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続いてのご質問です。
こちらのサロン質問箱もですね、
なんでも質問箱もですね、
2つ口がありまして、
サロンメンバーさんの方はほぼ回答していっているという感じですね。
一般枠の方の質問に関しては、
適宜回答していくというふうな流れになっています。
さあ、じゃあ今日のご質問ですけども、
アイミンスさんからのご質問です。
今までに微線縮小と微線形成を2回しているのですが、
鼻先が細くなりすぎて不自然なため、
元の自分らしいやつ団子バラに戻したいのですが、
可能な場合、どういった手術内容になるのでしょうか?
ネットで症例写真などの情報が少ない場合も教えてほしいです。
というようなご質問をいただいています。
アイミンスさん、ご質問ありがとうございます。
つまり、これは答えとしては可能ですね。
全く元どおりかというと、
当然、一度前に進んだものを戻すというのも神様の所要でして、
元に戻ることはできないんですけども、
元の形に近づけるという形で進んでいくことは可能ですね。
微線縮小とか微線形成という言葉は、
一体それって何なの?というふうに報告しているわけですけども、
簡単な話ですね。
微線縮小とか微線形成という言葉は、
元々はですね、これは海外の言葉なんです。
アジア人用の言葉ではないんです。
なので、微線形成術というような手術というのは、
白人さんの鼻、デカデカというかタカタカのですね、
このモリモリの鼻を小さくしましょうというので、
微線縮小とか微線形成という言葉が出てきたんですね。
それをですね、もちろん英語の教科書を日本語に翻訳をしてですね、
20年、30年前の美容医科の先生たちは、
その翻訳された手術の内容をそのまま日本の中に持ってきちゃったんです。
ところがですね、元々の鼻というのはですね、
西洋人の鼻とアジア人の鼻というのは全く構成要素が違うわけですね。
例えば、軟骨がしっかりしてデカいのに皮膚が薄いのが白人さんの鼻だとすると、
アジア人の場合は、軟骨はへにゃへにゃで、
場合によって部分的になかったりするのに皮膚がものすごいこっついと。
で、同じダンコバナという言葉で言ってもですね、
マルバラスキットという言葉がありますけども、
西洋人のマルバラスというのはボックスという言ってですね、
軟骨自体が大きくて膨らんでいるような体質で、
アジア人のダンコバナというのは、
軟骨はむちゃちっちゃいんですけど、皮が分厚くてお肉も多いよというようなことになってくるわけです。
なので、本質的に手術としてやらなきゃいけないことというのは、
西洋人の手術とアジア人の手術のほうが違うんですね。
これが、日本語に翻訳されてしまった微線形成というのが、
罪なものでして、何もわからんまんまですね、
それ通りやったら鼻がちっちゃくなるんじゃないの、
みたいな感じでですね、横行しだして、
ここ二、三十年の間ですね、
いろんな被害を生み出したということになっているわけです。
具体的にどういうことかと言いますと、
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鼻先をですね、細くするとなったらですね、
この軟骨と軟骨とこうやってぶればいいじゃん。
鼻先でかいのが、ちっちゃくなるじゃん、
みたいな感じで言うわけです。
ところが、これをして鼻先がちっちゃくなったんですかというと、
横から見たらわかりますように、
ここポヨンと出てますね。
こういうですね、パロットビークとかポリービークとか言ってですね、
鳥のくちばし用変形というのが起きてしまうんですね。
正面から見たときには、当然ここに変な筋が入り、
場合によってはここに溝が入り、
溝が入り、鼻先もこんな感じになっちゃって、
変な鼻になっちゃうわけですね。
これを戻そうと思うと、じゃあどうすればいいのかというと、
微線形成をしたときに使って、糸を外したら元に戻りますかというと、
なかなかそういう単純な話ではございませんで、
微線形成をするときに、結構お鼻のお肉とかを
この中から取っちゃったりするんですよね。
そうすると中が湯着といってですね、変にくっついてしまってたりとか、
もう皮膚自体がですね、もうテロテロになってしまって、
変形のした形を覚えてしまってたりとか、
そもそも鼻を作るためには軟骨が変形してなくなってたりとか、
ということもあります。
お鼻の手術でありがちなのは、その実後、鼻が出血しちゃうような、
血周で大きくなっちゃうパターン。
これはですね、血周が吸収するときに、
実は軟骨が吸収されていって、
溶けちゃうということが起こる可能性があるので、
鼻の手術の後に鼻血がすげえ出てきますが、
こんな鼻が腫れましたとかっていうのをちょっと気をつけた方がよくて、
そういうパターンの人は次に鼻を開けていくと、
もう軟骨がほぼ溶けてなくなってたりというのはあります。
で、このアルミさんの質問でいきますと、
2回やって小さくなって自然に戻したらどうしたらいいの?
という感じですけど、
これはですね、みんながみんな同じ手術ではないんですが、
基本的にやらなきゃいけないことっていうのはどういうことかといいますと、
この大尾翼軟骨といって一番下の部分の軟骨ですね、
これが自然な形で広がっている状態、
要はこれを無理やり糸で縫うのがギュッとこうやっている皮繊継性ですよね。
これが自然な状態で膨らんでいきますよという形を作り、
そして皮膚が自然に覆えるようにですね、
軟骨組織のボリュームをコントロールしていくということになります。
ただ、お鼻の特性上、特にアジア人の場合はですね、
この鼻の支えがもともと甘い方が多くて、
微中角の構造が弱い。
なので鼻を開けたりとかですね、操作をするだけで
鼻先が結構上に上がりがちなんですね。
なのでこの状態でフワッとして軟骨組織を足しても、
なんか鼻の穴だけがすごい見えるようになりましたから、
すげーぼってりするだけで全然もともと違うんですけどってなっちゃうので、
鼻先の位置を決定していくのに、
その微中角の操作なんかも一緒にしないといけないこともあります。
なのでお鼻の手術ってね、
基本的には決して簡単な手術ではありませんので、
安易にですね、安いから美繊継剤でやりますよみたいな感じで手を出してしまうと、
実は治す方で言うと、
手術代なんかも全然高くなっちゃいますし、
そもそも治せるかどうかっていうのもわからなくなってきちゃうから、
気を付けてやってもらったほうがいいかなと思います。
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では、2、3、参考にしてみてください。
治せないことはまだないと思います。
まず診察までお越しくださいね。
以上です。じゃーねー。