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2025-08-28 09:04

FUJIFILM X-E5がX-E4から受け継いだもの、そして超えたもの。その進化...

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FUJIFILM X-E4を愛する私たちは、その後継機に何を求めたのでしょうか? そして本日8月28日に発売されたX-E5は、その期待にどう応えてくれたのでしょうか。今回のエピソードでは、X-E5がX-E4から「受け継いだもの」と、劇的な進化を遂げた「超えたもの」を、じっくりと紐解いていきます。

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👨‍💻 About Me

ハタモトです。
カメラのある毎日を、ずっと楽しめますように。
Xシリーズと歩んできた“ふつうの写真好き”が、写真の楽しさや日々の気づきをおしゃべりしています。2014年からの愛用者、4,000人のXユーザー仲間が集うコミュニティも運営中。肩の力を抜いて、のんびり聴きに来てくださいね。

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#FUJIFILM #XE5 #XE4

サマリー

富士フイルムX-E4への愛情と、その後に登場したX-E5の進化について語られています。X-E5は撮影体験を根本から変える機能を搭載し、フォトグラファーに新たな選択肢を提供しています。

X-E4への愛と苦悩
カメラのある暮らし、ハタモトです。
一台のカメラを愛した私たちの声が、次のカメラをどう変えたのか。
今回はそんな物語をお話しします。
主役は、2025年8月に登場した富士フイルムX-E5です。
この話をするには、まず私たちが愛した、そしてある意味で私たちを悩ませたカメラ、X-E4について語らなければなりません。
2021年に登場した富士フイルムX-E4は、一台のカメラであると同時に一つの思想でした。
レンジファインダーの美学を、その骨格だけになるまで削ぎ落とす。
グリップさえも取り払われた、完全にフラットな板のようなボディ。
その清いまでのミニマリズムは、私たちの一部を熱狂させ、同時にそのあまりのストイックさに戸惑わせもしました。
もちろん、そのストイックなデザインは多くの妥協点もない方をしていました。
いくつかのダイヤルやスイッチは削ぎ落とされ、操作性は決して万人受けではなかったかもしれません。
でもその不便ささえも一枚の写真と向き合うための儀式として受け入れ、愛したのが私たちX-E4ユーザーだったのです。
ただ、X-E4という清い哲学を愛する一方で、私たちはフォトグラファーとして常に「もっと」を求めてしまう生き物です。
夕暮れの街角、カフェの薄暗い光、三脚を立てるほどではないけれど手ぶれが怖い。
そんな時、このボディにほんの少しの魔法、手ぶれ補正さえあればと何度願ったことでしょうか。
愛用のXF35mmF1.4を装着した日には、この美しいレンズをもう少しだけしっかりとホールドしたいと感じる。
そして目の前を駆け抜ける子供やペットにレンズを向けた時には、一瞬の表情を逃さない、さらに喰らいつくようなオートフォーカスへの渇望が生まれました。
これらはX-E4の不満ではなかった。
X-E4がくれた撮影の楽しさが私たちをより欲張りにさせ、新たな表現への扉を叩かせました。
そして私たちの願いを知っていたかのように、X-E5が登場しました。
X-E5の進化と可能性
それは単なる後継機ではなく、私たちの声に対する富士フイルムからの明確なアンサーでした。
まず撮影体験の根幹を揺るがす進化から。
なんといってもシリーズ初となる5軸最大7.0段のボディ内手ブレ補正を搭載。
もう夜が怖くない。
そして心臓部には、フラッグシップ機であるX-T5譲りの4020万画素センサーと高速なX-Processor 5。
この圧倒的な解像度は、大胆なトリミングを可能にするだけではなく、
常用ISO感度125の実現、豊かな解像を持つ10bit HEIF記録、
そして高画素を活かしたデジタルテレコンバーターといった画質の根幹に関わる恩恵をもたらしてくれました。
オートフォーカスも新次元へ。
AIによる被写体検出AFは、動物や鳥、乗り物などを自動で追尾してくれます。
次に操作性と所有欲を満たす進化。
私たちの手に馴染むように、X-E4では削ぎ落とされたフロントグリップとリアコマンドダイヤルが復活しました。
そしてボディ天面には1枚のアルミから削り出されたトッププレートを採用。
このひんやりとした金属の質感が本当に所有欲を満たしてくれます。
さらにカメラの前面にはGFXシリーズにも似たカスタマイズ可能なフロントコントロールレバーが新設され、操作の自由度も高まっています。
最後にプロの領域に迫るパフォーマンス。
1/180,000秒の電子シャッターは真夏の日差しの下でもNDフィルターなしで大口径レンズが使えますし、
カードスロットは高速なUHS-IIに対応して連写のストレスからも解放されます。
動画も内部記録で6.2K/30p 4:2:2 10bitというもう私には使いこなせないくらいのスペックです。
ただ、X-E5、単に私たちの願いを叶えてくれただけのカメラではありません。
その進化の過程で新たな個性と私たちファンとの新しい対話のテーマを携えてきました。
その象徴が天面に鎮座する窓付きのフィルムシミュレーションダイヤル。
クラシックカメラのような美しいデザイン、本当に素晴らしい。
でも一部のレビューでは操作性の課題も指摘されています。
これは効率だけではない撮影のプロセスそのものを楽しんで欲しいという富士フィルムからの新たな問いかけなのかもしれません。
そしてこの進化にはトレードオフも存在します。
アルミ削り出しのボディや手ブレ補正ユニットの搭載は、
X-E4の約364gから約445gへと重量増をもたらしました。
また背面モニターの解像度が約162万ドットから約104万ドットへと変更されている点も正直に触れておくべきでしょう。
これらは明確な意思と目的のために何かを選び取り、何かを割り切るという、
より成熟したプロダクトとしての性格を持っていることの証明なんだと思います。
ここまでX-E5の物語を紐解いてきました。
X-E5の登場は、X-E4の価値を過去のものにするのではありません。
むしろ私たちの選択肢をより豊かにしてくれました。
絶対的なミニマリズムと形態性を貫くならX-E4、
コンパクトさは維持しつつ、あらゆるシーンに最高の画質で応えたいならX-E5、
どちらも正解であり、フォトグラファーのスタイルに寄り添う2つの最高の相棒が揃ったということです。
もしあなたがX-E4ユーザーで手ブレ補正の欠如に一度でも表現の限界を感じたことがあるのであれば、
X-E5は間違いなくその答えになります。
そしてこれから富士フイルムの世界へ飛び込むあなたへ、
もしレンジファインダースタイルに惹かれるのであれば、
X-E5、特に新しいレンズキット、これは最も完成された最高の出発点の一つです。
今日お話ししたこの物語、そして私が話しきれなかったすべての情報はnote記事にもまとめています。
初心者にもわかりやすい用語解説コラムもありますので、ぜひ一度読んでみてください。
このエピソードの概要欄にリンクを貼っておきます。
ぜひあなたの意見もコメント欄で聞かせてください。
ここまでお聴きくださりありがとうございました。
カメラのある暮らし、ハタモトでした。
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