2022-11-19 13:11

2022-03-29 - 【症例解説付】鼻オペ技術の見抜き方

2022-03-29 - 【症例解説付】鼻オペ技術の見抜き方

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はいみなさんこんにちは、山口でございます。
今日はですね、お鼻の手術の話をしたいと思います。
お鼻の手術ですね、5年前とかと比べるとですね、
お鼻の手術をできる先生が増えてきたんですね。
これはすごくいいことだと思います。
かつてはですね、お鼻の手術といえば、
例えばここにプロテージをポンと乗せるだけとか、
軟骨をですね、取ってきてここにポンと入れるだけとか、
小鼻に入れて締めるだけとか、
わりとシンプルな手術が日本の中では普通に
覚えられてきてたんですけども、
微中角延長というですね、ちょっと複雑な手術、
すごく手間のかかる手術がですね、
韓国で先行して流行って、
国内でもやっている先生が増えてきて、
徐々に徐々に、その中でもその直位軟骨、
微中角軟骨から横軟骨まで扱える先生が増えてきて、
外科医にとってもですね、
すごくステップが多い手術なので、
取っつきにくい分だったわけですね。
ところがそういう難しい手術をきっちりやっていきたいというですね、
先生が増えてきた。
これは背景に、やっぱり形成外科出身の先生がですね、
美容の中に入ってきたというのがですね、
大きな流れとしてはやっぱりあるんじゃないかなという風に思うんですよね。
その中で形成の先生たちは、
もちろん介護学的な知識はありますし、
腕を、手を使うというのはすごく器用な先生が多いですから、
そんな中でお鼻の手術を成り割としてやりたいんだというところですね、
工夫をして学んでやっていってるというのが増えてきたというのが、
この背景にあるのかなという風に思うんですけども、
一方で、
いろんな技術を学んできてですね、
じゃあいよいよ鼻の外科医としてやりたいんだというですね、
始めたばっかりの先生ももちろんいるわけですよね。
そうなってくると、
いろんなところで、
俺鼻得意やね、みたいな感じでやってる先生たちがたくさんいる中で、
ユーザーとしてはですね、
一体どの先生に頼むのがいいのかなというのがよくわからなくなってくるわけです。
昔は鼻といえばここに行けばいい、
この先生は有名だ、
この先生は行けばいい、
みたいななんとなくあったのがですね、
もうわかんなくなってきた。
で、
当然その値段ですね、
価格帯なんかもバラバラ。
すごく安くでやってくれるところとすごく高いところの差があるわけですけども、
そうなってくると、
皆さんの基本的な考え方としては、
やっぱりより安く、より精度の高いものを受けたいというのが、
普通の市場原理としてはありますから、
そうなってくると、
どうすればですね、下界の技とかですね、
技術を見抜けるのっていうところですね、
ポイントが分かっておく必要があると思うんですよね。
はい。
で、
いわゆる奨励のビフォーアフターの写真で言いますと、
はっきり言って、
いいやつしか出してないんじゃないの、みたいなことも当然あってですね、
そうなると真実が分からない。
さらに、
インスタ映え、
食べ物なんかでもですね、
派手に見えるインスタ映えみたいなところで、
派手に派手になっててですね、
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たこせんもこんな感じになってますが、
唐揚げもこんな感じになってます、みたいな感じがあるように、
美容業界も、
ビフォーアフターが変化が大きくて、
なんかシューッてしてんのが、
派手に映る、映える、
美容結果、
ビフォーアフターみたいな感じになっちゃってるところがあって、
実際はですね、
患者さんの要望っていうのはですね、
みんなはみんな、
滑り台みたいな鼻が欲しいとか、
外国人みたいな鼻が欲しいというわけじゃなくて、
バレないようにちょこっとだけ変えたいの、みたいなことも当然あるわけですよ。
そうなってくると、
なかなかインスタグラムでもそうですし、
SNS上で情報が出てる分だけでは判断も難しいところになってくるんですけど、
実際のところではカウンセリングに行って、
その雰囲気を見なきゃいけないんですけど、
そこでですね、
僕から提案としてあるところはですね、
こういうところを注意してみれば、
症例写真の見方もちょっと変わるんじゃないのっていうのと、
あとはカウンセリングに行った時に、
こういうことをチェックしてみたらいいんじゃないのっていうのを、
今日はお話したいと思います。
まずこちらの症例を見ていただきたいと思います。
はい、例えばこの方、
このビフォーアフターを見ていただきますと、
このハンプという膨らみがあって、
鼻先の高さが少し低くて、
ここの高さをこれ以上上げたくないんですね。
おでこが低いので。
これを上げちゃうとアフターになっちゃうから、
プロテーゼで鼻筋を通すのが難しいと。
なので、この鼻筋の高さを減らして、
この尾骨の骨切りをして寄せていってですね、
鼻筋を通しながら鼻先の高さを作る、
みたいな手術をしてるんですけども、
いわゆる鼻中核延長、鼻栓形成、
鼻骨骨切り、ハンプ切除、
みたいなことを磁解軟骨と
鼻中核軟骨でしてるんですね。
例えばですね、
ここで中をちょっと見ていただきますと、
このビフォーよりもアフターの方が
鼻筋が細くなりましたよと。
ここは高くならないけども、
なんとなく高くなって見せますよ、
みたいなのがこういう手術で
作っている形になるわけですね。
ここでですね、ポイントはですね、
どこを見ればいいかというとですね、
実はここ。
鼻をですね、
鼻骨の骨切りが終わった後に、
ここがですね、
ものすごく紫になっている方がありますね。
紫になっちゃうやつ。
で、あれはですね、
例えばこの方見ていただきました。
あんまこの辺内出血してないですね。
あれ、紫になっている方っていうのは
どういう状態かというと、
中は血まみれという状態なんですよね。
なので、ビフォーアフターで
その鼻骨骨切りが終わった後に、
この辺がえらい紫になっているなってことは、
中は血の海になっているという風に
想像した方がいいと思います。
さらに手術中の操作も、
当然表側の血液はですね、
拭き取れば綺麗に見えるわけですけども、
中の状態に関しては、
蓋をしてしまうと見えなくなっちゃうから、
要は中できちんとした仕事が
なされているかどうかというのを
予測するということになってくると、
いろんな表に見えているサインからですね、
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取ってこないといけない。
例えばですね、
これもよく見ていただけます。
ここにこのポイントがありますね。
紫色の点があったり、
こういう風なラインがあったりしますけども、
要はですね、
手術中にマーキングしているラインが
消えてくるんですよ。
なので、このタトゥーイングといってですね、
色が抜けないように
ちょっとポイントをいくつか打っているんですよね。
要はその術前の目標となる部分から
形を作っていたときに、
基準点、参照点が消えているということが
もう分からなくなっちゃうから、
要は丁寧にやろうと思うと、
こういう参照点をいくつか置かないと
分からないわけですね。
タトゥーイングをしているかどうかというのが一つ、
さらに先ほど言ったように
紫になったりとかですね、
内出血しているのが見えてきていないかどうかというのが
この2つ目になります。
さらに言いますと、
この段階で血液がババババッと
付いちゃっているのも論外ですね。
基本的に多分、
血液が付いたまま
手術をしてしまうという風な理解は、
あまり出血に関して
気を使っていないというのが
想像されるので、
中は血液がたくさん溜まっていることが想像されます。
血液が溜まると何が良くないかというと、
感染のリスクがグッと上がっちゃうんですよね。
感染を起こすのに血液というのは、
ばい菌にとってすごく美味しい栄養みたいなものなので、
ばい菌の餌がたくさんありますよというのが血液。
さらに血液が当然体から吸収していくんですけども、
その時に固くなってくるというのは、
ハンコン硬縮を腹が起こしやすくなっちゃいますし、
表側の皮膚なんかも薄くなっちゃいますので、
血液は無い方が良い。
なので血液がこの術矢に付着した状態で
お写真を撮っているというのは、
多分そういう風な感染が低い外科医であることが
想定されるということになっています。
さらに、これもマーキングの話ですね。
この傷ですね、
こちらを見ていただきたいんですけども、
ちょっとお待ちください。
ここをですね、もう一つチェックしてもらったら
良いと思うんですけども、
まずですね、お花、
実はこの微中の切開の仕方も
切り方があるんですけども、
いずれの方法にしてもですね、
この微中を切った後の糸が
どれくらい掛かっているのかというのを
見て欲しいんですよ。
これ実はこの花でいうとですね、
わずか何ミリのところに何芯掛かっているかというと、
1芯、2芯、3芯、4芯、5芯、6芯、7芯、8芯、9芯みたいな。
9から11くらい掛かるんですね。
すごく細かく縫います。
さらにこれ表に縫っている糸以外に
中にですね、傷をきれいに治すために
溶ける糸というのが掛かっているんですよ。
なので、この表に見える傷から
中での仕事というのは予測する必要があるわけですね。
ここでですね、明らかにこの血液が
バッと出てますとか、ずれてますとか、
ここの形があまり美しくないという状態は
やはり中の仕事もそんなにきれいな仕事が
できていないということが想定されるので、
丁寧な仕事をしているというのは
表にも見えてくるわけですね。
なので、あくまでもですね、
中の仕事を直接見せてくれない限りは
表に見えるところから予測していくしかないので、
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こういうところをチェックしますね。
その時にもう一つチェックしてほしいのはですね、
この数をいくつ打っているのというのと
あと使っている糸。
この糸がどれくらい細い糸で縫えているか。
これ細けりゃいいというわけではないんですけども、
明らかに太い糸ですね。
この鼻毛のような太い糸で縫っている場合はですね、
傷のところにですね、
縫った後の線がビビビビって入っちゃうんですね。
なので、僕はここはですね、
60ないし70くらいの糸を使うんですけども、
細い糸で縫わなきゃいけないんですけど、
クリニックによってはですね、
もうこの、ちょっと見えるかしら、まつ毛。
見えるかな。
こういう毛よりもまだ太いようなもので
髪の毛みたいなのを縫っているみたいなことが
あったりするわけですね。
なので、そこは本当に気を付けた方がいいですね。
そういう場合には、おそらく中で使っている糸も
結構ケチった糸を使っていて、
溶ける糸って高いんですね。
溶けないナイロン糸って安いので、
安い糸で手術されているってことはありません。
ビコツコツ切り終わった後ですね、
特に内出血も大して出なくて、
この鼻筋もすでに出てきそうな感じになっている。
というところが、仕上がりとしては
いい感じになるんじゃないかという予想になってくるわけですね。
はい、というわけでですね、
お鼻の手術はたくさんできるところがあるのは
いいんですけども、一方でですね、
修正の手術になるとですね、
やっぱり大変なんですよ。
先生のところに来ているのはですね、
お鼻の手術でいくと、
全体のだいたい7割ぐらいから8割ぐらいは
修正の手術ということになっていて、
初回の手術で僕のところでやっぱり
頑張ってくる人っていうのは、
すごく分かっている人じゃないと
なかなか待てないんですね。予約が取れないから。
だから、やっぱり簡単にできるところで
お鼻の手術をシュッとしたい
っていう風になっているんですけども、
簡単に手術ができるっていう状況がですね、
一方で修正にならずに
一発でやっぱり皆さん決めたいわけですから、
そのための情報収集の仕方、
この施設はこういう風なんじゃないか
っていうのを見抜くポイントっていうのを
今日お伝えしました。さらにもう一つ
確認しておいたらいいのはですね、
カウンセリングの時に主にこれは
相談したらいいと思うんですけども、
お鼻の手術のかかる時間ですね。
微中角を触る手術を含めてですね、
2時間以内に終わりますよって言ってるところに
関して言えば、やはりかなりはしょった
手術になってるんじゃないかなと思います。
丁寧な仕事をしようと思うので、
一つずつやっぱり止血をしていかないと
いけませんから、そんなに簡単には
いかないんですよね。
で、錠脈麻酔で手術する。
これも非常に危ない。
錠脈麻酔で鼻の手術をしますよってことになって
くると結局、麻酔科を呼ぶお金を
蹴散ってたりとはですね、
手術中にですね、例えば麻酔の効きが
あまりないときに、
ビャビャビャとかなっている状態で、
どうやって鼻の手術を丁寧にやるのかな
というクエスチョンを取りまくるという状態で
あります。さらに鼻はですね、
空気の通り道でもありますから、
もし垂れ込んだりなんかするとですね、
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手術中というのは非常に
おかねさんもおそらく
うとうと眠るような薬を使っている状態でしょうから、
非常に危ない状態になりますから、
麻酔の方法をチェックすると。
だから手術時間の問題、麻酔の問題、
さらにその
クリニックの清潔環境ですね、
なんかすごく小汚い感じの
ところに関しては、手術室もそういう風な
小汚い感じとか、むっちゃ狭いところで
手術をしているとすれば、
それはちょっと心配かもしれないですね。
ということで、
皆さんが手術をね、
直接見たいでしょうけど、
見るというのはなかなか機会がありませんし、
手術をお願いする先生に手術を見せてといても
なかなか見せてくれませんから。
そうなっていきますと、
知り得る範囲の中で、
その外科医はどういう風な考え方をしているんだろう。
もしくは、そのクリニックはどういう風な
施設でどういう風な
体制でやっているんだろうというのを
推し量っていくというのがいいのかなという風に思います。
以上、参考にしてみてください。
じゃあねー。
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