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どうも、宿木建築設計者の吉田よしはるです。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とまちづくり集団ひろまちの代表として活動しています。
設計やまちづくりでの過程や考えていることを届けていきたいと思います。
今回もどうぞよろしくお願いします。
今は、この週末の子供向けのワークショップに向けて準備を急いでいます。
普段から、プロダクトや設計事務所でも木を扱うことが多いので、
木を使った子供向けのワークショップです。
それで、角材を長細い棒状のものをカットしてサイコロ状にする準備が必要だったんです。
角材も家にもあるんですけど、足りなかったのでホームセンターで買いました。
それを、角材の棒状のものをどんどん切っていきたいんですけど、
丸のこで切っていこうかなと思ったら、
事務所で切ることもできるんですけど、
切るととにかく木くずが舞うので、丸のこは。
手でやるね、手のこの場合は木くずは飛ばないけどめちゃくちゃ時間がかかるので、
近くのホームセンターのコーナーっていうところは、
そのお店で買った材料なら自由に切ったり、本棚作ってもいいし、椅子作ってもいいし、
DIYの作業スペースみたいなのが、使っていい場所があるんですね。
そこをちょっと買ったら無料で使えるので、そこで切ろうと。
掃除が建物の中で音が出ても、お店の中というか使っていいところだから気にならないし、
そういう工作スペースなので掃除も楽なので、そこを借りてやってたんですけど、
丸のこで切ると断面が片方だけ真っ黒になっちゃうんですよね。
普段事務所でも丸のこを持っていて、建築の仕事ではやらないんですけどね。
それは大工さん、プロに任せるので、DIYで丸のこを使ったりするんですけど、
断面が黒くなることはないんですけど、真っ黒になってしまって、
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刃が悪いのか、何回やってもほぼほぼ黒くなるんですよね。
腕が悪いかもしれないんですけどね。
どっちかわからないまま、問題は黒くなった状態でワークショップに使えるのかどうかを考えてたんですよね。
黒くなってたらダメだということになれば予定が狂うので困るんですけど、
それとは別にして、置物みたいになるパーツなんですね。
考えてみたら、この木の断面が黒くなっているというのも、
これはある種の個性で可愛いんじゃないかと思って、
最初に気づいたんですけど、そのまま続行して切っていったんですね。
同じようにどんどん黒くなってたんですけど、
これでちょっと思ったのが、建築だとできる前にお客さんに依頼されて設計して建物を建てるじゃないですか。
なので建物も建築途中で思わぬことっていうのは必ずあるんですよね。
その場合は図面通りにしないと、それはお客さんとの約束なのでやらないといけない。
でもプロダクトの場合は、特にうちとかはD2Cでやっているので、
うちで作ってお客さんに届けるという形になっているので、
制作過程で面白いことができたら、予定と違っててもそれが良いということであればOKというふうにできるというので、
できたんだから物を売るというのと、できる前に設計みたいにお客さんと契約して作るというのでは、
こういうアクシデントをどう捉えるかって結構違うなぁと思ったり、ちょっとふとしました。
といっても建築でもあれですけどね、そんなに時間がすごい押してなければ、
ちょっと思いがけない結果になったらお客さんに相談して、それはそれでいいんじゃないって面白ければね、
って提案はするんですけどね。ただダメだと言われたらもちろんね、これはお客さんのお金なんでダメなんですけどね。
そこらへん、サイコロの切り口見ながら今日はそんなことを考えていました。
今回はですね、造作キッチンの魅力について話したいなと思います。
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まず造作、皆さんちょっとこの単語をご存知ですかね。造作キッチン、造作家具とかいうものがあるんですけど、
今日はキッチンの話で既製品の反対というか、オーダーメイドということなんですね。
住宅を設計する中で、造作にするか既製品にするかっていうのは結構お客さんの思いでまちまちなんですけど、
その一つが造作キッチンなんですね。キッチンっていうのは、キッチンって部屋じゃなくて調理台のことですね。
コンロがあったり引き出しがあったり、あのキッチンなんですね。
これ今もネット社会なんで、インターネットで調べるとそれぞれメリットデメリットあるので、
ここでちょっとしゃべらなくても調べたら結構わかりそうなところがいっぱいあるんで、
そういったところはちょっと置いておいて、この造作キッチンの魅力的なところをちょっと今日お話できたらなと思います。
まず既製キッチン、既製品はだいたい東東さんとかリクシルさん、東洋キッチンさん、宝スタンダードさんとかいくつかメーカーがあって、
その中で選ぶんですね。
セミオーダーまでは言わないかな。だからサイズは決まってる。高さは決まってないか。
高さは段階的に選べると。例えば高さだと、今だとどれくらいだろう。
昔の日本人の身長からすると、だいたいこのキッチンの高さって880センチぐらいだったんですけど、
だいたい皆さん平均身長伸びてきてるので、85センチ。男性の方だと90センチぐらいがあったりするんですね。
最近は本当に、うちもそうですけど、男の人がキッチンに立つことも少なくないので、
その中間を取るのが結構難しかったりするんですけど、女性に合った高さと男性に合った高さ、
2人の人が使う。それに身長差があると、使いやすい高さってある。
どこにするかって悩ましいんですけど、ちょっとそれは置いといて、
メーカーさんの既製品のキッチンで言うと、だいたいその3段階ぐらい。
90センチはないかもしれない。見たような気もするんですけど、だいたい80センチか85センチ。
幅は、これまたいろんなメーカーさんが統一してるんですけど、
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メーターで言うと1.8メーター、2.25メーター、2.4メーター、2.8メーターとか、
それに区切られてるんですね。そのサイズをそれからピックアップして選んで、
引き出しの色とか、取手のデザインとか、推薦のデザインとか、
コンロをどれにするかとか、決められた中から選ぶ。
だからもう選択肢で言うと結構色々選べるんですけど、ある一定の枠は超えない。
だからカタログに載ってるこの中から選んでくださいっていうのが既製品です。
増作キッチン、つまりオーダーメイドっていうやつは極端に言うと何でもできる。
ちょっとお金は除いてね。お金がすごいかかっちゃうんで何でもできるけど、
すごいことしようとするとお金はかかる。
すごいことって例えばなかなか希少な材料を使うとか、
曲線は作りやすいんですけどね。曲線とか曲面っていうのは作るのが難しいので、
そういったこともコストはかかるんですけど、そういったこともできるというのが魅力なんですけど、
大きい違いって、うちも今私が住んでるところも増作キッチンなんですね。
大きな違いは既製キッチンは使いやすい。これはそう思います。
掃除しやすい。例えばシンク、初期洗いますよね。
終わったらシンクも洗うじゃないですか。
だから水はけがめちゃくちゃいいんですよね。
いろんなところがカーブしてるから水たまりができにくいとか、
綺麗に水が流れるようになってる。
例えば引き出しとかもいろいろ工夫されていて、
いろんな調理器具、包丁とかお玉とか菜箸とか、
いろんなものが小さいスペースでもきっちり入る。
そういう収納面、掃除のしやすさの機能面、
そういったところは研究に研究を重ねられてるだけあって、
既製品はめちゃくちゃすごいなと思いますね。
反対に、既製キッチンでできるかっていうと、
限界があるんですね。真似するのはできると思うんですけど、
真似するんだったら、もちろん既製キッチン買った方が安いので、
そっちおすすめなんですけど、できることって限界があるんですね。
増作キッチンのいいところっていうと、見た目なんですよね。
例えば既製品っていうのは、キッチンに限らず、
耐久性って大事じゃないですか。
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全てのものって、服でも車でもいろんなものって、
いろんな人が買うので、
そんなにメンテナンスしなくていい方がいいじゃないですか。
キッチンもそれで、例えば鉄ありますよね。
鉄は既製品でも使うと思うんですね。パーツでも。
例えば鉄の良さって、車も鉄使ってますけど、
錆止めして焼き付け塗装だったかな。
錆ないように表面にコーティングされてるんですね。
中には鉄の素地っていう、表面に色も何も塗ってない状態。
素地の状態っていうのは、鉄の表情だとか、力強さとか、
粗々しさとか、そういう迫力があるんですね。鉄は鉄の。
そんな鉄の迫力のあるキッチンを作りたい、欲しいってなったら、
鉄はさっきの話で錆びるんですよね。
錆びると、多くの人に売ろうとすると、それでクレームになるじゃないですか。
錆びるキッチンを作ってたら困りますよね。
でも、ある特定の人は、錆が時間とともに、
鉄の表情だと、それはキッチンが表情を変えて、
人間と人と同じように、キッチンも同じように歳をとって、
その良さが出てくるみたいなね。
そう思っている方がいれば、鉄のキッチンってあるじゃないですか。
だから、ちょっとずつ錆びがうっすら出てきて、渋みが増すみたいな。
最初は綺麗な黒い、鉄の色した鉄だったけども、
だんだんそういう池おじ的な渋さが出るみたいな。
そんなことをしたいとなると、造作キッチンオススメなんですよね。
だから、なんでもはできないんですよ。収納ばっちりみたいな。
シンクはめちゃめちゃ洗いやすいとか、そんなことはできないんですけど、
見た目、そういう風な、例えばカタログに載ってない材料を使ってみたい。
大変ですけど、キッチンの台、木でやりたいみたいな。
ちゃんとキッチン使ったら拭くから、腐っちゃうんでね。
トップのところ、トップっていうのはキッチンの一番上の部分を
調理したりするところですね。
そういうところは、やっぱり水がすぐビシャビシャになっているので、
木は使えないんですよね。使えないと使いにくいんですよね。
すぐ腐っちゃうんで。
なので、木を使ってもいいんですけど、ちゃんと拭いてればもちろんそれはいいんですけど、
それ使いたい。手間も惜しまないみたいな。
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でも、そんなキッチン、素敵だから。っていうのなら、全然アリなんですよね。
そういう、なんでもできるっていうのが、造作キッチンの魅力で、
今は、うちもね、オープンキッチンなんですよね。
アイランドで、リビングとダイニングと、キッチン、
部屋の方ね。キッチンが板になっている部屋なので、
もう、めちゃくちゃよく見えるんですよ。
アイランドなんで、ドドンと、壁にくっついてないんで、
存在感があるんですね。部屋で。
そうなった時に、部屋の空間のデザインと合わせて、
キッチンもデザインしたかったんで、造作キッチンを選んだんですけど、
自分で作っておいて、あれですけどね。やっぱ、かっこいいですよね。
やっぱ、この脇製キッチンにはない、かっこよさっていうのがあるので、
皆さんもおすすめのところで、キッチンがよく見えるところは、
そういったものを、造作キッチンをおすすめしますね。
反対に、キッチン、調理する部屋、部屋としてのキッチンが、
例えば、部屋に独立してあって、
ライニングとか、ご飯食べるところとか、リビングとかと離れてると、
別の壁で区切られてる場合、あんまりキッチンが見えない場合っていうのは、
もしかしたら、メーカーのね、既成のキッチンの方がいいかもしれないですね。
それで言うと、もちろんこだわりがあればね、
おしゃれなキッチンをデザインするなら、もちろん違いますけど、
とにかく、例えばスペースが限られているから、収納をしっかりしたいとか、
さっきみたいに洗い物とか、キッチンに立つ時間を少しでも短くしたい場合っていうのは、
メーカーのキッチンの方が優れてますしね。
なのでね、やっぱり選ぶときはね、場所。
まずは、よく見える場所にあるのかないのか。
よく見える場所にあるときに、どこまで見た目にこだわりを持つのか。
そういうこだわりがあれば、造作キッチン、超おすすめです。
反対に、機能的に早く調理を終わらせたいとかね、
家事の時間を少しでも短くしたい場合は、
メーカーさんの方が本当によく考えられているので、おすすめですね。
それ以外のところはね、
ネットに出ている情報は、当たっているところは結構あるので、参考にしながら。
個人的には、今日お話ししたところで、
メーカーにするか、造作にするか、考えてみてもらったらいいかなと思います。
今日は造作キッチンの魅力について、
ありがとうございました。