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2023-03-16 03:58

#350 対話はなんのため?

5回に1回別の話。楽しいことは良いことだ。誰も喧嘩はしたくない。でも決まらなかったらどうするの?
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対話は何のため、という話です。5回に1回、シミポタとは離れた話もさせていただいていますが、ファシリテーションとか、対話ワークショップとか、そういうのがよくあるんですけど、
対話は何のためにあるのかということを、ちょっと考えてしまったりしているわけですよね。
新型コロナの感染拡大によって、コミュニケーションというのが、今までのやり方が変わってきたというのは事実でございまして、
人と人とが会うということを制限されるということを経験した中で、リモートが発展していったり、違うコミュニケーションの方法を考えていくわけでございますけれども、
やっぱり直接会って対話する、話をするということの回数が減っていくと、理解はどうしても進まないというか、影響がするんですね。
かたや、最新にいったファシリテーションとか対話ワークショップというのは、対話を楽しみましょう、対話を活性化していきましょうということを促していくものじゃないかなと思うんですけど、
こういう言われ方もしませんか。対話しているのは楽しいんですけど、楽しいということを基本にしていっていると、結局何も解決しないと。
相手の言っていることを、そうですね、本当そうですよね、よくわかりますよって、否定もせず、肯定もせず。
じゃあそれで物事が決まるのかというと、決まらなかったりするわけでですね。
対話は楽しい、ファシリテーション、ファシリテータが入ると対話が弾む、対話ワークショップでいろんな人の意見を聞けましたことは大事なのかもしれないけど、
じゃあそれで何が決まるの、何が変わるの、次どう動くのといったときに、それでは物足りないということも聞かれたりします。
皆さんどう思われますか。物事を決めるのは対話ではなくて議論という風に言う方もいらっしゃいますけれども、議論をするということの前に対話があって、
その対話をすることによって、議論というのは結局誰かが言った意見を突き詰めていって、それでいいのかどうかということで、ある意味妥協なんかもあるのかもわからないですけど、
決定するということが議論だと思うので、何かに落とし所を探すときに対話というワンクッションがないと、これはただの喧嘩ということになるわけですよね。
対話をしているからこそ、相手の思っていることが分かったり、相手の立場が分かったり、理解できたり、自分のありのままのことを言えたりという関係性を作るのが対話。
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その上に議論があって物事が決まっていくというような構造ちゃうんかなと思ったりしているわけですが。
その対話がすごく少なくなってしまうと、やっぱり物事も決まらなくなるし、楽しさもなくなってくる。
楽しく活動ができて、楽しく関係性を作って、その上で戦うところは戦って、物事が決まっていって進んでいくということになっちゃうかなと思うんですが、
皆さんどう思いますか。ぜひご意見聞かせていただけたらと思います。
気がつくと350回目のポッドキャストでした。
今日も聞いていただいてありがとうございます。
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