フィードバックの重要性
本日のテーマはこちら。フィードバック失敗談。
はい。今回はね、どっちかっていうと、原稿に対するフィードバックのね、フィードバックする側の視点ですね。
もしかすると、聞いてらっしゃる方としては、失敗談ということなんでね、編集者さんのフィードバック、ちょっと微妙だったなとかさ、なんか腑に落ちないなって思うことってあると思うんですよ。
そういう時に、編集者ってなんか、もしかすると、その編集者の側も、これちょっと上手く伝わってないかなとかね、思ってるんじゃないかと思うんですよ。
あるいはさ、ライターさん同士でもちょっと原稿を見合うとか、あるかもしれないじゃないですか。そういう時でも、なんか伝わってないなとかね、もしかすると経験しているライターさんもね、いらっしゃるかもしれないんですけど。
今回はですね、我々ライターも編集の仕事も両方やっているので、フィードバックする側の視点として失敗の体験談をしつつ、じゃあどうすればよかったのかな、みたいなのをちょっと反省会的に話してみたいなという回でございます。
そうだよね、フィードバックってする側として話をして、テキストでだいたい送るんだけどさ、送った後で反応がなかったりとか、あれ?フィードバックしたけど次の日直ってないなっていう時に、直してくれなかったっていう思いよりも、あれ?自分の伝え方がまずかったかなみたいな、フィードバックの自分が失敗したかなって思う気持ちもすごいあるじゃない。
ライターとしてだけ活動していると、やっぱり自分が悪いのかな、編集さんどう思っているのかな、みたいなすごいモヤモヤしたから、今日は編集側の視点でフィードバック。こんな時、実はこっち側も下側も失敗したって思っていることがあるんだよ、みたいなことを伝えられたらなっていう気持ちもちょっとあるのでね、その辺り話していきましょうか。
この番組はプロライターの思考力が身につくオンラインスクールあなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。ライターの本音第254回です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
はい、改めましてこんにちは。株式会社ヤスカの土屋奈々です。
フリーライターの斎藤美知子です。
編集者ライターの私たちが本音で語り合っていきます。
さて、今回はフィードバック失敗談ということでね、冒頭でも話をしたんですけど、フィードバックする側の視点として失敗したことある?みたいな話をしていこうかなと思うんですけど、失敗したことあります?
そうそう、ありますよそれは。というかね、今回はどっちかっていうと、私編集多分苦手なんです。で、フィードバックするたびになんならフィードバック失敗してるぐらいの感じです。
でも奈々さん、そうするたびに全部失敗してるみたいなんで、本当にライターさんに迷惑かけてるんだけどさ、でも奈々さんの方が多分ね、その辺上手になってらっしゃると思うから、私とかね、どうすればよかったのか聞きたいんですよ。
あー、なるほどなるほど。でもさ、フィードバック失敗はさ、あるじゃん。あれ上手く伝わらなかったな、そうそう。なんかこう、よくやるのはワードとかさ、Googleのドキュメントとかで、コメントのところにここはこういう意図で書いてますとか、
なんかこう、私がやるのはその、公正入れて赤で直したところがわかるようにさ、こうなっていくのがあるじゃん。ワードの公越機能みたいなね。公正、公越機能とかを入れてわかるようにした上で、さらにそこになんで直したのかがわかりづらい場所にはさ、こうピーってやってコメントって言って、ここはこういう意図があって直しました。
を書くようにはしてるんだけど、それでも文章の表現の仕方、ルール、決まったルール、例えばたり、たり、たり、つなげるとか、そういうのとかは多分すって伝わりやすいんだけど、なんとなくこうさ、全体を通して見たときに、
なんかここはこういう意図があるから、こっちの文章の方が伝わりやすいですよ、みたいな。
あー、なるほど、なるほど。
修正したときに伝えるのすごい難しいなっていうのを持ってて、結構フィードバックそこで間違えて、なんかこう、いや、こういうつもりだったんですけどって戻ってきて、
あー、言われちゃうのか。
そう、ごめんって思ったり、いや、そうだったのか、でもそれでもやっぱりこっちの方が伝わりやすいんだけどなって思ったりとかっていう、ライターさんからフィードバックのフィードバックをもらうみたいなときに、あ、ちょっと失敗したなって思うことあるよね。
なるほどね、文章表現の部分って、どこまでが好みなのかっていうか、それともタリタリみたいなルールのことは違うじゃないですか、だからね、失敗というかすれ違いというか、なんか伝わりきらないというか、どうやって伝われなかったんだろうっていうのはね、あるよね、ありますよね。
すごいある、なんかもうできればフィードバックせずにスッと提出したらいいぐらいに思うけど、まあでもね、長くその後も続いていく案件だったらやっぱりこう伝えていかないとね、ブラッシュアップしていかれないなと思うと伝えるけどね、なんかこう、なるべく修正だから理由をはっきり言えるものしか修正しないようにはしてる。
ここは、なぜ変えたのかといったらこういう理由がありますって、それをフィードバックとして伝えられるものだけ直すっていう形にしてるけど、いやいやいやいや、なんかね、受け入れてくれない方もいるしね、中には、フィードバックを。
たしかにね、でもさ、ちょっと話戻りますけど、だからそういう本当に、やっぱり理由をちゃんと論理的に説明できるところだけ直すはちょっとフィードバックを失敗しないための基本かもしれないよね。だからそれこそライターさん目線で考えると、もしこれが論理的じゃないと思ったら言ってほしい感はあるかもね。
そうそうそう。そうなの。なんかこう、納得できないとか、え、なんでこれこうなったのかがわからないなと思ったらもう聞いてほしい。
そうですね。
フィードバックの工夫
そうそうそう。でその、なんて言うんですかね、多分論理的に伝える伝え方はもう多分正論みたいな感じだとダメなんだよね。きっと心を傷つけちゃうから、きっと。
なんかフィードバックっていうことで言うと、ライターから少し外れるけど、私が昔アルバイトをしていた緑色のエプロンをつけるコーヒー屋さんでアルバイトしていたことがあるんだけど、某カフェで、その当時ね、もう20年くらい前だけどさ、その当時学んだフィードバックの仕方が、まずいいところを伝えなさいと。
なるほどなるほど。
でその上で、直さなきゃならないところを言うっていう、そのなんかこう、直さなきゃいけないところばっか言うんじゃないみたいなのを教えてもらったのね。
それは今も身についてて、すごい気をつけるようにしている。だからフィードバックを伝えるときも、なんかこう何?ワード上で入れるコメントって基本的にはここをこう直しましたとか、ここはこういう意図がありますとかって入れていくんだけど、なんかさらにプラスで、それを送るときにメッセージの中に、なんかここが素晴らしかったですとか、ここすごい良かったですっていうのを言った上で、
もっと上手く、もっとブラッシュアップするには、ここに気をつけていただくといいかもしれませんみたいな伝え方は気をつけてはいる。
なるほどね。そうか、一瞬上げて落とすことにならないかと思ったら最初だけ褒めるっていうと、そうじゃなくて褒めておいて、プラスアルファでより良くするっていう言い方をするんだね。すごいそれは勉強になりますね。
そういう言い方はするようにはしてるけど、どうなんだろうね。それでもやっぱり、あれ?って思われるときもやっぱりあるから、それはこちら側のフィールバックの仕方も悪かったのかなと思うし、次に直ってなかったりとか、
直ってないって言い方もあれだけど、また同じミスが発生したときに、また同じミスしてるよっていうよりは、前回私の伝え方どうだったかなって、そこが失敗になるじゃん。
そういうときにもらえたとしても、また同じことしちゃったって思うのもそうだけど、言われたこと分かんねえな、これ何言ってんだろうって思ったら、何言ってるか分かりませんって言ったらこっち傷つくけどさ、ここの意図がちょっと分かりづらいですとか、こう理解したんだけど、それで言ってることあってますかとかっていう風に、
フィードバック返しをしてもらえたらすごいありがたいと私は思ってる。
いやーそうそう、分かります分かります。でさ、やっぱ今、傷つけないように、ちゃんと先に褒めてみたいな、もう一個傷つけ、だからさっきもちょっとあった、フィードバックを受け入れるときに、ちょっと傷つきやすいタイプのというか、言い方によって方いらっしゃる、だから今その対処の一つとして、先に褒めてプラスアルファというみたいなのがあるじゃん。
もう一個私が注意してるのが、これはね、私が講師、今ちょっとお休みしてるけど、講師やってる、ヨスカがやってる、株式会社ヨスカがやってる、アンダーナライターキャリア講座の添削でちょっとやったのが、アイメッセージっていうんですかね、私はこっちの方がより読者が読みやすいと思いますっていう、なんか正論みたいに言わないっていうと、なんかちょっと、なんていうか、
難しいけどね、それお前の主観じゃんって言われないようにも気をつける必要はあるけど、なんかそこ、人を見てなのかもしれないですけど、でも私はなんか、マイルドにするためにそれを言うことはあるかもしれない。
あるよね、アイメッセージ、なんか子育てでもないアイメッセージ、私はこうしてほしいって子供に言うとかっていうのも、なんかいろんなとこでアイメッセージ使えるけど、そうだよね、でもなんかさ、文章って難しいよね、アイメッセージで伝えたらさ、完全に主観やんってなるじゃん。
いや、そうなんだよね。
いや、主観っていうか、でもこっちだと思うぜ、どう考えても、この記事の。記事にはほら、意図があったりするわけじゃん。なんで、ターゲットがいて、どういう人に読んでほしくて、読んだ後にどういう気持ちになってほしいかみたいな、クライアントワークにはそれが必ずつきものだけど、そこが見えてない文章とかだと、やっぱね、
まとめはこうした方がいいと思うけれど、思うけれど、それは私が思っているんであって。
だからさ、それの、私発展系をやったことがある。これとこれ、比較して読んでみて、あなたどっちが読みやすいと思いますかって聞いてみるっていうのもやったことある。
なるほど、手が込んでる。
とか、あと、またこれも添削とかでやってたあれなんですけど、なんだっけな、すごくここのパラグラフ、情報の整理とか、要は情報が整理されてねえよってことなんだけど、すごく大変だったんじゃないでしょうか。苦労されましたよねっていう。
共感。
そうそうそう、苦労されたと思うんです。で、例えばヒントなんですけど、こうやってやったら、もっと今後整理しやすいと思うので、こういう見出しの付け方とかでやってみると、やりやすいですよみたいな、相手をねぎらうみたいな。
あなたも書きづらかったでしょうね、通じることもあったかな、添削の場合は。
あるね、あるね。やるやる。なんかさ、真っ赤感になっちゃった原稿とか、もうその真っ赤感見せない。もう見せない。真っ赤感になったら私は見せないようにしてる。
だって別に真っ赤感にはなっちゃったけど、基本大筋が問題なければそれは見せずに、なんかもう今回の記事もしかして書きづらかったんじゃないですかって、私も使ってたそれ。やってるかも。
やっぱ定番なんだ、それある程度。
フィードバックの課題
書きづらかったじゃないですかって、すごい黒の跡が見えましたみたいなことを言って、ピックアップしたとこだけ伝えるみたいな。こういうのはこうしたほうがいい、こういうのはこうしたほうがいい。
他まあ細かい点も修正しましたが、おおむね大丈夫ですみたいな。そう、真っ赤かだけどね。
まあ、今その真っ赤かみたいな話で、いわゆるテキストベースのフィードバックについてここまで話したじゃないですか。もう口頭で伝えちゃうとかも、場合というかそういうのができる場合はありだよね、多分。
全然ありだと思う。テキストだと伝わりにくいのはどうしたってあるから、我々テキスト扱ってるプロの仕事って一応言ってるけどさ、それでもやっぱりテキストじゃ伝わりきれないものがあるっていうのもわかるじゃん。
そんなん全然あるから、やっぱりそういうのはお電話、でも電話はね、電話は苦手な人が多いのよ。
まあそりゃそうですね。そりゃそうだね。
どっちかって言ったらオンラインミーティングのほうがハードルが低いのかなと思うから、本当に伝えたいなってことがあるときにはオンラインミーティングで、
オンラインミーティングするときはどっちかっていうと、こっちからフィードバックを伝えたいっていうときよりは、お話聞きたいですみたいな。もしかしたら困ってませんかみたいな。
そうじゃね。
感じで、こっちが聞き役だよみたいな。話してって言って、つないで伝えたいことを言うみたいな。
なるほどね。それはいいですね。こっちが聞くよみたいなの、さっきも大変じゃありませんでしたかみたいな感じのパターンだよね。
たぶんすごく意図と全然それちゃってたら、たぶんどこかで何かのすれ違いが起こってるから、
どこがすれ違っちゃったのかなとか、右行くはずが真っ直ぐ行っちゃったよみたいなのが、どこで起点が生まれたのかなっていうのを探るのはオンラインミーティングで話して、
そこで認識間違いが発生したんですね、ズレが発生したんですね、みたいなのがわかりやすいから、そこを探るために原稿苦しくなかったですか、書くとき、
まとめるの大変じゃなかったんですかって、お話聞きたいんでオンラインでつなぎませんかって言って、探って探って探って、これだーみたいなの見つけて、
同じ方向向きましょうみたいな感じで持っていくかな、そうだよね。
さあ最後すごい、たぶん時間的にこれ最後だと思うんですけど、どうすればよかったんだっていうのがあって、これはね、結構半年くらいかけて一冊の冊子作るみたいな、
法的な自治体の発行する、私は講師兼編集者みたいな、ライターさんというよりもどっちかっていうと市民の方が講座で、
私の講義を受けてそれを加えて文章を書いてくるから、それが何重にも伝わってないんだなって私は心配するわけ、
あれするわけですけど、後悔するわけですけど、なんかね、自治体の広報誌なので、個別のね、例えば生活薬のこういうことを取り組んでいる会社がいますみたいなのをいっぱいいっぱいいっぱい書いて、
それが自治体の冊子なので、特定のをね、取材するとかだったらいいですけど、こういうサービスがありますとかね、そういうのはあまりそぐわないので、中立性に欠けてしまう可能性があるのでっていうのを紙でも口頭でも伝えると。
でも、その場では直るんだよ。その場ではそこの部分は直るんだけど、また次似たようなところがあったら直る。
あとは、なんかね、結構真面目な方で、今こう政府はこういうことをやっていますみたいな、政策のことをばーっと調べて書いてくれるんだけど、いっぱいの方が見る広報誌だよね。
ちょっともしかしたら難しいかもしれないですね。書いてわかりましたって言うんだけど直したらまたどんどん難しくなっていくみたいな。話しても、口頭でも、その方が多分そういう話が好きだからどうしても引っ張られちゃうと思う。
なんかナナさんだったらさ、どうしますそれ。いきなりすごい難題突きつけられてるけど、どうしたらよいんだろうね。でもさ、ほら、さっきも言ったけど私たちライターってクライアントワークであることがわかってるからさ、その広報誌として発行するものが、誰がターゲットでどういうテーマで、自治体がどうしたくてそれを発行するのかっていうことを考えて、じゃあテーマはこうだよねとかさ、
こういうまとめ方だよねとかっていうのがわかるけど、多分わかんないけど、受講者たちは自分が書きたくできてると、その視点がさ、ごっそり抜けるとそうなっていくのかなって。だから言われると、それはそうですよねって思うんだけど、またなんか自分が書きたいから、書きたいこと書きたいことってやっていくと、
なんだろうね、受講の講義、講座のテーマがちょっとわからないからあれだけど、そういう時間が必要なのかもね。書く、その媒体に載せるということはみたいな。
あ、なるほどね。でもやっぱりさ、ちょっと前に奈々さんも言ってたけど、結局やっぱりそのターゲットがいて、読者がいて、クライアントがいて、その目的があってだったら、こっちのほうがより適切だよねっていうのをフィードバックするみたいな話があったから、そこは何て言うんだろう、ルール?そのたりたり文章のルールほどじゃないけど、割としっかりしてるから、そこは粘り強く、みたいな話なんですかね。
そうなのかな、なんかもうちょっとわからないけどね、その講義がどうとかはわからないけど、結局そこなのかなって、主観かなって私たちが迷うフィードバック、失敗したなっていうフィードバックのときって、だいたいそのターゲットがどうとか、そこに掲載する先のサイトがどういう方向を目指してるとか、そこが見えてない原稿に対するフィードバックのときに主観って感じちゃう。
フィードバック間違えてライターさん怒らせちゃったり、いやそうじゃない、みたいなことがあるのかなとは思うから、フィードバックも失敗して成長していくのでね、する側も、違うなって思ったら言ってほしい、それにつきます。
リスナーの体験共有
【森】こちらのポッドキャスターの投稿もね、リスナーの方の投稿も募集してますので、たぶん聞いてらっしゃる方、編集者よりもきっとライターの方多いと思うので、なんかこういうフィードバックちょっとモヤモヤして、納得できなかったとか、逆にこういうふうに編集者さんとすり合わせしたら、意外と編集者さんも怒ってなかったし、こっちの怒りも収まった、みたいな経験がありましたら、ぜひ投稿フォームからお寄せいただけると参考に嬉しいですね。
【森】ほんとありがとうございます。みなさんよろしくお願いします。
【茅】今回こんな感じですかね。
【森】そうですね。ありがとうございました。それでは、来週の金曜日にまたお会いしましょう。さようなら。
【茅】さようなら。