1. こちら邑南町観光協会
  2. ep3. 空き家を資源と捉えなお..
2024-05-25 29:06

ep3. 空き家を資源と捉えなおす、おおなんDIY木の学校・森田一平さん(前編)

邑南町の羽須美(はすみ)地区を中心に、自然素材によるDIYを学ぶ講座「おおなんDIY木の学校」に携わる森田一平さんにお話を伺いました。


▶️おおなんDIY木の学校

https://wood-school.com/


▶️チームの仲間を募集しています!(地域おこし協力隊[観光マネージャー])

⁠https://www.town.ohnan.lg.jp/www/contents/1707954644487/index.html⁠

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島根県の”じゃないほう”こと邑南町(おおなんちょう)の観光協会とゆかいな仲間たちが、一般的な観光地とはちょっと違った角度から、邑南町の魅力的な人や知恵を掘り起こしにいく、とってもゆるいラジオです。

X(旧Twitter)やってます。もっと知りたいことや感想など、こちらからお寄せください👉 ⁠@chiehori_ohnan

サマリー

大南町観光協会の番組には、大南DIY機能学校の森田一平さんがゲストとして登場しています。大南DIY機能学校は空き家の活用と関係人口づくりを目的とし、自然素材によるDIY教室を提供しています。広島や浅南区出身者が多く参加し、特に女性の参加者が多いことが分かっています。DIY機能学校の舞台としてアキアを活用し、空き家再生を推進している森田一平さんの取り組みについて語られています。

大南DIY機能学校の始まり
こちら、大南町観光協会。
この番組は、島根県のじゃない方こと、大南町の観光協会と美海の仲間たちが、一般的な観光地とはちょっと違った角度から、大南町の魅力的な人や知恵を掘り起こす、とってもゆるいラジオです。
第3回のラジオです。
自己紹介から。
観光チームの、今日のメンバーの自己紹介をお願いします。
急に式が始めた。
それは岩澤さんからじゃないですか。
大南町役場地域未来館の岩澤です。観光チームやってます。今日もよろしくお願いします。
デザイナーの安田です。よろしくお願いします。
私は何かわからないけど、観光チームの中尾です。よろしくお願いします。
そして今日はゲストをお迎えしています。
飲み会の場所を提供している森田です。
ありがとうございます。
お願いします。
森田さんはいろんなことをやっておられて、アスナを中心にいろいろされているんですけど、
今日は大南DIY機能学校のことを聞きたいなと思っています。
大南DIY機能学校の事務局森田さんです。
大南DIY機能学校のことを聞いていきます。
これはどういうものかっていうのを聞いたほうがいい?
もう何年前からになりますっけ?
2019年からやってますね。
5年目?
5年目。
もう5年目。
大南町帰ってから7年も経ってしまったので。
あれまだ7年くらいだね。
もともとは松江です。
大南町出身で松江で仕事してました。
7年前にインターンしてきました。
帰ってきて3年目からスタート。
企画はもっと前からやられてたんですっけ?
2017年に帰ってきて、17年と18年は参考戦のことでいっぱいいっぱいだったので。
それと並行してちょっとずつ準備をして、
2019年から。
いっぺさんもともとDIYって興味があったんですか?
DIY好きですよ。
ここの前から好きだったんですか?
松江の家のウッドデキとか、柵とか。
自分でやられて。
このDIY好きな学校はもっと伝統的な作り方とか学ぶことができると思うんですけど、
このレベルのこともやられてたんですか?
叩きとか。
やったことないです。
坂。
どうやってこの学校が生まれたんですか?
そうですね、どうやって生まれたんだろう。
初めは思いつきから?
いやいや、この木の学校のコンセプトを持っていた広島の住環境デザイン協会さんと
大南町の公園があって、その中でいろいろ会話する中で、
その住環境デザイン協会さんがDIYリフォームアドバイザーっていう民間資格制度を持っていて、
それの実地版が欲しいと。
それで大南町で僕が手を挙げたら一緒にやってくれるかっていう話からスタートした。
ちょっと補助金をいただいて、試しに2019年からやってみた。
カリキュラム作りながらやっていって、今の形に割とカッチリしたテーマが決まっていたような感じ。
その授業を作る中で、何科目にしましょうかみたいなので、
どういう授業にしましょうかって。
その時に先生はどんな人がいいかなっていうのを一緒に考えて。
その広島の大工さんとか、カエルさんとか。
カエルさんって言っても分かんない。
サカンさんのアメリカ人さん。
岡山って言うんですね。
岡山。
そういう先生たちと出会っていって、という感じですかね。
このスタイルはオーナーオリジナルでスタート?
オーナーでスタートした。
発祥ですね。
結局、DIY教室って世の中でいっぱいあるんですよ。
ホームセンターとかが結構やってたりして。
確かにあると思う。
だからこのオーナー教まで分かってもらうには、
ちょっと特色もないといけないよなっていう話とか。
そのあたりの時の僕のホットワードが関係人口だったので。
やっぱりそうなんですね。
DIY教室の特徴
なんて言うんですかね。
DIYの仲間みたいなのがうまく作れないかなみたいなことを考えながらやっておりました。
同時にこっちに空き家がいっぱいあるので、そこを教室にすると。
教室にしたらそこも直っていくし、
っていううまい制度ができないかなと思って。
そのビジョンとしては移住手順まで見るんですか?
コミュニティと関係人口と。
ただ、田舎で暮らしてみたいって思った時に、
結構家って大変なことじゃないですか。
自分でできるようになったらそういう人が来てくれるかなというのはあるかも。
でも思いっきり狙っているわけではないですけど、
結果としてそういうのが起きるかもという期待はないわけではないという感じですかね。
狙いみたいなのって、6年前と今とで変わっていくところってあったりするんですか?
新しく追加されるとか。
この授業は床の再生と土壁という説明も入れた方がいい。
そうですね。
床の再生と。
床の再生というのも畳が敷いてあるところを木の厚い板フローリング、
次のフローリングにしたり。
土壁の再生という土壁を直したり、自分で壁を作れるようになる。
土壁ですね。
それからたたきという土と石灰とにがりを100対10対1で混ぜてたたく。
コンクリートみたいな土間ができるという授業と、
作り付けキッチン、作り付け家具、自然塗装。
塗装も自然由来の塗装をやってみようということで。
この6個を基本にして、共通科目という名前にしているんですけど、
手道具のノコギリ、金槌、鉋とか、インパクトドライバーとか、
簡単な電動工具を扱って箱とかまな板とかを作れるようになるというのとセットで。
10回ぐらいの講座をやってます。
1泊2日で2万円です。
説明です。
最初はそのDIYをしたい人っていうのがどんな人だろうなと思って、
そこがちょっと移住を希望する20代30代とか、
そういった人たちが来てくれるのかなと思ってたら、
初年度からいきなり全然違う人が来て、
それはですね、初年度の80人ぐらい来たんだけど延べ。
延べ80人ぐらい来た人の6割が広島の浅南区の人だったんですよ。
6割が。
場所の属性。
浅北区も入れると5割を超えるんですよ。
大名町が広島から近いっていうのもあるんですけど、
年齢層が60代の男女。
車で1時間ちょいぐらい。
近いなと思って、そういうことだろうなと思って、
でもよく話を聞いてみると、その人たちは島根県の出身者なんですよ。
島根とか広島の山の中の出身で、
仕事をしに広島の郊外に家を建てている。
そうすると、60代70代になって広島に家をある。
中国産地の方に帰りやすいように浅北区と浅南区に住んでいる。
こっちのおじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さんが亡くなる。
ここが飽き家になるんですよ。
これを何とかしなきゃっていう。
危機感と。
危機感で時間とお金がある人。
60代の浅南区民がメインターゲットだったっていう。
やってみたら。
母さんではないんだけど、それはそれで素晴らしいことだった。
そういうことなんだなと思って。
結構その浅北区に住んでる人は、
例えば来た人は旦那さんが大南町の出身で、
奥さんが大浅の出身で、
それが広島で出会って浅南区に住んでいる。
一軒家。
こっちとこっちの両方の家が両方とも両親が亡くなって、
ここが飽き家。
3軒家持ってる。
こうなると1000万ずつ出して回収なんてなかなかできないじゃないですか。
そうするとこっちはDIYでやるみたいな。
そういう人たち。
それはすごい面白い発見だった。
男性が多いだろうなと思ってたら、
参加者の特徴とコミュニティの形成
受講者の65%が女性です。
今まで5年間。
自然素材っていうところにすごい反応してくださって。
俺あんまり男女とか言わない方なんだけど、
男性は社会でビジネスにも見れて、
すごい効率的にものを考えるような訓練をされてるんだと思うんですけど、
そんなの時間かかっていけないでしょって。
例えば土壁ならベニヤ貼れば壁できるじゃんっていう
合理的な思考ばかりするようになってるんですけど、
女性はやっぱりそういう環境に置かれてるからかどうかわからない。
やっぱり自然素材環境にとか健康にとか、
そういうふうな意識は高いかなと。
ほとんど男性かと思ってたら、
女性の方が多いっていうのが誤算というか、
全然発見だったですね。
今も?
去年は9割女性だった。
ほぼ女性だった。
カリキュラマーズと変わらず?
変わらず。
私も作りつけキッチンに行かせてもらったけど、ほとんど女性。
どうでした?
めっちゃ面白かったです。
上手に?
ざっくり。
やっぱりちょっと歪んだりとか、
あれうまくいかないねとかあるんですけど、
でもそれも含めてみんなでいろいろ考えながら、
こっちを先にやった方がいいんじゃないとか。
キッチンはその建物の中を作りつける?
実際に参加者の人とか誰かが定位を入れようとしているところとかを現場にやるから、
私が行った時はアスナショペンにキッチンを作るっていう時だったので、
その後も遊びに行った時に覗いて、
めっちゃ変わってますねとか言いながら、
その後の使われ方も見えるみたいな。
そこも狙っているというか、
携わった場所が後でまた行けるような場所になっているみたいな。
直す場所も、
実際だから公民化を回収する現場を教室にするみたいなコンセプトでやってるんですけど、
その直す家が個人の家だとパブリックさがなくなるじゃないですか。
誰かの家を直すのに僕らが手伝っているっていう話になるので。
今の制度としては、
この公民化を回収して何かやりたいと思っている、
お店とか宿とかゲストハウスとかやりたいと思っている人がいて、
材料費はその人が出してくれる。
だからあくまでやるのは大屋さんということ。
これ施工とかどこまで法的にいろいろやるか、
貸し担保保証とかいろいろ問題はあるわけですよ。
だけどそれをクリアすると言うといいかわからないですけど、
青春の方がDIYやっているところの現場を貸していただいて、
教室を開かせてもらっていて、
結果としてできるという感じの設計ですね。
だからそのお店のできる過程を一緒に作ってもらうので、
その人は出来上がったら必ずというか結構来られる。
友達を連れて、
ほらほらこの床のここの穴は私がインパクトドライバーで間違えて開かないよとか、
この壁は私が塗ってここがちょっとボコボコになってるでしょっていうのを
嬉しそうに話す感じにはなります。
実際そこでできるコミュニティみたいなのは、
やっぱり面白さというか面白そうなコミュニティができるものですか?
それがなかなか難しいんですよ。
DIYって私的なんですよね。私的。私的なんですよね。
DIY機能学校の始まり
誰かのためにみんなでDIYするっていう設計っていうのは結構難しい。
しかもそれができるのは接種の人がコミュニティの中心にあればいいけど、
そうじゃないじゃないですか、機能が。
だから僕はイメージとしてはDIYダムみたいなのができて、
いろんなところにみんなで出かけていこうみたいなのができないかなと思って、
今でも思ってるんですけど、これなかなか設計が難しいというか、
誰のためにみんな自分の時間を割くのか。
やっぱりみんな自分のことをしたいじゃないですか。
人のことをやりたいという気持ちもあっても、
それはまずは自分のことっていうことにDIYってなるんだなと思って。
そういえばDIYって書いてあるよ。
自分でやるみたいな。
これでもなんかカスな地域のためとか、
ああいうニュアンスはあんまり出さないんですか?
これね、事業が、
僕はなんていうんですかね、
大南町役場ハスミ師匠にスパイとして入っているにとっては、
大南町の看板をお借りして、
言わないようにしてたけど。
言わないようにしてたけど。
そういう気持ちでやっているときに、
大南町の中でもハスミ師匠っていうのは僕のふるさとでもあるので、
そこがなんとかなるといいなと思って、
この事業をスタートしたんですね。
だからアスナというハスミ地域をなんとかするという事業で、
役場の職員として補助金を取ってきてスタートして、
プライベートで事務局をやっている状態です。
空き家再生って地域の中では結構インパクトあることじゃないかなって思っているんですよ。
しかも今の設計でそれがお店とか、
個人住宅じゃなく携わる余地のある機能で、
マイナスがプラスになってくってすごいありがたいというかワクワクとか、
きっかけが生まれるかなと思っているんですよ。
でなるとこのDIY機能学校の舞台がそういう場所であるということに、
共感とか協力とかっていうのはあまり出さずに、
まずは私ごとの技術の磨く場みたいな感じですね。
だから来られる方は自分で自分がやりたい場所があって、
スキルを学びたいっていう人が基本じゃないですか。
空き家再生のインパクト
実家の話ですね。
それで全然いいと思うんですけど、
だからそれが副次的な効果として教室がこっちの現場なので、
その現場の施主さん、やりたい人との関係というのはできるかなと思いますね。
まだ5年ぐらいのことなので、
どういうことが起きているのかというのはちょっとまだ分析できていないですけど、
ただ結果としてはこのDIY機能学校がお手伝いするということで、
地元でチャレンジしようという人が出たのは大きかったかなと思って、
高橋道地域では渦井通信部とか、
ミッケさんとか、
ミッケさんは別の補助金をもらっていたからあれだけど、
コイサイドさんが生まれ、
アスナ書店ができた。
すごいですね、すごいですね。
だからそういう舞台というか機能学校という装置を使って、
何かやりたいと思っていた人の思いが実現するっていうのはあったかなと思います。
すごい効果。
それらを巡るのもきっと楽しいと思うんですよね。
確かに。
来るときにDIYした物件を見れるっていう。
副産物だけど、すげえ面白そう。
しかも狭い範囲にギュッと。
関わってないやつも見たい。
そうそう、見れるから。
一平さんでもこのアキア見学ツアーってやられてるんですか?
面白そうでしたっけ?面白かった?
何かそんな話されてた気がしてて。
アキアツアーはハチ撮り社っていう広島の変なカフェがあるんですけど、
そこのメンバーさんが来てくださって、
DIYの現場とか、アキアの現実とか。
何人くらい来たんですか?
あのとき結構来たよね。10人くらい。
今年度のDIY機能学校では番外編で、
アキア活用事例&借りられるアキア見学会。
これら過去の成果。
DIY機能学校でやってきたところを巡る。
うんうん、こんな風になりますよ的なところと、
ここを月3000円で借りれますよとか。
あげるって言ってます。
そういうところを巡ろうかな。
生々しいですね。アキアの生々しいところですね。
今の口場の町の中にある旅館。
昔の旅館。11部屋ある旅館が、
大宴会場が2つ取れるような、
そういう旅館が今100万円で売りにできて、
50万円なら買おうかなと思って。
もうちょっと待ってれば。
もうちょっと待ってればいけそうな。
すごいなぁ。
だからあんまり住むというよりも、
ある種この自分の、
二地域居住とか行かなくても、
ほっとくと解体されちゃうんですよ。
いい物件でも。
早速登記の義務化っていうのがあって、
もう解体ラッシュなんですよ。
そうか。
だからそこを大宴さんとかと話せる人は、
アキアっていうのは、
あなたの私的な財産かもしれないけれども、
地域にとってはみんなの財産という。
街並みの一つ。
そこに瓦があるかないかとか、
そこに人が住んでいた形跡とか。
だからすごく合理的に言えば、
ちゃんと壊して、
次の家が建つようにっていうのもあるみたいだし、
それはそれで一つは、
壊れそうな家はそうなんですけど、
活用できるものだったら活用して、
自分で手入れてみたいなことができたらいいので。
観光で、ヨーロッパ行って50万っていうのもいいんですけど、
こっちに来てアキア50万で買って、
季節ごとにこっちに来ながら家直すっていう、
そういうモデルあるのかな。
観光ツアーとかないですかね。
面白いかもね。
新しい観光ですね。
新しい観光。
新しい。
買うとなるとね、やっぱりちょっと、
みんな子供の顔が浮かんだりして。
それ言いますよね。
これ誰が相続するんだろうみたいなとこがあるけど。
デザインの面白さってありますか。
僕はデザイン全然わからない。
作る面白さっていう感じですか。
そうですね。
DIYの面白さって。
DIYの面白さ。
アキア活用事例&借りられるアキア見学会
デザインができたらめっちゃ面白くなりますよね、多分。
よく言えば、機能便。
確かに。それはそうですよね。
暮らしやすく便利になるんですね。
でもやっぱり、
例えば土壁とかもいいんですよ。
付き合って悪いイメージがあるんだけど、
まず自然の素材でできてるっていう。
竹と縄と泥でできてる。
これ壊れても、
これよく講師のカエルさんが言ってるんだけど、
日本の家屋っていうのは地震が多いから、
軸組みで壁を土壁にすることで、
地震が来た時に、
土壁は揺れのエネルギーを自ら吸収して崩壊することによって
軸を守ってるんだみたいなことを、
坂田さんが言うんですけど、
価格的にどうかわかんないけど、
そういうことかなと。
土壁って落ちるんですよ。
落ちたけど本当は水を混ぜてねってやったら、
元に戻るわけじゃないですか。
そういうことを考えると、
すごい素敵なことだなとは思います。
技術はほとんどイコールかもしれないけど、
そこの理由とか、
ストーリーと言うとちょっと違いますけど、
技術的な理由みたいなところが
持ってくると全然、
面白さが違いそうな感じですよね。
やっぱり今の人たちって、
自分で家をするっていうところから
どんどん遠ざかってるじゃないですか。
業者さんが建てて完成したものを
使うっていうことになるので、
僕を扱ったことがないんですよ。
僕です。
次回に続きます。
29:06

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