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2025-03-05 33:18

ep120 プレゼンやイベントの準備の仕方あれこれ

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コロナ禍があけてリアル開催が増えているイベントや、イベントで話すときに欠かせないプレゼン資料の準備などについて語りました。1990年代を代表する技術エバンジェリスト「ガイ・カワサキ氏」の名前も

プレゼンするとき、スクリプトは準備する?

時間管理が厳密なものはリハーサルをしっかりやると、おのずとしゃべることは固まってくる

5分とか短いプレゼンの方がむしろ難しい

スタートアップのピッチ時間がどんどん短縮(15分→5分)5分でもきっちり内容がまとまってノウハウが詰め込まれている

2001年9月11日にガイ・カワサキのピッチレクチャーを受講

ガイ・カワサキのレクチャー内容:文字サイズ、背景色、文字色、フォント、話し方

及川流プレゼンは1スライド3-4分

写真と少量のテキスト vs 文字情報を多く含むスライド。講演者側の視点から考えると…

プレゼン資料の提出期限(1週間前 vs ギリギリでも良し)によってプレゼンの出来が変わることも

スポンサーとの兼ね合いで、登壇者に「宣伝しないで」とお願いするイベント運営者

アメリカのイベント集客はLinkedInを使う

ハイブリッドのイベントは減り、対面イベントを重視(後で編集した動画を共有)

日本は夜のエンジニア向けの対面の勉強会は集客に苦労している印象

ニューヨークの1月はマイナス12度にもなるのでイベントに来る人が減る


テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家
自己紹介エピソード ep1, ep2

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋
自己紹介エピソード ep52

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス
自己紹介エピソード ep53

Official X: @x_crossing_
https://x-crossing.com

サマリー

このエピソードでは、プレゼンテーションやイベントの準備に関する様々な工夫や経験が語られています。特に、スクリプトの用意やスライドの作成に関する考え方、登壇時の緊張感についての意見が中心となっています。イベントの準備においては、スライドの情報量や見せ方が参加者に与える影響について議論します。また、資料提出のタイミングや内容に関する運営側の期待と、スピーカーの実際の準備過程とのズレが重要なテーマとして浮かび上がります。さらに、インパーソンイベントの増加やオンラインイベントの人気についても触れられています。ニューヨークでの寒い気候が参加率に与える影響についての話も含まれます。

プレゼンテーションの準備
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせるおしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
Takuya Oikawa
おはようございます。及川卓也です。
イベント登壇が続いておりまして、今日も午後、イベント登壇が一つあります。
いろんな会社のプロダクト開発の支援をしております。
Nobuhiro Seki
おはようございます。関信浩です。
ニューヨークでスタートアップ投資をしております。
及川さんと似ていて、最近はですね、自分でやっているイベントに登壇することもありまして、先々週は久しぶりに英語で1時間ぐらいしゃべりました。
Takuya Oikawa
すごい。
Nobuhiro Seki
よろしくお願いします。
本日は上野美香さん、初めてのお休みの回になりました。
Takuya Oikawa
珍しいですよね。
Nobuhiro Seki
話は別途、美香さんが出てきたら、舞台を話してもらいましょう。
Takuya Oikawa
英語で1時間のスピーチ、最近全然やってないですね。
Nobuhiro Seki
僕も、しゃべる機会はもちろん普段からしゃべってるんですけど、わざわざスピーチする機会ってあんまりなくて、5分とか10分とか聞かれてしゃべったりするのはあったんですけど、
久しぶりにプレゼンのピッチも作って、それに沿ってしゃべるみたいなことをしたんですけれども、
スライドを作ってる時間が一番めんどくさくて、しゃべる時間になっちゃうと、結局40分なり何なりで終わりじゃないですか。その時間だけだからもういいんですけど、
準備してるのが久しぶりだったんで、めんどくさいなーみたいなことを思ったりしたんですけど。
スクリプトの重要性
Takuya Oikawa
関さん、日本語でも英語でもそうかもしれないですけど、スクリプトは結構しっかり用意する方ですか?
Nobuhiro Seki
スクリプトは用意しないんですよ。理由はスクリプトがあると緊張したんです。
フォローして言わなきゃいけないと思った瞬間に結構ダメで、最初の時って僕苦手なのは話すこと決まってても、話すこと決まってるから逆に上手くできない。
人がしゃべってるところに合図打つような気持ちで入ると全然平気なんですけど、だからスクリプトっていうかそれぞれ、もちろんスライドコーデで話す内容はだいたい決まっていて、
リハーサルの時はもちろん最初つまんないように、画面出てきたら何を一言目しゃべるかは決まってるんですけど、それ以上やっとくとそれに覆われて、
まさに上手く出てこなくなっちゃう時があるんで、なるべく固めないようにしてますね。
Takuya Oikawa
そうですね。私なんかイベントによって違うんですけれど、スクリプトしっかり書いて、スピーカーノートみたいなやつに入れておいて、それを基本読むみたいなことは同じくほとんどしたことがなくて、
ただ時間管理をしっかりしなきゃいけないやつだと何回かリハーサルするんで、結局そこでしゃべることってだいたい固まって、
なので読んではいないけれども、ほぼほぼリハーサルとかでやって何度も繰り返しているフレーズを言うような感じのことはあったりしますね。
Nobuhiro Seki
多分ほぼ同じだと思うんですよ。やっぱり片目で話すと本当にメタメタになることがたまにあるじゃないですか。時間もめちゃくちゃになっちゃうし。
ただやっぱり読むっていう瞬間に、僕すごい逆に緊張しちゃうんですよね。その通り読まなきゃいけない、脅迫関連なのかどうかわかんないですけど。
昔は逆だったんですけど、最近やっぱり聴取の人がいて、聴取の人に向かって話す人を変えながらしゃべったりするわけじゃないですか。
それしてると落ち着くんですけど、頭の中でも実際にスクリプトもそうですけど、読むものが出てきちゃうとその瞬間にそれに追われたみたいな感じになってリラックスできないっていう、そういうのが大きいですね。
昔、やっぱり慣れてない頃はやっぱりある程度、読んでた理由っていうのはやっぱり時間通り終わらせようというか、時間の中に最大限入れようと思うと、やっぱりスクリプト作ってスクリプト通り読まないと、ほんのちょっと抜かすと時間がちょっと伸びちゃったりするじゃないですか。
時間が決まってる、特に当時はピッチコンテストみたいなやつに出たんですけど、最初から時間が決まってて、超えるとダメだから、自分がしゃべれるマキスマムスピードで、ボキャバラリーも自分がしゃべりやすいやつにしないとすぐ足りなくなっちゃうんで、それはそういうのをやりましたけど。
Takuya Oikawa
そうなんですよね。僕、短いやつのほうが難しいですね。5分とかで話してくださいっていうのとか、結構帰って緊張するかもしれないですね。
Nobuhiro Seki
でもやっぱり最近、僕もスタートアップのピッチを聞くのが仕事に近いじゃないですか。僕がピッチコンテストに出た頃って、15分とかあったんですよ、スタートアップのプレゼンテーション。
聴取者との関係
Nobuhiro Seki
それがすぐ10分になって、5分になって、今って5分もしない間に、ほとんど聞きたいことをきっちりしゃべれる人がすごく多くてですね、ある意味すごいびっくりします。もちろん必要があって順番にやらなきゃいけないと。
ある程度10分くらいになるんですけど、やっぱりうまく作ってあって、5分くらいで必要なこと全部しゃべりきれるみたいな人がかなり多いですね。
ノンネイティブスピーカーでもそうだから、やっぱり短くしてそれになれるってやると、やっぱりそれなりのものがちゃんと作れていて、そこにノウハウとかすごい詰め込まれてるんだなってすごい思いましたね。
Takuya Oikawa
それは最近特にそういう傾向があるんですかね。どうしてみんなうまくなったんだろう。
Nobuhiro Seki
スタートアップ増えてきて、短く言え短く言えってなってて、ただ基本のフォーマットってあんま変わってなくて、僕の時もまさにガイ・川崎だったんですけど。
僕実際ガイ・川崎の授業を受けたことあるんですよ、一回。
それは2001年9月11日。まさに9・11の日にロンドンで受けたんですけど、ポロンドビジネススクールに2001年の夏にアントレプレダンシップサマースクールに行っていて、
一回8月で期間が終わったんですけど、9月11日に彼の授業があって、少しヘルプをしてくれて、
翌日からロンドンの投資家に向けてピッチするっていう、そういう日程だったんですよ、最後。
彼が来て、もう全然昔と変わらなくて、来てくれて話を聞いて。
彼は次はドイツに何か用事があるとかつって、そのまま空港に行っちゃったんですね。
で、昼ぐらいだったんで、彼が出てきた後にCNNとかテレビを、ロンドンビジネススクールの受付に大きなモニターがあってCNNが流れてるんで、
それを見に行こうとしたら、クラスメイトの一人が、飛行機がぶつかってるぜみたいな感じで、フランス人の友達が飛行機の格好をしながら帰ってきたんですよ。
その時はまだ全然シリアスじゃなくて、行ってみたら、ワールドレースセンターから煙が出てるんですね。
小型飛行機がぶつかったのかなと思って、でもロンドンもやっぱり重視系の人がすごく多いんで、クラスメイトの仲間も2割ぐらいいたんですね。
彼らはマジでヤバそうだってことで、ガンガン電話始まって、連絡がつかないみたいな話になってた。
で、みんなで見つけたら、2期目がぶつかったんですよ。2期目の時は生だったんですけど、本当に起きてんだみたいな話になって。
そしたら飛行機飛ばなくなって、外川崎に帰ってきたんですよ。3時間ぐらいしてから。空港も封鎖されてて、どこにも行けないみたいな感じで帰ってきて。
話が全く予想じゃない方向に行ったと思うんですけど、それが僕が外川崎にそのピッチのコーチを受けた日の思い出なんです。
Takuya Oikawa
911の話はまた知りたいところがあるけれども、外川崎の授業ってどんな感じだったんですか?
Nobuhiro Seki
外川崎のプレゼンテーションを見てもらったおかげで、文字がすごいでかいじゃないですか。とにかくあんまり大きく書いてなくて、
とにかくそのとき何ポイントか忘れましたけど、何ポイント以下のフォントを使うという感じでメッセージを砕けるという感じで、
バックグラウンドはこの色で文字はこの色みたいな感じで、これが一番サイコロジカルに一番フィットするんだとかですね。
そういう話をしていて、彼はそういうことを言ってくれて、こんなふうにこういうふうにしゃべればいいんだよみたいな話をしてくれたっていう記憶がある。
なるほど。それ今活かしてます?
結構活かしてますね。やっぱりそのときのやつを使って自分のピッチもちょっと変えて、
結局その後1年間ぐらいひたすら英語、まだ当時英語はそんなに得意じゃなかったので、とにかく練習するっていうところで、
やっぱりそれを思い出しながらやってるとやっぱりその1年間がすごい大きいんで、やっぱりそのときの自分に身についたことってその後20年経っても全部じゃないですけど、
普段は意識しないけどやっぱり出てきますね。
Takuya Oikawa
そういうのを聞きながら今日午後にあるイベントのスライドを思い出して、文字サイズちっちゃいなとかと思ったりして。
Nobuhiro Seki
日本語だと特に文字がいっぱい入ってるやつが多いっていうのもあって、
日本語で作ったやつとかを英語に切り替えみたいにすると、もうトランスレーションしても全然入り切ればいいから結局もう英語で作るときって全く作りだましみたいになっちゃうことが多くて、
英語のやつを日本語にするほうが簡単ですね。日本語のやっぱり一つの文字の文字情報が多いから。
Takuya Oikawa
ただあれじゃないですか。英語を日本語訳したら基本は文字数は増えますよね。
Nobuhiro Seki
ひらがなに開いちゃうと増えちゃうんで、うまく漢字を使うみたいな感じになりますよね。
そうするとだんだん黒い部分が多いプレゼンになっていくっていうパターンですけどね。
まさに台湾とか香港の新聞がもう墨だらけみたいな感じになります。
どうですか?プレゼンの資料とかって、講演のときって、例えばどういう考えたことありますか?1分に1枚とか。
よくあるじゃないですか、枚数を。これは守ってるっていうか、これ気にしてる?
Takuya Oikawa
僕は結構、なんだろう。それこそ本当に一瞬見して次に切り替えてみたいなことをやることも多いんですが、
一方で一つのスライドでそれなりにじっくり説明することもあったりするので、まちまちですね。
全部が全部そうじゃないんですけれど、情報量ボーンと多すぎる。要はなんだろう。
スライドって本来ならばドキュメントにしてないのにスライドにしてるような資料ってあるじゃないですか。
その資料をそのまま投影するようなこともあるじゃないですか。あれは基本してないんですよ。
要はどこの説明してるかわかんなくなっちゃうしっていうのがあるので、基本それはしないようにしているので、どんなに長くても1スライド4分ぐらいかな。
普通は2、3分って言われてるんですよね、1スライドにつき。
僕さっき言ったみたいに、一瞬で次にめくってみたいなこともあるんで、本当に5秒とか10秒でどんどんめくっちゃうときもありましたね。
Nobuhiro Seki
僕も基本は1枚詰め込むのを減らすと、逆に1分ぐらいで次のスライドに行っちゃうみたいなことも多いんで、僕は割と1分に1枚みたいな感じですね。
その代わり1枚の文字量を減らすみたいな感じにはしてます。
やっぱりあとはインパーソンっていうか、聴取の人がいるケースってどのくらい見えてるかわからないじゃないですか、スライドが。
オンラインだとある程度どのくらい見えるのかっていうのが読めるから、オンラインのほうが実はスライドを読ませるやつって多くなりやすいかなって。
Takuya Oikawa
そう思いますね。だから手元で見れるんで、ピッチが小さいやつでも大丈夫だなっていうふうに思えるし、
ただ普通に投影して後ろのほうからって考えたときには文字は書いてあっても読めなくてもいいような文字を入れておくような感じですね。
Nobuhiro Seki
最近わからないですけど、やっぱり僕が日本にいた頃って、それこそ解読させるようなすごい結構文字がいっぱい詰まってるようなスライドって結構多いじゃないですか。
そうするとやっぱり読み始めちゃうと全然人の言ってること聞こえなくなっちゃうんで。
だからあの辺で結構どういうふうにプレゼンテーションを作るかとか、会社で教えてるって言い方変ですけど、
なんかあんまりそういうこと気にしてないというかいうのも多いし、あとは資料として後からコピーをもらうっていうかっていうようなことをもう初めから前提にしていて、
スライド作成の重要性
Nobuhiro Seki
なんかあんまり喋ってるときに見やすいような形ってあんまりされてないことも結構多いかなっていうのはちょっと思ったりしますね。
Takuya Oikawa
そうなんですよね。結構イベントによってはそれこそフォントサイズはこれ以上にしてくださいってきつく言われるやつもあるんですよ。
で一方、なんか私昔本当に写真にボーンと真ん中に文字がボーンと出て、あとは全部口頭で説明するみたいな感じのことをすることも多いんですけれど、
そんなに多くはなかったけど、たまにアンケートとかの回答でスライドにもう少し情報を入れてほしかったみたいなことを言われることが多いんですよね。
Nobuhiro Seki
それは結構言われますね。
Takuya Oikawa
やっぱり自分でもちょっと思うのが、話だけで進めてしまうと聞き取れなかったり、もしくはきちんと理解しきれなかったりっていうのがあるので、今でもあれじゃないですか。
動画でやっぱり字幕が入ってる方がいいっていうやつは、そのとおりで重要なところでやっぱりそれを入れた方がいいのかなと思うことはあるんですが、それを言い出しちゃうとほぼ話し内容全部入っちゃうようなことにもなりかねないしっていうところがあるんですよね。
今話しながら思ったんだけれど、なんかボンと結構インパクトのある画像とかイラストとかでポイントだけ書いてっていうふうにしてしゃべるっていうのが望ましいなと自分でも思うんだけれども、何を話すか自分自身がわかんなくなっちゃうことがあって、それこそ本当はスピーカーノートに入れときゃいいかもしれないんですけど、基本的にスピーカーノートを出しながらしゃべるのってなんか好きじゃなかったりして、
最初の2人話した通りなんですよね。それがあって、別に全部セリフっていうかスクリプトを書き込んでおいてその通り読み上げるんじゃなく、ポイントポイント書いときゃいいんだけれど、そもそもパワーポイントにしてもGoogleスライドにしても、スピーカーノートを見ながら画面構成、投影するのと手元にあるやつが違うってやるじゃないですか。
あれが好きじゃないんですよね。たまに設定によって戸惑いじゃないですか。ミラーリングが一番無難じゃないですか。その投影がうまくいかなくて、それで少し時間取っちゃってとかっていうのが、そのためにリハがあるんだと思うんですけれど、
そこで戸惑うのがめんどくさいから、この内容大丈夫ですよっていう感じで、ミラーリングでスライドの方だけ見てしゃべるっていうふうにしちゃっている。もしくはそれをやるのが好きなんで、そうすると自分用のヒントとして少し文字を入れといちゃうっていうのがあるかなと思いましたね。
Nobuhiro Seki
確かにそれはありますよね。このスライドは何をしゃべるのかっていう。最初のファーストフレーズは頭にパッと出てくるように作っておかないと、いざという時困りますよね。実際あれこれ何しゃべるんだっけってなる時あるじゃないですか。
特にギリギリで順番変えたりとかしてると。だからまだカジュアルなやつだったらそれでもいいんだけど、やっぱり普通に聴取に向かってやってるやつでそれやると、聴取側がそれで笑ってくれればいいんですけど、シーンとかして待ってたりするとすごい気まずくなりますよね。
資料提出と運営側の期待
Takuya Oikawa
そうなんですよね。あとあれだな。資料提出が1週間前とか10日前とかなってる時あるじゃないですか。
Nobuhiro Seki
ありますね。結構早めにですね。
Takuya Oikawa
で、出すんですけど、そうすると当日1週間前に出した内容も忘れてるんで、結構次何書いたってこれどういう話の展開するんだったっけっていうのがあって、イベント運営側からすると早めに出してほしいっていうのはその通りなんで、ちゃんとそれを守るようにはしてるんですけれど、しゃべる側からすると実はギリギリまでスライド作りしていた方がいい講演になることは多いなって自分は感じてるんですよね。
Nobuhiro Seki
僕もそうですけど、やっぱりそれこそ当日に行ってその時の雰囲気で変えたりとかってしません?
Takuya Oikawa
ありますあります。
Nobuhiro Seki
なんか結構思ってる人と違う客層が来てるとか、直前に話した内容とかってのをやっぱり入れたいじゃないですか、頭に。
ただやっぱりそれって、確かに運営してるサイドからすると不安は不安なんですよ。
僕も最近運営する側も結構多いんで、運営する側からすると、それこそこの前ちょっとやったイベントだと結構登壇者が多くて、登壇に慣れてないと思わしき人の名前とかが登壇者にバイネームに入ってたときに、その人はちょっと実は早めの締め切りを設定したりとか。
この人はOKで、前日でOKですという人と、この人は週末を超える前にもらって、最悪週末に直してもらおうと思って、週末の前の締め切り設定。
実際見てちょっとこれスライド多すぎますとか、最初の2枚くらいいらないんでカットしてくださいとか言っちゃったりとかっていうのはちょっとあって、でもそうしないと全体がうまくならないと思うとやっぱりそういうのをしたいじゃないですか。
だから早めにもらう気持ちはよくわかるっていうのもありますよね。
Takuya Oikawa
この間出たイベント名は言いませんけれども、それはちゃんと理由があったんですよね。やっぱりコンプライアンス的な問題になるような内容がないかのチェックっていうのがあるのと、もう一つは協賛を募ってて、スポンサー用にセッションは用意しているんですね。
結構あるじゃないですか、そういうところって。
そうするとスポンサーじゃないスピーカーがガンガン宣伝しまくってもらったら、スポンサーは何のために協賛してるんだって形になっちゃうんでっていうところがあるから、宣伝集を、宣伝をできるだけなくしてくださいと。
会社の紹介とか、一瞬入るのは構わないですよっていう感じだけれども、ガッツリと我々は採用してますとか、そういうの入れられたら困るっていうのがあって、そのチェックも兼ねてっていうので資料を持って出してくださいっていう感じだったんですよね。それはすごい理解できましたね。
Nobuhiro Seki
気持ち的には理解できますね。ただ、協賛の人のプレゼンテーションが宣伝集が高いと、聞いてる側って宣伝の枠だってわかっちゃうじゃないですか。だから、協賛して宣伝のときも宣伝集を抜こう抜こうと思って喋ることが多いのかなと思ってたんですけど、やっぱりそういうわけでもないんですかね。
宣伝とコンプライアンスの考慮
Takuya Oikawa
いや、そうだと思いますよ。実際そういうの持ち帰ったら運営側からもアドバイスするかもしれないし、結構やっぱり出る側もそれはわかってるんで、そもそも宣伝だけするんじゃなくて、内容として面白くて、ぜひそれで何か持ち帰ってほしいけれども、ちゃんと自社の何とかを宣伝したいっていうのがあるっていう感じにはなってる。
ウェブとか雑誌とかもそうですけど、タイアップ広告みたいな感じですよね。だからああいうのもちゃんと記事として非常に読みごたえがあるけれども、どっかの会社の宣伝であるっていう感じの、そういったものじゃないかなと思いますね。
Nobuhiro Seki
ただその話で言うと、タイアップ広告みたいなやつってステマにならないようにちゃんとPRですとか、入れましょうとかっていうのはかなり徹底してますよね、この10年ぐらいというか。
イベントのやつやってると、イベントも当然共産枠のイベントのスピーチのセッションってあるんですけど、共産ってしないでくださいって言ってくると結構多いですね。
で、あとは共産って言わないでくださいから始まって、ツアーとステマに近いんですけど、あとはそもそもスポンサーとは共産ってすると社内の決済が通らないんで、違う要件でお金を徴収して、
その枠を買ってませんっていうようにいろんなことをしたい。もしくは会社自身も枠を買って喋るのやめてくれみたいな。なんかそういうのもあるみたいで、
それってタイアップ広告みたいにもう完全に広告だってわかってるものだったらいいんですけど、やっぱりプレスメント広告に近い感じになってくるわけじゃないですか。
どこまでが、例えばパネルディスカッションの一人だけその実は枠を買ってる人がいたときに、その人だけその枠を買ってますって同盟一致するんだみたいな。
いうのもあったりするんで、なんかその辺は本当にイベントの場合は結構難しいなっていうかですね。
多分アメリカだともしかしたら厳密にそれもルールがあったりするのかもしれないけど、多分まだそこまで一般的にはそこにメクセラ立てるみたいになってないと思うんで、
実際にはまだその辺で、これって実は共産党で喋ってるよねみたいな感じのやつって、
オーディエンスから見てると、もしかしてみたいなやつがあってもちょっとグレーなやつとかってあるんだろうなと思って見てますけどね、多分ね。
それがいけないって話だったらまたそれはしょうがないって話ですけど、
オンラインでやってると結構そこがもう少しこれは広告枠だよね、だからちゃんと言わなきゃいけないよねっていうのは多分もう少ししやすいと思うんですけど、CMとかと一緒。
でもやっぱり普通の番組の中でも、例えばなんとかに取り上げられる、あるコーナーに取り上げられるテレとかのビジネス系の番組とかの枠に取り上げられるとかっていうのも、
PR会社がすごい働きかけて、そういう枠を取ってあげますみたいな。もちろん取ってあげますって保証はできないんだけど、
ありとあらゆる骨を使って取りますっていうのがあって、成功報酬型ですみたいなそういうメニューとかを見たこともあってですね。
それも本当にどこまで枠なのかって本当にボーダーは結構難しいなと思いますけど。
Takuya Oikawa
まあでもテレ東のビジネス系のやつもいい例だと思うんですけど、ぶっちゃけ聞いたり見る側からすれば面白くて参考になればいいんですよね。
Nobuhiro Seki
ただやっぱり限られたリソースの枠を押されるかどうかっていうのが、いくらいいコンテンツを持っても押さえられないってなるじゃないですか。
逆にね、どうでもいいようなものが流れることもあるわけじゃないですかね。それは別に編集コンテンツもなかなか難しいなっていう。
運営側になるといつも思いますね。
Takuya Oikawa
関さん、米国とかでイベントやるとき、集客ってどうやってるんですか。
Nobuhiro Seki
それはね、いい質問なんですけど、最近はアメリカにいるとビジネス系のカンファレンスなんで、リンクトインが結構聞きますね。
リンクトインであるって、広告じゃなくてリンクトインでタグ入れたりとかしたりとか。
やっぱり最初、まさに聞きたいような内容のやつだと、見た人がすぐ反応したりリポストしたりする。
そうすると割とすぐに広がるんで。
例えばイベントの告知とかをすると、すぐにリンクトインでインプレッション1000超えましたみたいなやつがパッと返ってくる感じになって。
どうでもいい話だとそんなに増えない。ある程度は皆さん、この内容に興味を持ってるんですねっていう。
Takuya Oikawa
そういう部分にうまくイベントできてるのかなと思うんですけど。
あともう一個聞きたいのが、米国の方ってオンラインイベント、ハイブリッドイベント、インパーソンのイベント、今、ちょっと難しいかもしれないけど比率ってどのくらいなんですか。
Nobuhiro Seki
それは本当に難しいですね。ハイブリッドは減ったかなって感じがします。運営が大変なんですよね。
だからやっぱり、わざわざインパーソンでやるっていうのはそれなりの価値がある。集まることに価値もあるし。
あとインパーソンでやるときってその後の日本でいう名刺交換とか交流みたいなのがすごい重視されてるってこともあって。
やっぱりそれが多いかなと思うんです。
オンラインのやつってみんなの集中度も低いじゃないですか。流れで見てる人も多いし、何か話しかけるとか呼びかけてもやっぱりレスポンスがないみたいなことも多いんで。
だからやっぱりそういう意味で言うと、リアルインパーソンでやって、でもそれを一応ビデオで撮っておいて、本当にそれ見たいって人用にちょっと編集して後から流すっていう感じなのかなと思います。
あとはもう本当にインタラクティブにできますよっていう。内容だけじゃなくて内容に合わせて質疑応答の時間を結構用意するとかいう感じにはなってます。
だいたい僕もやっぱり自分でもオンラインのやつだと、ちょっと他の用事があると他の用事に優先して、どうせこれ後からビデオをシェアしてくれるだろうなと思うとやっぱりそうなっちゃうんですね。
イベントの準備とトレンド
Takuya Oikawa
そうですね。日本だとインパーソンのイベント、だいぶそっちも増えてきてるんですね、当たり前のように。
昼とかでエンタープライズ向けのやつとかはそれなりに以前と同じように集まってるようなイメージなんですけれど、夜とかにエンジニア向けの勉強会みたいなやつとかって、やっぱりオンラインでやるのも未だにたくさんあったりするから、インパーソンだと、著名のやつはともかくとして、そうじゃないやつは結構集客に苦労してるっぽいところがあるなと思うんですよね。
Nobuhiro Seki
勉強会は、特にエンジニアの勉強会のやつって、やっぱりよりオンラインに対する抵抗感がないっていうか、オンラインの方がやりやすいみたいなものも内容的にはあるからなのかもしれないんですけど、
でもそれはもしかしたら日本とアメリカの差なのかもしれないんですけど、やっぱりこっちは夕方のやつ。テックのやつでもネットワーキングが中心になるので、人はやっぱり来ますね。
ただやっぱりこっちだと遅い時間にはあんまりならないんですよ。夕方5時とか5時半くらいから始まって、7時、7時半に終わる。そこからは完全に交流のみで、残れる人は残るけどみんな必要に。メインの目的の人は帰っちゃうみたいな。
Takuya Oikawa
そうですね。そうかと思うと、エンジニアは会社にもよるけれど、リモートでっていうのが未だに許されている人たちも多くて、そうなると勉強会だけは出てくるかっていうふうにはならないのかなって思いましたね。
Nobuhiro Seki
僕もエンジニアじゃないけどリモートの家からが多いんですけど、逆に言うと夕方に着替えて5時半、6時のイベントだけに行くみたいなことは結構多いですね、一日特に。
こっちは木曜日が多いんですよ。だから日本の金曜の朝と木曜の夕方ってあんまりやったことないと思うんですけど、まさにこの時間って結構イベントが多くて。1、2、3が寒いんで暑くないんですよ、イベントがね。
Takuya Oikawa
それはわかるなぁ。日本はそういうのって意識されてるのかなぁ。わかんないけど、やっぱり夜とかもう出たくないですからね。
Nobuhiro Seki
やっぱり出たい出たくないじゃなくて、久しぶりに行こうとしてもニューヨーク、僕が来て2度目のすごい寒い冬なんですけど、普通にマイナス10度ぐらいになると、もう出たくないんですよね、ほんとね。
実際集めても人があんまり来ないっていうのがあるみたいで。来るよ来るよって言ってもやっぱり当日になるとめんどくさくて来ないみたいな。
この前やったイベントは150人という想定でやって、220人ぐらい。
Takuya Oikawa
レジストレーションがあって。
Nobuhiro Seki
レジストレーションがあって。当日ちょっとうまく数えられなかったんですけど、150ぐらい来たんですね。
結構な人が出張で来たんですよ。西海岸とかボストンから人が結構出張で来たんです。
その人たちって、わざわざ出ないってことは許されないんで、その人たちが底上げしたんですけど、ニューヨークの地元の人はやっぱり出席率低かったですね。
その日マイナス12度とかになってすごい寒かったんで。
Takuya Oikawa
ニューヨークってマイナス12度とかになるんですね。
Nobuhiro Seki
で、晴れてたりする。だいたい晴れてるんですよ、寒い日って。
だからそれで人が来なくてどうなるかと思ったんですけど、ベースの出張の人たちがいたおかげで席は一応ちゃんと埋まったんですけど、若干地元の人が少ない感じになってしまって、ちょっと申し訳なかったなって感じがします。
なるほど。
という感じで、プレゼンの話。割とプレゼントイベントの話って感じですね。
Takuya Oikawa
ちょっとグダグダな感じだったけど。
ニューヨークの気候と参加率
Nobuhiro Seki
インターネットもグダグダだからいいんですけど。
Takuya Oikawa
この間メッセンジャーでお二人に話したけれど、いつもXクロスに聞いてますって人と名刺交換して、
昔あるじゃないですか、ツイッターと会えていますけど、
一生懸命その当時はガンガンくだらないことたくさん書いてて、自分で投稿してるにも関わらずツイッター見てますって言われたら、え、見ないでとか。
Nobuhiro Seki
恥ずかしいと思いますよね。
Takuya Oikawa
Xクロスも聞いてますって言われて嬉しかったけれど、何か参考になることとかって話してるのかなとかって、事実系のイベントだったから思っちゃいましたけど、
今日のもどうなんだろう、参考になるとこなんかあるのかなという感じでしたね。
Nobuhiro Seki
でもまあね、人となりを知るとビジネスの内容もより入ってくるみたいなところはあると思うんで、そういうのに生かされてると信じましょう。
Takuya Oikawa
はい、そうですね。
Nobuhiro Seki
はい、ということで、今回は上野美香さんいない回で、ちょっと俺も孫つきましたけど、なんとかテクニカルディフィカリティーズも克服して、収録を終えることができました。
はい、どうもありがとうございます。
33:18

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