完了を目指して、これから北九州空港の滑走路が伸ばされることになります。
その500メートル、たったのか。 500メートルって。
それとも、いやいや500メートルはすごいよってことなのか、ということなんですが。
500メートル、されど500メートルですよ、田畑さん。
そう、大きい。
大きい。今、報道では、大型の貨物機が飛び回す、貨物がいっぱい飛んでいきます、みたいなニュースの報道のされ方をしていると思うんですけど、
いやいや待って、この滑走路延長はそんなもんじゃないぞ、効果はすごいぞ、ということを今日は私はしっかり伝えたいと思ってまして、気合入っております。
熱いですね。
いやすごいんですよ。
ちょっと最初に物を説明しますね。
まず滑走路の長さが問題になるのは離陸するときなんですよ。
で、機体の重量が重ければ重いほど長い滑走路が必要です。
なるほど。
で、機体の重量っていったときに、飛行機本体だけじゃないんですよ。
人だったり荷物。
それからものすごく大きいのが燃料なんですよ。
そうか。
燃料積んでますもんね。
そうなんです。
もう操縦量の3分の1ぐらいになることもあるぐらい、ものすごく燃料の重さっていうのが大事なんですよね。
で、燃料が少ないと当然ながら近くしか飛べません。
燃料の量をたくさん積むことができれば遠くまで直行便を飛ばせるんですよ。
で、2500メートルの今の滑走路っていうのは国内、主に国内と、あとは近距離のアジアにしか飛んでいくことができないんですよ。
でも3000メートルの滑走路になると、北米とか欧州に直行便飛ばせます。
これね、しかももう一つメリットがあって、北九州空港って九州で唯一24時間空港なんですよ。
海の上にあって、何時でも飛ばせる。
福岡空港はね、22時までしか飛ばせない門限がありますけど、それがないので、
例えばですけど、門限に間に合わせてハワイから日本に飛行機飛ばそうと思ったりすると、
ハワイは朝6時みたいな、結構ツーリストにとってはつらいダイヤになっちゃうんですね。
でも24時間いつでも降りれるよっていう風になると、出発する空港の時間がすごく自由になります。
どんな時間でもいつでも飛ばしてOKなんですよ。しかも長距離OK。
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これも北九州空港ならではです。しかも3000メートルですね。
福岡空港って今何メートルの滑走路かっていうと、2800メートルなんですよね。
やっぱりね、アジア中心なんですよ。国際線はどうしても。
で、今第2滑走路っていうのを作ってます。
でもこれ2500メートルなんですよ。既存の北九州空港と同じ。
だから、日本一混雑していると言われる福岡空港の混雑緩和にはもちろん効果があるんですけど、
こうやって北部九州に新しい機能をもたらすという意味で言うと、福岡空港の増築ではダメなんですよ。
北九州空港の3000メートルはものすごく意味が大きい。
それとよく言われていることですけどもちろん貨物の需要っていうのはものすごくあります。
この3000メートルの滑走路になると大型貨物機っていうものすごいでかい貨物用の飛行機とかも飛ぶようになるんですよね。
何運べるようになると思いますか。もうこれ聞いてびっくりしちゃいました。
私が大好きな発電所。火力発電所に発電するための巨大なガスタービン。
でもめちゃんこでかいものですよ。重たくて。
そういうものって船じゃなくて飛行機で運ぶの?
飛行機で運べるらしいです。
あと例えば、きょうさん、鳥丸先生も話されていた台湾TSMC。
熊本博夫ちゃんできますよね。ああいう半導体工場で使う半導体製造装置。
半導体製造装置ベラボンでかいんですよ。
半導体はちっちゃいのに製造装置はでかいんですね。
でかいんです。
そういうものも、それこそ車だったりね。そんなものも飛行機で運べるようになってしまう。
そういう飛行機を飛ばすのも3000メートルじゃなきゃダメなんですよ。
3000メートルはすごい。
北九州空港の貨物の需要っていうのは実はすごく伸びています。
どうして北九州空港の貨物が今、荷物を運びたい企業から大注目されているかというと、
2018年に関西空港に台風直撃して、博多湯で滑走路を埋まったの覚えてます?
覚えてます。
あの時に、関空が使えないやばいって思った荷物を運びたい企業は、
西日本になんか荷物飛ばせる、夜中も動かせる空港はないかって言って、
北九州空港の存在に気づいたんですよ。
なるほど。
あの時、BCPの観点で大急ぎで北九州空港から関空の代わりに荷物をたくさん飛ばし始めたんですけど、
その後も北九州市の人に話を聞くと、引き合いはすごく強いと。
関空だけでは不安だよねって、やっぱり災害に備えた二重の備えが必要だよねっていうことで、
北九州空港に貨物の注目度っていうのはすごく高まっている。
やっぱりここが大型貨物機が飛ぶようになったらますますいいよねっていう話なんですよね。
3月30日の日にこの滑走路延長が決まった時に、福岡県の服部知事が記者会見をしてですね、
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この時何て言ったかっていうと、長年にわたる地元の悲願だって言ったんですよ。
北九州空港っていうのは2006年に開港してるんですけれども、
もともと関門海峡のところの周辺接動車をどんどん埋めていって、
そして出来上がった海上空港で、24時間空港ですよね。
しかももうすでに3000m滑走路ができるだけ埋め立て終わってるんですよ。
工事したらちょいと伸ばせるような状況になってる。
だけどやっぱり3000mにならなかったんですよね、滑走路が。
それはやっぱりそんなに必要なの?って。
今こうやって公共事業でそんなことやる必要あるの?みたいなことを、
それから北九州空港にこんな可能性があるよっていうのを分かりやすく説明できなかったとか、
いろんな事情があったと思うんですけれども、
やっぱりこの時代になってインバウンドがめちゃくちゃ増えてますよね。
九州に3000mの滑走路ができて、遠くから人を持ってこれるようになる。
そして荷物を運べるようになるっていうニーズが、
今九州では必要だよねって思える状況まで来たってことですよ、九州が。
やっと追いついたのか。
もうやっと追いついた。
これやっぱりインバウンドが本格化していることとかもね。
やっぱり15年前にインバウンドなんてなかったですからね。
だから北九州空港ってこれまでオープンしてから17年間、
プレオープンみたいなもんだったんですよ。
これから本格オープンです。
もうこのポテンシャルを生かすのはこれから。
これでもうその貨物のニーズが高まっていくと、
これだけ便利な空港があるんだったら、
北九州周辺北部九州に進出してこようっていう企業が増えたりっていうような
波及効果もちろんあるわけですよね。
もちろん周辺産業の波及効果大きいですよ。
北九州から荷物を飛ばせるっていうことは、
今までそれこそトラックで1回九州から
別の海外に飛ばせる関西空港だったり成田だったり
運んでそこから飛ばすようなことをしなきゃ
九州に工場を作れなかった人たちにとっても
すぐ飛ばせるじゃん。
トラック輸送のお金かからないよねって。
すごくわかりやすい、すぐ出てくる経済効果ですよね。
しかも福岡空港はもうなんせパンパンですから。
今第2滑走路を作っても倍になるわけじゃないんですよキャパが。
大きくなっても相番パツパツになるだろうって言われたときに
もっともっと北部九州、そして九州の玄関口として
この島を経済に潤していこうとか
人とか物とかが動くってことは経済そのものが元気になるってことですから
そういうことをやっていこうと思ったときに
どれだけ今回の北九州空港の可能性が広がることっていうのの
意味が大きいかっていう。
アクセスの問題とかいろいろありますけど
人や物がたくさん動くようになってきたら
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じゃあやっぱりあそこにね鉄道飛行とか
自動運転バス走らせようとかそういう話になってきますから
まずはここは第一歩ということで
良かったなって思います。
されど500メートルでした。本当によくわかりました。
山根さんありがとうございました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
聞きたいラジオ番組何にもない。
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