2022-11-19 10:38

2021-06-15 - 骨切術後の感染が起きた時のアフターケアってどんなの?

2021-06-15 - 骨切術後の感染が起きた時のアフターケアってどんなの?

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今日の質問は、中学部からの質問です。
実後、感染した場合、どんなアフターケーガがあるのか知りたいです。
かかった方が全状10回以上行っていて、びっくりしましたというご質問です。
これは、前回質問してくれていてですね、
おそらくこれは骨の質問からだと思いますけども、
骨の手術をした後に感染をしたらどうなっちゃうの?みたいな話だと思いますね。
まずこっちの話からすると、骨の治療をして感染するパターンというのはですね、
いくつかパターンはあるんですけども、
基本はこの下側の感染の方が多いと言われています。
これは何でかというと、上の方、上顎というのはですね、
鼻の後ろに自然に抜けていくような穴が開いているんですよね。
だからいわゆるドレナージと言って、感染を起こした後というのは、
その汚いものが洗い流されていかないといけないという風になるわけですね。
なので上の方で感染したら後ろの方にもどんどん流れていくので、
勝手に治っていくことが多いんですけども、
下の方、これはSSROだったりとかVラインだったりとか、
こういう部分で特にエラ周りの部分ですね、
袋工事になっていてですね、こういう袋になっているわけですね。
一旦ここに何かが溜まると、それを抜け出せないというのがあってですね、
だからドレンが重要だったりするわけですね。
人工的に中に溜まっているものを吸い出してあげる、
みたいなものが重要になってくるわけですけども、
そもそもそいつらがなんで感染するのというのは、
以前の動画でちょっとお話しています。
結局、培菌が好きなのは血種、血の溜まりができたところで、
栄養になっちゃって培菌が増えちゃうと。
抗生剤を投与しても、血種には血の流れがないから
培菌が増えてしまってドロドロになっちゃうよ、みたいな話があります。
なので、その血種を作らないというのは予防的に重要なんですけども、
今日の質問に関してはですね、
実後感染した場合にどんなアフターケアがあるのかというのを知りたいという質問なんですけども、
このパターンにはですね、いくつか原因があると思います。
そもそもなんで感染したという話ですね。
下側の感染の中であるのがですね、
人口のものが入っているのか入っていないのか、
ここがすごい重要になってくるわけです。
例えば、人口のものが入っていないパターンで、
血が溜まったことによって感染を起こしてというのは、
これは血種感染と言います。
血種って血の塊ですね、これに感染を起こすんですね。
血種感染、この血種感染の場合にはすごいシンプルで、
抗生剤の投与をしてそれ以上悪くしないようにするというのと、
溜まっている血液というのを吸い出す、出してあげる、いわゆるドレナージですね。
外科的ドレナージというのをしてあげるだけで良くなります。
で、洗浄をするとか言ってもですね、
多くても2、3回じゃないですかね。
ここで言っている10回というのは血種感染ではないと僕は読みます。
ここはちょっとどんなケースなのかわからないので何とも言えないですけど、
10回以上洗わなきゃということは、
人工物が入っていないパターンじゃないということなんですね。
おそらく人工物が入っている。
人工物って一体何なの?というところなんですけども、
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例えば骨を固定しているプレートだったりとか、
骨を固定しているスクリューだったりとか、
もしくはその辺の血を止めるためにですね、
溶けるような素材があるんですけども、
酸化セルロスみたいなのを入れてしまっているとか、
ボーンワックスって骨から出てくるのを締めるようなワックスがあるんですけど、
そういうのを使っているとか、
もしくはちょっと怖い話を言うと、
本来そこには入ったら赤者が入っているってやつですよ。
何だと思いますか?
本来そこには入ったら赤者が入っている。
これは、
例えば歯の矯正の装置が中に落ちちゃっているとか、
もしくは手術の時に使っているガースが中に残っちゃっているとか、
もしくは何かの道具の先中が折れてそこに入っちゃっているとか、
なので手術って、
さっきお話したように自分の組織だけの問題だったら、
ちゃんと治る力があるんですけど、
人工のものが入り込んでいる場合はちょっとややこしいですね。
基本的にその人工物をどけてあげないとなかなか治らないんですよ。
これは鼻のインプラントとかも同じですよね。
シリコンとかも感染しちゃったら抜かなきゃいけないよっていうのも同じで、
こういうプレート周りとかがあった場合には、
取らなきゃいけないって話になっちゃう。
スクリューとかプレートとかが感染しているケースっていうのは、
タイミングによってすぐ取れるか取られへんかっていうのがあるから、
粘って粘って後で取りますっていうのがあるんですけど、
さっき話したちょっと怖い方の話。
普通はですよ。
ほとんどの美容でそこまでやってないんですよ。
僕が見て回ったところで言うと。
手術始まる時に、
ブラケットカウント。
例えば歯についている矯正装置の数とか、
形状とかっていうのをチェックしておいて、
手術に使うガーゼの数ですね。
これも始まる前にカウントして、
終わった時にカウントしてって言ってですね、
いろんなチェックをしないといけないんですよ。
道具の先端が欠けてないかどうかチェックしないといけないんです。
手術ってよく皆さんのイメージでいくと、
手術が上手いとか手術が下手だとか、
手先が器用だとかデザインとかいう話になりますけど、
実はきちんとした治療をしていくっていうのはですね、
かなり入念なチェックが必要なんです。
なので、うちで例えばですよ。
僕のチームがいかに優れてるか。
厳しいんです。
なぜならチェックがすごいたくさんあるんです。
手術始まる前にももちろんカウントします。
途中でもカウントしますし、
終わる前にもカウントしますし、
カウントが山々ある。
要は自分たちがそういう道具を忘れてきてないか、
もしくは使っているもので
本来そこにあっちゃいけないものが
残ってないかどうかという話をします。
これは絶対的に予防しなきゃいけない話で
予防できる話ですよね。
手術終わった段階で余計な人工物は置いてこない。
一方で余計じゃなくて
必要な人工物を置いてこないといけないっていうのが
さっき言ったプレートとかスクリューの話になってます。
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プレートとかスクリューは実は感染を起こすケースって
結構少なくて
ほとんどが骨の中に埋まってるんですよね。
なのでプレート感染とかスクリュー感染っていうのは
極めて少ない。
で、どっちかというとですね
舌周りで感染を起こしているケースっていうのは
あるかな?
それでもよっぽど環境が悪くなって
免疫力が落ちちゃってる状態だと
スクリューとかも当然あり得るんですけど
プレートの方が多いですかね、舌だったら。
プレートは結構でかいので
でかいプレートを使って張るところだと
そのプレート周りで結構感染したり
上あごの方だとスクリューですね
これは長いスクリューを使うと
上顎骨っていう骨を突き抜けて
鼻の中の微粘膜
副鼻垢粘膜って言いますけど
そこはばい菌がいるところなんですよね。
長いスクリューを使うことによって
副鼻垢炎がずっと起きてるみたいなケースもあります。
そういう場合にはですね
骨の治癒のスピードなんかをチェックしながら
取らないといけないという可能性がありますね。
ここで質問というか
10回以上洗ってっていう話なんですけど
10回洗うってことは
ちゃんと評価できてないので
普通はですね、1回CT取ったほうがいいですね。
こういう場合は。
中に異物が入ってないのか
原因となっているのがなんかないのか
っていうのを探しに行くっていうのが普通のスタンスです。
その上で洗浄をですね
例えば2回3回洗浄するぐらいは
別にあってもいいと思うんですけども
それをしても治らない場合には
一旦診断をし直して
CTでチェックをして原因を探して
その上でしっかりと
麻酔をかけて
手術のようなことをして洗浄していくと
普通は10回洗う
洗わなあかんってことはないと思いますね。
これ患者さんがかわいそうですよね。
10回も洗浄って
結構拷問に近いと思うんです。
僕が見てる患者さんではないので
何とも言えないですけど
時々実はDMとかでも送られてきます。
どうあるところで骨の手術を受けたんだけど
治らなくて
洗浄もおかしてるんだけど
順調だって言われててみたいな
順調ではないやろみたいな
手術医に
相談せなあかん話やから
なかなかこの段階で
引き継ぐっていうのは難しいと思うんですけど
普通はですね
そうならへんようにきっちり
アフターケアしてくれるところで
手術したほうがいいと思いますけど
10回洗浄っていうのもかなり
レアですね
ということで
解答になってるかな
基本ですね
感染起こしてる場合には
今日の新しい情報としては
チェックが甘くてですね
本人たちも気づいてない
たまにあるのが
僕もこれまでの経験で
びっくりしたようなのが
全然美容と違うんですけど
体にガーゼを忘れてきた
普通はですね
線ありガーゼっていって
深い部分の手術をするときって
レントゲン取ったら見えるように
わざとガーゼの中に
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鉛の線が細いのが入っているのを
使うべきなんですよ
レントゲン取ったらわかるよ
CT取ったらうつるよ
大きなところで
深い部分で手術をするのに
鉛が入ってないような
ガーゼを使って
線なしガーゼといいますけど
線なしガーゼを使っていて
レントゲンでもうつらないんだけど
手術して開けに行ったらガーゼが出てきた
えー
なんでそっち使ったん
っていう話なんですけど
横着な人たちっていうのは
値段が線ありガーゼが高かったり
ってのもあって
せこいことしてると
忙しくバタバタしてると
チェックとかって時間かかっちゃうから
やんないのかもしれないけどね
そこはもう
裏側ってなかなか
分からないからね
あんまり表に入れてる話じゃないですけど
僕はやっぱりそういうのが怖いな
と思うので
性質なところを選んだほうがいいですよ
その辺はね
これで答えは
アフターケア
感染が一旦落ち着いてもし形の変形が
残った場合とかは半年過ぎた後に
いろいろタッチアップを
していくところになると思いますけど
感染起きないような工夫を
いろいろしてもらいたいと思うんですよね
以上です
ご参考にしてみてください
じゃあね
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