1. りっちゃ・りょかちのやいやいラジオ
  2. #217 『隣人X 疑惑の彼女』を..
2023-11-18 41:01

#217 『隣人X 疑惑の彼女』を見て感じた多様性を語る映画の変化

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『隣人X 疑惑の彼女』のPRとして試写を拝見させていただき、感想を話しました。朝井リョウさんの小説『正欲』、今年話題になった『福田村事件』などの話題作を交えて、多様性を語る映画の変化について考えました。

映画公式HP:https://happinet-phantom.com/rinjinX/

「やいやいラジオ聞いて見たよ!」と添えた映画の感想、こちらのエピソードへの感想、SNSなどでいただけたら嬉しいです!

皆様からのお便りもお待ちしています!https://forms.gle/dKoHpPx2Fw2jLc3M8

00:00
はい、りょかちです。りっちゃです。
今回はですね、なんとやっと初めてのやいやいラジオにPRのお願いが来ました。
やったー!
初案件。
初案件のですね、もともとは映画PRについて、私のところに連絡があったんですけれど、
それがいろいろ考えた結果、私がただ文章を書くよりも、やいやいラジオの聞いてくださっている皆さん、
すごくコンテンツ感想回を好きだと言ってくださる方が多いので、
やいやいラジオで喋った方がいいんじゃないかなと思って、今回やいやいラジオで映画のPRを受けることにしました。
ありがとう案件。
ありがとう案件です。ありがとうございます。やいやいラジオにぴったりだと思います。
その映画がですね、隣人X疑惑の彼女という12月1日から公開される映画になっております。
最初にストーリーをざっくり説明しましょうかね。
お願いします。
はい、キャッチコピーから読んじゃうんですけど、
愛した人の本当の姿をあなたは知っていますか?
ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。
人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか誰も知らない。
Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?
人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。
中間式者の笹はスクープのため正体を隠してX疑惑のある涼子に近づく。
2人は少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。
しかし涼子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。
涼子への思いと本音を打ち明けられない罪悪感。
そしての境地に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは嘘と謎だらけの2人の関係は予想外の展開へ。
てんてんてん。
ということで上野じゅりさんと林ケントさんが主演の映画でございます。
はい、涼子がいい感じに説明をしてくれました。
ありがとうございます。
なんかあれですねSFのようなあらすじなんですけれど
人間ドラマみたいな映画だったですね。
ミステリーロマンス映画っていうなんかあれなんだね。これタイトルっていうか
あ、そうなんだ。
区分けなんだね。一応書いてあるからさ。
あ、ほんまや。異色のミステリーロマンス。
確かになるほど。
確かに我々はちょっと見させてもらって今日会を撮ってるんですけれど。
先に見て見させていただきます。
03:01
確かにこの説明だとなんかエイリアンっぽい映画なのかみたいな感じに聞こえるかもしれないが普通に結構社会派な結構ドラマ映画みたいな感じ。
そうでしたね。なんか人間同士の話だった。
すごいそうだよね。確かにミステリーロマンス。社会派な感じが結構出かかった気がする。
いつも通りネタバレとネタバレじゃないところに分けて話したいと思うんですけど、ネタバレじゃないところだと確かにそういう社会派映画ってとこですかね。
そうですね。ネタバレじゃないところを最初に見て。
ネタバレじゃない範囲でのちょっと1回感想を話します。
なんか惑星難民Xがやってきてそれを探すみたいなんで言うとさっき言ったみたいにちょっとSFっぽい話みたいな感じがするんですけど、
本当に人間ドラマで描かれてるのはスリリングなX探しみたいな感じではなくて、
劇中にも出てくるんですけど、隣の人がコロナかもしれない時に、
どうやってその人とコミュニケーション取るとか、ワクチンが云々で断絶が起きてたと思うんですけど、隣の人が反悪かもしれない中で、
本当にその人のこと好きになって理解し合えるのか、その人がそういう考えだったらどうするみたいなところを問われてる映画だったなっていう印象でした。
このあらすじの時点でピンとくる人はそうな気がするけど、やっぱ移民とかをテーマにしてる感じというか、
日本は移民の受け入れとかで全然少ないし、
あまり日常の中で日本人じゃない人がいっぱい混ざってるみたいなことに対してのリアリティってそんなにないと思うけど、現状ね。
でも世界で言ったらね、移民問題みたいなのってヨーロッパでめちゃめちゃあるわけだし、アメリカで全世界のイシューになってるわけで、
メタファー的にというか、自分と違う存在がいるということをどう受け入れるのか、
というかなんでそんな怖がるのか、じゃあ分かったからってなんだのか、分かり合えるのかみたいな、そういうテーマなんだろうなっていう感じがすごいした。
確かに、カナダに行った時に、移民というか、違いの人たちの中に、
06:00
ビジブルダイバーシティとインビジブルダイバーシティっていうのを教えてもらって、
ビジブルは明らかにも欧米人と同じ。
目に見えるっていう意味ね。
だけど、韓国人とか中国人とかだと分かんないというのが一番分かりやすいし、
今回ね、人間に見えるけど人間じゃないとか、
実は各籍はカナダ人とかもあるし、
そういう、
話の最初の方で、これはもう最初の方にバーって説明されるだけだから話していいと思うんですけど、
惑星ナミXとは、Xは何なのかみたいな説明はそんなになくって、
諸余の設定としてXっていうのは、とあるどっかの惑星から来たけど、
見た目的には普通の周りにいる人と見分けがつかないから分かんないし、
彼らが人間に対しては危害を加えない、加えないという特性があるから受け入れました。
地球としては受け入れましたみたいな話になってて、
もう日常の中に溶け込んでるから、
だから本当にそこに旅行者がいて、コロナのワクチン打った人が打ってない人がみたいなぐらいの、
それで見ても分かんないし、別に普通に話しても会話しても分かんないけど、
なんかもしかしたらでもちょっと何か違う羊の人がいるかもしれない、
みたいな社会であるってなってんだよね。
これを私の感想として、
先にりっちゃさんの感想を聞いた方がいいかな、長くなりそうな気がした。
どうでしたか、りっちゃさん。
私はそうですね、話の中身自体は、すごい現代っぽいテーマだなっていうこの話があって、
現代社会派だなっていう感じだし、
その全体なんだろうね、あるよな、みたいな話だなっていう。
でもあるあるなのが結構面白い。
すごい2023年っぽい話。
コロナ後もあっての、
そうなの。
現代の国際情勢とコロナもあっての、めっちゃ現代っぽい話だなっていう。
一人一人のキャラの描き方とかも、背景とかもすごい現代っぽいなっていうところ。
それを見たら、タイムリーだし面白いなって思うんですけど。
その中で私が結構個人的に面白いというか、
最近こういうの増えたと思っているところは、
主人公が上野樹里と林健人。
林健人はあらすじに書いて、週刊誌の記者なんですよね。
文春みたいな記者。
文春みたいな週刊誌の中でも雇われライターみたいな感じになっていて。
彼は子供の頃から記者っていうのに憧れていて、
09:02
どうしても記者になりたくて、
契約社員みたいな感じで働いてるんだけど、
でも非正規雇用だし、お金もあんまないし、
次に、これちゃんとネタあげなかったらお前もうクビだからなみたいな感じで、
ギリギリ記者みたいな感じで、
編集部にいると。
その梁子って上野樹里の方はコンビニ店員をやってるんだけど、
コンビニ店員とか宝くじチケット売り場とかで働いてるんだけど、
何人か週刊誌の中で、
この人がX疑惑ある人、人間たちリストみたいなのが配られて、
それぞれの人が調査してこいみたいな感じで、
林健人は上野樹里に接触するみたいな感じなんですけど、
ここで出てくるのが、この週刊誌記者みたいなのが、
それが主人公だったりとか、物語を動かすキーパーソンになってるみたいなのが、
最近増えたような気がしてるんですよね。
なんとなく。
最近のドラマ。
記者っていう人?
そうそうそう。
確かに。
なんかそんな気がしてて。
そうだ、林健人がここで出てきて、
彼もお金が必要な事情があって、スクープを追い求めてたりするんだけど、
物語の後半になっていくと、
週刊誌なんで結局暴いた、近づいて仮面みたいな、仮面操作みたいな感じで近づいていくけど、
結局それを週刊誌に書くみたいなことを最後にしなきゃいけないので、
世の中の明るみに出さなきゃいけないみたいな感じになっていくんだけど、
ここがなんか、
結局世の中から叩かれる、よくあるツイッターでわーって延長するみたいな表現とか、
そしたら記者が家の前まで押し寄せてわーみたいな表現とかっていうのがいろいろ出てくるんだけど、
それがめちゃめちゃ現代っぽいなと思ってて、
これ昔だったら、20年くらい前とかだったら、
みんなの生活の中にこの惑星ナミXみたいなのがいるぞ、それを暴かなきゃってなったら、
それを暴く主体は警察なのか、国家の謎のプロジェクトみたいなところから、
ここが追われてるとか、逃げてる側も、
どうしようみたいなこのバレて捕まったら解剖されちゃうかもしれないとか、
みんなの動物園みたいにみんなの偽物になっちゃうかもしれないとか、
そういう理由で逃げてた気がするんだよね、昔の話だったら。
確かに、罪が裁かれたり捕まることだったってことですね。
身の安全のために守ってたりするだったり、
別に国は惑星ナミXを受け入れるって決めて政府がやってるわけだから、
判罪じゃないわけじゃん、このXの人たちも。
追いかけて明かすっていうことが別に必要じゃないはずなのに、
なんか不安だから、市民の不安を暴くためにネタにしようみたいな習慣誌があって、
12:06
それを元に追いかけて、それで分かったら、
Twitterみたいな場所でみんながワーワー言って、
やばいやばいみたいな、ここの流れを、
つまり警察みたいな役割っていうか、暴く役割みたいなのを、
民間の人っていうか、みんなの社会、なんかわかんない社会正義感みたいなやつがあって、
それの代理として動くのが、習慣誌記者とか記者っていう存在で、
それが追い立てていくみたいなところが、すごい現代的だなって思いました。
ガレソとか。
ガレソみたいなアカウントだよね、絶対こういうの。
私刑と書いて死刑ってやつですね。
そうそう、死刑。
今の恐ろしいものが世の中に晒される世の中という。
この話、後半、ネタバレパートは後半に話そうと思うんですけど、
その中でも少しずつマスコミって、ジャニーズの会見とかでも最近そうだけど、
結構不思議な存在じゃない?
暴いてる時は、一般の人たちからいいぞ、もっとやれみたいな時もあれば、
でもマスコミ、変な質問したりとか、
マスコミはマスゴミだって言われたりとか、
なんでマスコミってそんなことするんですか?みたいなのを、
逆に叩かれたりとかもするから、
しかも別に彼らなりの基準ってあるわけじゃないというか、
法律みたいな絶対的なものがあるわけじゃなくて、
基本的には人々の関心の、
みんなが聞きたいことを代表して聞くとか、代表して暴くみたいなものがあったりする。
けどやりすぎると逆にみんなから、そんなこと俺たちは望んでないのに何してるねんみたいな、
手の平を返して叩かせてるっていう、
マスコミとかメディアっていうのは何なんだっていう、
塩梅がすごい難しいなと思うんですよね。
メディア、今時ですね。
私は割とメディアの人と仕事をすることもあったりとか、
記者会見って、こういうシビアな会見じゃないけど、
記者会見とか仕事とかで絡む機会とかもあるから、
記者っていう存在のことはなんとなく理解できるけど、
でもそれがどんどんドラマの中で描かれたりとか、
記者っていう存在がヒーローみたいになったり、逆に悪役みたいになったりするっていうのがすごい、
そういう作品が増えたなって気がするし、なんかもっと増えそうな気もすると思う近頃でございます。
確かに。
素晴らしき世界っていう、役所康二さんが主演の、
元ヤクザの人が構成していく映画も、
あったね。
確か、こいつを撮ったら面白いもの撮れそうじゃない?みたいな話だった気がする。
やっぱりそういう恐ろしいこととかが、
15:07
メディア、悪にもなるし善にもなるっていうのが面白い立ち位置なんだなって思いますね、確かに。
人生の台本を刑務所で過ごした元殺人犯の男と、
彼の後世をテレビ番組にしようとするマスメディアの姿を描く。
そう。
役所康二が主演だったらそれです。
長妻さんみたいな。
確かにね。
主人公と役としてタッグを組ませるにはちょうどいいのかもね。
なんか私が感じたのは、言ってもいいですか。
なんか、強者が主演になっているのが面白いなって思ったんですよ。
強者、強い方ってこと?
はい。
なんかこういう多様性映画ってなんか、
自分が女だからっていうのもあるんですけど、
ちょっと海外の作品だとズートピアとか。
ズートピア。
なんかそのウサギちゃんが、弱めのウサギちゃんが多様な社会で、
この場合警察ですけど、頑張って働きますみたいな。
多様性に負けずに働きますとか。
あとなんか、その素晴らしき世界だと役所康二が主演で、
彼が社会復帰していく姿を頑張れって思いながら見る映画なんですけど、
最近そういう、今年はこの話題になったもう一つの映画で、福田村事件っていうのがあって。
最近ちょっと何人か知り合いが見に行ってました。
関東大震災の後に、日本人が、朝鮮人がこの混乱に乗じて井戸に毒とか入れてるよみたいな。
もうすぐ殺さないと、あいつら本当はやばい奴だみたいな感じで、
虐殺をしたっていう事実を日本人が撮るっていう映画で、
それを見た時に、本当にそういう何十年前の話なんですけど、あるあるだなって思っちゃったんですよね。
あるあるじゃないんですけど、本当にひどいことが書かれてて、
もう元気な時しか見れない映画なんですけど、
でもみんながこいつは悪だわって思った瞬間に、
普通の人が死体を蹴ったり刺したりできるとか、
その噂が、その井戸入れたとこ見たんですか?みたいな聞いても、
いや、なんかそういう人が言ってたって聞いたんですよ、みたいな。
で、それがどんどん広がっていくとか、
今と一緒、SNSと一緒に広がって、どんどん知らない間に広がって、
18:01
ダメって決めたら、集団でボコれる集団心理、みたいなのが描かれてるんですけど、
今回の隣人Xも、難民Xが頑張って人間に馴染む話です、じゃなくて、
強い人が出てきて、
お前は弱い、見えない不安が出た時にどう振る舞うわけ?っていうのを聞かれて、
多様性映画が、頑張って多様性に馴染もうね、みたいな、
馴染むって美しいよね、っていう第三者として見れる映画から、
お前はどうなわけ?お前もちゃんとできてるわけ?
お前は本当に、いつもSNSで同じようなことしてるんじゃないの?って、
問いかけられるような映画が出てきて、
初期に多様性って美しくない、実際居心地悪いもんだよっていう人がいっぱいいたけど、
そういうのが、多様性の一歩進んだ映画だなって思いました。
そういう居心地の悪さを描いてて。
アサイ・リョーの性欲、昔。
これからするのか?
これからします。
ガッキーで。しかも、確か。
まさにそうですよね。こういう、本当にタイムリーですね。
こういう自分が、お前はできてるわけ?映画だよ。
自己批判みたいな、みんな多様性がいいよねとかって言うけど、
本当にあなたは、そうと言えるのか?みたいな問いかけを投げてくる感じだよね。
お前多様性がいいとか言ってるけど、お前はできてるわけ?
お前だってそれに乗じてるわけじゃないか?っていうのを聞かれる映画で、
そういう意味で、さっきりちょさんが性欲も上映されるって言ってくれたけど、
これが2023年3本も出たかっていう感じですね。
確かにね。
性欲もさ、このやいやの昔から話してるんですけど、
あれも週刊誌記事から始まるよね、確か。
そうだ!
新聞の記事か。記事なんだよね。
やっぱ結構気になってくるのって、そういう時はメディアになるのかなと思ってて、
メディアの書き方みたいなので、
性欲の場合は、記事を読むと、
え、なにこの事件こうなの?こんなキモい人たちいるの?
みたいな感じに最初はなるようになってるんだけど、
でも読み進めていくと背景にはすごいいろんなことがあって、
もう一回その背景を全部わかった上で、
記事を読むとこうなるのか?みたいな、
自分の見方が変わっているみたいな感じの構成だった気がするんだけど。
このリンジンクスの中でもニュースを見て、
一般の人の息が結構揺れたりするんだよね。
21:05
そうは言え怖くない?みたいなね。
怖くない?っていうのもあるし、
でもあんなことをやるマスコミもひどいみたいなのもあるっちゃあるし。
そろそろネタバレにしましょうかね。
ネタバレ的な話だったかもしれない。
そうですね。
確かにこの報道した後にまた人間の意見が変わるんですよね。
じゃあちょっとここからネタバレになりますが、
報道した後に、結局その笹って言いますか、
林健人が主人公で、近づいて行った上野主委と、
その家族の話とかを、
ちょっと彼もおばあちゃんの施設とかでお金に困ってて、
ネタを売って出すみたいになって、
で、すごい戦った。
そうですね。
その上野主理のお父さんがXなんじゃないかっていうことが分かったんですよね。
話の中で。
で、それをお父さんの写真をすっぱ抜いたということなんですね。
それでメディアが殺到して、家に殺到して、
などなどということだったんですね。
でもメディアの、週刊誌でもうちょっとあるやろと思ったんだけど、
週刊誌であんな感じじゃないと思うんだけど、
でも編集長が求めてることがさ、
なんか警察みたいじゃん。
証拠取ってこいとか、DNA鑑定しようとか、
それメディア、そこまでメディアみたいな、
文集みたいな感じの編集部だけど、
それをやるのかなみたいなところの疑問あるけど、
でもすごい徹底的に編集部は悪役みたいな感じで書かれてるけど、
とはいえでも暴きたいという気持ちは、
みんなの大衆心理みたいなところでもあったりするわけですし。
なんかね、それこそツイッターで勝手に、
DNA鑑定まではいかないけど、
過去の写真探してきたり、とかそういうやついますもん。
お前は一体何なんていう。
警察か?っていう人いるし。
でもちょっとだけ話それるけど、
それやっぱりこの、
正義感っていうものはすごい危ないと思っていて、
結局炎上の研究とかをしてる本があるんですけど、
なんだっけな、山口先生だったかな。
結構前職の時に読んだりした本があるんだけど、
炎上の研究みたいなのをやってる人がいて、
その人の調査、結構新聞とかにも出てたんだけど何年か前に、
それが炎上の元になっていくのって、
例えばコロナの最初の頃にマスクなくなったりした時って、
マスク買い占めてやったぜ、みたいな投稿の方が広がるっていうより、
マスクの買い占めをするような人が現れてるようですが、
そういうの良くないんでやめましょう、みたいな方が、
むしろ全体の9割ぐらいを占めてるっていう。
24:03
こういう行為あんの良くないからやめましょうって思ったら、
やめた方がいいよ、いいよって思って、
正義感からリツイートするわけじゃん。
そしたら結局そっちの方が全然デカくって、
でもそれを見た側はマスクなくなってるんだって思って、
また買いに行ったりするわけじゃん。
注意喚起っていうのを見ていくっていう。
人は正義感の時こそ安易に行動してしまって、
それが実は炎上のほとんどであるみたいな話なんだよね。
この炎上と口コミの経済学かな。
山口真一先生だったはず。
ネット炎上の研究。
福田村事件もそうだ。
正義感っていうのが一番危険だなって本当に思っていて、
最近YouTubeで詩人逮捕みたいなの流行ってなかった?
詩人って私の人の詩人逮捕で、
チケット転売とかしてる人を会場の前とか行って、
高額転売してる人をYouTubeとかで配信しながら勝手に捕まえましたみたいな。
そういうのが本当に一番危ないと思ってて、
法で決まってることってさ、
自分がいつ裁かれる側になるか分かんないとも思うと、
法律ってやっぱりそれなりのプロセスを経て、
参院生だっけ、政治の学校で習うような形で、
法律は制定されてるわけだし、
ちゃんと裁判の判例とかがあって決まってるわけで、
やっぱ感情だけじゃどうにもならないことっていうのがいっぱいあって、
それはすごい大変なプロセスだし長いけど、
でもやっぱり警察とかは簡単に日本では手出しをできないこともいっぱいあるわけじゃん。
アメリカとかは警察がもうめちゃくちゃになっちゃってるから、
全然警察が横暴なわけだけど、
日本はちゃんと法治国家で一応今のところ回ってるはずだから、
守られてることっていうのもいっぱいあるわけで、
それがやっぱりSNSの中で加速していくのって、
ある意味勝手な正義感で人を裁くっていうのが、
いかに危ないことかっていうのを、
自分が正義にいるときはあんまり気づかないけど、
すげえ危険だなっていつも思うんですよね。
っていうのが、
この臨時インクスのみたいな題材にしたときに、
でも別に警察はこれ問題ないわけじゃん。
政府がOKって言ってたから、
誰も暴かなくて、これをやろうって。
この暴く存在は何かって言ったら、
市民の感情を焚きつけたメディアとかが動いて、
でも下手したら人が死ぬようなことが起きていくっていうのが、
現代だし怖いし、やっぱり正義感って危ないぜってすごく思いました。
27:00
本当にそうですね。
やっぱり今年そういう事件が実際に多かったから。
その、よかちが言ってた福田村事件を今映画にしようと思ったのは、
そういうのがあるのかもしれないね。
うん。
実際にリューチェルさんのこととか。
そうだね、確かに。
ペコちゃんがかわいそうだ、みたいな。
言ってる人いっぱいいたし、離婚したときは。
あれとかまさに正義感。
でもペコちゃんは、
いや、リューチェルは本当にいいお父さんだったんですよ、みたいな言っても、
いや、ペコちゃん優しすぎる、ひどいよ、みたいな。
そういうのがたくさんあったから、
そういうメディアが焚きつけていくっていうのが、
見てて、今年の総決算って思いながら、年末だと思いながら見ましたね。
確かに、ペコリューチェルさんとか本当にそうだよね。
そういうのも、亡くなっちゃった後に、
これ本当ひどいよね、みたいな。
同じこと言ってる人がナチュラルに言ってることがすごい怖いって思うんだよ、いつも。
同じ人がってことですね。
同じ人が連続的に、ペコがかわいそうみたいな話の時に、
リューチェルひどいよね、みたいなこと言ってた人が、
リューチェルが亡くなっちゃったら、
死ぬまですることないのにね、みたいな。
そういう人、そういう子。
それからまだ、この時期の間ならまだわかんない。
別に世の本人に伝わることはなかっただろうけど、
リツイート一つするとか、
ツイートするとかっていうのが結局波みたいになって、
みんなにも、自分は社会に嫌われて生きていけないみたいに思っちゃうわけで、
ちょっとした正義感だったとしても、
本当にそれをリツイートするのか、
するのかっていうことを問いかけた方がいいというか、
いや、怖いですよって思う。
新たな潮流か。
自己反省ですね、今年は。
お前が振りかざした正義の痛みを見直した方がいいぞと。
そう、なんか、やっぱり、
自分が女の子だから、
いわゆるフェミニズム映画とかは、
弱者的に見れていたのもあり、
これまでの多様性映画はやはりちょっと遠い。
そういうのって良くないよね。
変わっていこう、社会。
MIUとかも、外国人労働者の話とかもありましたけど、
30:00
まだ遠いんだ。
もうちょっと遠いじゃないですか。
自分が雇うことはないから。
けどなんかもう、最近林陣Xもそうだけど、
この年末公開されている、年末っていうか秋から公開されている映画は、
指さされている気持ちになるなと思います。
お前はどうなんだ?
という感じで。
確かに。
なんで、今挙げた3作は、
林陣X、今回PRさせていただいたのもちょっとね、覚悟して。
今ネタバレパートだから、見た人しか聞いてない気がするんですけど。
他にちょっとネタバレパートで延長の話をしてしまったけど、
あとは、最後結構誰がXやねんみたいなのさ、
最後結構、お、お、お、お、お、お、お、お、お、みたいな、
こうなのかなって思って終わったよね。
なんかそれもギミックなのかと思っちゃいました。
結局その、自分が、怪物とかもそうだったじゃないですか。
怪物は私見てないやん。
本当ですか?
怪物はなんかその、いろんな矢部の中形式で、
いろんな人の視点から一つの事件を見ていって、
怪物誰だってなって、結局なんか、
怪物はいろんな思いを見て、
いろんな偏見を持って見ていた私たちのことかもしれない、
みたいな感想が結構ちょくちょくあったんですけど。
なるほどですね。
なんかその、同じように、あれ?どういうこと?
あれ?思ってたのと違うなっていう結末になるんですけれども、
それも含めて、お前の偏見であろうっていうこと?
って受け止めました。
確かにこういう件であって見ていてはよく思うんだけどさ、
怪物ってすごいよくできてるよね。すごい昔だけど。
大体矢部の中でやってることってすごい多いくない?
思います。なんか怪物めっちゃ税賛されてて、
あの形式めっちゃ天才的、斬新みたいなこと言ってる人いて、
いや、矢部の中という名作があるんだよ、
っていう気持ちになりました。
あれは本当に素晴らしい形式?フォーマット?ですよね。
あれ?その中がラショウモンなんだっけ?
ラショウモンの中に掲載されてるんですよね、という本の中。
ラショウモンは矢部の中形式ではない。
なんかよく間違えてる口コミを見たけど。
あれ?どっちだっけ?どっちか忘れた。
その本があって、あれだよね、映画もあれになって、
同じシーンをいろんな視点でやってるみたいになってる。だっけ?
そうだっけ?映画は私ノータッチかもしれません。
本は別な気がする。
33:01
でも黒沢明のラショウモンが、なんかそういう話じゃなかったっけな。
あ、そうなんですか。矢部の中形式。
いや、そうだった気がするけど、ちょっと待って、検索しよう。
正しい情報をお届けしたい。
正しい情報をお届けしたいが、そんなに。
でも、なんでも今の時代といえばいいっていう説ありますけど、
SNSもそんな感じじゃないですか。
この人から見たらそうなんだろうな、みたいなのとかあるから、
今の時代にぴったりですね。
隣人Xはそうじゃないんですけど。
そうですね、あとはそうだな、隣人X。
だいたい話の中で解説されてる。
逆になんかこれが面白かったとかあったら、リスナーさんが見たら教えてほしいな。
なんか似たような作品ってこと?
とか、あとなんかネタバレパート、これ面白かった、みたいな。
ですかね。
なんか結構細かい、上野寿理がハイスペなのにコンビニで働いていることとか、
台湾の女の子が日本語喋れなくて苦しいとか、
よく本当に身近にあるトピックを取り上げてて、
網羅してるなというふうに思いましたね。
確かになんか絶妙に、現代リアルっぽさみたいなのはあるよね。
やっぱり性欲とかは身近にはいるんでしょうけど、
自分が日常で感じることはないけど、
隣人Xの話とかコンビニとかで出会う人もいるし、
実際自分が並んでてうまくコミュニケーションできなかったら、
ちょっとイライラしちゃう時もあるし、
などなど自分に返ってくるあるあるが結構あるなというふうに思いました。
居酒屋バイトとか、日本語がなかなかわかんなくてお客さんにちょっとイダッとされたりとか、
コンビニで台湾人の子がレジだと明らかに嫌な顔をする人がいるみたいなのが、
上野寿理側から話してたりするけど、
最近家の近くのコンビニ行った時も、
何系かアジア、ベトナムとかなのかな?
多いコンビニなんだけどそこは。
この前来てるお客さんもすごいベトナム系めっちゃ多くて、
36:00
しかも久々の再会みたいになって、
おー元気ーみたいなのをずっとやってて、
今私完全にアウェーやみたいな、
その中で今一番新しい話ついてて、
こっちやみたいなとこがすごい、
もうわからんなってなった。
確かに、コロナ前の新宿、私新宿で働いてたんですけど、
南口のドラッグストアは中国語の方がデカデカと書かれてて、
ここどこ?ってなりました。
ここどこだよってなって。
で、もう来てる人も実際に中国の人だし、
店員さんも買ってる人も中国人みたいで、
全部免税みたいなとか、
マジョリティはここのマジョリティ、
私はここのマジョリティやなみたいな感じになるしね。
なりますよね。
でも、カナダにいたときも、
やっぱり、私的に日本人というアイデンティティに恨みを持ってる人とかいるんですよね。
私的な感情で。
日本人好かれてる方ですけど、
とか、日本人の女の子イコールやりやすいみたいな、
そういうのもありまして、
やっぱりそういう感覚を一度は人間味わった方がいいなって、
すごい最近思うんですよね。
生きてるだけで誰かを傷つけたり怒らせたりしてしまうんだという、
経験があった方がいいなって最近思って、
そうじゃないと気持ちが分かんない。
女の女とかもそうですよね。
男だらけのところに私がいることで、
みんながうとましく思ってるみたいな。
最近、友達の子育て世代が多いから、
例えば海外のスクールに入れたりとか、
みんな通わせたりとか、
知ってる人とかの話を聞いたりしたときに、
結構、新生うちに自分がマイノリティであるという経験をさせたいっていう人が多くって、
それは私の周りが意識高い人が多いのかもしれないんだけど、
でもそれは確かにそうだなって思うことはすごくある。
自分の子供がナチュラルに自分が強者で特権があって、
マジョリティであるっていうことしか知らない状態で育つっていうことに対する怖さみたいなのがあるんだなっていう。
それは本当にでも、
弱い人のことを分かんない人を見てる政治家とかを見てると思うから。
確かに岸田さんもナチュラルに、
女性の感性を活かしてほしいみたいなのを育てるときに、
何の悪気もなくとは言わないけど、
誰もこれに疑問を渡らないんだなみたいな。
39:00
だから、そろそろお前が指さされろっていう時代なのかなって思ったんですね。
確かにね。それはそうかもな。
お前のことだよっていうことを言われないとなって。
マイノリティのことを知ろうとか、マイノリティの立場から見たらこんなに大変なんだぞっていうのを越した次は、
お前は自分の立場をちゃんと見つけ直してください。
お前のことだぞ。
お批判映画に向かって。
確かにそれは大きい流れかもしれないね。
だから、ぜひ見ていただきたいなと思います。
はい、面白かったのでぜひ。
はい。
じゃあそんな感じですかね。
ちょっとこういう作品系。
結構ヤイヤイのこういう作品感想会がわりと人気なので、
こういう機会をいただいたんで試しにやってみましたという感じでございます。
この作品の話、結構好きな人が多くて、
今後も私はこういうのをやっていきたいなってすごい思っているんですよね。
楽しいし、りっちゃさんの話とか聞くのも。
なので、ぜひ皆さん映画を見たら、
ヤイヤイラジオで聞いて見に来たってつぶやいてほしいなと思います。
そうだね、そしたらまた何かやってくるかもしれないんでアンケート。
ぜひ。
そう、そしたらね、もういっぱい紹介できるからね。
はい、ぜひ皆さんハッシュタグをつけて、映画のハッシュタグもお願いします。
というわけでした。
ヤイヤイラジオではお便りを募集しています。
概要欄にGoogleフォームを貼っているので、そちらから質問をお送りください。
その他感想、コメントも、
ハッシュタグヤイヤイラジオをつけてTwitterでツイートしていただけると、
私たちが見に行くので、ぜひお待ちしています。
41:01

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